JP2012252182A - カラーフィルターの製造方法、カラーフィルター、及び反射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撥インキ成分及び紫外線硬化成分を含んだ第一のインキ組成物を、インクジェット法により吐出し、紫外線を照射して硬化させることで、支持基材上に第一の着色塗膜で形成される所定の隙間領域を設け、該隙間領域に対して、少なくとも前記第一の着色塗膜に対する静的接触角θkが35°以上であると共に紫外線硬化成分を含んだ第二のインキ組成物を、インクジェット法により吐出し、紫外線を照射して硬化させて第二の着色塗膜を形成することで、隔壁及びマトリックスを介さずに、着色塗膜からなる複数の着色領域を支持基材上に形成してカラーフィルターを得るようにする。
【選択図】図3
Description
CH2=C(R1)COOXRf ・・・(1)
(式中、R1は、水素原子、メチル基、トリフルオロメチル基、又はClを示し、Xは、炭素数1〜6の2価の有機基を示し、Rfは、炭素数4〜6のパーフルオロアルキル基を示す。)
図3は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の3色の直線状着色塗膜が並んで縞模様の着色領域を備えたストライプ状カラーフィルターの製造手順を示すものである。先ず、図3(A)に示すように、撥インキ成分及び紫外線硬化成分を含むと共に着色剤が配合されてレッドに着色された第一のインキ組成物を、インクジェット装置のヘッドから吐出して支持基材上に液滴を直線状に並べる。この際、着色塗膜のライン幅w0に対して3×w0のピッチでインキ組成物のラインを描くように吐出し、必要に応じて加熱乾燥を行って揮発成分を除去した後、紫外線照射して(UV1)、表面撥インキ性を有したレッドの着色塗膜を形成する。
また、1度に複数色のインキ組成物を吐出して、ストライプ状カラーフィルターを製造するようにしてもよい。すなわち、図4(A)に示すように、先ず、1回目のインクジェット塗工において、着色剤を配合してレッド(R)、ブルー(B)、グリーン(G)に着色された第一のインキ組成物を、同色のラインがWav3×6〔Wav3は目標とする3色の着色領域のライン幅の平均値;Wav3=(wR+wG+wB)/3〕のピッチとなるように、R、G、Bの順に並べて同時に吐出し、紫外線を照射して各着色塗膜をライン状に形成する(UV1)。次いで、上記によって第一のインキ組成物からなる各色の着色塗膜の間に形成された直線状の隙間領域に対して、図4(B)に示すように、着色剤を配合してレッド(R)、ブルー(B)、グリーン(G)に着色された第二のインキ組成物を吐出し、紫外線を照射して各着色塗膜をライン状に形成する(UV2)。1回目の塗工及び2回目の塗工ともに、必要に応じて加熱乾燥して揮発成分を除去してから紫外線照射するようにしてもよいことは先述の例のとおりである。このようにして、直線状の着色塗膜の偶数列と奇数列とに分けた2回のインクジェット塗工を基本単位として3色の着色塗膜を形成し、支持基材の面積に応じて必要な分だけこの基本単位を繰り返したり、ヘッド数を増やしたりして縞模様の着色領域を備えたカラーフィルターを製造することができる。なお、各着色塗膜を形成した後、更に全面に紫外線を照射する全面硬化を行ってもよく、加熱処理するようにしてもよい。
更には、例えば着色顔料を含有しない透明樹脂インキ組成物であるホワイト(W)を、もしくはイエロー顔料を含有するイエローインキ組成物(Y)を加えて、4色の着色領域を備えたストライプ状カラーフィルターを製造することもできる。すなわち、図5(A)に示すように、1回目のインクジェット塗工において、レッド(R)及びブルー(B)に着色された第一のインキ組成物を、同色のラインがWav4×4〔Wav4は目標とする4色の着色領域のライン幅の平均値;Wav4=(wR+wG+wB+ww)/4〕のピッチとなるように、RとBとが交互に並ぶように同時に吐出し、紫外線を照射して各着色塗膜をライン状に形成する(UV1)。次いで、上記によって第一のインキ組成物からなるR及びBの着色塗膜の間に形成された直線状の隙間領域に対して、図5(B)に示すように、ホワイト(W)及びグリーン(G)に着色された第二のインキ組成物を吐出し、紫外線を照射して各着色塗膜をライン状に形成すればよい(UV2)。
(1)複数のヘッドを使用したインクジェット方式により(n+1)列目、(n+3)列目、(n+5)列目・・・のような奇数列のライン領域に対して、撥インキ成分及び紫外線硬化成分を含んだ第一のインキ組成物を塗布する工程と;
(2)紫外線を照射して上記(1)記載のインキ組成物を硬化して第一の着色塗膜を形成する工程と;
(3)インクジェット方式によりn列目、(n+2)列目、(n+4)列目・・・のような偶数列のライン領域に対して、第一の着色塗膜に対する静的接触角θkが35°以上であると共に紫外線硬化成分を含んだ第二のインキ組成物を塗布する工程と;
