JP2012247178A - 砲弾の炸薬を保持する装置を備えた砲弾 - Google Patents

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Abstract

【課題】 砲弾の炸薬を保持する装置を備えた砲弾を提供する。
【解決手段】 本発明は、長軸XX’に沿って、尖頭形の信管(20)、弾体(10)、およびスカート部(24)を含む砲弾に関し、長軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒形の弾体(10)は、前端と後端の間に、炸薬を収納する装填区画を仕切る円筒壁を有し、弾体(10)は、その前端が信管(20)により、および後端が当該弾体に取り付けられたスカート部により封止されている。
弾体(10)は、フィンEiの両側の少なくとも2個の部分に炸薬を分けるべく、装填区画内に、両端の間に、各々が回転軸AA’方向にスカート部に取り付けられた少なくとも一個の端(b1)を含むn個のフィンE1、E2、..Ei、...Enを有する中核部(38)を含んでいて、iはフィンのランク、nは1以上である。
用途:大砲または迫撃砲弾
【選択図】 図4

Description

本発明は、発射時に強い軸方向およびロール加速を受ける砲弾に関する。
大砲や迫撃砲等、多くの火砲システムがベルトを含む砲弾を使用する。大砲には、砲弾に回転運動を伝達し、これにより軌道内での安定性を向上させることを意図して内部旋条痕が付与されている。
旋条付き砲弾は、推進火薬が点火されたとき、滑らかな砲弾のような軸方向の推力を受けるだけでなく、所定の捻じれ角に応じてベルトを介して砲弾を駆動する大砲の砲身の内壁に施された螺旋形の旋条により回転運動も行なう。これらのベルトは一般に、迫撃砲弾用の「旋条付き」、または大砲弾用の「強制」型のいずれかである。
そのような砲弾は、推進火薬により生じた発射環境に起因する負荷に耐えられるように寸法が定められている。この推進火薬は、砲弾に応じて、カートリッジケースに装薬されるかまたは炸薬保持用のテール溝に配置される。
砲弾は通常、砲弾の内壁により弾体に保持された装薬、例えば炸薬(燻蒸剤、爆薬、照明弾等)を含んでいる。この装薬は、その化学組成および周囲温度に応じて、糊状、液体、または粘性の如何を問わず非固体型である。
発射時、いわゆる「大砲発射」段階において、砲弾は推進火薬による軸方向の推力および大砲の旋条痕による回転を同時に受け、そのような弾体は顕著な軸方向およびロール加速を受ける。砲弾内部の炸薬は一般に、発射段階において、「装薬/弾体」の界面で生じている粘着力により回転し始める。
内部装薬は本質的に、発射時の変形に耐えるには十分に堅牢ではなく、縦方向の加速の影響下で容器(弾体)の後端に押し付けられ、角加速度の影響下で捻じれる(捻転)傾向がある。
これらの変形は、装薬の粘性または硬度に依存して程度が増減するが、容器(弾体)と装薬の粘着力を劣化させ、結果的に装薬材料の強度より大きい負荷が生じ、従って当該材料にひび割れが生じるため、所望の末端効果が低下して「大砲発射段階」から発射安全距離の端までの間における安全性に関する潜在的な問題が生じる。
液体状の装薬の場合、その状態に起因して容器(弾体)と結合していない点で問題が異なる。この状態において、且つ粘性に依存して、この種の装薬はより速いかまたは遅い回転運動を受けるため、装薬と容器(弾体)の間に多少の角速度差が生じる。
発射段階に続いて砲弾のいわゆる「弾道飛行段階」があり、角および軸加速の影響を受けない糊状の装薬は、押し付けられ且つ捻じられる間に蓄えられたポテンシャルエネルギーを解放することにより元の形状に戻る傾向がある。そのような装薬の内部移動は、砲弾の他の全ての要素の動力学と調和せず、結果的に砲弾の弾道飛行の安定性を阻害しがちである。
これらの不具合は、液状の装薬において一層重大である。液状の装薬は、容器すなわち弾体と密着せず、容器とは相対的な角速度の差があって、「飛行段階」の間に容器と調和する傾向があるため、装薬の回転速度が増して、搭載質量、装薬と弾体との摩擦係数(粘着力)、および容器の形状に応じて低下する砲弾の回転速度が落ちてしまう。
装薬の変形に起因する内部移動および砲弾の角速度の低下に起因するジャイロスコープの効果の低下により、「飛行段階」の間に砲弾が不安定になり、軌道上で遭遇する外乱に影響され易くなり、最終的に目標を外す恐れがある。
