JP2013194884A - 密封装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シールリングとハウジングとの摺動抵抗の増加を抑制しつつ、バックリングの破損の抑制を図った密封装置を提供する。
【解決手段】シリンダの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング10と、シールリング10の内周面と環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、を備える密封装置において、シールリング10は、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部11を有しており、合口部11において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面12で結ばれていることを特徴とする。
【選択図】図5
【解決手段】シリンダの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング10と、シールリング10の内周面と環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、を備える密封装置において、シールリング10は、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部11を有しており、合口部11において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面12で結ばれていることを特徴とする。
【選択図】図5
Description
本発明は、樹脂製のシールリングと該シールリングの内周面側又は外周面側に設けられるゴム状弾性体製のバックリングとを備える密封装置に関するものである。
油圧シリンダにおいては、ピストン(軸)側又はシリンダ(ハウジング)側に設けられる環状溝に装着され、ピストンとシリンダとの間の環状隙間を封止する密封装置が設けられている。図18及び図19を参照して、従来例に係る密封装置について説明する。図18は従来例に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。図19は従来例に係る密封装置の使用状態を示す側面図の一部である。
従来例に係る密封装置500は、ピストン200の外周に設けられた環状溝210に装着され、互いに往復移動するピストン200とシリンダ300との間の環状隙間を封止する。かかる密封装置500は、シリンダ300の内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング510と、シールリング510の内周面と環状溝210の溝底面211に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリング520とから構成される。
ここで、シールリング510の素材として、PTFEなどの適度な柔軟性を有する材料を用いた場合には、連続する環状部材で構成しても、拡径方向に変形させながらバックリング520の外周にシールリング510を装着することが可能である。しかしながら、高圧の環境下で用いられる場合には、シールリング510の素材として、高弾性な充填材入りのナイロン等が採用される。この場合には、剛性が高いため、拡径方向に変形させることが困難なため、シールリング510には、円周方向の1箇所を切断した合口部511が設けられる。また、合口部511として、油の漏れ流路が形成されないように、外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断されたステップカットが用いられている。
このようなシールリング510においては、その外周面の周長が、シリンダ300の内周面の周長よりも短いと、バックリング520の押圧力によるシールリング510の拡径方向への変形によって、図19に示すように、合口部511に隙間が生じてしまう。この場合、バックリング520の外周面側の一部が隙間に入り込んでしまう(図19中X部参照)。そのため、シールリング510が熱膨張時等することによって、合口部511の対向面同士が近づくことで隙間が狭くなり(図19中矢印Y参照)、バックリング520の外周面に破損が生じてしまう虞がある。
このような不具合を避けるために、初期的には、シールリング510の外周面の周長は、シリンダ300の内周面の周長よりも長くなるように設定されている。しかしながら、シリンダ300の線膨張係数(鉄の場合1.2×10−5/℃程度)に対して、樹脂材であるシールリング510の線膨張係数は1桁程度大きい。そのため、高温環境下においては、熱膨張により拡径しようとするシールリング510はシリンダ300の内周面により拘束された状態となり、シールリング510には周方向のクリープが生じ、圧縮方向に永久歪が生じてしまう。従って、温度が低下した際には、合口部511に隙間が生じてしまい、上記のように、破損が生じてしまう原因となる。
シールリング510の外周面の周長を、シリンダ300の内周面の周長よりも長くすればするほど、合口部511に隙間が生じてしまうことを抑制できるが、その場合にはシールリング510の外周面とシリンダ300の内周面との摺動抵抗が高くなってしまう。この摺動抵抗が高くなると、ピストン200をシリンダ300に挿入する際に必要な力が大
きくなり、手作業での組み込みが難しくなってしまう。また、ピストン200がシリンダ300に対して往復移動する際、特に起動の際に、スティックスリップの問題が生じてしまう。また、摺動抵抗が高いことで摺動摩耗が激しくなってしまう。更に、油膜も形成され難くなり、潤滑状態が悪化し、温度も上昇し易くなり、潤滑状態の悪化に拍車がかかってしまう。
きくなり、手作業での組み込みが難しくなってしまう。また、ピストン200がシリンダ300に対して往復移動する際、特に起動の際に、スティックスリップの問題が生じてしまう。また、摺動抵抗が高いことで摺動摩耗が激しくなってしまう。更に、油膜も形成され難くなり、潤滑状態が悪化し、温度も上昇し易くなり、潤滑状態の悪化に拍車がかかってしまう。
本発明の目的は、シールリングとハウジングとの摺動抵抗の増加を抑制しつつ、バックリングの破損の抑制を図った密封装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の密封装置は、
軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記ハウジングの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの内周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記ハウジングの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの内周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
