JP2012508411A - デジタルデータ集合の仮想ストレージ方法および仮想ストレージシステム - Google Patents
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Abstract
相互に接続した複数の物理ストレージリソース(501、502、503、521、522、541、542、543、544)を有するコンピュータシステム内のデジタルデータ集合(40)の本仮想ストレージ方法は、第1レベルの仮想ストレージ領域(50、52、54)の集合の生成(100)を含み、それぞれの第1レベルの仮想ストレージ領域が、物理ストレージリソースの一部と特徴的パラメータとに関連している。本仮想ストレージ方法は、データ集合(40)のストレージ要件(42)に応じてパラメータ化したサービスクラス(46)に関連する第2レベルの仮想ストレージ領域(44)を作製し、この仮想ストレージ領域(44)をデータ集合(40)に割り当てるステップと、第2レベルの仮想ストレージ領域のサービスクラス(46)を、第1レベルの各仮想ストレージ領域(50、52、54)の特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域を選択するステップと、選択した第1レベルの仮想ストレージ領域に関連する物理リソースにデータ集合(40)を格納するステップとを含む。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
本発明は、ネットワークで相互に接続した複数の物理ストレージリソースを有するコンピュータシステム内のデジタルデータ集合の仮想ストレージ方法に関する。
さらに正確には、本発明は、仮想ストレージ領域の集合の生成を含み、各仮想ストレージ領域が、物理ストレージリソースの一部とこの物理ストレージリソースの一部に関連している特徴的パラメータとに関連している仮想ストレージ方法に関する。
このような方法は、たとえば国際特許公報第WO2006/077215号に記載されている。この文献では、対象としている物理ストレージリソースのネットワークにデータ集合を格納する必要がある際に、仮想領域を確保することができる仮想ディスクのアロケーションモジュールが、ストレージ用のクエリで表した要件と比較した性能に応じて、まず始めにリソースの一部を選択したのち、この選択したリソースの一部に関連してデータ集合を対象とする仮想ディスクを作製する。この方法によれば、格納するデータ集合と同じだけ仮想ディスクが生成され、物理ストレージリソース内の集合のデータの分類は、アロケーションモジュールによってリソースとして割り当てられたものに応じて、対応する仮想ディスクによって管理される。
この方法は、もちろん静的ネットワーク上でも機能するが、物理リソースの追加、削除、動作不良または置換によってネットワークが変化する際には柔軟性に限界がある。たとえば、物理ストレージリソースが故障した場合、このリソースに格納されているデータを移動させなければならず、複数のデータ集合から来ているおそれがあるこれらのデータに関連する仮想ディスクを再定義する必要がある。
そのため、このような問題および要件を緩和することができる仮想ストレージ方法を備えることが望まれる。
したがって、本発明は、ネットワークで相互に接続した複数の物理ストレージリソースを有するコンピュータシステム内のデジタルデータ集合の仮想ストレージ方法であって、第1レベルの仮想ストレージ領域の集合の生成を含み、それぞれの第1レベルの仮想ストレージ領域が、物理ストレージリソースの一部とこの物理ストレージリソースの一部に関連している特徴的パラメータとに関連している仮想ストレージ方法において、
− データ集合のストレージ要件に応じてパラメータ化したサービスクラスに関連する第2レベルの仮想ストレージ領域を作製し、この第2レベルの仮想ストレージ領域をデータ集合に割り当てるステップと、
− 第2レベルの仮想ストレージ領域のサービスクラスを、第1レベルの各仮想ストレージ領域の特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域を選択するステップと、
− 選択した第1レベルの仮想ストレージ領域に関連する物理リソースにデータ集合を格納するステップ
とを含むことを特徴とする仮想ストレージ方法を目的とする。
− データ集合のストレージ要件に応じてパラメータ化したサービスクラスに関連する第2レベルの仮想ストレージ領域を作製し、この第2レベルの仮想ストレージ領域をデータ集合に割り当てるステップと、
− 第2レベルの仮想ストレージ領域のサービスクラスを、第1レベルの各仮想ストレージ領域の特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域を選択するステップと、
− 選択した第1レベルの仮想ストレージ領域に関連する物理リソースにデータ集合を格納するステップ
とを含むことを特徴とする仮想ストレージ方法を目的とする。
このように、仮想ストレージ領域に2つのレベルがあることにより、データ集合の仮想ストレージを物理ストレージリソースの管理とは独立したものにすることが可能になる。実際に、物理リソースは第1レベルの仮想領域に関連しているため、第1レベルの仮想領域はリソースの追加、削除、動作不良または置換に関わりがある。逆に、格納したり格納されたりするデータ集合に割り当てられる仮想領域は第2レベルの仮想領域であり、そのリソースは第1レベルの仮想領域である。よって両方の仮想領域が両方の物理ストレージリソースに対して直接の可視性があるわけではなく、そのためにこれらのリソースを含むネットワークが変化する場合に、本方法がさらに柔軟性のあるものとなる。
選択的に、第1レベルの仮想ストレージ領域は、所定の共通サイズのデ−タパケットを格納するように設計され、データ集合の全体サイズに応じて、データ集合をこの所定の共通サイズの1つまたは複数のパケットに変換するステップを備える。
こうすることによって、第1レベルの仮想ストレージ領域同士の相互関係をさらに一層なくすことができるため、格納するデータ集合の性質およびサイズに関するリソース同士の相互関係もなくすことができる。