従来技術の砲弾の短所を克服すべく、本発明は、長軸XX’に沿って、尖頭状の信管、弾体、およびスカート部を含む砲弾を提案するものであり、長軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒形の弾体が、前端と後端の間に、炸薬を収納する装填区画を仕切る円筒壁を有し、弾体が、信管により前端が、および弾体に取り付けられたスカート部により後端が封止されていて、弾体が、両端間の装填区画内に、各々がスカート部に取り付けられた、回転軸AA’方向に少なくとも1個のエッジを含むn個のフィンE1、E2、..Ei、...En(iはフィンのランク、nは1以上)を有する中核部を含み、炸薬をフィンEiの両側で少なくとも2個の部分に分離することを特徴とする。
一実施形態において、砲弾は、信管と弾体との間に、炸薬への点火用のブースターを含んでいて、円筒形のブースターが、弾体と信管および弾体内のブースター本体を結合する外部ブースター部を有している。
別の実施形態において、弾体の円筒壁は、中核部および炸薬を収納する装填区画を形成する、外径Dpeの外面および内径Dpiの内面を含んでいる。
別の実施形態において、回転軸CC’を有する円筒形のスカート部は、弾体の側面において、スカート部の軸に垂直な平面内の円形のスカート壁で終端し、スカート部は、中核部が有するフィンと同数の溝R1、R2、..、Ri、..Rnを有しており、溝はスカート壁に向かって開いていて、砲弾の長軸XX’に垂直な平面P3内の底部を以ってスカート部内で終端し、中核部のn個のフィンE1、E2、..Ei、...Enが、弾体の後端側に、フィンのエッジを以って中核部の軸AA’に垂直な平面P6内で終端する後方フィン終端を有し、ランクiのフィンEiの後方フィン終端がスカート部の同一ランクiの各溝Riに挿入されていて、フィンのエッジが、中核部をスカート部に、従って弾体に回転および並進可能に取り付けるように、溝の底部に接触しており、フィンのスカート部との結合がほぞ/ほぞ穴式であって、ほぞがフィンの後部であり、ほぞ穴がスカート部内の溝R1、R2、..Ri、Rnである。
別の実施形態において、「ほぞ/ほぞ穴」式の結合の場合は後方フィン終端をn個の溝R1R、2、..Ri、..Rnに接着するか、あるいはフィンのエッジにねじ止めまたは溶接することにより、フィンとスカート部とに堅牢な結合が生じ、後者の解決策はほぞ/ほぞ穴式の結合から除外することができる。
別の実施形態において、n個のフィンE1、E2、..Ei、...、Enは、弾体の前端側に、弾体の前記前端の内面の円筒表面部分の直径D1に等しい直径の円筒面に内接して中核部を前記弾体とセンタリング式に結合させる前方フィン部を含んでいる。
別の実施形態において、スカート部−中核部のアセンブリが一体的に製造されていて、回転軸CC’を有するスカート部が、弾体の側面に、回転軸CC’方向に少なくとも自身のエッジによりスカート部に取り付けられたn個のフィンE1、E2、..Ei、..Enを有する中核部を含んでいて、スカート部が中核部と共に弾体の後端にねじ止めされて前記弾体を封止しており、弾体の中核部を「オーバーハング」式に搭載すべくフィンの前部が弾体の壁とは接触しない。
別の実施形態において、弾体−スカート部−中核部のアセンブリが一体的に製造されていて、弾体は、弾体の前端側に、砲弾の長軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒壁と、ブースター用の円形開口を、および弾体の後端側に、スカート部を形成する後方本体部を含み、弾体は、軸AA’方向に、一方で弾体の回転軸AA’方向において自身のエッジにより、他方で前記弾体およびスカート部の壁のフィンの他のエッジにより互いに取り付けられたn個のフィンE1、E2、..Ei、..Enを含んでいて、当該フィンが、スカート部および円形壁と共に、炸薬用のセルを形成している。
別の実施形態において、弾体−中核部のアセンブリが一体的に製造されていて、弾体は、砲弾の軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒壁および前記円筒壁に取り付けられた中核部を含み、円筒壁は、弾体の前端側に、ブースター用の円形開口を、および弾体の後端側に、スカート部により封止された後部開口を含んでいて、中核部のフィンE1、E2、,..Ei、..Enは、一方で弾体の軸AA’方向に自身のエッジにより、および弾体の軸AA’に平行な他のエッジにより、弾体の円筒壁に取り付けられていて、当該フィンは、スカート部および円筒壁と共に、炸薬用のセルを形成している。