ここで、合口部においては、切断部を挟んで両側の端部同士が突き当たった状態で隙間が形成されないように、隣接する面同士(端面と内周面、端面と外周面、端面と側面等)の間に湾曲面(いわゆるR面)を設けないようにするのが一般的である。しかしながら、合口部を金型成形にて形成する場合等、製造上、止むを得ずR面を設ける場合がある。この場合には、曲率半径を数十μm程度に抑えるのが一般的である。本発明における「湾曲面」は、このように、製造上止むを得ず設けるような曲率半径数十μm程度のR面は除かれる。以下の発明においても、同様である。
また、他の発明の密封装置は、
軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記ハウジングの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの内周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と内周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記ハウジングの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの内周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と内周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
これらの発明によれば、シールリングの合口部において、互いに対向する端面(先端面
)同士が突き当たった状態においても、内周面側では、上記湾曲面を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリングの一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。特に、後者の発明の場合には、当該一部に対して合口部におけるエッジ状の部位が接触することを殆どなくすことができる。従って、合口部において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリングの一部が入り込んだ状態で、シールリングの熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリングの破損を抑制することができる。
)同士が突き当たった状態においても、内周面側では、上記湾曲面を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリングの一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。特に、後者の発明の場合には、当該一部に対して合口部におけるエッジ状の部位が接触することを殆どなくすことができる。従って、合口部において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリングの一部が入り込んだ状態で、シールリングの熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリングの破損を抑制することができる。
また、他の発明の密封装置は、
ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの外周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの外周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
更に、他の発明の密封装置は、
ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの外周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と外周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの外周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と外周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする。
これらの発明によれば、シールリングの合口部において、互いに対向する端面(先端面)同士が突き当たった状態においても、外周面側では、上記湾曲面を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリングの一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。特に、後者の発明の場合には、当該一部に対して合口部におけるエッジ状の部位が接触することを殆どなくすことができる。従って、合口部において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリングの一部が入り込んだ状態で、シールリングの熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリングの破損を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、シールリングとハウジングとの摺動抵抗の増加を抑制しつつ、バックリングの破損の抑制を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本発明の密封装置は、軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する各種密封装置に適用可能である。また、本発明の密封装置は、ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する各種密封装置に適用可能である。以下、実施例1〜3では前者の例を示し、実施例4及び5では後者の例を示す。
(実施例1)
図1〜図6を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置について説明する。なお、本実施例においては、密封装置が、油圧シリンダにおけるピストンシールとして用いられる場合を例にして説明する。
図1〜図6を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置について説明する。なお、本実施例においては、密封装置が、油圧シリンダにおけるピストンシールとして用いられる場合を例にして説明する。
<密封装置全体>
特に、図1及び図2を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置の全体構成について説明する。図1は本発明の実施例1に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。図2は本発明の実施例1に係る密封装置の一部破断断面図である。
特に、図1及び図2を参照して、本発明の実施例1に係る密封装置の全体構成について説明する。図1は本発明の実施例1に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。図2は本発明の実施例1に係る密封装置の一部破断断面図である。