同じく選択的に、データ集合の1つまたは複数のパケットへの変換には、
− データ集合を複数の部分集合に分割するステップと、
− 各部分集合のデータを圧縮および/または暗号化するステップと、
− 圧縮して暗号化した各部分集合にヘッダを追加して、前記所定の共通サイズであるパケットを形成するステップ
とが含まれる。
− データ集合を複数の部分集合に分割するステップと、
− 各部分集合のデータを圧縮および/または暗号化するステップと、
− 圧縮して暗号化した各部分集合にヘッダを追加して、前記所定の共通サイズであるパケットを形成するステップ
とが含まれる。
同じく選択的に、ストレージステップには、選択された第1レベルの仮想ストレージ領域に関連する物理リソース内のデータ集合の分類が含まれ、本発明による仮想ストレージ方法はさらに、作製した第2レベルの仮想ストレージ領域と関連づけてこの分類を記憶するステップを含む。
同じく選択的に、デジタルデータ集合は、デジタルファイルまたはデジタルデータフローとする。
同じく選択的に、第1レベルの各仮想ストレージ領域は、ハードディスクによるストレージ技術と磁気テープによるストレージ技術とで構成される集合要素のなかから選択される1つのストレージ技術を利用して、物理ストレージリソースの一部に関連する。
また、本発明は、通信ネットワークからダウンロード可能なコンピュータプログラム、および/またはコンピュータによって再生可能な媒体に記録されたコンピュータプログラム、および/またはプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プログラムがコンピュータ上で実行される際に、上に定義したような仮想ストレージ方法のステップを実行するためのプログラムコードのインストラクションを含むことを特徴とするコンピュータプログラムも目的とする。
また、本発明は、デジタルデータ集合の仮想ストレージシステムであって、ネットワークで相互に接続した複数の物理ストレージリソースと、第1レベルの仮想ストレージ領域の集合を生成する手段とを有し、第1レベルの各仮想ストレージ領域が物理ストレージリソースとこの物理ストレージリソースの一部に関連する特徴的パラメータとに関連する仮想ストレージシステムにおいて、
− データ集合のストレージ要件に応じてパラメータ化したサービスクラスに関連する第2レベルの仮想ストレージ領域を作製し、この第2レベルの仮想ストレージ領域をデータ集合に割り当てる手段と、
− 第2レベルの仮想ストレージ領域のサービスクラスを、第1レベルの各仮想ストレージ領域の特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域を選択する手段と、
− 選択した第1レベルの仮想ストレージ領域に関連する物理リソースにデータ集合を格納する手段
とを含むことを特徴とする仮想ストレージシステムも目的とする。
− データ集合のストレージ要件に応じてパラメータ化したサービスクラスに関連する第2レベルの仮想ストレージ領域を作製し、この第2レベルの仮想ストレージ領域をデータ集合に割り当てる手段と、
− 第2レベルの仮想ストレージ領域のサービスクラスを、第1レベルの各仮想ストレージ領域の特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域を選択する手段と、
− 選択した第1レベルの仮想ストレージ領域に関連する物理リソースにデータ集合を格納する手段
とを含むことを特徴とする仮想ストレージシステムも目的とする。
選択的に、本発明による仮想ストレージシステムが、ネットワークで相互に接続した複数の物理ストレージリソースを有し、各ストレージサーバがさらに物理ストレージリソースの一部に局地的に関連して、第1レベルの仮想ストレージ領域の集合を生成する前記生成手段と、第2レベルの仮想ストレージ領域の前記作製手段と、前記選択手段と、前記ストレージ手段とを有するようにしてもよい。
この場合、仮想ストレージサービスは、配信されるシステムの複数のサーバから実行することができる。
同じく選択的に、第1レベルの仮想ストレージ領域および第2レベルの仮想ストレージ領域は、ストレージサーバ同士の間で分類される記述データの形で記憶して保存され、そのうちの少なくとも一部に対して複数のサーバ上で複製され、仮想ストレージシステムは、ストレージサーバ同士の間にこれらの記述データに対して働く作用を同期化する同期化手段を有する。
本発明は、添付の図面を参照しながら、例としてのみ挙げた以下の説明を読むことでさらによく理解されるであろう。
図1に示すコンピュータシステム10は、物理ストレージリソースを備える複数のサーバ121、122、123、124および125を有する。これらのサーバは、複数のドメインまたは地理上の場所に分類される。各サーバは従来タイプのものであるため、詳述しない。そのストレージリソースは、たとえば周辺機器または内部ハードディスクの形態でローカルに関連している。サービスを管理するのに配信されるアーキテクチャの一例では、データストレージサービスを管理する少なくとも1つの特殊なソフトウェアおよびハードウェアモジュール141、142、143、144および145が各サーバ1213、122、123、124および125にインストールされている。
5つのストレージサーバおよび2つのドメインを単なる例として図1に示しているが、ネットワークで相互に接続した物理ストレージリソースを有するこのほかのあらゆるコンピュータシステムの構造を、本発明による仮想ストレージ方法を実行するのに適用させることができる。特に、この図に示した例は、どのサーバもデータストレージサービスを管理することができると思われる複数のストレージサーバ間に配信されるストレージシステムを対象としているが、このストレージサービスも同じく、代替方法として、別のアーキテクチャの一例では、ローカルにまたは遠隔からどの物理ストレージリソースにもアクセスできる1つのみのサーバによって中央集中型の方法で管理することができる。
