JP2013184902A - リファキシミン含有結晶 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い湿度範囲で安定性の高いリファキシミン含有結晶及びその製造方法を提供する。
【解決手段】リファキシミン含有結晶は、粉末X線回折スペクトルにおいて、2θで表される回折角度として、(1)22.1±0.2°に回折ピークを有するとともに、6.1±0.2°、9.5±0.2°、14.1±0.2°、16.8±0.2°及び23.8±0.2°から選択された少なくとも1つの角度に回折ピークを有しているか、(2)5.1〜6.1°に2つ以上の回折ピークを有している。
【選択図】なし

Description

本発明は、抗生物質として有用なリファキシミンを含有する新規結晶及びその製造方法に関する。
リファキシミンは、IUPAC名:(2S,16Z,18E,20S,21S,22R,23R,24R,25S,26S,27S,28E)-5,6,21,23,25-ペンタヒドロキシ-27-メトキシ-2,4,11,16,20,22,24,26-オクタメチル-2,7-(エポキシペンタデカ-[1,11,13]トリエンイミノ)ベンゾフロ[4,5-e]ピリド[1,2-a]-ベンズイミダゾール-1,15(2H)-ジオン, 25-アセテートで表される化合物であり、放線菌Streptomyces mediterraneiにより産生されるリファマイシン系の抗生物質として知られている。例えば、特開昭57−11987号公報(特許文献1)には、3−ブロモリファマイシンSと2−アミノ−4−メチルピリジンとを反応させ、この反応生成物をL−アスコルビン酸で還元することにより、リファキシミンを合成することが記載されている。特開昭60−252483号公報(特許文献2)には、リファマイシンOと2−アミノ−4−メチルピリジンとを反応させることにより、リファキシミンを合成することが記載されている。これらの文献には、合成されたリファキシミンを、エタノール/水=70/30(v/v)の混合溶媒から結晶化することも記載されている。
リファキシミンには、結晶多形が存在することも知られている。例えば、特表2007−509904号公報(特許文献3)及び特表2008−531623号公報(特許文献4)には、α形、β形、γ形、δ形、ε形が記載されている。具体的には、特許文献3及び4には、粗リファキシミンのエタノール溶液に水を加えた後、28〜32℃に冷却して結晶化を開始し、この懸濁液を撹拌しながら40〜50℃で6〜24時間保持し、15分〜1時間かけて0℃に冷却した後、ろ過することにより、α形、β形、δ形を得ることが記載されている。また、特許文献3には、粗リファキシミンのエタノール溶液に水を加えた後、28〜32℃に冷却して結晶化を開始し、この懸濁液を0℃に冷却して、この温度で6〜24時間撹拌し、ろ過することにより、γ形を得ることが記載されている。さらに、特許文献4には、δ形を乾燥することによりε形に転化することも記載されている。
特表2011−513243号公報(特許文献5)には、ζ形、η形、α乾燥形、β−1形、β−2形、ε乾燥形が記載されている。この文献には、α乾燥形をエタノールと水との混合溶媒中でスラリーにして結晶化することによりζ形を得ること、ζ形を真空乾燥することによりη形を得ることが記載されている。
しかし、これらのリファキシミンの結晶多形は、湿度に応じて結晶構造が変化し易く、安定性が未だ十分でない。
特開昭57−11987号公報(特許請求の範囲、実施例) 特開昭60−252483号公報(特許請求の範囲、実施例) 特表2007−509904号公報(特許請求の範囲、実施例) 特表2008−531623号公報(特許請求の範囲、実施例) 特表2011−513243号公報(特許請求の範囲、実施例)
従って、本発明の目的は、新規なリファキシミン含有結晶及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、広い湿度範囲で安定性の高いリファキシミン含有結晶及びその製造方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、苛酷な環境下(例えば、乾燥下、多湿下)にあっても安定性に優れたリファキシミン含有結晶及びその製造方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、溶解性およびバイオアベイラビリティに優れたリファキシミン含有結晶及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、リファキシミンの結晶化条件(例えば、晶析溶媒、過飽和の生成方法、乾燥方法など)を調整することにより、約300種類の結晶を作製できること、これらの結晶の中には、従来の結晶形とは構造が異なる新規な結晶形が存在すること、この新規な結晶形は、特定の結晶化条件で結晶化すれば、他の結晶形と混在することなく、単一の結晶形として効率よく得られることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明のリファキシミン含有結晶は、粉末X線回折スペクトルにおける回折ピークにより特徴付けられる。なお、下記の隣接する回折ピークにおいて、回折角度2θの上限値は下限値と重複しないものとする。
具体的には、本発明のリファキシミン含有結晶は、2θで表される回折角度として、9.3〜9.7°、13.6〜14.1°、14.8〜15.9°、23.6〜24.1°及び24.7〜25.1°から選択された少なくとも1つの範囲に回折ピークを有する結晶であってもよい。
また、本発明のリファキシミン含有結晶は、2θで表される回折角度として、
(A)19.0〜19.4°及び19.4〜19.8°に回折ピークを有する結晶、
(B)5.1〜6.1°又は12.7〜13.4°に2つ以上(例えば、2〜4つ、好ましくは2〜3つ)の回折ピークを有する結晶、
(C)21.8〜22.4°(例えば、21.9〜22.3°)と、5.9〜6.3°、9.3〜9.7°、13.9〜14.3°、14.4〜15.2°、16.6〜17.0°、19.0〜19.4°及び23.6〜24.0°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶、
(D)16.2〜16.6°と、5.1〜5.4°、6.3〜6.7°、12.7〜13.4°及び20.4〜20.8°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶、
(E)13.3〜13.7°と、18.6〜19.0°及び19.8〜20.2°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶、
(F)19.7〜20.1°と、5.5〜5.9°及び13.2〜13.6°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶であってもよい。
さらに、本発明のリファキシミン含有結晶は、2θで表される回折角度として、5.1〜6.3°に最も強度の大きい回折ピークを有する結晶であってもよく;5.1〜6.3°に回折ピークを有するとともに、5.1〜8.1°に最大強度の回折ピークを有する結晶であってもよい。
