JP2013172014A - 固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラシステム - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ダストの発生を抑止しつつ、ブレードダイシングを行ってもクラックの発生を防止することができ、ダイシングのカット品質、歩留まりの向上を図ることが可能な固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラシステムを提供する。
【解決手段】光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、ロジック部を含み、画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、画素部とロジック部は積層構造として形成され、積層構造は、複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている。
【選択図】図8

Description

本発明は、硬い層や柔らかい層を含む積層構造を有するウェハーをダイシングにより個片化して形性される固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラシステムに関するものである。
従来、撮像装置はCMOSイメージセンサ(CIS)チップと画像処理チップの2チップをそれぞれパッケージに搭載し、モジュールとして組み立てを行っている。
もしくは、それぞれのチップをCOB(Chip On Board)実装している場合もある。
近年、携帯電話などに撮像装置を搭載する場合に、実装面積の低減、小型化が求められており、上記2チップを1チップ化するSOC(System On Chip)が開発されている。
しかし、1チップ化するために、CISプロセスと高速ロジックプロセスが混載されたプロセスは工程数が増加しコスト高なだけでなく、アナログ特性とロジック特性の両立が難しくなり、撮像装置の特性劣化につながる懸念がある。
そこで、上記の2チップをチップレベルで組み立てて積層構造として、小型化と特性向上の両立を図る方法が提案されている(特許文献1,2参照)。
図1(A)および(B)は、積層構造の固体撮像装置のプロセスフローを示す図である。
図1(A)に示すように、上下の第1および第2チップをそれぞれ最適なプロセスで作製したウェハー1,2を貼りあわせた後に、上チップの裏面を研磨し上チップのウェハー厚を薄くする。
貫通穴を金属で埋めたビア(VIA)を通して上下チップ間の信号線および電源線が電気的に接合される。
そして、図1(B)に示すように、第1チップ(上チップ)側に、カラーフィルタおよびマイクロレンズの加工を行った後に、ダイシングによりチップとして切り出す。
図2は、ダイシングによりチップを切り出す一般的な方法を説明するための図である。
また、図2中、CWはブレード(Blade)によるカット幅を示している。
チップCPがアレイ状に配置された積層構造のウェハーは、チップ間で切断(カット)する位置であるスクライブラインSCLに沿ってブレードにより切断され、各チップCPに個片化される。
図2には、切断(カット)する位置であるスクライブラインSCLにおける簡略断面を一部拡大して示されている。
図2の積層構造において、CIS側ウェハー1は、シリコン(Si)層11、窒化膜(たとえばSiN膜)12が積層されている。実際にはSi層11のSiN膜が形成された面と対向する他面側にセンサ等が形成される。
ロジック側ウェハー2は、シリコン層21、酸化膜22、配線(たとえばカッパー)層23、SiO層24、およびSiO層25が積層されている。
そして、図2の簡略構造では、CIS側ウェハー1のSiN膜12とロジック側ウェハー2のSiO層25が貼り合わされている。
なお、SiN膜12は比較的硬い膜である。
また、配線層23は、ブロセスの微細化に伴って配線が細くなることにより低抵抗化が容易ではなくなっている等の理由から、低抵抗化を促進するために、低誘電率膜が適用される。この低誘電率膜を含む配線層23は、他の層、特にSiN膜より硬度的に柔らかい脆性材料により形成される。
ダイシングには、上記したブレード単独のブレードダイシング(Blade Dicing)の他、レーザーアブレーション(Laser Ablation)後ブレードダイシング、ステルスダイシング等がある。
特開2004−146816号公報 特開2008−85755号公報
ところが、上述したブレード単独のブレードダイシングでは、以下の不利益がある。
図3(A)および(B)は、ブレード単独のブレードダイシングの課題を説明するための図である。
図3(A)および(B)に示すように、スクライブラインSCL内に窒化膜12などの硬い膜および低誘電率(Low−k)の配線層23が存在すると、硬い膜(層)に応力が伝播してカット品質が著しく低下する。その結果、チップCPの回路部へクラックCRKが進行しデバイス機能を損なうおそれがある。
また、市場環境化でデバイスを使用中にクラック部を通じて水分の浸入が起これば、デバイス回路の配線腐食要因となるおそれがある。
また、ステルスダイシングでは、ダストが大量に発生し、ダストがデバイス表面に再付着してイメージセンサデバイスには適用することができない。
また、レーザーアブレーション後ブレードダイシング方式は、チップ表面にレーザーを集光する方式であることから、保護膜塗布および剥離の工程を必要とする。さらにこの方式では、レーザーで改質されたダストがデバイス表面に再付着してイメージセンサデバイスには適用できない。
