JP2012256029A - ヒンジ機構 - Google Patents

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Tsutomu Kikushima
励 菊島
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KIYOTA CO Ltd
TOK Bearing Co Ltd
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KIYOTA CO Ltd
TOK Bearing Co Ltd
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Abstract

【課題】 原稿などが第1スライダー5とコイルスプリング7との間に挟まったりしないヒンジ機構を提供することである。
【解決手段】 第1,2スライダー5,6の対向面を構成する部材であって、第1スライダー5にはカバー部10を設け、第2スライダー6に、カバー部10が進入する進入穴11を形成している。そして、上記カバー部10の先端が進入穴11内に通常の使用範囲において常時位置し、しかも上記第1,2スライダー5,6が相対移動する過程でカバー部10の先端が進入穴11内で相対移動する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えばコピー機などの読み取り装置と押さえ板とを連結するヒンジ機構に関する。
この種のものとして、特開2007−212910号公報に記載されたヒンジ機構が従来から知られている。
この従来のヒンジ機構は、読み取り装置側に固定する支持部材と、原稿を押さえる押さえ板に固定するケースとを回動自在に連結し、ケースには一対のスライダーを設けるとともに、これらスライダー間にコイルスプリングを設けている。
そして、押さえ板とともにケースを支持部材に対してそれらを閉じる方向に回動すると、支持部材に設けた作動体がスライダーを押してコイルスプリングを撓ませる。このときのばね力が、押さえ板の開閉力に対してアシスト力になったり、あるいは減衰力になったりする。
さらに、上記両スライダー間に露出するコイルスプリングを覆うために、一方のスライダーにカバー部を設けているが、このカバー部は、その先端が他方のスライダーに重なり合う構成にしている。
特開2007−212910号公報
上記のようにした従来のヒンジ機構では、一方のスライダーに設けたカバー部が、他方のスライダーに重なり合う構成にしているが、その重なり部分にはすき間が形成される。このように他方のスライダーとカバー部との間にすき間ができると、そのすき間に原稿などが挟まることがあった。原稿などが挟まったときに、その引っ張り方向を間違えると、原稿が千切れたりするという問題があった。
また、上記従来のヒンジ機構では、一方のスライダーに設けたカバーが、他方のスライダーに重なるようにしているが、両スライダーの相対移動にともなう移動ストロークの関係から、その重なり部分がきわめて少なくならざるをえない。そのために、その重なり部分を通してカバーの内部に原稿等が入り込み易くなり、もし、そこに原稿等が入り込んでしまうと、コイルスプリングやケース内部に付着したグリスが、入り込んだ原稿に付着してしまう問題があった。
この発明の目的は、原稿などが入り込んだりしないヒンジ機構を提供することである。
この発明は、次の構成を備えたヒンジ機構に関する。すなわち、読み取り対象物を押さえる押さえ板側に固定するケースと、このケースの両側に設けた両側片間に摺動可能に設けたスライダーと、このスライダーとそのスライダーに対向する部材との間に介在させたコイルスプリングとを備えている。そして、ケースに回動自在に支持されるとともに読み取り装置側に固定される支持部材を設け、スライダーとこのスライダーに対向する上記対向面を構成する部材との双方あるいはいずれか一方に、上記コイルスプリングを覆うカバー部を設け、支持部材に対してケースが閉じる方向に回動したとき、その回動力を上記スライダーに伝達して、当該スライダーを上記コイルスプリングのばね力に抗して摺動させる構成にしている。
第1の発明は、上記カバー部先端に対向する部材に、このカバー部が進入する進入空間を形成するとともに、上記カバー部は、このカバー部先端と対向する側における上記部材を構成する要素部材と相まって、コイルスプリングの所定の周面すなわち上記押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向する周面を、少なくとも通常の使用範囲において常時覆う一方、上記スライダーの移動過程で上記カバー部が上記進入空間内を相対移動する構成にした点に特徴を有する。