なお、本発明のリファキシミン含有結晶は、強度の高い順で上位3つの回折ピークを示す回折角度が、(1)8.0〜8.4°と19.0〜19.4°と19.4〜19.8°との組み合わせ、(2)5.5〜6.3°と7.7〜8.2°と8.5〜8.9°又は13.9〜14.3°との組み合わせ、(3)5.1〜5.5°と6.7〜7.1°と7.6〜8.0°との組み合わせ、(4)6.4〜6.7°と6.7〜7.2°と7.6〜8.0°との組み合わせである結晶であってもよい。
本発明は、粉末X線回折スペクトルにおいて、2θで表される回折角度として、
(I)7.0±0.2°、8.2±0.2°、12.7±0.2°、14.6±0.2°、15.0±0.2°、19.2±0.2°、19.6±0.2°、21.0±0.2°及び22.0±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(I形結晶)、
(II)5.3±0.2°、5.9±0.2°、7.4±0.2°、7.9±0.2°、8.7±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(II形結晶)、
(III)6.1±0.2°、7.9±0.2°、8.4±0.2°、8.9±0.2°、9.5±0.2°、12.7±0.2°、14.1±0.2°、16.8±0.2°、19.6±0.2°、21.1±0.2°、22.1±0.2°及び23.8±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(III形結晶)、
(IV)5.7±0.2°、8.0±0.2°及び8.7±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(IV形結晶)、
(V)5.3±0.2°、6.5±0.2°、6.9±0.2°、7.8±0.2°、10.3±0.2°、12.9±0.2°、13.2±0.2°、13.8±0.2°、14.8±0.2°、16.4±0.2°、18.1±0.2°、19.4±0.2°、20.6±0.2°、23.9±0.2°及び24.9±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(V形結晶)、
(VI)6.6±0.2°、7.0±0.2°、7.8±0.2°、13.5±0.2°、13.9±0.2°、15.3±0.2°、15.7±0.2°、18.8±0.2°及び20.0±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(VI形結晶)、
(VII)5.7±0.2°、6.7±0.2°、6.9±0.2°、7.8±0.2°、13.4±0.2°、15.5±0.2°、19.9±0.2°及び20.6±0.2°に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶(VII形結晶)を包含する。
本発明のリファキシミン含有結晶は、リファキシミンを含んでいる限り特に制限されず、リファキシミンの他に、低分子化合物[例えば、水、溶媒(例えば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、2−ブタノールなどのC1−4アルカノールなど)]を含んでいてもよい。代表的には、リファキシミン含有結晶は、リファキシミンを水和物又は溶媒和物の形態で含んでいる場合が多い。
本発明の結晶(水和物の結晶など)の水分含量は、例えば、0.5〜3重量%程度の範囲から選択でき、0.5〜1重量%程度であってもよく、2〜3重量%程度であってもよい。
本発明の結晶の製造方法は、上記回折ピークで特徴付けられる結晶を生成できる限り特に制限されず、例えば、蒸発法[リファキシミンと晶析溶媒とを含む晶析系(又は溶液)から、晶析溶媒を蒸発して過飽和状態にし、この過飽和状態から結晶化する方法]、冷却法[リファキシミンと晶析溶媒とを含む晶析系(又は溶液)を冷却して過飽和状態にし、この過飽和状態から結晶化する方法]などが例示できる。蒸発法において、晶析溶媒としては、例えば、メタノールなどのC1−4アルカノールが例示できる。冷却法において、晶析溶媒としては、例えば、C1−4アルカノール、C5−8アルカン、及びジC1−4アルキルエーテルから選択された少なくとも一種が例示できる。冷却法の晶析溶媒は、メタノール又はC5−8アルカンを含んでいる場合が多い。このような方法によれば、上記回折ピークで特徴付けられる結晶を単一の結晶形として効率よく製造することができる。
本発明は、粉末X線回折スペクトルにおいて、互いに異なる回折角度2θに回折ピークを有する複数のリファキシミン含有結晶で構成された混晶も包含する。この混晶は、少なくとも上記回折ピークで特徴付けられる結晶を含んでいる。
本発明の医薬組成物(又は医薬製剤)は、上記回折ピークで特徴付けられる結晶と、薬理学的に許容される担体成分とを含んでいる。また、本発明は、上記回折ピークで特徴付けられる結晶を含む抗菌剤を包含する。さらに、上記回折ピークで特徴付けられる結晶は、潰瘍性大腸炎、クローン病、クロストリジウム・ディフィシル関連下痢、旅行者下痢、赤痢、憩室炎、小腸細菌過剰増殖、過敏性腸症候群、回腸嚢炎、慢性膵炎、膵不全及び肝性脳症から選択された少なくとも一種の疾患を予防又は治療するために適している。
なお、本明細書中、回折ピークは、1つの鋭いピーク(シングレット形)であってもよく、1つのなだらかなピーク(ブロード形)であってもよく、2〜5つ程度の多重ピーク(ダブレット形、トリプレット形、カルテット形、クインテット形などのマルチプレット形)であってもよいが、通常、1つの鋭いピークである場合が多い。
本発明では、特定の結晶構造を有するため、広い湿度範囲(例えば、0〜99%RHなど)で安定性に優れており、苛酷な環境下(例えば、乾燥下、多湿下)にあっても安定性が高い。また、本発明では、溶解性およびバイオアベイラビリティにも優れており、医薬品として安全に用いられる。
図1は、リファキシミンのI形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図2は、リファキシミンのII形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図3は、リファキシミンのIII形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図4は、リファキシミンのIV形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図5は、リファキシミンのV形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図6は、リファキシミンのVI形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図7は、リファキシミンのVII形結晶の粉末X線回折スペクトルを示すグラフである。 図8は、崩壊試験第2液中での撹拌時間と各種結晶形の溶解度との関係を示すグラフである。