本発明は、ダストの発生を抑止しつつ、ブレードダイシングを行ってもクラックの発生を防止することができ、ダイシングのカット品質、歩留まりの向上を図ることが可能な固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラシステムを提供することにある。
本発明の第1の観点の固体撮像装置は、光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、ロジック部を含み、上記画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、上記画素部と上記ロジック部は積層構造として形成され、上記積層構造は、複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、上記低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている。
本発明の第2の観点の固体撮像装置の製造方法は、光電変換を行う複数の画素が配列された画素部とロジック部とが積層され、複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含む積層構造のチップがアレイ状に配列されたウェハーに対し、チップ間のスクライブラインに沿ってブレードブレードダイシングを行うに際し、ブレードダイシングを行う前に、少なくとも上記低硬度層における上記チップと上記スクライブラインとの境界領域において、内部にだけ所定の幅を持つ分断のための分断部を形成した後、上記分断部の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う。
本発明の第3の観点のカメラシステムは、固体撮像装置と、上記固体撮像装置に被写体像を結像する光学系と、を有し、上記固体撮像装置は、光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、ロジック部を含み、上記画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、上記画素部と上記ロジック部は積層構造として形成され、上記積層構造は、複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、上記低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている。
本発明によれば、ダストの発生を抑止しつつ、ブレードダイシングを行ってもクラックの発生を防止することができ、ダイシングのカット品質、歩留まりの向上を図ることができる。
積層構造の固体撮像装置のプロセスフローを示す図である。 ダイシングによりチップを切り出す一般的な方法を説明するための図である。 ブレード単独のブレードダイシングの課題を説明するための図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の積層構造の一例を示す図である。 本実施形態に係る2チップの積層構造を有する固体撮像装置の回路等の配置例を示す図である。 本実施形態に係る積層構造の固体撮像装置の基本的なプロセスフローを示す図である。 ダイシングによりチップを切り出す本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法および基本構成を説明するための図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の第1の製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の第2の製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係る固体撮像装置の第3の製造方法を説明するための図である。 本実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像装置)の基本的な構成例を示す図である。 本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。 本実施形態に係る固体撮像装置が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
以下、本技術の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.固体撮像装置の積層構造
2.固体撮像装置の製造方法
2.1 基本的なプロセスフロー
2.2 固体撮像装置の第1の製造方法
2.3 固体撮像装置の第2の製造方法
2.4 固体撮像装置の第3の製造方法
3.固体撮像装置の概要
4.カメラシステムの構成例
<1.固体撮像装置の積層構造>
図4は、本実施形態に係る固体撮像装置の積層構造の一例を示す図である。
本実施形態の固体撮像装置100は、アレイ状に配置された、光電変換素子等を含む複数の画素(センサ)を有する。
固体撮像装置100は、図4に示すように、第1チップ(上チップ)110と第2チップ(下チップ)120の積層構造を有する。
積層される第1チップ110と第2チップ120は、第1チップ110に形成されたビア(TCV)により電気的に接続される。
