JP2013197012A - リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両 Download PDF

Info

Publication number
JP2013197012A
JP2013197012A JP2012065192A JP2012065192A JP2013197012A JP 2013197012 A JP2013197012 A JP 2013197012A JP 2012065192 A JP2012065192 A JP 2012065192A JP 2012065192 A JP2012065192 A JP 2012065192A JP 2013197012 A JP2013197012 A JP 2013197012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion secondary
lithium ion
secondary battery
sio
negative electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012065192A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Miyoshi
学 三好
Kimitoshi Murase
仁俊 村瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012065192A priority Critical patent/JP2013197012A/ja
Publication of JP2013197012A publication Critical patent/JP2013197012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】 煩雑なプレドーピングを用いずに、対極のLiの不可逆容量を低減したリチウムイオン二次電池用負極及びその負極を用いたリチウムイオン二次電池、並びに車両を提供する。
【解決手段】 リチウムイオン二次電池用負極が、SiOと、LiAlOとを含むことを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用負極及びその負極を有するリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池を搭載した車両に関するものである。
リチウムイオン二次電池は、充放電容量が高く、高出力化が可能な二次電池である。現在、主として携帯電子機器用の電源として用いられており、更に、今後普及が予想される電気自動車用の電源として期待されている。リチウムイオン二次電池は、リチウム(Li)を挿入および脱離することが出来る活物質を正極及び負極にそれぞれ有する。そして、両極間に設けられた電解液内をLiイオンが移動することによって動作する。
リチウムイオン二次電池には、正極の活物質として主にリチウムコバルト複合酸化物等のリチウム含有金属複合酸化物が用いられ、負極の活物質としては多層構造を有する炭素材料が主に用いられている。
リチウムイオン二次電池の性能は、二次電池を構成する正極、負極および電解質の材料に左右される。なかでも活物質を形成する活物質材料の研究開発が活発に行われている。例えば負極活物質材料として炭素よりも高容量な珪素または珪素酸化物が検討されている。
珪素を負極活物質として用いることにより、炭素材料を用いるよりも高容量の電池とすることが出来る。しかしながら珪素は、充放電時のLiの吸蔵・放出に伴う体積変化が大きい。そのため珪素が微粉化して集電体から脱落または剥離し、電池の充放電サイクル寿命が短いという問題点がある。
珪素酸化物を負極活物質として用いることにより、珪素よりも充放電時のLiの吸蔵・放出に伴う体積変化を抑制することが出来る。
例えば、負極活物質として、酸化珪素(SiO:xは0.5≦x≦1.5)の使用が検討されている。SiOは熱処理されると、SiとSiOとに分解することが知られている。これは不均化反応といい、SiとOとの比が概ね1:1の均質な固体の一酸化珪素SiOであれば、固体の内部反応によりSi相とSiO相の二相に分離する。分離して得られるSi相は非常に微細である。また、Si相を覆うSiO相が電解液の分解を抑制する働きをもつ。したがって、SiOをSiとSiOとに分解してなる負極活物質を用いたリチウムイオン二次電池は、サイクル特性に優れる。
しかしながら、SiOはリチウムイオンを吸蔵すると、安定な化合物を形成し、リチウムイオンを放出しなくなる。そのため、そのSiOから放出されないリチウムイオン分が不可逆容量となる問題点がある。
この初期不可逆容量の対応策として、不可逆容量分をあらかじめ電気化学的に充電しておく電極化成法が試みられている。電極化成法は例えば対極に金属リチウムを用いて半電池を組み、電気化学的にリチウムをドープする方法である。他に下記特許文献1には、負極と金属リチウムとを電池内で電気化学的に接触させることで、SiOにリチウムをプレドーピングした材料を含む負極が開示されている。
しかしながら、上記に記載のプレドーピングは一度電極を充電した後に、再び電池として組みなおすため煩雑で生産性もきわめて悪い。