(4)紫外線を照射して上記(3)記載のインキ組成物を硬化して第二の着色塗膜を形成する工程と;
を含んで、支持基材上に縞模様の着色領域を形成するストライプ状カラーフィルターの製造方法と言うことができる。なお、上記(1)工程で言う奇数列と(3)工程で言う偶数列は順序が逆であってもよい。
図6は、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)、ホワイト(W)の4色が桝目模様の着色領域を形成したモザイク状カラーフィルターの製造手順を示すものである。先ず、図6(A)に示す1回目のインクジェット塗工では、支持基材上でx−y方向に並んだ仮想の桝目(縦d1×横d1)において、4つの桝目からなる単位桝目群(2d1×2d1)の右上桝目に対して、撥インキ成分及び紫外線硬化成分を含むと共に着色剤が配合されてレッドに着色された第一のインキ組成物を吐出し、紫外線を照射して(UV1)、表面撥インキ性を有したレッドの着色塗膜を形成する。このように1度のインクジェット塗工において、桝目の左右上下方向に対してインキ組成物が隣接しないようにすることで、所定の着色塗膜を正確に形成することができる。この際、目標の桝目を1滴のインキ組成物で埋めるようにしてもよく、2滴以上のインキ組成物で埋めるようにしてもよい。
また、図7は、レッド(R)、グリーン(G)、及びブルー(B)の3色が桝目模様の着色領域を形成するモザイク状カラーフィルターの製造手順を示すものである。この例では、1回目のインクジェット塗工において、(xn,yn)、(xn+1,yn)、(xn,yn+1)及び(xn+1,yn+1)の4つの桝目からなる単位桝目群aの桝目(xn,yn)と桝目(xn+1,yn+1)の位置関係となる2つの桝目に対して、それぞれレッドに着色された第一のインキ組成物を4滴ずつ吐出し、紫外線硬化(UV1)により表面撥インキ性を誘導してレッドの着色塗膜を形成する。次いで、桝目(xn,yn+1)と桝目(xn+1,yn+2)の位置関係となる2つの桝目に対して、それぞれグリーンに着色された第一のインキ組成物を4滴ずつ吐出し、紫外線硬化(UV2)により表面撥インキ性を誘導してグリーンの着色塗膜を形成する。
また、図8は、レッド(R)、グリーン(G)、及びブルー(B)の3色が桝目模様の着色領域を形成するモザイク状カラーフィルターの製造手順の別の例を示すものであり、この例では、1回目のインクジェット塗工によって、3色それぞれの第一のインキ組成物を単位桝目群aにおける桝目(xn,yn)と桝目(xn+1,yn+1)の位置関係となるように吐出し、紫外線を照射(UV1)して3色の着色塗膜を形成する。
表1に示したように、先ず、カラーフィルター用微細顔料を用いて高分子分散剤を共存下、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを溶媒としてビーズミル中で分散を行い、レッド、グリーン、ブルー、及びホワイトの分散液を調製した。この分散液をもとに表1に示す組成で混合し、更に撥液剤成分である含フッ素オリゴマー(ダイキン化学工業製商品名:オプツールDAC)、及び高分子分散剤成分を加えて、混合溶液を1μmマイクロフィルターによって加圧ろ過を行い、各色の着色インクジェットインキ(インキ組成物)を調製した。物性値をあわせて表1に示す。
「PET30」:ペンタエリスリトールトリアクリレート(日本化薬製)
「EGDAC」:ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート(ダイセル化学工業製)
「KBM-5103」:3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業製)
「Irgcure907」:2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン(チバジャパン製)
「BYK-378」:ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン系界面活性剤(ビッグへミー社製)
「PR254」:ピグメントレッド254
「PY150」:ピグメントイエロー150
「PG36/PY150=50/50」:ピグメントグリーン36とピグメントイエロー150との共分散
「PB15:6」:ピグメントブルー15:6
コニカミノルタ製インクジェットヘッドKM512Mを用いて、前述の着色インクジェットインキG1を充填し、1ノズルを用いて、透明支持基材である東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に200μm打点ピッチでもって孤立のドットを描画し、紫外線露光機にて紫外線を1500mJ(I線基準)照射し、更に80℃にて30分間熱処理を行った。そのとき得られたドット径、高さを表2(5ドット形成の平均値)に示した。
