JP2013152111A - 加速度センサ - Google Patents

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恭彦 伊藤
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Abstract

【課題】 低加速度域において高い検出分解能を有するとともに、検出範囲が広い加速度センサを得る。
【解決手段】 間隔d11(第1の間隔)を隔てて検出フレーム7と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって検出フレーム7を駆動する一対の第1駆動電極11a,11bと、間隔d12(第2の間隔)を隔てて検出フレーム7と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって検出フレーム7を駆動する一対の第2駆動電極12a,12bと、検出フレーム7の変位を検出する容量−電圧変換回路20(検出手段)と、容量−電圧変換回路20の出力に応じて、第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bに電圧を印加し、検出フレーム7を所定位置に駆動するように制御するサーボ制御回路30(制御手段)とを備え、検出フレーム7を所定位置に駆動するように印加した電圧に基づいて、印加された加速度を検出するものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、加速度センサに関する。
従来の加速度センサとして、加速度の印加に伴って生じる静電容量の変化により、印加された加速度を検出する静電容量型の加速度センサが知られている。この静電容量型の加速度センサにおいて、可動電極と基板の接触による動作不良あるいは破損を防止するために、当該加速度センサをサーボ型として使用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
サーボ型の加速度センサでは、印加された加速度によって可動電極がねじれ梁の周りにねじれて静電容量に不均衡が生じた場合に、この不均衡量をフィードバックし、不均衡量に応じた電圧を駆動電極に印加するようにしている。そして、印加した電圧によって可動電極と駆動電極との間に生じる静電引力で可動電極のねじれを平衡位置に戻し、可動電極を平衡位置に戻すために駆動電極に印加した電圧に基づき、印加された加速度を求める。
国際公開第03/044539号(7−8頁、図8−10)
上記の加速度センサにおいては、可動電極と駆動電極の間隔を狭くして電極間に生じる静電引力を大きくすることにより、加速度の検出範囲を拡大することができる。ところが、検出範囲は検出分解能とトレードオフの関係にあるため、可動電極と駆動電極の間隔を狭くする方法では、広範囲の加速度を検出しようとすると検出分解能が低下してしまうという問題点があった。
この発明は、上述のような点に着目してなされたもので、検出分解能の低下の影響が大きい低加速度域において高い検出分解能を有するとともに、検出範囲が広い加速度センサを得ることを目的とするものである。
この発明に係る加速度センサは、基板と、基板上に固定されたアンカーと、アンカーに支持され、加速度が印加されることによって変位する慣性質量体と、慣性質量体の変位に応じて変位可能な可動電極と、第1の間隔を隔てて可動電極と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって可動電極との間に発生する静電力により可動電極を駆動する一対の第1駆動電極と、第1の間隔とは異なる第2の間隔を隔てて可動電極と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって可動電極との間に発生する静電力により可動電極を駆動する一対の第2駆動電極と、加速度が印加されることによって生じる可動電極の変位を検出する検出手段と、検出手段が検出した可動電極の変位に応じて、第1駆動電極または第2駆動電極に電圧を印加し、可動電極を所定位置に駆動するように制御する制御手段とを備え、可動電極を所定位置に駆動するように印加した電圧に基づいて、印加された加速度を検出するものである。
この発明によれば、可動電極との間隔が互いに異なる第1駆動電極および第2駆動電極を備え、可動電極の変位に応じて、第1駆動電極または第2駆動電極に電圧を印加し、印加した電圧に基づいて加速度を検出するようにしているので、低加速度域での分解能が向上するとともに、検出範囲を拡大することができる。
実施の形態1に係る加速度センサの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る加速度センサの素子構造体の上面図である。 図2から変位部材を除いた上面図である。 図2のA−A断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサで形成される静電容量を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの容量−電圧変換回路を示す図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの製造工程の一部を示す断面図である。 比較例の加速度センサで形成される静電容量を示す断面図である。 比較例の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 比較例の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 比較例の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 比較例の加速度センサにおいて、印加された加速度と、印加された加速度によって生じた変位を0にする電圧との関係を示す図である。 実施の形態1の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 実施の形態1の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 実施の形態1の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 実施の形態1の加速度センサにおいて、印加された加速度と、印加された加速度によって生じた変位を0にするために第1駆動電極に印加する電圧との関係を示す図である。 実施の形態1の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 実施の形態1の加速度センサにおいて、印加された加速度と、印加された加速度によって生じた変位を0にするために第2駆動電極に印加する電圧との関係を示す図である。 実施の形態1の加速度センサに印加できる電圧の上限値を示す図である。 実施の形態1の加速度センサの検出分解能を示す図である。 実施の形態1に係る加速度センサにおいて、検出モード1と検出モード2の切り替えを説明するための図である。 実施の形態1の加速度センサに負方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの変形例を示す断面図である。 実施の形態1に係る加速度センサの変形例を示す断面図である。 実施の形態2に係る加速度センサの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る加速度センサの素子構造体の断面図である。 実施の形態3の加速度センサで形成される静電容量を示す断面図である。 実施の形態4に係る加速度センサの素子構造体の上面図である。 図37のB−B断面図である。 実施の形態4の加速度センサで形成される静電容量を示す、図38の一部を拡大した断面図である。
実施の形態1.
