JP2012252102A - 投写型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源として固体光源が用いられる場合に、光源の輝度を良好に高めることができる投写型表示装置を提供する。
【解決手段】プロジェクタ1は、赤色の光束を発する赤色LED201を有する赤色光源ユニット200と、青色の光束を発する青色LED301を有する青色光源ユニット300と、緑色の光束を発する緑色LED401、402を有する緑色光源ユニット400と、各光源ユニット200、300、400からそれぞれ出射された光束を変調する液晶パネル510、511、512とを備える。ここで、緑色光源ユニット400は、第1緑色LED401と、第2緑色LED402と、第1緑色LED401から発せられた光束と第2緑色LED402から発せられた光束を、これら2つの光束が重なるように統合し、統合された光束を出射する、ハーフミラー407および反射ミラー408からなる光統合部とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源からの光を変調して被投写面に投写する投写型表示装置に関する。
従来、投写型表示装置(以下、「プロジェクタ」という)では、光源として、ランプ光源の他、LED光源、レーザ光源等の固体光源が用いられる。たとえば、プロジェクタには、赤色の光束、緑色の光束および青色の光束をそれぞれ発する3種類の固体光源が配される。各固体光源から発せられた各光束は、各光束に対応する映像信号に応じて光変調素子により変調される。変調された各光束は、1つの光束に合成された状態で被投写面に投写される。これにより、被投写面にカラー画像が映し出される。なお、以下、「光束」との表現が望ましい場合を除き、「光束」を、単に「光」という。
固体光源は、ランプ光源に比べて寿命が長い。よって、固体光源を用いることにより、光源の交換頻度を減らすことが可能となる。
しかしながら、現在のところ、実際にプロジェクタに用いられ得る固体光源は、ランプ光源に比べて輝度が低い。よって、投写される画像が暗くなり易い。
そこで、輝度を高めるため、同じ色に関して、固体光源を複数個配する構成が採られ得る。たとえば、複数個の固体光源が横方向に配列されることにより、1つの光源ユニットが構成される(特許文献1参照)。各固体光源からは、同じ方向に向けて光が発せられる。これにより、光源ユニットからは、各固体光源からの各光束が集まった大きな光束が出射される。
特開2003−57746号公報
しかしながら、上記構成とした場合、一部の固体光源が故障等により点灯しなくなると、光源ユニットから出射される光束の一部の領域が暗くなり、光束内に輝度むらが生じる虞がある。これにより、投写される画像の画質が劣化する虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、光源として固体光源が用いられる場合に、光源の輝度を良好に高めることができる投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る投写型表示装置は、固体光源を有し、光束の色がそれぞれ異なる複数の光源部と、前記複数の光源部からそれぞれ出射された光束を変調する光変調部と、を備える。ここで、前記複数の光源部のうち、少なくとも1つの光源部は、第1の固体光源と、前記第1の固体光源と同色の光束を発する第2の固体光源と、前記第1の固体光源から発せられた光束と前記第2の固体光源から発せられた光束を、これら2つの光束が重なるように統合し、統合された光束を出射する光統合部と、を含む。
本発明の第1の態様に係る投写型表示装置によれば、少なくとも高い輝度が求められる
色に対応する光源部の輝度を高めることができる。しかも、光統合部によって、第1の固体光源および第2の固体光源から発せられた2つ光束が重なるように統合されるため、一方の固体光源が故障等により点灯しなくなっても、光源部から出射される光束内に輝度むらが生じにくい。
本態様に係る投写型表示装置において、前記第1の固体光源は、第1の方向に光束を発するよう配置され得る。また、前記第2の固体光源は、前記第1の方向と交わる第2の方向に光束を発するよう配置され得る。この場合、前記光統合部は、前記第1の固体光源から発せられた光束の一部を前記第2の方向へ反射するとともに当該光束の残りを前記第1の方向へ透過させ、前記第2の固体光源から発せられた光束の一部を前記第1の方向へ反射するとともに当該光束の残りを前記第2の方向へ透過させるハーフミラーと、前記ハーフミラーから前記第1の方向に出射された前記第1の固体光源および前記第2の固体光源の光束を反射して、前記第2の方向に向かわせるミラーと、を含むような構成とされ得る。