別の実施形態において、装填区画は、区画化領域が後に続く共通装填領域およびこれを含み、共通装填領域はブースター、弾体壁、および中核部のフィンの前端部により形成された平面により仕切られていて、区画化領域は弾体壁およびスカート部により仕切られ、フィンE1、E2、...Ei、Enは、弾体壁と共に、砲弾の炸薬用のセルを形成している。
別の実施形態において、中核部を形成しているn個のフィンは好適には(preferentially)、炸薬を収納することを意図した同形のセル群を形成すべく弾体の回転軸AA’の回りに一定間隔で配置されている。
別の実施形態において、中核部は、フィンのエッジの結合軸方向に、炸薬管式点火装置を導入すべく中核部の長さの少なくとも一部にわたる管路を含んでいる。
別の実施形態において、n個のフィンE1、E2、..Ei、..Enのエッジにより形成された管路の壁は、管路の軸に垂直な開口群を含んでいて、炸薬管式点火装置により、これらの開口群を通して、前記軸CC’に沿って、砲弾の炸薬に横方向に点火可能とする。
本発明による砲弾の主な目的は、「大砲発射段階」を通じて、砲弾の起爆装置と炸薬との緊密な接触を保ち、中核部のフィンを介して、全炸薬の回転を、砲弾の容器、すなわち本体と同じ回転加速度で加速することである。
別の目的は、炸薬の内部移動または変形を避けることにより、「飛行段階」を通じて砲弾の安定性を向上させることである。
別の目的は、砲弾が、目標に達するまでの軌道において受ける外部負荷に影響されにくくすることである。
本発明は、索引付けられた図面と合わせて、本発明による砲弾の実施形態の記述から理解が深まろう。
本発明の砲弾の軸方向の側面図を示す。 図1aの砲弾の軸方向の断面図を示す。 図1bの砲弾の前端の詳細を断面図で示す。 図1bの砲弾の後端の詳細を断面図で示す。 図1aの砲弾の中核部を示す。 砲弾に垂直な平面における図1aの砲弾の断面図を示す。 図1aの砲弾の透視分解図を示す。 図1aの砲弾の第1の変型例の軸方向断面図を示す。 図1aの砲弾の第1の変型例の透視図を示す。 図5aの砲弾の前部の詳細を断面図で示す。 本発明の砲弾の第2の変型例の軸方向断面図を示す。 図6aの砲弾の軸に垂直な平面における断面図を示す。 本発明の砲弾の第3の変型例の軸方向断面図を示す。 図7aの砲弾の軸に垂直な平面における断面図を示す。 本発明の砲弾の第4の変型例の軸方向断面図を示す。 図8aの砲弾の軸に垂直な平面における断面図を示す。 本発明による砲弾の中核部の変型例の透視図を示す。 図9aの中核部の軸に垂直な平面における断面図を示す。
図1aに本発明の砲弾の軸方向の側面図を示す。図1bに、図1aの砲弾の軸方向断面図を示す。
回転軸XX’の円筒形図1aおよび1bの砲弾は基本的に、回転軸AA’を有する円筒形の弾体10を含み、2個の端部すなわち前端および後端を有し、前端側に弾体10に結合された信管20およびブースター22、後端側にスカート部24を有している。
尖頭状の信管20は、目標(図示せず)に向けられていて、必要に応じて先細の調整リング26を介してブースター22に結合されている。円筒形のブースター22は、外側ブースター部28および弾体内のブースター本体30を含んでいる。外側ブースター部も先細であって、弾体10を信管20または調整リング26に連続的に結合する。
スカート部24もまた、軸AA’の浅い傾斜に合わせて先細であって、その最小直径が砲弾の後端を形成している。
弾体10は、外径Dpeの外面32および、本発明の主な特徴に従い賦形中核部38および炸薬39を収納する装填区画36を形成する内径Dpiの内面33を有する円形の円筒形弾体壁31を含んでいる。
弾体壁31の内面33の直径Dpiは、弾体の前端へ向かって直径が次第に狭まって、弾体10内にブースター本体30を通すための円形開口40を形成している。当該開口40を用いて、砲弾に液体または糊状の炸薬を装填する。
図1cに図1bの砲弾前端の詳細の断面図を示す。図1dに図1bの砲弾後端の詳細の断面図を示す。
