以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技システム、各台装置及び遊技媒体貸出方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例1では、台間カード処理機において持玉データを管理する場合を示し、実施例2では、封入式遊技機において持玉データを管理する場合を示すこととする。
まず、本実施例1に係る遊技システムの概念について説明する。図1は、本実施例1に係る遊技システムの概念を説明するための説明図である。同図に示すように、本実施例では、封入式遊技機に併設された台間カード処理機において、複数のレートの中から遊技客が望む所望のレートを選択できるようにしている。
ここで、遊技客は、いつでも所望のレートを選択できるわけではなく、一定の条件を満たす場合にしかレートを選択することができない。具体的には、図1(a)に示すように、一旦遊技客によって所望のレート(例えば、1円レート)が選択されたならば、その後は遊技客がレートを選択することができない。ただし、遊技客によるカード返却操作に伴って、台間カード処理機からプリペイドカード又は会員カード(以下、単に「カード」と言う)を排出すると、遊技客がレートを選択できる状態になる。遊技客がカード返却操作を行った時点で、遊技客は当該レートによる遊技を終了したものと考えられるからである。このため、台間カード処理機からカードを排出した時点で、台間カード処理機のレートはあらかじめ設定されたデフォルトのレート(例えば、4円レート)に変更される。
ところで、遊技客が持玉数を獲得したならば遊技終了時にカード返却操作を行うことになるが、遊技客が持玉数及びプリペイド価値を全て使い切り、やむを得ず遊技を終了する場合には、遊技客はカード返却操作を行わない。この持玉数とは、遊技客が遊技に利用できる玉数であり、遊技領域にパチンコ玉を打ち込む度に減算され、入賞がある度に所定数が加算される値である。プリペイド価値とは、挿入された紙幣に対応する有価価値である。このプリペイド価値としては、1度数が100円に相当する度数や金額そのものを用いることができる。
このため、図1(b)に示すように、持玉数及びプリペイド価値がともに零になったならば、選択されたレート(例えば、1円レート)による遊技を終了したものとみなして、レートの選択を可能とする。また、持玉数及びプリペイド価値がともに零になり、最後の持玉を発射した際に封入式遊技機から出力されるアウト信号から所定時間が経過したならば、デフォルトのレート(例えば、4円レート)に変更される。持玉数及びプリペイド価値がともに零になったとしても、その後遊技客が紙幣を挿入して同一レートで継続遊技する場合が考えられるからである。
このように、本実施例1では、台間カード処理機における遊技客のレート選択を可能とするとともに、遊技客が一旦レート(例えば、1円レート)を選択したならば、カードを排出するか又は持玉数とプリペイド価値が零となるまでは、レートを再選択できないようにしている。
なお、本実施例1では、説明の便宜上、「複数のレートの中から遊技客が望む所望のレートを選択する場合」について説明するが、本発明は、「複数の遊技種の中から遊技客が望む所望の遊技種を選択する場合」に適用することもできる。この「遊技種」とは、レートが同一であっても交換率やプレミアの付与率が異なる場合など、運営上遊技に用いる遊技媒体を相互に分別して扱うべきものと定められている種別である。つまり、たとえ同一レートであっても複数の遊技種が存在し得る。
次に、本実施例1に係る遊技システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。同図に示すように、この遊技システムは、複数の封入式遊技機20と、各封入式遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、精算機60と、景品管理装置70とが通信回線80を介して接続されている。
封入式遊技機20は、装置内部に封入されたパチンコ玉を遊技領域に打ち込んで遊技客がパチンコ遊技を行うパチンコ機等の装置である。この封入式遊技機20は、台間カード処理機10内に持玉が存在する範囲で、遊技領域にパチンコ玉を打ち込むことができる。当該遊技領域には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域パチンコ球が通過したことに基づいて所定個数のパチンコ玉を賞球として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域をパチンコ玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が当たりとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域へのパチンコ玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域へのパチンコ玉の通過を検出するための所定の検出センサが設けられており、当該センサにより、入賞領域へ打ち込まれたパチンコ玉の通過(入賞)を検出するようになっている。また、遊技機の制御装置は、入賞領域ごとに何個のパチンコ玉を賞球として付与するかを記憶する賞球メモリを有している。
