JP2012254707A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】2個のリッド(例えば第1、第2リッド120,130)のアーム部(例えば第1アーム部、第2アーム部131)は、回転力を伝達する一のリンク(例えば第2リンク150)を介して互いに連結される。2個のリッド(例えば第1、第2リッド120,130)のうち、片側のリッド(例えば第1リッド120)のアーム部(第1アーム部)と、コンバイナ(30)のアーム部(例えば表示用アーム部)は、回転力を伝達する他のリンク(例えば第1リンク)を介して互いに連結されている。
【選択図】図1
Description
上記した従来の移送ユニットは、一対の折り畳みアームユニットと、モータにより駆動される回転ユニットと、昇降ユニットとから構成されていた(例えば特許文献1の段落番号「0036」、図3及び図9参照)。
また、従来、ボックスの開口部内に、ディスプレイを回転可能に収納するとともに、開口部を開閉する蓋体とを備える「車両用ディスプレイの収納装置」が知られている(例えば特許文献2の段落番号「0029」、「0032」、及び図2〜6参照)。
また、上記した従来の後者の「車両用ディスプレイの収納装置」(特許文献2)は、蓋体先端部をスライドさせる構造であるため、蓋体の構造が複雑で、伸長・収縮のための操作が面倒であり、又、蓋体の開閉後、ディスプレイを手で引き起こさなければならず、ディスプレイの使用が面倒で、手数が掛かるという第2の問題点があった。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、2個のリッドのうち、片側のリッドの開放操作により、他の片側のリッドの開放、並びにコンバイナを本体の開口部内に収納された収納位置から、当該開口部から上方に突出した使用位置に回動させることができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第2に、ヘッドアップディスプレイ装置(10)には、例えば図1〜10に示すように、次の構成を備える。
(1)本体(20)
本体(20)は、例えば図1に示すように、上面に開口部(21)を有する中空のものである。
表示器は、図示しないが、本体(20)内に収納され、表示光を発光するものである。
(3)コンバイナ(30)
コンバイナ(30)は、例えば図1〜8に示すように、一端部にアーム部(例えば表示用アーム部31)を有し、当該アーム部(例えば表示用アーム部31)が本体(20)の開口部(21)に臨む相対向する側面にそれぞれ軸止され、本体(20)内に収納されるものである。
蓋体(40)は、例えば図1及び図2に示すように、一端部が相対向する側面にそれぞれ軸止され、コンバイナ(30)が収納された開口部(21)を塞ぐものである。
第3に、蓋体(40)は、例えば図1〜10に示すように、一端部にアーム部(例えば第1、第2アーム部121,131)を有し、当該アーム部(例えば第1、第2アーム部121,131)が相対向する側面にそれぞれ軸止され、他端自由端部が本体(20)の開口部(21)上で互いに突き合う2個のリッド(例えば第1、第2リッド120,130)から構成される。
第5に、2個のリッド(例えば第1、第2リッド120,130)のうち、片側のリッド(例えば第1リッド120)のアーム部(第1アーム部121)と、コンバイナ(30)のアーム部(例えば表示用アーム部31)とは、例えば図3〜6に示すように、回転力を伝達する他のリンク(例えば第1リンク140)を介して互いに連結されている。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第2に、軸部(例えば支持軸141)は、例えば図3及び図4に示すように、コンバイナ(30)のアーム部(例えば表示用アーム部31)に回動自在に軸止される。
第3に、軸部(例えば支持軸141)と同軸上に、例えば図27及び図28に示すように、駆動用スプリング(60)の一端部を取り付け、駆動用スプリング(60)の他端部を本体(20)内の下部に取り付けることで、コンバイナ(30)を本体(20)内に収納された収納位置(例えば図2、図9及び図10)から、開口部(21)から上方に突出する使用位置(例えば図1、図7及び図8)に向かって付勢するようにしている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第2に、ロック装置(例えばロック機構70)は、例えば図21及び図22に示すように、片側のリッド(例えば第1リッド120)のアーム部(第1アーム部121)に形成されたカム溝(123)と、カム溝(123)をトレースし、本体(20)に取り付けられるトレースピン(160)とから構成される。
(1)摺動部(123a)
摺動部(123a)は、例えば図21に示すように、アーム部(31)の回転方向に沿って長く延びるものである。
(2)ロック部(123b)
