JP2012256565A - 自動車用コネクタハウジング - Google Patents
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Classifications
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Abstract
【課題】小型化・薄肉化を達成しつつ、品質特性を向上させ、成形機のサイズダウン、加工費を低減することができる自動車用コネクタハウジングを提供する。
【解決手段】せん断強度が55MPa以上を有する非強化のポリアセタールを用いてなることを特徴とする自動車用コネクタハウジング。端子保持力が65N以上であることが好ましい。
【選択図】なし
【解決手段】せん断強度が55MPa以上を有する非強化のポリアセタールを用いてなることを特徴とする自動車用コネクタハウジング。端子保持力が65N以上であることが好ましい。
【選択図】なし
Description
本発明は、小型化・薄肉化対応が可能な自動車用コネクタハウジングに関する。
近年、ワイヤーハーネスの小型化の動向の中、コネクタハウジングの小型化、薄肉化が大きなニーズとなっている。
コネクタハウジングの材料として主流であるポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと呼ぶ。)においては、小型化、薄肉化のニーズに応えるため、従来はガラスファイバー(以下、GFと呼ぶ)を添加することにより更なる強度の向上が図られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。しかし、GFの添加により材料の靱性及び流動性を大幅に低下させてしまうという問題がある。そのため上記のような従来の材料ではコネクタハウジングの成形のサイクルタイムが長くなってしまい、生産性が悪化することとなる。更に流動性、溶融粘度を確保するために成形温度を上げると、材料の劣化度合いが大きくなり、耐久性等の特性に悪影響を及ぼす可能性が生じる。また、材料の流動性が低いと、射出成形に際して相当の射出圧力を要し、成形機のサイズダウン、加工費の低減の妨げとなる。
コネクタハウジングの材料として主流であるポリブチレンテレフタレート(以下、PBTと呼ぶ。)においては、小型化、薄肉化のニーズに応えるため、従来はガラスファイバー(以下、GFと呼ぶ)を添加することにより更なる強度の向上が図られている(例えば、特許文献1〜3参照。)。しかし、GFの添加により材料の靱性及び流動性を大幅に低下させてしまうという問題がある。そのため上記のような従来の材料ではコネクタハウジングの成形のサイクルタイムが長くなってしまい、生産性が悪化することとなる。更に流動性、溶融粘度を確保するために成形温度を上げると、材料の劣化度合いが大きくなり、耐久性等の特性に悪影響を及ぼす可能性が生じる。また、材料の流動性が低いと、射出成形に際して相当の射出圧力を要し、成形機のサイズダウン、加工費の低減の妨げとなる。
本発明は、小型化・薄肉化を達成しつつ、品質特性を向上させ、成形機のサイズダウン、加工費を低減することができる自動車用コネクタハウジングを提供することを目的とする。
(1)せん断強度が55MPa以上を有する非強化のポリアセタールを用いてなることを特徴とする自動車用コネクタハウジング。
(2)端子保持力が65N以上であることを特徴とする前記(1)に記載の自動車用コネクタハウジング。
本発明によれば、小型化・薄肉化を達成しつつ、品質特性を向上させ、成形機のサイズダウン、加工費を低減することができる自動車用コネクタハウジングを提供することができる。
本発明の自動車用コネクタハウジングは、せん断強度が55MPa以上を有する非強化のポリアセタールを使用したことを特徴としている。
本発明においては、機械特性を従来材料と同等以上に確保するとともに、成形の問題となってきた溶融粘度の低減を可能とするためにポリアセタールを使用するものである。コネクタハウジングの設計上重要な機械特性には、ハウジングランス自体の剛性、靱性の機能、及びランスピーク部の端子係止機能があるが、材料としては、前者は曲げ弾性率、曲げたわみ、後者はせん断強度が相当する。せん断強度について見た場合、従来材料であるPBTでは48〜51MPaに対して、ポリアセタールでは55〜63MPaを示しており、これまでと同様の設計、又は更なる薄肉設計への対応を可能とした。
また、本発明に係る「非強化のポリアセタール」の「非強化」とは、繊維、粉体状若しくは鱗片状の充填材などの無機充填材により強化されていないことをいう。
また、本発明に係る「非強化のポリアセタール」の「非強化」とは、繊維、粉体状若しくは鱗片状の充填材などの無機充填材により強化されていないことをいう。
本発明の自動車用コネクタハウジングにおいて、せん断強度が55MPa以上の非強化のポリアセタールを用いるが、せん断強度が55MPa未満では小型化・薄肉化が困難となる。せん断強度は55〜63MPaが好ましく、60〜63MPaがより好ましい。
ここで、本発明において、せん断強度の値はASTM D732の規格に準拠した試験方法により測定して得られる値である。