したがって、打ち込んだパチンコ玉の特定の入賞領域への通過がセンサにより検出されると、賞球メモリの記憶内容と、入賞領域を通過したパチンコ玉数から付与すべき賞球を決定し、決定した賞球数を台間カード処理機10に通知して、台間カード処理機10は持玉数データに入賞したパチンコ玉数を加算する。また、賞球の台間カード処理機10への通知タイミングは、持玉数が所定個数以下(例えば、1分間に発射可能なパチンコ玉数以下)となるまでは、一定のパチンコ玉数(一定度数)ずつ通知してもよい。これにより、台間カード処理機10との信号の送受信回数を低減することができる。
台間カード処理機10は、封入式遊技機20の遊技に用いる持玉数を管理し、封入式遊技機20においてパチンコ玉を発射する度に持玉数を減算し、封入式遊技機20においてパチンコ玉が入賞する度に持玉数を加算する。また、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、この紙幣分のプリペイド価値を記憶するととともに、所定の玉貸し操作がなされたならば、所定数のプリペイド価値を減算しつつ、減算したプリペイド価値分に対応する持玉数を加算する。
また、台間カード処理機10は、カードを受け付けたならば、該カードに関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を記憶するとともに、カード排出操作を受け付けたならば、プリペイド価値及び持玉数をカードに関連付けて排出する処理を行う。
さらに、この台間カード処理機10では、カード管理装置40から通知された遊技客が選択可能な複数のレートの中から遊技客が所望するレートを選択することができる。そして、遊技客によってレートが選択されたならば、カードが排出されるか又は持玉数とプリペイドカード価値が零となるまでは、遊技客はレートを変更することはできない。また、カードが排出されるか又は持玉数とプリペイドカード価値が零となり、その後最後のアウト信号が封入式遊技機20から出力されてから所定時間が経過したならば、非遊技状態であることを判断してあらかじめ設定されたデフォルトレートに戻る。また、ここでは非遊技状態であることの判断基準として「カードが排出されること」と「プリペイドカード価値が零となること」の事象が生じてから所定時間経ったことを用いているが、これに代えて、封入式遊技機20からアイドリング状態となったことを示す信号を受信する機能を備え、アイドリング状態になったことを受信してから所定時間を経過したことで非遊技状態となったと判断する構成としてもよい。この場合の「アイドリング状態」とは、封入式遊技機20のいずれの入賞領域あるいは始動領域にも入賞がないこと又はパチンコ玉打出機構への操作がないこと等をもって、封入式遊技機20において遊技が行われていないと判断している状態を指す。このアイドリング状態を非遊技状態の判断に用いることにより、封入式遊技機20が液晶表示器等を備えている場合においては、長い演出表示を行っている間、これを遊技者が鑑賞している場合に誤って非遊技状態と判断しない効果がある。また、これに限らず、「カードが排出されること」と「プリペイドカード価値が零になること」等を併せて判断してもよい。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の封入式遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカードID及び持玉数を受信したならばカードデータを更新し、台間カード処理機10からカードIDを受信したならば、該カードIDに対応する持玉数を台間カード処理機10に通知する。また、カード管理装置40は、景品管理装置70からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応する持玉数を景品管理装置70に対して通知する。さらに、精算機90からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応するプリペイド価値を精算機90に対して通知する。また、このカード管理装置40は、台間カード処理機10において遊技客が選択できる複数のレートを選択可能レートとして台間カード処理機10に通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに対応づけて、貯玉、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
精算機60は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに対応するプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
景品管理装置70は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置70には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び特殊景品を払い出す装特殊景品払出装置が接続されている。景品管理装置70は、リーダライタが一般カード又は会員カードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
次に、図2に示した台間カード処理機10の外観構成について説明する。図3は、図2に示した台間カード処理機10の外観構成を示す図である。同図には、台間カード処理機10が併設される封入式遊技機20が破線で図示されている。また、同図には紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、硬貨受け付け用のユニットを設けることもできる。