ロック部(123b)は、例えば図21及び図22に示すように、摺動部(123a)に連通し、アーム部(第1アーム部121)の先端部に位置し、トレースピン(160)をロック可能なハートカム形状のものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、2個のリッドのうち、片側のリッドの開放操作により、他の片側のリッドの開放、並びにコンバイナを本体の開口部内に収納された収納位置から、当該開口部から上方に突出した使用位置に回動させることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
装置10は、図1〜10に示すように、大別すると、次のパーツ及び機構を備える。
(2)コンバイナ30
(3)蓋体40
(4)リンク機構50(リンク構造)
(5)駆動用スプリング60(図27及び図28参照)
(6)ロック機構70(図21及び図22参照)
(7)角度調整機構80(図26参照)
(8)ダンパー機構90(図13及び図18参照)
(9)リンク保護機構100(図23参照)
(10)遮蔽板110
なお、装置10のパーツ及び機構は、上記した(1)〜(10)に限定されない。
(本体20)
本体20は、図1及び図16に示すように、上面が開口した中空箱形に形成され、図示しないが、インストルメントパネルの上部に埋設状に固定される。
なお、本体20の各部は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)開口部21
開口部21は、図1及び図16に示すように、本体20の上面に位置し、コンバイナ30が回動して通過可能なものであり、例えば方形に形成されている。
収納部22は、図1及び図16に示すように、本体20の中空部内に位置し、コンバイナ30が収納可能なものである。
(3)フランジ部23
フランジ部23は、図1及び図16に示すように、開口部21の周囲を縁取るものである。
孔部24は、図1及び図16に示すように、上下に貫通し、開角度調整機構80の後述するドラム180の一部、すなわち上端部が突出可能なものである。
(コンバイナ30)
コンバイナ30は、運転者の前方視認性を確保した状態で、運転席の各種計器類からの情報を表示可能なものであり、表示部を構成する。
なお、表示部として、コンバイナ30を例示したが、これに限定されず、例えば液晶ディスプレイを用いても良い。
コンバイナ30には、図1〜8に示すように、次の各部を備える。
表示用アーム部31は、図3及び図4に示すように、コンバイナ30の一端部に位置し、コンバイナ30の幅方向の左右両側に一対形成されている。表示用アーム部31は、本体20の開口部21に臨む相対向する左右の側面にアーム軸32を介してそれぞれ軸止され、後述するリンク機構50を介して蓋体40に連結される。
(蓋体40)
蓋体40は、図1〜10に示すように、本体20に回動可能に軸止され、開口部21を開閉するものである。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)第1リッド120
(2)第2リッド130
なお、蓋体40を、2個の第1、第2リッド120,130から構成したが、これらに限定されず、1個のリッドから構成したり、或いは3個以上のリッドから構成しても良い。
(第1リッド120)
第1リッド120は、図3〜6に示すように、本体20の開口部21の片半部、すなわち進行方向の後方側(運転者側)に位置し、後方側の片半部を開閉するものであり、後述するリンク機構50を介してコンバイナ30及び後述する第2リッド130に連結されている。これに対し、後述する第2リッド130は、図1、図2、図7、図9及び図10に示すように、本体20の開口部21の他の片半部、すなわち前方側(フロントウインドウ側)に位置し、前方側の片半部を開閉するためのものであり、後述するリンク機構50を介して第1リッド120に連結されている。
なお、次の(1)〜(5)については、後述する。
(1)第1アーム部121
(2)ガイド孔122
(3)カム溝123
(4)従節部124
(5)歯車部125
なお、第1リッド120の各部は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(第1アーム部121)
第1アーム部121は、図3〜6に示すように、第1リッド120の一端部に位置し、第1リッド120の幅方向の左右両側に一対形成されている。第1アーム部121は、開口部21の後方側に位置し、本体20の開口部21に臨む相対向する左右の側面に第1軸121aを介してそれぞれ軸止され、後述するリンク機構50を介してコンバイナ30及び第2リッド130に連結される。
(ガイド孔122)
ガイド孔122は、図3〜6及び図21〜23に示すように、片側(左側)の第1アーム部121に位置し、リンク機構50の後述する第1リンク140の一端部に位置するリンクピン142が移動可能にはまり込むものである。
(カム溝123)
カム溝123は、図21及び図22に示すように、片側(左側)の第1アーム部121の第1軸121aを中心に円弧状に形成され、ロック機構70の後述するトレースピン160に係合し、第1リッド120を閉位置にロックするためのものである。カム溝123は、後述するトレースピン160とともにロック機構70を構成する。なお、カム溝123の構造については、ロック機構70の欄において後述する。
