JP2012245983A - 収納ケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状に巻回されたシート状物が回動自在に収容される本体12と、シート状物を覆うように本体12を開閉自在とする蓋体14と、蓋体14の回動方向先端部に配設され、本体12からシート状物の長手方向に引き出された一端をシート状物の幅方向に切断する切断部16を有する収納ケース10であって、弾性および可撓性の少なくとも一方を有する材料で形成され、吸着力によって取付け面Pに一時的に着脱自在に固定する固定手段18を含み、固定手段18は、本体12の長手方向に延びるU字状のスリット開口部と、スリット開口部で囲繞された部位を取付け面P側に引き起こして形成され、吸着力を有する固定片76を含み、固定片76が取付け面Pに沿って吸着される。
【選択図】図12
Description
請求項1にかかる発明では、上記した構成を有するので、取付け面が曲面に形成されている場合であっても、固定片の弾性および可撓性の少なくとも一方の機能により、固定片が曲面に沿うように変形し、且つ、その吸着力により、固定片は、取付け面の曲面に沿って強固に密着されて取付けられる。また、取付け面が平面に形成されている場合、固定片は殆ど変形しないで取付け面の平面に沿って強固に密着されて取付けられる。このとき、固定片の根元部には、負荷としての変形応力は殆ど作用しない。そのため、長期間に亘って、この収納ケースを繰返し平面に取付けて使用した場合でも、曲面に繰返し取付ける場合に比べて、疲労による固定片の機械的強度の低下が防止される。
請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明に従属する発明であって、収納ケースは、シート状物に挿通され、シート状物を回動自在に保持する保持ロールを含み、本体は、長手方向に延び設けられる底面部と、底面部の長手方向の一端および他端に対向して設けられる2つの側面部と、2つの側面部の上端部に配設され、保持ロールを着脱自在に支持する支持部と、底面部の幅方向の一端で且つ底面部の長手方向に延び設けられる背面部とを含み、その上面、正面および正面寄りの底面が開放された箱状に形成され、蓋体は、長手方向に延び設けられる天面部と、天面部の長手方向の一端および他端に対向して設けられる2つの側面部と、天面部の幅方向の一端で且つ天面部の長手方向に延び設けられる正面部とを含み、その底面が開放された箱状に形成されることを特徴とする、収納ケースである。
請求項2にかかる発明では、上記した構成を有するので、未使用のシート状物が挿通された保持ロールを本体に装着した場合、開放された本体の正面および正面寄りの底面および開放された蓋体の底面から、当該シート状物が露出される。したがって、収納ケースの下方からシート状物が露出される。そのため、シート状物をその長手方向の一端から引き出していくことが可能となる。そして、シート状物が使用されてシート状物が減っていくと、シート状物の径方向の長さが短くなり、それに連動して、蓋体が閉蓋方向に回転していく。さらに、シート状物が使用されてシート状物が減っていくと、遂には、蓋体が閉じて、蓋体の天面部が本体の側面部に当接する。この場合でも、シート状物は、開放された本体の正面寄りの底面側(下側)から露出される。そのため、請求項2にかかる発明では、上記した請求項1に記載の作用・効果に加えて、シート状物の長手方向の一端側が本体の背面部側に偏位して巻き込んだ場合でも、収納ケースの下方に露出する本体の底面からシート状物の長手方向の一端側を摘み出すことが可能となる効果を奏するものとなっている。
請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明に従属する発明であって、シート状物は、円筒状に巻回されたシート状物を含み、支持部は、側面部の上端部の正面側に配設される切欠き凹部を含み、保持ロールは、筒状のロール本体と、ロール本体の軸方向の一端および他端にそれぞれ配設される外側環状リブと、ロール本体の軸方向の一端側および他端側に、それぞれ、外側環状リブとの間に収納ケースの本体の側面部の厚みと略同じか僅かに大きい間隔を隔てて配設される内側環状リブとを含み、保持ロールが切欠き凹部に支持されたときの保持ロールの軸中心から収納ケースの本体の内面までの距離は、未使用のシート状物の直径よりも長く形成され、ロール本体の軸方向の一端側および他端側の内側環状リブ間の長さは、シート状物の軸方向の長さと略同じかあるいは僅かに長く形成され、外側環状リブおよび内側環状リブ間に、切欠き凹部および切欠き部の周縁部の少なくとも一方が係合されることを特徴とする、収納ケースである。