図1ないし4は、実施の形態1に係る加速度センサの構成を示すものであって、図1は構成を示すブロック図、図2は素子構造体を示す上面図、図3は図2から変位部材を除いた上面図、図4は図2のA−A断面図である。なお、以下の各図において、同一符号は同一または相当の構成を示す。
実施の形態1の加速度センサは、図1に示すように、素子構造体10と、容量−電圧変換回路20(検出手段)と、サーボ制御回路30(制御手段)と、自己診断回路40とを備えている。
素子構造体10について図2ないし4を用いて説明する。図2および4に示すように、素子構造体10は、基板1と、基板1上に絶縁体9を介して固定されたアンカー5と、アンカー5に支持される変位部材2とを備えている。変位部材2は、ねじれ梁6、検出フレーム7、リンク梁4および慣性質量体3を備えている。ねじれ梁6は、アンカー5に接続されており、ねじれ軸6aを中心にねじれることができる。検出フレーム7は、ねじれ軸6aを中心として回転可能に、ねじれ梁6に支持されている。リンク梁4は、ねじれ梁6と離れた位置において、検出フレーム7の両端に接続されている。慣性質量体3は、リンク梁4を介して検出フレーム7に連結されており、加速度が印加されることによって基板1に対して垂直方向に変位する。なお、検出軸DAは加速度の検出方向を示す。また、実施の形態1では、検出フレーム7がこの発明の「可動電極」として機能する。
図3に示すように、素子構造体10は、一対の第1駆動電極11a,11b、一対の第2駆動電極12a,12b、一対の検出電極13a,13bおよび自己診断電極14を備えている。図4に示すように、第1駆動電極11a,11bは、間隔d11(第1の間隔)を隔てて検出フレーム7と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって発生する静電力により検出フレーム7を駆動する。第2駆動電極12a,12bは、間隔d11とは異なる間隔d12(第2の間隔)を隔てて検出フレーム7と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって発生する静電力により検出フレーム7を駆動する。実施の形態1では、検出フレーム7の基板1と相対する面に設けた凸部15を第2駆動電極12a,12bに対向させることにより、間隔d12を間隔d11の1/2となるようにしている。また、第1駆動電極11a,11bと検出フレーム7とが対向する面積は、第2駆動電極12a,12bと検出フレーム7とが対向する面積と同じである。
なお、基板1としては、シリコン基板やガラス基板を用いることができる。また、アンカー5、ねじれ梁6、検出フレーム7、リンク梁4、慣性質量体3、第1駆動電極11a,11b、第2駆動電極12a,12b、検出電極13a、13b、自己診断電極14としては、導電性ポリシリコン膜を用いることができる。ポリシリコン膜は低応力で、かつ応力分布がないことが望ましい。絶縁体9としては、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜を用いることができる。
また、アンカー5、ねじれ梁6、検出フレーム7、リンク梁4、慣性質量体3は、それぞれ等電位になるように電気的に接続されている。基板1、第1駆動電極11a,11b、第2駆動電極12a,12b、検出電極13a,13bおよび自己診断電極14は、アンカー5、ねじれ梁6、検出フレーム7、リンク梁4および慣性質量体3のいずれの部位とも電気的に接続されていない。
ここで、図5を用いて実施の形態1の加速度センサで形成される静電容量について説明する。図5は、実施の形態1に係る加速度センサで形成される静電容量を示す断面図である。図5に示すように、検出電極13a,13bと検出フレーム7との間には、それぞれ静電容量Cd1,Cd2が形成される。同様に、第1駆動電極11a,11bと検出フレーム7との間には、それぞれ静電容量Cs11a,Cs11bが形成され、第2駆動電極12a,12bと検出フレーム7との間には、それぞれ静電容量Cs12a,Cs12bが形成される。また、自己診断電極14と慣性質量体3との間には静電容量Ca14が形成される。
図1において、容量−電圧変換回路20は、静電容量Cd1,Cd2に差が生じた場合に、差分に応じた電圧を出力する。ここで、図6を用いて容量−電圧変換回路20の動作を説明する。図6は、実施の形態1に係る加速度センサの容量−電圧変換回路を示す図である。図6に示すように、静電容量Cd1,Cd2は、直列に接続されている。そして、静電容量Cd1の一端には一定電位Vdが印加され、静電容量Cd2の一端は接地されている。また、静電容量Cd1と静電容量Cd2との接続部には端子が設けられている。この端子の出力電位Voutは次の(1)式で表される。
Figure 2013152111
検出フレーム7がねじれ軸6aを中心として回転変位すると、静電容量Cd1,Cd2は、その増減の方向が互いに異なるように変化する。すなわち、回転変位によって、Cd1が増加すればCd2は減少し、Cd1が減少すればCd2は増加する。検出電極13a,13bと検出フレーム7の間隔に対して検出フレーム7の変位が充分小さい領域では、(Cd1+Cd2)は一定であるとともに、(Cd1−Cd2)は変位に比例して変化するため、検出フレーム7の回転変位に応じたVoutを得ることできる。このVoutが容量−電圧変換回路20の出力となる。
図1において、サーボ制御回路30は、印加電圧制御部31、スイッチ32(切替手段)および電源33を備える。印加電圧制御部31は、容量−電圧変換回路20の出力に応じて、第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bのどちらの電極に電圧を印加するかを選択するとともに、印加する電圧の値を算出する。そして、印加電圧制御部31は、選択した電極を示す信号をスイッチ32に出力するとともに、算出した電圧の値を電源33に出力する。電源33は印加電圧制御部31からの出力に基づいて電圧を出力し、スイッチ32は印加電圧制御部31からの出力に基づいて電源33によって電圧が印加される電極を切り替える。
