JP2013196185A - 生体情報表示方法、生体情報表示画像データ作成装置およびそのためのプログラム - Google Patents

生体情報表示方法、生体情報表示画像データ作成装置およびそのためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】医療支援システムにおいて、専門家がより精度の高い診断を行い、より的確な処置を行うことを可能とする生体情報表示方法を提供する。
【解決手段】生体情報測定器12と専門家端末15とサーバ14とがネットワーク11を介して接続された医療支援システム10において、サーバ14が、専門家端末15から患者の識別情報と生体情報データの転送要求を受信する工程と、受信した識別情報に対応する診察日テーブルを参照して前々診察日および前診察日を取得する工程と、受信した識別情報に対応する生体情報データテーブルを参照して少なくとも前々診察日以降の表示用生体情報データを取得する工程と、取得した表示用生体情報データを時系列で表し、前々診察日および前診察日とともに示す第1の生体情報表示画像データを作成する工程と、作成した第1の生体情報表示画像データを専門家端末15に送信する工程とを有する生体情報表示方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者の血圧や血糖値などの生体情報を医師などの専門家が共有できる医療支援システムにおける、サーバを用いた生体情報の表示方法、その表示画像データを作成するサーバおよびプログラムに関する。
自宅等で測定された血圧などの生体情報をインターネット等のネットワークに接続されたサーバ上に保存し、必要に応じてそのデータを医師等の専門家が端末で閲覧できる仕組みが提案されている。例えば、特許文献1には、「利用者端末」と「健康管理支援システムサーバー」と「医療スタッフ用端末」がインターネット等を通じて接続された「健康管理支援システム」が開示されている。
特開2008−225585号公報
しかし、医師等の専門家が生体情報データを確認する場合に、単に時系列に並べられたデータを確認しても、生体情報データの推移と過去の診察結果との関係が一見して把握することが難しいという問題があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、サーバに保存された患者の生体情報データを医師等の専門家が確認する場合に、専門家がより精度の高い診断を行い、より的確な処置を行うことを可能とする生体情報表示方法、生体情報表示画像データ作成装置およびそのためのプログラムを提供することを目的とする。
本発明の生体情報表示方法は、患者の生体情報を測定して送信可能な生体情報測定器と、表示部を有する専門家端末と、生体情報測定器から送信された生体情報を受信して患者および生体情報測定日と対応付けられた生体情報データテーブルとして記憶し、専門家端末から送信された診察日を受信して患者と対応付けられた診察日テーブルとして記憶するサーバとが、ネットワークを介して接続された医療支援システムにおいて用いられる。そして、前記サーバが、前記専門家端末から患者の識別情報と前記生体情報データの転送要求を受信する工程と、受信した識別情報に対応する前記診察日テーブルを参照して前々診察日および前診察日を取得する工程と、受信した識別情報に対応する前記生体情報データテーブルを参照して少なくとも前々診察日以降の表示用生体情報データを取得する工程と、取得した表示用生体情報データを時系列で表し、前々診察日および前診察日とともに示す第1の生体情報表示画像データを作成する工程と、作成した第1の生体情報表示画像データを前記専門家端末に送信する工程とを有する。
この構成により、医師等の専門家に対して、前々診察日以降の生体情報を時系列で、かつ前々診察日および前診察日とともに示すことができる。専門家にとっては、前々診察日以降の生体情報データの推移を確認するとともに、過去の各診察日に行った診断、処置、治療、薬の処方等との関係を把握しやすくなるという効果が得られる。
本発明の生体情報表示画像データ作成装置は、患者の生体情報を測定して送信可能な生体情報測定器と、表示部を有する専門家端末と、前記生体情報測定器から送信された生体情報を受信して、患者および生体情報測定日と対応付けられた生体情報データテーブルとして記憶し、前記専門家端末から送信された診察日を受信して、患者と対応付けられた診察日テーブルとして記憶するサーバとがネットワークを介して接続された医療支援システムにおいて、前記サーバ内に構築される。そして、前記専門家端末から患者の識別情報と前記生体情報データの転送要求を受信する手段と、受信した識別情報に対応する前記診察日テーブルを参照して前々診察日および前診察日を取得する手段と、受信した識別情報に対応する前記生体情報データテーブルを参照して少なくとも前々診察日以降の表示用生体情報データを取得する手段と、取得した表示用生体情報データを時系列で表して前々診察日および前診察日とともに示す生体情報表示画像データを作成する手段と、作成した生体情報表示画像データを前記専門家端末に送信する手段とを有する。