請求項3にかかる発明では、上記した構成を有するので、シート状物が挿通された保持ロールを本体に装着したとき、シート状物をロール本体の軸方向の一端側および他端側の内側環状リブ間に配置することが可能となる。また、保持ロールを切欠き凹部に支持したときの保持ロールの軸中心から収納ケースの本体の内面までの距離が、未使用のシート状物の直径よりも長く形成されている。そのため、収納ケースの本体に支持されたシート状物の外周面は、本体とは直接当接することがなく、蓋体とのみ当接する。この場合、請求項3にかかる発明では、上記した請求項2に記載の作用・効果に加えて、蓋体の自重だけでシート状物の外周面を押圧することが可能となるため、シート状物をその長手方向の一端から引き出すときの回転を阻害する摩擦抵抗をできる限り小さく抑えることが可能となり、且つ、引き出されたシート状物を切断部で切断し易くするために、保持ロールと蓋体との間でシート状物を保持する必要最小限のグリップ力を確保することが可能となる。
本発明にかかる収納ケースは、キッチンペーパー、クッキングシート、食品の包装に用いられるプラスチックフィルム(所謂、ラップフィルム)、および、クッキングホイル等のシート状物の筒状体が収容され、必要なときに所望の長さだけ引き出しては切り取って用いられる収納ケースであるが、以下に示す実施の形態では、特に、たとえば円筒状に巻回されたキッチンペーパー、クッキングシートを取り換え自在に収容するのに好適な収納ケース10について説明する。
収納ケース10は、たとえば図1,図3,図6,図7,図8,図13,図15,図18,図20に示すように、円筒状に巻回されたシート状物Wを収納する本体12と、本体12に回動自在に配設され、本体12を開閉自在とする蓋体14と、蓋体14の回動方向先端部の内側に配設され、本体12からシート状物Wの長手方向に引き出された一端をシート状物Wの幅方向に切断する切断部16とを備えている。本体12および蓋体14の少なくとも一部には、たとえば図5,図9,図10,図17および図19に示すように、固定手段18が配設されている。固定手段18は、磁気吸着力によって、たとえば図11および図12に示すように、当該収納ケース10を冷蔵庫、オーブン、電子レンジ等の外壁面P(以下、「取付け面P」という。)に一時的に着脱自在に取付けて固定する機能を有するものである。
本体12は、図13に示すように、長手方向に延び設けられるたとえば平面視横長矩形状の底面部20を含む。底面部20の長手方向の一端および他端には、それぞれ、図13および図7に示すように、たとえば側面視五角形状の一対の側面部22が対向して配設されている。この場合、底面部20は、一対の側面部22間において、底面部20の前側端(幅方向の一端)が一対の側面部22の前側端よりも後側に位置するように配置されている。
本体12は、底面部20、一対の側面部22および背面部24により、たとえば図7および図13に示すように、その上面、正面(前面)および正面(前面)寄りの底面(下面)が開放された箱状に形成されている。
蓋体14は、図1,図13および図19に示すように、長手方向に延び設けられる平面視横長矩形状の天面部30を含む。天面部30の長手方向の一端および他端には、それぞれ、たとえば側面視五角形状の一対の側面部32が対向して配設されている。また、天面部30の幅方向の一端には、正面部34が天面部30の長手方向に延び設けられている。この正面部34は、図1および図7に示すように、正面視横長矩形状で且つ断面視「く」の字状に形成され、斜設部材36および垂設部材38を含む。斜設部材36は、その幅方向の一端が天面部30に連接され、その幅方向の他端が垂設部材38に連接されている。
蓋体14は、天面部30、一対の側面部32および正面部34により、たとえば図7および図13に示すように、その底面(下面)が開放された箱状に形成されている。
連結構造は、図15,図17,図19に示すように、基本的に同一の構造を有する、たとえば4つの枢支部42を含む。枢支部42は、本体12側に配設され、凹部としてのたとえば受け孔(図示せず)を備えた受容部44と、蓋体14側に配設され、当該受け孔に係合される凸部としてのたとえば軸状突起46とで構成されている。受け孔と軸状突起46とが係合されることにより、本体12と蓋体14とは回動自在に枢支されるものとなっている。
