JP2012243045A - 板金工程作業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 仕分け工程等の板金工程上にある加工済み板材における多数の部品板材の中から、作業者が作業すべき部品板材を認識したり、どのような部品板材がどのように配置されているかを現物として認識することが容易に行える板金工程作業支援システムを提供する。
【解決手段】 板材加工機3により、複数の部品板材wを、例えば繋がり状態に切り抜き加工した加工済み板材W0を取り扱う板金工程において、作業者による仕分け作業の支援を行うシステムである。板金工程の定められた位置にある加工済み板材W0上に投影を行う投影機6を設ける。加工済み板材W0についての情報を、マークMの読み取り等で入手するカメラ等による板材情報入手手段7を設ける。この入手した情報をベータベース9と照合して、加工済み板材W0の各部品板材wを区別する情報となる投影画像Gを生成し、投影機6により部品板材w上に投影させる投影画像付与手段8を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、パンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機により、素材板材から複数の部品板材を切り抜き加工した加工済み板材を取り扱う仕分け作業等の板金工程において、作業者による作業の支援を行う板金工程作業支援システム並びにこのシステムを備えた作業支援システム付き板金工程設備に関する。
従来、板材加工機による板材の切り抜き加工後の仕分け作業では、素材上に複数割り付けられた部品板材の配置図と現物とを見ながら、帳票の割り当てと次工程への部品板材の運搬を行っている。
なお、板金加工における加工済みの孔の有無検査で、板材上に検査用に映像を投影する方法(特許文献1)や、板金加工を行うために、加工形状映像を板金上に投影することが提案されている。
特開平3−111150号公報 特許第4400189号公報
従来は、上記のように、部品の配置図の描かれた紙と現物となる加工済み板材の各部品板材とを照合しながら、各部品板材を仕分けして次工程へ送っている。部品板材は、1枚の加工済み板材に、例えば十数枚ないし数十枚程度と、多数設けられる場合もある。そのため、加工済み板材の複数の部品板材から、次に所定の仕分け先への仕分け作業を行うべき部品板材がどれであるかを作業者が認識したり、また多数ある各部品板材が何であって何処に仕分けすべきかを認識したりするのに、効率が悪く、手間と時間がかかっている。具体例を示すと、1つの箱に組み立てられるようなセットとなる部品板材を、セット毎に仕分け先へ纏めて配置する場合、現物の加工済み板材における多数枚ある中のどの部品板材が互いに1セットになるかを認識するのに、配置図との照合では困難な場合がある。
この発明の目的は、板金工程上にある加工済み板材における多数の部品板材の中から、作業者が作業すべき部品板材を認識したり、どのような部品板材がどのように配置されているかを現物として認識することが容易に行える板金工程作業支援システムを提供することである。
この発明の他の目的は、現物の加工済み板材を見て個々の部品板材の識別情報や、仕分け先情報が、作業者による目視によって即座に認識できるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、部品板材に対して投影画像を生成するにつき、加工済み板材を特定してその加工済み板材の各部品板材についての情報を得るまでの処理が容易に行えるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、板金工程上にある加工済み板材における多数の部品板材を仕分けるにつき、どのような部品板材がどのように配置されているかを現物として認識することが容易に行える作業支援システム付き板金工程設備を提供することである。
この発明の板金工程作業支援システムは、板材加工機(3)により、素材板材(W)から複数の部品板材(w)を、それぞれ切り抜き加工した加工済み板材(W0)を取り扱う板金工程において、作業者による作業の支援を行う板金工程作業支援システム(2)であって、
前記板金工程の定められた位置にある加工済み板材(W0)上に投影を行う投影機(6)と、
前記板金工程上の加工済み板材(W0)についての情報を入手する板材情報入手手段(7)と、