なお、カバー部先端と対向する側における上記部材を構成する要素部材には、カバー部と相互に機能しあってコイルスプリングの周面を覆う機能を発揮するものであれば、どのような形態も含まれる。例えば、カバー部と重なり合う突片や、カバー部先端が入る穴も含まれる。そして、上記要素部材が穴であるとき、この穴が上記進入空間と一体化するかもしくは進入空間と連続することになる。
また、押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向する周面とは、押さえ板が閉じたときに読み取り装置と対向する位置関係にある周面を意味するもので、押さえ板が閉じたときにのみ読み取り装置と対向するという意味ではない。そして、以下の発明においても、押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向する周面の概念は上記と同様である。
さらに、この発明における通常の使用範囲とは、例えば、修理のために読み取り装置に対して押さえ板を大きく開いた範囲を除いた範囲をいう。つまり、当該読取装置や押さえ板の修理時には、修理をする者が押さえ板の下に頭などを入れて修理作業をするが、上記通常の使用範囲とは、修理作業時など押さえ板を大きく開いた範囲を除いた範囲をいう。
第2の発明は、上記要素部材が、スライダーに設けたカバー部とは別のカバー部からなり、これら両カバー部先端と対向するスライダー及び上記部材のそれぞれに進入空間を形成し、両カバー部が相対移動する過程で、これらカバー部が上記進入空間に進入する構成にした点に特徴を有する。
第3の発明は、上記要素部材が上記進入空間からなり、スライダーに設けた上記カバー部の少なくとも一部が、少なくとも上記通常の使用範囲において上記進入空間に常時位置し、上記スライダーの移動過程で上記カバー部の先端が進入空間内で相対移動する構成にした点に特徴を有する。
第4の発明は、上記要素部材が、上記スライダーに設けた上記カバー部とは別のカバー部であって、これら両カバー部が、少なくとも上記通常の使用範囲おいて常時重なり合うとともに、上記スライダーの移動過程で上記一方のカバー部が、この一方のカバー部先端に対向する部材に形成した進入空間内を相対移動する構成にした点に特徴を有する。
第5の発明は、上記カバー部が、上記押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向するコイルスプリング周面のすべてを覆う幅を有する点に特徴を有する。
第6の発明は、上記カバー部が、このカバー部先端と対向する側における上記部材と相まって、コイルスプリングの所定の周面すなわち上記押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向する周面を、少なくとも上記通常の使用範囲おいて常時覆う一方、上記カバー部の端面形状を曲げ線形状にした点に特徴を有する。
なお、上記第6の発明では、進入空間が必須要素にはならない。例えば、カバー部先端と対向する側における上記部材に対してカバー部がその外側に位置するものも含まれる。
第7の発明は、上記カバー部の端面形状を曲げ線形状にするとともに、このカバー部先端と対向する側における上記部材の上記要素部材の断面形状を上記カバー部の曲げ線形状と対応する形状にし、カバー部と上記要素部材とが相まって上記スプリングの所定面を覆う構成にした点に特徴を有する。
第1の発明によれば、スライダーの移動過程でカバー部と要素部材とによって、コイルスプリングが、少なくとも上記通常の使用範囲において常時覆われているので、読み取り装置側に置く原稿などがコイルスプリングに挟み込まれたりしない。したがって、上記原稿などが損傷したり、コイルスプリングやケースの内部に付着したグリスで原稿等が汚れたりしない。
第2の発明によれば、一対のカバー部でコイルスプリングを覆いながら、両カバー部が相対移動する過程で、これらカバー部が上記進入空間に進入する構成にしているので、原稿等が挟み込まれたりしないことはもちろん、スライダーのストロークを十分に確保することができる。
第3の発明によれば、カバー部の少なくとも一部が、少なくとも上記通常の使用範囲において上記進入空間の底部に常時重なり合うので、原稿等が挟み込まれたりしない。