ここで、前記サーバは物理的に1個のコンピュータで構成されていても、複数のコンピュータで構成されていてもよい。生体情報表示画像データ作成装置がサーバ内に構築されるとは、前記生体情報表示画像データ作成装置が、物理的に1個のコンピュータで構成されるサーバ内部にソフトウェア的に構築されていてもよく、複数のコンピュータで構成されるサーバの内の1台または複数台から構築されていてもよい。
この構成により、医師等の専門家に対して、前々診察日以降の生体情報を時系列で、かつ前々診察日および前診察日とともに示すことができる。専門家にとっては、前々診察日以降の生体情報データの推移を確認するとともに、過去の各診察日に行った診断、処置、治療、薬の処方等との関係を把握しやすくなるという効果が得られる。
本発明のプログラムは、コンピュータを上記生体情報表示画像データ作成装置として機能させるものである。
本発明の生体情報表示方法、生体情報表示画像データ作成装置またはプログラムによれば、医師等の専門家が、生体情報データの推移と過去の診察関係を一見して把握しやすく、より精度の高い診断を行い、より的確な処置を行えるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の医療支援システムの全体構成図である。 本発明の一実施形態の血圧計(生体情報測定器)の構成図である。 本発明の一実施形態の患者カードの構成図である。 本発明の一実施形態のサーバの構成図である。 本発明の一実施形態の専門家端末の構成図である。 本発明の一実施形態の患者端末の構成図である。 本発明の一実施形態の患者テーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態の血圧データテーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態の医師テーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態の診察日テーブルの構成を示す図である。 本発明の一実施形態の血圧データ記憶処理のフローを示す図である。 本発明の一実施形態の生体情報表示画像データ作成のフローを示す図である。 本発明の一実施形態の専門家端末のログイン画面を示す図である。 本発明の一実施形態の専門家端末に表示される生体情報表示画像の例である。 本発明の一実施形態の専門家端末に表示される推移グラフの表示期間変更操作を示す図である。 本発明の一実施形態の専門家端末に表示される生体情報解析グラフの種類を選択する操作を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「週あたりの測定日数」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「曜日別測定頻度」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「朝晩平均・朝晩差の変化(SBP)」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「頻脈・徐脈の発生状況」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「初回からの血圧レベルの変化」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「血圧平均値(曜日別)」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「血圧分布の変化(SBP)」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「血圧分布の変化(DBP)」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「血圧平均値(時間帯別)」を示す図である。 生体情報解析グラフの一例である「血圧平均値(月別)」を示す図である。