リファキシミン含有結晶は、粉末X線回折スペクトルにおける回折ピークにより特徴付けられる。より詳細には、リファキシミン含有結晶は、回折角度2θとして、9.3〜9.7°、13.6〜14.1°、14.8〜15.9°、23.6〜24.1°及び24.7〜25.1°から選択された少なくとも1つの範囲に回折ピークを有する結晶であってもよい。このような結晶としては、回折角度2θとして、9.3〜9.7°に回折ピークを有する結晶(III形結晶など)、13.6〜14.1°に回折ピークを有する結晶(V形結晶、VI形結晶など)、14.8〜15.9°に回折ピークを有する結晶(I形結晶、VI形結晶、VII形結晶など)、23.6〜24.1°に回折ピークを有する結晶(III形結晶、V形結晶など)、24.7〜25.1°に回折ピークを有する結晶(V形結晶など)などが例示できる。これらの結晶のうち、回折角度2θとして、9.3〜9.7°に回折ピークを有する結晶が好ましい。
また、リファキシミン含有結晶は、2θで表される回折角度として、
(A)19.0〜19.4°及び19.4〜19.8°に回折ピークを有する結晶(I形結晶など)、
(B)5.1〜6.1°又は12.7〜13.4°に2つ以上(例えば、2〜4つ、好ましくは2〜3つ)の回折ピークを有する結晶(II形結晶、V形結晶など)、
(C)21.8〜22.4°(例えば、21.9〜22.3°)と、5.9〜6.3°、9.3〜9.7°、13.9〜14.3°、14.4〜15.2°、16.6〜17.0°、19.0〜19.4°及び23.6〜24.0°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶(I形結晶、III形結晶など)、
(D)16.2〜16.6°と、5.1〜5.4°、6.3〜6.7°、12.7〜13.4°及び20.4〜20.8°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶(V形結晶など)、
(E)13.3〜13.7°と、18.6〜19.0°及び19.8〜20.2°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶(VI形結晶など)、
(F)19.7〜20.1°と、5.5〜5.9°及び13.2〜13.6°から選択された少なくとも1つの範囲とに回折ピークを有する結晶(VII形結晶など)であってもよい。これらの結晶のうち、結晶(B)[例えば、回折角度2θとして、5.1〜6.1°に2つ以上の回折ピークを有する結晶(II形結晶など)]、結晶(C)[例えば、回折角度2θとして、22.1±0.2°と、6.1±0.2°、9.5±0.2°、14.1±0.2°、16.8±0.2°及び23.8±0.2°から選択された少なくとも1つの角度とに回折ピークを有する結晶(III形結晶など)]が好ましい。
リファキシミン含有結晶は、通常、複数の回折ピークを有している。リファキシミン含有結晶において、最も強度の大きい回折ピークを示す回折角度2θは、特に制限されず、例えば、5.0〜8.5°、好ましくは5.1〜8.4°程度であってもよい。好ましいリファキシミン含有結晶としては、回折角度2θとして、5.1〜6.3°に最大強度の回折ピークを有する結晶(III〜V形結晶など)であってもよく;5.1〜6.3°に回折ピークを有するとともに、5.1〜8.1°に最大強度の回折ピークを有する結晶(II〜VII形結晶など)であってもよい。
また、リファキシミン含有結晶において、強度の高い順で上位3つの回折ピークを示す回折角度は、特に制限されず、例えば、(1)8.0〜8.4°と19.0〜19.4°と19.4〜19.8°の組み合わせ(I形結晶など)、(2)5.5〜6.3°(例えば、5.7〜6.3°)と7.7〜8.2°(例えば、7.7〜8.1°)と8.5〜8.9°又は13.9〜14.3°との組み合わせ(II〜IV形結晶など)、(3)5.1〜5.5°と6.7〜7.1°と7.6〜8.0°との組み合わせ(V形結晶など)、(4)6.4〜6.7°と6.7〜7.2°と7.6〜8.0°との組み合わせ(VI〜VII形結晶など)であってもよい。好ましいリファキシミン含有結晶としては、上記(2)の組み合わせ(例えば、5.7〜6.3°と7.7〜8.1°と8.5〜8.9°又は13.9〜14.3°との組み合わせ)に強度の高い順で上位3つの回折ピークを示す結晶(II〜III形結晶など)が挙げられる。
代表的なリファキシミン含有結晶としては、I〜VII形結晶などが挙げられる。これらの結晶の回折ピークを示す回折角度と、各回折角度での回折ピークの強度を以下に詳細に説明する。
I形結晶は、通常、下表1に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、I形結晶は、8.2±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。I形結晶において、各回折角度2θでの回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、8.2±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表1に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
II形結晶は、通常、下表2に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、II形結晶は、7.9±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。II形結晶において、各回折角度2θでの回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、7.9±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表2に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
III形結晶は、通常、下表3に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、III形結晶は、6.1±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。III形結晶において、各回折角度2θでの回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、6.1±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表3に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
IV形結晶は、通常、下表4に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、IV形結晶は、5.7±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。IV形結晶において、各回折角度2θでの回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、5.7±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表4に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