この固体撮像装置100は、ウェハレベルで貼り合わせ後、ダイシングで切り出した積層構造の半導体装置として形成される。
上下2チップの積層構造において、第1チップ110はアレイ状に複数の画素を含む画素アレイ部が配置されたアナログチップ(センサチップ)で構成される。
第2チップ120は第1チップ110からTCVを介して転送されるアナログ信号を量子化する回路および信号処理回路(ロジック回路)を含むロジックチップ(デジタルチップ)で構成される。
ボンディングパッドBPDおよび入出力回路は第2チップ120に形成されており、第1チップ110には、第2チップ120にワイヤーボンドするための開口部OPNが形成されている。
第1チップ110と第2チップ120間の電気的接続は、たとえばビア(TCV)を通して行われる。
TCV(ビア)の配置位置はチップ端、もしくはパッド(PAD)と回路領域の間とする。
たとえば、制御信号ならびに電力供給用TCVは主にチップ角部の4箇所に集中し、第1チップ110の信号配線領域を削減することができる。
第1チップ110の配線層数削減により、電源線抵抗が増加し、IR-Dropが増大する課題に対し、TCVを有効に配置することで、第2チップ120の配線を用いて第1チップ110の電源のノイズ対策や安定供給等のための強化を行うことが可能である。
図5は、本実施形態に係る2チップの積層構造を有する固体撮像装置の回路等の配置例を示す図である。
固体撮像装置100は、図5に示すように、アナログチップである第1チップ110に画素部130が配置される。固体撮像装置100は、デジタルチップである第2チップ120にロジック回路140およびロジック回路の内部電源等が配置される。
<2.固体撮像装置の製造方法>
以下に、上記積層構造を有する本実施形態に係る固体撮像装置100の特徴的な製造方法および構成について説明する。
<2.1 基本的なプロセスフロー>
図6(A)〜(C)は、本実施形態に係る積層構造の固体撮像装置の基本的なプロセスフローを示す図である。
図6(A)に示すように、上下のチップをそれぞれ最適なプロセスで作製したウェハーWFR110,WFR120を貼りあわせた後に、上チップの裏面を研磨し上チップのウェハー厚を薄くする。
第1チップ(上チップ)110側にパターニング後、第1チップ110側から第2チップ(下チップ)120の配線層までの貫通穴を開け、金属で埋めてビア(VIA)を形成する。本実施形態ではこのVIAをTCVと称する。
図6(B)に示すように、このTCVにより上下チップ間の信号線および電源線が電気的に接合される。
そして、図6(C)に示すように、第1チップ(上チップ)110側に、カラーフィルタおよびマイクロレンズの加工を行った後に、ダイシングによりチップとして切り出す。
図7は、ダイシングによりチップを切り出す本実施形態に係る固体撮像装置の製造方法および基本構成を説明するための図である。
また、図7中、BCWはブレード(Blade)によるカット幅を示している。
チップCHPがアレイ状に配置された積層構造のウェハーは、チップ間で切断(カット)する位置であるスクライブラインSCBLに沿ってブレードにより切断され、各チップCHPに個片化される。
図7には、切断(カット)する位置であるスクライブラインSCBLにおける簡略断面を一部拡大して示されている。
図7の積層構造において、CIS側ウェハーWFR110は、シリコン(Si)層111、高硬度層としての窒化膜(たとえばSiN膜)112が積層されている。実際にはSi層111のSiN膜が形成された面と対向する他面側にセンサ等が形成される。
ロジック側ウェハーWFR120は、シリコン層121、酸化膜122、低硬度層としての配線(たとえばカッパーCu)層123、SiO層124、およびSiO層125が積層されている。
そして、図7の簡略構造では、CIS側ウェハーWFR110のSiN膜112とロジック側ウェハーWFR120のSiO層125が貼り合わされている。
なお、SiN膜112は比較的硬い膜である。
また、配線層123は、ブロセスの微細化に伴って配線が細くなることにより低抵抗化が容易ではなくなっている等の理由から、低抵抗化を促進するために、低誘電率膜が適用される。この低誘電率膜を含む配線層123は、他の層、特にSiN膜112より硬度的に柔らかい脆性材料により形成される。
そして、本実施形態の製造方法においては、このダイシング工程に特徴的な構成を有する。
本実施形態では、低誘電率の配線(low-k)層123、および、硬度が高い層(=応力が伝播する層)であるSiN膜112の内部にだけレーザー等で、事前に所定の幅を持つ分断部1121,1231を形成する。
すなわち、ブレードダイシングを行う前に、低硬度層である配線層123と高硬度層であるSiN膜112におけるチップCHPとスクライブラインSCBLとの境界領域において、内部にだけ所定の幅を持つ分断部1121,1231を形成する。
そして、分断部1121,1231の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う。
すなわち、本実施形態においては、ブレードダイシングによるカット前に、いわゆる切れ味の悪い窒化膜などの硬い膜112、低誘電率のLow−k配線層123などを事前に分断(割断)しておく。
なお、硬い膜としては、硬さに制約をつけるとすれば、すでに例示しているSiNに代表される値で、ヤング率200GPa以上の膜である。
これにより、ブレードダイシングによって製造される固体撮像装置100は、積層構造において、SiN膜112および配線層123に他の積層膜とは異なる構造の分断部(割断部)を有することになる。