以下に、生体情報が血圧であり、専門家端末を操作する専門家が医師である場合について、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の前提となる医療支援システムの一実施形態の全体構成を示す図である。本実施形態の医療支援システム10では、患者の血圧を測定して送信可能な血圧計(生体情報測定器)12、医師が利用する専門家端末15、患者が利用する患者端末16、およびサーバ14がインターネット11を介して接続されている。サーバは、血圧計から患者の血圧を受信して、患者および測定日時と対応付けられた血圧データテーブルとして記憶する。また、サーバは、専門家端末から診察日を受信して、専門家および患者と対応付けられた診察日テーブルとして記憶する。さらに、各患者は、患者と対応付けられた一意のカード識別情報が割り当てられたカード13を所持している。
この医療支援システムを利用する方法は、例えば次のとおりである。患者は日々、朝夕に自宅で血圧を測定する。測定されたデータは血圧計からサーバに送信されて保存、蓄積される。患者が定期的に(例えば毎月1回)病院を訪れて医師の診察を受ける場合、医師は、サーバに蓄積された血圧データを専門家端末で確認することができ、このデータに基づいて診察を行うことができる。
図2は、本実施形態の血圧計12の構成を示す図である。血圧計12は、制御部21、通信部22、入力部23、表示部24、記憶部25、測定部26を有する。制御部21は血圧計12全体を制御する。入力部23は測定開始、データ送信等の患者からの指示を受け取る。測定部26は患者の血圧(最高血圧および最低血圧)と脈拍を測定する(以下、まとめて「血圧データ」ということがある)。測定された血圧データは表示部24に表示され、測定時刻とともに記憶部25に一旦記憶される。測定が完了すると、血圧データは通信部22を介してサーバ14に送信される。通信部22は、例えば移動通信システムを利用することができる。何らかの理由により送信が完了できなかった場合には、次に送信が行われて送信が完了するまで、データは引き続き記憶部25に保存される。
血圧計には一意の測定器識別記号が電磁的に記録されている。例えば、通信部として第3世代(3G)携帯電話機能を用いる場合には、その携帯番号を測定器識別記号とすることができる。血圧計はサーバへ、測定器識別記号、記憶部に記憶されている測定日時と血圧データの組(レコード)を送信する。
また、複数の患者が同一の血圧計を利用する場合には、例えば、血圧計に複数のボタンを設け、個々のボタンを患者一人ずつに対応づけておけばよい。患者が血圧データを測定する際に自身に対応したボタンを押すと、血圧計は、血圧データを押されたボタンの番号(以下、「拡張記号」ともいう)とともに記憶する。血圧計は、サーバに血圧データを送信する際に、電話番号と拡張記号の組み合わせを測定器識別記号としてサーバに送信する。このように、物理的に1台の血圧計を仮想的に複数の血圧計として取り扱うことにより、患者と血圧計を1対1に対応させることができ、医療支援システム全体の構成を単純化することができる。
図3は、患者が所持するカード13の構成を示す図である。カード13は、制御部31、通信部32、記憶部33を有する。制御部31はカード13全体を制御する。記憶部33には、当該カードに一意に割り当てられたカード識別記号が電磁的に記録されている。通信部32は、専門家端末15に設けられた後述するカード読取部へカード識別記号を送信する。カード13としては、例えば非接触型のICカードを用いることができ、カード識別記号としては、ICチップ固有のID番号を用いることができる。
個々の患者と、患者が所持するカード13のカード識別記号と、血圧計12の測定器識別記号(携帯電話番号および拡張記号)は、例えば血圧計が患者に販売される際に予め対応付けておき、これを患者テーブルとして、サーバ14に記憶させておくことができる。図7は、そのような患者テーブルの一例である。患者テーブルは複数の患者レコードからなり、各患者レコードは、各患者に一意に割り当てられた患者ID;測定器識別番号;カード識別番号;氏名・住所・電話番号等の個人情報;患者端末を利用するときのログイン名・パスワード;その他の情報;とから構成される。
図4は、サーバ14の構成を示す図である。サーバ14は、制御部41、通信部42、生体情報解析部43、生体情報表示画像データ生成部44、記憶部45を有する。制御部41はサーバ14全体を制御する。通信部42は、血圧計12、専門家端末15、患者端末16等と各種の通信を行う。生体情報解析部43は、血圧データの各種解析を行う。生体情報表示画像データ生成部44は、血圧データやその解析結果をグラフに表した画像データを生成する。記憶部45は、前記患者テーブルの他、血圧データ、医師情報など各種のデータを記憶する。