またリチウムイオン二次電池の充電時に、電解液中に含まれる電解質が負極表面で一部還元分解され、分解生成物が生成する。その分解生成物は負極活物質粒子表面を被覆して被膜を形成する。この被膜は固体電解質界面被膜(SEI:Solid Electrolyte Interface)と称される。このSEIは、LiF、LiCO等を主成分とする。このSEIに含まれるLiF、LiCO等は、不可逆物質であり、SEIに含まれたLiは不可逆容量となってしまう。負極活物質粒子がSiを含むと、Siは充放電時のLiの吸蔵・放出に伴う体積変化が大きいため、負極活物質粒子も体積変化する。負極活物質粒子表面に形成されたSEIは、粒子の体積変化に伴って生成と崩壊を繰り返す。SEIの生成にはLiが消費されるため、充放電を繰り返すことでどんどんLiが消費されていく。負極活物質中のSiの量が多いほど、SEIによるLiの消費量は多くなる。
特開2009−76372号公報
本発明は、上記した従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、煩雑なプレドーピングを用いずに、不可逆容量になる対極のリチウム量を低減したリチウムイオン二次電池用負極及びその負極を有するリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池を搭載した車両を提供することである。
本発明者らは、鋭意研究の結果、あらかじめ負極材料中にリチウム源となる安定したリチウム化合物を入れておき、そのリチウム化合物のリチウムをSiOに吸蔵させることによって、SiOのリチウムの吸蔵反応によって発生するSiの量を抑制でき、そのSiに形成されるSEIの発生量を抑制して、充電時に対極に含まれるリチウムがSEIに吸蔵されて不可逆容量となる分を低減できることを見出した。
すなわち本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、SiOと、LiAlOとを含むことを特徴とする。上記負極は、初期リチウム充電後にLiSiOとAlとを含む。また初期リチウム充電後にLiSiOとAlはモル比で2:1〜1:2の割合で含まれることが好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池は、上記のリチウムイオン二次電池用負極を有することを特徴とする。本発明の車両は、本発明のリチウムイオン二次電池を搭載したことを特徴とする。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、SiOと、LiAlOとを含むことにより、充電時においてSiOにLiAlO由来のリチウムを吸蔵させることが出来、SEIの発生を抑制して、対極に含まれるリチウムの不可逆容量を低減することができる。
そのため上記リチウムイオン二次電池用負極を含むことにより高出力が可能であって、優れたサイクル特性を有するリチウムイオン二次電池とすることが出来る。また本発明の車両は、上記リチウムイオン二次電池を搭載しているため、より高出力が可能で優れたサイクル特性の電池を搭載した車両とすることが出来る。
(リチウムイオン二次電池用負極)
本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、SiOと、LiAlOとを含む。
SiOは、活物質としては機能しないが、電解液の分解を抑制する働きをもつ。そのためSiOを含むリチウムイオン二次電池用負極を有するリチウムイオン二次電池は、サイクル特性に優れる。
SiOは、負極中に含有されていればよい。市販のSiOを負極に添加してもよいし、下記のような方法で作成されたSiOが負極中に含まれていてもよい。
負極活物質原料として市販のSiOを用いる場合は、SiOの熱処理によって下記の式1のようにSiOができる。
(式1)2SiO→Si+SiO
式1の反応は、SiとOとの原子比が概ね1:1の均質な固体である酸化珪素(SiO:xは0.5≦x≦1.5)(これをSiOと称す)が、固体内部の反応によりSi相とSiO相との二相に分離する不均化反応である。一般に、酸素を断った状態であれば800℃以上で、ほぼすべてのSiOが不均化して二相に分離すると言われている。具体的には、非結晶性のSiO粉末に対して、真空中または不活性ガス中などの不活性雰囲気中で800〜1200℃、1〜5時間の熱処理を行うことで、非結晶性のSiO相および結晶性のSi相の二相を含む酸化珪素系粉末が得られる。
SiOは、下記式2、式3のように初期リチウム充電過程において、Liを吸蔵し、LiSiを経てLiSiOとなる。
(式2)SiO+4/5Li=2/5LiSi+1/5Si
(式3)LiSi+4/3Li=5/3LiSiO+1/3Si
ここで初期リチウム充電過程とは、その電極を用いて電池を組み、充電を行った初回を指す。初回の充電において、SiOは、Liの吸蔵によりSiO→LiSi→LiSiOの反応まで1V(vs Li/Li)以上ですみやかに起こることがわかっている。
さらにLiを吸蔵すると下記式4のようにLiSiO→LiSiOと変化していく。
(式4)LiSiO+Li=3/4LiSiO+1/4Si
このLiSiO→LiSiOの反応は1V以下で起こる。
ここでLiSiOとなるまでリチウムが吸蔵されると、LiSiOはリチウムを放出しなくなる。そのため、初期充電時に対極からのLiをSiOが吸蔵した場合、SiOがLiSiOになるまでに吸蔵された対極のリチウム量は不可逆容量となる。また上記(式2)(式3)(式4)に見られるように、Li吸蔵反応時にSiが発生する。
本発明の負極は、LiAlOを含む。LiAlOは、LiSiOと反応してLiSiOをLiSiOとすることが出来る。上記したLiAlOが、LiSiOと反応してLiSiOとする反応は、下記式5に記載の反応である。
(式5):LiSiO+1/2LiAlO+3/2Li→LiSiO+1/2Al