このような構成とすれば、ハーフミラーにより反射された第1の固体光源の光束とハーフミラーを透過した第2の固体光源の光束が重なった状態で統合され第2の方向に出射される。また、ハーフミラーを透過した第1の固体光源の光束とハーフミラーにより反射された第2の固体光源の光束が重なった状態で統合され、さらにミラーで反射されて第2の方向に出射される。このようして、ハーフミラーとミラーとにより、光統合部を容易に実現することができる。
本態様に係る投写型表示装置において、前記光統合部は、プリズム部材を含むよう構成され得る。この場合、前記第1の固体光源および前記第2の固体光源は、前記プリズム部材を挟んで相対する位置に配される。さらに、前記プリズム部材には、前記第1の固体光源から発せられた光束を屈折させる第1の屈折面と、前記第2の固体光源から発せられた光束を屈折させて前記第1の屈折面で屈折された前記第1の固体光源の光束の進行方向と同じ方向に向かわせる第2の屈折面とが、前記第1の固体光源と前記第2の固体光源との並び方向に交互に複数個配列される。
このような構成とすれば、第1の固体光源から発せられた光束と第2の固体光源から発せられた光束が、プリズム部材における交互に配列された第1の屈折面および第2の屈折面で屈折されることにより、これら2つの光束が重なるように統合される。このようにして、プリズム部材により、光統合部を容易に実現することができる。
本態様に係る投写型表示装置において、前記光統合部は、反射部材を含むよう構成され得る。この場合、前記第1の固体光源および前記第2の固体光源は、前記反射部材を挟んで相対する位置に配される。さらに、前記反射部材には、前記第1の固体光源から発せたれた光束を反射させる第1の反射面と、前記第2の固体光源から発せられた光束を反射させ前記第1の反射面で反射された前記第1の固体光源の光束の進行方向と同じ方向に向かわせる第2の反射面とが、前記第1の固体光源と前記第2の固体光源との並び方向に交互に複数個配列される。
このような構成とすれば、第1の固体光源から発せられた光束と第2の固体光源から発せられた光束が、反射部材における交互に配列された第1の反射面および第2の反射面で反射されることにより、これら2つの光束が重なるように統合される。このようにして、反射部材により、光統合部を容易に実現することができる。
本態様に係る投写型表示装置は、前記光統合部により統合された光束内の光量分布を均一化する均一化部をさらに備えるような構成とされ得る。たとえば、均一化部は、フライ
アイインテグレータ、または、ロッドインテグレータにより構成され得る。
このような構成とすれば、第1の固体光源および第2の固体光源の一方が点灯しない場合であっても、光源部の光束内に輝度むらが生じにくいので、均一化部による光量分布の均一化効率が低下しにくい。
本発明の第2の態様に係る投写型表示装置は、赤色の光束を発する固体光源を有する赤色光源部と、青色の光束を発する固体光源を有する青色光源部と、緑色の光束を発する固体光源を有する緑色光源部と、前記各光源部からそれぞれ出射された光束を変調する光変調部と、を備える。ここで、前記緑色光源部は、第1の固体光源と、前記第1の固体光源と同色の光束を発する第2の固体光源と、前記第1の固体光源から発せられた光束と前記第2の固体光源から発せられた光束を、これら2つの光束が重なるように統合し、統合された光束を出射する光統合部と、を含む。
本発明の第2の態様に係る投写型表示装置によれば、赤色、青色、緑色のうち、高い輝度が求められる緑色に対応する緑色光源部の輝度を高めることができる。しかも、光統合部によって、第1の固体光源および第2の固体光源から発せられた2つ光束が重なるように統合されるため、一方の固体光源が故障等により点灯しなくなっても、緑色光源部から出射される光束内に輝度むらが生じにくい。
以上のとおり、本発明によれば、光源として固体光源が用いられる場合に、光源の輝度を良好に高めることができる投写型表示装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
実施の形態に係るプロジェクタの構成を示す図である。 実施の形態に係る光学エンジンの構成を示す図である。 実施の形態に係る緑色光源ユニットの構成を示す図である。 変更例1に係る緑色光源ユニットの構成を説明するため図である。 変更例2に係る緑色光源ユニットの構成を説明するため図である。 変更例に係る光学エンジンの構成を示す図である。 その他の変更例に係るミラーアレイの構成を示す図である。
以下、図面を参照して、実施の形態に係るプロジェクタについて説明する。
図1は、プロジェクタ1の構成を示す図である。同図を参照して、プロジェクタ1は、筺体となる、横長の略直方体形状のキャビネット10を備えている。キャビネット10には、前面左側に投写窓101が形成されている。投写窓101からは、投写レンズユニット20が外部に露出している。キャビネット10の前面右側および右側面には、キャビネット10内部から排気を行うための排気口102、103がそれぞれ形成されている。また、キャビネット10の上面には、操作部104が設けられている。操作部104には、複数の操作キーが配されている。