第4の発明によれば、一対のカバー部が、少なくとも上記通常の使用範囲において常時重なり合っているので、原稿などが挟み込まれたりしない。
第5の発明によれば、カバー部がコイルスプリングの所定面を覆う構成にしたので、コイルスプリングが露出しない。もし、コイルスプリングが露出していると、その露出部分の機械的なイメージが強くなり、全体としてのデザイン性を損なうが、上記のようにコイルスプリングがカバー部で覆われるので、デザイン性を損なうことはない。
第6の発明によれば、上記カバー部の端面形状を曲げ線形状にしたので、原稿などの端面が上記曲げ線形状に一致しない限り、それがカバー部と要素部材との間に入り込まないので、原稿などの挟み込みをさらに効果的に防止できる。
しかも、第7の発明によれば、上記要素部材の形状を上記カバー部の曲げ線形状と対応する形状としたので、カバー部の移動過程で上記要素部材が障害になったりしない。
支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第1実施形態の断面図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第1実施形態の正面図である。 第1スライダーをカム面側から見た斜視図である。 第1スライダーをカバー部側から見た斜視図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第2実施形態の断面図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第2実施形態の正面図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第3実施形態の断面図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第3実施形態の正面図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第4実施形態の断面図である。 第4実施形態の第2スライダーの斜視図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第5実施形態の断面図である。 第5実施形態の第1スライダーの斜視図である。 支持部材に対してケースを約60度の角度に保った第6実施形態の断面図である。 第6実施形態の第2スライダーの斜視図である。
図1〜4に示した第1実施形態はコピー機に用いるヒンジ機構で、このヒンジ機構は、コピー機の読み取り装置X側に固定する支持部材aと、第1支持軸1を介して上記支持部材aに回動自在に支持されたケースbと、第2支持軸2を介して上記ケースbと回動自在に支持されたリフト部材cとからなる。
上記支持部材aは、上記コピー機の読み取り装置X側に固定する平板部a1の両側に両側起立片a2,a2を設けている。そして、これら両側起立片a2,a2間に上記第1支持軸1をかけ渡すとともに、両側起立片a2,a2のそれぞれには、一対のローラからなる第1作動体3を設けている。
さらに、第1支持軸1にはケースbが回動自在に支持されるが、このケースbはその上板b1の両側に両側片b2、b2を形成するとともに、第1支持軸1はこれら両側片b2,b2を貫通している。
また、上記両側片b2,b2であって、第1支持軸1で支持された側とは反対側に第2支持軸2を掛け渡し、この第2支持軸2の両端を両側片b2,b2から突出させるとともに、その突出端にリフト部材cを回動自在に連結している。このリフト部材cには第2作動体4を一体的に設けている。
なお、上記リフト部材cは、例えば、厚い本などをコピーするとき、ケースbとは反対方向に回動させ、その厚い本に対してほぼ平行になって、それを押さえつけるためのものである。
一方、ケースbの両側片b2,b2の対向面間には、第1,2スライダー5,6を摺動自在に組み込んでいるが、これら第1,2スライダー5,6間には、圧縮時にばね力を発揮するコイルスプリング7を介在させている。つまり、これら第1,2スライダー5,6のそれぞれに、それらの対向面に凹部5b,6bを形成し、これら凹部5b,6bに、上記コイルスプリング7の端部を組み込み、上記凹部5b,6bをスプリングガイドとして機能させている。
そして、図1に示す状態において、コイルスプリング7のばね力の作用で、第1スライダー5は第1支持軸1に圧接し、第2スライダー6は第2作動体4に圧接して、これら第1,2スライダー5,6は、第1支持軸1と第2作動体4との間に組み込まれている。