実施の形態1の加速度センサは、容量−電圧変換回路20の出力Voutを目標値とし、第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bに印加する電圧を制御量とするサーボ制御を適用し、印加した電圧に基づいて加速度を検出する。このようなサーボ制御方式を適用することで、検出フレーム7が基板1に接触することによる動作不良や構造の破損を防止し、信頼性を高めることができる。なお、サーボ制御回路30の制御速度は印加される加速度の周波数よりも充分に高速であるため、サーボ制御回路30は、加速度の印加に応じて即座に第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bに電圧を印加し、印加した電圧に基づいて印加された加速度を求めることができる。
自己診断回路40は、電源41を備えている。ここでは図示しない制御手段によって電源41を制御し、自己診断電極14と慣性質量体3との間に電圧を印加することによって、静電力を発生させ、慣性質量体3を基板1側に変位させる。加速度が印加されていない場合でも、強制的に慣性質量体3を変位させることによって、慣性質量体3と連結する検出フレーム7を変位させ、加速度が印加された場合と同様にして静電容量Cd1,Cd2に変化を発生させることができる。そして、発生した静電容量の変化を検出することで加速度センサが破壊されていないか、特性に変動がないかなど、その機能を自己診断することができる。
なお、加速度センサの使用においては、静電容量の電圧への変換や、各電極への電圧印加のために、素子構造体10と、容量−電圧変換回路20、サーボ制御回路30および自己診断回路40とを電気的に接続する。図2ないし4では図示していないが、この電気的な接続は、アンカー5、第1駆動電極11a,11b、第2固定電極12a,12b、検出電極13a,13b等に接続されたボンディングワイヤや、基板1上の配線パターンなどを用いて可能である。
次に、実施の形態1の加速度センサの素子構造体10の製造方法を、図7ないし16を用いて説明する。図7ないし16は、実施の形態1の加速度センサの素子構造体の製造工程の一部を示す断面図である。実施の形態1の加速度センサの素子構造10は、シリコン基板上に成膜、パターニング、エッチングといったプロセスを繰り返し行う、半導体微細加工技術、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス製造技術によって製造する。
まず、図7に示すように、基板1上にLPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition)法により酸化シリコンによる絶縁膜17を成膜する。次に、図8に示すように、絶縁膜17上に導電性ポリシリコン膜18を成膜する。そして、図9に示すように、成膜した導電性ポリシリコン膜18のパターニング、エッチングを行う。
次に、図10に示すように、PSG(Phosphosilicate Glass)膜19を成膜し、図11に示すように、PSG膜19のパターニング、エッチングを行う。さらに、図12に示すように、再度PSG膜19を成膜し、図13に示すように、パターニング、エッチングを行う。
次に、図14に示すように、パターニング、エッチングされた後のPSG膜19の上に、導電性ポリシリコン膜18を成膜し、図15に示すように、成膜した導電性ポリシリコン膜18のパターニング、エッチングを行う。
最後に、図16に示すように、PSG膜19をエッチングにより除去する。これにより、図2ないし4に示される加速度センサの素子構造10が製造される。なお、図16の導電性ポリシリコン膜18は、図2ないし4のアンカー5、ねじれ梁6、検出フレーム7、リンク梁4、慣性質量体3、第1駆動電極11a,11b、第2駆動電極12a,12b、検出電極13a,13b、自己診断電極14の各部に対応する。また、図16の絶縁膜17は、図2ないし4の絶縁体9に対応する。
次に、実施の形態1に係る加速度センサの動作を、従来の加速度センサ(以下、比較例の加速度センサと称する)と比較して説明する。
図17は、比較例の加速度センサで形成される静電容量を示す断面図である。実施の形態1の加速度センサは第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bを備えるのに対して、比較例の加速度センサは駆動電極21a,21bのみを備える。この駆動電極21a,21bと検出フレーム7との間には、それぞれ静電容量Cs21a,Cs21bが形成される。検出フレーム7と駆動電極21a,21bの間隔d21は、実施の形態1の加速度センサにおける検出フレーム7と第1駆動電極11a,11bの間隔d11と等しい。また、駆動電極21a,21bと検出フレーム7とが対向する面積と、第1駆動電極11a,11bと検出フレーム7とが対向する面積と第2駆動電極12a,12bと検出フレーム7とが対向する面積との和は同じである。上記以外の構成については、実施の形態1の加速度センサと同様であるので説明を省略する。
比較例の加速度センサの動作を、図18ないし20を用いて説明する。図18ないし20は比較例の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。
比較例の加速度センサに正方向22の加速度が印加されると、図18に示すように、慣性質量体3は慣性力Faを受けて基板1から離れる方向(負方向)に変位する。このとき、リンク梁4は慣性質量体3とともに負方向に変位する。検出フレーム7は、リンク梁4の変位により負方向の力を受け、リンク梁4およびねじれ梁6の変形による復元力とつりあうように、ねじれ軸6aを軸として回転変位する。回転変位により検出フレーム7と検出電極13a,13bの間隔がそれぞれ変化すると、Cd1は減少し、Cd2は増加する。容量−電圧変換回路20は、Cd1,Cd2の変化に基づき、検出フレーム7の変位を検出する。