図は、同じく簡略化のために、ソフトウェアおよびハードウェアモジュールをサーバごとに示しているため、モジュールおよびそのサーバがそれぞれ以下の説明の中で混同されるおそれがあるが、本発明を全体的に実行することにおいては混同するべきではない。
ストレージサーバ121のソフトウェアおよびハードウェアモジュール141は図1に詳細に示している。同モジュールは、サーバ121のオペレーティングシステムからなる第1のソフトウェア層161を有する。また、コンピュータシステム10が供給するデータストレージサービスの記述データを管理する第2のソフトウェア層181を有する。さらに、少なくとも2つの機能を果たす第3のソフトウェアおよびハードウェア層201を有する。この機能とは、サーバ121の内部ハードディスクにストレージサービスの記述データを格納する第1の機能と、サーバ121に関連する物理ストレージリソースに格納したデータを同じくこのハードディスクに記憶する第2のキャッシュメモリ機能である。最後に、第1レベルのデータウェアハウスとして第4のソフトウェアおよびハードウェア層221、241を有し、ハードディスク221に少なくとも1つのデータウェアハウス、および/または磁気テープ241に少なくとも1つのデータウェアハウスを有する。以下の説明では、第1レベルのデータウェアハウスとは、関連するサーバの物理ストレージリソーのうちの1つまたは複数のハードディスクのパーティション、あるいは1つまたは複数の磁気テープ上のストレージデバイスからなるデータの仮想ストレージ領域を意味する。
サーバ122、123、124および125のソフトウェアおよびハードウェアモジュール142、143、144および145は、ソフトウェアおよびハードウェアモジュール141と同様であるため、詳細は記載しない。
図1に示す例では、サーバ121、122および123はLANタイプの第1のネットワーク26でそれぞれが相互に接続し、第1の部分集合であるドメイン28を作製する。この第1のドメイン28は、たとえば地理上の場所、建物またはコンピュータ室など、地理的に位置を特定された機関と対応している。サーバ124および125は、LANタイプの第2のネットワーク30でそれぞれが相互に接続し、第2の部分集合であるドメイン32を作製する。この第2のドメイン32も同じく、たとえば地理上の場所、建物またはコンピュータ室など、地理的に位置を特定された機関と対応している。この2つのドメインは、インターネットなどのWANタイプのネットワーク34で互いに関連している。
したがって、複数の地理上の場所に分類されたサーバクラスタの状態にあるこのコンピュータシステムでは、地理的に別々の場所にあるソフトウェアおよびハードウェアモジュールにデータを複製できるために、さらに一層確実なデータストレージを検討することができる。
このサービスを果たすために生成される仮想ストレージ領域を特に有するコンピュータシステム10が供給するストレージサービス、および実際に格納されるデータは、図2のように一般原則で表される記述データ集合によって完全に定義され、記述されることが有利である。したがって、ソフトウェアおよびハードウェアモジュール14iのうちのいずれかのソフトウェア層18iでこの記述データを管理することによって、コンピュータシステム10のストレージサービスが確実に管理される。
記述データは、たとえばその性質に応じて複数の組織化した集合にまとめられ、場合によっては互いに結びつけられる。組織化した集合を以下の説明では「カタログ」というが、この集合は、ディレクトリ自体が別のティレクトリおよび/または記述データファイルを有するディレクトリツリー構造の形態をとることができる。1つのディレクトリおよびファイルのツリー構造に応じた記述データの表示は、簡易であることが有利となり、それによって構想と管理が経済的になる。さらに、このような表示にすることよって目的のサービスが満足なものになることが多い。これよりもさらに複雑な適用には、リレーショナルデータベースで記述データを表示し、管理することも可能である。
記述データのカタログは、グローバルカタログ、すなわちコンピュータシステム10の集合に有用な記述データに関するものにしたり、ローカルカタログ、すなわちサービスを管理する1つまたは複数のソフトウェアおよびハードウェアモジュール141、142、143、144または145に固有の記述データに関するものにしたりすることができる。有利なように、各カタログは複数のサーバまたはソフトウェアおよびハードウェアモジュールに複製される。グローバルカタログの場合、ソフトウェアおよびハードウェアモジュールの集合に複製されることが好ましい。ローカルカタログの場合、少なくとも関連する所定数のソフトウェアおよびハードウェアモジュールに複製される。
図2は、例として、5つのソフトウェアおよびハードウェアモジュール141、142、143、144および145の間の記述データカタログとして考えられる分類を示している。
第1のグローバルカタログCAは、5つのソフトウェアおよびハードウェアモジュール141、142、143、144および145に複製される。このカタログは、たとえばコンピュータシステム10がストレージサービスを供給するための全体のインフラストラクチャおよび全体の動作を記述するデータを有し、特に、コンピュータシステム10のドメインとソフトウェアおよびハードウェアモジュールとのツリー構造を有する。また、データストレージサービスの潜在的ユーザおよびこのユーザのアクセス権を記述するデータを有することができる。たとえば、あらかじめ登録されているユーザや、共有ゾーン、ストレージの構造または形態およびストレージデータの複製などである。
その他のカタログは、たとえばカタログCB1のようなローカルカタログであり、ソフトウェアおよびハードウェアモジュール141に固有の記述データが入っており、たとえばサーバ121およびその物理ストレージデバイスのローカルのインフラストラクチャおよびローカルの動作、またはソフトウェアおよびハードウェアモジュール141の第1レベルのデータウェアハウス状態の組織などである。このカタログは3つに複製され、そのうちの1つはソフトウェアおよびハードウェアモジュール141に複製される。コンピュータシステム10のセキュリティおよび堅牢性を向上させるため、カタログCB1は複数の異なるドメインに複製してもよい。ここでは、2つのドメイン18、32およびカタログCB1を有する完全なシステムは、たとえばドメイン28のモジュール141および142、ドメイン32のモジュール145に保存される。
