JP2012254113A - 陰茎保持具 - Google Patents

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浩史 三宅
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Abstract

【課題】吸収性物品の内部において陰茎を所望の位置にて保持する。
【解決手段】吸収具に用いられる陰茎保持具4は、陰茎を挿入するための貫通孔を有するシート状の保持具本体部5、および、保持具本体部5を吸収具に止着可能とする止着部41を備える。これにより、吸収具の内部において陰茎を所望の位置にて保持することができる。また、保持具本体部5では、第1保持シート51および第2保持シート52のそれぞれにおいて、一のスリットを開くことにより貫通孔が形成される。このとき、当該スリットに沿って当該スリットを挟むように設けられる一対の弾性部材により陰茎が挟持されることにより、吸収具の内部において陰茎をしっかりと保持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に用いられる陰茎保持具に関する。
従来より、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品において、着用者の男性性器(陰茎)の位置を制限することにより吸収性物品からの尿の漏れを防止する手法が提案されており、例えば、特許文献1では、紙おむつの内側に、防水弾性材で出来た男性性器収納袋を設け、その中に男性性器を収納する手法が開示されている。
なお、特許文献2では、表面ライナーが開示されており、表面ライナーの排泄物受体は、複数のテープ状部材を格子状に配置して備え、その主面には多数の透孔が分散して形成される。また、各テープ状部材には糸状弾性部材が設けられて不規則な皺が形成され、主面に多様な凹凸分布が形成される。表面ライナーを吸収性物品の肌面側に着用して利用すると、排泄物のうちの固形成分は、排泄物受体の凹凸に滞留させて蓄積させることができ、液体成分は、透孔等を経由して吸収性物品に迅速に至らせることができる。
特開2003−199779号公報 特開2008−79756号公報
ところで、特許文献1では、紙おむつ内に収納袋が固定されているため、吸収性物品の内部において陰茎を所望の位置にて保持することができない。また、特許文献1では、収納袋内での陰茎の自由度が高くされるため、陰茎をしっかりと保持することができない。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、吸収性物品の内部において陰茎を所望の位置にて保持する、または、陰茎をしっかりと保持することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、吸収性物品に用いられる陰茎保持具であって、陰茎を挿入するための貫通孔を有するシート状の本体部と、前記本体部を前記吸収性物品に止着可能とする止着部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の陰茎保持具であって、前記本体部に設けられる一対の弾性部材をさらに備え、前記本体部が、所定の方向に伸びるスリットが形成されたシートを備え、前記一対の弾性部材が、前記スリットに沿って前記スリットを挟むように前記シートに設けられ、前記スリットを開くことにより、前記貫通孔が形成される。
請求項3に記載の発明は、吸収性物品に用いられる陰茎保持具であって、陰茎を挿入するための貫通孔を有するシート状の本体部と、前記本体部に設けられる一対の弾性部材とを備え、前記本体部が、所定の方向に伸びるスリットが形成されたシートを備え、前記一対の弾性部材が、前記スリットに沿って前記スリットを挟むように前記シートに設けられ、前記スリットを開くことにより、前記貫通孔が形成される。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の陰茎保持具であって、前記本体部に設けられる他の一対の弾性部材をさらに備え、前記本体部が、前記所定の方向と交差する方向に伸びる他のスリットが形成された他のシートを備え、前記本体部において、前記シートと前記他のシートとが重ねられ、前記他の一対の弾性部材が、前記他のスリットに沿って前記他のスリットを挟むように前記他のシートに設けられる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の陰茎保持具であって、前記シートに設けられるとともに、前記一対の弾性部材を含む複数の弾性部材と、前記他のシートに設けられるとともに、前記他の一対の弾性部材を含む他の複数の弾性部材とをさらに備え、前記シートにおいて、前記スリットを含むとともに互いに平行な複数のスリットが形成され、前記複数のスリットのうち隣接する2つのスリットの各組合せの間の帯状部に、前記複数の弾性部材のうちの一の弾性部材が設けられ、前記他のシートにおいて、前記他のスリットを含むとともに互いに平行な他の複数のスリットが形成され、前記他の複数のスリットのうち隣接する2つのスリットの各組合せの間の帯状部に、前記他の複数の弾性部材のうちの一の弾性部材が設けられる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の陰茎保持具であって、前記シートにおける互いに離れた2つの帯状部、および、前記他のシートにおける互いに離れた2つの帯状部により、前記本体部の中央領域の外縁が設定され、前記シートの前記2つの帯状部が前記他のシートに接合され、前記他のシートの前記2つの帯状部が前記シートに接合される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の陰茎保持具であって、前記本体部を伸張した状態において、前記複数の弾性部材のうち前記中央領域を通過する弾性部材の収縮力が他の弾性部材の収縮力よりも弱く、前記他の複数の弾性部材のうち前記中央領域を通過する弾性部材の収縮力が他の弾性部材の収縮力よりも弱い。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の陰茎保持具であって、前記シートの複数の帯状部のうち前記中央領域を通過する帯状部の幅が他の帯状部の幅よりも広く、前記他のシートの複数の帯状部のうち前記中央領域を通過する帯状部の幅が他の帯状部の幅よりも広い。
請求項9に記載の発明は、請求項6ないし8のいずれかに記載の陰茎保持具であって、前記中央領域の前記外縁が視認可能である。
本発明によれば、吸収性物品の内部において陰茎を所望の位置にて保持する、または、陰茎をしっかりと保持することができる。
また、請求項4の発明では、陰茎を二方向において挟持することができ、請求項5の発明では、本体部において陰茎を保持する複数通りの位置を設定することができ、請求項6の発明では、陰茎の可動範囲が過度に広がることを防止することができる。
また、請求項7および8の発明では、中央領域において弾性部材による陰茎への圧迫を軽減することができ、請求項9の発明では、中央領域を容易に認識することができる。
陰茎保持具の正面図である。 陰茎保持具の背面図である。 陰茎保持具を着用者に装着した状態を示す図である。 陰茎保持具の他の例を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る陰茎保持具4を広げた状態にて示す正面図であり、図2は、陰茎保持具4を広げた状態にて示す背面図である。陰茎保持具4は、後述の吸収具に取り付けられて用いられ、吸収具の内部において着用者の陰茎を保持する。
陰茎保持具4は、略矩形のシート状の保持具本体部5、保持具本体部5に設けられる複数の弾性部材61,62、および、保持具本体部5を吸収具に止着可能とする止着部41を備える。保持具本体部5は、外形がほぼ同じである第1保持シート51および第2保持シート52を有し、第1保持シート51および第2保持シート52は、外縁が重なった状態で、外縁に沿う領域501(図1中にて平行斜線を付す枠状の領域であり、以下、「外縁領域501」という。)に塗布されたホットメルト接着剤により互いに接合される。第1保持シート51および第2保持シート52は、好ましくは不織布にて形成される。上記ホットメルト接着剤としては、ポリオレフィン系、ゴム系、酢酸ビニル系等のものが利用される。なお、陰茎保持具4における構成部材同士の接合は、ホットメルト接着剤等の接着剤を用いる以外に、熱融着接合や超音波接合等により行われてもよい。
図1に示すように、第1保持シート51では、外縁領域501の内側において、図1中の縦方向(以下、「第1方向」という。)に平行な複数の第1スリット511(すなわち、直線状の切れ目であり、一部に符号511aを付している。後述の第2スリット521において同様。)が形成される。詳細には、第1方向に垂直な方向(図1中の横方向であり、以下、「第2方向」という。)に関して、第1保持シート51の中央に1つの第1スリット511a(以下、「中央第1スリット511a」という。)が形成され、中央第1スリット511aから第2方向の両側(すなわち、図1中の左側および右側)に同じ距離だけ離れた位置に他の複数の第1スリット511が形成される。なお、図2では、太い破線にて第1スリット511を示し、図1では、太い破線にて後述の第2スリット521を示している。