図2は、光学エンジン30の構成を示す図である。
キャビネット10の内部には、光学エンジン30が配されている。光学エンジン30は、映像信号に基づいて変調された映像光を生成する。光学エンジン30で生成された映像光は、投写レンズユニット20により、プロジェクタ1の前方に配されたスクリーンに拡大投写される。
図2を参照して、光学エンジン30は、赤色波長帯の光(以下、「R光」という)を出射する赤色光源ユニット200と、青色波長帯の光(以下、「B光」という)を出射する青色光源ユニット300と、緑色波長帯の光(以下、「G光」という)を出射する緑色光源ユニット400と、これら光源ユニット200、300、400から出射されたR光、B光およびG光を変調して映像光を生成する映像生成ユニット500とを含む。
赤色光源ユニット200は、赤色LED201と、放熱板202と、コンデンサレンズ203とを備えている。赤色LED201はR光を発する。R光は、所定の拡がり角を有する。放熱板202は、赤色LED201に装着され、赤色LED201で発生した熱を外部に放出する。放熱板202には、図示しない冷却ファンから冷却風が供給され、これにより、放熱効果が高まる。コンデンサレンズ203は、赤色LED201から発せられたR光を平行光化する。
青色光源ユニット300は、青色LED301と、放熱板302と、コンデンサレンズ303とを備えている。青色LED301はB光を発する。B光は、所定の拡がり角を有する。放熱板302は、青色LED301に装着され、青色LED301で発生した熱を外部に放出する。放熱板302には、図示しない冷却ファンから冷却風が供給され、これにより、放熱効果が高まる。コンデンサレンズ303は、青色LED301から発せられたB光を平行光化する。
プロジェクタ1では、自然なカラー画像を生成するために、R光およびB光に比べてG光の輝度を高める必要がある。このため、緑色光源ユニット400は、2つの緑色LED401、402を備えている。これら2つの緑色LED401、402から発せられた光が合成され、合成された光が緑色光源ユニット400から出射される。緑色光源ユニット400の詳細な構成については追って説明する。
映像生成ユニット500は、フライアイインテグレータ501、502、503と、PBSアレイ504、505、506と、コンデンサレンズ507、508、509と、液晶パネル510、511、512と、入射側偏光板513、514、515と、出射側偏光板516、517、518と、ダイクロイックプリズム519とを備えている。
赤色光源ユニット200から出射されたR光は、フライアイインテグレータ501、PBSアレイ504、コンデンサレンズ507を通過する。フライアイインテグレータ501は一対のフライアイレンズ501a、501bからなり、各フライアイレンズ501a、501bは蠅の目状に配列された多数の小レンズから構成されている。フライアイインテグレータ501に入射した光は、これら小レンズによって分割される。分割された各光は、コンデンサレンズ507により液晶パネル510に重畳される。これにより、液晶パネル510に照射される光の光量分布が均一化される。また、フライアイインテグレータ501により分割された各光は、PBSアレイ504によって偏光方向が一方向に揃えられる。
コンデンサレンズ507から出射されたR光は、入射側偏光板513を介して液晶パネル510に照射される。液晶パネル510は、赤色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてR光を変調する。液晶パネル510から出射されたR光は、出射側偏光板516を介してダイクロイックプリズム519に入射する。
青色光源ユニット300から出射されたB光は、フライアイインテグレータ502、PBSアレイ505、コンデンサレンズ508を通過する。フライアイインテグレータ502に入射した光は、各フライアイレンズ502a、502bを構成する小レンズによって分割され、分割された各光が、コンデンサレンズ508により液晶パネル511に重畳される。これにより、液晶パネル511に照射される光の光量分布が均一化される。また、フライアイインテグレータ502により分割された各光は、PBSアレイ505によって偏光方向が一方向に揃えられる。
コンデンサレンズ508から出射されたB光は、入射側偏光板514を介して液晶パネル511に照射される。液晶パネル511は、青色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてB光を変調する。液晶パネル511から出射されたB光は、出射側偏光板517を介してダイクロイックプリズム519に入射する。