サーバは、血圧計から測定器識別記号と血圧データを受信すると、患者テーブルを参照して、測定器識別記号に対応する患者IDを取得する。ついで、患者IDに対応する血圧データテーブルに血圧データを記録する。図8はそのような血圧データテーブルの一例であり、図11は上記処理の流れを示している。また、サーバは、専門家端末や患者端末から要求を受信すると、送信元を確認して、送信元と要求の内容に応じて処理を行い、必要なデータを端末に送信する。サーバの動作の詳細は後述する。
サーバは、単一のコンピュータからなるものであっても、複数のコンピュータからなるものであってもよい。好ましくは、物理的または仮想的に複数のコンピュータからなり、患者情報や生体情報の記憶と、専門家端末からの要求に応じて行う生体情報の解析および生体情報表示画像データの作成が、別体のコンピュータによって行われることが好ましい。その方が、処理内容の変更や機能の追加に対して、物理的な装置またはプログラムの置換・追加によって、柔軟に対応することができるからである。
図5は、本実施形態の専門家端末15の構成を示す図である。専門家端末15は、制御部51、通信部52、入力部53、表示部54、カード読取部55、記憶部56を有する。専門家端末15には、通常のパーソナルコンピュータ等を用いることができる。その場合、制御部51、通信部52、入力部53、表示部54、記憶部56は、通常のパーソナルコンピュータのものをそのまま利用することができる。専門家端末のカード読取部56は、前述の患者が所持するカード13のカード識別記号を読み取るためのもので、パーソナルコンピュータのUSB等外部端子に接続して用いることができる。このカード読取部55は、本発明の必須要件ではないが、本実施形態の専門家端末のようにこれを備えることで、後述する利点が得られる。
図6は、本実施形態の患者端末16の構成を示す図である。患者端末16は、制御部61、通信部62、入力部63、表示部64、記憶部65を有する。患者端末16には、通常のパーソナルコンピュータ等を用いることができる。患者端末は、患者が自身の過去の血圧データ等を確認するため、患者情報の変更を行うためなどに用いるものである。患者は、通常のパーソナルコンピュータ等を用い、サーバにログインすることによって、これらの作業を行うことができる。
次に、上記のシステムにおいて、専門家端末15に血圧データ(生体情報)を表示する方法について、より詳細に説明する。
本実施形態の医療支援システムを利用する医師は、予め医師テーブルに登録され、サーバ14の記憶部45に記憶されている。図9は、医師テーブルの一例である。医師テーブルは複数の医師レコードからなり、各医師レコードは、各医師に一意に割り当てられた医師ID;氏名・住所・電話番号等の医師情報;専門家端末を利用するときのログイン名・パスワード;診察内容に関する初期設定;その他の情報;とから構成される。
また、医師が患者を診察した日は、診察日テーブルとして、サーバ14の記憶部45に記憶される。図10は診察日テーブルの一例である。診察日テーブルは、特定の医師と特定の患者の組み合わせ毎に作成され、医師ID;患者ID;診察内容に関する医師−患者毎の初期設定;過去の診察日の一覧;その他の情報;とから構成される。なお、診察日テーブルは医師が患者を初めて診察したときに作成されるので、サーバは、診察日テーブルの有無によって、その患者がその医師の診察を受けたことがあるかないかを判断することができる。
医師は、専門家端末15からサーバ14にログインする。このとき、認証手段としては、ログイン名とパスワードによる方法など、公知の方法を用いることができる。サーバは、各医師に一意に割り当てられた医師IDとログイン名・パスワード等とを対応づけた医師テーブルを記憶しており、医師がログインすると医師テーブルを参照して医師IDを取得する。また、その後に専門家端末から各種情報を受信したときに、その医師IDを持つ医師からの送信であると判断することができる。
医師がこの医療支援システム10を初めて利用する場合は、専門家端末15からサーバ14にログインしたときに、医師毎に適用される各種初期設定を行うよう促される。設定項目としては、例えば、血圧データの選択方法、血圧情報表示画面の省略時表示項目、画面デザインなどが挙げられる。専門家端末は、このような設定項目・内容をサーバに送信する。これを受信したサーバは、送信元の医師の医師IDと対応させて、記憶部45に記憶されている医師テーブルに設定内容を記録する。