本実施例に係る密封装置100は、軸としてのピストン200の外周に設けられた環状
溝210に装着され、相対的に往復移動するピストン200とハウジングとしてのシリンダ300との間の環状隙間を封止する。そして、密封装置100は、シリンダ300の内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング10と、シールリング10の内周面と環状溝210の溝底面211に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリング20とから構成される。このバックリング20による弾性反発力により、シールリング10は外周面側に向かって押圧されることで、シリンダ300の内周面に対して接した状態が維持される。
溝210に装着され、相対的に往復移動するピストン200とハウジングとしてのシリンダ300との間の環状隙間を封止する。そして、密封装置100は、シリンダ300の内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング10と、シールリング10の内周面と環状溝210の溝底面211に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリング20とから構成される。このバックリング20による弾性反発力により、シールリング10は外周面側に向かって押圧されることで、シリンダ300の内周面に対して接した状態が維持される。
バックリング20は、回転対称形状である。すなわち、バックリング20は、円周方向のいずれの箇所にも切断部(合口部)は設けられておらず、連続する環状部材により構成されている。このバックリング20は、上記の通りゴム状弾性体で構成されていることから拡径方向に変形させながら環状溝210内に装着することが可能である。
<シールリング>
特に、図3〜図6を参照して、シールリング10について、より詳細に説明する。図3及び図4は本発明の実施例1に係るシールリングの側面図であり、それぞれ一方側の側面図と他方側の側面図である。図5(a)は本発明の実施例1に係るシールリングにおける外周面の一部拡大図であり、図3においてV部を矢印A方向に見た拡大図である。図5(b)は本発明の実施例1に係るシールリングにおける内周面の一部拡大図であり、図3においてV部を矢印B方向に見た拡大図である。図6は本発明の実施例1に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図3においてV部を拡大した図である。
特に、図3〜図6を参照して、シールリング10について、より詳細に説明する。図3及び図4は本発明の実施例1に係るシールリングの側面図であり、それぞれ一方側の側面図と他方側の側面図である。図5(a)は本発明の実施例1に係るシールリングにおける外周面の一部拡大図であり、図3においてV部を矢印A方向に見た拡大図である。図5(b)は本発明の実施例1に係るシールリングにおける内周面の一部拡大図であり、図3においてV部を矢印B方向に見た拡大図である。図6は本発明の実施例1に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図3においてV部を拡大した図である。
本実施例に係るシールリング10の素材として、例えば、充填材入りのナイロンのように、剛性の高い樹脂材が採用されている。
また、本実施例に係るシールリング10は、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部11を有している。ここで、本実施例においては、初期的には(経時的に劣化してしまう前の状態では)、シールリング10の外周面の周長は、シリンダ300の内周面の周長よりも長くなるように設定されている。従って、初期の段階では、油圧シリンダ内に密封装置100が組み込まれた状態で合口部11に隙間は生じていない。
そして、本実施例に係るシールリング10は、合口部11において、互いに対向する端面(先端面)と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面12で結ばれている(図5(b)及び図6参照)。この湾曲面12は、いわゆるR面(曲面状の面取り)である。本実施例においては、曲率半径が0.1mm以上のR面としている。従って、湾曲面12は、シールリング10を側面側から見た場合の曲率半径が0.1mm以上の湾曲面となっている。なお、曲率半径については、0.1mm以上、より好ましくは0.3mm以上とするのが望ましい。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
本実施例に係る密封装置100によれば、シールリング10の合口部11において、互いに対向する端面(先端面)同士が突き当たった状態においても、内周面側では、湾曲面12を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部11において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリング20の一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部11におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。これにより、合口部11において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリング20の一部が入り込んだ状態で、シールリング10の熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリング20の破損を抑制することができる。従って、長期に亘って密封性能を安定的にすることができ、密封装置100の長寿命化を
図ることができる。
本実施例に係る密封装置100によれば、シールリング10の合口部11において、互いに対向する端面(先端面)同士が突き当たった状態においても、内周面側では、湾曲面12を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部11において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリング20の一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部11におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。これにより、合口部11において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリング20の一部が入り込んだ状態で、シールリング10の熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリング20の破損を抑制することができる。従って、長期に亘って密封性能を安定的にすることができ、密封装置100の長寿命化を