緑色光源ユニット400から出射されたG光は、フライアイインテグレータ503、PBSアレイ506、コンデンサレンズ509を通過する。フライアイインテグレータ503に入射した光は、各フライアイレンズ503a、503bを構成する小レンズによって分割され、分割された各光が、コンデンサレンズ509により液晶パネル512に重畳される。これにより、液晶パネル512に照射される光の光量分布が均一化される。また、フライアイインテグレータ503により分割された各光は、PBSアレイ506によって偏光方向が一方向に揃えられる。
コンデンサレンズ509から出射されたG光は、入射側偏光板515を介して液晶パネル512に照射される。液晶パネル512は、緑色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてG光を変調する。液晶パネル512から出射されたG光は、出射側偏光板518を介してダイクロイックプリズム519に入射する。
ダイクロイックプリズム519は、入射したR光、B光およびG光のうち、R光とB光を反射するとともにG光を透過し、これにより、R光、B光およびG光を色合成する。こうして、色合成された映像光が、ダイクロイックプリズム519から投写レンズユニット20に向けて出射される。
図3は、緑色光源ユニット400の構成を示す図である。図3において、緑色光源ユニット400からフライアイインテグレータ503へのG光の出射方向に平行な方向をX軸方向と定義し、X軸方向に直交する方向をY方向と定義する。
緑色光源ユニット400は、第1緑色LED401と、第2緑色LED402と、第1放熱板403と、第2放熱板404と、第1コンデンサレンズ405と、第2コンデンサレンズ406と、ハーフミラー407と、反射ミラー408とを備えている。
第1緑色LED401は、Y軸方向にG光を発する。第2緑色LED402は、X軸方向にG光を発する。第1緑色LED401および第2緑色LED402から発せられるG光は、所定の拡がり角を有する。
第1放熱板403は、第1緑色LED401に装着され、第1緑色LED401で発生した熱を外部に放出する。第2放熱板404は、第2緑色LED402に装着され、第2緑色LED402で発生した熱を外部に放出する。第1放熱板403および第2放熱板404には、図示しない冷却ファンから冷却風が供給され、これにより、放熱効果が高まる。
第1コンデンサレンズ405は、第1緑色LED401から発せられたG光を平行光化する。第2コンデンサレンズ406は、第2緑色LED402から発せられたG光を平行光化する。
ハーフミラー407は、第1コンデンサレンズ405の光軸L1と第2コンデンサレンズ406の光軸L2とが交わる位置に配される。ハーフミラー407は2つの光軸L1、L2、即ち、2つのG光の出射方向に対して略45°の傾きを有する。
反射ミラー408は、ハーフミラー407に対して、第1緑色LED401と反対側に配されている。反射ミラー408は、ハーフミラー407と同様、2つのG光の出射方向に対して略45°の傾きを有する。
ハーフミラー407は、フライアイレンズ503aの入射面における一方の半分領域の正面に位置し、反射ミラー408は、フライアイレンズ503aの入射面における他方の半分領域の正面に位置する。
第1コンデンサレンズ405からY軸方向に出射されたG光(白抜き矢印)は、略半分の光量がハーフミラー407により反射され、略半分の光量がハーフミラー407を透過する。ハーフミラー407により反射されたG光(実線矢印)は、X軸方向に進み、フライアイレンズ503aの一方の半分領域に照射される。一方、ハーフミラー407を透過したG光(破線矢印)は、Y軸方向に進み、反射ミラー408によりX軸方向に反射され、フライアイレンズ503aの他方の半分領域に照射される。
第2コンデンサレンズ406からX軸方向に出射されたG光(白抜き矢印)は、略半分の光量がハーフミラー407により反射され、略半分の光量がハーフミラー407を透過する。ハーフミラー407により反射されたG光(実線矢印)は、ハーフミラー407を透過した第1緑色LED401からのG光に重なり、ともにY軸方向に進む。そして、反射ミラー408によりX軸方向に反射され、フライアイレンズ503aの他方の半分領域に照射される。一方、ハーフミラー407を透過したG光(破線矢印)は、ハーフミラー407により反射された第1緑色LED401からのG光に重なり、ともにX軸方向に進む。そして、フライアイレンズ503aの一方の半分領域に照射される。
このようにして、第1緑色LED401から発せられたG光と第2緑色LED402から発せられたG光が、ハーフミラー407および反射ミラー408の作用によって重なるように統合され、フライアイレンズ503aの全面に近い領域に照射される。