各第1スリット511は、第1方向に関して外縁領域501の内側の領域の全長に亘って伸びており、複数の第1スリット511のうち第2方向に隣接する2つの第1スリット511の各組合せの間が、第1方向に伸びる第1帯状部512(一部に符号512bを付している。後述の第2帯状部522において同様。)となる。図1の第1保持シート51では、中央第1スリット511aに隣接する2つの第1帯状部512の幅が最大となり、中央第1スリット511aから離れるに従って第1帯状部512の幅が漸次狭くなる。
各第1帯状部512における第2方向のおよそ中央には、第1方向に伸びる弾性部材61(以下、「第1弾性部材61」という。)がホットメルト接着剤により伸張状態にて接合される。第1弾性部材61は、第1方向に関して外縁領域501の内側の領域の全長に亘って伸びる。実際には、第1保持シート51は、不織布である2枚のシート部材を積層したものであり(3枚以上であってもよい。)、これらのシート部材の間に第1弾性部材61が接合される(第2保持シート52において同様)。第1弾性部材61としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態では、ポリウレタン糸が利用される(後述の第2弾性部材62において同様)。
図2に示すように、第2保持シート52では、外縁領域501の内側において、第2方向(図2中の横方向)に平行な複数の第2スリット521が形成される。詳細には、第1方向(図2中の縦方向)に関して、第2保持シート52の中央に1つの第2スリット521a(以下、「中央第2スリット521a」という。)が形成され、中央第2スリット521aから第1方向の両側(すなわち、図2中の上側および下側)に同じ距離だけ離れた位置に他の複数の第2スリット521が形成される。
各第2スリット521は、第2方向に関して外縁領域501(図1参照)の内側の領域の全長に亘って伸びており、複数の第2スリット521のうち第1方向に隣接する2つの第2スリット521の各組合せの間が、第2方向に伸びる第2帯状部522となる。図2の第2保持シート52では、中央第2スリット521aに隣接する2つの第2帯状部522の幅が最大となり、中央第2スリット521aから離れるに従って第2帯状部522の幅が漸次狭くなる。各第2帯状部522における第1方向のおよそ中央には、第2方向に伸びる弾性部材62(以下、「第2弾性部材62」という。)がホットメルト接着剤により伸張状態にて接合される。第2弾性部材62は、第2方向に関して外縁領域501の内側の領域の全長に亘って伸びる。以上のように、保持具本体部5では複数の第1帯状部512および複数の第2帯状部522が格子状に配置され、各帯状部512,522に弾性部材61,62が設けられる。
図1の第1保持シート51では、中央第1スリット511aから第2方向の両側に一定の距離だけ離れた2つの第1帯状部512bのそれぞれにおいて、外側の第1スリット511近傍の領域がホットメルト接着剤により第2保持シート52に接合される。また、第2保持シート52では、中央第2スリット521aから第1方向の両側に一定の距離だけ離れた2つの第2帯状部522b(図1参照)のそれぞれにおいて、外側の第2スリット521近傍の領域がホットメルト接着剤により第1保持シート51に接合される。このように、保持具本体部5では、外縁領域501の内側における枠状の領域502(図1中にて平行斜線を付す領域であり、以下、「枠状領域502」という。)にて、第1保持シート51と第2保持シート52とが互いに接合される。
保持具本体部5において、枠状領域502から内側の領域(すなわち、枠状領域502、および、枠状領域502の内側の領域の双方を含む領域)を中央領域503と呼ぶと、第1保持シート51における互いに離れた上記2つの第1帯状部512b、および、第2保持シート52における互いに離れた上記2つの第2帯状部522bにより、保持具本体部5の中央領域503における外縁が設定される。外縁領域501の内部において、枠状領域502を除く領域では、第1保持シート51と第2保持シート52とが互いに非接合である。陰茎保持具4では、枠状領域502に塗布されるホットメルト接着剤が着色されているため、枠状領域502、すなわち、中央領域503の外縁が第1保持シート51および第2保持シート52のそれぞれにおいて視認可能である。後述するように、陰茎保持具4により着用者の陰茎を保持する際には、中央領域503内にて陰茎を挿入するための貫通孔が形成される。
本実施の形態では、複数の第1弾性部材61は同じ太さのポリウレタン糸であるが、第1保持シート51に接合する際において、一部の第1弾性部材61の伸張状態(伸張率)が他の第1弾性部材61の伸張状態と相違する。具体的には、第1保持シート51への接合時において、複数の第1弾性部材61のうち中央領域503を通過する第1弾性部材61の伸張率が、中央領域503を通過しない第1弾性部材61の伸張率よりも低い。したがって、保持具本体部5を伸張した状態において、複数の第1弾性部材61のうち中央領域503を通過する第1弾性部材61の収縮力が他の(残りの)第1弾性部材61の収縮力よりも弱い。図2における第2保持シート52の第2弾性部材62についても同様であり、複数の第2弾性部材62のうち中央領域503を通過する第2弾性部材62の収縮力が他の第2弾性部材62の収縮力よりも弱い。なお、中央領域503を通過する弾性部材における弾性糸の太さや本数、あるいは、弾性糸の種類等を他の弾性部材と相違させることにより、収縮力が変更されてもよい。