この板材情報入手手段(7)で入手した情報に基づき、加工済み板材(W0)の各部品板材(w)を区別する情報となる投影画像(G)を生成して前記投影機(6)により前記部品板材(w)上または前記部品板材(w)の近傍に投影させる投影画像付与手段(8)とを備える。
上記投影画像(G)は、英数字等の文字の列や記号であっても良く、また単に投影位置を認識させるだけの画像、例えば単なる円形等の単純形状の画像や、あるいは加工済み板材(W0)上の特定領域につき、他の箇所と濃淡や色を異ならせた画像であっても良い。
なお、上記「加工済み板材(W0)」は、板材加工機(3)により、素材板材(W)から複数の部品板材(w)を、それぞれ外周の一部で繋がった状態に切り抜き加工したものと、素材板材(W)から複数の部品板材(w)を、それぞれ外周が完全に切り離された状態に切り抜き加工し、素材板材(W)に対する各部品板材(w)の加工前の配列状態がほぼ保たれている部品板材(w)の配列体とを含む。
この構成によると、板金工程にある現物の加工済み板材(W0)の部品板材(w)上またはその近傍に、部品板材(w)を区別する情報となる投影画像(G)が投影される。そのため作業者は、作業すべき部品板材(w)を認識したり、どのような部品板材(w)がどのように配置されているかを認識するにつき、図面等と照合することなく、現物を見るだけで認識することができる。そのため、加工済み板材(W0)の中の多数の部品板材(w)につき、目的の部品板材(w)を他の部品板材(w)と区別して現物として認識することが容易に行える。なお、前記投影画像(G)が単なる領域の濃淡であっても、それにより次に作業を行うべき部品板材(w)と他の部品板材(w)との区別が行える。
この発明において、前記投影画像付与手段(8)により投影機(6)に投影させる投影画像(G)が、個々の部品板材(w)を識別する識別情報、および個々の部品板材(w)を仕分けする仕分け先情報のいずれかまたは両方を含むものであっても良い。上記の「個々の部品板材(w)を識別する識別情報」は、部品板材(w)の一枚毎、または同一部品毎に独自に付された識別情報であり、部品番号等である。
現物の部品板材(w)またはその近傍に、個々の部品板材(w)を識別する識別情報または仕分け先情報の投影画像が示されることで、作業者により、現物を見るだけで、部品板材(w)の識別情報や仕分け先の情報を認識することができる。
この発明において、前記加工済み板材(W0)に対して付された識別情報に関連付けされてその加工済み板材(W0)の各部品板材(w)についての情報を記憶したデータベース(9)を有し、
前記板材情報入手手段(7)が、前記加工済み板材(W0)に付されたマーク(M)または前記加工済み板材(W0)と組として置かれた帳票(11)を読み取る手段であり、 前記投影画像付与手段(8)は、前記板材情報入手手段(7)で読み取った情報を前記データベース(9)と照合することで、各部品板材(w)についての情報を得て、または前記板材情報入手手段(7)で読み取った前記帳票(11)の情報から直接に、前記投影画像(G)を生成するものとしても良い。
前記加工済み板材(W0)に付されたマーク(M)は、例えば、加工済み板材(W0)に穿孔等によって直線に加工されたマーク(M)であっても、また加工済み板材(W0)に貼り付けられたバーコードやカラーコード等であっても良い。
この構成の場合、前記加工済み板材(W0)に付されたマーク(M)、または加工済み板材(W0)と組として置かれた帳票(11)を板材情報入手手段(7)によって読み取り、その読み取った情報をデータベース(9)と照合することで、各部品板材(w)についての情報を得ることができる。あるいは、その読み取った情報に部品板材(w)の情報が含まれていて、読み取った情報から部品板材(w)の情報が得られる。そのため、部品板材(w)に対して投影画像(G)を生成するにつき、加工済み板材(W0)を特定してその加工済み板材(W0)の各部品板材(w)についての情報を得るまでの処理が容易に行える。
この発明の作業支援システム付き板金工程設備は、素材板材(W)から複数の部品板材(w)を、それぞれ切り抜き加工する板材加工機(3)と、この板材加工機(3)から搬出された加工済み板材(W0)を配置する仕分け作業台(4)と、この仕分け作業台(4)の各部品板材(w)の仕分け先となる複数の部品板材載置台(5)とを有する板金工程設備(1)と、板金工程作業支援システム(2)とを備える。