以上、説明した通り、本実施の形態によれば、赤色、青色、緑色のうち、高い輝度が求められる緑色に対応する緑色光源ユニット400から出射されるG光の輝度を高めることができる。よって、スクリーンに投写される画像の明るさを増加させることができる。しかも、ハーフミラー407および反射ミラー408によって、第1緑色LED401および第2緑色LED402から発せられた2つG光が重なるように統合されるため、一方の緑色LEDが故障等により点灯しなくなっても、緑色光源ユニット400から出射される光束内に輝度むらが生じにくい。よって、スクリーンに投写される画像の画質が低下しにくい。
また、本実施の形態によれば、一方の緑色LEDが故障等により点灯しなくなっても、緑色光源ユニット400から出射される光束内に輝度むらが生じにくいので、フライアイインテグレータ503による光量分布の均一化効率が低下しにくい。
さらに、本実施の形態によれば、赤色、青色、緑色の異なる色の光源ユニット200、
300、400が、それぞれ設けられ、これら光源ユニット200、300、400の中で、高い輝度が求められる緑色光源ユニット400のみが、2つの緑色LED401と、これら緑色LED401からの光束を統合させるハーフミラー407および反射ミラー408とを備える構成とされている。よって、光源ユニット200、300、400全体してのコストの上昇や大型化を極力抑制することができる。
なお、本実施の形態では、色ごとに光源ユニットが配置されるため、投写画像において輝度を高めたい色の光源ユニットに、ハーフミラーと反射ミラーによる光の統合のための構成を適用することにより、容易に、所望の色の輝度を高めることができる。たとえば、全体的に青みがかった投写画像を実現したい場合には、青色光源ユニット300にハーフミラーと反射ミラーによる光の統合のための構成を適用すれば良く、全体的に赤みがかった投写画像を実現したい場合には、赤色光源ユニット200にハーフミラーと反射ミラーによる光の統合のための構成を適用すれば良い。
さらに、本実施の形態によれば、ハーフミラー407および反射ミラー408によって、2つG光が重なるように統合される構成を容易に実現することができる。
<緑色光源ユニットの変更例1>
図4は、変更例1に係る緑色光源ユニット410の構成を説明するため図である。図4(a)は、緑色光源ユニット410の全体構成を示す図である。図4(b)は、プリズムアレイ417の構成を示す斜視図である。図4(c)は、プリズムアレイ417の作用を説明するための図である。
図2に示す光学エンジン30において、緑色光源ユニット400を、本変更例の緑色光源ユニット410に置き換えることができる。
図4(a)に示すように、緑色光源ユニット410は、第1緑色LED411と、第2緑色LED412と、第1放熱板413と、第2放熱板414と、第1コンデンサレンズ415と、第2コンデンサレンズ416と、プリズムアレイ417とを備えている。
プリズムアレイ417は、フライアイインテグレータ503の正面位置に、フライアイインテグレータ503と平行に配される。
第1緑色LED411および第2緑色LED412は、プリズムアレイ417を挟んで相対する位置に配される。第1緑色LED411および第2緑色LED412は、プリズムアレイ417に向けてG光を発する。第1緑色LED411および第2緑色LED412から発せられるG光は、所定の拡がり角を有する。
第1緑色LED411から発せられたG光は、第1コンデンサレンズ415により平行光化された後、プリズムアレイ417の入射面417aに斜めに入射する。同様に、第2緑色LED412から発せられたG光は、第2コンデンサレンズ416により平行光化された後、プリズムアレイ417の入射面417aに斜めに入射する。第1緑色LED411からのG光の入射方向と第2緑色LED412からのG光の入射方向は、プリズムアレイ417の中心軸Pに対して略対称となる。
なお、第1緑色LED411で発生した熱は第1放熱板413により外部に放出され、第2緑色LED412で発生した熱は第2放熱板414により外部に放出される。
図4(b)に示すように、プリズムアレイ417は、略三角柱のプリズムが一列に複数個配列された構造を有する。即ち、プリズムアレイ417には、第1の出射面417bと
第2の出射面417cが第1緑色LED411と第2緑色LED412の並び方向に交互に複数個配列されている。第1の出射面417bと第2の出射面417cは、三角の波形を形成する。
図4(c)に示すように、入射面417aに入射した第1緑色LED411のG光(実線矢印)が入射面417aおよび第1の出射面417bでの屈折によってプリズムアレイ417の中心軸Pと同じ方向に出射されるよう、入射面417aへの第1緑色LED411のG光の入射角度(第1緑色LED411のプリズムアレイ417に対する向き)、および入射面417aに対する第1の出射面417bの傾斜角度が設定されている。同様に、入射面417aに入射した第2緑色LED412のG光(破線矢印)が入射面417aおよび第2の出射面417cでの屈折によってプリズムアレイ417の中心軸Pと同じ方向に出射されるよう、入射面417aへの第2緑色LED412のG光の入射角度(第2緑色LED412のプリズムアレイ417に対する向き)、および入射面417aに対する第2の出射面417cの傾斜角度が設定されている。