図ることができる。
また、バックリング20の破損を抑制できることから、湾曲面12を設けない場合に比べて、シールリング10の外周面の周長を短めに設定(締め代を少なめに設定)することができる。なお、締め代とは、シールリング10の外径からシリンダ300の内径を引いた値である。
これにより、シールリング10の外周面とシリンダ300の内周面との摺動抵抗を低減させることができる。従って、ピストン200をシリンダ300に挿入する際に必要な力を小さくすることができ、摺動摩耗を低減させることができ、スティックスリップの問題も抑制することができる。
ここで、シールリング10に対して、上記の湾曲面12を設けたものと設けないものとを比較する評価試験の結果について説明する。
まず、評価試験内容について説明する。シリンダ300に対してピストン200をストローク±10mm、速度10mmsec(0.25Hz)にて往復移動させるようにした。このとき、密封装置100の両側に対して、交互に40MPaの油圧が2秒毎にかかるようにした。また、環境温度を−30℃として、評価時間は5時間とした。
また、評価対象については、密封装置100を油圧シリンダ300内に組み込んだ状態で、シールリング10がシリンダ300によって拘束されるようにすることで、シールリング10を加熱クリープさせ、加熱クリープ後の締め代が異なるものをいくつかサンプルとして用いた。
その結果、締め代が、シールリング10の外径に対して、+0.01mmのシールリング10の場合、湾曲面12を設けていない密封装置100の場合にはバックリング20の外周面に破損が生じたのに対して、湾曲面12を設けた密封装置100の場合にはバックリング20の外周面に破損は生じなかった。
以上の評価結果からシールリング10に湾曲面12を設けることによって、バックリング20の外周面の破損を抑制できることが分かる。
なお、初期の締め代が0.3mmのシールリング10を、120℃の環境下で240時間、加熱クリープさせると、締め代は約0.01mmとなる。従って、湾曲面12を設けた場合にはシールリング10の初期の締め代を0.3mm程度に設定することができる。これに対して、湾曲面12を設けない場合に、バックリング20の外周面に破損が生じないようにするには、締め代を+0.02mm程度にする必要がある。この場合、上記のような加熱クリープの試験結果から初期の締め代を0.5mm程度に設定しなければならないことが確認できた。
(実施例2)
図7及び図8には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1においては、シールリングの合口部において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示したが、本実施例においては、合口部において、互いに対向する端面と内周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7及び図8には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1においては、シールリングの合口部において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示したが、本実施例においては、合口部において、互いに対向する端面と内周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7は本発明の実施例2に係るシールリングにおける内周面の一部拡大図であり、図3においてV部を矢印B方向に見た拡大図に相当する。図8は本発明の実施例2に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図3においてV部を拡大した図に相当する。
本実施例においては、シールリング10に設ける湾曲面に関してのみ、上記実施例1と異なっている。つまり、バックリング20や密封装置100が油圧シリンダ内に組み込まれた状態等については上記実施例1の場合と同一であるので、その説明は省略する。
本実施例に係るシールリング10においても、上記実施例1の場合と同様に、その素材として、例えば、充填材入りのナイロンのように、剛性の高い樹脂材が採用されており、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部11を有している。また、シールリング10の外周面の周長は、シリンダ300の内周面の周長よりも長くなるように設定されている。従って、初期の段階では、油圧シリンダ内に密封装置100が組み込まれた状態で合口部11に隙間は生じていない。
そして、本実施例に係るシールリング10の場合も、上記実施例1の場合と同様に、合口部11において、互いに対向する端面(先端面)と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面13で結ばれている。更に、本実施例に係るシールリング10の場合には、合口部11における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間についても、いずれの箇所も湾曲面14で結ばれている。
このように、本実施例に係る密封装置100の場合には、合口部11における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間も湾曲面14で結ぶ構成を採用している点のみが上記実施例1とは異なっている。
本実施例に係る密封装置100によれば、合口部11において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリング20の一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部11におけるエッジ状の部位が接触することを、実施例1に比べてより一層抑制できる。従って、バックリング20の破損を、実施例1の場合に比べて、より一層抑制することができる。
(実施例3)
図9には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、上記実施例1に係るシールリング10において、内周面側に湾曲面を設ける分だけ内周面側を膨らませることで、肉厚が部分的に薄くなってしまうことを抑制する場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、上記実施例1に係るシールリング10において、内周面側に湾曲面を設ける分だけ内周面側を膨らませることで、肉厚が部分的に薄くなってしまうことを抑制する場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9は本発明の実施例3に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図3においてV部を拡大した図に相当する。
上記実施例1に係るシールリング10のように、内周面側に湾曲面12を設けた場合には、湾曲面12を設けている箇所だけ肉厚が薄くなる。これにより、品質等、何らかの影響が生じることも考えられ得る。