弾体10の壁31の内面33は、ブースター22側に、弾体内の中核部38を遮蔽すべく直径D1の円筒面部分46および軸AA’に垂直な平面P1における本体肩部50を形成する不連続部(図1c参照)、およびスカート部24(図1d参照)側に、スカート部24を弾体10にねじ止めするための直径Dpaの壁ねじ切り部54を含んでいる。
弾体10の後端を封止しているスカート部24は、弾体の側面において、スカート部24を弾体10に確実に取り付けるべく壁ねじ切り部54にねじ止めする意図でスカート部ねじ切り部60を含む直径Dpaの円形外面58を含んでいる。スカート部24の外面58は、弾体の外面32に整列した別の外面62により伸長し、弾体上のスカート部自体がねじ止めされるのを防止すべく別のスカート肩部64を形成している。
スカート部24は、弾体10の側面において、スカート部の軸に垂直な平面P2内の円形のスカート壁68で終端する。スカート部24は、スカート壁68の側に開いている4個の溝R1、R2、R3、R4を含み、各々の溝はスカート部においてスカート部の軸AA’に垂直な平面P3の底部70で終端している。4個の溝は砲弾の軸XX’と同軸のスカート部の軸の回らに一定間隔で配置され、弾体10の賦形中核部38を回転および並進を防止することを意図している。
図2に、図1aの砲弾の中核部を示す。
賦形中核部38は、砲弾の長軸XX’と同軸の回転軸AA’において各エッジb1のうち1個で互いに取り付けられた4個のフィンE1、E2、E3、E4を含んでいる。これらのフィンは、回転軸AA’を通過する互いに垂直な平面P4、P5にあって、砲弾の後方側面の大部分にわたり直径D2の円筒面に内接している。
フィンE1、E2、E3、E4は、砲弾の前方側面に、フィンの直径D2に徐々に結合する直径D1に等しい直径の円筒面に内接する前方フィン部84を含んでいる。前方フィン部84の直径D1は、弾体10の内面33の円筒面部分46の直径であって前記弾体とセンタリング式の結合を行なう。本実施形態において、弾体10の直径D1は、完全な円筒面に対応するのに対し、賦形中核部38の直径D1は当該直径D1に内接する4個のフィンのエッジに対応する4本の線により画定される。
前方フィン部84は、砲弾壁30の本体肩部50への当接を意図する前方フィン肩部88を形成すべく前方フィン部80の直径D1より小さい直径D3の円筒面に内接する前方フィン終端86に結合されている。
フィンE1、E2、E3、E4は、砲弾の後方側面において、中核部38の軸AA’に垂直な平面P6内でフィン終端の直径D2より小さい直径D4の円筒面に内接する後方フィン終端両端100をフィンのエッジ102と共に含んでいる。後方フィン終端100は、砲弾スカート部24の各々の溝R1、R2、R3、R4内に挿入されることを意図されており、フィンのエッジ102は、賦形中核部38をスカート部に、従って弾体10に回転および並進可能に確実に取り付けるように溝の底部70と接触している。
フィンとスカート部24との結合はほぞ/ほぞ穴式であり、柄がスカート部24内の溝R1、R2、R3、R4によりフィン100およびほぞ穴の後側部分により表されている。
図3に、平面の図1aの砲弾の当該砲弾に垂直な断面図を示す。
図4に、図1aの砲弾の透視分解図を示す。
賦形中核部38は、自身の後端により弾体10内に挿入されていて、スカート部24は弾体壁31にねじ止めされている。
賦形中核部38は従って、自身の両端により砲弾の軸XX’に半径方向に中心が保持されていて、スカート部24はスカート部および壁ねじ切り部60、54により弾体10に固定されている。
アセンブリの形状において、賦形中核部38の4個の前方フィン肩部88とフィンのエッジ102との間の距離により画定される長さL2が、弾体10の肩部50とスカート部の4個の溝R1、R2、R3、R4の底部70との間の距離により画定される長さL1に合わせられている。
賦形中核部38はこのように砲弾内で軸方向および半径方向に保持され、組み立て時に弾体10とスカート部24のアセンブリを堅牢に区画化できるようにする。
弾体の壁にねじ止めされたスカート部24により弾体10内に密封された、賦形中核部38を含む砲弾の組立て状態において、弾体の容積は、弾体の前端側において、非区画化容積を形成する共通装填領域120および、賦形中核部38のフィンE1、E2、E3に、E4により区画化された領域124側を弾体内に含んでいる。
共通装填領域120はブースター22、弾体壁31および前方フィン終端部86により形成される平面により仕切られている。