同じく、ソフトウェアおよびハードウェアモジュール142、143、144および145は、それぞれローカルカタログCB2、CB3、CB4およびCB5に関連する。たとえばカタログCB2は、ドメイン28のモジュール142および143、およびドメイン32のモジュール144に保存される。カタログCB3は、ドメイン28のモジュール143、およびドメイン32のモジュール144および145に保存される。カタログCB4は、ドメイン32のモジュール144、およびドメイン28のモジュール141および143に保存される。カタログCB5は、ドメイン32のモジュール145、およびドメイン28のモジュール141および142に保存される。
記述データカタログに関する前述のリストは網羅的なものではなく、例として挙げているに過ぎず、各カタログの複製数も同じく例に過ぎない。
このようにカタログを複製することにより(ここでは各カタログに対して少なくとも3つのソフトウェアおよびハードウェアモジュールに複製)、1つ、場合によっては2つのソフトウェアおよびハードウェアモジュールが作動状態ではない場合であっても、集合の中にあるシステムは記述データの集合にアクセスすることができるため、データストレージサービスの管理は必ずしも中断されるわけではない。
実際に、このように維持されるサービス継続性は、カタログの同期化が行われる瞬間から有効である。
そのため、コンピュータシステム10の各ソフトウェアおよびハードウェアモジュールのソフトウェア層は、
− 記述データに作用する動作を識別し、この動作をソフトウェアモジュールで実行したのちに、この記述データの複製を1つ有するコンピュータシステムのほかの全ソフトウェアモジュールに対して同期化メッセージを発信する手段と、
− 記述データに作用し、同期化メッセージ内で識別される動作を、別のソフトウェアモジュールからくる同期化メッセージを受信したことに対する応答としてこのソフトウェアモジュールにある記述データの複製上で作用するように実行する手段
とを有する。
− 記述データに作用する動作を識別し、この動作をソフトウェアモジュールで実行したのちに、この記述データの複製を1つ有するコンピュータシステムのほかの全ソフトウェアモジュールに対して同期化メッセージを発信する手段と、
− 記述データに作用し、同期化メッセージ内で識別される動作を、別のソフトウェアモジュールからくる同期化メッセージを受信したことに対する応答としてこのソフトウェアモジュールにある記述データの複製上で作用するように実行する手段
とを有する。
逆に、このような同期化も前述したカタログの複製も、ストレージサービスの管理が1つのサーバ上でのみ中央集中型となる場合であれば必要ないことがわかるであろう。
データカタログに分類することができる記述データのなかから、本発明に従って、第1および第2レベルのデータウェアハウスが定義される。
前述したように、第1レベルのデータウェアハウスは、各ストレージサーバ121、122、123、124および125の第4のソフトウェアおよびハードウェア層で定義される。データウェアハウスは、それぞれコンピュータシステム10の物理ストレージリソースの一部に関連している。さらに正確には、各データウェアハウスが生成されるストレージサーバの物理ストレージリソースの少なくとも一部に関連している。特に、図1では、少なくとも1つの第1レベルの第1のストレージデータハウスが、たとえば1つまたは複数の外部ハードディスクで構成される物理ストレージリソースと関連しているサーバ121の第4のソフトウェアおよびハードウェア層221のソフトウェア部分で定義される。少なくとも1つの第1レベルの第2のストレージデータハウスは、たとえば磁気テープ上の1つまたは複数のストレージデバイスで構成される物理ストレージリソースと関連しているサーバ121の第4のソフトウェアおよびハードウェア層241のソフトウェア部分で定義される。
さらに、第1レベルのデータウェアハウスはそれぞれ、このデータウェアハウスの物理ストレージリソースにつながる特徴的パラメータを再取得するサービスクラスに関連している。このために、第1レベルのデータウェアハウスはそれぞれ、ストレージ技術を1つのみ、つまり実際にはハードディスクによるストレージ技術または磁気テープによるストレージ技術のどちらかを使用する物理リソースに関連していることが好ましい。
そのため、第1レベルのデータウェアハウスの特徴的パラメータには、たとえば、ストレージ技術の選定、ストレージデータへアクセスする時間のパラメータ、ストレージ容量、さまざまな物理リソースへのアクセス度、格納する基礎領域のバイトコスト、物理リソースのローカライズなどが含まれる。換言すると、第1レベルのデータウェアハウスの特徴的パラメータには、性能に関するパラメータ(たとえばデータへのアクセス時間など)が含まれるだけでなく、さらに全体的には、ストレージ要件および/または機能性をさらによく計算に入れることができるほかの特徴(たとえばローカライズ、技術、バイトコスト)も含まれる。
1つのストレージ技術が、第1レベルのデータウェアハウスのサービスクラスに対して影響を与えることは明らかである。磁気テープによるストレージ技術を利用するデータウェアハウスにはこのように、その場所以外で格納したデータを容易に移動させることができる、容量を増大させやすい、ストレージ性能が高いなどの特殊な特徴があるものの、データへのアクセスにかかる時間は長い。