式5の反応は、式4の反応と比較するとわかるように、反応後にSiが発生しない。リチウムイオン二次電池の充電時にSi表面にはSEIが生成する。Siの量が増えればSEIの量が増える。SEIは一旦生成するとSEIに含まれたLiは不可逆容量となってしまう。そのためSiの量が増えれば、Liの不可逆容量分が増える。
またSiはリチウムイオン二次電池の充放電時の体積の膨張収縮が大きいため、Si表面にできたSEIはSiの体積の膨張収縮によって崩壊する。SEIは崩壊して新たなSi表面が発生すると、そこでまた新たなSEIが形成される。このようにしてSEIは崩壊、生成を繰り返して増加していく。そのため充放電を繰り返すことによって、SEI生成に使用されるリチウム量はどんどん多くなる。従ってSiの量が増えることによってLiの不可逆容量が増加するという影響が充放電を繰り返すことによって顕著に大きくなる。
式5によると反応後にSiが発生せず、Alが発生する。Al表面にもSEIが生成するが、Alは体積の膨張収縮が少ないので、Al表面に一度できたSEIは崩壊しないと考えられている。
式5に示す反応は、以下に説明する「第一原理計算」によって反応が起こることを確かめられる。第一原理計算は、実験値を参照することなく、物質の結晶構造や電子状態を求めることが出来る。第一原理計算によって生成エネルギー(ΔH)を求める。第一原理計算で得られたΔHの値は、実験値と大きな差がないことが知られている。ΔHの値が負の値であれば、反応式に従った反応が起こる。
上記した式2、式3、式4、式5より、式2、式3、式4によって反応した場合に不可逆容量となる対極のリチウム量と比較して、式2、式3、式5と反応することによって、不可逆容量となる対極のリチウム量は低減できることがわかった。
LiAlOは市販のものが使用できる。LiAlOは、粉末状であるのが望ましい。LiAlOの好ましい粒径は、0.1μm以上10μm以下である。
原料調製は、SiOを含有する活物質粉末と、LiAlO粉末と、を含む混合原料粉末を調製すればよい。原料調製に先立ち、SiOを含有する活物質粉末は、10μm以下さらには8μm以下に分級(篩い分け)するとよい。同様にLiAlO粉末も10μm以下、さらには5μm以下に分級するとよい。
対極のリチウムの不可逆容量を低減するためには、未反応のLiSiOが残らないようにする。そのためにLiAlOは、負極中に化学量論比のモル比よりも多く含むようにする。具体的に規定すれば、SiOとLiAlOとのモル比が、SiO:LiAlO=3:1〜1:4の割合で混合されればよい。
LiAlOは、SiO表面に接触していることが望ましい。LiAlOがSiO表面に接触していれば、LiAlOからSiOへLiが移動しやすくなるためである。望ましくは、LiAlOはSiO表面の少なくとも一部を被覆していることが好ましい。
上記負極は、初期リチウム充電後にLiSiOとAlとを含む。またLiSiOとAlはモル比で2:1〜1:2の割合で含まれることが好ましい。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極の他の構成要素は、特に限定されず、公知のものが使用できる。例えば、リチウムイオン二次電池用負極は、集電体と、集電体上に結着された活物質層と、を有する。活物質層は、活物質、導電助剤、バインダー樹脂、及び必要に応じ適量の有機溶剤を加えて混合しスラリーにしたものを、活物質上に塗布し、バインダー樹脂を硬化させることによって作製することができる。
集電体は、放電或いは充電の間、電極に電流を流し続けるための化学的に不活性な電子高伝導体のことである。集電体は箔、板等の形状を採用することが出来るが、目的に応じた形状であれば特に限定されない。集電体として、例えば銅箔やアルミニウム箔を好適に用いることが出来る。
活物質は、充電反応及び放電反応などの電極反応に直接寄与する物質のことである。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極の活物質として、Si、SiO(xは0.5≦x≦1.5)、Si化合物、炭素、Sn、Sn化合物等を用いることが出来る。
導電助剤は、電極の導電性を高めるために添加される。導電助剤として、炭素質微粒子であるカーボンブラック、黒鉛、アセチレンブラック(AB)、ケッチェンブラック(KB)、気相法炭素繊維(Vapor Grown Carbon Fiber:VGCF)等を単独でまたは二種以上組み合わせて添加することが出来る。
導電助剤の使用量については、特に限定的ではないが、例えば、活物質100質量部に対して、1〜100質量部程度とすることができる。
バインダー樹脂は、活物質及び導電助剤を集電体に結着するための結着剤として用いられる。本発明のバインダー樹脂は、特に限定されない。バインダー樹脂はなるべく少ない量で活物質等を結着させることが求められ、その量は活物質、導電助材、及びバインダー樹脂を合計したものの0.5wt%〜50wt%が望ましい。バインダー樹脂として、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系ポリマー、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム、ポリイミド等のイミド系ポリマー、アルコキシルシリル基含有樹脂、ポリアクリル酸、エポキシ系ポリマーを用いることが出来る。
本発明のリチウムイオン二次電池用負極は、以下のようにして製造することが出来る。リチウムイオン二次電池用負極の製造方法は、塗布工程と硬化工程とを有する。