以下に、この分断部を選択的に形成する固体撮像装置の製造方法をより具体的に説明する。
<2.2 固体撮像装置の第1の製造方法>
図8(A)および(B)は、本実施形態に係る固体撮像装置の第1の製造方法を説明するための図である。
第1の製造方法によれば、図8(A)に示すように、ブレードダイシングによるカット前に、切れ味の悪い窒化膜などの硬い膜112、低誘電率のLow−k配線層123などを事前に分断(割断)しておく。
この分断する方法として、この第1の製造方法では、積層構造体の内部にパルス状のレーザー光LLSRを焦点集光するレーザー方式が採用される。
レーザーとしては、炭酸ガスレーザー、QスイッチNd:YAGレーザー、柄木嶋レーザーなどが利用可能である。
この段階では、低誘電率の配線(low-k)層123、および、硬度が高い層(=応力が伝播する層)であるSiN膜112を中心に、内部にだけレーザー光LLSRで、事前に所定の幅を持つ分断部1121,1231を形成する。
本例では、分断部1121は、SiN膜112を中心にシリコン層111およびSiO層125に跨るように形成される。
同様に、分断部1231は、配線層123を中心に酸化膜122およびSiO層124に跨るように形成される。
そして、分断部1121,1231の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う。
これにより、ブレードダイシングによって製造される固体撮像装置100Aは、図8(B)に示すように、積層構造において、SiN膜112および配線層123に他の積層膜とは異なる構造の分断部(割断部)1122,1232を有することになる。
本例において、分断部(割断部)1122,1232は、固体撮像装置100Aの積層構造における切断面部において、積層方向yに直交するx方向に窪んだ形状を有する。
<2.3 固体撮像装置の第2の製造方法>
図9は、本実施形態に係る固体撮像装置の第2の製造方法を説明するための図である。
図9に示す第2の製造方法が図8(A)に示す第1の製造方法と異なる点は次の通りである。
第2の製造方法は、レーザー光を内部に焦点集光するレーザー方式に代えて、リソグラフィ技術を用いて分断部位を、Litho-PRなどで取り除きP−SiOなどで穴埋めする方式を採用していることにある。
その他の工程は第1の製造方法と同様に行われる。
<2.4 固体撮像装置の第3の製造方法>
図10(A)および(B)は、本実施形態に係る固体撮像装置の第3の製造方法を説明するための図である。
図10(A)および(B)に示す第3の製造方法が図8(A)および(B)に示す第1の製造方法と異なる点は次の通りである。
まず、積層構造が、図10のウェハーWFRおよび固体撮像装置100Cは、硬度が高い層(=応力が伝播する層)であるSiN膜112、並びに、SiO層125を有していない構造となっている。
それに応じて、低誘電率の配線(low-k)層123を中心に、内部にだけレーザー光LLSRで、事前に所定の幅を持つ分断部1231を形成する。
上述したように、分断部1231は、配線層123を中心に酸化膜122およびSiO層124に跨るように形成される。
そして、第1の製造方法と同様に、分断部1231の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う。
これにより、ブレードダイシングによって製造される固体撮像装置100Cは、図10(B)に示すように、積層構造において、配線層123に他の積層膜とは異なる構造の分断部(割断部)1232を有することになる。
本例において、分断部(割断部)1232は、固体撮像装置100Cの積層構造における切断面部において、積層方向yに直交するx方向に窪んだ形状を有する。
以上のように、本実施形態によれば、低誘電率の配線(low-k)層123や硬度が高い層(=応力が伝播する層)である窒化膜(たとえばSiN)膜112の内部にだけレーザー等で、事前に所定の幅を持つ分断部1121,1231を形成する。
そして、分断部1121,1231の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う。
したがって、以下の効果を得ることができる。
スクライブカット断面の内部にレーザー光を焦点照射するのでダストの発生がない。
ブレード単独のダイシングではクラックが進展する層(Low-k層/SiNなどの硬い層)は分断しておくのでクラックの進展をなくすることができる。
すなわち、本実施形態によれば、ダストの発生を抑止しつつ、ブレードダイシングを行ってもクラックの発生を防止することができ、ダイシングのカット品質、歩留まりの向上を図ることができる。
<3.固体撮像装置の概要>
本実施形態に係る固体撮像装置の一例としてCMOSイメージセンサの構成例について説明する。
図11は、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像装置)の基本的な構成例を示す図である。
図11のCMOSイメージセンサ200は、画素部210、行選択回路(Vdec)220、およびカラム読み出し回路(AFE)230を有する。
そして、行選択回路220およびカラム読み出し回路230により画素信号読み出し部が形成される。
この半導体装置としてのCMOSイメージセンサ200は、図3の積層構造が採用される。