上記第1スライダー5には、図1及び3に示すように凸部からなる挟み込み防止部材8を一体的に形成しているが、この挟み込み防止部材8の両側において当該挟み込み防止部材8と直角にしたカム面9,9を形成している。
さらに、図3,4に示すように、第1スライダー5であって、上記挟み込み防止部材8を設けた側に、その挟み込み防止部材8及び第1作動体3を覆う覆い部5aを一体的に設けている。
そして、上記第1作動体3は、ケースbが支持部材aに対して回動する過程で、第1支持軸1を中心に円弧運動をするとともに、0度〜約60度の回動範囲で上記カム面9,9を押して、コイルスプリング7を撓ませながら第1スライダー5を押し、第1スライダー5を第1支持軸1から離す方向に移動させる。
なお、上記挟み込み防止部材8は、第1作動体3とカム面9,9との間に原稿や指などが挟み込まれるのを防止するためのものである。
また、支持部材aとケースbとの角度が設定角度以下の範囲、例えばこの実施形態では約60度以下の範囲にあるとき、第1作動体3がカム面9,9に接触し、約60度以上90度の範囲では、第1作動体3はカム面9,9から離なれた状態を保つ。
そして、ケースbが支持部材aに対して90度の位置を保っているときには、ケースbの後端が支持部材aの背側起立片a3に当たって、90度以上回動しないようにしている。
なお、上記のようにケースbが支持部材aに対して90度の位置まで開くのは、主に修理時などである。つまり、修理する者が、ケースbの下に頭を入れて作業しなければならないときに、上記のようにケースbが支持部材aに対して90度の位置まで開くことになる。
したがって、この実施形態において通常の使用時には、上記約60度の範囲内ということになる。そして、以下の実施形態においてすべて同じである。
さらに、第1スライダー5がコイルスプリング7に抗して移動したときコイルスプリング7を撓ませるが、そのときのコイルスプリング7のばね力が、押さえ板Yを押し上げる力、すなわち押さえ板Yを開く方向のトルクとして作用する。したがって、押さえ板Yが閉まった状態からそれを開けるときには、コイルスプリング7のばね力が押さえ板Yを開ける力に対してアシスト力となる。
反対に、開けた状態の押さえ板Yを閉めるときには、コイルスプリング7のばね力が、押さえ板Yの急激な落下を防止するための減衰力として作用する。
なお、リフト部材cがケースbとは反対方向に回動したときには、第2作動体4が第2支持軸2を中心に回動して、コイルスプリング7のばね力に抗して第2スライダー6を移動する。したがって、ケースb及びリフト部材cのそれぞれを回動させれば、第1,2スライダー5,6の対向間隔が小さいくなって、コイルスプリング7の撓み量を大きくする。
上記のようにした第1スライダー5には、第2スライダー6と対向する側にカバー部10を突出させているが、このカバー部10は、ケースbを、図1の状態から支持部材aの平板部a1に対してほぼ平行になる位置まで回動させた状態にあるとき、その平板部a1と対向する側に形成している。
また、上記カバー部10は、押さえ板Yを読み取り装置Xに対して閉じたときに読み取り装置Xと対向するコイルスプリング7の周面のすべてを覆う幅を有するとともに、その断面形状を湾曲させている。
一方、第2スライダー6であって、カバー部10に対向する側には、この発明の進入空間である進入穴11を形成しているが、この進入穴11は、第2スライダー6を貫通するとともに、その断面形状をカバー部10の断面形状に合わせて湾曲させている。
そして、第1スイダー5が第1支持軸1に圧接し、第2スライダー6が第2作動体4に圧接して、第1,2スライダー5,6が最大の間隔を保持している状態において、カバー部10の先端部が、図1に示すように進入穴11内に位置する構成にしている。つまり、上記カバー部10の先端は進入穴11内に常時位置している。
今、図1の状態からケースbが、支持部材aに対して閉じる方向に回動すると、それにともなって第1作動体3も第1支持軸1を中心に回動するとともに、第1スライダー5をコイルスプリング7に抗して移動する。
このように第1スライダー5が移動すると、先端を進入穴11内に位置させていたカバー部10が進入穴11内にさらに進入する。そして、第1,2スライダー5,6の対向間隔が最小になったときには、カバー部10の先端が、進入穴11を貫通して反対側に突出する。
このようにカバー部10の先端が進入穴11を貫通して反対側に突出できるので、第1スライダー5の摺動ストロークを十分に確保することができる。
