JP2012245548A - ダイカストマシンの離型剤供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の発明は、ヒーターで加熱空気を用い粉体離型剤を金型に向かって搬送し塗布する方法がある。ヒーター等の加熱装置が必要となる。金型の入子に満遍なく塗布できるだけの空気吐出量と相応のサイズの搬送管が必要となり装置の大型化を招く。離型剤をキャビティを閉じた状態で塗布するので環境面で有利であるが、キャビティを開いた状態で固定・可動金型それぞれに塗布作業を行う必要があり改良の余地が考えられる。

【解決手段】 本発明は、ホッパーのホッパー落下口に設けた、ケーシング受入口、ケーシング落下口、並びに気体供給口を備えたケーシングと、ケーシングに前進後退可能に挿通した、装填部、及び装填部に隣接して設けられるホッパー落下口とケーシング受入口を閉止する閉止部を備えた搬送体と、搬送体を摺動する搬送体駆動部を備える計量搬送装置と、離型剤の吸引部、及び気体を噴出する気体噴出部と、射出装置で構成した離型剤供給装置。
【選択図】 図3

Description

本発明はダイカストマシンに粒状離型剤、潤滑剤(以下、「離型剤」と称したときには潤滑剤も含むものとする。)を供給する離型剤供給装置に関する。
従来からダイカストマシンでは、鋳造した製品の金型からの取り外しを容易にするために、また、射出装置のスリーブの保護のために、金型のキャビティ内面、スリーブの内周面に離型剤を塗布することが行われている。
例えば特許文献1では、ヒーターで加熱した空気を用い粉体離型剤を金型に向かって搬送し塗布する方法が提案されている。しかし、この方法ではヒーター等の加熱装置が必要となる。また、金型の入子に満遍なく塗布できるだけの空気吐出量と相応のサイズの搬送管が必要となり装置が大掛かりとなりやすい。また、離型剤飛散を防止する観点からキャビティを閉じた状態で離型剤を塗布する方が環境面で有利であるが、この方法ではキャビティを開いた状態で固定金型、可動金型それぞれに塗布作業を行う必要がある。
特許文献2では、キャビティを閉じた状態で粉体離型剤を空気で搬送する方法が提案されている。しかし、この方法では複数のピンチバルブとエアー供給口が必要となり、部品点数が多く、また、制御が複雑となりやすい。
特開平10−28922号公報 特開2004−223562号公報
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、簡易な装置で粒状離型剤を供給することができる離型剤供給装置を提供するものである。
請求項1の発明は、粒状離型剤をダイカストマシンの動作サイクルにあわせて毎回定量供給するために、ホッパーより落下する粒状離型剤を搬送体の装填部に装填し、次に搬送体駆動部で搬送体をケーシング内で摺動させるとともに粒状離型剤を射出装置に搬送し、次に射出装置により粒状離型剤を気体とともにダイカストマシンに搬送する離型剤供給装置を意図する。
すなわち、請求項1の発明は、離型剤を貯留するホッパーと、
このホッパーのホッパー落下口の下側に取付けられる、ケーシング受入口、及びこのケーシング受入口とは離れた位置に設けたケーシング落下口、並びに気体供給口を備えたケーシングと、このケーシングに前進後退可能に挿通される、前記離型剤を装填する装填部、及びこの装填部に隣接して設けられる前記ホッパー落下口と前記ケーシング受入口を閉止する閉止部を備えた搬送体と、この搬送体を、このケーシング内で摺動させる搬送体駆動部とを備える計量搬送装置と、前記ケーシング落下口の下側に取付けられる、前記離型剤を下側に吸引する吸引部と、この吸引部の交差方向に気体を噴出する気体噴出部と、この気体噴出部より噴出された気体、及び前記粒状離型剤とを射出する射出口とを備える射出装置と、
で構成した離型剤供給装置に係る。
請求項2の発明は、請求項1の離型剤供給装置において、ダイカストマシンの改造を殆どすることなく離型剤供給装置を追加するために、前記離型剤供給装置にさらにダイカストマシンの湯口に接近離脱動作が可能となる投入口を有する投入装置を設けることを意図する。