本実施形態において、この積層構造においては、基本的に、第1チップ110には画素部210が配置される。そしてたとえば、第2チップ120に画素信号読み出し部を形成する行選択回路220およびカラム読み出し回路230が配置される。
そして、画素の駆動信号や画素(センサ)のアナログ読み出し信号、電源電圧等は第1チップ110の形成されるTCVを通して、第1チップ110と第2チップ120間で送受される。
画素部210は、複数の画素回路210AがM行×N列の2次元状(マトリクス状)に配列されている。
図12は、本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示す図である。
この画素回路210Aは、たとえばフォトダイオード(PD)からなる光電変換素子(以下、単にPDというときもある)211を有する。
そして、画素回路210Aは、この1個の光電変換素子211に対して、転送トランジスタ212、リセットトランジスタ213、増幅トランジスタ214、および選択トランジスタ215の4つのトランジスタを能動素子として有する。
光電変換素子211は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送素子としての転送トランジスタ212は、光電変換素子211と入力ノードとしてのフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、転送制御線LTRGを通じてそのゲート(転送ゲート)に制御信号である転送信号TRGが与えられる。
これにより、転送トランジスタ212は、光電変換素子211で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ213は、電源電圧VDDが供給される電源ラインLVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、リセット制御線LRSTを通してそのゲートに制御信号であるリセット信号RSTが与えられる。
これにより、リセット素子としてのリセットトランジスタ213は、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインLVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅素子としての増幅トランジスタ214のゲートが接続されている。すなわち、フローティングディフュージョンFDは増幅素子としての増幅トランジスタ214の入力ノードとして機能する。
増幅トランジスタ214と選択トランジスタ215は電源電圧VDDが供給される電源ラインLVDDと信号線LSGNとの間に直列に接続されている。
このように、増幅トランジスタ214は、選択トランジスタ215を介して信号線LSGNに接続され、画素部外の定電流源ISとソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通してアドレス信号に応じた制御信号である選択信号SELが選択トランジスタ215のゲートに与えられ、選択トランジスタ215がオンする。
選択トランジスタ215がオンすると、増幅トランジスタ214はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を信号線LSGNに出力する。信号線LSGNを通じて、各画素から出力された電圧は、カラム読み出し回路230に出力される。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ212、リセットトランジスタ213、および選択トランジスタ215の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時に行われる。
画素部210に配線されているリセット制御線LRST、転送制御線LTRG、および選択制御線LSELが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
LRST、LTRG、LSELの各制御線はそれぞれM本ずつ設けられている。
これらのリセット制御線LRST、転送制御線LTRG、および選択制御線LSELは、行選択回路220により駆動される。
行選択回路220は、画素部210の中の任意の行に配置された画素の動作を制御する。行選択回路220は、制御線LSEL、LRST、LTRGを通して画素を制御する。
行選択回路220は、たとえばシャッターモード切替信号に応じて露光方式を行毎に露光を行うローリングシャッター方式または前画素動に露光を行うグローバルシャッター方式に切り替えて、画像駆動制御を行う。
カラム読み出し回路230は、行選択回路220により読み出し制御された画素行のデータを信号出力線LSGNを介して受け取り、後段の信号処理回路に転送する。
カラム読み出し回路230は、CDS回路やADC(Analog digital converter:アナログデジタルコンバータ)を含む。
なお、本実施形態に係るCMOSイメージセンサは、特に限定されないが、たとえば列並列型のアナログ−デジタル変換装置(以下、ADCと略す)を搭載したCMOSイメージセンサとして構成することも可能である。
なお、本実施形態においては、半導体装置の一例としてCMOSイメージセンサの構成について説明したが、上記構成はたとえば裏面照射型CMOSイメージセンサに適用することができ、上記各効果を発現することが可能である。ただし、前面照射型であっても十分に上記各効果を発現することが可能である。
このような構成を有する固体撮像装置は、デジタルカメラやビデオカメラの撮像デバイスとして適用することができる。