図3に示すように、台間カード処理機10は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、パチンコ玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12とを有する。また、台間カード処理機10は、ディスプレイなどの表示部並びにテンキーや各種ボタンを含む操作部からなる表示操作部13と、カードID、プリペイド価値、貯玉データ及び持玉データが記憶されたカードを受け付けるカード挿入口14とが設けられている。
この表示操作部13には、現在のレートを表示するとともに、レート選択許可フラグが「1(オン)」である場合には、選択可能なレートを表示する。そして、表示操作部13により遊技客によるレートの選択を受け付ける。
また、封入式遊技機20には、封入されたパチンコ玉を遊技領域に打ち込む際に使用するハンドル21と、プリペイド価値の残数を表示するプリペイド価値表示部15と、持玉数を表示する持玉数表示部16と、プリペイド価値から持玉数へ移行するトリガとなる玉貸しボタン17と、カードを返却するトリガとなるカード返却ボタン18とが設けられている。その詳細な説明は後述するが、このプリペイド価値表示部15、持玉数表示部16、玉貸しボタン17及びカード返却ボタン18は、封入式遊技機20の前面に設けられているものの、台間カード処理機10の制御部に直結されている。
次に、図2に示した台間カード処理機10の内部構成について説明する。図4は、図2に示した台間カード処理機10の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、台間カード処理機10は、表示操作部13と、R/W部10aと、紙幣搬送部10bと、通信I/F部10cと、タイマ10dと、記憶部10eと、制御部10fとを有する。
R/W部10aは、カード挿入口14に挿入されたカードに記憶されたカードID、持玉数データ及びプリペイド価値データを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14に挿入されたカードは、このR/W部10aを経て図示しないカード収納部に収納される。
紙幣搬送部10bは、紙幣挿入口12から挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。通信I/F部10cは、封入式遊技機20の制御部20a及びカード管理装置40との間のデータ通信を行うためのインタフェース部である。タイマ10dは、制御部10fの制御の下に計時開始時点からの経過時間を計時するタイマである。
記憶部10eは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスであり、カードID10e1、持玉数データ10e2、プリペイド価値データ10e3、レート選択許可フラグ10e4、設定レートデータ10e5、デフォルトレートデータ10e6及び選択可能レートデータ10e7を記憶する。
カードID10e1は、R/W部10aで読み取られたカードIDである。図示しないカード収納部からカード挿入口14にカードが搬送され、該カードが排出される場合には、この搬送途中でR/W部10aにより読み取られたカードIDによりカードID10e1が更新される。また、カード挿入口14から図示しないカード収納部にカードが搬送される場合にも、この搬送途中でR/W部10aにより読み取られたカードIDによりカードID10e1が更新される。ただし、このカードID10e1には、前回読み取られたカードIDと今回読み取られたカードIDの2種類が含まれる。
持玉数データ10e2は、遊技客の現時点の持玉数であり、プリペイド価値データ10e3は、遊技客の現時点のプリペイド価値の残数である。レート選択許可フラグ10e4は、遊技客によるレート選択が可能であるか否かの状態を示すフラグである。このレート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」である場合には、遊技客はレート選択を行うことができ、このレート選択許可フラグ10e4が「0(OFF)」である場合には、遊技客はレート選択を行うことができない。なお、このレート選択許可フラグ10e4のON/OFF制御の詳細な説明については後述する。
設定レートデータ10e5は、台間カード処理機10の現時点での設定レートに関する情報であり、デフォルトレートデータ10e6は、あらかじめ台間カード処理機10に設定されたレートに関する情報である。選択可能レートデータ10e7は、遊技客により選択可能な複数のレートに関する情報である。ここでは、これらのデータは、「レート1」〜「レート10」で示される符号情報と、選択可否状態を示す情報、つまり選択不可を示す「000」と、デフォルトレートでない・選択可・現在非選択を示す「010」と、デフォルトレートでない・選択可・現在選択を示す「011」とを対応付けたデータと、「レート1」〜「レート10」が「1円」、「4円」等のいずれの貸出単価に対応するかの対応付けデータとからなっている。なお、「レート1」〜「レート10」と貸出単価の対応付けに関しては、対応する貸出単価を「なし」に設定したうえで「レート1」をデフォルトレートに設定した場合は、初期状態ではいずれの貸出単価も選択されていない状態になる。なお、この場合、遊技者に選択可能な貸出単価に関する情報を表示する場合には、貸出単価の対応付けの無い「レート1」に対応する表示は行われない。また、レートを表す符号と貸出単価との対応付け情報は、開店処理(電源オン)とともにカード管理装置40から送信され、各台間カード処理機10に記憶されるようになっており、この対応付けはカード管理装置40において変更することができるようになっている。