(従節部124)
従節部124は、図26に示すように、片側(左側)の第1アーム部121の端部に位置し、角度調整機構80のドラム180に係合し、直立した使用位置にあるコンバイナ30の開き角度を調整するためのものである。従節部124は、後述するドラム180とともに角度調整機構80を構成する。なお、従節部124の構造については、角度調整機構80の欄において後述する。
(歯車部125)
歯車部125は、図3、図5、図13及び図18に示すように、他の片側(右側)の第1アーム部121に位置し、第1軸121aを中心に円弧状に形成され、ダンパー機構90の後述する回転ダンパー91に固定された歯車とかみ合い、第1リッド120の開閉の動きを制動するためのものである。
(第2リッド130)
第2リッド130は、図1、図2及び図7〜10に示すように、本体20の開口部21の他の片半部、すなわち前方側(フロントウインドウ側)に位置し、前方側の片半部を開閉するためのものであり、後述するリンク機構50を介して第1リッド120に連結されている。
(1)第2アーム部131
(2)傾斜面132
(3)連結孔133
(4)第2リンク用バネ134
なお、第2リッド130の各部は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(第2アーム部131)
第2アーム部131は、図1、図2及び図7〜10に示すように、第2リッド130の一端部に位置し、第2リッド130の幅方向の左右両側に一対形成されている。第2アーム部131は、開口部21の前方側に位置し、本体20の開口部21に臨む相対向する左右の側面に第2軸131aを介してそれぞれ軸止され、後述するリンク機構50を介して第1リッド120に連結される。
(傾斜面132)
傾斜面132は、図7〜10に示すように、第2リッド130の自由端部に位置し、開口部21に臨む裏面を第2アーム部131に向かって傾斜させて形成している。すなわち、傾斜面132は、第2リッド130の自由端部の肉厚を、先端の端面に向かって徐々に減少させることで形成している。
(連結孔133)
連結孔133は、図24及び図25に示すように、片側(左側)の第2アーム部131に位置し、リンク機構50の後述する第2リンク150の一端部に位置する可動軸152が移動可能にはまり込むものである。
なお、クリアランスを、大径部133bより形成したが、これに限定されない。
連結孔133は、第2アーム部131の表裏面に貫通し、大小二つの互いに連通した円から形成され、略ダルマ形に形成されている。
なお、連結孔133の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)小径部133a
小径部133aは、図24及び図25に示すように、後述する第2リンク用バネ134により付勢された可動軸152が位置するものである。
大径部133bは、図24及び図25に示すように、小径部133aに連通し、当該小径部より内径が大きく、小径部133aとの間にクリアランスを発生させるためのものである。
(第2リンク用バネ134)
第2リンク用バネ134は、図24及び図25に示すように、片側(左側)の第2アーム部131に取り付けられ、連結孔133にはまり込む、リンク機構50の後述する第2リンク150の一端部に位置する可動軸152を、連結孔133の小径部133aに向かって付勢するものである。
(リンク機構50)
リンク機構50は、図1〜10に示すように、コンバイナ30、第1リッド120、第2リッド130の三者を相互に連結するためのものである。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)第1リンク140
(2)第2リンク150
なお、リンク機構50を、2本の第1、第2リンク140,150から構成したが、これに限定されず、1本のリンクから構成したり、或いは3本以上のリンクから構成しても良い。
(第1リンク140)
第1リンク140は、図3〜6、図8及び図10に示すように、コンバイナ30と第1リッド120とを相互に連結するものであり、長尺な板状に形成されている。
なお、第1リンク140の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)支持軸141
支持軸141は、図3〜6、図8及び図10に示すように、第1リンク140の一端部に位置し、コンバイナ30の片側(左側)の表示用アーム部31に軸止されている。
リンクピン142は、図3〜6、図8及び図10に示すように、第1リンク140の他端部に位置し、第1リッド120の片側の第1アーム部121のガイド孔122を貫通し、リンク保護機構100の後述するストッパー190に係合する。
(第2リンク150)
第2リンク150は、図1、図2、図7、図9及び図10に示すように、第1リッド120と第2リッド130とを相互に連結するものであり、長尺な板状に形成されている。
なお、次の(1)及び(2)については、後述する。
(1)固定軸151
(2)可動軸152
なお、第2リンク150の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(固定軸151)
