JP2013198714A - ロールペーパーホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】トイレットペーパーをロールから切り取った後、ロールが自動回転した際、次に使用するための取り代が確実に垂れ落ちるロールペーパーホルダーを提供する。
【解決手段】カバー本体41を押し下げると、案内部材5がロールペーパー2のロール体21の外周に沿って後退し、カバー本体41の下側に移動する。カバー本体41の端部42に沿ってペーパー22を切り取り、カバー本体41を元の位置に復帰させると、案内部材5が元の位置に復帰する。この際、案内部材5がペーパー22の下側に位置するので、ペーパー22をロール体21から剥がす作用を発揮する。同時に、回動駆動手段の作用によってロール体21が回転し、ペーパー22が下側に垂れさがる。
【選択図】図3

Description

この発明は、ロールペーパーホルダーに係り、詳しくは、ロールペーパーを回転させて繰り出すロールペーパーホルダーに関するものである。
トイレットペーパーなどのように、芯に巻きつけられたペーパー(ロール紙)を適宜引き出し、切り取って使用する場合において、切り取り後、半自動的にロールペーパーを回転させて、次に使用するための取り代として、巻きつけられているペーパーを、繰り出す装置が提案されている。
特開2009−106717公報
トイレットペーパーを使用する場合には、トイレットペーパーのロールに上側からカバーの縁を押し付け、その縁に沿って巻きつけられている紙を切り取る。この時、巻きつけられている側のトイレットペーパーの端が、カバーの縁に沿って残るが、カバーの縁をロールから離した後も、ロール側に付いた状態となり、次に使用するための取り代として垂れ落ちない場合がある。この状態で、ロールが自動的に回転すると、巻きつけられているトイレットペーパーは、垂れ落ちることなくロールと共に回転し、裏側に巻き込まれてしまうといった問題があった。
この発明は、トイレットペーパーをロールから切り取った後、ロールが自動回転した際、次に使用するための取り代が確実に垂れ落ちるロールペーパーホルダーを提供することを目的とするものである。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 一対の側部材と、
該側部材を離間させた状態で連結する基材と、
前記一対の側部材の間に架設され、ロールペーパーの芯に挿通される芯部材と、
前記芯部材に接続されて、前記芯部材を所定角度回転させる回転駆動手段と、
前記一対の側部材の間に支持され、架設された芯部材に取り付けられたロールペーパーに覆い被さって、先端辺がロールペーパーの外周に押接された作用位置と、ロールペーパーから離れた待機位置との間で揺動可能なカバー部材と、
前記カバー部材を、作用位置から待機位置へ向けて付勢する付勢部材と、
前記カバー部材の作用位置から待機位置への復帰によって、前記回転駆動手段の動力を伝達する動力伝達手段と、
前記カバー部材に接続され、ロールペーパーの最外周に巻きつけられたペーパーとロールペーパーとの間に位置し、前記カバー部材の揺動に伴って、ロールペーパーの外周面に沿って周方向に移動する案内部材とを備えることを特徴とするロールペーパーホルダー。
(2)前記案内部材は、ロールペーパーの幅方向に配置された薄板状の案内片を備え、該案内片は、ロールペーパーの周面に沿って回動可能に支持されている上記(1)に記載のロールペーパーホルダー。
(3)前記案内片は、前記カバー部材の揺動に基づいて、案内片待機位置と案内片収納位置との間で往復動し、案内片待機位置は、カバー部材の作用位置における先端辺よりも下側に位置する上記(1)又は(2)に記載のロールペーパーホルダー。
(4)前記カバー部材を作用位置で固定する係止手段を備え、
該係止手段は、各側部材の内側に配置された係止部と、
前記カバー部材から前記各側部材へ向けて先端部が出没自在に設けられ、前記カバー部材から先端部が突出し、前記係止部に係り止められることによって、前記カバー部材を作用位置において固定する係脱部材と、