塗布工程は集電体の表面にバインダー樹脂と活物質と導電助剤とを塗布する工程である。本発明で用いる負極活物質は、いずれも粉体形状であることが望ましい。上記活物質は、バインダー樹脂を介して集電体の表面に塗布され結着されている。粉体形状とは、その粒子径が10μm以下であることが好ましい。
塗布工程では、バインダー樹脂と活物質と導電助剤とをあらかじめ混合し、溶媒等を加えてスラリーとしてから集電体に塗布することが出来る。塗布方法として、ロールコート法、ディップコート法、ドクターブレード法、スプレーコート法、カーテンコート法などリチウムイオン二次電池用電極を作製する際に一般的に用いる塗布方法を用いることが出来る。
塗布工程は、バインダー樹脂と活物質と導電助剤とを混合してスラリーとし、上記スラリーを、集電体表面に塗布する工程である。
電極層のバインダー樹脂と活物質と導電助剤との混合割合は、活物質:導電助剤:バインダー樹脂=50:5:45〜98:1:1が好ましい。電極層の塗布厚みは10μm〜50μmが好ましい。
硬化工程は、バインダー樹脂を硬化して活物質を集電体に結着させる工程である。バインダー樹脂の硬化は、使用するバインダー樹脂の硬化条件に合わせて行えばよい。
(リチウムイオン二次電池)
本発明のリチウムイオン二次電池は、上記負極を有する。上記したリチウムイオン二次電池用負極を用いるリチウムイオン二次電池は、特に限定されない公知の正極、電解質、セパレータ、を用いることが出来る。
正極は、リチウムイオン二次電池で使用可能なものであればよい。正極は、集電体と、集電体上に結着された正極活物質層とを有する。正極活物質層は、正極活物質と、バインダーとを含み、さらには導電助剤を含んでも良い。正極活物質、導電助材およびバインダーは、特に限定はなく、リチウムイオン二次電池で使用可能なものであればよい。
具体的には、正極活物質としては、LiCoO、LiNi1/3Co1/3Mn1/3、LiMnO、Sなどが挙げられる。集電体は、アルミニウム、ニッケル、ステンレス鋼など、リチウムイオン二次電池の正極に一般的に使用されるものであればよい。導電助剤は上記の負極で記載したものと同様のものが使用できる。
電解質は、有機溶媒に電解質であるリチウム金属塩を溶解させた電解液や、電解質の溶液を含むポリマーゲルで構成されたポリマーゲル電解質を用いることができる。
有機溶媒として、非プロトン性有機溶媒、たとえばプロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)等から選ばれる一種以上を用いることができる。
また、有機溶媒に溶解させる電解質としては、LiPF、LiBF、LiAsF、LiI、LiClO、LiCFSO等の有機溶媒に可溶なリチウム金属塩を用いることができる。
例えば、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネートなどの有機溶媒にLiClO、LiPF、LiBF、LiCFSO等のリチウム金属塩を0.5mol/lから1.7mol/l程度の濃度で溶解させた溶液を使用することが出来る。
ポリマーゲル電解質は、電解質の溶液を含むポリマーゲルで構成される。ポリマーゲルとしては、光重合開始剤(例えば、IRGACURE184など)で重合するプレポリマーTA210(ポリオキシアルキレン鎖を有する多官能アクリレートポリマー)を用いることがよく、また、アクリロニトリルとアクリル酸メチル若しくはメタアクリル酸とのコポリマーを用いてもよい。ポリマーゲル電解質は、ポリマーを電解質溶液中に浸漬するか、又は電解質溶液の存在下でポリマーの構成単位(モノマー/化合物)を重合することによって得ることができる。
セパレータは、リチウムイオン二次電池に使用されることが出来るものであれば特に限定されない。セパレータは、正極と負極とを分離し電解液を保持するものであり、ポリエチレン、ポリプロピレン等の薄い微多孔膜を用いることができる。
本発明のリチウムイオン二次電池は、形状に特に限定はなく、円筒型、角型、コイン型等、種々の形状を採用することができる。いずれの形状を採る場合であっても、正極および負極にセパレータを挟装させ電極体とし、正極集電体および負極集電体から外部に通ずる正極端子および負極端子までの間を、集電用リード等を用いて接続した後、この電極体を電解液とともに電池ケースに密閉して電池となる。本発明のリチウムイオン二次電池は、常法に従って、組み立てることが出来る。
以上説明した本発明のリチウムイオン二次電池は、携帯電話、ノートパソコン等の携帯機器、情報関連機器の分野の他、たとえば、夜間電力で充電し、昼間に住宅、工場または事務所に給電する電池や、昼間に太陽電池で充電し、夜間に給電する電池といった定置用分野や自動車の分野においても好適に利用できる。たとえば、このリチウムイオン二次電池を車両に搭載すれば、リチウムイオン二次電池を電気自動車用の電源として使用できる。
(車両)
本発明の車両は、上記リチウムイオン二次電池を搭載したものである。本発明の車両はより高出力が可能で優れたサイクル特性のリチウムイオン二次電池を搭載でき、高性能の車両とすることが出来る。なお車両としては、電池による電気エネルギーを動力源の全部または一部に使用する車両であればよく、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、フォークリフト、電気車椅子、電動アシスト自転車、電動二輪車が挙げられる。
以上、本発明のリチウムイオン二次電池用負極およびその負極を用いたリチウムイオン二次電池、並びに車両の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者が行い得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