上記のようにした第1実施形態では、カバー部10の少なくとも一部が進入穴11内に常時位置し、しかも第1スライダー5の移動過程でカバー部10の先端が進入穴11内で相対移動するので、カバー部10は進入穴11から抜けることがない。しかも、このカバー部10は湾曲させているので、原稿などがカバー部10の曲面に一致しない限り、それがカバー部10と進入穴11との間に入ることはない。
なお、上記実施形態では、カバー部10の断面形状を湾曲させたが、必ずしも湾曲形状である必要はない。要するに、原稿などがカバー部10の曲面に一致しない限り、それがカバー部10と進入穴11との間に入らないようにすればよいので、上記カバー部10の断面形状は、曲げ線形状であればどのようなものでもよい。例えば、カバー部10の断面形状として、山形、サインカーブ形、矩形波形などが考えられる。
そして、上記カバー部10の断面形状を曲げ線形状にしたときには、上記進入穴11の断面形状も、カバー部10の断面形状に対応させておけば、原稿などが入り込むことはほとんどなくなる。
また、上記カバー部10は、少なくともその端面が曲げ線形状になっていれば、断面を曲げ線形状にしなくても原稿などが入り込むのを防止できる。この点は、以下の各実施形態においても同様である。
また、カバー部10は、押さえ板Yを読み取り装置Xに対して閉じたときに読み取り装置Xと対向するコイルスプリング7の周面のすべてを覆う幅を保っているので、コイルスプリング7が、カバー部10から露出することがない。したがって、伸縮するコイルスプリング7のすき間に原稿などが挟まってそれを損傷するようなこともない。また、上記原稿などがコイルスプリングやケース内に付着したグリスで汚れたりもしない。
さらに、覆い部5a及びカバー部10で第1作動体3及びコイルスプリング7が覆われるので、第1作動体3やコイルスプリング7が露出しない。もし、これら第1作動体3やコイルスプリング7が露出していると、その露出部分の機械的なイメージが強くなり、全体としてのデザイン性を損なうが、上記のように第1作動体3及びコイルスプリング7が覆い部5a及びカバー部10で覆われるので、デザイン性を損なうことはない。
なお、この発明において、リフト部材cは必ずしも必須の構成要素ではない。コピー機の態様によっては、リフト部材cが不要な場合もある。
リフト部材cが不要なときには第2スライダー6も不要になるが、このときにはコイルスプリング7は、ケースbに固定的に設けた部材例えばケースbの壁面と、この壁面に対向する第1スライダー5との間に介在させることになる。
また、進入穴11は上記のようにケースbに固定的に設けた上記部材であって、第1スライダー5に対向する箇所に形成されることになる。
したがって、第2スライダー6側に位置する部材が、この発明における、カバー部先端と対向する側における部材に相当し、進入穴11が上記部材を構成する要素部材に相当する。
図5,6に示した第2実施形態は、第2スライダー6側にカバー部10を形成し、第1スライダー5に進入穴11を形成したもので、このカバー部10及び進入穴11の形状は第1実施形態と同じであり、第1スライダー5が覆い部5aを有することも第1実施形態と同じである。
ただし、第2実施形態の進入穴11は第1スライダー5を貫通させていない。なぜなら、進入穴11を貫通させてしまうと、第1スライダー5が進入穴11からカム面9,9側に突出していまい、第1作動体3,3の移動に支障をきたすからである。
このようにした第2実施形態は、第1実施形態と同じ作用のもとで、同じ効果を発揮する。さらに、覆い部5a及びカバー部10で第1作動体3及びコイルスプリング7が覆われ、第1作動体3やコイルスプリング7が露出しないので、デザイン性が損なわれることはない。
なお、この第2実施形態においても、リフト部材cが不要なときには、第2スライダー6も不要になるが、このときにはコイルスプリング7は、ケースbに固定的に設けた部材と、この壁面に対向する第1スライダー5との間に介在させることになる。
また、上記のようにカバー部10の断面形状を湾曲させているが、必ずしも湾曲形状である必要はない。第1実施形態と同様に、カバー部10の断面形状は、曲げ線形状であればどのようなものでもよい。
そして、上記カバー部10の断面形状を曲げ線形状にしたときには、上記進入穴11の断面形状も、カバー部10の断面形状に対応させておけば、原稿などが入り込むことはほとんどなくなる。