前記係脱部材を、カバー部材から突出して係止部に係止した固定作用状態と、カバー部材側へ後退して、カバー部材が自由揺動可能となる解除状態との間で往復動操作する操作部材とを有する請求項1〜3のいずれか1に記載のロールペーパーホルダー。
請求項1に記載の発明によれば、カバー部材をロールペーパーへ押し付けて作用位置とし、ペーパーを切り取った後、カバー部材を待機位置へ復帰させる。この復帰の際に、付勢部材の付勢力によって回転駆動手段に動力が供給され、芯部材が回転する。芯部材の回転によってロールペーパーが回転し、巻き付けられているペーパーが繰り出される。ここで、案内部材がペーパーとロールペーパーの外周面の間に位置するため、最も外側に巻き付けられているペーパーが、ロールペーパーの外周から離れて垂れ下がり易くなり、ロールペーパーに付着したまま巻き込まれるといった不都合が抑制される。
請求項2に記載の発明によれば、案内片は薄板状であるのでロールペーパーの外周面と、最も外側に巻き付けられているペーパーとの間で、ペーパーを噛みこむことなく、滑らかに移動することが容易となる。また、案内片はロールペーパーの周面に沿って接触面の角度を調整できるように回動可能に構成されているので、移動とともにロールペーパーの周面に沿って回動でき、一層滑らかに周面を移動可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、案内片待機位置が、カバー部材の作用位置における先端辺より下側に位置するので、案内本が案内片待機位置に復帰することで、カバー部材のロールペーパーへの押し付けによって、ロール体に付いた最も外側のペーパーを、より確実に剥がすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、係脱部材を係止部に係合させてカバー部材を固定することによって、片手でロールペーパーを切り取ることができる。また、ペーバーを引き出してから、カバー部材を押し下げロール体の表面に押し当て、ペーパを切り取って、カバー部材の固定を解除するまでの、全ての操作を片手で行うことができる。
本発明のロールペーパーホルダーの構成を示す全体斜視図である。 芯材が装着された状態を示すロールペーパーホルダーの部分拡大斜視図である。 ロールペーパーホルダーにロールペーパーが装填された状態を示す全体斜視図である。 案内片の構成を示す拡大断面図である。 係止手段によってカバー部材が作用位置で固定された状態を示す全体斜視図である。 側部材に設けられた収容部内の構造を示す模式図である。 側部材に設けられた収容部内の構造の他の構成例を示す模式図である。
以下、本発明のロールペーパーホルダー1の好適実施形態について詳説する。図1は、本発明のロールペーパーホルダー1の構成を示す全体斜視図である。本発明のロールペーパーホルダー1は、ロールペーパーを収容するホルダー本体3と、カバー部材4と、案内部材5と、芯部材6とを有しており、ホルダー本体3には、芯部材6に接続されて、該芯部材6を回転させる回転駆動手段8と、回転駆動手段8に動力伝達手段7とが設けられている。
ホルダー本体3は、平行に配置された、一対の側部材32、33を有し、該側部材32、33は、背面側を背面部材31で、底部を底部材34で、上端部を天部材35で、それぞれ連結され、全体として箱状に構成されている。
図2に示されているように、ホルダー本体3の正面側は開口し、芯部材6が装着されロールペーパー2が正面側から装填できる構成となっている。側部材32、33には、それぞれ対向する面に、背面側へ向けて下方へ伸びる収容溝321、331がそれぞれ京成されている。この収容溝321、331に、芯部材6の両端が正面側から挿入され、収容溝321、331の最奥部で、芯部材6を回転自在に支持する構成となっている。また、片方の収容溝331の最奥部には、孔332が形成され、該孔332には、接続回転部材86が収容されている。接続回転部材86には、円周方向に凹凸が形成された駆動側係合部87が設けられ、芯部材6の一端部62の端面に形成された同形状凹凸で形成された従動側係合部62と係合する。