このほか、先に述べたカタログの特性を適用することによって、第1レベルのデータウェアハウスのいくつかはローカルデータウェアハウス、これ以外はグローバルデータウェアハウスとなる。たとえば、ローカルデータウェアハウスを個別のサーバをベースにして(このデータウェアハウスが関連している物理ストレージリソースを備えているサーバ)、このサーバからしかアクセスできないように設定することができる。これはたとえば、ハードディスク上のストレージ技術のように、ある特定の技術が利用された瞬間からこのようにしてもよい。逆に、グローバルデータウェアハウスがコンピュータシステム10の複数のストレージサーバからアクセス可能となるように設定することもできる。この場合、このような第1レベルのデータウェアハウスが複数のサーバ上にあることになり、このデータウェアハウスが関連しているサーバクラスは、アクセスサーバが何であっても同じものとなる。併用できる再生器が1つでもあれば、磁気テープによるストレージデバイスがどのサーバからでもアクセス可能になる瞬間から、このストレージ技術を利用するデータウェアハウスすべてをグローバルデータウェアハウスとみなすことができる。
選択的に、第1レベルのデータウェアハウスは、所定のストレージ粒度に応じて共通サイズのデータパケットを格納できるように設計される。さらにこれらのデータパケットは、求められるサービスのレベルに応じて、圧縮して暗号化した上で最適化してセキュリティで保護することができる。第1レベルのデータウェアハウスであれば、それが何であっても、それぞれが1つのデータパケットを受信することができる固定サイズの複数のコンテナを有すると考えてよい。
結論として、第1レベルのデータウェアハウスの集合は、コンピュータシステム10から供給されるストレージ容量を表し、この容量は、物理ストレージリソースの追加、圧縮、置換、修正に合わせて変化する。
本発明によれば、第2レベルのデータウェアハウスがデータ集合の仮想ストレージ領域として定義される。そのため第2レベルの各データウェアハウスは、特定のデータ集合に割り当てられ、このデータ集合が、格納するデジタルファイルまたはデジタルデータフローとなるようにする。たとえば、このデータ集合を格納するクエリを受信すると、このデータウェアハウスが即座に作製される。
したがって、第2レベルのデータウェアハウス集合は、コンピュータシステム10に適用されるデータ集合を格納する要求を絶えず表すものである。
第2レベルのデータウェアハウス181は、たとえばサーバ121の記述データを管理する第2のソフトウェア層18で定義される。第1レベルのデータウェアハウスと同じく、第2レベルのデータウェアハウスはローカルまたはグローバルに定義することができるが、逆に、コンピュータシステム10のどの物理ストレージリソースにも関連しない。第2レベルのデータウェアハウスの潜在的なリソースは、その特徴的パラメータに応じて選択することができる第1レベルのデータウェアハウスである。
さらに、第2レベルのデータウェアハウスはそれぞれ、対応するデータ集合と関連するストレージ要件および機能性に応じて定義されるサービスクラスに関連している。たとえば、これらのストレージ要件および機能性は、対応するデータ集合を格納するストレージ用クエリの中に部分的に表現することができる。この要件は、さらに詳細には満たすべき条件のことであり、開始日および終了日に関連付けることができる。機能性は、データウェアハウスから提供される新たなサービスであり、圧縮、暗号化、タイムスタンプ、電子署名、読み取りによるウイルス対策の使用、メモリ領域を解放する際のデータの完全消去などのサービスである。
第2レベルのデータウェアハウスのサービスクラスは、たとえば、
− 格納されるデータ集合の部数、
− 選択する第1レベルのデータウェアハウスのローカライズに関して発生し得る要件、
− 特に1つまたは複数の第1レベルのデータウェアハウスの先験的な名称、
− 使用するストレージ技術のタイプに関して発生し得る要件、
− 求められるセキュリティレベル、
− 第1のタイプのストレージが要求される第1の時間、第2のタイプのストレージが要求される第2の時間、他、
− データ集合が削除されてしまうまでの時間および解放される対応のストレージ領域、
− ストレージの瞬間またはそのあとに、データ集合に適用される一連の処理(前述の機能性)、
− その他
などを定義する。
− 格納されるデータ集合の部数、
− 選択する第1レベルのデータウェアハウスのローカライズに関して発生し得る要件、
− 特に1つまたは複数の第1レベルのデータウェアハウスの先験的な名称、
− 使用するストレージ技術のタイプに関して発生し得る要件、
− 求められるセキュリティレベル、
− 第1のタイプのストレージが要求される第1の時間、第2のタイプのストレージが要求される第2の時間、他、
− データ集合が削除されてしまうまでの時間および解放される対応のストレージ領域、
− ストレージの瞬間またはそのあとに、データ集合に適用される一連の処理(前述の機能性)、
− その他
などを定義する。
有利なように、データ集合を格納するために第2レベルのデータウェアハウスが作製される際は、コンピュータシステム10は、このデータ集合のストレージ要件に応じて、関連するサービスクラスが定期的にまたは永続的に確実に順守されるようになっている。実際に、サービスクラスが修正された場合、データ集合の少なくとも一部を格納するために選択された第1レベルのデータウェアハウスが削除された場合、またはその特徴が変化した場合、コンピュータシステム10はこの第2レベルのデータウェアハウスのために第1レベルのデータウェアハウスの選択を修正し、選択された第1レベルのデータウェアハウスの特徴的パラメータが第2レベルのデータウェアハウスのサービスクラスに要求される要件および機能性と常に両立できるようにすることができる。
図3は、2つのレベルを有する仮想ストレージ領域の集合の構造および動作を示し、デジタルデータの仮想ストレージ方法を実行するために前述したものと同じ要領である。
この図では、たとえばデジタルファイルまたはデータのバイナリストリームなどのデータ集合40がストレージ要件の情報42に関連している。これらのストレージ要件はクエリのファイルの形で集めることができる。この要件は、デフォルトによって、または前後の状況に応じて、暗黙のうちに存在することもできる。
データ集合40のストレージを管理するために第2レベルのデータウェアハウス44が作製される。このデータウェアハウスは、データ集合40に直接割り当てられる仮想ストレージ領域の機能を果たす。前述したように、このデータウェアハウスは、特にストレージ要件42に応じてパラメータ化された1つまたは複数のファイルの形をとってサービスクラス46と関連している。