実施例1と同様にして着色インキG1を用いてインクジェット用PETフィルム上に5本のラインをピッチ132μmで形成し、80℃3分間乾燥後、紫外線露光機にて1500mJを照射した。引き続き、5ライン間に着色インキR1を実施例1と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、80℃で3分間乾燥後、1500mJ露光し、80℃にて30分間熱処理を行った。最初に描画したグリーンと2回目に描画したレッドとの境界面を顕微鏡観察したが、着色層間での混色は観察されず、さらにラインは互いに接しているが、互いの重なりは5μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキG1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキR1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、45°を示すことを確認した。
実施例1と同様にして着色インキG1を用いて5本のラインをピッチ132μmで形成し、80℃で3分間乾燥した後、1500mJの紫外線露光を行った。引き続き、5ライン間に着色インキB1を実施例1と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、実施例1と同様にして、乾燥、露光、熱処理を行った。最初に描画したグリーンと2回目に描画したブルーとの境界面を顕微鏡観察したが、ラインは互いに接しているが、互いの重なりは1μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキG1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキB1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、45°を示すことを確認した。
実施例1と同様にして着色インキG1を用いて5本のラインをピッチ132μmで形成し、80℃で3分間乾燥した後、1500mJの紫外線露光を行った。引き続き、5ライン間にホワイトインキW1を実施例1と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、実施例1と同様にして、乾燥、露光、熱処理を行った。最初に描画したグリーンと2回目に描画したホワイトとの境界面を顕微鏡観察したが、ラインは互いに接しているが、互いの重なりは1μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキG1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキB1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、45°を示すことを確認した。
コニカミノルタ製インクジェットヘッドKM512Mを用いて前述の着色インクジェットインキB1を充填し、1ノズルを用いて、透明支持基板である東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に200μm打点ピッチでもって孤立のドットを描画し、紫外線露光機にて1500mJ(I線基準)露光し、更に80℃にて30分間熱処理を行った。そのとき得られたドット径、高さを表2(5ドット形成の平均値)に示した。
実施例5と同様にして着色インキB1を用いてインクジェット用PETフィルム上に5本のラインをピッチ133μmで形成し、80℃3分間乾燥後、紫外線露光機にて1500mJを照射した。引き続き、5ライン間に着色インキG1を実施例5と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、80℃で3分間乾燥後、1500mJ露光し、80℃にて30分間熱処理を行った。最初に描画したブルーと2回目に描画したグリーンとの境界面を顕微鏡観察したが、着色層間での混色は観察されず、さらにラインは互いに接しているが、互いの重なりは5μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキB1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキG1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、50°を示すことを確認した。