固定軸151は、図1、図2、図7、図9及び図10に示すように、第2リンク150の一端部に位置し、第1リッド120の片側(左側)の第1アーム部121に軸止されている。
(可動軸152)
可動軸152は、図24及び図25に示すように、第2リンク150の他端部に位置し、第2リッド130の片側(左側)の第2アーム部131の連結孔133にはまり込む。
なお、可動軸152の各部は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)第1軸部153
第1軸部153は、図29に示すように、軸方向の先端側に位置し、連結孔133の小径部133aの内径より外径が太く、大径部133bの内径以下の外径を有するものである。
第2軸部154は、図29に示すように、第1軸部153と隣接し、小径部133aの内径以下の外径を有するものである。
(3)第3軸部155
第3軸部155は、図29に示すように、第2軸部154に隣接し、小径部133aの内径より外径の太いものである。
可動軸152は、その先端部に位置する第1軸部153を、連結孔133の大径部133bに合わせて挿入し、第2軸部154を大径部133bを小径部133aに向かってスライドすることで、大径の第1軸部153が小径部133aから抜けなくなる。
可動軸152は、図24及び図25に示すように、第2リンク用バネ134のバネ力により、小径部133aの行き止まった端部に向かって付勢される。
(駆動用スプリング60)
駆動用スプリング60は、図27及び図28に示すように、本体20の裏面側に取り付けられ、その圧縮復元力により、コンバイナ30を上方に向かって開いた使用位置に向かって付勢する。駆動用スプリング60は、その一端部を本体20の裏面側に掛け止め、他端部をコンバイナ30の片側の表示用アーム部31に掛け止めている。
(ロック機構70)
ロック機構70は、図21及び図22に示すように、駆動用スプリング60による付勢力に抗して、蓋体40を閉位置にロックするためのものである。
ロック機構70は、ロック状態の解除機構を備え、操作者の解除操作により解除可能となっている。
ロック機構70は、図21及び図22に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、ロック機構70のパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
カム溝123は、図21及び図22に示すように、片側(左側)の第1アーム部121に形成され、大別すると、摺動部123aと、ロック部123bとを備える。
摺動部123aは、第1アーム部121の回転方向に沿って長く延びるものである。
ロック部123bは、第1アーム部121の先端部に位置し、後述するトレースピン160をロック可能なハートカム形状のものである。
トレースピン160は、図21及び図22に示すように、一端部が本体20の側面に回動可能に軸止され、他端自由端部がカム溝123に突入し、当該カム溝123をトレースするものである。
(3)ピン押さえバネ170
ピン押さえバネ170は、図21及び図22に示すように、本体20の側面に取り付けられ、トレースピン160の他端自由端部がカム溝123の底に向かって付勢するものである。
(角度調整機構80)
角度調整機構80は、図7及び図8に示すように、直立して開いた使用位置のコンバイナ30の開き角度を調整するためのものである。
なお、開角度調整機構80のパーツは、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ドラム180
ドラム180は、図26及び図29に示すように、本体20の側面にドラム軸181を介して回動可能に軸止されている。
ドラム軸181、操作部182及びカム部183は、図26に示すように、本体20の内部に位置し、操作部182の上部は、図1及び図26に示すように、フランジ部23の孔部24を通して、フランジ部23の上面に突出する。
(2)第1アーム部121の従節部124
従節部124は、図26に示すように、片側(左側)の第1アーム部121に形成され、コンバイナ30を直立した使用位置に開いた状態で、ドラム180のカム部183に当接するものである。従節部124は、ドラム180に向かって略U字形の曲面形状に突出している。
(ダンパー機構90)
ダンパー機構90は、図13及び図18に示すように、駆動用スプリング60のバネ力により、コンバイナ30が急激に回動するのを防止するためのものである。
なお、ダンパー機構90のパーツは、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)回転ダンパー91
回転ダンパー91は、図示しないが、シリコンオイル等の粘性抵抗を利用したものであり、図13及び図18に示すように、本体20の側面に固定される。
(2)第1アーム部121の歯車部125
歯車部125は、図3、図5、図13及び図18に示すように、第1リッド120の他の片側(右側)の第1アーム部121に形成され、回転ダンパー91の歯車と噛み合うものである。歯車部125は、第1アーム部121の第1軸121aを中心として、その円周方向に沿って形成されている。