芯部材6の他端部64は、収容溝321内に収容され、その端面は平面となっており、回転時には収容溝321内で摺動する。芯部材6は、両端に既述の端部62、64を有する軸部61と、軸部61の周方向に複数配置された押接部材63とを備えている。
押接部材63は、この実施形態では弾性を有する線材で構成され、湾曲状に弾性変形させられた状態で、軸部61の両端近傍に、両端が接続固定されている。このように構成された芯部材6は、図3に示されているように、ロールペーパー2の芯部に形成された孔23に挿入される。複数の押接部材63において、軸部61から最も離れた頂点部を繋ぐ円周の直径は、ロールペーパー2の孔23の直径よりも大きく構成されている。このため、ロールペーパー2の孔23内では、押接部材63は、軸部61の中心方向に弾性変形させられた状態となるので、押接部材63は、ロールペーパー2の孔23の内壁に押し付けられた状態となり、押接部材63とロールペーパー2との摩擦によって、ロールペーパー2と、芯部材6は一対回転する。
ロールペーパー2は、孔23を備えた芯24と、芯24にペーパーが巻き付けられて構成されたロール部21とを有している。芯24に巻き付けられたペーパーをロール部21から繰り出し、垂れさがった部分(ペーパー22)を、カバー本体41で押さえてから、破り取って使用する。
カバー部材4は、側部材32、33の上部において、対向する面の間に架設された支持軸40と、該支持軸40に対してフリー揺動自在に支持されたカバー本体41と、カバー本体41の下側に突出したアーム43とを備えている。また、カバー本体41の下側において、カバー本体41の支持軸40にはカバー本体41の下面に当接する当接片45が設けられている。カバー本体41をロールペーパー2へ向けて押し下げると、当接片45がカバー本体41によって押し下げられるとともに、支持軸40がカバー本体41と共に回転する構成となっている。
図1及び図3の実線に示されているように、上方に開放されたカバー待機位置と、ロールペーパー2の外周に押し付けられたカバー作用位置との間で揺動移動する。また、カバー本体41は、ロールペーパー2を交換する際には、さらに上方にフリー揺動することができる。
また、支持軸40の両端には、揺動部材51a、51bが固定されており、支持軸40の回転と一体として揺動する構成となっている。揺動部材51a、51bは、正面方向に下方へ向けて平行に設けられ、さらにその先端には案内部材5が接続されている。案内部材5は、揺動部材51a、51bの先端にそれぞれ回動自在に接続された回動部材52a、52bと、回動部材52a、52bの先端部に接続された案内片54とを備えている。案内片54は、回動部材52a、52bの先端部にそれぞれ挿通してこれを連結する連結軸53に固定された長尺の板材であって、ロールペーパー2のロール部21と、最も外側に巻きつけられたロール紙22の間に配置される。また、回動部材52a、52bの間には、横部材55が架設されており、ロールペーパー2の上側に位置している。
以上のような構成において、カバー本体41を揺動させて、ロールペーパー2の周面に押し付けると、同時に、揺動部材51a、51bが下方に揺動する。この時、回動部材52a、52bは、揺動部材51a、51bとの接続端が下方へ移動し、図3及び図4に示されているように、横部材55と案内片54がロールペーパー2の周面に沿って案内片収納位置に後退する(想像線)。案内片54a、54bは、横断面形状が屈曲形状であり、屈曲角が鈍角である。連結軸53を挟むように、連結軸53の両側に固定されている。連結軸53は、回転部材52a、52bに対して回動自在に接続されており、案内片54がロールペーパー2の周面に沿って移動する際には、外側面が周面に沿うように姿勢変更する。案内片54a、54bは、屈曲した傾斜面541a、542a、541b、542bをそれぞれ備えるので、ロールペーパー2の柔らかい外周面を滑らかに移動することができる。案内片54aは、ロール部21の外周面に接触し、案内片54bは、最外周のペーパー22の裏側に接触する。