そこで、本実施例に係るシールリング10においては、湾曲面15を設ける部分付近について、内周面側を部分的に膨らませている。これにより、湾曲面15を設ける付近に肉厚が部分的に薄くなってしまうことを抑制することができる。
(実施例4)
図10〜図15を参照して、本発明の実施例4に係る密封装置について説明する。なお、本実施例においては、密封装置が、油圧シリンダにおけるロッドシールとして用いられる場合を例にして説明する。
図10〜図15を参照して、本発明の実施例4に係る密封装置について説明する。なお、本実施例においては、密封装置が、油圧シリンダにおけるロッドシールとして用いられる場合を例にして説明する。
<密封装置全体>
特に、図10及び図11を参照して、本発明の実施例4に係る密封装置の全体構成について説明する。図10は本発明の実施例4に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。図11は本発明の実施例4に係る密封装置の一部破断断面図である。
特に、図10及び図11を参照して、本発明の実施例4に係る密封装置の全体構成について説明する。図10は本発明の実施例4に係る密封装置の使用状態を示す模式的断面図である。図11は本発明の実施例4に係る密封装置の一部破断断面図である。
本実施例に係る密封装置150は、ハウジングとしてのシリンダ350の内周に設けられた環状溝360に装着され、相対的に往復移動する軸としてのピストン250とシリンダ350との間の環状隙間を封止する。そして、密封装置150は、ピストン250の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリング60と、シールリング60の外周面と環状溝360の溝底面361に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリング70とから構成される。このバックリング70による弾性反発力により、シールリング60は内周面側に向かって押圧されることで、ピストン250の外周面に対して接した状態が維持される。
バックリング70は、回転対称形状である。すなわち、バックリング70は、円周方向のいずれの箇所にも切断部(合口部)は設けられておらず、連続する環状部材により構成されている。このバックリング70は、上記の通りゴム状弾性体で構成されていることから縮径方向に変形させながら環状溝360内に装着することが可能である。
<シールリング>
特に、図12〜図15を参照して、シールリング60について、より詳細に説明する。図12及び図13は本発明の実施例4に係るシールリングの側面図であり、それぞれ一方側の側面図と他方側の側面図である。図14(a)は本発明の実施例4に係るシールリングにおける外周面の一部拡大図であり、図12においてV部を矢印A方向に見た拡大図である。図14(b)は本発明の実施例4に係るシールリングにおける内周面の一部拡大図であり、図12においてV部を矢印B方向に見た拡大図である。図15は本発明の実施例4に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図12においてV部を拡大した図である。
特に、図12〜図15を参照して、シールリング60について、より詳細に説明する。図12及び図13は本発明の実施例4に係るシールリングの側面図であり、それぞれ一方側の側面図と他方側の側面図である。図14(a)は本発明の実施例4に係るシールリングにおける外周面の一部拡大図であり、図12においてV部を矢印A方向に見た拡大図である。図14(b)は本発明の実施例4に係るシールリングにおける内周面の一部拡大図であり、図12においてV部を矢印B方向に見た拡大図である。図15は本発明の実施例4に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図12においてV部を拡大した図である。
本実施例に係るシールリング60の素材として、例えば、ナイロンなどの樹脂材が採用されている。
また、本実施例に係るシールリング60は、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部61を有している。ここで、本実施例においては、初期的には(経時的に劣化してしまう前の状態では)、シールリング60の内周面の周長は、ピストン250の外周面の周長よりも僅かに長くなるように設定されている。
そして、本実施例に係るシールリング60は、合口部61において、互いに対向する端面(先端面)と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面62で結ばれている(図14(a)及び図15参照)。この湾曲面61は、いわゆるR面(曲面状の面取り)である。本実施例においては、曲率半径が0.1mm以上のR面としている。従って、湾曲面62は、シールリング60を側面側から見た場合の曲率半径が0.1mm以上の湾曲面となっている。なお、曲率半径については、0.1mm以上、より好ましくは0.3mm以上とするのが望ましい。
<本実施例に係る密封装置の優れた点>
本実施例に係る密封装置150によれば、シールリング60の合口部61において、互いに対向する端面(先端面)同士が突き当たった状態においても、外周面側では、湾曲面62を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部61において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリング70の一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部61におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。これにより、合口部61において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリング70の一部が入り込んだ状態で、シールリング60の熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリング70の破損を抑制することができる。従って、長期に亘って密封性能を安定的にすることができ、密封装置150の長寿命化を図ることができる。
本実施例に係る密封装置150によれば、シールリング60の合口部61において、互いに対向する端面(先端面)同士が突き当たった状態においても、外周面側では、湾曲面62を設けた分だけ隙間が形成される。また、合口部61において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリング70の一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部61におけるエッジ状の部位が接触することを抑制できる。これにより、合口部61において、互いに対向する端面同士が離れた状態となってできる隙間にバックリング70の一部が入り込んだ状態で、シールリング60の熱膨張等により上記隙間が狭くなったり、隙間がなくなったりしてもバックリング70の破損を抑制することができる。従って、長期に亘って密封性能を安定的にすることができ、密封装置150の長寿命化を図ることができる。