ここで、本発明において、せん断強度の値はASTM D732の規格に準拠した試験方法により測定して得られる値である。
本発明の自動車コネクタハウジングは、上記のようにせん断強度が55MPa以上と高いため、端子保持力を65N以上とすることができる。端子保持力は、70N以上であることがより好ましい。
ここで、本発明において、端子保持力の値は以下のようにして測定して得られる値である。すなわち、まず測定しようとする自動車コネクタハウジングに適合する端子を圧着した電線を用意し、その電線の端子を当該自動車用コネクタハウジングに嵌合する。次いで、これを島津製作所製オートグラフ(AG−IS)において、上下に位置する一対のチャックの一方に電線、他方に上記ハウジングを固定し引張試験を実施する。そして、電線の端子がハウジングから外れた時点における荷重が端子保持力である。
ここで、本発明において、端子保持力の値は以下のようにして測定して得られる値である。すなわち、まず測定しようとする自動車コネクタハウジングに適合する端子を圧着した電線を用意し、その電線の端子を当該自動車用コネクタハウジングに嵌合する。次いで、これを島津製作所製オートグラフ(AG−IS)において、上下に位置する一対のチャックの一方に電線、他方に上記ハウジングを固定し引張試験を実施する。そして、電線の端子がハウジングから外れた時点における荷重が端子保持力である。
ここで、ポリアセタールは、一般的に、CH2O(オキシメチレン又はホルムアルデヒド)を単位構造(モノマー)とした重合体(ポリマー)であるが、ホルムアルデヒドのみのモノポリマーと、オキシエチレンCH2CH2Oがモノマーとして10モル%ほど加わったコポリマー((CH2O)n・(CH2CH2O)m)との2つのタイプがある。
本発明においては、せん断強度が上記範囲であるなら、いずれのタイプも使用することができる。
本発明においては、せん断強度が上記範囲であるなら、いずれのタイプも使用することができる。
本発明の自動車用コネクタハウジングは、射出成形により成形することができる。ここで、上述の通り、材料としてポリアセタールを使用することで、PBTよりも溶融粘度が低いため、PBTを用いた場合よりも射出圧力を20%程度低減することができる。ひいては、サイクルタイムを短縮することができ、また特殊仕様の成形機を要せず、成形機のサイズダウン、加工費を低減することができる。
また、本発明において、材料として用いるポリアセタールには、必要に応じて、種々の添加剤(強化充填材を除く)を添加することができる。
以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
ポリプラスチックス(株)製ジュラコンM270−44(非強化ポリアセタール)を材料として用い、射出成形機(FANUC(株)製、50i 2000α)により、シリンダー温度190℃、金型温度80℃の条件で、射出成形して、タブ幅2.80mm、12極のメス型非防水コネクタハウジングを成形した。
ポリプラスチックス(株)製ジュラコンM270−44(非強化ポリアセタール)を材料として用い、射出成形機(FANUC(株)製、50i 2000α)により、シリンダー温度190℃、金型温度80℃の条件で、射出成形して、タブ幅2.80mm、12極のメス型非防水コネクタハウジングを成形した。
[比較例1]
材料として、東レ株(株)製、5101−H01(非強化PBT)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコネクタハウジングを成形した。
材料として、東レ株(株)製、5101−H01(非強化PBT)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコネクタハウジングを成形した。
[比較例2]
材料として、ポリプラスチック(株)製、HF−HSI(CS7000NY)(非強化PBT)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコネクタハウジングを成形した。
材料として、ポリプラスチック(株)製、HF−HSI(CS7000NY)(非強化PBT)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてコネクタハウジングを成形した。
<評価>
実施例1及び比較例1〜2において成形したコネクタハウジングに対し、以下の評価試験を行った。
実施例1及び比較例1〜2において成形したコネクタハウジングに対し、以下の評価試験を行った。
(1)曲げ弾性率
ASTM D790の規格に準拠した試験方法により曲げ弾性率を測定した。測定結果が2500MPa以上を○とし、2500MPa未満を×と評価した。評価結果を表1に示す。
ASTM D790の規格に準拠した試験方法により曲げ弾性率を測定した。測定結果が2500MPa以上を○とし、2500MPa未満を×と評価した。評価結果を表1に示す。
(2)曲げ破断たわみ
ASTM D790の規格に準拠した試験方法により曲げ破断たわみを測定した。測定結果が3.4%以上を○とし、3.4%未満を×と評価した。評価結果を表1に示す。
ASTM D790の規格に準拠した試験方法により曲げ破断たわみを測定した。測定結果が3.4%以上を○とし、3.4%未満を×と評価した。評価結果を表1に示す。