制御部10fは、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部10f1、紙幣処理部10f2、カード処理部10f3及びレート設定処理部10f4を有する。また、この制御部10fには、すでに説明したように、プリペイド価値表示部15、持玉数表示部16、玉貸しボタン17及びカード返却ボタン18が直結されている。
データ管理部10f1は、記憶部10eに記憶した持玉数データ10e2、プリペイド価値データ10e3、設定レートデータ10e5、デフォルトレートデータ10e6及び選択可能レートデータ10e7を用いて、持玉数、プリペイド価値、設定レート、デフォルトレート及び選択可能レートを管理する管理部である。
このデータ管理部10f1は、貸出ボタン17が押下操作されると、プリペイド価値データ10e3のうちの所定数に対応する持玉数を持玉数データ10e2に加算する。また、封入式遊技機20に封入されたパチンコ玉を遊技領域に打ち込む度に、封入式遊技機20内の検出手段からの信号を受けて持玉数データ10e2を減算し、パチンコ玉が入賞したならば、封入式遊技機20からの信号を受けて所定数(例えば15玉)を持玉数データ10e2に加算する。なお、カード返却ボタン18が押下操作され、カードを排出する場合には、この持玉数データ10e2がカードに関連付けられた後に、該持玉数データ10e2を零にクリアする。さらに、カード挿入口14からカードが挿入された場合に、このカードに関連付けられた持玉数を持玉数データ10e2に加算する。なお、カードを排出する場合には、持玉数データ10e2及び設定レートデータ10e5を対応付けてカードに書き込むとともに、持玉数データ10e2、設定レートデータ10e5及びカードID10e1をカード管理装置40に送信してカードデータの更新指示を行うことで、持玉数データ10e2がカードに関連付けられることになる。
また、データ管理部10f1は、紙幣挿入口12に紙幣が挿入されると、この紙幣分に相当するプリペイド価値をプリペイド価値データ10e3に加算する。また、玉貸しボタン17が押下操作されたならば、プリペイド価値データ10e3から所定数(例えば、10度数)を減算する。なお、カード返却ボタン18が押下操作され、カードを排出する場合には、このプリペイド価値データ10e3がカードに関連付けられた後に、該プリペイド価値データ10e3を零にクリアする。さらに、カード挿入口14からカードが挿入された場合に、このカードに関連付けられたプリペイド価値をプリペイド価値データ10e3に加算する。なお、ここでは説明の便宜上、「加算」及び「減算」を行う場合を示しているが、例えばプリペイド価値データ10e3そのものに加算するのではなく、加算した値でプリペイド価値データ10e3を更新することも可能である。
また、データ管理部10f1は、表示操作部13に対して設定レートデータ10e5に設定された現在のレートを表示するとともに、レート選択許可フラグが「1(オン)」である場合には、表示操作部13に対して選択可能レートデータ10e7に設定された選択可能なレートを表示する。そして、表示操作部13により遊技客によるレートの選択を受け付ける。通常は、デフォルトレートデータ10e6を設定レートデータ10e5に設定するが、遊技客が選択可能レートデータ10e7から所望のレートを選択した場合には、選択されたレートが設定レートデータ10e5に設定する。また、データ管理部10f1は、カード管理装置40から選択可能レートデータを受信したならば、この選択可能レートを選択可能レートデータ10e7とする。例えば、この選択可能レートデータ10e7として4円レート及び1円レートのように設定する。
また、データ管理部10f1は、レート選択許可フラグ10e4を用いて遊技客によるレート選択を受け付けることが可能であるか否かを管理している。レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」の場合には、遊技客によるレート選択を受け付けることが可能であり、レート選択許可フラグ10e4が「0(OFF)」の場合には、遊技客によるレート選択を受け付けることができない。
具体的には、このデータ管理部10f1では、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零となった場合には、レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」とする。遊技客が遊技を終了した可能性が高いからである。一方、持玉数データ10e2又はプリペイド価値データ10e3のいずれかが零でない場合には、遊技客による該レートによる遊技が継続中であるとみなして、レート選択許可フラグ10e4を「0(OFF)」とする。なお、カードが排出された場合には、自動的に持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零となるため、レート選択許可フラグ10e4を「1(ON)」にする。
紙幣処理部10f2は、紙幣挿入口12から受け付けた紙幣を搬送制御しつつ該紙幣の金種識別及び真偽識別を行った後に、該紙幣を図示しない紙幣収納部に収納する処理部である。カード処理部10f3は、カード挿入口14からカードを受け付けたならば、R/W部10aによりカードID、持玉数及びプリペイド価値を読み取らせる。そして、このカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードIDに対応する持玉数及びプリペイド価値をカード管理装置40から受け取り、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3に記憶する。