図13は、専門家端末のログイン後のメニュー画面の例を示している。患者が初めてその医師の診察を受ける場合には、医師は患者毎の各種初期設定を行うように促される。医師は図13のメニューから患者検索を選択して、当該患者の氏名等を入力する。専門家端末15はこれをサーバ14に送信する。サーバは、患者テーブルを参照して患者IDを取得し、送信元の医師IDと患者IDとに対応する診察日テーブルがないことを確認した後、診察日テーブルを新しく記憶部に作成し、医師と患者の組み合わせ毎に設定されるべき各種初期設定の項目と内容を専門家端末に送信する。設定項目としては、患者の生活パターンに応じて一日のどの時間帯の血圧データを診察の基礎とするか、患者のカルテ番号などが挙げられる。また、設定項目として、患者の性別・年齢等に応じた血圧の正常値、当該患者に対する改善目標値などの、医師が血圧データの良否判断のために比較したい数値(以下「比較基準値」という)を設定することもできる。専門家端末は、このような設定項目・内容をサーバに送信する。これを受信したサーバは、前記診察日テーブルに設定内容を記録する。
患者がすでにその医師の診察を受けたことがある場合には、医師は図13のメニューの患者一覧から個別の患者を選択することができる。医師がメニューから患者一覧を選択すると、専門家端末15はサーバ14に患者一覧転送要求を送信し、サーバ14は、送信元の医師IDに紐付けられた後述する診察日テーブルを参照して、その医師の診察を受けたことがある患者名のリストを専門家端末15に送信する。そこで専門家端末は、サーバから受信した患者名リストの項目番号などを患者の識別情報として、その患者の血圧データの転送要求をサーバに送信することができる。
また、医師が、カード13を持参した患者を診察する場合には、患者から受け取ったカードを専門家端末のカード読取部に読み取らせることで、上記処理を簡略化できる。本実施形態の専門家端末15は、カード読取部55でカードを読み取ると、サーバ14にカード識別記号を送信する。このとき、カード識別記号が患者の識別情報として機能する。サーバは、カード識別記号を受信すると、患者テーブルを参照してカード識別記号に対応する患者IDを取得する。さらに、サーバは、その日を診察日とみなして、送信元の医師IDと患者IDに対応する診察日テーブルに登録することができる。さらに、サーバは、カードIDを受信すると、それを生体情報転送要求をみなして、後述する生体情報の解析および生体情報表示画像データの作成を開始することができる。
サーバは、専門家端末から血圧データの転送要求を受信すると、所定の処理を行い、グラフ表示用画像データを専門家端末に送信する。図14は、専門家端末に表示される画像の例である。
図14A(図14下部)は、朝夕それぞれの最高血圧および最低血圧の推移を、前々診察日および前診察日を含めて60日分表示している(以下「推移グラフ」という)。図14Aには、合わせて、前々診察日および前診察日の表示、ならびに医師が設定した最高血圧および最低血圧の改善目標値が示されている。
図12は、本実施形態のサーバによる生体情報表示画像データ作成のフローを示す図である。サーバは、専門家端末から患者のカードID(患者の識別情報であり、同時に生体情報データ転送要求である)を受信すると、以下の処理を行う。まず、患者テーブルを参照して、受信したカードIDに対応する患者IDを取得する。次に、医師テーブルを参照して、送信元の医師IDに対応する医師毎の初期設定値を取得する。次に、医師IDと患者IDに対応する診察日テーブルを参照して、前々診察日および前診察日、ならびに医師−患者毎初期設定値を取得する。次に、取得した前々診察日を考慮して、血圧データを表示すべき期間(以下、「表示期間」ということがある)を決定する。この表示期間は、少なくとも前々診察日から生体情報データ転送要求を受診した日(以下、「今診察日」という)までの期間を含む。次に、患者IDに対応する血圧データテーブルから、当該表示期間の血圧データを取得する。次に、取得した血圧データを時系列で表したグラフ(推移グラフ)を作成し、合わせて表示用画像データを作成する。このとき、前々診察日および前診察日がグラフ中に併せて表示されるように、表示画像データを作成する。また、比較基準値がグラフ中に併せて表示されるように、表示画像データを作成してもよい。このように推移グラフの画像データが作成すると、サーバは、これを前記専門家端末に送信する。このグラフにより、医師は、前々診察日以降の生体情報データの推移を確認できるとともに、過去の各診察日に行った診断、処置、治療、薬の処方等との関係をより的確に把握することができる。
上記推移グラフを作成するときに、医師毎初期設定値および医師−患者毎初期設定値は例えば、次のように使用される。一般に血圧は10分間に3回の測定を行うことが推奨されているが、3回の測定値のうちどの値を診断に用いるかには様々な考え方がある。例えば、1回目のみを用いる、2回目のみを用いる、1〜2回目の平均を用いる、2〜3回目の平均を用いる、1〜3回目の平均を用いる、最も低い値を用いる、低い2つの値の平均を用いるなどである。医師毎初期設定には各医師が標準として採用する方法が設定されており、サーバは、その方法にしたがって、血圧データテーブルから取得した血圧データから推移グラフを作成する。また、上記比較基準値は、医師が各患者毎に設定した数値であり、診察日テーブルに医師−患者毎初期設定値として記憶されている。