実施例5と同様に、着色インキB1を用い5本のラインをピッチ133μmで形成し、80℃3分間乾燥後、1500mJ露光を行った。引き続き、5ライン間に着色インキR1を実施例5と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、実施例5と同様にして、乾燥、露光、熱処理を行った。最初に描画したブルーと2回目に描画したレッドとの境界面を顕微鏡観察したが、ラインは互いに接しているが、互いの重なりは5μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキB1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキR1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、50°を示すことを確認した。
実施例5と同様に、着色インキB1を用い5本のラインをピッチ133μmで形成し、80℃3分間乾燥後、1500mJ露光を行った。引き続き、5ライン間にホワイトインキW1を実施例5と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、実施例5と同様にして、乾燥、露光、熱処理を行った。最初に描画したブルーと2回目に描画したホワイトとの境界面を顕微鏡観察したが、ラインは互いに接しているが、互いの重なりは5μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキB1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキR1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、50°を示すことを確認した。
コニカミノルタ製インクジェットヘッドKM512Mを用いて前述の着色インクジェットインキR1を充填し、1ノズルを用いて、透明支持基板である東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に200μm打点ピッチでもって孤立のドットを描画し、紫外線露光機にて1500mJ(I線基準)露光し、更に80℃にて30分間熱処理を行った。そのとき得られたドット径、高さを表2(5ドット形成の平均値)に示した。
実施例9と同様にして着色インキR1を用いてインクジェット用PETフィルム上に5本のラインをピッチ134μmで形成し、80℃で3分間乾燥後、紫外線露光機にて1500mJを照射した。引き続き、5ライン間に着色インキG1を実施例9と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、80℃で3分間乾燥後、1500mJ露光し、80℃にて30分間熱処理を行った。最初に描画したレッドと2回目に描画したグリーンとの境界面を顕微鏡観察したが、着色層間での混色は観察されず、さらにラインは互いに接しているが、互いの重なりは5μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキR1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキG1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、50°を示すことを確認した。
実施例9と同様にして着色インキR1を用いて5本のラインをピッチ134μmで形成し、80℃で3分間乾燥後、1500mJ露光を行った。引き続き、5ライン間に着色インキB1を実施例9と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、実施例9と同様にして、乾燥、露光、熱処理を行った。最初に描画したレッドと2回目に描画したブルーとの境界面を顕微鏡観察したが、ラインは互いに接しているが、互いの重なりは1μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキR1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキB1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、50°を示すことを確認した。
実施例9と同様にして着色インキR1を用いて5本のラインをピッチ134μmで形成し、80℃で3分間乾燥後、1500mJ露光を行った。引き続き、5ライン間にホワイトインキW1を実施例9と同様にして打点ピッチ50μmで描画し、実施例9と同様にして、乾燥、露光、熱処理を行った。最初に描画したレッドと2回目に描画したホワイトとの境界面を顕微鏡観察したが、ラインは互いに接しているが、互いの重なりは1μm未満であった。なお、θk(図1参照)測定を目的に、5インチガラス基板上にインキR1をスピンコートし、一括露光機(照度50mJ/cm2)でもって1500mJ露光を行い、着色塗膜基板を作成した。この基板上にインキB1を0.5μl滴下して静的接触角を測定した(23℃)ところ、50°を示すことを確認した。