また、カード処理部10f3は、カード返却ボタン18の押下操作を受け付けたならば、図示しないカード収納部に収納したカードのカードIDをR/W部10aにより読み取らせる。そして、このカードIDと持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3をカード管理装置40に送信してカードデータを更新させる。その後、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3をカードに書き込んでカード挿入口14から返却する。
レート設定処理部10f4は、設定レートデータ10e5に対してデフォルトレートデータ10e6又は選択可能レートデータ10e7のうちの遊技客により選択されたレートを設定する処理部である。このレート設定処理部10f4は、レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」である場合にのみ遊技客によるレートの選択を可能とする。
図5は、図4に示したレート設定処理部10f4による設定レートデータ10e5の更新を説明するための説明図である。ここでは、デフォルトレートデータ10e6に「4円」が設定され、選択可能レートデータ10e7に「1円、4円」が設定され、遊技客が1円レートで遊技中であるものとする。
同図に示すように、遊技客が自ら選択した1円レートで遊技中であるため、レート選択許可フラグ10e4は「0(OFF)」となる。ここで、カード返却ボタン18が押下操作され、カード挿入口14からカードが返却されると、デフォルトレートデータ10e6の「4円」が設定レートデータ10e5に設定されるとともに、レート選択許可フラグ10e4は「1(ON)」となる。カードを排出することで、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零となり、遊技客が該レートでの遊技を終了したと考えられるからである。このため、表示操作部13には「レート選択可能」である旨と、選択可能なレート「4円、1円」が表示される。
その後、紙幣挿入口12から紙幣を受け付け、遊技客により「1円」が選択されたならば、遊技中の状態となり、レート選択許可フラグ10e4は「0(OFF)」となる。このように、レート選択許可フラグ10e4が「0(OFF)」である間は、遊技客はレートを選択することができない。その後、カード返却ボタン18が押下操作され、カード挿入口14からカードが返却されると、デフォルトレートデータ10e6の「4円」が設定レートデータ10e5に設定されるとともに、レート選択許可フラグ10e4は「1(ON)」となる。
このように、遊技客により選択される度に設定レートデータ10e5が更新され、遊技を終了する度に設定レートデータ10e5がデフォルトレートに戻される。なお、ここでは説明の便宜上、カードを排出する場合についてのみ説明したが、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零となり、最後のアウト信号から所定の時間を経過したならば、レート選択許可フラグ10e4は「1(オン)」となる。
次に、図2に示したカード管理装置40の内部構成について説明する。図6は、図2に示したカード管理装置40の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、カード管理装置40は、入力部40aと、表示部40bと、通信I/F部40cと、記憶部40dと、制御部40eとを有する。入力部40aは、キーボードやマウス等の入力デバイスであり、表示部40bは、液晶パネルやディスプレイ装置等の表示デバイスである。通信I/F部40cは、台間カード処理機10等とデータ通信するためのインタフェース部である。記憶部40dは、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カードデータ40d1及び選択可能レートデータ40d2を記憶する。
カードデータ40d1は、図7に示すように、カードID、プリペイド価値、レート毎の持玉数等が対応づけられたデータである。10進数5桁のカードIDの最上位の値が会員カード又は一般カードの種別を示しており、この値が「0」であるカードID(例えば、カードID「00001」)は会員カードを意味し、この値が「1」であるカードID(例えば、カードID「10001」)は一般カードを意味する。
選択可能レートデータ40d2は、各台間カード処理機10で遊技客に選択可能にするレートである。例えば、元々4円レート、2円レート及び1円レートの3種類のレートが取り扱い可能である場合に、この選択可能レートデータ40d2を4円レート及び1円レートに制限することにより、遊技客が選択可能なレートを制限することができる。この選択可能レートデータ40d2は、入力部40aにより入力される。
制御部40eは、カード管理装置40を全体制御する制御部であり、カードデータ管理部40e1及び選択可能レート通知部40e2を有する。カードデータ管理部40e1は、記憶部40dに記憶したカードデータ40d1を用いて各カードのプリペイド価値及び持玉数等を管理する。具体的には、台間カード処理機10から持玉数データ10e2、設定レートデータ10e5及びカードID10e1を受信したならば、カードデータ管理部40e1は、カードデータ40d1内の該当するカードIDのレートの持玉数を更新することになる。選択可能レートデータ40d2は、各台間カード処理機10に対して選択可能レートデータ40d2を通知する処理部である。