図2に示す止着部41は、第1方向に伸びる帯状の2つのフック部材411を有し、2つのフック部材411は、第2方向における保持具本体部5の両端部において、外縁領域501(図1参照)に設けられる。各フック部材411は、例えば、鉤状や錨状、マッシュルーム状等の微細な多数のフック要素を有する微細フック構造が、一方の面に形成された面ファスナであり、他方の面が第2保持シート52に接合される。
陰茎保持具4を使用する際には、まず、図1の保持具本体部5において、複数の第1スリット511に含まれる一の第1スリット511と、複数の第2スリット521に含まれる一の第2スリット521とが交わる中央領域503内の位置に陰茎が挿入される。ここでは、第1保持シート51の中央第1スリット511aと、第2保持シート52の中央第2スリット521aとが交わる位置(図1および図2中にて符号A1を付す二点鎖線の円にて示す位置)に、第1保持シート51側から陰茎が挿入される。
このとき、陰茎の挿入により、第1保持シート51の中央第1スリット511aが広げられるとともに、第2保持シート52の中央第2スリット521aも広げられ、第1保持シート51および第2保持シート52を貫通する貫通孔が保持具本体部5に形成される。陰茎は根元近傍まで当該貫通孔に挿入され、図1の第1保持シート51において、第2方向における中央第1スリット511aの両側に位置する一対の第1弾性部材61により陰茎が挟持され、図2の第2保持シート52において、第1方向における中央第2スリット521aの両側に位置する一対の第2弾性部材62により陰茎が挟持される。なお、第1保持シート51および第2保持シート52のそれぞれにおいて、中央領域503を通過する他のスリットに陰茎が挿入されてもよく、この場合、複数の弾性部材のうち当該スリットの両側に位置する他の一対の弾性部材により陰茎が挟持される。
吸収具が使い捨ておむつ等の外装物品の内側に取り付けられた状態で外装物品が着用者に装着される。なお、止着部41は吸収具に対して着脱自在であり、吸収具の内部において陰茎保持具4が所望の位置に配置されるまで、止着部41の着脱が繰り返されてよい。
図3は、陰茎保持具4を着用者に装着した状態を示す図であり、陰茎保持具4および吸収具1のみを断面にて示している。図3に示すように、陰茎保持具4において形成された貫通孔53に着用者の陰茎91が挿入される。また、陰茎保持具4は止着部41(図2参照)により吸収具1に止着され、吸収具1内において陰茎保持具4の位置が固定される。
以上に説明したように、陰茎保持具4は、陰茎を挿入するための貫通孔53を実質的に有するシート状の保持具本体部5、および、保持具本体部5を吸収具1に止着可能とする止着部41を備える。これにより、吸収具1の内部において陰茎を所望の位置にて保持することができる。その結果、陰茎の先端を吸収具1における一定の位置(通常は、一対の側壁部の間)に配置することができ、着用者から排出される尿を吸収具1へと導いて、吸収具1の外側への尿の漏出を防止することができる。
保持具本体部5では、第1保持シート51および第2保持シート52のそれぞれにおいて、一のスリットが開かれて陰茎が挿入され、当該スリットに沿って当該スリットを挟むように設けられる一対の弾性部材により陰茎が挟持される。これにより、吸収具1の内部において陰茎をしっかりと保持することができる。また、保持具本体部5では、スリットの方向が相違する第1保持シート51および第2保持シート52が重ねられることにより、陰茎を第1方向および第2方向の二方向において挟持することができる。
また、第1保持シート51において互いに平行な複数の第1スリット511が形成され、第2保持シート52において互いに平行な複数の第2スリット521が形成されることにより、保持具本体部5において、第1スリット511と第2スリット521とが交わる複数の位置、すなわち、陰茎を保持する複数通りの位置を設定することができる。