すなわち、請求項2の発明は、請求項1において、前記射出口に接続される接続口と、ダイカストマシンの湯口に粒状離型剤を投入する投入口と、前記接続口と前記投入口とを連通させる配管と、前記投入口を前記湯口に接近離脱動作をすることが可能となる投入口駆動部とを備えた投入装置を有する離型剤供給装置に係る。
請求項3の発明は、請求項2の離型剤供給装置において、ダイカストマシンのキャビティに余分な気体を流入させないために、射出口から搬送された気体と粒状離型剤を分離する曲げ部を備えることを意図する。
すなわち、請求項3の発明は、請求項2において、前記投入装置の投入口近傍の配管は硬質配管で構成されるとともに略直角に曲げられた曲げ部を設けられ、前記曲げ部の外側の弧に対応する配管壁は網素材となっており、前記曲げ部より投入口までは略鉛直に構成される離型剤供給装置に係る。
請求項1の離型剤供給装置によれば、請求項1の発明は、離型剤を貯留するホッパーと、
ホッパーのホッパー落下口の下側に取付けられる、ケーシング受入口、及びケーシング受入口とは離れた位置に設けたケーシング落下口、並びに気体供給口を備えたケーシングと、ケーシングに前進後退可能に挿通される、離型剤を装填する装填部、及び装填部に隣接して設けられるホッパー落下口とケーシング受入口を閉止する閉止部を備えた搬送体と、搬送体を、ケーシング内で摺動させる搬送体駆動部とを備える計量搬送装置と、ケーシング落下口の下側に取付けられる、離型剤を下側に吸引する吸引部と、吸引部の交差方向に気体を噴出する気体噴出部と、気体噴出部より噴出された気体、及び粒状離型剤とを射出する射出口とを備える射出装置と、
で構成した離型剤供給装置であり、簡易な装置で粒状離型剤を供給できる。
詳しくは、特別な装置を用いずにホッパー落下口から重力により粒状離型剤を装填部に装填できること、粒状離型剤は装填部の容積分のみ毎回定量が装填されること、装填部に隣接する閉止部を備えるため搬送体の摺動によりホッパー落下口又はケーシング受入口を閉止できること、搬送体の摺動により前記閉止と同時に粒状離型剤を射出装置まで搬送できること、気体の噴出により粒状離型剤を射出搬送するため可動部品が射出装置においてなく故障しづらいことである。
請求項2に記載の離型剤供給装置によれば、請求項1において、前記射出口に接続される接続口と、ダイカストマシンの湯口に粒状離型剤を投入する投入口と、前記接続口と前記投入口とを連通させる配管と、前記投入口を前記湯口に接近離脱動作をすることが可能となる投入口駆動部とを備えた投入装置を有するため、主にコールドチャンバーダイカストマシンにおいて、ラドルがスリーブ湯口に溶湯を注入していない時間に粒状離型剤を投入することが可能であり、設備の改造を殆どすることなく新たな離型剤供給装置を追加できる。また、金型はもちろんのこと、スリーブにも離型剤を塗布することができるため、スリーブの寿命が延びて保守点検の手間を削減できる。
請求項3に記載の離型剤供給装置によれば、請求項2において、前記投入装置の投入口近傍の配管は硬質配管で構成されるとともに略直角に曲げられた曲げ部を設けられ、前記曲げ部の外側の弧に対応する配管壁は網素材となっており、前記曲げ部より投入口までは略鉛直に構成されるため、前記気体噴出部より噴出された気体を前記網素材より排出し、粒状離型剤のみ供給できる。よって、ダイカストマシンの真空排気装置に過大な負荷をかけることがなくなる。
本発明に係る離型剤供給装置の筐体の一部を省略した図である。 図1の離型剤供給装置の内部構造の要部を表す右側面図である。 図2の動作の一態様を表すA−A断面図である。 図2の動作の他の態様を表すA−A断面図である。 搬送体の上面図である。 投入装置を設けた離型剤供給装置の実施例を表す図である。 投入装置の他の実施例を表す図である。 離型剤投入装置の実際の使用例を表す図である。 離型剤投入装置の実際の使用例を表す図である。 離型剤投入装置の実際の使用例を表す図である。
以下、添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
〔実施例1の構成〕