なお、本実施例1では、全ての台間カード処理機10の選択可能レートデータ40d2を同一のものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、台間カード処理機10ごと、封入式遊技機20のタイプごとに選択可能レートデータ40d2を異ならせることもできる。この場合は、台間カード処理機10の台番号ごとに選択可能レートデータ40d2を記憶し、選択可能レート通知部40e2が、台間カード処理機10に対して対応する選択可能レートデータ40d2を通知するよう構成すれば良い。
次に、図2に示した台間カード処理機10、封入式遊技機20及びカード管理装置40の処理手順について説明する。図8は、図2に示した台間カード処理機10、封入式遊技機20及びカード管理装置40の処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、遊技客が台間カード処理機10の紙幣挿入口12に紙幣を挿入するか又はカード挿入口14にカードを挿入すると、遊技開始処理が行われる(ステップS101)。この遊技開始処理については図9を用いて詳細に説明するが、この遊技開始処理では、台間カード処理機10からカード管理装置40に対してカードIDを通知し、カード管理装置40はカードデータ40d1から該カードIDに対応する持玉数及びプリペイド価値を検索し、検索した持玉数及びプリペイド価値をカードデータとして台間カード処理機10に通知する(ステップS102)。なお、この遊技開始処理には、遊技客によって選択されたレートのレート設定が含まれる。
その後、台間カード処理機10の持玉数データ10e2を用いて、封入式遊技機20上で持玉遊技が行われる(ステップS103〜S104)。具体的には、封入式遊技機20に封入されたパチンコ玉を遊技領域に打ち込む度に持玉数データ10e2が減算処理され、パチンコ玉が入賞する度に持玉数データ10e2が減算される。また、玉貸しボタンが押下操作されると、プリペイド価値データ10e3から所定数が減算され、減算されたプリペイド価値に対応する持玉数が持玉数データ10e2に加算処理される。
そして、遊技客がカード返却ボタン18を押下操作したならば、遊技終了処理を行う(ステップS105)。この遊技終了処理では、カードのカードID10e1、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3がカード管理装置40に通知され、カード管理装置40がカードデータ40d1を更新する(ステップS106)。かかる遊技終了処理については図10を用いて説明する。なお、この遊技終了処理には、レートをデフォルトレートに戻す処理が含まれる。
次に、図8のステップS101に示した遊技開始処理手順について説明する。図9は、図8のステップS101に示した遊技開始処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、台間カード処理機10は、紙幣挿入口12からの紙幣の受付待ち及びカード挿入口14からカード受付待ちの状態にある(ステップS201No、S202No)。
ここで、台間カード処理機10が紙幣を受け付けたならば(ステップS201;Yes)、紙幣分のプリペイド価値を記憶部10eのプリペイド価値データ10e3に加算する(ステップS203)。一方、台間カード処理機10がカードを受け付けたならば(ステップS202;Yes)、該カードからカードID、持玉数及びプリペイド価値を読み取るとともに、カードIDに対応する持玉数及びプリペイド価値をカード管理装置40から取得して、プリペイド価値をプリペイド価値データ10e3に加算し(ステップS204)、持玉数を持玉数データ10e2に加算する(ステップS205)。なお、カードから持玉数及びプリペイド価値を読み取ったのは、カード管理装置40との通信がオフラインである場合に対応するためであり、通常はカード管理装置40から取得した持玉数及びプリペイド価値を利用する。
その後、レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」であるか否かを判定し(ステップS206)、「0(OFF)」である場合には(ステップS206;No)、遊技開始処理を終了し、すでに設定されたレートで遊技を開始する。
これに対して、レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」である場合には(ステップS206;Yes)、遊技客によるレート選択操作がなされたか否かを判定する(ステップS207)。遊技客によるレート選択操作がなされない場合には(ステップS207;No)遊技開始処理を終了し、すでに設定されたレートで遊技を開始する。
一方、遊技客によるレート選択操作がなされた場合には(ステップS207;Yes)、選択されたレートを設定レートデータ10e5に設定するレート設定処理を行い(ステップS208)、レート選択許可フラグを「0(OFF)」にする(ステップS209)。なお、ステップ202において複数のレートの持玉数が関連付けられたカードを受け付けた場合には、選択されたレートと一致する持玉数だけがカード管理装置40から取得される。また、単一のレートの持玉数のみが関連付けられたカードの場合には、該カードに他レートの持玉数を関連付けることができないため、選択されたレートが該カードに関連付けられたレートと一致しなければプリペイド価値のみを読み込んで記憶した上でカードを排出する。また、単一のレートの持玉数のみが関連付けられていたとしても、選択されたレートに対応する持玉記憶エリアがあるカードであれば、該カードに他レートの持玉数を関連付けることができるため、排出せずに後の処理を行う。