(リンク保護機構100)
リンク保護機構100は、図21〜23に示すように、直立して開いた使用位置のコンバイナ30を無理に開こうとし、コンバイナ30に過荷重が掛かった場合に、リンク機構50による回転力の伝達を遮断することで、リンク機構50を保護するためのものである。
なお、リンク保護機構100のパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)ストッパー190
ストッパー190は、図21〜23に示すように、第1リッド120の片側(左側)の第1アーム部121にストッパー軸191を介して回動可能に軸止され、図21及び図22に示すように、第1リンク140のリンクピン142に係合し、コンバイナ30と第1リッド120とを連結するとともに、使用状態のコンバイナ30を無理に開こうとし、コンバイナ30に過荷重が掛かった場合に、図23に示すように、リンクピン142と係脱可能なものである。
係合部192は、一側面が開放した断面略L字に形成され、コンバイナ30を無理に開こうとする力が作用した際に、当該開放面から第1リンク140のリンクピン142が逃げ、その側面に沿って摺接しながらストッパー軸191の方向に移動可能に構成されている。
(2)ストッパー用バネ200
ストッパー用バネ200は、図21〜23に示すように、ストッパー190の自由端部側に位置する係合部192をリンクピン142に接近する方向に付勢するものである。
第1リンク140のリンクピン142は、図21〜23に示すように、ストッパー190の係合部192にはまり込んで係合し、ストッパー190を介して第1リンク140と第1リッド120の第1アーム部121とを相互に連結するものである。リンクピン142は、第1リッド120の第1アーム部121のガイド孔122にはまり込み、当該ガイド孔122に沿って係合部192から接離する方向に移動する。
(遮蔽板110)
遮蔽板110は、図7、図8、図1及び図16に示すように、コンバイナ30と第2リッド130との間に位置し、表示用アーム部31に遮蔽軸111を介して回動可能に軸止され、第2リッド130の開放状態において、当該第2リッド130と本体20との間の隙間を遮蔽するものである。
(ヘッドアップディスプレイ装置10の使用方法)
つぎに、上記した構成を備えたヘッドアップディスプレイ装置10の使用方法について説明する。
図1、図9及び図10に示すように、蓋体40の閉状態では、コンバイナ30及び遮蔽板110は、本体20内に収納されている。
第1リッド120を押し上げると、ロック機構70のロック状態が解除される。
すなわち、カム溝123のハートカム形状のロック部123bに位置していたトレースピン160が、ロック部123bから抜け出て、第1アーム部121の回転方向に沿って長く延びる摺動部123aに進み、当該摺動部123aに沿って進む。
このため、コンバイナ30は、駆動用スプリング60のバネ力により、図1、図3、図5、図7及び図8に示すように、本体20の開口部21から上方に突出し、直立して開いた使用位置に向かって回動する。
同時に、第1リッド120が開方向に回動すると、図13及び図18に示すように、第1リンク140の無い側の第1アーム部121に形成された歯車部125と、本体20の側面に固定された回転ダンパー91の歯車との噛み合いにより、回転ダンパー91が回転し、制動力が働く。制動力は、第1リンク140を介してコンバイナ30にも伝達され、コンバイナ30が静粛に、且つゆっくりと開放する。
コンバイナ30の最大開放位置には、図26に示すように、ドラム180の偏心したカム部183と、第1リッド120の第1アーム部121から略U字形の曲面形状に突出する従節部124とが当接した位置で規制される。
(第1、第2リッド120,130の干渉防止動作)
ロック解除操作時に、第1リッド120を本体20に向かって押し下げるが、このとき、第2リンク150を介して連結された第2リッド130が回動しないようにしている。
このため、第1リッド120を押し下げた際に、第2リッド130の自由端部が動かない構造とすることで、第1リッド120の自由端部との干渉を防止できる。
(コンバイナ30の収納方法)
つぎに、使用位置のコンバイナ30を収納する際には、第1リッド120を手で閉じれば良い。
このとき、第2リッド130に押されて、遮蔽板110が閉方向に回動する。
第1リッド120を閉じた位置を少し行き過ぎるまで閉じると、図21及び図22に示すように、トレースピン160がカム溝123の摺動部123aから、ハートカム形状のロック部123bに進む。
このため、コンバイナ30は、本体20の収納部22内に収納され、図2、図8及び図9に示すように、開口部21が第1、第2リッド120,130により閉塞される。
(コンバイナ30の開き角度の調整方法)
直立して開いた使用位置において、コンバイナ30の開き角度を調整する際には、図26に示すように、フランジ部23の上面から突出するドラム180の操作部182を回動すれば良い。