<第1原理計算>
第一原理計算では、計算プログラムとしてウルトラソフト擬ポテンシャルを用いた密度汎関数法に基づく電子状態計算プログラムを用いた。
密度汎関数法に必要な交換・相関エネルギーには、一般化密度勾配の補正を施したもの(Generalized−Gradient Approximation:GGA)を適用した。なお本発明においては密度汎関数法を使用したが、使用する計算手法は、密度汎関数法に限定されるものではなく、第一原理計算により物質の電子状態を高精度で予測できる手法を用いることが出来る。
第一原理計算は、実験値を参照することなく、物質の結晶構造や電子状態を求めることが出来る。ここでは式5:LiSiO+1/2LiAlO+3/2Li→LiSiO+1/2Alについて第一原理計算により生成エネルギー(ΔH)を求める。第一原理計算で得られたΔHの値は、実験値と大きな差がないことが知られている。
ΔHの値が負の値であれば、反応式に従った反応が起こる。上記式5のΔHは、上記第一原理計算より−20kJ/mol・Liとなった。ΔHが負の値であるので、式5で示される反応は起こることがわかった。
比較として式6の反応の第一原理計算を行った。
(式6):SiO+1/2LiMoO→1/2LiSi+1/2MoO
この反応はΔHが26.7kJ/mol・Liと正の値となり、式6の反応は起こらないことがわかった。

Claims (5)

  1. SiOと、
    LiAlOと、
    を含むことを特徴とするリチウムイオン二次電池用負極。
  2. 初期リチウム充電後に前記負極はLiSiOとAlとを含む請求項1に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  3. 初期リチウム充電後に前記LiSiOと前記Alがモル比で2:1〜1:2の割合で含まれる請求項2に記載のリチウムイオン二次電池用負極。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池用負極を有するリチウムイオン二次電池。
  5. 請求項4に記載のリチウムイオン二次電池を搭載した車両。
JP2012065192A 2012-03-22 2012-03-22 リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両 Pending JP2013197012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065192A JP2013197012A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065192A JP2013197012A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013197012A true JP2013197012A (ja) 2013-09-30

Family

ID=49395699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012065192A Pending JP2013197012A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013197012A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015063979A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 信越化学工業株式会社 負極活物質、負極活物質の製造方法、並びに、リチウムイオン二次電池
JP2015153520A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ リチウムイオン二次電池の負極用粉末、およびその製造方法
WO2018168411A1 (ja) * 2017-03-13 2018-09-20 信越化学工業株式会社 負極材及びその負極材の製造方法、並びに混合負極材
JPWO2017208624A1 (ja) * 2016-05-30 2019-02-07 信越化学工業株式会社 負極活物質、混合負極活物質材料、及び負極活物質の製造方法
WO2019087771A1 (ja) 2017-10-31 2019-05-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質及び非水電解質二次電池
WO2022113500A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極材料および非水電解質二次電池
WO2023162716A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質および非水電解質二次電池
WO2023162689A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質および非水電解質二次電池
WO2023166869A1 (ja) 2022-03-03 2023-09-07 日本重化学工業株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質、その製造方法、及びリチウムイオン二次電池用負極電極

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285545A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Ngk Insulators Ltd リチウム二次電池