(3)せん断強度
ASTM D732の規格に準拠した試験方法によりせん断強度を測定した。測定結果が55MPa以上を○とし、55MPa未満を×として評価した。評価結果を表1に示す。
ASTM D732の規格に準拠した試験方法によりせん断強度を測定した。測定結果が55MPa以上を○とし、55MPa未満を×として評価した。評価結果を表1に示す。
(4)端子保持力
各実施例・比較例において得られたコネクタハウジングに適合する端子を圧着した電線を用意し、その電線の端子を当該自動車用コネクタハウジングに嵌合した。次いで、これを島津製作所製オートグラフ(AG−IS)において、上下に位置する一対のチャックの一方に電線、他方に上記ハウジングを固定し引張試験を実施した。そして、電線の端子がハウジングから外れた時点における荷重を端子保持力とした。測定結果が65N以上を○とし、65N未満を×として評価した。評価結果を表1に示す。
各実施例・比較例において得られたコネクタハウジングに適合する端子を圧着した電線を用意し、その電線の端子を当該自動車用コネクタハウジングに嵌合した。次いで、これを島津製作所製オートグラフ(AG−IS)において、上下に位置する一対のチャックの一方に電線、他方に上記ハウジングを固定し引張試験を実施した。そして、電線の端子がハウジングから外れた時点における荷重を端子保持力とした。測定結果が65N以上を○とし、65N未満を×として評価した。評価結果を表1に示す。
表1より、実施例1はいずれの評価結果も良好であるのに対し、比較例1及び2はすべての評価結果を同時に良好とすることができなかった。
Claims (2)
- せん断強度が55MPa以上を有する非強化のポリアセタールを用いてなることを特徴とする自動車用コネクタハウジング。
- 端子保持力が65N以上であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用コネクタハウジング。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2011129916A JP2012256565A (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 自動車用コネクタハウジング |
| PCT/JP2012/003720 WO2012169191A1 (en) | 2011-06-10 | 2012-06-07 | Automobile connector housing |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2011129916A JP2012256565A (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 自動車用コネクタハウジング |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2012256565A true JP2012256565A (ja) | 2012-12-27 |
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ID=46489445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2011129916A Abandoned JP2012256565A (ja) | 2011-06-10 | 2011-06-10 | 自動車用コネクタハウジング |
Country Status (2)
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|---|---|
| JP (1) | JP2012256565A (ja) |
| WO (1) | WO2012169191A1 (ja) |
Family Cites Families (3)
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| JP2009081571A (ja) | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Oki Electric Ind Co Ltd | データフレーム伝送装置及びデータフレーム伝送方法 |
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2011
- 2011-06-10 JP JP2011129916A patent/JP2012256565A/ja not_active Abandoned
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2012
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| WO2012169191A1 (en) | 2012-12-13 |
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