V形結晶は、通常、下表5に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、V形結晶は、5.3±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。V形結晶において、各回折角度2θでの回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、5.3±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表5に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
VI形結晶は、通常、下表6に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、VI形結晶は、7.0±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。VI形結晶において、各回折角度での回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、7.0±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表6に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
VII形結晶は、通常、下表7に示す回折角度2θに回折ピークを有する。また、VII形結晶は、6.9±0.2°に最も強度の大きい回折ピークを有していてもよい。VII形結晶において、各回折角度での回折ピークの強度(I2θ)は、特に制限されず、例えば、6.9±0.2°での回折ピークの強度(Imax)を基準(100)として、下表7に示す相対強度であってもよい。
Figure 2013184902
なお、リファキシミン含有結晶の粉末X線回折スペクトルは、慣用のX線粉末回折装置を用いて測定でき、例えば、後述の実施例の条件で測定できる。粉末X線回折スペクトルにおいて、回折ピークを有する回折角度2θは、測定条件および試料状態などによって±0.2°(例えば、±0.1°)程度変動する場合があり、回折ピークの強度も変動する場合がある。しかし、同一の結晶構造であれば、特徴的なピークの数や強度が大きく変化することはなく、同一の結晶構造であれば、ほぼ同一の粉末X線回折パターンを示す。
リファキシミン含有結晶は、リファキシミンを含んでいる限り特に制限されず、リファキシミン単独で構成してもよく、リファキシミンと低分子化合物とで構成してもよい。低分子化合物としては、例えば、水、低毒性又は非毒性の溶媒[例えば、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール(イソプロパノール)、2−ブタノールなどのC1−4アルカノールなど]、これらの組み合わせなどが例示できる。代表的には、リファキシミン含有結晶は、リファキシミンを水和物又は溶媒和物の形態で含んでおり、水和物(例えば、0.5〜5水和物、好ましくは1〜3水和物など)の結晶又は溶媒和物の結晶である場合が多い。
リファキシミン及び水を含有する結晶(水和物の結晶など)としては、I〜III形結晶などが挙げられる。リファキシミン及び水を含有する結晶の水分含量は、特に制限されず、例えば、0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%、さらに好ましくは0.5〜3重量%程度である。例えば、II形結晶の水分含量は0.5〜1重量%程度であってもよく、III形結晶の水分含量は2〜3重量%程度であってもよい。なお、水分含量は、慣用の方法、例えば、カールフィッシャー法(容量滴定法、電量滴定法など)により測定できる。
リファキシミン及び溶媒を含有する結晶(溶媒和物の結晶など)としては、IV〜VII形結晶などが挙げられる。例えば、エタノール和物の結晶としては、IV形結晶などが例示でき、プロパノール和物の結晶としては、V形結晶、VI形結晶などが例示でき、ブタノール和物の結晶としては、VII形結晶などが例示できる。リファキシミン及び溶媒を含有する結晶において、溶媒の含有量は、リファキシミン1モルに対して、例えば、0.01〜5モル、好ましくは0.05〜2モル、さらに好ましくは0.1〜1モル程度である。なお、H−NMR分析により、結晶中の溶媒の種類を特定できるとともに、溶媒の含有量を定量できる。また、溶媒の含有量は、TG−DTA(示差熱熱重量同時測定)分析において重量減少からも算出できる。
リファキシミン含有結晶としては、医薬品の適合性に優れる点から、リファキシミン及び水を含有する結晶(水和物の結晶など)が好ましい。
本発明の結晶は、単結晶、双晶、多結晶などであってもよく、通常、単結晶である場合が多い。結晶の形態(外形)は、特に制限されず、例えば、三斜晶、単斜晶、斜方晶(直方晶)、正方晶、立方晶、三方晶(菱面体晶)、六方晶などであってもよく、球晶、骸晶、樹皮状晶、針状晶(例えば、ヒゲ結晶)などであってもよい。結晶のサイズは、特に制限されず、例えば、レーザー回折法に基づいて、結晶の平均粒子径が0.5μm〜1mm、好ましくは1〜500μm程度であってもよい。
本発明の結晶は、極めて広い湿度範囲(例えば、0〜99%RH、好ましくは0〜95%RH程度)で安定であり、苛酷な環境下[例えば、乾燥下又は低湿下(例えば、0〜40%RH、好ましくは0〜20%RH、さらに好ましくは0〜10%RH)、多湿下(例えば、80〜100%RH、好ましくは85〜99.9%RH、さらに好ましくは90〜99%RH)など]でも安定である。また、結晶は、上記湿度範囲(例えば、苛酷な環境下)に長期間(例えば、1日〜10週間、好ましくは1〜8週間、さらに好ましくは2〜5週間程度)暴露しても結晶構造を保持できる。
また、結晶は溶解性及びバイオアベイラビリティが高いため、少量の薬剤で有効に活性を発現できる。例えば、結晶の最大溶解度は、例えば、10〜150μg/mL、好ましくは20〜120μg/mL程度である。特に、II形結晶は、99.5±0.5μg/mLであり、III形結晶は、97.9±0.5μg/mLである。なお、溶解性は、日本薬局方(局方)の崩壊試験に準じて測定できる。
また、結晶の最大血中濃度(Cmax)は、例えば、50〜1000ng/mL程度の範囲から選択でき、例えば、350〜900ng/mL、好ましくは400〜800ng/mL程度である。特に、II形結晶の最大血中濃度は、410.1±345.3ng/mLであり、III形結晶の最大血中濃度は、451.4±485.4ng/mLである。なお、最大血中濃度は、後述の実施例の方法により測定できる。
結晶の嵩密度は、例えば、400〜800mg/mL、好ましくは410〜700mg/mL程度であってもよい。例えば、II形結晶の嵩密度は、578±1mg/mLであり、III形結晶の嵩密度は、414±1mg/mLである。このように、結晶の嵩密度が大きいと、搬送容積が小さくて済み、ハンドリング性にも優れる。なお、嵩密度は、慣用の方法、例えば、所定量の結晶をメスシリンダーに充填し、嵩体積を読み取ることで算出できる。