区画化領域は、弾体壁31およびスカート壁68で囲まれ、フィンE1、E2、E3、E4が、弾体壁31と共に、砲弾の炸薬39用に4個のセル106を形成している。
炸薬の大部分は従って4個のセル106内の4個の区画化されたローブ108内に収納されていて、炸薬が爆発性である場合、4個の区画化されたローブ108内で炸薬39が一様に点火されるようにブースター22との最適な点火界面を保証すべく共通装填領域120だけが単一部分となっている。
炸薬39が液体または糊状であって、スカート部22が弾体にねじ止めされている場合、当該炸薬は、信管、調整リング26およびブースター22を搭載する前に、弾体10前部の円形開口40を介して装薬用に確保されている空間に導入される。
炸薬が剛体である場合、賦形中核部38に配置され、次いで、スカート部22を弾体にねじ止めする前に、中核部は自身の剛体炸薬と共に弾体の後端を通って弾体10に導入される。
「大砲発射段階」の間に砲弾が使用される際に、スカート部24は、「ほぞ/ほぞ穴」結合により、砲弾の角加速度に耐え得る寸法である賦形中核部38を回転駆動させる。中核部38は次いで、4個のセル106を介して4個の炸薬ローブ108を砲弾全体と調和して回転駆動させるため、炸薬に対する捻じれの影響または炸薬と弾体10との間の角速度の差異の影響が一切生じないように防止する。
弾体10内で賦形中核部38を用いることで、そのフィンにより、炸薬の砲弾の機械構造、すなわち弾体に取り付けられた賦形中核部38を有する弾体10に対する取付(または接着)表面積を大幅に増やし、従って炸薬と賦形中核部38を備えた弾体10からなる容器との接着を維持することが可能になる。この賦形中核部構造はまた、炸薬が容器の後部に押し付けられないようにし、且つ炸薬を形成する材料にひび割れが生じないようにできる。
賦形中核部38はまた、常に実行が困難であって、一般に剛体またはゴム状(非液体)の爆発性装薬が使用される炸薬と弾体10の間の結合を省けるようにする。
図5aに、図1aの砲弾の第1の変型例の軸方向断面図を示す。
図5bに、図1aの砲弾の第1の変型例の透視図を示す。
第1の変型例において、弾体10内の賦形中核部150は、自身の後端だけがスカート部24に結合されている。図1dに詳細に示す実施形態のように、後方フィン終端100は、砲弾のスカート部24の各々の溝R1、R2、R3、R4に挿入されるべく意図されており、フィンのエッジ102は賦形中核部150を弾体10に回転および並進可能なように確実に取り付けるべく溝の底部70と接触している。フィンE1、E2、E3、E4とスカート部24の結合はほぞ/ほぞ穴式であって、ほぞはフィン100の後端により表され、ほぞ穴はスカート部24内の溝R1、R2、R3、R4により表される。
フィンのスカート部24との結合は、「ほぞ/ほぞ穴」式の結合の場合は後方フィン終端100を溝R1、R2、R3、R4に接着するか、またはフィンのエッジにねじ止め(図示しない解決策)、あるいは溶接することにより実現されるが、後者の解決策はほぞ/ほぞ穴式の結合の解決策を必要としない。
図5cに、図5aの砲弾の前部の詳細を断面図で示す。
図5cは特に、弾体壁31とは接触しない前方フィン終端154の詳細を示す。第1の変型例において、賦形中核部150の前方フィン終端154は、弾体10とは機械的に結合していないため、特に砲弾の製造時において、賦形中核部150の外面および弾体10の内面を粗いまたは形成前の状態に留めておくことができる。
第1の変型例において、弾体10の賦形中核部150の搭載は「オーバーハング」式であると言われる。
図6aに、本発明の砲弾の第2の変型例の軸方向断面図を示す。
図6bに、図6aの砲弾の軸に垂直な平面における断面図を示す。
第2の変型例には、砲弾は、例えば「工場」式製造方法により、一体的に製造されたスカート部160−中核部164アセンブリが含まれる。
回転軸CC’を有するスカート部160は、弾体10の側面に、少なくともそれらのエッジb1により回転軸CC’方向においてスカート部160に取り付けられたフィンE1、E2、E3、E4を有する中核部164を含んでいる。中核部164と共にスカート部は、前記弾体を封止すべく弾体10の後端にねじ止めされている。フィン前部180は、中核部164を弾体に「オーバーハング」式に取付けるために、弾体10の円筒壁31と接触していない。