前記板金工程作業支援システム(2)は、
前記仕分け作業台(4)にある加工済み板材(W0)上に投影を行う投影機(6)と、
前記仕分け作業台(4)上またはこの仕分け作業台(4)への搬入前の位置にある加工済み板材(W0)についての情報を入手する板材情報入手手段(7)と、
この板材情報入手手段(7)で入手した情報に基づき、加工済み板材(W0)の各部品板材(w)を仕分けする情報となる投影画像(G)を生成して前記投影機(6)により前記部品板材(w)上または前記部品板材(w)の近傍に投影させる投影画像付与手段(8)とを有する。
この構成の作業支援システム付き板金工程設備によると、この発明の作業支援システム(2)につき前述したと同様に、板金工程上にある加工済み板材(W0)における多数の部品板材(w)を仕分けるにつき、どのような部品板材(w)がどのように配置されているかを現物として認識することが容易に行える。
この発明の板金工程作業支援システムは、板材加工機により、素材板材から複数の部品板材をそれぞれ切り抜き加工した加工済み板材を取り扱う板金工程において、作業者による作業の支援を行う板金工程作業支援システムであって、前記板金工程の定められた位置にある加工済み板材上に投影を行う投影機と、前記板金工程上の加工済み板材についての情報を入手する板材情報入手手段と、この板材情報入手手段で入手した情報に基づき、加工済み板材の各部品板材を区別する情報となる投影画像を生成して前記投影機により前記部品板材上または前記部品板材の近傍に投影させる投影画像付与手段とを備えるため、板金工程上にある加工済み板材における多数の部品板材の中から、作業者が作業すべき部品板材を認識したり、どのような部品板材がどのように配置されているかを現物として認識することが容易に行える。
前記投影画像付与手段により投影機に投影させる投影画像が、個々の部品板材を識別する識別情報、および個々の部品板材を仕分けする仕分け先情報のいずれかまたは両方を含む場合は、現物の加工済み板材を見て個々の部品板材の識別情報や、仕分け先情報が、作業者による目視によって即座に認識できる。
前記加工済み板材に対して付された識別情報に関連付けされてその加工済み板材の各部品板材についての情報を記憶したデータベースを有し、前記板材情報入手手段が、前記加工済み板材に付されたマーク、または前記加工済み板材と組として置かれた帳票を読み取る手段であり、前記投影画像付与手段は、前記板材情報入手手段で読み取った情報を前記データベースと照合することで、各部品板材についての情報を得て、または前記板材情報入手手段で読み取った前記帳票の情報から直接に、前記投影画像を生成する場合は、部品板材に対して投影画像を生成するにつき、加工済み板材を特定してその加工済み板材の各部品板材についての情報を得るまでの処理が容易に行える。
この発明の作業支援システム付き板金工程設備は、素材板材から複数の部品板材を、それぞれ切り抜き加工する板材加工機と、この板材加工機から搬出された加工済み板材を配置する仕分け作業台と、この仕分け作業台の各部品板材の仕分け先となる複数の部品板材載置台とを有する板金工程設備と、板金工程作業支援システムとを備え、前記板金工程作業支援システムは、前記仕分け作業台にある加工済み板材上に投影を行う投影機と、前記仕分け作業台上またはこの仕分け作業台への搬入前の位置にある加工済み板材についての情報を入手する板材情報入手手段と、この板材情報入手手段で入手した情報に基づき、加工済み板材の各部品板材を仕分けする情報となる投影画像を生成して前記投影機により前記部品板材上または前記部品板材の近傍に投影させる投影画像付与手段とを有するため、板金工程上にある加工済み板材における多数の部品板材を仕分けるにつき、どのような部品板材がどのように配置されているかを現物として認識することが容易に行える。
この発明の一実施形態に係る板金工程作業支援システムの概念構成を示す説明図である。 同板金工程作業支援システムを備えた板金工程設備のローカルネットワークの説明図である。 同板金工程設備での処理の概念図である。 同板金工程設備における加工済み板材の一部の説明図である。 部品板材と投影画像の関係例を示す説明図である。 加工済み板材に設けるマークの例の説明図である。