このようにして、第1緑色LED411から発せられたG光と第2緑色LED412から発せられたG光が、プリズムアレイ417における第1の出射面417bおよび第2の出射面417cで屈折されることにより、2つのG光が重なるように統合されて、緑色光源ユニット410から出射される。そして、出射されたG光が、フライアイレンズ503aの全面に近い領域に照射される。
以上、本変更例によれば、上記実施の形態と同様、スクリーンに投写される画像の画質低下を防止しつつ、画像の明るさを増加させることができる。また、一方の緑色LEDが故障等により点灯しなくなっても、フライアイインテグレータ503による光量分布の均一化効率が低下しにくい。さらに、光源ユニット200、300、410全体してのコストの上昇や大型化を極力抑制することができる。
さらに、本変更例によれば、プリズムアレイ417によって、2つG光が重なるように統合される構成を容易に実現することができる。
<緑色光源ユニットの変更例2>
図5は、変更例2に係る緑色光源ユニット420の構成を説明するため図である。図5(a)は、緑色光源ユニット420の全体構成を示す図である。図5(b)は、ミラーアレイ427の構成を示す斜視図である。図5(c)は、ミラーアレイ427の作用を説明するための図である。
図2に示す光学エンジン30において、緑色光源ユニット400を、本変更例の緑色光源ユニット420に置き換えることができる。
図5(a)に示すように、緑色光源ユニット420は、第1緑色LED421と、第2緑色LED422と、第1放熱板423と、第2放熱板424と、第1コンデンサレンズ425と、第2コンデンサレンズ426と、ミラーアレイ427とを備えている。
ミラーアレイ427は、フライアイインテグレータ503の正面位置に、フライアイインテグレータ503と平行に配される。ミラーアレイ427とフライアイインテグレータ503間には、第1緑色LED421および第2緑色LED422からの光がフライアイインテグレータ503に遮られないだけの間隔が設けられている。
第1緑色LED421および第2緑色LED422は、ミラーアレイ427を挟んで相対する位置に配される。第1緑色LED421および第2緑色LED422は、ミラーア
レイ427に向けてG光を発する。第1緑色LED411および第2緑色LED412から発せられるG光は、所定の拡がり角を有する。
第1緑色LED421から発せられたG光は、第1コンデンサレンズ425により平行光化された後、ミラーアレイ427に対して斜めに入射する。同様に、第2緑色LED422から発せられたG光は、第2コンデンサレンズ426により平行光化された後、ミラーアレイ427に対して斜めに入射する。第1緑色LED421からのG光の入射方向と第2緑色LED422からのG光の入射方向は、ミラーアレイ427の中心軸Pに対して略対称となる。
なお、第1緑色LED421で発生した熱は第1放熱板423により外部に放出され、第2緑色LED422で発生した熱は第2放熱板424により外部に放出される。
図5(b)に示すように、ミラーアレイ427は、たとえば、ガラス等からなる透明なベース材427aを備え、ベース材427aの表面にアルミ等の高反射材料が蒸着されることにより反射面427bが形成されている。ミラーアレイ427の反射面427bは、第1の反射面427cと第2の反射面427dが第1緑色LED421と第2緑色LED422の並び方向に交互に複数個配列された構成を有する。第1の反射面427cと第2の反射面427dは、三角の波形を形成する。
図5(c)に示すように、第1緑色LED421からのG光(実線矢印)が第1の反射面427cでの反射によってミラーアレイ427の中心軸Pと同じ方向に出射されるよう、G光の入射角度に対する第1の反射面427cの角度が設定されている。同様に、第2緑色LED422からのG光(破線矢印)が第2の反射面427dでの反射によってミラーアレイ427の中心軸Pと同じ方向に出射されるよう、G光の入射角度に対する第2の反射面427dの角度が設定されている。
このようにして、第1緑色LED421から発せられたG光と第2緑色LED422から発せられたG光が、ミラーアレイ427における第1の反射面417cおよび第2の出射面427dで反射されることによって重なるように統合されて、緑色光源ユニット420から出射される。そして、出射されたG光が、フライアイレンズ503aの全面に近い領域に照射される。
以上、本変更例によれば、上記実施の形態と同様、スクリーンに投写される画像の画質低下を防止しつつ、画像の明るさを増加させることができる。また、一方の緑色LEDが故障等により点灯しなくなっても、フライアイインテグレータ503による光量分布の均一化効率が低下しにくい。さらに、光源ユニット200、300、420全体してのコストの上昇や大型化を極力抑制することができる。