ここで、図1の陰茎保持具4において、仮に、陰茎を配置すべき範囲である中央領域503内のみに第1スリット511および第2スリット521を形成する(すなわち、中央領域503の周囲にスリットを形成しない)場合には、第1保持シート51と第2保持シート52とが接合される枠状領域502の外縁領域501に対する相対位置がほとんど変更不能となってしまう。したがって、陰茎保持具4の吸収具1に対する止着位置が理想的な位置から大きくずれてしまうと、枠状領域502により陰茎が強く圧迫されてしまう。これに対し、中央領域503の周囲にもスリットが形成された陰茎保持具4では、上記の場合においても、枠状領域502の外縁領域501に対する相対位置を、中央領域503の周囲におけるスリットによりある程度変更可能であるため、陰茎への圧迫を軽減することができる。
一方、陰茎保持具4において、仮に、全ての第1帯状部および全ての第2帯状部が互いに非接合である(すなわち、枠状領域502を設けない)場合には、陰茎の可動範囲が過度に広がってしまうが、陰茎保持具4では、中央領域503の外縁にて第1保持シート51と第2保持シート52とが接合されることにより、陰茎の可動範囲が過度に広がることを防止することができる。
陰茎保持具4では、保持具本体部5を伸張した状態において、複数の第1弾性部材61のうち中央領域503を通過する第1弾性部材61の収縮力が他の第1弾性部材61の収縮力よりも弱く、複数の第2弾性部材62のうち中央領域503を通過する第2弾性部材62の収縮力が他の第2弾性部材62の収縮力よりも弱い。これにより、中央領域503の周囲では、弾性部材の比較的強い収縮力により一定の剛性を確保しつつ、中央領域503において第1弾性部材61および第2弾性部材62による陰茎への圧迫を軽減することができる。
また、陰茎保持具4では、第1保持シート51の複数の第1帯状部512のうち中央領域503を通過する第1帯状部512の幅が他の第1帯状部512の幅よりも広く、第2保持シート52の複数の第2帯状部522のうち中央領域503を通過する第2帯状部522の幅が他の第2帯状部522の幅よりも広い。これにより、第1弾性部材61および第2弾性部材62のそれぞれにおいて、弾性部材と陰茎との間に帯状部の幅広い部位を介在させて、弾性部材による陰茎への圧迫を軽減することができる。
保持具本体部5において、中央領域503の外縁が視認可能であることにより、陰茎保持具4を着用者に装着する際に、中央領域503を容易に認識して、陰茎を中央領域503内に容易に配置することができる。なお、第1保持シート51または第2保持シート52上に枠状領域502を示す着色を行うことにより、中央領域503の外縁が視認可能とされてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
陰茎保持具4では、第1保持シート51および第2保持シート52のそれぞれにおいて必ずしも複数のスリットが形成される必要はなく、一のスリットのみが形成されてもよい。この場合、第1保持シート51に形成される第1スリットと、第2保持シート52に形成される第2スリットとが交差することにより、両者を開けて貫通孔を形成することが可能となる。
また、第1スリットが伸びる方向である第1方向と、第2スリットが伸びる方向である第2方向とは必ずしも直交する必要はなく、第1方向と第2方向とが交差していればよい。
保持具本体部5では、所定の方向に伸びるスリットを有する一のシートのみが設けられてもよい。陰茎保持具4では、保持具本体部5が所定の方向に伸びるスリットが形成されたシートを備え、一対の弾性部材が、当該スリットに沿って当該スリットを挟むように当該シートに設けられることにより、当該スリットを開くことにより形成される貫通孔に陰茎を挿入して、一対の弾性部材により陰茎をしっかりと保持(挟持)することが可能である。
陰茎保持具4において、スリットの両側に設けられる一対の弾性部材により陰茎を保持する手法は、図4に示すように、吸収具1に予め固定された陰茎保持具4a(すなわち、止着部を省略した陰茎保持具)において用いられてもよい。図4の陰茎保持具4aでは、吸収具1の長手方向(他の方向であってもよい。)に伸びる一のスリット511が形成され、スリット511に垂直な幅方向に関して、当該スリット511の両側に設けられる一対の弾性部材61により陰茎を挟持して、陰茎をしっかりと保持することが可能である。
また、陰茎保持具4において、止着部41を設けることにより陰茎を所望の位置にて保持する手法は、両側に一対の弾性部材が設けられるスリットとは異なる貫通孔(例えば、円形の開口や、両側に弾性部材が設けられないスリット等)に陰茎を挿入するものに採用されてもよい。
図2の陰茎保持具4では、止着部41が吸収具1に着脱可能であることにより、陰茎保持具4と吸収具1との着脱を繰り返して、吸収具1の内部において陰茎を所望の位置に容易に配置することが可能であるが、陰茎保持具4の使用の態様によっては、陰茎保持具4において粘着シールが止着部41として設けられ、保持具本体部5が吸収具1に止着可能とされてもよい。