この発明の一実施形態を図1ないし図6と共に説明する。図1に示すように、この作業支援システム付き板金工程設備は、板金工程設備1に板金工程作業支援システム2を設けてなる。板金工程設備1は、板材加工機3と、仕分け作業台4と、仕分け先となる複数の部品板材載置台5とを備える。板材加工機3と仕分け作業台4の間には搬出装置(図示せず)が設けられるが、手作業で搬送しても良い。板材加工機3は、板金または樹脂板等の素材板材Wから複数の部品板材wを切り抜き加工する機械であり、タレット式等のパンチプレス、またはレーザ加工機からなる。
板材加工機3による部品板材wの切り抜き加工は、例えば図4に加工済み板材W0の一部を示すように、各部品板材wがそれぞれ外周の一部で素材板材Wの部分に繋がった状態に行われる。同図はパンチ加工の例であり、部品板材wの周囲がパンチ加工による穴hで打ち抜かれ、穴hを未切り抜き部分aで非連続としたものである。未切り抜き部分aは、ミクロジョイント等と称される小さな部分であり、作業者により加工済み板材W0を揺する等の作業を行うことで、工具を使うことなく切断可能である。
なお、板材加工機3がレーザ加工機である場合は、各部品板材wは、外周の全体が切断されて素材板材Wから完全に切り離され、素材板材Wに対して加工前の配列状態(部品配置図の状態)に、パレット上等に並べられた形態となる。部品板材wが切り抜かれた素材板材Wの残材部分は、パレット上に部品板材wと共に並べられている場合と、パレット上に置かれない場合とがある。特許請求の範囲で言う加工済み板材は、このような部品板材wの配列体ないし群を含む意味である。
図1において、仕分け作業台4は、板材加工機3で加工された加工済み板材W0を載せ、その上で各部品板材wを周囲の素材板材Wの部分から切り離すと共に、その切り離された部品板材wを載せておく台である。仕分け作業台4は、工場の床面であっても良い。
部品板材載置台5は、仕分けされた部品板材wを、次工程や保管場所への移動のために置く台であり、台車であっても、位置固定の台や棚であっても良い。図示の例では、部品板材載置台5は手押しの台車とされ、定められた位置に停止させている。
この板金工程設備1では、板材加工機3により、素材板材Wから複数の部品板材wを前述のように外周の一部で繋がった状態に切り抜き加工し、その加工済み板材W0を仕分け作業台4上に搬送する。仕分け作業台4上の各部品板材wは、作業者により仕分けして複数の部品板材載置台5にそれぞれ搬送する。仕分けの形態は、キット別仕分けや、部品種類別仕分け、次工程別仕分けなど、いずれの形態であっても良く、定められた形態の仕分けを行う。キット別仕分けは、一つの箱体(図示せず)等を構成する複数の部品板材wを纏めて同じ部品板材載置台5に載せる仕分けである。部品種類別仕分けは、同じ形状の部品板材wを同じ部品板材載置台5上に載せる仕分けである。次工程別仕分けは、次工程となる曲げ工程や溶接工程等の工程別に、同じ部品板材載置台5に載せる仕分けである。
板金工程作業支援システム2は、上記のような加工済み板材W0を取り扱う仕分け等の板金工程において、作業者による作業を支援するシステムでなる。板金工程作業支援システム2を設置する板金工程は、仕分け工程に限らないが、この実施形態では仕分け工程を例に説明する。
この板金工程作業支援システム2は、投影機6と、板材情報入手手段7と、投影画像付与手段8と、データベース9とを備える。投影画像付与手段8は、パーソナルコンピュータおよびこれに実行されるプログラムからなる投影処理手段10に設けられる。
投影機6は、コンピュータ等で生成された画像を投影する装置であって、プロジェクタ−とも称される。投影機6は、板金工程の定められた位置にある加工済み板材W0上に、図示の例では仕分け作業台4上の加工済み板材W0の全面に投影可能なように設置されている。
板材情報入手手段7は、板金工程上の加工済み板材W0についての製造番号等の識別情報を入手する手段である。この実施形態では、板材情報入手手段7は、加工済み板材に付されたマークM、または加工済み板材W0と組として置かれた帳票11を読み取る手段であり、ウェブカメラやその他のカメラ等からなる読取機7aと、この読取機7aで読み取った情報を解読する材料情報入手部7bとでなる。前記帳票11は、加工済み板材W0の識別情報を示したものであり、作業者が目視で読み取る文字,図形等の情報と、上記識別情報を示すバーコード11aとの両方が設けられたものである。帳票11は、加工済み板材W0の加工完了後に、加工済み板材W0上の定められた位置に載せられる。マークMと帳票11とは選択的に採用される。