案内片54a、54bは、ロール部21と最外周のペーパー22との間に介在し、ペーパー22がロール部21から剥がれて垂れさがるように作用する。特に本実施形態では、一対の案内片54a、54bの対向する傾斜面541a、541b及び542a、542bは、交差角度が鋭角に配置されるので、案内片54が移動することで、ロール部21から最外周のペーパー22を剥がす作用が、一層良好に発揮される。例えば、案内片54が上方に移動する場合には、傾斜面541a、541bが楔のような作用を発揮して、ロール部21に巻きついている最外周のペーパー22を剥がす。また、カバー本体41をロールペーパー2に押し付けて、ペーパーを引き千切った後、カバー本体41を待機位置に復帰させた場合には、案内片54が下降して、案内片待機位置に復帰する。この時、カバー体41の押し付けによって、ロール部21に張り付いた最外周のペーパー22を剥がす作用が、案内片54によって発揮される。
カバー部材4と側部材32、33との間には、係止手段4Aが設けられている。
図1に示されているように、カバー本体41の裏側には、係脱部材46a、46bが設けられ、側部材32、33の内側面には、それぞれ対向する位置に係止部37a、37bが配置されている。係脱部材46a、46bは、側部材32、33の間に架設された支持軸40に平行に配置されている。各係脱部材46a、46bには、支持軸40に対して平行な向きに形成されたスリット461a、461bを備え、各スリット461a、461bには、カバー本体41側固定されたピン462a、462bが挿通している。このような構成によって、各係脱部材46a、46bは、支持軸40に対して平行な向き往復動可能に支持されている。各係脱部材46a、46bは、先端部463a、463bがカバー本体41の側端から突出した位置と、側端から内側に後退した位置との間で往復移動可能となっている。係脱部材46a、46bの、対向している各基端部には、相互に対称に傾斜する傾斜部464a、464bが形成されている。
係脱部材46a、46bに対して、これに直交する方向に操作部材47が配置されている。係脱部材46a、46bの基端部の間には、操作部材47の先端部471が挿入され、先端部471は、前記傾斜部464a、464bにそれぞれ接触する傾斜端辺を有する楔状に形成されている。操作部材47には、係脱部材46a、46bと同様に、スリットを備え、そのスリットには、カバー本体41に固定されたピンが挿通する。また、図5に示されているように、操作部材47には、カバー本体41の上側面に突出した操作摘み491が設けられている。操作摘み491は、ガバー本体41に形成されたスリット411を挿通し、このスリット411によって案内されて、前後方向に移動する。操作部材47の先端部471と、係脱部材46a、46bの間には、リンク472a、472bが接続されており、このリンク機構によって、操作部材47を前後方向に往復移動させると、係脱部材46a、46bが相互に離れる方向と、近づく方向に往復移動する。
操作摘み411を手前方向(端辺42へ向けて)移動させると、係脱部材46a、46bが相互に離れる方向に移動し、先端部463a、463bが、カバー本体41の側端から突出する(固定作用状態)。また、操作摘み411を背面方向(支持軸40へ向けて)移動させると、係脱部材46a、46bが相互に近づく方向に移動し、先端部463a、463bが、カバー本体41の側端から内側に後退する(解除状態)。
側部材32、33の内側面には、それぞれ対向する位置に係止部37a、37bが配置されている。係止部37a、37bは、カバー本体41が揺動した場合に、係脱部材46a、46bの先端部463a、463bが移動する軌跡上に沿って配置されており、先端部463a、463bを収容して係止するための係止凹部371a、371bが、前記軌跡上に複数個配列されている。係止部37a、37bにそれぞれ設けられている係止凹部371a、371bは、相互に対向する位置に設けられ、それぞれ対向する係止凹部371a、371bに、先端部463a、463bが係止される構成となっている。係止凹部371a、371bが、先端部463a、463bの軌跡に沿って複数個設けられているので、ペーパの消費によってロール体21が細くなり、カバー本体41の揺動角度が深くなっても、それに応じてカバー本体41の固定位置を変更できるようになっている。