結晶の融点は、例えば、150〜300℃、好ましくは180℃〜250℃程度であってもよい。例えば、II形結晶及びIII形結晶の融点は、それぞれ219±1℃である。なお、融点は、慣用の方法、例えば、熱重量分析(DTA)により、昇温速度10℃/分の条件で測定できる。
本発明の結晶は、後述の方法により効率よく単一の結晶形を得ることができるが、複数の結晶形の混合物(混晶)であってもよい。混晶は、互いに異なる回折角度2θに回折ピークを有するリファキシミン含有結晶を含み、かつ少なくとも上記回折ピークで特徴付けられる結晶(例えば、I〜VII形結晶)を含んでいればよい。例えば、混晶が、従来の結晶形(α形,β形,γ形,δ形,ε形など)に加えて、II形結晶及び/又はIII形結晶を含んでいると、安定性を大幅に改善又は向上できる。混晶において、上記回折ピークで特徴付けられる結晶(例えば、I〜VII形結晶)の含有量は、例えば、50〜99.9重量%、好ましくは70〜99.5重量%、さらに好ましくは90〜99重量%程度であってもよい。
[製造方法]
本発明の結晶の製造方法は、上記回折ピークで特徴付けられる結晶を単一の結晶形として得ることができる限り、特に制限されず、慣用の方法でリファキシミンを結晶化することにより調製してもよい。なお、リファキシミンは、例えば、溶媒(例えば、エタノールと水との混合溶媒など)の存在下、リファマイシンOと2−アミノ−4−メチルピリジンとを、室温又は加熱下(例えば、40〜60℃)で反応させることにより調製できる。リファキシミンの調製方法は、特表2007−509904号公報、特表2008−531623号公報などを参照できる。
本発明の結晶は、通常、リファキシミンを晶析溶媒に溶解した後、過飽和状態にしてリファキシミンを結晶化(又は晶析)することにより調製する場合が多い。結晶化方法(過飽和状態に移行する方法)としては、特に制限されず、例えば、冷却法[晶析系(又はリファキシミン溶液)を冷却する方法]、蒸発法[晶析系から晶析溶媒を蒸発する方法]、貧溶媒添加法[晶析系にリファキシミンの貧溶媒を添加する方法]、種晶添加法[晶析系にリファキシミンの種晶を添加する方法]などが例示できる。
晶析溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノールなどのC1−4アルカノール;ペンタン、ヘキサンなどのC5−8アルカン;ジイソプロピルエーテルなどのジC1−4アルキルエーテルなどが例示できる。これらの晶析溶媒は、単独で又は混合溶媒として使用できる。なお、蒸発法では、メタノールなどのC1−4アルカノールを含む晶析溶媒が好ましく、冷却法では、メタノール又はC5−8アルカン(例えば、C5−7アルカン)を含む晶析溶媒が好ましい。
晶析溶媒の割合(使用量)は、リファキシミン(固形分換算)1gに対して、例えば、0.1〜50mL、好ましくは0.5〜30mL、さらに好ましくは1〜20mL程度であってもよい。
リファキシミンの溶解温度は、特に制限されず、例えば、20〜150℃、好ましくは30〜100℃程度であってもよい。溶解温度は、通常、晶析溶媒の沸点未満の温度である場合が多い。
冷却法によりリファキシミンを結晶化(又は晶析)する場合、冷却終了後の溶液(又は液状混合物)の温度(最低の到達冷却温度)は、例えば、1〜30℃、好ましくは5〜25℃程度であってもよい。冷却速度は、例えば、0.01〜10℃/分、好ましくは0.05〜7℃、さらに好ましくは0.1〜5℃/分程度であってもよい。
晶析操作は1回のみ行ってもよく、結晶の純度を向上させるため、複数回繰り返して行ってもよい。晶析により得られた晶析成分は、通常、濾過、遠心分離などの分離手段により、精製(非晶析成分と分離)する。分離した晶析成分は乾燥してもよい。
乾燥方法としては、自然乾燥、通風乾燥、減圧乾燥のいずれであってもよい。減圧乾燥では、例えば、1〜50hPa、好ましくは1〜20hPa(例えば、1.5〜10hPa)程度で乾燥させてもよい。乾燥温度は、例えば、室温〜加熱下、好ましくは20〜80℃程度であってもよい。乾燥時間は、例えば、1〜20時間、好ましくは1.5〜10時間(例えば、1.5〜5時間)程度であってもよい。
[用途および医薬組成物]
本発明の結晶は、種々の細菌、例えば、グラム陽性菌及び/又はグラム陰性菌、好気性菌及び/又は嫌気性菌に対して抗菌作用を有し、抗菌剤として有用である。また、本発明の結晶は、例えば、消化器系疾患[例えば、胃腸炎(胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病など)、感染症(散発性下痢、食中毒、旅行者下痢、抗菌関連下痢(クロストリジウム・ディフィシル関連下痢など)、赤痢、憩室炎、ヘリコバクターピロリ感染症など)、小腸細菌過剰増殖症、過敏性腸症候群、胃腸手術に関連する疾患(回腸嚢炎など)、慢性膵炎、膵不全など]、肝臓系疾患[例えば、肝性脳症、高アンモニア血症など]などの治療及び/又は予防に有用である。特に、本発明の結晶は、急性又は慢性の胃腸疾患の治療及び/又は予防に有用である。
上記結晶は単独で医薬として用いてもよく、担体(薬理学的又は生理学的に許容可能な担体など)と組み合わせて医薬組成物(又は製剤)として用いてもよい。本発明の医薬組成物において、担体は、医薬組成物(又は製剤)の形態(すなわち、剤形)、投与形態、用途などに応じて、適宜選択される。剤形は特に制限されず、固形製剤(粉剤、散剤、粒剤(顆粒剤、細粒剤など)、丸剤、ピル、錠剤、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤など)、ドライシロップ剤、坐剤など)、半固形製剤(クリーム剤、軟膏剤、ゲル剤、グミ剤、フィルム状製剤、シート状製剤など)、液剤(溶液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシル剤、ローション剤、注射剤、点滴剤など)などであってもよい。また、前記粉剤及び/又は液剤などのスプレー剤、エアゾール剤なども含まれる。なお、カプセル剤は、液体充填カプセルであってもよく、顆粒剤などの固形剤を充填したカプセルであってもよい。また、製剤は凍結乾燥製剤であってもよい。さらに、本発明の製剤は、薬剤の放出速度が制御された製剤(徐放性製剤、速放性製剤)であってもよい。また、製剤は経口投与製剤(顆粒剤、散剤、錠剤(舌下錠、口腔内崩壊錠など)、カプセル剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤、ゼリー剤、グミ剤、フィルム製剤など)であってもよく、非経口投与製剤(吸入剤、経皮投与製剤、経鼻投与製剤など)であってもよい。さらに、製剤は局所投与製剤(注射剤(皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤など)、懸濁剤、軟膏剤、貼付剤、パップ剤など)であってもよい。