すなわち、本体12の一対の側面部22には、それぞれ、特に、図13および図21に示すように、保持ロール54が着脱自在に係合される支持部64が配設されている。支持部64は、たとえば側面視J字状の切欠き凹部66を含む。切欠き凹部66は、一対の側面部22の正面端側の上端部に配設されている。さらに、一対の側面部22の内面側には、切欠き凹部66の切欠き端面66aの周端縁に沿って、たとえば断面J字状の係合凸片68が配設されている。係合凸片68は、その端部68aが切欠き凹部66側に突出し、切欠き凹部66の切欠き端面66aとの間に段差70を形成するものとなっている。
切断部16は、シート状物Wの幅方向の長さより長い帯状に形成され、その先端部に鋸刃状の刃先部72aを有する切断刃72を含む。切断刃72は、その長手方向の長さが、蓋体14の正面部34の垂設部材38の長手方向の長さと略同一に形成され、蓋体14の正面部34の内側面に沿って配設されている。この場合、切断刃72は、その刃先部72aが本体12の正面部34の外側面に露出することのないように、正面部34の内側面に配設されている。切断刃72は、金属材料および合成樹脂材料等で形成されている。蓋体14が本体12に対して閉蓋状態となるとき、図1,図6,図7,図26,図29および図31に示すように、切断刃72の刃先部72aは、その刃先部72aが垂設部材38の内側面の下端から下に突出して使用可能な状態となっている。
固定手段18は、特に、たとえば図5,図9および図10に示すように、本体12および蓋体14の少なくとも一方に配設され、その長手方向に延びるU字状のスリット開口部74を含む。この実施の形態では、本体12の背面部24の長手方向の一方側および他方側に、それぞれ、スリット開口部74が配設されている。スリット開口部74で囲繞された部位76aは、たとえば図10に示すように、収納ケース10を取付ける取付け面側に引き起こされることによって、固定片76として形成される。固定片76は、たとえば図9,図10に示すように、当該固定片76の長手方向の一端側(固定片76の先端側)に固定凹部78を有する。固定凹部78には、その裏面にたとえば接着剤が塗布されたマグネット80が固着される。固定片76の長手方向の長さは、収納ケース10を取付ける部位に応じて、適宜、変更され得るものであって、スリット開口部74の長手方向の長さを調整することによって、変更可能となる。
この実施の形態では、本体12の背面部24の長手方向の中央部に、上記スリット開口部74を設けないで、単に、固定凹部78にマグネット80を固着した構成の他の固定手段18が配設されている。この場合、上記した2つの固定片76の間の略中央に位置する箇所に固定凹部78が配設され、
また、固定凹部78に取り付けられたマグネット80の表面側には、当該マグネット80を保護するための保護シート(図示せず)が、固定凹部78の上端周縁部を囲繞するように被覆することが好ましい。
さらに、固定手段18としては、マグネット80に換えて、たとえばミクロ吸盤(図示せず)を採用してもよい。この場合、ミクロ吸盤は、たとえば直径数百ミクロン以下の無数の凹状ないし気孔を有するシート基材(図示せず)を含み、シート基材の裏面に形成された接着剤層(図示せず)により、固定凹部78に貼付される。また、このミクロン吸盤は、固定片76の外側面の略全面に貼付される態様であってもよい。
ミクロ吸盤は、無数の凹状ないし気孔の負圧吸着作用により、たとえばガラスおよびステンレス製(SUS300系)の平滑面を有する吸着対象物の外壁面に繰返し吸着固定され得るものである。このミクロ吸盤は、マグネットの磁気吸着力では吸着させることができない吸着対象物に適用されて好適なものとなっている。
また、取付け面Pが平面に形成されている場合、たとえば図11に示すように、固定片76は殆ど変形しないで平面の取付け面Pに沿って強固に密着されて一時的に着脱自在に固定される。この場合、固定片76の根元部には、負荷としての変形応力は殆ど作用しないため、曲面の取付け面Pに繰返し取付ける場合に比べて、疲労による固定片76の機械的強度の低下が防止される。
そして、シート状物Wが使用されてシート状物Wが減っていくと、シート状物Wの径方向の長さが短くなり、それに連動して、蓋体14が閉蓋方向に回転していく。
さらに、シート状物Wが使用されてシート状物Wが減っていくと、たとえば図31に示すように、遂には、蓋体14が閉じて、蓋体14の天面部30が本体12の一対の側面部22に当接する。