図7aに、本発明の砲弾の第3の変型例の軸方向断面図を示す。
図7bに、図7aの砲弾の軸に垂直な平面における断面図を示す。
第3の変型例において、砲弾は、例えば工場式に一体的に製造された、弾体200−スカート部208−中核部220のアセンブリを含んでいる。
弾体200は、弾体200の前端側に、砲弾の長軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒壁202と、ブースター22用の円形開口40、および弾体の後端側に、スカート部208を形成する後方本体部206を含んでいる。弾体は、軸AA”方向に、一方で弾体200の回転軸AA’方向に自身のエッジb1により、他方で前記弾体およびスカート部208の壁202の他のエッジによりb2、b3により互いに取り付けられた4個のフィンE1、E2、E3、E4を含んでいる。これらのフィンは、スカート部208および円筒壁202と共に、炸薬39用のセル106を形成している。
図8aに、本発明の砲弾の第4の変型例の軸方向断面図を示す。
図8bに、図8aの砲弾の軸に垂直な平面における断面図を示す。
第4の変型例において、砲弾は、例えば工場式に一体的に製造された弾体300−中核部320のアセンブリを含んでいる。
図8aの砲弾は、砲弾の軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒壁302を有する弾体300、および前記円筒壁302に取り付けられた中核部320を含んでいる。円筒壁302は、弾体の前端側に、ブースター22用の円形開口40と、弾体の後端側に、スカート部308により封止される後部開口304を含んでいる。図1bの実施形態と同様に、ねじ止めによりスカート部308が弾体壁300に取り付けられている。このため、スカート部308は、同じ直径Dpaのねじ切り部が切られた後部開口に取り付けられた直径Dpaのねじ切り部を含んでいる。
図8aの第4の変型例において、中核部のフィンE1、E2、E3、E4は一方では、弾体の軸AA’方向において自身のエッジb1により、および弾体の軸AA’に平行な他のエッジb2により、弾体の円筒壁302に取り付けられている。これらのフィンは、スカート部308および円筒壁302と共に、炸薬用の4個のセル106を形成している。
図9aに、本発明の砲弾の中核部の変型例の透視図を示す。
図9bに、図9aの中核部の軸に垂直な平面における断面図を示す。
図1a〜8bの砲弾の中核部38、150、164、220、320の変型例において、賦形中核部340は、フィンのエッジb1の結合軸CC’方向に、炸薬管式点火装置導入用の、中核部の長さの少なくとも一部にわたる管路350を含んでいる。フィンE1、E2、E3、E4のエッジb1により形成された軸CC’方向の管路350の壁354はまた、軸XX’に垂直な開口360を含んでいて、炸薬管式点火装置がこれらの開口を通して、軸CC’に沿って横方向に砲弾の炸薬に点火可能にする。
本発明による砲弾について記述した例示的な実施形態は、4個のフィンを含む中核部には限定されず、フィンが中核部の長軸回りに一定間隔で配置されていればフィンの個数はこれより多くても少なくてもよい。最低限、中核部は「大砲発射」段階で弾体の炸薬の回転を防止すべく単一のフィンを含んでいてよい。
10、200、300 弾体
20 信管
22 ブースター
24、160、208、308 スカート部
26 調整リング
28 外部ブースター部
30 ブースター本体
31、202、302 円筒壁
32、58、62 外面
33 内面
36 装填区画
38、150、164、220、320、340 中核部
39 炸薬
40、304、360 開口
46 円筒表面部分
50 本体肩部
54 壁ねじ切り部
60 スカート部ねじ切り部
64 スカート肩部
68 スカート壁
70 底部
80、84 前方フィン部
86、154 前方フィン終端
88 前方フィン肩部
100 後方フィン終端
102 エッジ
106 セル
108 区画化ローブ
120 共通装填領域
124 区画化領域
180 フィン前部
206 後方本体部
304 後部開口
350 管路
354 壁
b1、b2、b3 エッジ
D1 直径
Dpe 外径
Dpi 内径
AA’ 回転軸
CC’ 回転軸
XX’ 長軸
E1、E2、..Ei、...En フィン