前記担体は、例えば、日本薬局方(局方)の他、(1)医薬品添加物ハンドブック、丸善(株)、(1989)、(2)「医薬品添加物事典2007」(薬事日報社、2007年7月発行)、(3)薬剤学、改訂第5版、(株)南江堂(1997)、及び(4)医薬品添加物規格2003(薬事日報社、2003年8月)などに収載されている成分(例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、コーティング剤など)の中から、投与経路及び製剤用途に応じて選択できる。例えば、固形製剤の担体としては、賦形剤、結合剤および崩壊剤から選択された少なくとも一種の担体を使用する場合が多い。また、医薬組成物は脂質を含んでいてもよい。
前記賦形剤としては、乳糖、ブドウ糖、ショ糖、マンニトール、ソルビトール、キシリトールなどの糖類又は糖アルコール類;トウモロコシデンプンなどのデンプン;結晶セルロース(微結晶セルロースも含む)などの多糖類;軽質無水ケイ酸などの酸化ケイ素又はケイ酸塩などが例示できる。結合剤としては、アルファ化デンプン、部分アルファ化デンプンなどの可溶性デンプン;アラビアゴム、デキストリン、アルギン酸ナトリウムなどの多糖類;ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸系ポリマー、ポリ乳酸、ポリエチレングリコールなどの合成高分子;メチルセルロース(MC)、エチルセルロース(EC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などのセルロースエーテル類などが例示できる。崩壊剤としては、カルボキシメチルスターチナトリウム、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが例示できる。これらの担体は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
なお、前記コーティング剤としては、例えば、糖類、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリオキシエチレングリコール、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、メチルメタクリレート−(メタ)アクリル酸共重合体、オイドラギット(メタアクリル酸・アクリル酸共重合物)などが用いられる。コーティング剤は、セルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、メチルメタクリレート−(メタ)アクリル酸共重合体などの腸溶性成分であってもよく、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートなどの塩基性成分を含むポリマー(オイドラギットなど)で構成された胃溶性成分であってもよい。また、製剤は、これらの腸溶性成分や胃溶性成分を剤皮に含むカプセル剤であってもよい。
製剤においては、投与経路や剤形などに応じて、公知の添加剤を適宜使用することができる。このような添加剤としては、例えば、滑沢剤、崩壊補助剤、抗酸化剤又は酸化防止剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、溶解剤、溶解補助剤、増粘剤、pH調整剤又は緩衝剤、安定剤、防腐剤又は保存剤、殺菌剤又は抗菌剤、帯電防止剤、矯味剤又はマスキング剤、着色剤、矯臭剤又は香料、清涼化剤、消泡剤、等張化剤、無痛化剤などが挙げられる。これらの添加剤は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
なお、本発明の医薬組成物(又は医薬製剤)は、必要に応じて、他の生理活性成分又は薬理活性成分を含んでいてもよい。
本発明の医薬組成物は、有効成分の他、担体成分、必要により添加剤などを用いて、慣用の製剤化方法、例えば、第十六改正日本薬局方記載の製造法又はこの製造方法に準じた方法により調製できる。
本発明の結晶(抗菌剤、予防及び/又は治療剤、医薬組成物も含む)は、毒性も低く、その安全性も優れており、ヒト及び非ヒト動物、通常、哺乳動物(例えば、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ブタ、サルなど)に対して、安全に投与される。投与量は、投与対象、投与対象の年齢、体重、性別及び状態(一般的状態、病状、合併症の有無など)、投与時間、剤形、投与方法などに応じて、選択できる。例えば、ヒトに対する投与量(体重1kg当たりの1日用量)は、例えば、1〜200mg/日/kg、好ましくは5〜100mg/日/kg程度である。
投与方法は、経口投与であってもよく、局所投与又は非経口投与(例えば、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、直腸投与、膣投与など)であってもよい。
投与回数は、特に制限されず、例えば、1日1回であってもよく、必要に応じて1日複数回(例えば、2〜3回)であってもよい。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。なお、実施例における各評価方法は以下の通りである。
[粉末X線回折]
粉末X線回折スペクトルは、線源:Cu K(α1)、管電圧:40kV、管電流:40mA、サンプリング間隔:0.1°、スキャン速度4又は10°/分の条件で測定した。なお、各種結晶形の粉末X線回折チャートにおいて、回折ピークは、ピーク幅の閾値を0.1°として、二次微分法により検出した。
[水分含量]
水分含量は、カールフィッシャー水分計(三菱化学(株)製、KF−100)を用いて測定した。
[嵩密度]
嵩密度は、所定量の結晶(g)をメスシリンダーに静かに入れ、嵩体積(mL)を読み取ることで算出した。
[溶解度]
溶解度は、リファキシミンを含む試験液[崩壊試験第2液(pH6.8)]を、温度30℃、マグネティクスターラーで、10分、20分、30分、40分、60分撹拌した後、リファキシミン含量をHPLC(カラム:ODS、カラム温度:40℃、溶離液:70%のアセトニトリル/メタノール(1:1)及び30%の0.05Mギ酸アンモニウム(10%アンモニウム水でpH7.2に調製)、流量:1.0mL/分、検出:UV276nm)により定量して、溶解度を算出した。
合成例1
機械式撹拌機、温度計および還流冷却器を備えた三口フラスコに、室温で、脱イオン水120mL、エチルアルコール96mL、リファマイシンO 63.5gおよび2−アミノ−4−メチルピリジン27.2gを仕込んだ。この溶液を47±3℃に加熱し、この温度で5時間撹拌し、次いで、20±3℃に冷却し、脱イオン水9mLとエタノール12.6mLとアスコルビン酸1.68gと濃塩酸水溶液9.28gとからなる別途調製された混合液を、30分かけて添加した。添加完了後、内温20±3℃で30分間撹拌し、次いで、同じ温度に保ちながら、濃塩酸7.72gをpH2.0になるまで滴下した。滴下完了後、内温20℃で30分間撹拌し、次いで、析出物はろ過され、脱イオン水32mLおよびエタノール25mLからなる混合溶媒により洗浄して、リファキシミンを得た。
実施例1