前記表示期間の始点および終点、すなわち推移グラフの両端は、単純に前々診察日および今診察日とすることができる。しかし、推移グラフの両端が常に前々診察日と今診察日であると、グラフの時系列軸の縮尺が都度異なることになり、かえって経時的な変化の程度が理解しづらいことがある。そこで、サーバが、予め定められた複数の標準日数を記憶しておき、そのうちで前々診察日を含む最短の標準日数を選択し、血圧テーブルからその日数分の血圧データを取得し、これを用いて推移グラフを作成するのが好ましい。例えば、標準日数を30日、60日、90日、180日、365日と定めておき、前々診察日から今診察日までの日数よりも大きい最短の標準日数を選択するのである。なお、推移グラフの時系列軸の縮尺は、専門家端末からの要求によって、事後的に変更するようにしてもよい。図15は、かかる事後的な変更を行うための表示画面を示している。
図14B(図14上方左)は、前々診察日から前診察日までの期間および前診察日から今診察日までの期間の朝夕それぞれの最高血圧および最低血圧の平均値を表示している(以下「平均グラフ」という)。
サーバは、上記推移グラフの作成過程において、前々診察日から前診察日までの期間および前診察日から前記転送要求受信日までの期間における血圧データの平均値を算出し、これを表示する画像データを作成し、これを専門家端末に送信する。
図14CおよびD(図14上方中央と右)は、血圧データを解析した結果が表示されている(以下「解析グラフ」という)。解析グラフは、サーバが血圧データの各種解析を行った結果を示すものである。専門家端末の画面上に表示する解析グラフは、複数の内から選択可能としてもよい。図16はかかる選択のための表示画面を示しており、サーバが専門家端末に送信した解析グラフのリストに基づいて、専門家端末にプルダウンメニュー方式で選択可能な解析グラフが表示されている。また、最初に表示する解析グラフは、医師毎初期設定または医師−患者毎初期設定に設定しておくことができる。
サーバは、専門家端末から患者の識別記号と生体情報データ転送要求を受信すると、上記推移グラフの作成過程において、血圧データを、予め設定された各種解析方法で解析して、その結果を表示する画像データを作成し、これを専門家端末に送信する。
さらに、図16では、各解析グラフ名の左側に丸や三角の記号が付されているが、これは、各解析結果が血圧データの良化傾向を示すものか悪化傾向を示すものかを表したものである(以下、「評価マーク」という)。サーバは、血圧データを解析した後、その結果が生体情報の良化傾向を示すものか悪化傾向を示すものかを評価して、選択可能な解析グラフのリストとともに各解析結果の評価マークの画像データを専門家端末に送信することができる。
このような方法で生体情報解析結果を提示することによって、医師にとっては、複数の解析結果のすべてを確認する前に評価マークを見るだけで、各解析結果の良否を把握することができるし、解析結果のうちで重要なものを判別することができる。また、このような生体情報解析結果提示方法は、患者にとってもメリットがある。医師等が患者を診察しながら専門家端末で解析結果を閲覧するときには、患者も同時に解析結果を見ることになる。その場合、解析結果が悪いと、患者によっては意気消沈して、生体情報を日々測定することや治療を受けることの意欲が減退することがあり得る。あるいは、解析結果が良いと、患者によっては油断して、生体情報を日々測定することや生活習慣の改善を続けることがおろそかになることがあり得る。これに対して、本実施形態の生体情報解析結果提示方法によれば、医師等の専門家が、患者の性格や病状を勘案してより適切な解析結果を選択して表示させることができる。
なお、専門家端末が選択可能な解析グラフのリストに評価マークを付して表示可能とするためには、サーバは、生体情報データ転送要求を受診した時点で、推移グラフ、初期設定で選択された解析グラフ以外に、選択可能なすべての解析を行い、その評価を行って、専門家端末に評価マークを送信する必要がある。
以下に、解析項目・グラフの例を、図17〜26に基づいて説明する。
図17に示す「週あたりの測定日数」は、前々診察日から前診察日までの期間(以下「今期間」という)および前診察日から今診察日までの期間(以下「今期間」という)において、朝晩それぞれの、週あたりの測定日数の平均を示すものである。前期間と今期間を比較して、例えば、3回未満から3回以上に増加したときはポジティブ、逆の場合はネガティブな評価とする。