さらに、第2実施形態においても、第2スライダー6が不要な場合があること第1実施形態と同様であり、このとき第2スライダー6側に位置する部材が、この発明における、カバー部先端と対向する側における部材に相当し、第1スライダー5に形成した進入穴11が上記部材を構成する要素部材に相当する。
図7,図8に示した第3実施形態は、第1,2スライダー5,6の対向面のそれぞれに、カバー部10a、10bを設けるとともに、これらカバー部10a,10bに対向する側に進入穴11a,11bを形成している。そして、上記両カバー部10a,10bは、常時重なり合う構成にしている。
なお、カバー部10a,10bがコイルスプリング7の周面を覆う幅を有する点、カバー部10a、10b及び進入穴11a,11bの断面形状を湾曲させている点のそれぞれは、第1実施形態と同じである。
したがって、この第3実施形態においても、第1,2スライダー5,6が図1の状態から互いに接近する方向に相対移動すると、カバー部10a、10bが進入穴11a,11bに進入する。
上記のようにした第3実施形態は、カバー部10a,10bの先端が常時重なり合い、しかも第1スライダー5の移動過程でカバー部10a,10bの先端が進入穴11a,11bに進入するので、コイルスプリング7は常にカバー部10a,10bで覆われることになる。しかも、このカバー部10a,10bはその断面形状を湾曲させているので、原稿がカバー部10a,10bの曲面に一致しない限り、それがカバー部10a,10bと進入穴11a,11bとの間に入ることはない。
また、カバー部10a,10bは、押さえ板Yを読み取り装置Xに対して閉じたときに読み取り装置Xと対向するコイルスプリング7の周面のすべてを覆う幅を有するので、コイルスプリング7がカバー部10a,10bから露出することがない。したがって、伸縮するコイルスプリング7のすき間に原稿などが挟まってそれを損傷するようなこともなくなる。
さらに、覆い部5a及びカバー部10a,10bで第1作動体3及びコイルスプリング7が覆われ、第1作動体3やコイルスプリング7が露出しないので、デザイン性が損なわれることはない。
なお、リフト部材cは必ずしも必須の構成要素ではない。コピー機の態様によっては、リフト部材cが不要な場合もある。
リフト部材cが不要なときには、第2スライダー6も不要になるが、このときにはコイルスプリング7は、第1スライダー5とケースbに固定的に設けた部材との間に介在させることになる。したがって、この場合には、上記カバー部10a,10bは、第1スライダー5と対向する面に形成される。
なお、この第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、カバー部10a,10bの断面形状は、曲げ線形状であればどのようなものでもよい。
そして、上記カバー部10a,10bの断面形状を曲げ線形状にしたときには、これらカバー部10a,10bの断面形状を対応させるとともに、上記進入穴11a,11bの断面形状も、カバー部10a,10bの断面形状に対応させておけば、原稿などが入り込むことはほとんどなくなる。
さらに、第3実施形態においても、第2スライダー6が不要な場合があること第1実施形態と同様であり、このとき第1、2スライダー5,6のいずれか一方の側にある部材が、この発明における、カバー部先端と対向する側における部材に相当し、この部材に相当するスライダーに設けたカバー部11aあるいは11bのいずれかが上記部材を構成する要素部材に相当することになる。
図9、図10に示した第4実施形態は、第1スライダー5にカバー部10を形成し、第2スライダー6に進入空間12を形成したもので、その他は第1実施形態と同様である。
つまり、上記第2スライダー6に凹部6bを形成するとともに、この凹部6bに連続する進入空間12を形成したもので、この進入空間12は底部12aを有するものである。さらに詳しく説明すると、上記進入空間12は、図10に示すように、コイルスプリング7の端部を組み込む凹部6aの下面を開放して形成するとともに、開放された進入空間12を塞ぐようにして底部12aを形成している。
上記のようにした進入空間12の底部12aには、第1スライダー5に形成したカバー部10の先端部分が図9に示すように常時重なり合う構成にしている。言い換えると、上記したように支持部材aとケースbとが、図9に示すように約60度の角度にある場合にも、カバー部10の先端部分が上記底部12aに重なり合う構成にしている。
しかも、進入空間12内であって、カバー部10が進入する進入方向前方に、貫通孔13を形成して、カバー部10の先端がこの貫通孔13から突出できるようにしている。