また、仕分け作業台4での仕分け作業では、作業指示書12が用いられ、この作業指示書12には、文字による指示内容とバーコード12aによる部品板材wの識別情報とが記述されている。上記カメラからなる読取機7aは、作業指示書12のバーコード12aを読取機7aのカメラ視野に持って来ることで、バーコード12aが読み取り可能であり、その読み取られたバーコード12aの示す情報は、前記材料情報入手部7bにより解読可能とされる。
なお、上記各バーコード11a,12aは、1次元バーコード,2次元バーコードのいずれであっても良く、またカラーコード等の識別コードをバーコード11a,12aの代わりに用いても良い。
図示の例では、読取機7aはウェブカメラであり、材料情報入手部7bは、前記コンピュータ等で生成される投影処理手段10に設けられ、読取機7aで撮影した画像を処理して、前記マークMで示される識別情報を解読する。読取機7aとなるカメラは、仕分け作業台4上の加工済み板材W0に対する定められた位置にフォーカスして、固定設置される。読取機7aは、加工済み板材W0上に置かれた帳票11のバーコード11aとマークMとの両方を撮影可能に設置することが好ましく、その場合、材料情報入手部7bは、帳票11のバーコード11aの解読と、マークMで示される識別情報の解読との両方の機能を持つものとされる。なお、加工済み板材W0に付すマークMはバーコードであっても良く、その場合、読取機7aはバーコードリーダであっても良い。また、材料情報入手部7bは読取機7aに内蔵されたものであっても良い。
この例では、マークMは、図1の中に抜き出して拡大表示したように、加工済み板材W0の定められた角部等の位置に設けた複数(例えは2つ)の穴Ma,Mbよりなる。穴Ma,Mbは、板材加工機3によって形成される。穴Ma,Mbの形状は任意であり、四角形であっても、5角形や円形であっても良く、またマーキング専用ではなく、通常のパンチ加工用の工具を用いて形成しても良い。
マークMを設ける位置は、例えば板材加工機3において素材板材Wの搬入時に素材板材端部を当接させて位置決めするエンドロケータ14に接する角部の寸法b(30mm)四方の範囲とする。
図6に拡大して例示するように、マークMを設ける位置が、上記部の30mm四方の範囲のうち、板材縁部から5mmの余白cを確保した25mm四方の範囲とし、穴Ma,Mbが5mm角の正方形であって、2個の穴Ma,Mbの配置ピッチを1mmとして任意の組み合わせで配置するとする。この場合、2つの穴Ma,Mbで表現できる組み合わせは、約95000通りとなる。
具体的に説明すると、25mm四方に5mm角を2つ、1mmの精度で配置する組み合わせの数は、441 2 であって、97,020(通り)とある。
なお、偏荷重になる組み合わせは、1,524通り、1パンチで表現できる組み合わせは441通りである。
偏荷重になる組み合わせを除いて採用するとすると、表現できる組み合わせは、
97,020−1,524+441=95,937通りである。
このように2つの穴Ma,Mbで多数の表現が可能であるため、これら2つの穴Ma,Mbで、通常に必要とされる加工済み板材W0の個別の識別のための識別情報を、上記2つの穴Ma,Mbによって表現できる。
図1において、データベース9は、加工済み板材W0に対して付された識別情報に関連付けて、その加工済み板材W0の各部品板材wについての部品番号や位置等の情報を記憶した手段である。データベース9は、図2に示すように、ローカルエリアネットワークLAの生産管理サーバ15に設けられる。ローカルエリアネットワークLAには、板金工程設備1における板材加工機1の数値制御装置(図示せず)や、板材加工機1に付設された現場端末16、板金工程作業支援システム2の前記投影処理手段10が接続され、かつ加工プログラム作成装置17が接続されている。ローカルエリアネットワークLAには、この他に事務所端末18やラインプリンタ19が接続されている。
図1において、投影処理手段10における投影画像付与手段8は、板材情報入手手段7で入手した情報に基づき、加工済み板材W0の各部品板材wを区別する情報となる投影画像Gを生成し、投影機6により部品板材w上に投影させる手段である。投影画像付与手段8は、具体的には、板材情報入手手段7で読み取った加工済み板材W0の識別情報をデータベース9と照合することで、その加工済み板材W0における各部品板材wについての情報、例えば加工済み板材W0における各部品板材wの位置および形状、並びに部品板材wの部品番号等の識別情報および仕分け先情報を得て、投影画像生成部8aにより投影画像Gを生成し、投影機6により部品板材w上に投影させる。投影画像Gは、部品板材w上に限らず、部品板材wの上辺等に沿う位置など、部品板材wの近傍に投影させても良く、また部品板材w上その近傍とに渡って投影させても良い。