コニカミノルタ製インクジェットヘッドKM512Mを用いて前述のホワイトインクジェットインキW1を充填し、1ノズルを用いて、透明支持基板である東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に200μm打点ピッチでもって孤立のドットを描画し、紫外線露光機にて1500mJ(I線基準)露光し、更に80℃にて30分間熱処理を行った。そのとき得られたドット径、高さを表2(5ドット形成の平均値)に示した。
前述の実施例で用いたR1、B1、G1インキにおいて、撥液剤成分を除いた以外は同様にして着色インキR1`、G1`、B1`を調製した。このうち、着色インキG1`を用いて、実施例1と同様にして5ラインを133μmピッチで形成し、更にライン間に着色インキG1`を(比較例1)、またはB1`(比較例2)、あるいはR1`(比較例3)を描画し、80℃で3分間乾燥後、1500mJ露光し、更に80℃30分間熱処理を行った。比較例1では、最初に描画したグリーンと2回目に描画した着色層との境界面を顕微鏡観察した。互いの重なりが観察され、その重なりは5μmを超えていた。比較例2及び3についても同様であった(表4)。
(3ライン合体条件1〜4の検討)
コニカミノルタ製インクジェットヘッドKM512Mを用いて前述の着色インクジェットインキG1を充填し、透明支持基材である東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に3ノズルからの液滴吐出を用いてライン幅W1(μm)のラインを以下のように形成した(図10)。即ち、ヘッドを走行方向に対してチルトさせて、2ノズルからインキを吐出してラインが形成された場合のライン間ピッチLPを90μmに調整し、各々のラインの打点ピッチP1=50μmでもって、独立した2ラインを形成した(ラインi及びラインii)。続いてを2つのライン間に、ライン間の中間位置LP/2=45μmに1ノズルを用いて打点ピッチP1=50μmでもって描画を行って(ラインiii)、合体したラインを形成した。描画後、80℃にて3分乾燥後、1500mJで紫外線硬化を行った(3ライン合体条件1)。その形状を顕微鏡観察したところ、1本の直線性良好なラインが形成され、そのライン幅W1は153μm、高さは2.2μmであった(表5)。
3ライン合体条件1において最初に形成するラインi及びラインiiの2ライン間ピッチLPを100μmとし、これらのライン間の中間にLP/2=50μmとしてラインiiiを形成して合体ラインを形成するようにした以外は3ライン合体条件1と同様にして、直線性の良いラインを形成した。得られた合体ラインの線幅W1は163μmであり、高さは1.8μmであった(表5)。
3ライン合体条件1と同様にして3ノズルからの液滴吐出で合体ラインを形成することを、着色インキR1(3ライン合体条件3)及び着色インキB1(3ライン合体条件4)を用いて同様な条件で行った。その形状を顕微鏡観察したところ、1本の直線性良好なラインが形成されており、その線幅W1は各々154μm、153μm、高さは各々2.2μm、2.3μmであった(表5)。
図4に示すようなライン幅Wav3=153μm、3色画素ピッチ3Wav3=459μmとして、長さ90.6mmのストライプを作製して、有効着色面積90.6mm×122.4mmのストライプ状カラーフィルターを、[ストライプ状カラーフィルターの製造例2]に基づき以下のようにして東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に作成した。その際、図4中の各1ラインは、それぞれ3ライン合体条件1、3及び4に示したようにしてKM512Mヘッドの3ノズルからのインキ吐出による合体ラインから形成した。
(4色ストライプ同時印刷/4Wav4ピッチ例)
図5に示したように、[ストライプ状カラーフィルターの製造例3]に基づき3色ストライプに加えて着色インキ(無色インキ)W1を加えた4色ストライプのカラーフィルターを、以下のようにして東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に着色領域;長さ90.6mm×幅122.4mm(対角6インチ)で作成した。その際、図5中の各1ラインは、3ライン合体条件1、3及び4で示したようにKM512Mヘッドの3ノズルからのインキ吐出によって形成した。
(12打点ドット条件の検討、3回塗り3色カラーフィルターの形成)