ここで、駆動電極21aに電圧Vs21aを印加すると、図19に示すように、静電力Fs21aが生じる。静電力Fs21aは、印加電圧Vs21a、間隔d21、駆動電極21aが検出フレーム7と対向する面積S21aを用いて次の(2)式で表される。ここでεは誘電率である。
Figure 2013152111
印加電圧Vs21aを変化させることにより、発生する静電力Fs21aを変化させることできるので、検出フレーム7の変位を0とするようにVs21aを制御することができる。ここで、検出フレーム7の変位を0にする印加電圧をVs21a0、このときに発生する静電力をFs21a0とする。Vs21a0は検出フレーム7の変位に対して単調関数であり、検出フレーム7の変位は印加された加速度に対して単調関数であるので、印加された加速度に対してVs21a0は一意に定まる。図20に示すように、静電力Fs21a0により、ねじれ軸6aを軸とした回転変位をもとに戻す方向に検出フレーム7は回転する。その結果、検出フレーム7は、静電力Fs21a0と、リンク梁4およびねじれ梁6の復元力と、慣性力Faとがつりあう位置に変位し、平衡位置に戻る。そして、Va21a0に基づき、印加された加速度を検出する。
図21は、比較例の加速度センサにおいて、印加された加速度と、印加された加速度によって生じた変位を0にする電圧との関係を示す図である。図21において、横軸は加速度センサに印加された加速度、縦軸は変位を0にする印加電圧を示している。静電力Fs21a0の大きさは印加電圧Vs21a0の2乗に比例するから、印加された加速度と、変位を0にする印加電圧との関係は、概ね図21に示すようなものとなる。
次に、実施の形態1の加速度センサの動作を説明する。
図22ないし24は、実施の形態1の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。実施の形態1の加速度センサに正方向22の加速度が印加されると、図22に示すように、検出フレーム7は回転変位する。図23に示すように、第1駆動電極11aに印加電圧Vs11aを印加すると、静電力Fs11aを発生させることができる。このとき、変位を0にする印加電圧であるVs11a0を印加すると、図24に示すように、静電力Fs11a0により検出フレーム7は平衡位置に戻る。そして、実施の形態1の加速度センサは、Vs11a0に基づき、印加された加速度を検出する。
図25は、実施の形態1の加速度センサにおいて、印加された加速度と、印加された加速度によって生じた変位を0にするために第1駆動電極に印加する電圧との関係を示す図である。図25において、横軸は加速度センサに印加された加速度、縦軸は変位を0にする印加電圧を示している。また、実線は実施の形態1の加速度センサのものを示し、破線は上述した比較例の加速度センサのものを示している。図25において、第1駆動電極11aと検出フレーム7とが対向する面積は、駆動電極21aと検出フレーム7とが対向する面積の1/2であるため、印加される加速度が同じである場合、変位を0にする印加電圧は、比較例の加速度センサよりも実施の形態1の加速度センサの方が大きくなる。以下、第1駆動電極11a,11bに印加した電圧に基づいて加速度を検出するモードを、検出モード1と称する。
図26は、実施の形態1の加速度センサに正方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。図26に示すように、第2駆動電極12aに電圧Vs12aを印加しても、静電力Fs12aを発生させることができる。そして、実施の形態1の加速度センサは、検出フレーム7の変位を0にする印加電圧に基づき、印加された加速度を検出する。ここで、検出フレーム7の変位を0とする印加電圧をVs12a0、このときに発生する静電力をFs12a0とする。
図27は、実施の形態1の加速度センサにおいて、印加された加速度と、印加された加速度によって生じた変位を0にするために第2駆動電極に印加する電圧との関係を示す図である。図27において、横軸は加速度センサに印加された加速度、縦軸は変位を0にする印加電圧を示している。
駆動電極と検出フレームの間に発生する静電力は、駆動電極が検出フレームと対向する面積に比例して増加するとともに、駆動電極と検出フレームの間隔の2乗に反比例して増加する。第2駆動電極12aと検出フレーム7とが対向する面積は、駆動電極21aと検出フレーム7とが対向する面積の1/2であり、第2駆動電極12aと検出フレーム7の間隔d12は、駆動電極21aと検出フレーム7の間隔d21の1/2である。よって、実施の形態1の加速度センサで発生できる静電力は比較例の加速度センサよりも大きい。すなわち、実施の形態1の加速度センサの検出範囲は比較例の加速度センサよりも広い。以下、第2駆動電極12a,12bに印加した電圧に基づいて加速度を検出するモードを、検出モード2と称する。
図28は、実施の形態1の加速度センサに印加できる電圧の上限値を示す図である。加速度センサの素子構造体10に接続する容量−電圧変換回路20やサーボ制御回路30、自己診断回路40等で使用する電圧の制約から、電極に印加可能な電圧には上限がある。この印加可能な電圧の上限をVsmaxとすると、Vsmaxに対応する加速度が、加速度センサの検出範囲の上限となる。Gmaxが比較例の加速度センサの検出範囲の上限、Gmax1およびGmax2がそれぞれ検出モード1および検出モード2の検出範囲の上限である。図28に示すように、Gmax2はGmaxよりも大きいため、検出モード2によって加速度を検出する場合、実施の形態1の加速度センサは、比較例の加速度センサよりも検出範囲が広い。