さらに、本変更例によれば、ミラーアレイ427によって、2つG光が重なるように統合される構成を容易に実現することができる。
<光学エンジンの変更例>
図6は、変更例に係る光学エンジン30の構成を示す図である。本変更例に係る光学エンジン30は、光変調素子としてDMD557が用いられた映像生成ユニット550を備えている。なお、3つの光源ユニット200、300、400については、上記実施の形態と同様である。
図6を参照して、映像生成ユニット550は、ダイクロイックプリズム551と、コンデンサレンズ552と、ロッドインテグレータ553と、2つのリレーレンズ554、5
55と、反射ミラー556と、DMD(Digital Micro-mirror Device)557とを備えている。
赤色光源ユニット200、青色光源ユニット300および緑色光源ユニット400からは、時分割でR光、B光およびG光がそれぞれ出射される。R光およびB光は、ダイクロイックプリズム551によって反射され、G光はダイクロイックプリズム551を透過する。
ダイクロイックプリズム551から出射された光(R光、B光およびG光)は、コンデンサレンズ552で集光されて、ロッドインテグレータ553に入射する。ロッドインテグレータ553は、ガラス材料で形成され、四角柱形状を有する。ロッドインテグレータ553に入射した光は、ロッド内部を伝搬する際に内壁面で繰り返し反射され、光量分布が均一化されて出射面から出射される。
ロッドインテグレータ553から出射された光は2つのリレーレンズ554、555と反射ミラー556により導光され、DMD557に照射される。
DMD557には、時分割でR光、B光およびG光が順次照射される。DMD557は、マトリクス状に配されたマイクロミラーを備える。DMD557には、入射したR光、B光およびG光に応じたDMD駆動信号が入力される。DMD駆動信号に基づいてマイクロミラーがオン・オフ駆動されることにより、各光が変調される。
DMD557で変調された光は、投写レンズユニット20によってスクリーンに投写される。ここで、R光、B光およびG光の出射タイミングが高速で切り替えられるため、スクリーン上に順次投写された各光による映像は、ユーザの目には一つのカラー映像として映る。
なお、本変更例の光学エンジン30において、緑色光源ユニット400を、図4に示す緑色光源ユニット410、または、図5に示す緑色光源ユニット420に置き換えることができる。
<その他>
以上のとおり、本実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施形態も、上記実施の形態以外に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、赤色光源ユニット200および青色光源ユニット300が、1つのLEDにより構成されている。しかしながら、これに限らず、プロジェクタ1の性能等により、輝度を高めることが必要な場合には、赤色光源ユニット200および/または青色光源ユニット300が、緑色光源ユニット400と同じ構成とされても良い。
また、変更例2に係る緑色光源ユニット420では、図5に示すように、ミラーアレイ420が、ベース材427aにおけるフライアイインテグレータ503に対向する面(以下、「対向面」という)に反射面427bが形成される構成とされている。しかしながら、図7のように、ミラーアレイ420が、ベース材427aにおける対向面とは反対側の面に反射面427bが形成される構成とされても良い。この場合、対向面によるG光の屈折を考慮して、第1の反射面427cおよび第2の反射面427dの角度が設定されることとなる。
さらに、上記実施の形態では、固体光源として、赤色、青色、緑色のLED光源が用いられているが、赤色、青色、緑色のレーザ光源が用いられても良い。
さらに、上記実施の形態では、各LED201、301、401、402を冷却するために放熱板202、302、403、404が設けられている。しかしながら、これに限らず、他の冷却機構が用いられてもよい。たとえば、ペルチェ素子を用いた冷却機構により各LED201、301、401、402が冷却されても良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
30 光学エンジン
200 赤色光源ユニット(光源部)
300 青色光源ユニット(光源部)
400 緑色光源ユニット(光源部)
401 第1緑色LED(第1の固体光源)
402 第2緑色LED(第2の固体光源)
407 ハーフミラー
408 反射ミラー(ミラー)
410 緑色光源ユニット(光源部)
411 第1緑色LED(第1の固体光源)
412 第2緑色LED(第2の固体光源)
417 プリズムアレイ(プリズム部材)
417b 第1の出射面(第1の屈折面)