図6に示したような[モザイク状カラーフィルターの製造例1]に基づき、3色ならびに無色のモザイク状カラーフィルター(4色目は無色なので着色塗膜を形成しない)を作製した。先ず、コニカミノルタ製インクジェットヘッドKM512Mに前述の着色インクジェットインキG1を充填し、透明支持基材である東洋紡績製インクジェット用PETフィルム(型番GT701♯130)上に液滴を吐出して、図12に示したように、1桝目を埋める着色塗膜(以下、これを「1画素」と言う)のサイズを165μm×165μmとし、この1画素のピッチをx−y方向に330μm×330μmとなるように設定して、y方向に150個、x方向に200個描画した。この1画素を形成するにあたって、先ず、1画素内のI列目において1ノズルよりY方向に向かって打点ピッチP1=52μmで3打点を形成し、更にY方向に165μm空けて同様な3打点をP1=52μmで形成し、これを150個繰り返すことでY方向に描画した。引き続き、X方向にPL=108μmずらして、1画素内のI列目と平行なIV列に対してI列目と同様にしてY方向に描画した。次に、1画素内のI列目、IV列目の間にPL/3=36μmとしてII列目をI列目と同様にして形成し、更にPL/3=36μmずらしてIII列目を同様に描画した。このようにして1画素内のI列目、II列目、III列目、及びIV列目で形成された、即ち12打点で形成された1画素は、一つの連続した着色塗膜を形成しており、画素サイズはx方向もy方向も163〜166μmと一様であった。同様にして、この1画素をx方向に330μmピッチでもって200列形成した。このようにグリーンパターンを形成した後、80℃にて3分間乾燥後、1500mJの紫外線露光を行った。なお、図12において1画素を形成する12打点に付した丸付き数値は、打点の順番を表すものである。また、ここまでの操作は、図6(A)に示した1回目の塗工とUV1の紫外線照射に相当する。
(3回のフォトリソ法による3色モザイクフィルターの作製)
実施例16で作製したモザイク状カラーフィルターを3回のフォトリソグラフィー法を用いて6インチガラス上に作製した。フォトマスクは、各色用に164μm×164μmのクロム蒸着膜の付かない窓が開いた石英マスクを用いた。用いたインキは新日鐵化学株式会社製エスグリーン、エスブルー、エスレッドである。
Claims (9)
- 支持基材上に複数の着色領域を備えたカラーフィルターの製造方法であって、
撥インキ成分及び紫外線硬化成分を含んだ第一のインキ組成物を、インクジェット法により吐出し、紫外線を照射して硬化させることで、支持基材上に第一の着色塗膜で形成される所定の隙間領域を設け、
該隙間領域に対して、少なくとも前記第一の着色塗膜に対する静的接触角θkが35°以上であると共に紫外線硬化成分を含んだ第二のインキ組成物を、インクジェット法により吐出し、紫外線を照射して硬化させて第二の着色塗膜を形成することで、隔壁及びマトリックスを介さずに、着色塗膜からなる複数の着色領域を支持基材上に形成することを特徴とするカラーフィルターの製造方法。 - 第一の着色塗膜からなる隙間領域を形成するにあたり、第一のインキ組成物を吐出し、硬化させた後、得られた第一の着色塗膜に隣接させて第一のインキ組成物を吐出し、硬化させるようにして、第一の着色塗膜の形成を複数のサイクルに分けて行うことを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルターの製造方法。
- 直線状に並んだ第一の着色塗膜によって形成された直線隙間領域に対して、第二のインキ組成物を吐出し、第二の着色塗膜を形成して、縞模様の着色領域を得ることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーフィルターの製造方法。
- x−y方向に並んだ桝目において、上下左右に隣接する4つの桝目が第一の着色塗膜で囲まれるようにして中心に形成された桝目隙間領域に対して、第二のインキ組成物を吐出し、第二の着色塗膜を形成して、桝目模様の着色領域を得ることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラーフィルターの製造方法。
- 支持基材を載置するステージを備えたインクジェット装置を用いて、インキ組成物の吐出と紫外線照射とを同一ステージ上で行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
- 電子ペーパー等の反射型表示装置に用いられるカラーフィルターであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のカラーフィルターの製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の方法によって得られて、隔壁及びマトリックスを有さずに、インクジェット法により形成されたカラーフィルター。
- 反射型表示装置に用いられる請求項7に記載のカラーフィルター。
- 請求項7又は8に記載のカラーフィルターを備えた反射型表示装置。
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