先端部463a、463bが、カバー本体41の側端から突出すると、それぞれ係止凹部371a、371bに係合し、これにより、カバー本体41は、作用位置で固定される。操作摘み491を元の位置に戻すことによって、解除状態となり、カバー本体41がフリー状態となる。
次に、側部材33について説明する。側部材33は、外側から内側に向けて重ねられた3枚の板材33a、33b、33cを重ねあわせて構成されている。板材33a、33bの間の隙間には収容部36が形成され、その収容部36には、既述の回転駆動手段8に動力伝達手段7が収容されている。図6は、収容部36内の構造を示す模式図であり、ホルダー本体3の内側から視認した場合の図である。
カバー本体41の支持軸40は、板材33b、33cを貫通し、収納部36内において、揺動アーム71の基端部に接続されている。揺動アーム71は、支持軸40に固定されており、支持軸40の回動と一対として揺動する。揺動アーム71の先端には、付勢部材としてのスプリング70の一端が接続され、スプリング70の他端は、揺動アーム71の上方において、板材33bと板材33aの間に架設されたピンに接続されている。スプリング70の作用によって、揺動アーム71、支持軸40を介して、カバー本体41が上方へ揺動するように付勢される。
揺動アーム71の先端には、揺動軸73を介して連結部材72の一端が揺動自在に接続されている。また、連結部材72の他端には、往復駆動部材74が接続されている。往復動部材74には、端部にラック76が形成されており、図示されていない案内機構によって、ラック76の形成方向に向けて直線状に往復移動可能に設けられている。支持軸40、揺動アーム71、連結部材72、往復駆動部材74とによって、動力伝達手段としての作用を発揮する機構が構成される。カバー本体41の押し下げによって、支持軸40が右回転して揺動アーム71が下方(矢印a方向)へ振れ、スプリング70が伸張方向へ変形し、復元力が蓄積される。同時に、連結部材72によって連結された往復駆動部材74が下方に移動する。以上の通り、揺動アーム71は、スプリング70が変形していないアーム待機位置と、スプリング70が伸張方向に変形したアーム移動位置との間で揺動する。
往復駆動部材74のラック76には、従動部材としての従動ギヤ81のギヤが噛み合わされており、往復駆動部材74の往復動によって、従動ギヤ81が回動(矢印c方向)する構成となっている。往復駆動部材74が下方に移動する時は、従動ギヤ81は、左回転し、往復駆動部材74がスプリング70の復元力により上方へ移動するときは、右回転する。従動ギヤ81には、これに追従して回転する回転部材84が同軸状に設けられ、回転部材84は回転軸83を中心として従動ギヤ81とともに一体回転する。
回転部材84の外周部にはラッチ841が等間隔で複数配置され、ラッチ841には、回転部材84方向に付勢されたストッパ85の先端が係合している。ラッチ84と、係止手段としてのストッパ85によって、回転部材84は、右回転(矢印d方向)のみ可能となり、左方向の回転はストッパ85によって不能に構成されている。
要するに、従動ギヤ81と回転部材84は、右回転する際は一体として回転し、左回転する場合には従動ギヤ81のみが回転する。また、回転軸83は回転部材84と共に回転する。よって、回転軸83は右方向(一方方向)にのみ回転する。
回転軸83において、板材33b側の端には接続回転部材86が固定されている。接続回転部材86は回転軸83と一体として回転する。回動駆動手段としての作用を発揮する機構は、従動ギヤ81、回転部材84、ストッパ85とによって構成される。
以上のように構成されたロールペーパーホルダー1の作用について説明する。カバー本体41を押し下げて、カバー本体41の端辺42をロールペーパー2の外周面に押し付ける。この際、カバー本体41とともに支持軸40が回転し、揺動部材51a、51bが下方へ揺動する。これにより、回転部材52a、52bが後下方へ引き付けられるとともに、横部材55と案内片54がロールペーパー2の周面に沿って後退し、案内片54は、当初の位置よりも上方へ移動する。ロールペーパー2がペーパーの消費によって細くなっている場合には、回転部材52a、52bが後下方へ引き付けられる際、芯部材6の両端(ロールペーパー2の両端から露出した部分)に回転部材52a、52bが下縁部が接触し、その接触部分を支点として横部材55と案内片54が上方へ移動する。