図29は、実施の形態1の加速度センサの検出分解能を示す図である。ΔVsは、加速度の変化量ΔGに対するVs21a0の変化量を示している。また、ΔVs1およびΔVs2は、それぞれΔGに対するVs11a0およびVs12a0の変化量を示している。ΔGに対する電圧の変化量が大きいほど検出分解能が高く、図29に示すように、ΔVs1はΔVsよりも大きいため、検出モード1によって加速度を検出する場合、実施の形態1の加速度センサは、比較例の加速度センサよりも検出分解能が高い。
図30は、実施の形態1の加速度センサにおいて、検出モード1と検出モード2の切り替えを説明するための図である。実施の形態1の加速度センサは、図30に示すように、印加された加速度がGmax1以下の場合は検出モード1で加速度を検出し、Gmax1を超える場合は検出モード2で加速度を検出する。このようにすることで、低加速度域では検出分解能を向上させ、高加速度域では検出範囲を拡大できる。なお、検出モード1と検出モード2の切り替えは、印加電圧制御部31が、スイッチ32および電源33を制御することにより実行される。
図31は、実施の形態1の加速度センサに負方向の加速度が印加された状態を示す断面図である。上記では正方向22の加速度を検出する場合について説明したが、図31に示すように、負方向23の加速度が印加され、慣性質量体3が基板1に近づく方向に慣性力Faを受けて変位する場合でも、第1駆動電極11bおよび第2駆動電極12bを用いて、上述の検出モード1および検出モード2を実現できる。この動作は上記と同様であるので説明を省略する。
実施の形態1によれば、検出フレーム7との間隔が互いに異なる第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bを備え、印加された加速度が低い域では検出フレーム7との間隔が広い第1駆動電極11a,11bを用いて加速度を検出し、印加された加速度が高い域では検出フレーム7との間隔が狭い第2駆動電極12a,12bを用いて加速度を検出するようにしているので、低加速度域での検出分解能が向上するとともに、検出範囲を拡大することができる。
また、第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bに印加可能な電圧の上限値Vsmaxに基づいて加速度を検出するために用いる電極を決定しているので、最大限の範囲で検出分解能を向上することができる。
また、印加電圧制御部31と、スイッチ32と、電源33とを用いて検出モード1と検出モード2とを切り替えるようにしているので、必要な電源の数が少なく、加速度センサを安価に製造できる。
また、検出フレーム7の基板1と相対する面に設けた凸部15を用い、間隔d11と間隔d12とが異なる間隔となるようにしているので、素子構造体10を簡単に製造することができる。
また、変位部材2を、ねじれ梁6、検出フレーム7、リンク梁4および慣性質量体3で構成しているので、第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bを基板1の一方の面だけに配置することができ、素子構造体10を精度よく製造できる。
なお、実施の形態1では、図2ないし4に示したように、検出電極13a,13bの内側に第2駆動電極12a,12bを配置し、第2駆動電極12a,12bの内側に第1駆動電極11a,11bを配置しているようにしているが、検出電極13a,13b、第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bは、検出フレーム7との間に静電力を発生させることができればよく、位置や配置によらない。
図32は、実施の形態1の加速度センサの変形例を示す断面図である。実施の形態1では、検出フレーム7の第2駆動電極12a,12bと対向する部分に凸部15を設け、間隔d11と間隔d12とが異なる間隔となるようにしていたが、図32に示すように、基板1上の絶縁体9に凸部15bを設けるようにしてもよい。また、第2駆動電極12a,12bを厚く形成することにより間隔d11と間隔d12とが異なる間隔となるようにしてもよい。いずれの場合も、半導体微細加工技術、MEMSデバイス製造技術によって製造することができる。
図33は、実施の形態1の加速度センサの変形例を示す断面図である。実施の形態1では、検出フレーム7との間隔が互いに異なる第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bの2種類の電極を設けているが、図33に示すように、第3駆動電極16a,16bをさらに設けるようにしてもよい。第3駆動電極16a,16bは、検出フレーム7と間隔d13を有して配置されており、間隔d13は間隔d11および間隔d12とそれぞれ異なる。このようにしても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、4種類以上の駆動電極を設けるようにしても実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態1の加速度センサでは、印加された加速度がGmax1以下の場合は検出モード1で加速度を検出し、Gmax1を超える場合は検出モード2で加速度を検出するようにしていたが、検出モード1から検出モード2を切り替えはGmax1よりも低い加速度としてもよい。また、検出モード1から検出モード2へ切り替える際の加速度の値と、検出モード2から検出モード1へ切り替える際の加速度の値とが異なっていてもよい。
また、実施の形態1では、容量−電圧変換回路20を用い、検出フレーム7と検出電極13a,13bとの間の形成された静電容量の差を電圧に変換することで、検出フレーム7の変位を検出するものを示したが、これは、変位に応じた信号が得られれば、回路方式、検出方式等に依らない。
また、自己診断電極14および自己診断回路40を設けるようにしているが、これらは設けなくてもよい。その場合、第1駆動電極11a,11bや第2駆動電極12a,12bに電圧を印加することで発生する静電力によって,慣性質量体3を変位させ、加速度センサが破壊されていないかを自己診断するようにしてもよい。
実施の形態2.