図18に示す「曜日別測定頻度」は、前期間と今期間において、朝晩それぞれの、曜日あたりの測定日数を示すものである。前期間と今期間を比較して、例えば、測定を1回以上行った曜日の数が増加したときはポジティブ、逆の場合はネガティブな評価とする。
図19に示す「朝晩平均・朝晩差の変化(SBP)」は、前期間と今期間における、朝晩すべての最高血圧(収縮期血圧、SBP)の平均と、朝晩それぞれの最高血圧の差を示すものである。前期間と今期間を比較して、例えば、朝晩平均および朝晩差がいずれも減少したときはポジティブ、逆の場合はネガティブな評価とする。
図20に示す「頻脈・徐脈の発生状況」は、前期間と今期間において、朝晩それぞれの、脈拍が100回/分以上であった回数と40回/分未満であった回数を示すものである。この解析項目は、頻脈・徐脈が発生したことを医師に注意喚起するため、例えば、今期間に頻脈・徐脈が1回以上測定されている場合にネガティブな評価とすることができる。
図21に示す「初回からの血圧レベルの変化」は、前期間と今期間を含め初回からのすべての期間における、朝晩それぞれの、最高血圧と最低血圧(拡張期血圧、DBP)の変化を示すものである。前期間と今期間を比較して、例えば、最高血圧と最低血圧ががいずれも減少したときはポジティブ、逆の場合はネガティブな評価とする。
図22に示す「血圧平均値(曜日別)」は、前期間と今期間において、朝晩それぞれの、最高血圧および最低血圧の平均値を示すものである。例えば、今期間のすべての曜日で最高血圧および最低血圧が降圧目標を下回ったときにはポジティブな評価とすることができる。また、例えば、最高血圧または最低血圧のいずれかについて、最も血圧平均が高い2曜日の平均と、他の5曜日の平均との差が10mmHg以上あるときはネガティブな評価とすることができる。
図23に示す「血圧分布の変化(SBP)」は、前期間と今期間において、朝晩それぞれの、最高血圧の分布を示すものである。例えば、降圧目標値以下の場合、降圧目標値より高く降圧目標との差が20mmHg以下の場合、降圧目標値+20mmHgより高い場合に分けて、その割合を示す。また、それぞれを緑、黄、赤などに色分けして、視覚的に読み取りやすくしてもよい。前期間と今期間を比較して、例えば、降圧目標値以下の場合の割合が20%以上増加したときや降圧目標値+20mmHgより高い場合の割合が20%以上減少したときはポジティブ、逆の場合はネガティブな評価とする。
図24に示す「血圧分布の変化(DBP)」は、最低血圧について、血圧分布の変化(SBP)と同様の解析を行うものである。例えば、降圧目標値以下の場合、降圧目標値より高く降圧目標との差が10mmHg以下の場合、降圧目標値+10mmHgより高い場合に分けて、その割合を示す。また、それぞれを緑、黄、赤などに色分けして、視覚的に読み取りやすくしてもよい。前期間と今期間を比較して、例えば、降圧目標値以下の場合の割合が20%以上増加したときや降圧目標値+10mmHgより高い場合の割合が20%以上減少したときはポジティブ、逆の場合はネガティブな評価とする。
図25に示す「血圧平均値(時間帯別)」は、測定した時間帯別に最高血圧および最低血圧の平均を示すものである。解析期間は例えば、今期間のみ、前期間および今期間、初回以降すべて、など適宜選択できる。
図26に示す「血圧平均値(月別)」は、初回以降すべての期間について、月別に最高血圧および最低血圧の平均を示すものである。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、生体情報を血圧値として、専門家を医師として説明したが、これには限られない。生体情報は、血圧以外に、血糖値など、患者が日々測定した生体情報を医師が診断に必要とする各種生体情報であってもよい。また、専門家は、医師以外の医療従事者その他の専門家であってもよい。

Claims (10)

  1. 患者の生体情報を測定して送信可能な生体情報測定器と、
    表示部を有する専門家端末と、
    前記生体情報測定器から送信された生体情報を受信して、患者および生体情報測定日と対応付けられた生体情報データテーブルとして記憶し、前記専門家端末から送信された診察日を受信して、患者と対応付けられた診察日テーブルとして記憶するサーバと
    がネットワークを介して接続された医療支援システムにおける生体情報表示方法であって、
    前記サーバが、
    前記専門家端末から患者の識別情報と前記生体情報データの転送要求を受信する工程と、