1つの要件を、たとえば次のような形にすることができる。「3部を保存し、そのうちの1部をパリの地点にあるハードディスクに5週間保存する。」この場合、この要件は、サービスクラス46では開始日(コンピュータシステム10のリソースにあるデータ集合を格納する日)、終了日(開始日+5週間)、3に設定されている格納される部数、および1部数に対して課される地理的ドメイン(パリの地点の物理ストレージリソース)である。
もうひとつの要件で、たとえば前の要件を次のように特定することができる。「RAID5タイプのリソースにある1部をパリの地点にあるディスク上に5週間保存し、RAID5タイプのリソースある1部をヴァンヌの地点にあるディスク上に5週間保存し、磁気テープ上に2部を10年間保存する」。この特定は、データ集合が最初の5週間は頻繁に照合されるが、それ以降はそれほど頻繁には照合されないように設計されるため、次の10年間に磁気テープに送信するために5週間はストレージを迅速にすることができるが高価で容量が限定されることを意味する。10年を超えると、このデータ集合の所有者からの特別なクエリがない限り、データは削除されてストレージ領域は解放される。
ほかの要件についても想像に難くないと思われる。要件はその都度サービスクラス46でパラメータに変換される。
選択的に、第1レベルのデータウェアハウスは、所定の共通サイズのデータパケットを格納するように設計される。この場合、データ集合40はこの同じサイズの1つまたは複数のパケット401、...、40i、...、40nに変換される。よって得られるパケット数は、この所定の共通サイズによって異なる。
データ集合40の1つまたは複数のパケット401、...、40i、...、40nへの変換には、たとえば、
− データ集合40を複数の部分集合に分割するステップと、
− 各部分集合のデータを圧縮して暗号化するステップと、
− 圧縮して暗号化した各部分集合にヘッダを追加して、所定の共通サイズのパケットを形成するステップ
とが含まれる。
− データ集合40を複数の部分集合に分割するステップと、
− 各部分集合のデータを圧縮して暗号化するステップと、
− 圧縮して暗号化した各部分集合にヘッダを追加して、所定の共通サイズのパケットを形成するステップ
とが含まれる。
得られたパケット401、...、40i、...、40nを格納するため、データクラス46でパラメータ化された要件および機能性に応じて、第1レベルのデータウェアハウス50、52および54がその特徴的パラメータに応じて選択される。
データクラス46でパラメータ化された要件および機能性を確認するためには、特に連続する複数の選択方法があることが当業者であれば想像できると思われるため、詳述しない。例を挙げると、要件のうち、2箇所の離れた特定の場所でデータの複製が要求され、選択の途中で、第1の場所に位置を特定された第1レベルのデータウェアハウスがある瞬間にすでに決定されている場合、この選択は第2の場所にローカライズされた第1レベルのデータウェアハウスのみを対象とするようになり、最終的には残りの要件に最大限応答する第2の場所の第1レベルのデータウェアハウスが選ばれる。
選択された3つの第1レベルのデータウェアハウスを、非限定的に純粋な例として図3に示している。
第1レベルの選択された第1のデータウェアハウス50を、たとえば同じタイプで同質の特徴を持つ3つの物理ストレージリソース501、502および503に関連づける。これは、たとえば3つの外部ハードディスク、同じハードディスクの3つのパーティションなどである。これらのリソースはそれぞれ、パケットを受信することができるストレージのコンテナを有する。図では、簡略化のため、データウェアハウス50のリソースごとに3つのコンテナを表示している。実際には、リソースごとのコンテナ数はこれよりもはるかに多い。
第1レベルの選択された第2のデータウェアハウス52を、たとえば同じタイプで同質の特徴を持つ2つの物理ストレージリソース521および522に関連づける。これらのリソースも同じく、それぞれがパケットを受信することができるストレージのコンテナを有する。図では、データウェアハウス52のリソースごとに3つのコンテナを表示している。
最後に、第1レベルの選択された第3のデータウェアハウス54を、たとえば同じタイプで同質の特徴を持つ4つの物理ストレージリソース501、542、543および544に関連づける。これらのリソースも同じく、それぞれがパケットを受信することができるストレージのコンテナを有する。図では、データウェアハウス54のリソースごとに2つのコンテナを表示している。
パケット401、...、40i、...、40nは、サービスクラス46のパラメータに応じて、選択されたデータウェアハウス50、52および54の物理ストレージリソースで(ストレージ要件に従って1つまたは複数の部に)分類される。この分類は、生成された第2レベルのデータウェアハウス44と関連づけてメモリに保存される。
たとえば、図1に示すインフラストラクチャを用いて、また、図3に示す仮想用ストレージ領域にある2つのレベルの構造により、図4に示した方法のような仮想ストレージ方法を実行することができる。
いつでも実行することができる第1のステップ100では、あらゆるサーバまたはあらゆる物理ストレージリソースを追加、削除、置換または修正することによって、コンピュータシステム10の構想からインフラストラクチャのあらゆる修正まで、第1レベルの仮想領域の集合、すなわち第1レベルのデータウェアハウスの集合が作製されたり修正されたりする。第1レベルのデータウェアハウスのそれぞれに割り当てられる物理ストレージリソースに応じて、このステップでは上に定義したような特徴的パラメータも割り当てられる。
ステップ102では、格納するデータ集合、たとえば集合40がサーバ122、123、124または125のうちの1つを介してコンピュータシステム10に受信される。
次に、ステップ104では、第2レベルの仮想ストレージ領域、この場合は第2レベルのデータウェアハウス44が作製される。そのサービスクラス46は、特にデータ集合40のストレージ要件42に応じてパラメータ化される。また、データ集合40を格納する管理に割り当てられる。
