JP2012252013A - 振動ジャイロ素子およびジャイロセンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基部10と、基部10から直線状に両側へ延出された1対の検出用振動腕11a,11bと、基部10から両側へ検出用振動腕11a,11bに直交する方向に延出された1対の連結腕13a,13bと、各連結腕の先端部からそれと直交して両側へ延出された各1対の駆動用振動腕14a,14b,15a,15bと、基部10から各検出用腕に沿って延出される2対の梁20a,20b,21a,21bと、同方向に延出された各梁が連結された1対の支持部22a,22bと、を同一平面に備え、支持部22a,22bを検出用振動腕の延出する方向であって検出用振動腕の外側かつ前記駆動用振動腕の間に配置する。
【選択図】図1
Description
振動ジャイロ素子として、例えば、略T字型の駆動振動系を中央の検出振動系に関して左右対称に配置した所謂、ダブルT型振動ジャイロ素子が知られている(特許文献1、図1参照)。
これらのジャイロセンサにおいて、携帯性の向上および機器設計の自由度向上のために、小型化の要求がある。このジャイロセンサの小型化を図るために、ジャイロ素子の小型化をする必要がある。通常ジャイロ素子の支持としては、ジャイロ素子の中央の基部(重心部)を基板などに接着支持しているが、ジャイロ素子を小型化していくと、基板との支持面積も小さくなり、振動または衝撃が加わった時の強度が確保できない問題がある。このため、例えば、特許文献1(図4)に示すように基部から支持枠を延出させ、基部と支持枠をそれぞれ支持する構造が提案されている。
(実施形態)
図1は本実施形態の振動ジャイロ素子を示す概略平面図である。
振動ジャイロ素子1は、圧電材料である水晶から形成されている。水晶には電気軸と呼ばれるX軸、機械軸と呼ばれるY軸および光学軸と呼ばれるZ軸を有している。そして、振動ジャイロ素子1はZ軸方向に所定の厚みを持ち、XY平面内に形成されている。
また、検出用振動腕11a,11b表面には検出電極(図示せず)が形成され、駆動用振動腕14a,14b,15a,15b表面には駆動電極(図示せず)が形成されている。このように、検出用振動腕11a,11bにて角速度を検出する検出振動系を構成し、連結腕13a,13bと駆動用振動腕14a,14b,15a,15bにて振動ジャイロ素子を駆動する駆動振動系を構成している。
また、検出用振動腕11a,11bは駆動用振動腕14a,14b,15a,15bに対して長さが短く形成されている。
この1対の支持部22a,22bは、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。さらに、この1対の支持部22a,22bは、振動ジャイロ素子1の重心Gに対して回転対称な位置に配置されている。
図3および図4は振動ジャイロ素子の動作を説明する模式平面図である。図3および図4において、振動形態を簡易に表現するために各振動腕は線で表し、前述した梁20a,20b,21a,21bおよび支持部22a,22bは省略する。
ジャイロセンサ80は、振動ジャイロ素子1、IC84、収容器81、蓋体86を備えている。セラミックなどで形成された収容器81の底面にはIC84が配置され、Auなどのワイヤ85で収容器81に形成された配線(図示せず)と電気的接続がなされている。IC84には振動ジャイロ素子1を駆動振動させるための駆動回路と、角速度が加わったときに振動ジャイロ素子1に生ずる検出振動を検出する検出回路とを含んでいる。振動ジャイロ素子1は、収容器81に形成された支持台82と振動ジャイロ素子1の支持部22a,22bとを導電性接着剤などの固定部材83を介して、接着支持されている。また、支持台82表面には配線(図示せず)が形成され、振動ジャイロ素子1の電極と配線間の導通が固定部材83を介してなされている。この固定部材83は、弾性のある材料であることが望ましい。弾性を有する固定部材83としてはシリコーンを基材とする導電性接着剤などが知られている。そして、収容器81の上部で収容器81内を真空雰囲気に保持され、蓋体86にて封止されている。
また、基部10から延出する梁20a,20b,21a,21bは水晶で形成されているため弾性を有し、基部10の周縁部の振動が抑圧されることが無く、角速度の検出感度が低下することがない。
また、1対の支持部22a,22bは振動ジャイロ素子1の重心Gに対して回転対称な位置に設けられていることから、振動ジャイロ素子1のバランスが確保でき、安定した姿勢を保つことができ良好な特性を得ることができる。
さらに、上記支持構造で支持された振動ジャイロ素子1を搭載したジャイロセンサ80は、角速度の検出感度を維持しつつ小型化することができる。
(振動ジャイロ素子の変形例)
図5において、振動ジャイロ素子2の基部10の両側から該検出用振動腕11aと平行に延出する1対の梁30a,30bが形成され、梁30a,30bの先端は支持部32aに連結されている。同様に、基部10の両側から該検出用振動腕11bと平行に延出する1対の梁31a,31bが形成され、梁31a,31bの先端は支持部32bに連結されている。