図13は、本発明の実施形態に係る固体撮像装置が適用されるカメラシステムの構成の一例を示す図である。
本カメラシステム300は、図13に示すように、本実施形態に係るCMOSイメージセンサ(固体撮像装置)100,100A〜100Cが適用可能な撮像デバイス310を有する。
さらに、カメラシステム300は、この撮像デバイス210の画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系、たとえば入射光(像光)を撮像面上に結像させるレンズ320を有する。
カメラシステム300は、撮像デバイス310を駆動する駆動回路(DRV)330と、撮像デバイス310の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)340と、を有する。
駆動回路330は、撮像デバイス310内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号で撮像デバイス310を駆動する。
また、信号処理回路340は、撮像デバイス310の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路340で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路340で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、撮像デバイス210として、先述した撮像素子100,100A〜100Cを搭載することで、高精度で信頼性の高いカメラが実現できる。
なお、本技術は以下のような構成をとることができる。
(1)光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、
ロジック部を含み、上記画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、
上記画素部と上記ロジック部は積層構造として形成され、
上記積層構造は、
複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、
上記低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている
固体撮像装置。
(2)上記低硬度層の上記積層構造の上層に当該低硬度層より硬度の高い高硬度層を含み、
上記高硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている
上記(1)記載の固体撮像装置。
(3)上記低硬度層は、低誘電率の配線層を含む
上記(1)または(2)記載の固体撮像装置。
(4)第1チップと、
第2チップと、を有し、
上記第1チップと上記第2チップは貼り合わされた積層構造を有し、
上記第1チップは、
上記画素部が配置され、
上記第2チップは、
少なくとも上記ロジック部が配置されている
上記(1)から(3)のいずれか一に記載の固体撮像装置。
(5)光電変換を行う複数の画素が配列された画素部とロジック部とが積層され、複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含む積層構造のチップがアレイ状に配列されたウェハーに対し、チップ間のスクライブラインに沿ってブレードブレードダイシングを行うに際し、
ブレードダイシングを行う前に、少なくとも上記低硬度層における上記チップと上記スクライブラインとの境界領域において、内部にだけ所定の幅を持つ分断のための分断部を形成した後、
上記分断部の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う
固体撮像装置の製造方法。
(6)上記低硬度層の上記積層構造の上層側に当該低硬度層より硬度の高い高硬度層を含み、
ブレードダイシングを行う前に、上記高硬度層における上記チップと上記スクライブラインとの境界領域においても、内部にだけ所定の幅を持つ分断部を形成する
上記(5)記載の固体撮像装置の製造方法。
(7)上記分断部は、レーザー光を内部の所定部位に焦点集光して形成する
上記(5)または(6)記載の固体撮像装置の製造方法。
(8)
上記分断部は、あらかじめ分断部位を取り除き、所定膜で穴埋めして形成する
上記(5)または(6)記載の固体撮像装置の製造方法。
(9)上記低硬度層は、低誘電率の配線層を含む
上記(5)から(8)のいずれか一に記載の固体撮像装置の製造方法。
(10)上記ウェハーは、
複数の第1チップが形成された第1ウェハーと、
複数の第2チップが形成された第2ウェハーと、を貼り合わされた積層構造として形成し、
上記第1チップは、
上記画素部が配置され、
上記第2チップは、
少なくとも上記ロジック部が配置されている
上記(5)から(9)のいずれか一に記載の固体撮像装置の製造方法。
(11)固体撮像装置と、
上記固体撮像装置に被写体像を結像する光学系と、を有し、
上記固体撮像装置は、
光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、
ロジック部を含み、上記画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、
上記画素部と上記ロジック部は積層構造として形成され、
上記積層構造は、
複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、