次のオプションのステップ106では、データ集合40が同じサイズの部分集合に変換される。
次に、同じくオプションのステップ108でも、これらの部分集合のそれぞれが圧縮されて暗号化されたのち、圧縮して暗号化された各部分集合にヘッダが追加されて所定のサイズのパケットを形成する。パケット401、...、40i、...、40nはこのようにして得られる。
選択ステップ110では、存在する第1レベルのデータウェアハウスの集合のうちのいくつか(50、52および54)が、データ集合40を受信したサーバからのアクセス度に応じて選択されるだけでなく、第2レベルのデータウェアハウス44のサービスクラス46を第1レベルの各仮想ストレージ領域の特徴的パラメータと比較することによっても選択される。
次のステップ112では、パケット401、...、40i、...、40nは、選択された第1レベルのデータウェアハウス50、52および54に関連する物理リソースで分類される。
次に、ステップ114では、選択された第1レベルのデータウェアハウス50、52および54に関連するさまざまな物理ストレージリソースでのパケットの分類は、第2レベルのデータウェアハウス44に関連づけてメモリに保存される。
次のステップ116は、格納されたデータ集合40に関連するパケットの分類の修正が生じた事態に待機するステップである。このような事態には、特に、サービスクラス46のパラメータの修正、選択された第1レベルのデータウェアハウスのうちの1つの特徴的パラメータの変更、第1レベルのデータウェアハウスの追加、削除または修正などがある。
このような事態のうちの1つが生じれば、ステップ110に戻ってデータパケット401、...、40i、...、40nの分類を再度実行する。このような事態が生じなければ、サービスクラス46で定義されるストレージ時間が終了する際に、データ集合40のストレージを目的とする最終ステップ118に移る。この最終ステップでは、データパケット401、...、40i、...、40nは削除され、対応するメモリ領域は解放される。
前述したような方法および/またはシステムによって、ストレージリソースが変化した場合にいっそう柔軟な対応ができることがわかる。実際には、仮想ストレージ領域の第1レベルが物理ストレージリソースを管理し、リソースに対して第1レベルの仮想ストレージ領域を有する第2レベルがデータ集合の仮想ストレージを管理する。したがって、データ集合の仮想ストレージを物理ストレージリソースの管理から独立されることが可能になる。よって、ストレージ用のコンピュータシステム10のインフラストラクチャは、仮想ストレージサービスを妨害することなく変化することができる。
たとえば、第1レベルのデータウェアハウスが故障によってハードディスクを損失したとしても、このデータウェアハウスは対象となる全データパケットに対してそれをアラームで知らせることができる。対象となる第2レベルのデータウェアハウスは、データパケットを新たに配信するために第1レベルのデータウェアハウスから新たに選択したものを割り当てられ、データ集合が第2レベルの新たなデータウェアハウスを割り当てられることはない。このデータ集合は、ストレージが契約上継続する間は確実に保存される。
第1レベルのデータウェアハウスにつながる物理ストレージリソースが古くなった場合、さらに高性能の新たな物理リソースを追加し、古くなったリソースに格納されているパケットを新たなリソースに対して再コピーしたのち、データパケットをこの新たなリソース上で照合することができる。以上のことはすべて、この第1レベルのデータウェアハウスとリソースとして有する第2レベルのデータウェアハウスに対して完全に明瞭な形で行われる。これは特に、磁気テープ上の物理ストレージリソースに関することである。
ストレージ技術を変更する際は、新たな技術を使用する第1レベルのデータウェアハウスを表明するだけでよい。データ集合のストレージの更新が要求される際、またはこの技術の変更によっていくつかのパケットが対象となるデータウェアハウスに格納されるデータに対してプログラムされる際は、これらのパケットは新しいデータウェアハウスに再コピーされる。古いデータウェアハウスは、含まれるパケットすべてが移動するか削除される場合に削除される。当初データウェアハウスに格納されるようになっていたパケットが新しいデータウェアハウスにあるように、対象となる第2レベルのデータウェアハウスのサービスクラスを修正することも可能である。このように、ストレージ技術の変更は容易かつ確実に実行される。
ここで重要なのは、前述した仮想ストレージ方法は、TAR(英語のTape ARchiver)などの標準フォーマットに従ったデータの保存が可能なストレージサービスとの併用が可能であるという点である。実際に、このフォーマットで保存する必要があるデータ集合のサービスクラスは、さまざまなリソース上でデータパケットへの分類が行われないように、またはこの保存をしたあとに行われるように、それを指摘することがある。
最後に、本発明は前述の実施形態に限定されるものではないことを明記しておく。実際に、本発明は、同じ仮想ストレージサービスを提供することができる複数のサーバに配信されたアーキテクチャで実行され、これらのサーバ間での同期化を必要としている。ただし、本発明は中央集中型のアーキテクチャでも実行することができるため、これらの同期化の要件の影響を受けることはない。
Claims (10)
- ネットワークで相互に接続した複数の物理ストレージリソース(501、502、503、521、522、541、542、543、544)を有するコンピュータシステム内のデジタルデータ集合(40)の仮想ストレージ方法であって、第1レベルの仮想ストレージ領域(50、52、54)の集合の生成(100)を含み、それぞれの第1レベルの仮想ストレージ領域が、物理ストレージリソースの一部とこの物理ストレージリソースの一部に関連している特徴的パラメータとに関連している仮想ストレージ方法において、