この1対の支持部31a,31bは、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。
振動ジャイロ素子2は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部32a,32bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
この1対の支持部41a,41bは、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。
振動ジャイロ素子3は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部42a,42bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
この1対の支持部51a,51bは、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。
振動ジャイロ素子4は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部52a,52bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
この1対の支持部61a,61bは、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。
振動ジャイロ素子5は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部62a,62bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
振動ジャイロ素子6には基部10の4箇所の角部から該検出用振動腕11a,11bと直交する向きに図中左右両側へ延出し、途中で該検出用振動腕11a,11bと平行に延出するL字状の梁70a,70b,71a,71bが設けられている。梁70a,70bの先端は支持部72aに連結され、梁71a,71bは支持部72bに連結されている。
この1対の支持部71a,71bは、各検出用振動腕11a,11bの延出する方向であって検出用振動腕11a,11bの外側かつ駆動用振動腕14a,14b,15a,15bの間に配置されている。
振動ジャイロ素子6は、前述の実施形態と同様な支持構造で、支持部72a,72bを導電性接着剤などの固定部材によって支持台に接着支持される。
以上の振動ジャイロ素子の変形例においても、本実施形態で説明したのと同様の作用を有し、同様の効果を享受することができる。
また、振動ジャイロ素子の材料として、他の圧電材料であるタンタル酸リチウム(LiTaO3)或はニオブ酸リチウム(LiNbO5)などを利用しても良い。さらに、圧電材料だけでなくエリンバ材に代表される恒弾性材料を用いて実施することも可能である。
Claims (6)
- 基部と、
前記基部から直線状に両側へ延出された1対の検出用振動腕と、
前記基部から両側へ前記検出用振動腕に直交する方向に延出された1対の連結腕と、
前記各連結腕の先端部からそれと直交して両側へ延出された各1対の駆動用振動腕と、
前記基部から前記各検出用腕に沿って延出される2対の梁と、
同方向に延出された前記各梁が連結された1対の支持部と、を同一平面に備え、
前記支持部を前記各検出用振動腕の延出する方向であって前記検出用振動腕の外側かつ前記駆動用振動腕の間に配置されたことを特徴とする振動ジャイロ素子。 - 請求項1に記載の振動ジャイロ素子において、前記検出用振動腕の長さは前記駆動用振動腕の長さより短く形成されたことを特徴とする振動ジャイロ素子。
- 請求項1または2に記載の振動ジャイロ素子において、前記1対の支持部は振動ジャイロ素子の重心に対して回転対称な位置に設けられていることを特徴とする振動ジャイロ素子。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の振動ジャイロ素子と、
前記振動ジャイロ素子が載置される支持台と、
前記振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、を備えることを特徴とする振動ジャイロ素子の支持構造。 - 請求項4に記載の振動ジャイロ素子の支持構造において、
前記固定部材は弾性を有する材料であることを特徴とする振動ジャイロ素子の支持構造。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の振動ジャイロ素子と、
前記振動ジャイロ素子が載置される支持台と、
前記振動ジャイロ素子の前記支持部と支持台とを固定するための固定部材と、
前記振動ジャイロ素子を駆動振動させるための駆動回路と、
前記振動ジャイロ素子に角速度が加わったときに前記振動ジャイロ素子に生ずる検出振動を検出する検出回路と、を備えることを特徴とするジャイロセンサ。
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