JP2011222151A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極材及び非水電解質二次電池用負極材の製造方法並びにリチウムイオン二次電池

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285545A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Ngk Insulators Ltd リチウム二次電池
JP2011222151A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Shin Etsu Chem Co Ltd 非水電解質二次電池用負極材及び非水電解質二次電池用負極材の製造方法並びにリチウムイオン二次電池

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10283756B2 (en) 2013-10-29 2019-05-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Negative electrode active material, method for producing a negative electrode active material, and lithium ion secondary battery
US9929399B2 (en) 2013-10-29 2018-03-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Negative electrode active material, method for producing a negative electrode active material, and lithium ion secondary battery
WO2015063979A1 (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 信越化学工業株式会社 負極活物質、負極活物質の製造方法、並びに、リチウムイオン二次電池
JP2015153520A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ リチウムイオン二次電池の負極用粉末、およびその製造方法
JP2021103691A (ja) * 2016-05-30 2021-07-15 信越化学工業株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用混合負極活物質材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法、リチウムイオン二次電池用負極の製造方法、及びリチウムイオン二次電池の製造方法
JP7082228B2 (ja) 2016-05-30 2022-06-07 信越化学工業株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池用混合負極活物質材料、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法、リチウムイオン二次電池用負極の製造方法、及びリチウムイオン二次電池の製造方法
JP7265668B2 (ja) 2016-05-30 2023-04-26 信越化学工業株式会社 リチウムイオン二次電池、モバイル端末、自動車及び電力貯蔵システム
JP2022116186A (ja) * 2016-05-30 2022-08-09 信越化学工業株式会社 リチウムイオン二次電池、モバイル端末、自動車及び電力貯蔵システム
JPWO2017208624A1 (ja) * 2016-05-30 2019-02-07 信越化学工業株式会社 負極活物質、混合負極活物質材料、及び負極活物質の製造方法
US10991937B2 (en) 2016-05-30 2021-04-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Negative electrode active material, mixed negative electrode active material, and method for producing negative electrode active material
WO2018168411A1 (ja) * 2017-03-13 2018-09-20 信越化学工業株式会社 負極材及びその負極材の製造方法、並びに混合負極材
CN110419130B (zh) * 2017-03-13 2022-05-24 信越化学工业株式会社 负极材料及该负极材料的制造方法以及混合负极材料
CN110419130A (zh) * 2017-03-13 2019-11-05 信越化学工业株式会社 负极材料及该负极材料的制造方法以及混合负极材料
JP2018152250A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 信越化学工業株式会社 負極材及びその負極材の製造方法、並びに混合負極材