図34は、実施の形態2の加速度センサの構成を示すブロック図である。実施の形態1においては、印加電圧制御部31と、スイッチ32と、電源33とでサーボ制御回路30を構成するものを示した。これに対して実施の形態2では、印加電圧制御部31bと、第1駆動電極11a,11bにそれぞれ電圧を印加する電源35a,35b(第1の電源)と、第2駆動電極12a,12bにそれぞれ電圧を印加する電源36a,36b(第2の電源)とでサーボ制御回路30bを構成している。
印加電圧制御部31bは、容量−電圧変換回路20の出力に応じて、第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bに電圧を印加するように、電源35a,35bおよび電源36a,36bを制御する。また、印加電圧制御部31bは、電圧を印加しない電極には0[V]を明示的に印加する。これは、電圧を印加しない電極と検出フレーム7とを電気的に短絡するようにしてもよい。なお、上記以外の構成は実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
このようにすることで、開放された駆動電極のチャージアップ等による不用意な静電力の発生を防ぐことができ、実施の形態1の効果に加え、より確実にセンサの動作を行うことができる。
実施の形態3.
図35は、実施の形態3に係る加速度センサの素子構造体を示す断面図である。実施の形態3に係る加速度センサの素子構造体10bは、図35に示すように、基板1と、基板1と所定間隔を隔てて設けられた基板1bと、基板1,1bに絶縁体9を介して固定されたアンカー5と、アンカー5に支持される変位部材2bとを備えている。変位部材2bは、支持梁51と、慣性質量体3bとを備えている。なお、基板1がこの発明の「第1の基板」に対応し、基板1bがこの発明の「第2の基板」に対応する。
支持梁51はアンカー5に接続されている。慣性質量体3bは、基板1と基板1bとの間に位置するように支持梁51に支持されており、加速度が印加されることによって基板1,1bに対して垂直方向に変位する。そして、基板1には第1駆動電極11a、第2駆動電極12aおよび検出電極13aが設けられており、基板1bには第1駆動電極11b、第2駆動電極12bおよび検出電極13bが設けられている。
図36は、実施の形態3に係る加速度センサで形成される静電容量を示す断面図である。実施の形態3では、慣性質量体3bがこの発明の「可動電極」として機能し、検出電極13a,13bと慣性質量体3bとの間には、それぞれ静電容量Cd1,Cd2が形成される。同様に、第1駆動電極11a,11bと慣性質量体3bとの間には静電容量Cs11a,Cs11bが形成され、第2駆動電極12a,12bとの間には静電容量Cs12a,Cs12bが形成される。
なお、実施の形態3では、実施の形態1で示した自己診断電極14および自己診断回路40を設けていない。上記以外の構成については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
また、実施の形態3に係る加速度センサの素子構造体10bは、実施の形態1で上述した半導体微細加工技術、MEMSデバイス製造技術に加え、基板貼り合わせまたは基板接合技術を用いて製造することができる。
このように構成された加速度センサに加速度が印加されると、慣性質量体3bが基板1,1bに対して垂直方向に変位し、静電容量Cd1,Cd2に変化が生じる。この変化に応じて、第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bに電圧を印加し、印加した電圧に基づいて加速度を検出する。低加速度域は検出モード1で加速度を検出し、高加速度域は検出モード2で加速度を検出することで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図37および38は実施の形態4に係る加速度センサの構成を示すものであって、図37は素子構造体を示す上面図、図38は図37のB−B断面図を示している。
実施の形態4に係る加速度センサの素子構造体10cは、図37および38に示すように、基板1と、基板1に絶縁体9を介して固定されたアンカー5と、アンカー5に支持される変位部材2cとを備えている。変位部材2cは、支持梁52と、慣性質量体3cとを備えている。
支持梁52はアンカー5に接続されている。慣性質量体3cは、支持梁52に支持されており、加速度が印加されることによって基板1に対して面内方向に変位する。また、慣性質量体3cは、複数の可動電極部8を有している。実施の形態4では、可動電極部8がこの発明の「可動電極」として機能する。基板1には、第1駆動電極11a,11b、第2駆動電極部12a,12bおよび検出電極13a,13bが、可動電極部8と対向するようにそれぞれ櫛歯状に設けられている。第2駆動電極12a,12bと可動電極部8の間隔は、第1駆動電極11a,11bと可動電極部8の間隔よりも狭い。また、第1駆動電極11a,11bが可動電極部8と対向する面積と、第2駆動電極12a,12bが可動電極部8と対向する面積とは等しい。
なお、図37および38においては、作図の都合上、各電極をそれぞれ分離して示しているが、同一符号の電極は、基板1上に設けた配線パターン等(図示せず)により、電気的に等電位になるように接続している。
図39は、実施の形態4の加速度センサで形成される静電容量を示す、図38の一部を拡大した断面図であって、図39(a)は検出電極と可動電極部の間に形成される静電容量を、図39(b)は第1駆動電極と可動電極部の間に形成される静電容量を、図39(c)は第2駆動電極と可動電極部の間に形成される静電容量を示している。実施の形態4の加速度センサでは、可動電極部8がこの発明の「可動電極」として機能し、検出電極13a,13bと可動電極部8との間にはそれぞれ静電容量Cd1,Cd2が形成される。同様に、第1駆動電極11a,11bと可動電極部8との間には、それぞれ静電容量Cs11a,11bが形成され、第2駆動電極12a,12bと可動電極部8との間には、それぞれ静電容量Cs12a,Cs12bが形成される。