すなわち、蓋体14の天面部30が本体12の一対の側面部22に当接して蓋体14が閉じた場合、この収納ケース10の下側には、特に、たとえば図7および図31に示すように、底面部20の前側が開放された隙間部Gを有するものとなっているため、この隙間部Gからシート状物Wの長手方向の一端側を摘み出すことができる。
この収納ケース10では、本体12の一対の側面部22の内面側と蓋体14の一対の側面部32の内面側との間隔をできる限り小さくすることによって、無駄なスペースを省くという観点から、図21に示す保持ロール54と本体12との装着構造が最も好ましいものとなっている。
12 本体
14 蓋体
16 切断部
18 固定手段
20 本体の底面部
22 本体の一対の側面部
24 本体の背面部
26 本体の背面部の垂設部材
28 本体の背面部の斜設部材
30 蓋体の天面部
32 蓋体の一対の側面部
34 蓋体の正面部
36 蓋体の正面部の斜設部材
38 蓋体の正面部の垂設部材
40 凸条片
42 枢支部
44 受容部
46 軸状突起
48 切欠き部
50 垂下部
52 支持補強部
54 保持ロール
56 ロール本体
58 外側環状リブ
58a,60a テーパ面
60 内側環状リブ
62 テーパ溝部
64 支持部
66 切欠き凹部
66a 切欠き端面
68 係合凸片
70 段差
72 切断刃
72a 刃先部
74 スリット開口部
76 固定片
76a スリット開口部で囲繞された部位
78 固定凹部
80 マグネット
82 摘み部
W シート状物
P 収納ケースの取付け面
G 隙間部
Claims (3)
- 筒状に巻回されたシート状物が回動自在に収容される本体、
前記本体に回動自在に配設され、前記シート状物を覆うように、前記本体を開閉自在とする蓋体、および
前記蓋体の回動方向先端部に配設され、前記本体から前記シート状物の長手方向に引き出された一端を前記シート状物の幅方向に切断する切断部を含む、収納ケースであって、
前記収納ケースは、前記本体および前記蓋体の少なくとも一方に配設され、吸着力によって、前記収納ケースを所定の取付け面に一時的に着脱自在に固定する固定手段をさらに含み、
前記本体および前記蓋体の少なくとも一方は、弾性および可撓性の少なくとも一方を有する材料で形成され、
前記固定手段は、
前記本体および前記蓋体の少なくとも一方に配設され、その長手方向に延びるU字状のスリット開口部、および
前記スリット開口部で囲繞された部位を前記取付け面側に引き起こして形成され、吸着力を有する固定片を含み、
前記固定片が前記取付け面に沿って吸着されることを特徴とする、収納ケース。 - 前記収納ケースは、前記シート状物に挿通され、前記シート状物を回動自在に保持する保持ロールを含み、
前記本体は、長手方向に延び設けられる底面部、前記底面部の長手方向の一端および他端に対向して設けられる2つの側面部、前記2つの側面部の上端部に配設され、前記保持ロールを着脱自在に支持する支持部、および、前記底面部の幅方向の一端で且つ前記底面部の長手方向に延び設けられる背面部を含み、その上面、正面および前記正面寄りの底面が開放された箱状に形成され、
前記蓋体は、長手方向に延び設けられる天面部、前記天面部の長手方向の一端および他端に対向して設けられる2つの側面部、および、前記天面部の幅方向の一端で且つ前記天面部の長手方向に延び設けられる正面部を含み、その底面が開放された箱状に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の収納ケース。 - 前記シート状物は、円筒状に巻回されたシート状物を含み、
前記支持部は、前記側面部の上端部の正面側に配設される切欠き凹部を含み、
前記保持ロールは、
円筒状のロール本体、
前記ロール本体の軸方向の一端および他端にそれぞれ配設される外側環状リブ、および
前記ロール本体の軸方向の一端側および他端側で、それぞれ、前記外側環状リブとの間に前記収納ケースの本体の側面部の厚みと略同じか僅かに大きい間隔を隔てて配設される内側環状リブを含み、
前記保持ロールが前記切欠き凹部に支持されたときの前記保持ロールの軸中心から前記収納ケースの本体の内面までの距離は、未使用の前記シート状物の直径よりも長く形成され、
前記ロール本体の軸方向の一端側および他端側の前記内側環状リブ間の長さは、前記シート状物の軸方向の長さと略同じかあるいは僅かに長く形成され、
前記外側環状リブおよび前記内側環状リブ間に、前記切欠き凹部および前記切欠き部の周縁部の少なくとも一方が係合されることを特徴とする、請求項2に記載の収納ケース。
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