カバー本体41の端辺がロールペーパー2に押し付けられた状態では、案内片54は、カバー本体41の下側に位置している。
また、カバー本体41の押し下げによって回転した支持軸40は、揺動アーム71を下方へ揺動させる。これにより、スプリング70が伸びる方向に変形し、復元力が蓄積される。また、連結部材72を介して往復駆動部材74が下方に移動し、従動ギヤ81を左回転させる。この時、回転部材84は、ストッパ85によって左回転が止められており、従って、回転部材84と一体となっている接続回転部材86も回転することなく当初の位置を維持している。
カバー本体41をロールペーパー2に押し付けた状態で、操作摘み491を手前に移動すると、係脱部材46a、46bの先端部463a、463bが突出して、係止凹部371a、371b内に挿入され、カバー本体41をロールペーパ2に押し付けた状態で固定される。操作摘み491は、カバー本体41の上側に配置されているので、カバー本体41のロールペーパ2への押しつけと、操作摘み491の操作とを、片手で行うことができる。
カバー本体41をロールペーパー2に押し付けた状態で、垂れさがっているペーパー22を破り取る。この破り取りもカバー本体41が固定されているので、片手で行うことが可能となる。破り取った後、操作摘み491を元の位置に戻すと、カバー本体41の固定が解除され、スプリング70の復元力により支持軸40が回転し、カバー本体41は、当接片45によって押し上げられる。同時に、揺動部材51a、51bが上方に揺動し、これにより案内片54が、ロールペーパー2の外周に沿って前方の案内片待機位置に戻る。この案内片54の復帰によって、カバー本体41の押し付けによってロールペーパー2の外周面にくっ付いていたペーパーが剥がされる。
一方、スプリング70の復元力により揺動アーム71が上方(矢印b方向)へ引き上げられると、往復駆動部材74が上昇し、従動ギヤ81が右回転する。従動ギヤ81の右回転によって回転軸83と回転部材84が右回転する。ラッチ841はストッパ85を押し上げる方向に回転するので、回転部材84は、回転を妨げられることなく、右回転する。回転軸83の右回転によって、接続回転部材86が右回転し、これにより、芯部材6が回転する。芯部材6の回転によってロールペーパー2が回転する。ロールペーパー2が回転する際、最も外側に巻き付けられているペーパー22は、案内片54によってロール体22から剥がれているので、ロールペーパー2の回転によって、正面側に垂れさがり、背面側に巻き込まれることは抑制される。
次に、図7に基づいて、図6における回転駆動手段8に動力伝達手段7の他の構成例について説明する。支持軸40に基端が固定されている揺動アーム71の先端には、スプリング70の一端が接続され、揺動アーム71の先端が上方へ付勢される構成となっている。既述の構成と同様に、揺動アーム71は、スプリング70が変形していないアーム待機位置と、スプリング70が伸張方向に変形したアーム移動位置との間で揺動する。
揺動アーム71の先端部には、揺動軸73を介して係合部材74aの基端部が揺動自在に接続されている。係合部材74aの先端には、係合部である爪741aが設けられている。係合部材74aの近傍には、従動部材84aが配置されている。従動部材84aは、回転軸83aを中心に回転する円盤であり、円盤の周端には、ラッチ841aが周方向に等間隔で複数個設けられている。
従動部材84aの周端部近傍には、従動部材84aへ向けて付勢されたストッパ85aが配置されている。係止手段としてのストッパ85aは、先端がラッチ841aに当接し、この実施形態では従動部材84aが左回転不能となるように構成される。従動部材84aが右回転(矢印d方向)する場合には、ラッチ841aはストッパ84aを押し上げて移動でき、回転可能に構成されている。即ち、従動部材84aは、一方方向にのみ回転可能に構成されている。