すなわち、ドラム軸181から離隔したカム部183の周面に、従節部124が当接すると、第1リッド120が閉方向に回動し、第1リンク140を介してコンバイナ30が閉方向に回動し、コンバイナ30の開き角度が減少する。
なお、コンバイナ30の開き角度の調整範囲は、プラス・マイナス5度に設定されているが、これに限定されない。
(コンバイナ30の無理開きからの保護方法)
直立して開いた使用位置において、コンバイナ30を無理に開こうとすると、ストッパー190の係合部192にはまり込んで係合していた第1リンク140のリンクピン142が、図23に示すように、当該係合部192から逃げる方向に移動し、その開放面から係脱する。
一方、コンバイナ30に加わった過荷重が開放されると、駆動用スプリング60のバネ力により、コンバイナ30が初期位置に戻ろうとする。このとき、ストッパー190も、ストッパー用バネ200によりリンクピン142に接近する方向に回動する。
20 本体
21 開口部 22 収納部
23 フランジ部 24 孔部
30 コンバイナ(表示部)
31 表示用アーム部 32 アーム軸
40 蓋体 50 リンク機構(リンク構造)
60 駆動用スプリング 70 ロック機構(ロック装置)
80 角度調整機構
90 ダンパー機構 91 回転ダンパー
100 リンク保護機構 110 遮蔽板
111 遮蔽軸 112 遮蔽板用バネ
120 第1リッド
121 第1アーム部 121a 第1軸
122 ガイド孔 123 カム溝
123a 摺動部 123b ロック部
124 従節部 125 歯車部
130 第2リッド
131 第2アーム部 131a 第2軸
132 傾斜面 133 連結孔
133a 小径部 133b 大径部(クリアランス)
134 第2リンク用バネ
140 第1リンク
141 支持軸 142 リンクピン
150 第2リンク
151 固定軸 152 可動軸
153 第1軸部 154 第2軸部
155 第3軸部
160 トレースピン 170 ピン押さえバネ
180 ドラム 181 ドラム軸
182 操作部 183 カム部
190 ストッパー 191 ストッパー軸
192 係合部 193 テーパー形状
200 ストッパー用バネ
Claims (5)
- 表示光をコンバイナに照射し、前記コンバイナによって表示された虚像を利用者が視認するヘッドアップディスプレイ装置において、
前記ヘッドアップディスプレイ装置には、
上面に開口部を有する中空の本体と、
前記本体内に収納され、前記表示光を発光する表示器と、
一端部にアーム部を有し、当該アーム部が前記本体の前記開口部に臨む相対向する側面にそれぞれ軸止され、前記本体内に収納される前記コンバイナと、
一端部が前記相対向する側面にそれぞれ軸止され、前記コンバイナが収納された前記開口部を塞ぐ蓋体とを備え、
前記蓋体は、
一端部にアーム部を有し、当該アーム部が前記相対向する側面にそれぞれ軸止され、
他端自由端部が前記本体の開口部上で互いに突き合う2個のリッドから構成され、
前記2個のリッドの前記アーム部は、
回転力を伝達する一のリンクを介して互いに連結され、
前記2個のリッドのうち、片側の前記リッドの前記アーム部と、前記コンバイナの前記アーム部とは、
回転力を伝達する他のリンクを介して互いに連結されていることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記他のリンクの一端部には、
軸部を有し、
前記軸部は、
前記コンバイナの前記アーム部に回動自在に軸止され、
前記軸部と同軸上に、駆動用スプリングの一端部を取り付け、前記駆動用スプリングの他端部を前記本体内の下部に取り付けることで、前記コンバイナを前記本体内に収納された収納位置から、前記開口部から上方に突出する使用位置に向かって付勢するようにしていることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記2個のリッドのうち、片側の前記リッドの前記他端自由端部には、
前記開口部に臨む裏面が当該片側のリッドの前記アーム部に向かって傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記2個のリッドのうち、片側の前記リッドには、
前記本体の前記開口部を塞いだ閉位置にロックするためのロック装置を備え、
前記ロック装置は、
前記片側のリッドの前記アーム部に形成されたカム溝と、
前記カム溝をトレースし、前記本体に取り付けられるトレースピンとから構成され、
前記カム溝は、
前記アーム部の回転方向に沿って長く延びる摺動部と、
前記摺動部に連通し、前記アーム部の先端部に位置し、前記トレースピンをロック可能なハートカム形状のロック部とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。 - 前記本体には、
前記コンバイナと、前記2個のリッドのうち、片側の前記リッドとの間に位置し、当該片側のリッドの開放状態において、当該片側のリッドと前記本体との間の隙間を遮蔽する遮蔽板を軸止していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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