− 前記データ集合(40)のストレージ要件(42)に応じてパラメータ化したサービスクラス(46)に関連する第2レベルの仮想ストレージ領域(44)を作製し、該第2レベルの仮想ストレージ領域(44)を前記データ集合(40)に割り当てるステップ(104)と、
− 前記第2レベルの仮想ストレージ領域(44)の前記サービスクラス(46)を、第1レベルの各仮想ストレージ領域(50、52、54)の前記特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域を選択するステップ(110)と、
− 選択した前記第1レベルの仮想ストレージ領域(50、52、54)に関連する物理リソースに前記データ集合(40)を格納するステップ(112)
とを含むことを特徴とする仮想ストレージ方法。 - 前記第1レベルの仮想ストレージ領域(50、52、54)は、所定の共通サイズのデ−タパケットを格納するように設計され、データ集合の全体サイズに応じて、前記データ集合(40)をこの所定の共通サイズの1つまたは複数のパケット(401、...、40i、...、40n)に変換するステップ(106、108)を備えている、請求項1に記載の仮想ストレージ方法。
- 前記データ集合の1つまたは複数の前記パケット(401、...、40i、...、40n)への変換(106、108)は、
− 前記データ集合を複数の部分集合に分割するステップ(106)と、
− 各部分集合のデータを圧縮および/または暗号化するステップ(108)と、
− 圧縮して暗号化した各部分集合にヘッダを追加して、前記所定の共通サイズであるパケットを形成するステップ(108)
とを含む、請求項2に記載の仮想ストレージ方法。 - 前記ストレージステップ(112)は、選択された第1レベルの前記仮想ストレージ領域(50、52、54)に関連する前記物理リソース(501、502、503、521、522、541、542、543、544)で前記データ集合(40)を分類することを含み、さらに、作製した第2レベルの仮想ストレージ領域(44)と関係のあるこの分類を記憶するステップ(114)を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の仮想ストレージ方法。
- 前記デジタルデータ集合(40)は、デジタルファイルまたはデジタルデータフローである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の仮想ストレージ方法。
- 第1レベルの各仮想ストレージ領域(50、52、54)は、ハードディスク(221)によるストレージ技術と磁気テープ(241)によるストレージ技術とで構成される集合要素のなかから選択される1つのストレージ技術を利用して、物理ストレージリソース(501、502、503、521、522、541、542、543、544)の一部に関連する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の仮想ストレージ方法。
- 通信ネットワークからダウンロード可能なコンピュータプログラム、および/またはコンピュータによって再生可能な媒体に記録されたコンピュータプログラム、および/またはプロセッサによって実行可能なコンピュータプログラムであって、前記プログラムがコンピュータ上で実行される際に、請求項1〜6に記載の仮想ストレージ方法のステップを実行するためのプログラムコードのインストラクションを含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
- デジタルデータ集合(40)の仮想ストレージシステム(10)であって、ネットワーク(26、30、34)に相互に接続した複数の物理ストレージリソース(501、502、503、521、522、541、542、543、544)と、第1レベルの仮想ストレージ領域(50、52、54)の集合を生成する手段(141、142、143、144、145)とを有し、第1レベルの各仮想ストレージ領域が物理ストレージリソースとこの物理ストレージリソースの一部に関連する特徴的パラメータとに関連する仮想ストレージシステムにおいて、
− 前記データ集合(40)のストレージ要件(42)に応じてパラメータ化したサービスクラス(46)に関連する第2レベルの仮想ストレージ領域(44)を作製し、該第2レベルの仮想ストレージ領域(44)をデータ集合(40)に割り当てる手段(141、142、143、144、145)と、
− 第2レベルの前記仮想ストレージ領域(44)の前記サービスクラス(46)を、第1レベルの各仮想ストレージ領域の前記特徴的パラメータと比較することによって、少なくとも1つの第1レベルの仮想ストレージ領域(50、52、54)を選択する手段(141、142、143、144、145)と、
− 選択した第1レベルの前記仮想ストレージ領域(50、52、54)に関連する物理リソースに前記データ集合を格納する手段(141、142、143、144、145)
とを含むことを特徴とする仮想ストレージシステム。 - ネットワーク(26、30、34)に相互に接続した複数の物理ストレージリソース(121、122、123、124、125)を有し、各ストレージサーバ(121、122、123、124、125)がさらに物理ストレージリソースの一部(221、241)に局地的に関連して、第1レベルの仮想ストレージ領域の集合を生成する前記生成手段と、第2レベルの仮想ストレージ領域の前記作製手段と、前記選択手段と、前記ストレージ手段とを有する、請求項8に記載の仮想ストレージシステム(10)。
- 第1レベルの前記仮想ストレージ領域(50、52、54)および第2レベルの前記仮想ストレージ領域(44)は、ストレージサーバ(121、122、123、124、125)同士の間で分類される記述データの形で記憶して保存され、そのうちの少なくとも一部に対して複数のサーバ上で複製され、ストレージサーバ同士の間にこれらの記述データに対して働く作用を同期化する同期化手段(141、142、143、144、145)を有する、請求項9に記載の仮想ストレージシステム(10)。
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