次に、図8のステップS105に示した遊技終了処理時のレート選択許可フラグの設定及びレート変更手順について説明する。図10は、図8のステップS105に示した遊技終了処理のレート選択許可フラグの設定及びレート変更手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、台間カード処理機10は、カード返却ボタンが押下操作されるか、プリペイド価値及び持玉数が共に零となるかを判定している(ステップS301;No、S320;No)。そして、カード返却ボタンが押下操作され、カードが排出されたならば(ステップS301;Yes)、レート選択許可フラグ10e4を「1(ON)」にし(ステップS303)、ステップS306に移行して、デフォルトレートデータ10e6を設定レートデータ10e5に設定してデフォルトレートに戻す(ステップS306)。
これに対して、プリペイド価値及び持玉数が共に零となったならば(ステップS302;Yes)、レート選択許可フラグ10e4を「1(ON)」にし(ステップS304)、最後のアウト信号から所定の時間が経過したならば(ステップS305;Yes)、デフォルトレートデータ10e6を設定レートデータ10e5に設定してデフォルトレートに戻す(ステップS306)。なお、最後のアウト信号から所定の時間が経過する前に紙幣又はカードの挿入が行われた場合には、図9に示す処理に移行する。
上述してきたように、本実施例1では、プリペイド価値データ10e3、持玉数データ10e2、選択可能レートデータ10e7及び設定レートデータ10e5を記憶部10eに記憶しておき、レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」である場合に、遊技客が選択可能レートデータ10e7から選択したレートを設定レートデータ10e5に設定するとともにレート選択許可フラグ10e4を「0(OFF)」にし、カード返却ボタン18が押下操作された場合に、レート選択許可フラグ10e4が「1(ON)」にするよう構成したので、遊技店が複数のレートで遊技媒体を貸し出す場合に、遊技客に対して柔軟な機種選択及び円滑な遊技を提供することができる。
ところで、上記実施例1では、台間カード処理機10においてレートを設定する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、封入式遊技機20においてレートを設定する場合に適用することもできる。そこで、本実施例2では、封入式遊技機20においてレートを設定する場合を示すこととする。
図11は、実施例2に係る台間カード処理機及び封入式遊技機の内部構成を示すブロック図である。ここでは台間カード処理機100側にプリペイド価値を管理させ、封入式遊技機200側に持玉数を管理させている。なお、図4に示す部位と同様の機能部については同一の符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
同図に示すように、台間カード処理機100の記憶部10eには、すでに説明したカードID10e1及びプリペイド価値データ10e3のみが記憶されている。そして、遊技を終了する場合には、封入式遊技機200から受け取った持玉数を持玉数データ10e2として記憶部10eに記憶する。
そして、制御部10f内には、カードデータを管理するカードデータ管理部101が設けられる。このカードデータ管理部101は、記憶部10eに記憶したプリペイド価値データ10e3を管理する管理部である。カード処理部10f3は、持玉数を含むカード排出指示を封入式遊技機200から受け付けたならば、この持玉数を持玉数データ10e2として記憶部10eに記憶するとともに、プリペイド価値データ10e3及び持玉数データ10e2をカードに関連付けた後にカードを排出する。このように、この台間カード処理機100では、プリペイド価値の管理並びにカード処理を中心に行っている。
封入式遊技機200は、レート設定に必要な各種データ及び処理部を有している。具体的には、封入式遊技機200の記憶部202には、持玉数データ202a、レート選択許可フラグ10e4、設定レートデータ10e5、デフォルトレートデータ10e6及び選択可能レートデータ10e7が記憶される。
また、封入式遊技機200の制御部203には、封入されたパチンコを用いた遊技を制御する遊技制御部203aと、持玉数を管理する持玉管理部203bと、レートの設定を行うレート設定処理部10f4が設けられる。また、制御部203には、持玉数表示部16及び玉貸しボタン17が直結される。
このように封入式遊技機200側で持玉数データ202aを管理することにより、台間カード処理機100との通信を行わなくとも遊技に伴う持玉数を更新することができ、処理負荷を軽減することが可能となる。ただし、本発明に係るレート設定処理部10f4の処理については、実施例1のものと同様になる。
なお、上記実施例1及び2では、説明の便宜上、4円レート及び1円レートを例示しつつ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、4円レート、2円レート、1円レート、0.5円レート等さらに多数のレートを用いる場合に適用することもできる。