投影画像Gは、個々の部品板材wを識別する識別情報、および個々の部品板材wを仕分けする仕分け先情報のいずれかまたは両方を含む。図示の例では、個々の部品板材wの部品番号からなる識別情報の画像Gaと、仕分け先情報の画像Gbとを並べて、各部品板材wの中央に投影される。これられの画像Ga,Gbは、英数字等の文字の画像である。仕分け先情報は、仕分け先となる部品板材載置台5を区別する情報であり、台車番号等からなる。
図1において、投影画像付与手段8は強調表示部8bを有していて、次の強調表示を行う。すなわち、前記画像Gが投影されている状態で、作業指示書12のバーコード12aを読取機7aのカメラ視野に持って来ることで、材料情報入手部7bによりバーコード12aの識別情報が認識されると、強調表示部8bは、その識別情報に該当する部品板材wの画像Gを、例えば他の部品板材wの画像Gよりも目立ち易い色等の画像として強調表示させる。同時に強調表示する部品板材wの枚数は、1枚であっても、複数枚であっても良い。
なお上記の例では、投影画像付与手段8は、データベース部9との照合を行うようにしたが、データベース9との照合によらずに、板材情報入手手段7で読み取った帳票11の情報から直接に、前記投影画像Gを生成するものとしても良い。その場合、帳票11に、加工済み板材W0における各部品板材wの位置、形状、識別番号、仕分け先情報等を記述して板材情報入手手段7で読み取り可能とする。
次に、加工プログラムの作成から、仕分け作業台4上での仕分けまでの一連の処理につき説明する。図3は、図2のデータベース9を含む生産管理サーバ15や、加工プログラム作成装置17および投影処理手段10等による処理の概要を示す。
図2の事務所端末18から、図3の生産情報テーブル21に生産情報を入力する(処理S1)。この生産情報は、生産する部品板材wの形状、種類、枚数、生産期間等の情報であり、帳票ファイル22を参照して入力する。
図2の加工プログラム作成装置17は、生産情報テーブル21の生産情報を基に、部品配置図(素材板材Wに部品板材wを配置した図(いわゆるネスティング配置図))を作成し、その部品配置図から加工プログラム(NCプログラム)を作成する(処理S2)。作成した各部品配置図および加工プログラムは、所定の記憶手段23,24に記憶しておく。
加工プログラムや部品配置図に番号を采番し、また番号に応じた図形で加工プログラムを追加する(処理S3)。これらの部品配置図は、加工プログラムのプログラム番号や加工順等により示される加工済み板材W0の識別情報と対応させて、データベース9に登録される。
この後、加工プログラム作成装置17またはその作成した加工プログラムの記憶手段24から、加工プログラムを板材加工機1の数値制御装置(図示せず)に転送する(処理S4)。この転送された加工プログラムに従い、板材加工機1により加工を行う(処理S5)。板材加工機1によって加工された加工済み板材W0は、搬出して仕分け作業台4上に載せる。
仕分け作業台4上では、材料情報入手手段7のカメラ等からなる読取機7aで、加工済み板材W0のマークMを読み取り(S6)、その読み取り結果となる加工済み板材W0の識別情報を、投影画像付与手段8によりデータベース9と照合し(S7)、部品配置図を投影処理手段10にロードする。投影画像付与手段8は、ロードされた部品配置図に基づき、投影画像Gを生成し(S8)、図1,図5のように、投影機6により部品板材w上に投影させる。
この後、作業指示書12のバーコード12aをカメラからなる読取機7aにより読み取らせ、バーコード12aで示す部品板材wの識別情報を認識させた場合は、そのバーコード12aに該当する部品番号等の投影画像Gを強調表示させる。この強調表示により、作業指示書12に従って仕分けすべき部品板材wが、作業者によって一目で認識できる。