陰茎保持具4が取り付けられる吸収性物品は、吸収具1以外に、例えば、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを腰回りで止着して着用するテープタイプの使い捨ておむつや、上端に胴部開口を有するとともに下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつであってもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 吸収具
4,4a 陰茎保持具
5 保持具本体部
41 止着部
51 第1保持シート
52 第2保持シート
53 貫通孔
61 第1弾性部材
62 第2弾性部材
91 陰茎
503 中央領域
511,511a 第1スリット
512,512b 第1帯状部
521,521a 第2スリット
522,522b 第2帯状部

Claims (9)

  1. 吸収性物品に用いられる陰茎保持具であって、
    陰茎を挿入するための貫通孔を有するシート状の本体部と、
    前記本体部を前記吸収性物品に止着可能とする止着部と、
    を備えることを特徴とする陰茎保持具。
  2. 請求項1に記載の陰茎保持具であって、
    前記本体部に設けられる一対の弾性部材をさらに備え、
    前記本体部が、所定の方向に伸びるスリットが形成されたシートを備え、
    前記一対の弾性部材が、前記スリットに沿って前記スリットを挟むように前記シートに設けられ、
    前記スリットを開くことにより、前記貫通孔が形成されることを特徴とする陰茎保持具。
  3. 吸収性物品に用いられる陰茎保持具であって、
    陰茎を挿入するための貫通孔を有するシート状の本体部と、
    前記本体部に設けられる一対の弾性部材と、
    を備え、
    前記本体部が、所定の方向に伸びるスリットが形成されたシートを備え、
    前記一対の弾性部材が、前記スリットに沿って前記スリットを挟むように前記シートに設けられ、
    前記スリットを開くことにより、前記貫通孔が形成されることを特徴とする陰茎保持具。
  4. 請求項2または3に記載の陰茎保持具であって、
    前記本体部に設けられる他の一対の弾性部材をさらに備え、
    前記本体部が、前記所定の方向と交差する方向に伸びる他のスリットが形成された他のシートを備え、
    前記本体部において、前記シートと前記他のシートとが重ねられ、
    前記他の一対の弾性部材が、前記他のスリットに沿って前記他のスリットを挟むように前記他のシートに設けられることを特徴とする陰茎保持具。
  5. 請求項4に記載の陰茎保持具であって、
    前記シートに設けられるとともに、前記一対の弾性部材を含む複数の弾性部材と、
    前記他のシートに設けられるとともに、前記他の一対の弾性部材を含む他の複数の弾性部材と、
    をさらに備え、
    前記シートにおいて、前記スリットを含むとともに互いに平行な複数のスリットが形成され、前記複数のスリットのうち隣接する2つのスリットの各組合せの間の帯状部に、前記複数の弾性部材のうちの一の弾性部材が設けられ、
    前記他のシートにおいて、前記他のスリットを含むとともに互いに平行な他の複数のスリットが形成され、前記他の複数のスリットのうち隣接する2つのスリットの各組合せの間の帯状部に、前記他の複数の弾性部材のうちの一の弾性部材が設けられることを特徴とする陰茎保持具。
  6. 請求項5に記載の陰茎保持具であって、
    前記シートにおける互いに離れた2つの帯状部、および、前記他のシートにおける互いに離れた2つの帯状部により、前記本体部の中央領域の外縁が設定され、
    前記シートの前記2つの帯状部が前記他のシートに接合され、前記他のシートの前記2つの帯状部が前記シートに接合されることを特徴とする陰茎保持具。
  7. 請求項6に記載の陰茎保持具であって、
    前記本体部を伸張した状態において、前記複数の弾性部材のうち前記中央領域を通過する弾性部材の収縮力が他の弾性部材の収縮力よりも弱く、前記他の複数の弾性部材のうち前記中央領域を通過する弾性部材の収縮力が他の弾性部材の収縮力よりも弱いことを特徴とする陰茎保持具。
  8. 請求項6または7に記載の陰茎保持具であって、
    前記シートの複数の帯状部のうち前記中央領域を通過する帯状部の幅が他の帯状部の幅よりも広く、前記他のシートの複数の帯状部のうち前記中央領域を通過する帯状部の幅が他の帯状部の幅よりも広いことを特徴とする陰茎保持具。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載の陰茎保持具であって、
    前記中央領域の前記外縁が視認可能であることを特徴とする陰茎保持具。
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