先ず、実施例1の構成を説明する。図1〜5,図8に示すように離型剤供給装置1は、図示しない鋳造機のフレームに取り付けられた筐体2の上部に収容されたホッパー10と、このホッパー10の下方に設けた計量搬送装置20、並びに射出装置60とで構成する。
筐体2の外側には圧縮空気を取り入れる減圧弁3が設けられ、外部より動作用の圧縮空気を供給している。また、図示しない配線により動作、操作用の電力、信号の供給を受けている。なお、筐体2は、金属、合成樹脂等のものが用いられるが、必要に応じ一部に適宜透明部材を使い内部状態を確認できるようにしてもよい。
ホッパー10は、粒状離型剤90を投入するホッパー投入口(図示せず)と、この粒状離型剤90を貯留するホッパー本体10aと、このホッパー本体10aの下方に設けた粒状離型剤を落下させるホッパー落下口13と、残量確認用窓11と残量検出センサー12とを有する。ホッパー10は、ホッパー落下口13に向かっていくに従い形状が絞り込まれており、粒状離型剤90が重力により自然にホッパー落下口13より落下する構造となっている。残量確認用窓11はホッパー10の側面に上下方向に設けられ、粒状離型剤90の残量を確認するための透明部材を有する。また、ホッパー落下口13の近傍には、粒状離型剤90の残量少の警報を発報するための残量検出センサー12が設けられる。
計量搬送装置20は、前記ホッパー落下口13に嵌着され、かつこのホッパー落下口13の水平方向に設けられたケーシングと、このケーシング21と搬送体30と搬送体駆動部50とを有する。ケーシング21は水平方向の筒状部材であり、ホッパー落下口13にケーシング受入口25により嵌着されている。搬送体30は、ケーシング21の内側かつホッパー落下口13及びケーシング受入口25の下側に挿通されている。この搬送体30には、装填部31(装填室)が開設されており、この装填部31は、ホッパー落下口13とケーシング受入口25とを介して、ホッパー本体24aに連通する。搬送体駆動部50は、搬送体30に取付けられ、ケーシング21に挿通されている搬送体30をケーシング21内で摺動させる。なお、図1において図面右側を搬送体30の後退側、図面左側を前進側とする。
ケーシング21は、上面にホッパー落下口13と略同じ径のケーシング受入口25と、ケーシング受入口25とは水平方向に離れた位置(粒状離型剤90の搬送方向に向って前側の位置)で、かつその下面に設けられたケーシング落下口23と、ケーシング落下口23の上方に気体供給口22を有する。この気体供給口22の位置は、搬送体30の前進(図3において、向って左側)時に、この搬送体30の装填部31及びケーシング落下口23に連通する構造であれば特に限定はされない。実施例においては、気体供給口22に公知のフィルターまたは消音器を設けて大気中の空気を供給できる構成にしている。なお、他の実施例において気体供給口22に別途供給装置を設け、酸素等の活性ガスを供給することもできる。尚、搬送体30の後退(図3において、向って右側)時に、装填部31は、ケーシング21の周面で閉塞されている(ケーシング受入口25は開口である)。この実施例の如く、ホッパー落下口13の下側にケーシング受入口25を設け、これと離れた位置の下面に設けられたケーシング落下口23を設けるとともに、吸引部61の吸引口66を設ける構造であって、粒状離型剤90を下方に吸引し、その後、交差方向の水平位置に向って空送する構造である。従って、この粒状離型剤90の確実な搬送と、遠方までの搬送が図れること、又はこの粒状離型剤90の架橋化防止に有効である。従って、後述するように、この吸引部61に、同じ水平位置関係に、気体噴出部62を連設することと、この気体噴出部62に、市販品のワンダーガン(登録商標)を使用する特徴とする。
搬送体30は、粒状離型剤90を装填する装填部31と装填部31に隣接して設けられホッパー落下口13又はケーシング受入口25を閉止する閉止部32を有する。装填部31は上下方向の筒状空間となっており、周囲を閉止部32と装填端部33と側枠34に囲まれている。また、閉止部32は側枠34に挟まれるように、かつケーシング21上面の内壁に接して設けられている。