この板金工程作業支援システムによると、このように、板金工程にある現物の加工済み板材W0の部品板材w上またはその近傍に、部品板材Wを区別する情報となる投影画像Gが投影される。そのため作業者は、作業すべき部品板材wを認識したり、どのような部品板材wがどのように配置されているかを認識するにつき、図面等と照合することなく、現物を見るだけで認識することができる。そのため、加工済み板材W0の中の多数の部品板材wにつき、目的の部品板材wを他の部品板材wと区別して現物として認識することが容易に行える。これにより、仕分け作業の効率化が図れる。
特に、現物の部品板材wまたはその近傍に、個々の部品板材wを識別する部品番号等の識別情報および仕分け先情報の投影画像Gが示されるため、作業者により、現物を見るだけで、部品板材wの識別情報や仕分け先の情報を認識することができる。
また、加工済み板材に付されたマークMを板材情報入手手段7によって読み取り、その読み取った情報をデータベース9と照合することで、各部品板材wについての情報を得ることができる。そのため、部品板材wに対して投影画像Gを生成するにつき、加工済み板材W0を特定してその加工済み板材W0の各部品板材wについての情報を得るまでの処理が容易に行える。
作業指示書12のバーコード12aを読み取って対応する部品板材wの画像Gを強調して表示させるようにした場合は、作業指示書12に従って作業を行うべき部品板材wを、一目で見分けることができる。
1…板金工程設備
2…板金工程作業支援システム
3…板材加工機
4…仕分け作業台
5…部品板材載置台
6…投影機
7…板材情報入手手段
7a…読取機
7b…材料情報入手部
8…投影画像付与手段
8a…投影画像生成部
8b…強調表示部
9…データベース
10…投影処理手段
11…帳票
11a…バーコード
12…作業指示書
12a…バーコード
15…生産管理サーバ
17…プログラム作成装置
a…未切り抜き部分
h…穴
G…投影画像
Ga,Gb…画像
M…マーク
Ma,Mb…穴
W…素材板材
W0…加工済み板材
w…部品板材

Claims (4)

  1. 板材加工機により、素材板材から複数の部品板材を、それぞれ切り抜き加工した加工済み板材を取り扱う板金工程において、作業者による作業の支援を行う板金工程作業支援システムであって、
    前記板金工程の定められた位置にある加工済み板材上に投影を行う投影機と、
    前記板金工程上の加工済み板材についての情報を入手する板材情報入手手段と、
    この板材情報入手手段で入手した情報に基づき、加工済み板材の各部品板材を区別する情報となる投影画像を生成して前記投影機により前記部品板材上または前記部品板材の近傍に投影させる投影画像付与手段とを備える、
    板金工程作業支援システム。
  2. 前記投影画像付与手段により投影機に投影させる投影画像が、個々の部品板材を識別する識別情報、および個々の部品板材を仕分けする仕分け先情報のいずれかまたは両方を含む請求項1記載の板金工程作業支援システム。
  3. 前記加工済み板材に対して付された識別情報に関連付けされてその加工済み板材の各部品板材についての情報を記憶したデータベースを有し、
    前記板材情報入手手段が、前記加工済み板材に付されたマーク、または前記加工済み板材と組として置かれた帳票を読み取る手段であり、
    前記投影画像付与手段は、前記板材情報入手手段で読み取った情報を前記データベースと照合することで、各部品板材についての情報を得て、または前記板材情報入手手段で読み取った前記帳票の情報から直接に、前記投影画像を生成する請求項1または請求項2記載の板金工程作業支援システム。
  4. 素材板材から複数の部品板材を、それぞれ切り抜き加工する板材加工機と、この板材加工機から搬出された加工済み板材を配置する仕分け作業台と、この仕分け作業台の各部品板材の仕分け先となる複数の部品板材載置台とを有する板金工程設備と、板金工程作業支援システムとを備え、
    前記板金工程作業支援システムは、
    前記仕分け作業台にある加工済み板材上に投影を行う投影機と、
    前記仕分け作業台上またはこの仕分け作業台への搬入前の位置にある加工済み板材についての情報を入手する板材情報入手手段と、
    この板材情報入手手段で入手した情報に基づき、加工済み板材の各部品板材を仕分けする情報となる投影画像を生成して前記投影機により前記部品板材上または前記部品板材の近傍に投影させる投影画像付与手段とを有する、
    作業支援システム付き板金工程設備。
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