さらに、上記カバー部10はその断面形状を湾曲させているが、底部12aもカバー部10の湾曲形状に対応させて湾曲させている。カバー部10及び底部12aのそれぞれを湾曲させたのは、上記各実施形態と同様に、原稿などが入らないようにするためである。したがって、これらカバー部10及び底部12aの断面形状は、湾曲形状に限定されず、上記各実施形態と同様に曲げ線形状になっていればよい。
なお、図中符号14は、第2スライダー6の凹部6b内に一体的に突出させたスプリングガイドで、このスプリングガイド14を形成したのはのは次の理由からである。つまり、第2スライダー6の凹部6b内は進入空間12と連続しているので、この進入空間12側におけるコイルスプリング7の部分が屈曲しやすくなる。そこで、上記のようにスプリングガイド14を設けることによって、凹部6bにおけるコイルスプリング7が屈曲しないようにしたものである。
また、リフト部材cが不要なときには第2スライダー6も不要になるが、このときには上記各実施形態と同様に、コイルスプリング7は、ケースbに固定的に設けた部材例えば壁面と、この壁面に対向する第1スライダー5との間に介在させることになる。
また、進入空間12は上記のようにケースbに固定的に設けた部材であって、第1スライダー5のカバー部10に対向する箇所に形成されることになる。
したがって、上記各実施形態と同様に、第2スライダー6側に位置する部材が、この発明における、カバー部先端と対向する側における部材に相当し、進入空間12が上記部材を構成する要素部材に相当することになる。
図11、図12に示した第5実施形態は、第1スライダー5に底部15aを設けた進入空間15を形成し、第2スライダー6にカバー部16を形成している。ただし、上記進入空間15には、第4実施形態の貫通孔13に相当する孔を形成していない。
なお、図中符号17はスプリングガイドで、その機能は第4実施形態のスプリングガイド14と同じである。
上記以外の構成は第4実施形態と同様なので、その詳細は省略する。
また、この第5実施形態においても、リフト部材cが不要なときには第2スライダー6も不要になるが、このときにコイルスプリング7は、ケースbに固定的に設けた部材と、この部材に対向する第1スライダー5との間に介在させることになる。
また、進入空間15は上記のように第1スライダー5に形成され、カバー部16はケースb側に固定的に設けた部材などに形成されることになる。したがって、第1スライダー5側に位置する部材が、この発明における、カバー部先端と対向する側における部材に相当し、進入空間15の底部15aが上記部材を構成する要素部材に相当することになる。
なお、上記第4及び第5実施形態における進入空間12,15には底部12a,15aを設けたが、この底部12a,15aを省略してもかまわない。この場合に、進入空間12a,15aに進入したカバー部10,16は、進入空間12,15の両側における側壁に囲われるので、カバー部10,16と進入空間12,15との間に原稿などが挟まれたりしない。
図13,図14に示した第6実施形態は、第1スライダー5にカバー部18aを形成するとともに、第2スライダー6であって、上記カバー部18aに対向する部材に、この発明の進入空間である進入穴19を貫通させている。
上記第2スライダー6には、上記カバー部18a側にわずかに突出させたカバー部18bを形成し、これらカバー部18a,18bの先端が、図13に示すように常時重なり合う構成にしている。言い換えると、上記したように支持部材aとケースbとが、図13に示すように約60度の角度にある場合にも、カバー部18a,18bの先端部分がたがいに重なり合う構成にしている。
そして、第1スライダー5がコイルスプリング7を撓ませながら移動すると、一方のカバー部18aがその移動過程で進入穴19に進入する。したがって、この第6実施形態においても、コイルスプリング7がカバー部18a,18bによって常時覆われることになる。
コピー機の読み取り装置と蓋とを連結するヒンジ機構として最適である。
X 読み取り装置
Y 押さえ板
a 支持部材
b ケース
b2 両側片
1 第1支持軸
3 第1作動体
5 第1スライダー
6 第2スライダー
7 コイルスプリング
10,10a,10b カバー部
11,11a,11b 進入穴
12,15 進入空間
19 進入穴

Claims (7)

  1. 読み取り対象物を押さえる押さえ板側に固定するケースと、
    このケースの両側に設けた両側片間に摺動可能に設けたスライダーと、