合成例1で得られたリファキシミン0.1gに対してメタノールを1mL加えて、リファキシミンを室温で溶解した後、3日間放置して溶媒を自然蒸発させることにより、I形結晶0.1gを得た。I形結晶の粉末X線回折スペクトルを図1に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表8に示す。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):7.02°(24)、8.20°(100)、12.70°(50)、14.60°(61)、15.03°(39)、19.20°(81)、19.63°(80)、21.00°(46)、22.01°(29)。
実施例2
合成例1で得られたリファキシミン0.1gに対してエタノールを1mL加えて、リファキシミンを加熱溶解させた。この溶液にヘキサンを7mL加えて、冷却速度2℃/分で室温に冷却し、結晶を析出させた。この結晶をろ取し、室温で減圧乾燥(2hPa、1.5時間)することにより、II形結晶0.95gを得た。II形結晶の粉末X線回折スペクトルを図2に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表9に示す。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.28°(21)、5.93°(90)、7.36°(18)、7.92°(100)、8.72°(46)。
実施例3
合成例1で得られたリファキシミン29.5gに対してメタノールを60mL加えて、リファキシミンを加熱溶解させた。この溶液を、冷却速度3℃/分で10℃に冷却して15時間撹拌し、結晶を析出させた。この結晶をろ取し、室温で減圧乾燥(2hPa、6時間)することにより、III形結晶を22.3g得た。III形結晶の粉末X線回折スペクトルを図3に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表10に示す。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):6.08°(100)、7.90°(23)、8.36°(12)、8.94°(7)、9.48°(13)、12.74°(18)、14.14°(28)、16.82°(16)、19.63°(15)、21.11°(16)、22.06°(18)、23.83°(14)。
実施例4
合成例1で得られたリファキシミン0.2gに対してエタノールを0.5mL加えて、リファキシミンを加熱溶解させた。この溶液にペンタンを1mL加えて、冷却速度2℃/分で室温に冷却し、結晶を析出させた。この結晶を再び加熱溶解し、撹拌を停止し、5℃で16時間静置し、室温下で24時間静置した後、析出した結晶をろ取し、室温で自然乾燥することにより、IV形結晶0.14gを得た。IV形結晶の粉末X線回折スペクトルを図4に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表11に示す。なお、IV形結晶はプロトンNMR分析によりエタノール和物の結晶であることを確認した。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.74°(100)、7.96°(32)、8.67°(15)。
実施例5
合成例1で得られたリファキシミン0.1gに対して1−プロパノールを2mL、ヘキサンを6mL加えて、加熱還流してリファキシミンを溶解した。放冷して結晶をろ取し、室温で減圧乾燥(2hPa、1.5時間)することにより、V形結晶0.04gを得た。V形結晶の粉末X線回折スペクトルを図5に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表12に示す。なお、V形結晶はプロトンNMR分析により1−プロパノール和物の結晶であることを確認した。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.28°(100)、6.47°(26)、6.88°(41)、7.80°(89)、10.27°(34)、12.90°(22)、13.23°(21)、13.75°(16)、14.76°(11)、16.35°(17)、18.06°(34)、19.35°(21)、20.63°(31)、23.94°(14)、24.91°(18)。
実施例6
合成例1で得られたリファキシミン0.1gに対して、イソプロパノールを2mL、ジイソプロピルエーテルを5mL加えて、60℃に加熱して溶解させた。放冷して結晶をろ取し、室温で減圧乾燥することにより、VI形結晶0.08gを得た。VI形結晶の粉末X線回折スペクトルを図6に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表13に示す。なお、VI形結晶はプロトンNMR分析によりイソプロパノール和物の結晶であることを確認した。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):6.64°(27)、6.95°(100)、7.83°(24)、13.47°(10)、13.89°(7)、15.29°(6)、15.68°(12)、18.75°(3)、19.95°(16)。
実施例7
合成例1で得られたリファキシミン0.2gに対して2−ブタノールを0.5mL加えて、リファキシミンを加熱溶解させた後、2−プロパノール溶媒和結晶を種晶として添加し、室温下5時間撹拌し、析出した結晶をろ取し、室温で自然乾燥することにより、VII形結晶0.12gを得た。VII形結晶の粉末X線回折スペクトルを図7に示し、各回折角度での回折ピークの強度及び相対強度を表14に示す。なお、VII形結晶はプロトンNMR分析により2−ブタノール和物の結晶であることを確認した。
Figure 2013184902
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.67°(24)、6.68°(68)、6.94°(100)、7.78°(50)、13.35°(11)、15.53°(25)、19.86°(7)、20.59°(5)。
比較例1
合成例1で得られたリファキシミン2gに対してエタノールを20mL加えて、65℃まで昇温しリファキシミンを加熱溶解させた。この溶液に水を30mL加えて、冷却速度2℃/分で30℃まで冷却した後、45℃まで加熱し、再び冷却速度1℃/分で30℃まで冷却した後、氷冷して析出した結晶をろ取した。この結晶を、室温で減圧乾燥(2hPa、5時間)することにより、α形結晶1.9gを得た。
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):6.6°(34)、7.4°(71)、7.9°(100)、8.9°(58)、10.7°(53)、11.3°(44)、11.8°(50)、13.1°(13)、17.7°(34)、18.7°(85)、19.8°(49)、21.0°(25)、21.2°(35)、22.1°(22)。
比較例2
合成例1で得られたリファキシミン0.2gに対してエタノールを0.5mL加えて、65℃まで昇温しリファキシミンを加熱溶解させた。この溶液に水を0.2mL加えて、冷却速度2℃/分で9℃まで冷却した後、析出した結晶をろ取した。この結晶を、室温で通風乾燥することにより、β形結晶0.04gを得た。
