JP2013100174A - クレーンの連動作動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このクレーンのコントローラ30は、遠隔操作器70の複数の操作選択スイッチの所定の順列または組合せの入力に基づいて、対応する所定の連動機能を有効に設定するとともに、ブーム長、ブーム角、吊上げワイヤの繰り出し量を検出し、各検出信号に基づいて現在有効に設定されている所定の連動機能を実行する。
【選択図】図6
Description
しかし、オペレータが複数の動作を適宜に組み合わせて所望のクレーン作業を行うには熟練を要する。そこで、例えば特許文献1には、フックを水平に移動させる機能を実行するに際し、ブーム伸長とウインチ巻下げ、あるいは、ブーム縮小とウインチ巻上げを適切な配分で作動させる方法が開示されている。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、予め所望する連動機能を一つに限定して設定することを不要とし、複数種類の所定の連動機能を有効にすることを可能として、クレーンの操作を効率的に行うことのできるクレーンの連動作動制御装置を提供することを目的としている。
また、前記制御部は、前記操作器の操作入力が複数入力された場合において、ウインチ巻下げ操作が入力されてからブーム伸長操作が入力されたとき、またはブーム伸長操作が入力されずウインチ巻上げ操作が入力されてからブーム縮小操作が入力されたときには、フック水平移動機能に限って有効に設定することは好ましい。
図1に示すように、この車両搭載型クレーン(以下、単に「クレーン」ともいう)1は、アウトリガ2を備えたベース4上にコラム6が旋回自在に設けられ、このコラム6の上端部に伸縮するブーム7が起伏自在に枢支されている。コラム6にはウインチ11が設けられており、このウインチ11からワイヤロープ12をブーム7の先端部7sに導いて、ブーム7の先端部7sの滑車(図示略)を介して吊荷用のフック13に掛回すことにより、フック13をブーム7の先端部7sから吊下している。
ここで、このクレーン1には、コラム6の旋回、ブーム7の起伏と伸縮、及びウインチ11の巻上巻下の作動を行うための複数のアクチュエータとして、旋回用油圧モータ5、ブーム起伏用油圧シリンダ9、ブーム伸縮用油圧シリンダ8、ウインチ用油圧モータ10、及びアウトリガ用油圧シリンダ3L、3Rを備えている。
一方、図4に拡大図示するように、アクセルシリンダ50にも比例ソレノイド(比例電磁式パイロット弁)51が設けられている。この比例ソレノイド51についても、パイロット圧油が供給されるポートEが常時閉、タンク14へ作動油を戻すポートFが常時開となっており、コントローラ30から制御電流が入力されるとパイロットスプール51sが摺動し、入力電流値によってポートEの開口量が制御される。これにより、メインスプール52の油室52sへのパイロット圧油の供給が制御される。
詳しくは、この遠隔操作器70は、選択スイッチ71、72、73、74としてトグル型のタクトスイッチを用いている。このタクトスイッチは、ON/OFFの切換えスイッチであり、遠隔操作器70で行うクレーン作業は、まず、作動対象のアクチュエータに対応する選択スイッチ71、72、73、74を用いて作動方向を選択する。この際、選択スイッチ71、72、73、74で複数のアクチュエータの選択および作動方向を決定して操作する。
このコントローラ30は、以下いずれも図示しない、所定の制御プログラムに基づいて、演算およびこの車両搭載型クレーン1のシステム全体を制御するCPUと、所定領域に予めCPUの制御プログラム等を格納しているROMと、ROM等から読み出したデータやCPUの演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAMと、クレーン1の遠隔操作器70等を含めた外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(インターフェイス)とを有して構成されている。これらは、データを転送するための信号線であるバスで相互にかつデータ授受可能に接続されている。そして、遠隔操作器70またはクレーン1本体の手動レバー18(「操作器」に対応する)からは、クレーン1の各アクチュエータを作動させる実行指令となる所定の操作信号が、オペレータによるスイッチ操作またはレバー操作により入力されるようになっている。
このクレーンの連動作動制御処理は、クレーン1の主プログラムに対するタイマ割り込み処理であって、コントローラ30で実行されると、図6および図7に示すように、ステップS11にタイマ割り込みで移行し、また、ステップS41にタイマ割り込みで移行する。順に説明すれば、図6に示すように、ステップS11に移行したときには、ブーム伸長操作の入力の有無を確認し、ブーム伸長操作の入力がされていれば(YES)ステップS21に移行し、そうでなければ(NO)ステップS12に移行する。ステップS21では、ウインチ巻下げ操作の入力の有無を確認し、ウインチ巻下げ操作の入力がされていれば(YES)ステップS31に移行し、そうでなければ(NO)ステップS13に移行する。ステップS31では、ウインチ巻下げ操作の入力よりも先にブーム伸長操作の入力がされていたか否かを判断し、先にブーム伸長操作の入力がされていれば(YES)ステップS61に移行し、そうでなければ(NO)ステップS63に移行する。
上述したように、このクレーン1のコントローラ30は、遠隔操作器70(または操作レバー18)からいずれか2つ以上のクレーン動作の操作入力がされたときに、その入力状態に基づいて、その入力された操作選択スイッチの順列または組合せに対応して予め設定されている所定の連動機能を実行する(図7〜図12)。