また、搬送体30は、閉止部32の位置を調整することにより装填部31の容積を可変する調整装置40を有する。調整装置40は、閉止部32の搬送体30の前進方向の面に設けた雌ネジ44と、搬送体30の前進方向端に設けられた調整ネジ固定枠41と、調整ネジ固定枠41に固定されかつ閉止部32の雌ネジ44に挿入された調整ネジ42を有する。
調整ネジ42の固定には、例えばナット43等を用いることができる。さらに、必要に応じて閉止部32と側枠34に、互いに嵌め合う形状でかつ搬送体30の移動方向に沿った溝35と突起36を設け、閉止部32が側枠34から外れるのを防止することができる。
搬送体駆動部50は、搬送体30の後退方向の延長線に設けられ、駆動ロッド51を有する。駆動ロッド51は搬送体30と接続され、搬送体30を任意のタイミングで前後方向に往復運動させることができる。駆動ロッド51の駆動にはボールスプライン、ピニオンラックギヤ、クランク機構、各種シリンダー等が使用できる。実施例においては空気シリンダーを用いている。空気シリンダーには切替弁4より空気配管を通じて圧縮空気が適宜供給される。
射出装置60は、ケーシング落下口23の下に取付けられ、粒状離型剤90を吸引する吸引部61と、射出装置60の配管内にある吸引部61とは反対方向に気体を噴出する気体噴出部62と、気体噴出部62より噴出された気体と粒状離型剤90とを射出する射出口63とを有する。
吸引部61は、漏斗状の形状を有する吸引口66を有し、上面はケーシング落下口23と略同じ径でケーシング落下口23に嵌着されている。そして、吸引口66の底より横方向に通じ、後述する気体噴出部62に続いている。
吸引部61から続く気体噴出部62は、射出装置60の配管内に円周状に複数設けられかつ吸引部61とは反対方向に気体を噴出する噴出孔64を有する。これら複数の噴出孔64から気体を噴出させ、その気体の流れにより気体供給口22より空気を吸込み、射出口63に向かって噴出させる。そして、粒状離型剤90を空気とともに吸込み搬送するのである。実施例においては、気体噴出部62に市販品のワンダーガン(登録商標)を使用している。なお、実施の形態には噴出孔64を配管内部の中心部に、吸引部61とは反対方向に向けて設けることもできる。つまり、気体を吸引部61とは反対方向、つまり射出口63方向に噴出する構成であれば噴出孔64の形態は特に限定されない。
さらに気体噴出部62から続く射出口63は、気体噴出部62から噴出する気体とともに粒状離型剤90をダイカストマシン80に向かって射出する。射出口63の長さは特に制限されず、また、必要に応じて適宜配管72を接続できる。
実施例においては、気体噴出部62から噴出する気体には圧縮空気を用いているが、別途供給装置を設けることにより酸素等の活性ガス等を用いることもできる。これにより、前述の気体供給口22に設けることができる酸素等の活性ガス等供給装置とあわせて、無孔性ダイカスト法を簡易に実現することも可能である。
[実施例2の構成]
次に実施例2について説明する。図6,9,10に示すように、この離型剤供給装置1は射出口63に接続された投入装置70を有する。
投入装置70は、射出口63に接続される接続口71と、ダイカストマシン80の湯口83に粒状離型剤90を投入する投入口75と、接続口71と投入口75とを連通させる配管72と、投入口75が湯口83に接近離脱動作をすることが可能となる投入口駆動部78を有する。
接続口71は、射出口63に対応する大きさであり、公知のソケット継手、ユニオン継手、ホースニップル等を用いて接続することができる。また、投入口75は、ダイカストマシン80の湯口83に粒状離型剤90を投入するため、湯口83より小さく構成される。