    このスライダーとそのスライダーに対向する部材との間に介在させたコイルスプリングとを備える一方、
    ケースに回動自在に支持されるとともに読み取り装置側に固定される支持部材を設け、
    スライダーとこのスライダーに対向する上記対向面を構成する部材との双方あるいはいずれか一方に、上記コイルスプリングを覆うカバー部を設け、
    支持部材に対してケースが閉じる方向に回動したとき、その回動力を上記スライダーに伝達して、当該スライダーを上記コイルスプリングのばね力に抗して摺動させるヒンジ機構であって、
    上記カバー部先端に対向する部材に、このカバー部が進入する進入空間を形成するとともに、
    上記カバー部は、このカバー部先端と対向する側における上記部材を構成する要素部材と相まって、コイルスプリングの所定の周面すなわち上記押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向する周面を、少なくとも通常の使用範囲において常時覆う一方、上記スライダーの移動過程で上記カバー部が上記進入空間内を相対移動する構成にしたヒンジ機構。
  2. 上記要素部材が、スライダーに設けたカバー部とは別のカバー部からなり、これら両カバー部先端と対向するスライダー及び上記部材のそれぞれに進入空間を形成し、両カバー部が相対移動する過程で、これらカバー部が上記進入空間に進入する構成にした請求項1に記載のヒンジ機構。
  3. 上記要素部材が上記進入空間からなり、スライダーに設けた上記カバー部の少なくとも一部が、少なくとも通常の使用範囲において上記進入空間に常時位置し、上記スライダーの移動過程で上記カバー部の先端が進入空間内で相対移動する構成にした請求項1に記載のヒンジ機構。
  4. 上記要素部材が、上記スライダーに設けた上記カバー部とは別のカバー部であって、これら両カバー部が、少なくとも通常の使用範囲において常時重なり合うとともに、上記スライダーの移動過程で上記一方のカバー部が、この一方のカバー部先端に対向する部材に形成した進入空間内を相対移動する構成にした請求項1に記載のヒンジ機構。
  5. 上記カバー部は、上記押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向するコイルスプリング周面のすべてを覆う幅を有する請求項1〜4のいずれか1に記載のヒンジ機構。
  6. 読み取り対象物を押さえる押さえ板側に固定するケースと、
    このケースの両側に設けた両側片間に摺動可能に設けたスライダーと、
    このスライダーとそのスライダーに対向する部材との間に介在させたコイルスプリングとを備える一方、
    ケースに回動自在に支持されるとともに読み取り装置側に固定する支持部材を設け、
    スライダーとこのスライダーに対向する上記部材との双方あるいはいずれか一方に、上記コイルスプリングを覆うカバー部を設け、
    支持部材に対してケースが閉じる方向に回動したとき、その回動力を上記スライダーに伝達して、当該スライダーを上記コイルスプリングのばね力に抗して摺動させるヒンジ機構であって、
    上記カバー部は、このカバー部先端と対向する側における上記部材と相まって、コイルスプリングの所定の周面すなわち上記押さえ板を読み取り装置に対して閉じたときに読み取り装置と対向する周面を、少なくとも通常の使用範囲で常時覆う一方、
    上記カバー部の端面形状を曲げ線形状にした
    ヒンジ機構。
  7. 上記カバー部の断面形状を曲げ線形状にするとともに、このカバー部先端と対向する側における上記部材の上記要素部材の断面形状を上記カバー部の曲げ線形状と対応する形状にし、カバー部と上記要素部材とが相まって上記スプリングの所定面を覆う構成にした請求項1〜6のいずれかに記載のヒンジ機構。
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JP2014137543A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Naturaleza One 原稿圧着板開閉装置並びにこの原稿圧着板開閉装置を用いた事務機器
JP2017155837A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 下西技研工業株式会社 ヒンジ

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