417c 第2の出射面(第2の屈折面)
420 緑色光源ユニット(光源部)
421 第1緑色LED(第1の固体光源)
422 第2緑色LED(第2の固体光源)
427 ミラーアレイ(反射部材)
427c 第1の反射面
427d 第2の反射面
503 フライアイインテグレータ(均一化部)
553 ロッドインテグレータ(均一化部)

Claims (6)

  1. 固体光源を有し、光束の色がそれぞれ異なる複数の光源部と、
    前記複数の光源部からそれぞれ出射された光束を変調する光変調部と、を備え、
    前記複数の光源部のうち、少なくとも1つの光源部は、
    第1の固体光源と、
    前記第1の固体光源と同色の光束を発する第2の固体光源と、
    前記第1の固体光源から発せられた光束と前記第2の固体光源から発せられた光束を、これら2つの光束が重なるように統合し、統合された光束を出射する光統合部と、
    を含む、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記第1の固体光源は、第1の方向に光束を発するよう配置され、
    前記第2の固体光源は、前記第1の方向と交わる第2の方向に光束を発するよう配置され、
    前記光統合部は、
    前記第1の固体光源から発せられた光束の一部を前記第2の方向へ反射するとともに当該光束の残りを前記第1の方向へ透過させ、前記第2の固体光源から発せられた光束の一部を前記第1の方向へ反射するとともに当該光束の残りを前記第2の方向へ透過させるハーフミラーと、
    前記ハーフミラーから前記第1の方向に出射された前記第1の固体光源および前記第2の固体光源の光束を反射して、前記第2の方向に向かわせるミラーと、を含む、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  3. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記光統合部は、プリズム部材を含み、
    前記第1の固体光源および前記第2の固体光源は、前記プリズム部材を挟んで相対する位置に配され、
    前記プリズム部材には、前記第1の固体光源から発せられた光束を屈折させる第1の屈折面と、前記第2の固体光源から発せられた光束を屈折させて前記第1の屈折面で屈折された前記第1の固体光源の光束の進行方向と同じ方向に向かわせる第2の屈折面とが、前記第1の固体光源と前記第2の固体光源との並び方向に交互に複数個配列される、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  4. 請求項1に記載の投写型表示装置において、
    前記光統合部は、反射部材を含み、
    前記第1の固体光源および前記第2の固体光源は、前記反射部材を挟んで相対する位置に配され、
    前記反射部材には、前記第1の固体光源から発せたれた光束を反射させる第1の反射面と、前記第2の固体光源から発せられた光束を反射させ前記第1の反射面で反射された前記第1の固体光源の光束の進行方向と同じ方向に向かわせる第2の反射面とが、前記第1の固体光源と前記第2の固体光源との並び方向に交互に複数個配列される、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の投写型表示装置において、
    前記光統合部により統合された光束内の光量分布を均一化する均一化部を、さらに備える、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  6. 赤色の光束を発する固体光源を有する赤色光源部と、
    青色の光束を発する固体光源を有する青色光源部と、
    緑色の光束を発する固体光源を有する緑色光源部と、
    前記各光源部からそれぞれ出射された光束を変調する光変調部と、を備え、
    前記緑色光源部は、
    第1の固体光源と、
    前記第1の固体光源と同色の光束を発する第2の固体光源と、
    前記第1の固体光源から発せられた光束と前記第2の固体光源から発せられた光束を、これら2つの光束が重なるように統合し、統合された光束を出射する光統合部と、
    を含む、
    ことを特徴とする投写型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016009158A (ja) * 2014-06-26 2016-01-18 セイコーエプソン株式会社 光源装置、光源装置の製造方法およびプロジェクター
JP2017055129A (ja) * 2016-11-09 2017-03-16 住友電気工業株式会社 光アセンブリの製造方法、及び光アセンブリ

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