US11990603B2 (en) 2017-03-13 2024-05-21 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Negative electrode material, method of producing the negative electrode material, and mixed negative electrode material
WO2019087771A1 (ja) 2017-10-31 2019-05-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質及び非水電解質二次電池
WO2022113500A1 (ja) * 2020-11-30 2022-06-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極材料および非水電解質二次電池
EP4254551A4 (en) * 2020-11-30 2024-08-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. NEGATIVE ELECTRODE MATERIAL FOR A SECONDARY BATTERY WITH ANHYDROUS ELECTROLYTE AND SECONDARY BATTERY WITH ANHYDROUS ELECTROLYTE
WO2023162716A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質および非水電解質二次電池
WO2023162689A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 非水電解質二次電池用負極活物質および非水電解質二次電池
WO2023166869A1 (ja) 2022-03-03 2023-09-07 日本重化学工業株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質、その製造方法、及びリチウムイオン二次電池用負極電極
KR20240153356A (ko) 2022-03-03 2024-10-22 니혼쥬카가쿠고교가부시키가이샤 리튬 이온 이차 전지용 부극 활물질, 그 제조 방법, 및 리튬 이온 이차 전지용 부극 전극

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN114447437B (zh) 用于锂金属电池组的电解质和隔离件
Barghamadi et al. A review on Li-S batteries as a high efficiency rechargeable lithium battery
US10511049B2 (en) Electrolyte system including alkali metal bis(fluorosulfonyl)imide and dimethyoxyethane for improving anodic stability of electrochemical cells
JP7134556B2 (ja) リチウム二次電池
TWI506838B (zh) Nonaqueous electrolyte storage battery and manufacturing method thereof
JP5196118B2 (ja) 非水電解質二次電池及びその製造方法
JP2013197012A (ja) リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池及び車両
CN110556521B (zh) 硅阳极材料
KR102601603B1 (ko) 리튬 금속 전지
US11522221B2 (en) Gelation reagent for forming gel electrolyte and methods relating thereto
KR101590678B1 (ko) 리튬 이차전지용 음극 활물질 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
CN110800136B (zh) 锂硫电池用正极和包含所述正极的锂硫电池
CN110199426B (zh) 锂硫电池用电解液和包含所述电解液的锂硫电池
CN107799726A (zh) 电极活性材料的化学锂化
CN111033864B (zh) 锂金属电池用电解质和包含其的锂金属电池
WO2011117992A1 (ja) 電池用活物質および電池
CN116134640A (zh) 锂二次电池
KR20230159342A (ko) 리튬 이차 전지용 전해질 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지
US11335955B2 (en) Non-aqueous electrolyte for lithium ion secondary battery and lithium ion secondary battery using same
JP2019061826A (ja) リチウムイオン二次電池
JP2018160382A (ja) リチウムイオン二次電池
CN116504924A (zh) 用于锂金属电极的保护涂层及其形成方法
JP2019160615A (ja) リチウムイオン二次電池
JP2019160616A (ja) リチウムイオン二次電池
KR20190110345A (ko) 음극, 이의 제조 방법 및 이를 포함하는 리튬 이차전지

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150331