また、上記実施例1及び2では、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零である場合に、レート選択許可フラグ10e4を「1(ON)」として、遊技客によるレート変更を受け付けることを可能としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、持玉数データ10e2又はプリペイド価値データ10e3が零となった場合に、レート選択許可フラグ10e4を「1(ON)」とするよう構成することもできる。
また、上記実施例1及び2では、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零となり、最後のアウト信号から所定時間経過後にデフォルトレートに戻すこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、持玉数データ10e2及びプリペイド価値データ10e3が共に零となった時点でデフォルトレートに戻すよう構成することもできる。
また、上記実施例1及び2では、台間カード処理機10又は封入式遊技機200で設定レートデータ10e5を記憶する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カード管理装置40において各台間カード処理機10又は封入式遊技機200と設定レートデータ10e5の対応関係を記憶し、カード管理装置40側で台間カード処理機10又は封入式遊技機200ごとの設定レートデータ10e5を管理するよう構成することもできる。このようにすれば、カード管理装置40側で台間カード処理機10又は封入式遊技機200ごとの設定レートデータ10e5を把握することが可能になる。この場合には、台間カード処理機10又は封入式遊技機200に設けられたレート設定処理部10f4等をカード管理装置40上に設け、台間カード処理機10又は封入式遊技機200からの情報を受信したカード管理装置40が設定レートデータ10e5を決定し、決定した設定レートデータ10e5を台間カード処理機10又は封入式遊技機200に通知することになる。
また、上記実施例1及び2では、レート選択可否を台間カード処理機10又は封入式遊技機20で判定する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、レート選択許可フラグ10e4をカード管理装置40等で管理しておき、台間カード処理機10又は封入式遊技機20の問い合わせに応答してカード管理装置40等がレート選択可否を判定するよう構成することもできる。また、レート選択情報をカード管理装置40等に送信する機能を台間カード処理機10に設け、現在各台間カード処理機10がどのレートで動作しているかをカード管理装置40等で把握可能に構成することもできる。
また、上記実施例1及び2では、カードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末などを用いる場合に本発明を適用することもできる。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、台間カード処理機10に設けられたリーダライタ(R/W)に当該携帯端末を翳すことにより、ICチップとR/Wとの非接触通信により当該携帯端末と関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を取得することができる。ここで、全てのレートの持玉数を取得することができず、特定のレートの持玉数のみを取得できる場合には、レートの変更操作を行ったならば、変更前のレートの持玉数を携帯端末に関連付け、また、変更後レートの持玉数を取得する必要が生ずるため、もう一度当該携帯端末の翳し操作を行わせることが望ましい。
また、上述の実施例1及び2では、封入式遊技機として遊技球を用いるパチンコ遊技機を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、封入式遊技機が遊技球を用いる回胴式遊技機および遊技メダルを用いる回胴式遊技機であっても適用することができる。つまり、回胴式遊技機においては、上記実施例における特定の遊技領域を遊技球が通過したことによる「入賞」の信号に代えて、複数の回胴上の図柄組み合わせのうち、特定の図柄組み合わせがライン上に揃ったことによる「入賞」の信号を各台間カード処理機10が受信して処理を行うことで構成が実現できる。
さらに、上記実施例では、遊技球が入賞したことに基づく信号を台間カード処理機10に送信して持玉数に加算することとしたが、遊技者による遊技球の外部への取り出しができない構造であれば、台間カード処理機10に対応して設けられる計数装置にて遊技球を計数するものであってもよい。例えば、遊技機に設けられた貯留皿の下方に、台間カード処理機10と通信可能に遊技球を計数する計数装置を接続し、貯留皿の遊技球及び貯留皿から計数装置までの経路を通る遊技球が外部から操作不能な構造にする。このうえで、当該計数装置にて、賞として払い出された遊技球を計数して持玉数に加算すればよい。
また、会員により貯玉操作が行われたことにより、持玉数データ10e2が零となった時点でレート選択を可能にしてもよい。また、このタイミングでデフォルトレートに戻すようにしてもよい。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。