配管72は、接続口71と投入口75とを連通させるとともに、接続口71に接続される接続口配管73と、投入口75に接続される投入口配管74を有する。接続口配管73の材質、形状、大きさ等は特に限定されないが、粒状離型剤90の搬送状態を確認するため、後述する投入口駆動部78で投入口75を移動させるため等の観点から、可撓性を有する透明の耐圧ホースが好ましい。また、投入口配管74の材質、形状、大きさ等も特に限定されないが、後述する投入口駆動部78に取付けるため、湯口83の上に正確に投入口75を移動させるため、耐熱性を有するほうが好ましい等の観点から金属製、耐熱樹脂製等の硬質配管が好ましい。もっとも、粒状離型剤90の搬送状態を確認するために、接続口配管73同様に透明ホース等を使用し、サポート材等で支える構成としてもよい。なお、接続口71と接続口配管73、投入口75と投入口配管74は、それぞれ一体に構成することができる。
さらに、図7に示すように、投入口75近傍の配管72、つまり投入口配管74は、硬質配管で構成されるとともに曲げ部76有し、曲げ部76より投入口75までは略鉛直に構成することもできる。この曲げ部76は略直角に曲げられおり、曲げ部76の外側の弧に対応する配管壁は網素材77で構成される。網素材77の網目の大きさは、射出口63より射出された気体が抜け、かつ粒状離型剤90が通過しない大きさとなっている。また、網素材77の網目の大きさを適宜変更することにより、あるいは、網素材77に図示しない位置調整が可能なシャッター機構を設けることにより、射出口63から射出された気体の網素材77からの抜け具合を調整することも可能である。
投入口駆動部78は図示しない架台等に取付けられ、投入口配管74保持している。また、投入口駆動部78は投入口75を湯口83の上に移動させ、退避させる動作をする。投入口駆動部78の駆動手段にはボールスプライン、ピニオンラックギヤ、クランク機構、各種シリンダー等が使用できる。実施例においては空気シリンダーを用いている。
なお、投入装置70以外の構成は実施例1と同じなため、それらの説明は省略する。
[実施例1の動作]
実施例1の動作について説明する。離型剤供給装置1のホッパー10には粒状離型剤90が貯留されている。図3に示すように、通常、圧縮空気はエアーシリンダーのAに供給され、駆動ロッド51及び搬送体30は前進している。搬送体30が前進することにより、装填部31はホッパー落下口13とケーシング受入口の下にあり、粒状離型剤90は自重で装填部31に落下し装填される。
次に、図4に示すように、圧縮空気をエアーシリンダーのBに供給すると、駆動ロッド51及び搬送体30は後退する。すると、ホッパー落下口13及びケーシング受入口25は閉止部32によって閉じられるとともに、装填部31はケーシング落下口の上に移動する。また、圧縮空気は図示しない配管により同時に射出装置60にも供給され、気体噴出部62の噴出孔64から噴出される。それにより吸引部61と装填部31が負圧になり、気体供給口22から空気が吸引され、粒状離型剤とともに射出口63より搬送される。
所定の時間、圧縮空気をエアーシリンダーのB及び射出装置60に供給した後、再度エアーシリンダーのAに供給するとともに射出装置60への圧縮空気の供給を停止する。すると、気体噴出部62の噴出孔64からの噴出が止まり、図3に示すように、駆動ロッド51及び搬送体30は前進位置に戻る。これを繰返すのである。
また、図5に示すように調整装置40の調整方法は、ナット43を緩め、調整ネジ42を回転させる。すると閉止部32に設けられた雌ネジと調整ネジ42の挿入深さが変化し、閉止部32の位置が変わる。所定の位置まで閉止部32を移動させた後、ナット43で調整ネジ42を固定する。これらの操作により、装填部31の容積が可変され、粒状離型剤90の供給量が調整できる。
次にダイカストマシン80に接続した使用例を説明する。図8に示すように離型剤供給装置1は、射出口63に適当な接続配管72を設けられ、ダイカストマシン80に接続されている。型締め後、キャビティ85に連通する離型剤投入ポート81より、射出口63及び接続配管72を通じて気体とともに粒状離型剤90がキャビティ85に供給される。このとき、キャビティ85に流入した気体は排気ポート82より大気中に、又は図示しない真空排気装置を通じ排出される。なお、離型剤投入ポート81及び排気ポート82は図示しない弁で適宜開閉される。この実施例においては、コールドチャンバーダイカストマシン、ホットチャンバーダイカストマシンの両方に適用可能である。