R1、R2、..、Ri、..Rn 溝
P3、P6 平面

Claims (13)

  1. 長軸XX’に沿って、尖頭状の信管(20)、弾体(10)、およびスカート部(24、160、208、308)を含む砲弾であって、前記長軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒形の前記弾体(10)が、前端と後端の間に、炸薬(39)を収納する装填区画(36)を仕切る円筒壁(31、202、302)を有し、前記弾体(10)が、前記信管(20)により前端が、および前記弾体に取り付けられた前記スカート部により後端が封止されていて、前記弾体が、両端間の前記装填区画内に、各々が前記スカート部に取り付けられた前記回転軸AA’方向に少なくとも1個のエッジ(b1)を含むn個のフィンE1、E2、..Ei、...Enを有する中核部(38、150、164、220、320、340)を含み、iはフィンのランク、nは1以上であり、前記炸薬(39)を前記フィンEiの両側で少なくとも2個の部分に分離することを特徴とする砲弾。
  2. 前記砲弾が、前記信管(20)と前記弾体との間に、前記炸薬(39)への点火用のブースター(22)を含んでいて、円筒形の前記ブースター(22)が、前記弾体(10)と前記信管(20)および前記弾体(10)内のブースター本体(30)を結合する外部ブースター部(28)を有することを特徴とする、請求項1に記載の砲弾。
  3. 前記弾体の前記円筒壁(31)が、前記中核部(38)および前記炸薬(39)を収納する前記装填区画(36)を形成する、外径Dpeの外面(32)および内径Dpiの内面(33)を含んでいることを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記載の砲弾。
  4. 回転軸CC’を有する円筒形の前記スカート部(24)が、前記弾体(10)の側面において、前記スカート部の軸に垂直な平面P2内で円形のスカート壁(68)を以て終端し、前記スカート部(24)は、前記中核部(38)が有するフィンと同数の溝R1、R2、..、Ri、..Rnを有しており、前記溝は前記スカート壁(68)に向かって開いていて、前記砲弾の長軸XX’に垂直な平面P3内の底部(70)を以て前記スカート部において終端し、前記中核部の前記n個のフィンE1、E2、..Ei、...Enが、前記弾体の後端側に、フィンのエッジ(102)を以て前記中核部(38)の軸AA’に垂直な平面P6内で終端する後方フィン終端(100)を有し、ランクiのフィンEiの後方フィン終端(100)が前記スカート部(24)の同一ランクiの前記各溝Riに挿入されていて、前記フィンのエッジ(102)が、前記中核部(38)を前記スカート部に、従って前記弾体(10)に回転および並進可能に取り付けるように、前記溝の前記底部(70)に接触しており、前記フィンの前記スカート部(24)との結合がほぞ/ほぞ穴式であって、前記ほぞが前記フィン(100)の後部であり、前記ほぞ穴が前記スカート部(24)内の前記溝R1、R2、..Ri、Rnであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の砲弾。
  5. 「ほぞ/ほぞ穴」式の結合の場合は前記後方フィン終端(100)を前記n個の溝R1、R2、..Ri、..Rnに接着するか、あるいは前記フィンのエッジにねじ止めまたは溶接することにより、前記フィンと前記スカート部(24)とに堅牢な結合が生じ、後者の解決策はほぞ/ほぞ穴式の結合から除外することができることを特徴とする、請求項4に記載の砲弾。
  6. 前記n個のフィンE1、E2、..Ei、...、Enが、前記弾体(10)の前端側に、前記弾体(10)の前記前端の前記内面(33)の円筒表面部分(46)の直径D1に等しい直径の円筒面に内接して中核部を前記弾体とセンタリング式に結合させる前方フィン部(84)を含んでいることを特徴とする、請求項4または5に記載の砲弾。