例えば、上記実施形態では、フック平行移動機能、フック水平移動機能およびその両方の機能を切り換える例を説明したが、これに限定されず、上記実施形態で説明した操作入力は一例であり、操作入力の条件、およびその入力された条件に対応して有効にする所定の連動機能は、クレーンの基本的な4つの動作である、ブーム伸縮、ブーム起伏、ブーム旋回およびウインチ巻回の各動作の範囲で自由に組み合わせることができる。
2 アウトリガ
3L、3R アウトリガ用油圧シリンダ
4 ベース
5 旋回用油圧モータ
6 コラム
7 ブーム
8 ブーム伸縮用油圧シリンダ
9 ブーム起伏用油圧シリンダ
10 ウインチ用油圧モータ
11 ウインチ
12 ワイヤロープ
13 フック
14 タンク
15 エンジン
16 PTO
17 油圧ポンプ
18 操作レバー(操作器の操作選択スイッチ)
19 受信機
20 コントロールバルブ
30 コントローラ(制御部)
31、32、33、34 切換弁
35 減圧弁
36 メインスプール
37 パイロットピストン
40 位置検出器
41 比例ソレノイド
50 アクセルシリンダ
51 比例ソレノイド
52 メインスプール
53 位置検出器
61 ブーム長検出器
62 ブーム角度検出器
63 旋回角度検出器
64 ウインチドラム回転検出器
65 荷重検出器
70 遠隔操作器(操作器)
Claims (7)
- クレーンのブーム伸縮、ブーム起伏、ブーム旋回およびウインチ巻回の各動作にそれぞれ対応する4つの操作選択スイッチによりクレーン動作の入力をする操作器と、前記クレーンのブーム長、ブーム角、および吊上げワイヤの繰出し量をそれぞれ検出する各検出手段と、前記操作器の4つの操作選択スイッチからの信号に基づいて、対応するクレーンのアクチュエータを駆動させるとともに、前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記クレーンのブーム伸縮、ブーム起伏、ブーム旋回およびウインチ巻回のうちの少なくとも2つの動作の連動機能を実行する制御部とを備えるクレーンに用いられる連動作動制御装置であって、
前記制御部は、前記操作器の4つの操作選択スイッチの入力状態に基づいて、いずれか2つ以上の操作選択スイッチの入力がされたときに、その入力された操作選択スイッチの順列または組合せに対応して予め設定されている所定の連動機能を実行することを特徴とするクレーンの連動作動制御装置。 - 前記制御部は、前記連動機能として、ブーム先端とフックとの距離を一定に保つように作動させるフック平行移動機能、およびフックの水平高さを保つように作動させるフック水平移動機能の少なくとも一方を実行するものであり、
前記操作器の操作入力が無いとき、または操作入力が、ブーム伸長操作のみの場合、ブーム縮小操作のみの場合、ブーム倒伏操作のみの場合、若しくはブーム起立操作のみの場合には、フック平行移動機能およびフック水平移動機能の両方を無効に設定することを特徴とする請求項1に記載のクレーンの連動作動制御装置。 - 前記制御部は、前記操作器の操作入力が複数入力された場合において、ブーム伸長操作が入力されてからウインチ巻下げ操作が入力されたとき、またはブーム伸長操作が入力されずブーム縮小操作が入力されてからウインチ巻上げ操作が入力されたときには、フック平行移動機能に限って有効に設定することを特徴とする請求項2に記載のクレーンの連動作動制御装置。
- 前記制御部は、前記操作器の操作入力が複数入力された場合において、ウインチ巻下げ操作が入力されてからブーム伸長操作が入力されたとき、またはブーム伸長操作が入力されずウインチ巻上げ操作が入力されてからブーム縮小操作が入力されたときには、フック水平移動機能に限って有効に設定することを特徴とする請求項2または3に記載のクレーンの連動作動制御装置。
- 前記制御部は、前記操作器の操作入力が複数入力された場合において、ブーム倒伏操作、ブーム伸長操作およびウインチ巻下げ操作が入力されたとき、またはブーム倒伏操作は入力されておらず、ブーム起立操作、ブーム縮小操作およびウインチ巻上げ操作が入力されたときには、フック平行移動機能とフック水平移動機能の両方を有効に設定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のクレーンの連動作動制御装置。
- 前記制御部は、前記操作器の操作入力が複数入力された場合において、ブーム倒伏操作およびブーム伸長操作が入力されウインチ巻下げ操作が入力されていないとき、またはブーム倒伏操作は入力されておらずブーム起立操作およびブーム縮小操作が入力され、ウインチ巻上げ操作が入力されていないときには、フック水平移動機能に限って有効に設定することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のクレーンの連動作動制御装置。
- 前記制御部は、前記操作器の操作入力が複数入力された場合において、ブーム倒伏操作は入力されブーム伸長操作が入力されないときにウインチ巻上げ操作が入力されたとき、またはブーム倒伏操作は入力されておらずブーム起立操作が入力され、ブーム縮小操作が入力されておらずウインチ巻下げ操作が入力されたときには、フック水平移動機能に限って有効に設定することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載のクレーンの連動作動制御装置。
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