なお、実施の形態4では、実施の形態1で示した自己診断電極14および自己診断回路40を設けていない。上記以外の構成については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
また、実施の形態4に係る加速度センサの素子構造体10cは、実施の形態1で上述した半導体微細加工技術、MEMSデバイス製造技術を用いて製造することができる。
このように構成した加速度センサに加速度が印加されると、慣性質量体3cが基板1に対して面内方向に変位し、静電容量Cd1,Cd2に変化が生じる。この変化に応じて、第1駆動電極11a,11bまたは第2駆動電極12a,12bに電圧を印加し、印加した電圧に基づいて基板1に対して面内方向の加速度を検出する。低加速度域では検出モード1で加速度を検出し、高加速度域では検出モード2で加速度を検出することで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態4では、検出電極13a,13bの外側に第2駆動電極12a,12bを配置し、第2駆動電極の12a,12bの外側に第1駆動電極11a,11bを配置しているが、検出電極13a,13b、第1駆動電極11a,11bおよび第2駆動電極12a,12bは、可動電極部8との間に静電力を発生させることができればよく、位置や配置に依らない。また、変位部材2cは、印加された加速度に応じて基板に対して面内方向の加速度が検出できればよく、支持梁の形態や、慣性質量体の支持方法によらない。
以上、実施の形態1ないし4について説明した。これらの実施の形態およびその変形例は互いに組み合わせることができる。
1、1b 基板
2、2b、2c 変位部材
3、3b、3c 慣性質量体
4 リンク梁
5 アンカー
6 ねじれ梁
6a ねじれ軸
7 検出フレーム
8 可動電極部
9 絶縁体
10、10b、10c 素子構造体
11a、11b 第1駆動電極
12a、12b 第2駆動電極
13a、13b 検出電極
14 自己診断電極
15、15b 凸部
16a、16b 第3駆動電極
17 絶縁膜
18 導電性ポリシリコン膜
19 PSG膜
20 容量−電圧変換回路
21a、21b 駆動電極
22 正方向
23 負方向
30、30b サーボ制御回路
31、31b 印加電圧制御部
32 スイッチ
33、35a,35b、36a,36b 電源
40 自己診断回路
41 電源
51、52 支持梁

Claims (12)

  1. 基板と、
    前記基板上に固定されたアンカーと、
    前記アンカーに支持され、加速度が印加されることによって変位する慣性質量体と、
    前記慣性質量体の変位に応じて変位可能な可動電極と、
    第1の間隔を隔てて前記可動電極と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって前記可動電極との間に発生する静電力により前記可動電極を駆動する一対の第1駆動電極と、
    前記第1の間隔とは異なる第2の間隔を隔てて前記可動電極と対向するように設けられ、電圧が印加されることによって前記可動電極との間に発生する静電力により前記可動電極を駆動する一対の第2駆動電極と、
    加速度が印加されることによって生じる前記可動電極の変位を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記可動電極の変位に応じて、前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に電圧を印加し、前記可動電極を所定位置に駆動するように制御する制御手段とを備え、
    前記可動電極を所定位置に駆動するように印加した電圧に基づいて、印加された加速度を検出する加速度センサ。
  2. 前記慣性質量体と前記可動電極とを同一部材で構成したことを特徴とする請求項1の加速度センサ。
  3. 前記可動電極と対向するように設けられ、前記可動電極との間に静電容量を形成する一対の検出電極を備え、
    前記検出手段は、前記可動電極と前記検出電極との間に形成された静電容量の変化に基づいて、前記変位部材の変位を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の加速度センサ。
  4. 基板と、
    前記基板上に固定されたアンカーと、
    前記アンカーに接続され、ねじれ軸を中心としてねじれるねじれ梁と、
    前記ねじれ軸を中心として回転可能に、前記ねじれ梁に支持される検出フレームと、
    前記検出フレームの両端において、前記ねじれ梁と所定間隔を隔てた位置に接続されるリンク梁と、
    前記リンク梁を介して前記検出フレームに連結され、加速度が印加されることによって前記基板に対して垂直方向に変位する慣性質量体と、
    第1の間隔を隔てて前記検出フレームと対向するように前記基板上に設けられ、電圧が印加されることによって前記検出フレームとの間に発生する静電力により前記検出フレームを駆動する一対の第1駆動電極と、
    前記第1の間隔とは異なる第2の間隔を隔てて前記検出フレームと対向するように前記基板上に設けられ、電圧が印加されることによって前記検出フレームとの間に発生する静電力により前記検出フレームを駆動する一対の第2駆動電極と、
    加速度が印加されることによって生じる前記検出フレームの変位を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記検出フレームの変位に応じて、前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に電圧を印加し、前記検出フレームを所定位置に駆動するように制御する制御手段とを備え、