  7. スカート部(160)−中核部(164)アセンブリが一体的に製造されていて、回転軸CC’を有する前記スカート部(160)が、前記弾体(10)の側面に、回転軸CC’方向に少なくとも自身のエッジ(b1)により前記スカート部(160)に取り付けられたn個のフィンE1、E2、..Ei、..Enを有する前記中核部(164)を含んでいて、前記スカート部が前記中核部と共に前記弾体(10)の後端にねじ止めされて前記弾体を封止しており、前記弾体(10)の前記中核部(164)を「オーバーハング」式に搭載すべく前記フィン前部(180)が前記弾体(10)の前記壁(31)とは接触しないことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の砲弾。
  8. 弾体(200)−スカート部(208)−中核部(220)のアセンブリが一体的に製造されていて、前記弾体(200)が、前記弾体(200)の前端側に、前記砲弾の長軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒壁(202)と、前記ブースター(22)用の前記円形開口(40)を、および前記弾体の後端側に、スカート部(208)を形成する後方本体部(206)を含み、前記弾体が、前記軸AA’方向に、一方で前記弾体(200)の前記回転軸AA’方向において自身のエッジ(b1)により、他方で前記弾体および前記スカート部(208)の前記壁(202)のフィンの他のエッジ(b2、b3)により互いに取り付けられた前記n個のフィンE1、E2、..Ei、..Enを含んでいて、前記フィンが、前記スカート部(208)および前記円筒壁(202)と共に、前記炸薬(39)用のセル(106)を形成していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の砲弾。
  9. 弾体(300)−中核部(320)のアセンブリが一体的に製造されていて、前記弾体(300)が、前記砲弾の前記軸XX’と同軸の回転軸AA’を有する円筒壁(302)および前記円筒壁(302)に取り付けられた中核部(320)を含み、前記円筒壁302が、前記弾体の前端側に、前記ブースター(22)用の前記円形開口(40)を、および前記弾体の後端側に、前記スカート部(308)により封止された後部開口(304)を含んでいて、前記中核部(320)の前記フィンE1、E2、,..Ei、..Enが、一方で前記弾体の前記軸AA’方向に自身のエッジ(b1)により、および前記弾体の前記軸AA’に平行な他のエッジ(b2)により、前記弾体の前記円筒壁(302)に取り付けられていて、前記フィンが、前記スカート部(308)および前記円筒壁(302)と共に、前記炸薬用のセル(106)を形成していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の砲弾。
  10. 前記装填区画が、区画化領域が後に続く共通装填領域(120)を含み、前記共通装填領域が前記ブースター(22)、前記弾体壁(31)、および前記中核部のフィンの前端部(86)により形成された平面により仕切られていて、前記区画化領域が前記弾体壁(31)および前記スカート部(68)により仕切られ、前記フィンE1、E2、...Ei、Enが、前記弾体壁(31)と共に、前記砲弾の前記炸薬(39)用のセル(106)を形成していることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の砲弾。
  11. 前記中核部(38、150、164、220、320、340)を形成している前記n個のフィンが好適には、前記炸薬を収納することを意図した同形のセル群(106)を形成すべく前記弾体の前記回転軸AA’の回りに一定間隔で配置されていることを特徴とする、請求項3〜9のいずれか1項に記載の砲弾。
  12. 前記中核部(38、150、164、220、320、340)が、前記フィンの前記エッジ(b1)の結合軸方向に、炸薬管式点火装置を導入すべく前記中核部の長さの少なくとも一部にわたる管路(350)を含んでいることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の砲弾。
  13. 前記n個のフィンE1、E2、..Ei、..Enの前記エッジ(b1)により形成された前記管路(350)の壁(354)が、前記管路の軸に垂直な開口群(360)を含んでいて、前記炸薬管式点火装置により、前記開口群を通して、前記軸CC’に沿って、前記砲弾の炸薬に横方向に点火可能とすることを特徴とする、請求項12に記載の砲弾。
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