揺動軸73には、付勢部材であるねじりコイルばね(トーションばね)73aが装着されており、該バネ73aは、前記係合部材74aを揺動アーム71に対して左回転する方向に付勢している。これにより、係合部材74aは、従動部材84aに押接される方向に付勢される。揺動アーム71の上下揺動に伴って、係合部材74aは、従動部材84aに接触しつつ上下動する。そして、揺動アーム71がアーム移動位置からアーム待機位置に復帰する際に、つまり、係合部材74aが上昇する際に、係合部材74aの爪741aが、従動部材84aのラッチ841aに係合し、従動部材84aを右回転(矢印d方向)させる。従動部材84aの右回転によって、接続回転部材86が右回転し、これにより、芯部材6が回転する。
上記支持軸40、揺動アーム71、係合部材74a、爪741aとによって、動力伝達手段7aとしての作用を発揮する機構が構成される。従動部材84a、ラッチ841a、ストッパ85aとによって、回動駆動手段8aとしての作用を発揮する機構が構成される。
以上説明したように、カバー本体41を押し下げる操作によって、動力伝達手段に動力が伝わり、付勢手段であるスプリング70を変形させる。さらに、変形したスプリングの復元力は、動力伝達手段によって回動駆動手段に伝達され、回動駆動手段の駆動によってロールペーパー2が回転する。また、動力伝達手段は、待機位置と移動位置との間で往復動するが、待機位置から移動位置に移動する際には回動駆動手段に動力を伝達せず、移動位置から待機位置に移動する場合に回動駆動手段に動力を伝達する構成となっている。
1:ロールペーパーホルダー
2:ロールペーパー
3:ホルダー本体
32、33:側部材
4:カバー部材
5:案内部材
6:芯部材
7:動力伝達手段
70:スプリング
8:回動駆動手段

Claims (4)

  1. 一対の側部材と、
    該側部材を離間させた状態で連結する基材と、
    前記一対の側部材の間に架設され、ロールペーパーの芯に挿通される芯部材と、
    前記芯部材に接続されて、前記芯部材を所定角度回転させる回転駆動手段と、
    前記一対の側部材の間に支持され、架設された芯部材に取り付けられたロールペーパーに覆い被さって、先端辺がロールペーパーの外周に押接された作用位置と、ロールペーパーから離れた待機位置との間で揺動可能なカバー部材と、
    前記カバー部材を、作用位置から待機位置へ向けて付勢する付勢部材と、
    前記カバー部材の作用位置から待機位置への復帰によって、前記回転駆動手段の動力を伝達する動力伝達手段と、
    前記カバー部材に接続され、ロールペーパーの最外周に巻きつけられたペーパーとロールペーパーとの間に位置し、前記カバー部材の揺動に伴って、ロールペーパーの外周面に沿って周方向に移動する案内部材とを備えることを特徴とするロールペーパーホルダー。
  2. 前記案内部材は、ロールペーパーの幅方向に配置された薄板状の案内片を備え、該案内片は、ロールペーパーの周面に沿って回動可能に支持されている請求項1に記載のロールペーパーホルダー。
  3. 前記案内片は、前記カバー部材の揺動に基づいて、案内片待機位置と案内片収納位置との間で往復動し、案内片待機位置は、カバー部材の作用位置における先端辺よりも下側に位置する請求項1又は2に記載のロールペーパーホルダー。
  4. 前記カバー部材を作用位置で固定する係止手段を備え、
    該係止手段は、各側部材の内側に配置された係止部と、
    前記カバー部材から前記各側部材へ向けて先端部が出没自在に設けられ、前記カバー部材から先端部が突出し、前記係止部に係り止められることによって、前記カバー部材を作用位置において固定する係脱部材と、
    前記係脱部材を、カバー部材から突出して係止部に係止した固定作用状態と、カバー部材側へ後退して、カバー部材が自由揺動可能となる解除状態との間で往復動操作する操作部材とを有する請求項1〜3のいずれか1に記載のロールペーパーホルダー。
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