    前記検出フレームを所定位置に駆動するように印加した電圧に基づいて、前記基板に対して垂直方向に印加された加速度を検出する加速度センサ。
  5. 前記検出フレームと対向するように前記基板上に設けられ、前記検出フレームとの間に静電容量を形成する一対の検出電極を備え、
    前記検出手段は、前記検出フレームと前記検出電極との間に形成された静電容量の変化に基づいて、前記検出フレームの変位を検出することを特徴とする請求項4に記載の加速度センサ。
  6. 第1の基板と、
    前記第1の基板と所定間隔を隔てて設けられた第2の基板と、
    前記第1の基板および前記第2の基板に固定されたアンカーと、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に位置するように、前記アンカーに接続された支持梁に支持され、加速度が印加されることによって前記第1の基板および前記第2の基板に対して垂直方向に変位する慣性質量体と、
    第1の間隔を隔てて前記慣性質量体と対向するように前記第1の基板および前記第2の基板上にそれぞれ設けられ、電圧が印加されることによって前記慣性質量体との間に生じる静電力により前記慣性質量体を駆動する一対の第1駆動電極と、
    前記第1の間隔とは異なる第2の間隔を隔てて前記慣性質量体と対向するように前記第1の基板および前記第2の基板上にそれぞれ設けられ、電圧が印加されることによって前記慣性質量体との間に生じる静電力により前記慣性質量体を駆動する一対の第2駆動電極と、
    加速度が印加されることによって生じる前記慣性質量体の変位を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記慣性質量体の変位に応じて、前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に電圧を印加し、前記慣性質量体を所定位置に駆動するように制御する制御手段とを備え、
    前記慣性質量体を所定位置に駆動するように印加した電圧に基づいて、前記第1の基板および前記第2の基板に対して垂直方向に印加された加速度を検出する加速度センサ。
  7. 前記慣性質量体と対向するように前記第1の基板および前記第2の基板上にそれぞれ設けられ、前記慣性質量体との間に静電容量を形成する一対の検出電極を備え、
    前記検出手段は、前記慣性質量体と前記検出電極との間に形成された静電容量の変化に基づいて、前記慣性質量体の変位を検出することを特徴とする請求項6に記載の加速度センサ。
  8. 基板と、
    前記基板上に固定されたアンカーと、
    複数の可動電極部を有するとともに、前記アンカーに接続された支持梁に支持され、加速度が印加されることによって前記基板に対して面内方向に変位する慣性質量体と、
    第1の間隔を隔てて前記可動電極部と対向するように前記基板上に設けられ、電圧が印加されることによって前記可動電極部との間に生じる静電力により前記慣性質量体を駆動する一対の第1駆動電極と、
    前記第1の間隔とは異なる第2の間隔を隔てて前記可動電極部と対向するように前記基板上に設けられ、電圧が印加されることによって前記可動電極部との間に生じる静電力により前記慣性質量体を駆動する一対の第2駆動電極と、
    加速度が印加されることによって生じる前記慣性質量体の変位を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した前記慣性質量体の変位に応じて、前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に電圧を印加し、前記慣性質量体を所定位置に駆動するように制御する制御手段とを備え、
    前記慣性質量体を所定位置に駆動するように印加した電圧に基づいて、前記基板に対して面内方向に印加された加速度を検出する加速度センサ。
  9. 前記可動電極部と対向するように前記基板上に設けられ、前記可動電極部との間に静電容量を形成する一対の検出電極を備え、
    前記検出手段は、前記可動電極部と前記検出電極との間に形成された静電容量の変化に基づいて、前記慣性質量体の変位を検出することを特徴とする請求項8に記載の加速度センサ。
  10. 前記制御手段は、
    前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に接続される電源と、
    前記第1駆動電極および前記第2駆動電極のうち、前記電源に接続される電極を切り替える切替手段と、
    前記検出手段の検出値に応じて、前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に電圧を印加するように、前記電源および前記切替手段を制御する印加電圧制御部とを備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の加速度センサ。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1駆動電極に接続される第1の電源と、
    前記第2駆動電極に接続される第2の電源と、
    前記検出手段の検出値に応じて、前記第1駆動電極または前記第2駆動電極に電圧を印加するように、前記第1の電源および前記第2の電源を制御する印加電圧制御部とを備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の加速度センサ。
  12. 前記制御手段は、前記第1駆動電極および前記第2駆動電極に印加可能な電圧の上限値に基づいて、前記第1駆動電極および前記第2駆動電極のうち電圧を印加する電極を決定することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の加速度センサ。
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