    受信した識別情報に対応する前記診察日テーブルを参照して前々診察日および前診察日を取得する工程と、
    受信した識別情報に対応する前記生体情報データテーブルを参照して、少なくとも前々診察日以降の表示用生体情報データを取得する工程と、
    取得した表示用生体情報データを時系列で表し、前々診察日および前診察日とともに示す第1の生体情報表示画像データを作成する工程と、
    作成した第1の生体情報表示画像データを前記専門家端末に送信する工程と
    を有する生体情報表示方法。
  2. 前記医療支援システムは、患者と対応付けられた一意のカード識別記号が割り当てられたカードをさらに有し、
    前記専門家端末は、カード読み取り部をさらに有し、カード読み取り部が前記カードを読み取るとカード識別記号を前記サーバに送信するように構成されており、
    前記患者の識別情報がカード識別番号である
    請求項1に記載の生体情報表示方法。
  3. 前記サーバが電気通信回線で接続された複数のコンピュータからなり、
    少なくとも前記生体情報データテーブルの記録と前記生体情報表示画像データの作成が別体のコンピュータによって行われる
    請求項1または2に記載の生体情報表示方法。
  4. 前記サーバは、表示される前記生体情報の期間として、予め定められた複数の標準日数を記憶しており、
    前記表示用生体情報データを取得する工程において、前々測定日を含む最短の標準日数分の生体情報データを取得する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の生体情報表示方法。
  5. 前記サーバが、
    前々診察日から前診察日までの期間および前診察日から前記転送要求受信日までの期間における前記生体情報データの平均値を算出する工程と、
    前記2つの平均値を表示するための第2の生体情報表示画像データを作成する工程と、
    作成した第2の生体情報画像データを前記専門家端末に送信する工程と
    をさらに有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の生体情報表示方法。
  6. 前記サーバが、
    前々診察日以降の前記生体情報データを解析する工程と、
    解析結果を表示するための第3の生体情報表示画像データを作成する工程と、
    作成した第3の生体情報画像データを前記専門家端末に送信する工程と
    をさらに有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の生体情報表示方法。
  7. 前記サーバは、
    前記専門家端末から、前記患者に対する前記生体情報の比較基準値を受信して、受信した患者と比較基準値を対応付けて比較基準値テーブルとして記憶しておき、
    前記比較基準値データを前記生体情報データ、平均値または解析結果とともに示す第1ないし第3の生体情報表示画像データを作成する
    請求項6に記載の生体情報表示方法。
  8. 前記生体情報が患者の血圧、血糖値のいずれかである
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の生体情報表示方法。
  9. 患者の生体情報を測定して送信可能な生体情報測定器と、
    表示部を有する専門家端末と、
    前記生体情報測定器から送信された生体情報を受信して、患者および生体情報測定日と対応付けられた生体情報データテーブルとして記憶し、前記専門家端末から送信された診察日を受信して、患者と対応付けられた診察日テーブルとして記憶するサーバと
    がネットワークを介して接続された医療支援システムにおいて、前記サーバ内に構築された生体情報表示画像データ作成装置であって、
    前記専門家端末から患者の識別情報と前記生体情報データの転送要求を受信する手段と、
    受信した識別情報に対応する前記診察日テーブルを参照して前々診察日および前診察日を取得する手段と、
    受信した識別情報に対応する前記生体情報データテーブルを参照して、少なくとも前々診察日以降の表示用生体情報データを取得する手段と、
    取得した表示用生体情報データを時系列で表し、前々診察日および前診察日とともに示す生体情報表示画像データを作成する手段と、
    作成した生体情報表示画像データを前記専門家端末に送信する手段と
    を有する生体情報表示画像データ作成装置。
  10. コンピュータを請求項9に記載の生体情報表示画像データ作成装置として機能させるためのプログラム。
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