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.4°(53)、6.5°(34)、7.0°(55)、7.9°(100)、9.0°(18)、10.4°(62)、13.0°(9)、14.5°(19)、17.2°(13)、17.9°(14)、18.3°(52)、20.9°(26)。
比較例3
合成例1で得られたリファキシミン0.2gに対してエタノールを0.5mL加えて、65℃まで昇温しリファキシミンを加熱溶解させた。この溶液を、冷却速度2℃/分で9℃まで冷却した後、析出した結晶をろ取した。この結晶を、室温で減圧乾燥(2hPa、1時間)することにより、γ形結晶0.13gを得た。
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.2°(100)、7.1°(16)、8.4°(74)。
比較例4
比較例1で得られたα形結晶を30℃、相対湿度11%(飽和塩化リチウム水溶液上のデシケータ中)に50日間放置することによりδ形結晶を得た。
特徴的な回折ピークを示す回折角度2θ(括弧内は相対強度を示す):5.8°(40)、6.8°(37)、7.2°(84)、8.0°(82)、8.8°(100)、10.5°(69)、11.0°(24)、11.4°(32)、12.1°(12)、17.0°(23)、17.5°(65)、17.6°(75)、18.7°(58)、18.9°(29)、19.2°(23)、21.1°(36)、21.6°(39)。
実施例および比較例で得られた結晶の各物性を評価した結果を表15〜16に示す。なお、表9中、Amはアモルファスを意味する。また、実施例及び比較例で得られた結晶において、崩壊試験第2液中での撹拌時間と各種結晶形の溶解度との関係は図8に示す。
Figure 2013184902
Figure 2013184902
表15及び表16から明らかなように、II形結晶及びIII形結晶は、嵩密度が大きく搬送容積が小さくて済み、取扱性に優れるとともに、広い湿度範囲(0〜92%RH)で安定性に優れている。
製剤例1
実施例1で得られた結晶を0号カプセルに充填して、カプセル剤を得た。
製剤例2
次の処方に従って、実施例1で得られた結晶と担体成分とを混合し、この混合物を乾式造粒法により造粒し、この造粒物を整粒することにより、顆粒剤を得た。
[処方]
実施例1で得られた結晶 55.1g
結晶セルロース 21.2g
カルボキシメチルスターチナトリウム 4.1g
グリセリン脂肪酸エステル 3.1g
タルク 0.2g
全量 83.7g
製剤例3
次の処方に従って、製剤例2で得られた顆粒剤と担体成分を混合して打錠することにより錠剤を得た。
[処方]
製剤例2で得られた顆粒剤 83.7g
結晶セルロース 10.5g
グリセリン脂肪酸エステル 1.9g
タルク 0.1g
軽質無水ケイ酸 0.3g
全量 96.5g
製剤例4
次の処方のコーティング剤を用いて、製剤例3で得られた錠剤をコーティングすることによりフィルムコーティング錠を得た。
[コーティング剤の処方]
ヒプロメロース 70.5重量%
酸化チタン 20.5重量%
プロピレングリコール 6.9重量%
三二酸化鉄 2.1重量%
試験例1
各結晶をゼラチンカプセル(製造元:クオリカプス、サイズ:00号、ロット:C0079A)に100mg/kgの投与量で充填してカプセル剤を得た。イヌに各カプセル剤を経口投与し、橈側皮静脈から投与前および投与後1、2、4、6、8および24時間に血液を採取し、ヘパリン処理後、遠心分離により血漿を得た。LC−MS/MS(液体クロマトグラフィー−タンデム質量分析)法で、この血漿中リファキシミン濃度を測定し、最高血漿濃度(Cmax)、最高血漿中濃度到達時間(Tmax)および投与後24時間までの血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC0−24:Area Under the Plasma Concentration−time Curve)を算出した。なお、試験は8匹の雄性イヌを用い、3剤3期のクロスオーバーで実施した。結果を表17に示す。
Figure 2013184902
本発明の結晶は、極めて広い湿度範囲で安定であり、保存安定性に優れているとともに、溶解性及びバイオアベイラビリティ(体内吸収性)にも優れている。そのため、本発明の結晶は、医薬品(抗菌剤など)として安全に用いられる。例えば、本発明の結晶は、抗菌剤として有用である。また、本発明の結晶は、潰瘍性大腸炎、クローン病、クロストリジウム・ディフィシル関連下痢、旅行者下痢、赤痢、憩室炎、小腸細菌過剰増殖、過敏性腸症候群、回腸嚢炎、慢性膵炎、膵不全及び肝性脳症から選択された少なくとも一種の疾患を予防又は治療するための予防又は治療剤としても有用である。

Claims (11)

  1. 粉末X線回折スペクトルにおいて、2θで表される回折角度として、22.1±0.2°に回折ピークを有するとともに、6.1±0.2°、9.5±0.2°、14.1±0.2°、16.8±0.2°及び23.8±0.2°から選択された少なくとも1つの角度に回折ピークを有するリファキシミン含有結晶。
  2. 2θで表される回折角度として、6.1±0.2°、7.9±0.2°、8.4±0.2°、8.9±0.2°、9.5±0.2°、12.7±0.2°、14.1±0.2°、16.8±0.2°、19.6±0.2°、21.1±0.2°、22.1±0.2°及び23.8±0.2°に回折ピークを有する請求項1記載の結晶。
  3. 粉末X線回折スペクトルにおいて、2θで表される回折角度として、5.1〜6.1°に2つ以上の回折ピークを有するリファキシミン含有結晶。
  4. 2θで表される回折角度として、5.3±0.2°、5.9±0.2°、7.4±0.2°、7.9±0.2°、8.7±0.2°に回折ピークを有する請求項3記載の結晶。
  5. リファキシミンを水和物の形態で含有している請求項1〜4のいずれかに記載の結晶。
  6. 水分含量が0.5〜3重量%である請求項5記載の結晶。
  7. リファキシミンと晶析溶媒とを含む溶液を冷却して過飽和状態にし、この過飽和状態から結晶化して請求項1〜6のいずれかに記載のリファキシミン含有結晶を製造する方法であって、前記晶析溶媒が、メタノール又はC5−8アルカンを含む溶媒である方法。
  8. 粉末X線回折スペクトルにおいて、互いに異なる回折角度2θに回折ピークを有する複数のリファキシミン含有結晶で構成された混晶であって、請求項1〜6のいずれかに記載の結晶を含む混晶。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の結晶と、薬理学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の結晶を含む抗菌剤。
  11. 潰瘍性大腸炎、クローン病、クロストリジウム・ディフィシル関連下痢、旅行者下痢、赤痢、憩室炎、小腸細菌過剰増殖、過敏性腸症候群、回腸嚢炎、慢性膵炎、膵不全及び肝性脳症から選択された少なくとも一種の疾患を予防又は治療するための予防又は治療剤であって、請求項1〜6のいずれかに記載の結晶を含む予防又は治療剤。
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