さらに、〔実施例1の構成〕で説明したように、気体噴出部62から噴出する圧縮空気、気体供給口22から吸引される空気に代えて、別途供給装置を設けることにより酸素等の活性ガス等を用いることもできる。
[実施例2の動作]
続いて実施例2の動作について説明する。なお、ホッパー10、計量搬送装置20、射出装置60の動作は実施例1と同様なため記載を省略する。図9に示すように、コールドチャンバータイプのダイカストマシン80は、ラドル84から溶湯を湯口83に供給する。このダイカストマシン80において、ラドル84から溶湯を湯口83に供給するとき、投入口75は投入口駆動部78の動作により退避位置にある。そのとき、粒状離型剤90は供給されない。
次に、ダイカストマシン80での成形が完了し、型開きを行い、ダイカストを取り出し、型締めを行う。そのとき、ラドル84から溶湯を湯口83に供給する前に、図10に示すように、投入口駆動部78の動作により投入口75を湯口83の上に移動させる。投入口75が湯口83の上に到達すると、射出口63より気体とともに粒状離型剤90が射出され、投入装置70の配管72を通じて湯口83に供給される。湯口83に供給された粒状離型剤90は、スリーブ86を通じて、図示しないダイカストマシン80の真空排気装置により負圧に保たれたキャビティ85に吸込まれる。
ここで、投入口配管74に図7に示す曲げ部76と網素材77を有する離型剤供給装置1を使用すると、射出口63より噴出された気体と粒状離型剤90は網素材77により分離される。つまり、気体は網素材77から排出され、網素材77に衝突した粒状離型剤90のみが自重によって湯口83に供給される。もっとも、前述のように網素材77の網目の大きさを変更する、あるいは網素材に調整可能なシャッター機構を設けることにより、網素材77から排出される気体の量を調整できる。
以上が、本発明に係る離型剤供給装置の説明であるが、本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。
1 離型剤供給装置
10 ホッパー
10a ホッパー本体
13 ホッパー落下口
20 計量搬送装置
21 ケーシング
22 気体供給口
23 ケーシング落下口
25 ケーシング受入口
30 搬送体
31 装填部
32 閉止部
40 調整装置
50 搬送体駆動部
60 射出装置
61 吸引部
62 気体噴出部
63 射出口
70 投入装置
71 接続口
72 配管
75 投入口
76 曲げ部
77 網素材
78 投入口駆動部
90 粒状離型剤

Claims (3)

  1. 離型剤を貯留するホッパーと、
    このホッパーのホッパー落下口の下側に取付けられる、ケーシング受入口、及びこのケーシング受入口とは離れた位置に設けたケーシング落下口、並びに気体供給口を備えたケーシングと、このケーシングに前進後退可能に挿通される、前記離型剤を装填する装填部、及びこの装填部に隣接して設けられる前記ホッパー落下口と前記ケーシング受入口を閉止する閉止部を備えた搬送体と、この搬送体を、このケーシング内で摺動させる搬送体駆動部とを備える計量搬送装置と、前記ケーシング落下口の下側に取付けられる、前記離型剤を下側に吸引する吸引部と、この吸引部の交差方向に気体を噴出する気体噴出部と、この気体噴出部より噴出された気体、及び前記粒状離型剤とを射出する射出口とを備える射出装置と、
    で構成した離型剤供給装置。
  2. 前記射出口に接続される接続口と、ダイカストマシンの湯口に粒状離型剤を投入する投入口と、前記接続口と前記投入口とを連通させる配管と、前記投入口を前記湯口に接近離脱動作をすることが可能となる投入口駆動部とを備えた投入装置を有する請求項1に記載の離型剤供給装置。
  3. 前記投入装置の投入口近傍の配管は硬質配管で構成されるとともに略直角に曲げられた曲げ部を設けられ、前記曲げ部の外側の弧に対応する配管壁は網素材となっており、前記曲げ部より投入口までは略鉛直に構成される請求項2に記載の離型剤供給装置。
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