上記低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている
カメラシステム。
100・・・固体撮像素子、110・・・第1チップ(アナログチップ)、120・・・第2チップ(ロジックチップ、デジタルチップ)、111・・・シリコン層、112・・・窒化膜(SiN膜)、1121・・・分断部、1122・・・分断部(割断部)、121・・・、シリコン層、122・・・酸化膜、123・・・配線(たとえばカッパーCu)層、1231・・・分断部、1232・・・分断部(割断部)、124・・・SiO層、125・・・SiO層、130・・・画素部、140・・・ロジック回路、200・・・固体撮像装置、210・・・画素部、220・・・行選択回路、230・・・カラム読み出し回路、300・・・カメラシステム、310・・・撮像デバイス、320・・・レンズ、330・・・駆動回路、340・・・信号処理回路。

Claims (11)

  1. 光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、
    ロジック部を含み、上記画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、
    上記画素部と上記ロジック部は積層構造として形成され、
    上記積層構造は、
    複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、
    上記低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている
    固体撮像装置。
  2. 上記低硬度層の上記積層構造の上層に当該低硬度層より硬度の高い高硬度層を含み、
    上記高硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 上記低硬度層は、低誘電率の配線層を含む
    請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 第1チップと、
    第2チップと、を有し、
    上記第1チップと上記第2チップは貼り合わされた積層構造を有し、
    上記第1チップは、
    上記画素部が配置され、
    上記第2チップは、
    少なくとも上記ロジック部が配置されている
    請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 光電変換を行う複数の画素が配列された画素部とロジック部とが積層され、複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含む積層構造のチップがアレイ状に配列されたウェハーに対し、チップ間のスクライブラインに沿ってブレードブレードダイシングを行うに際し、
    ブレードダイシングを行う前に、少なくとも上記低硬度層における上記チップと上記スクライブラインとの境界領域において、内部にだけ所定の幅を持つ分断のための分断部を形成した後、
    上記分断部の幅内にブレードのカット端面がくるような位置あわせをして、ブレードダイシングを行う
    固体撮像装置の製造方法。
  6. 上記低硬度層の上記積層構造の上層側に当該低硬度層より硬度の高い高硬度層を含み、
    ブレードダイシングを行う前に、上記高硬度層における上記チップと上記スクライブラインとの境界領域においても、内部にだけ所定の幅を持つ分断部を形成する
    請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  7. 上記分断部は、レーザー光を内部の所定部位に焦点集光して形成する
    請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  8. 上記分断部は、あらかじめ分断部位を取り除き、所定膜で穴埋めして形成する
    請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 上記低硬度層は、低誘電率の配線層を含む
    請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 上記ウェハーは、
    複数の第1チップが形成された第1ウェハーと、
    複数の第2チップが形成された第2ウェハーと、を貼り合わされた積層構造として形成し、
    上記第1チップは、
    上記画素部が配置され、
    上記第2チップは、
    少なくとも上記ロジック部が配置されている
    請求項5記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 固体撮像装置と、
    上記固体撮像装置に被写体像を結像する光学系と、を有し、
    上記固体撮像装置は、
    光電変換を行う複数の画素が配列された画素部と、
    ロジック部を含み、上記画素部から画素信号の読み出しを行う画素信号読み出し部と、を有し、
    上記画素部と上記ロジック部は積層構造として形成され、
    上記積層構造は、
    複数の層のうち、少なくとも他の層より硬度が低い低硬度層を含み、
    上記低硬度層の側部には、他の層とは異なる分断部が形成されている
    カメラシステム。
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