(実施例5)
図16及び図17には、本発明の実施例5が示されている。上記実施例4においては、シールリングの合口部において、互いに対向する端面と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示したが、本実施例においては、合口部において、互いに対向する端面と外周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示す。その他の構成および作用については実施例4と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図16及び図17には、本発明の実施例5が示されている。上記実施例4においては、シールリングの合口部において、互いに対向する端面と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示したが、本実施例においては、合口部において、互いに対向する端面と外周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれている構成を示す。その他の構成および作用については実施例4と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図16は本発明の実施例5に係るシールリングにおける外周面の一部拡大図であり、図12においてV部を矢印A方向に見た拡大図に相当する。図17は本発明の実施例5に係るシールリングにおける側面の一部拡大図であり、図12においてV部を拡大した図に相当する。
本実施例においては、シールリング60に設ける湾曲面に関してのみ、上記実施例4と異なっている。つまり、バックリング70や密封装置150が油圧シリンダ内に組み込まれた状態等については上記実施例4の場合と同一であるので、その説明は省略する。
本実施例に係るシールリング60においても、上記実施例4の場合と同様に、その素材として、ナイロンなどの樹脂材が採用されており、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部61を有している。また、シールリング60の内周面の周長は、ピストン250の外周面の周長よりも僅かに長くなるように設定されている。
そして、本実施例に係るシールリング60の場合も、上記実施例4の場合と同様に、合口部61において、互いに対向する端面(先端面)と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面63で結ばれている。更に、本実施例に係るシールリング60の場合には、合口部61における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間についても、いずれの箇所も湾曲面64で結ばれている。
このように、本実施例に係る密封装置150の場合には、合口部61における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間も湾曲面64で結ぶ構成を採用している点のみが上記実施例4とは異なっている。
本実施例に係る密封装置150によれば、合口部61において、互いに対向する対向面同士の間にできた隙間にバックリング70の一部が挟み込まれた場合でも、当該一部に対して合口部61におけるエッジ状の部位が接触することを、実施例4に比べてより一層抑制できる。従って、バックリング70の破損を、実施例4の場合に比べて、より一層抑制
することができる。
することができる。
(その他)
上記実施例4,5においても、上記実施例3の場合と同様に、実施例4及び5に係るシールリング60において、外周面側に湾曲面を設ける分だけ外周面側を膨らませることで、肉厚が部分的に薄くなってしまうことを抑制する構成を採用することもできる。
上記実施例4,5においても、上記実施例3の場合と同様に、実施例4及び5に係るシールリング60において、外周面側に湾曲面を設ける分だけ外周面側を膨らませることで、肉厚が部分的に薄くなってしまうことを抑制する構成を採用することもできる。
10,60 シールリング
11,61 合口部
12,62 湾曲面
13,63 湾曲面
14,64 湾曲面
20,70 バックリング
100,150 密封装置
200,250 ピストン
210 環状溝
211 溝底面
300,350 シリンダ
360 環状溝
361 溝底面
11,61 合口部
12,62 湾曲面
13,63 湾曲面
14,64 湾曲面
20,70 バックリング
100,150 密封装置
200,250 ピストン
210 環状溝
211 溝底面
300,350 シリンダ
360 環状溝
361 溝底面
Claims (4)
- 軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記ハウジングの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの内周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする密封装置。 - 軸の外周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する前記軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記ハウジングの内周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの内周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と内周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と内周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする密封装置。 - ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの外周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする密封装置。 - ハウジングの内周に設けられた環状溝に装着され、相対的に往復移動する軸と前記ハウジングとの間の環状隙間を封止する密封装置であって、
前記軸の外周面に対して摺動自在に設けられる樹脂製のシールリングと、
該シールリングの外周面と前記環状溝の溝底面に密着するように設けられるゴム状弾性体製のバックリングと、
を備える密封装置において、
前記シールリングは、円周方向の1箇所に外周面側及び内周面側のいずれから見ても階段状に切断された合口部を有しており、該合口部において、互いに対向する端面と外周面との間、及び前記合口部における周方向に伸びる切断面のうち先端とは反対側の付け根部付近と外周面との間がいずれの箇所も湾曲面で結ばれていることを特徴とする密封装置。
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