JP2013205509A - 光学シート、これを備えた表示装置、および光学シートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光透過性基材11と、シート面に沿って並列して設けられた複数の単位光透過部12aを有し、かつ複数の光吸収部13とを備え、各光吸収部13が、光透過性基材11側に位置する第1の端面13aと、該端面13aとは反対側に位置する第2の端面13bとを有し、光透過性基材11から第1の端面13aまでの距離がほぼ等しく、光学シート10の端部10bに位置する光吸収部13の高さが、光吸収部13の高さよりも低く、少なくとも光学シート10の端部10bに位置する光吸収部13の第2の端面13bを覆い、光透過性樹脂からなり、かつ単位光透過部の屈折率よりも低い屈折率を有する被覆部14を備える。
【選択図】図2
Description
光透過性基材11は、光透過部12を形成するためのベースとなる層である。光透過性基材11としては、透明樹脂フィルム、透明樹脂板、透明樹脂シートや透明ガラスを用いることができる。透明樹脂フィルムとしては、トリアセテートセルロース(TAC)フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系フィルム、ジアセチルセルロースフィルム、アセテートブチレートセルロースフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリアクリル系樹脂フィルム、ポリウレタン系樹脂フィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、(メタ)アクリルロニトリルフィルム等を好適に使用できるが、これらの中でも、ポリエステル系フィルムが好ましく用いられる。ポリエステル系フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートの他、ポリブチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等が挙げられる。
光透過部12は、シート状のものであり、上述したように複数の単位光透過部12aから構成されている。複数の単位光透過部12aは、図1に示される並列方向D1(配列方向)に並設されている。光透過部12は、幅が500mm以上1500mm以下、高さが20μm以上200μm以下とすることが可能である。光透過部の屈折率は、1.51以上1.60以下とすることが可能である。
光吸収部13は、上述したように単位光透過部間に設けられている。光吸収部13は、図2に示されるように、光透過性基材11側の端面である第1の端面13aと、第1の端面13aとは反対側の端面である第2の端面13bとを有している。単位光透過部12の並列方向D1における光学シート10の中央部10aの第2の端面13bは、図2および図3に示されるように、平面状になっているが、この第2の端面13bは凹面状になっていてもよい。また、単位光透過部12の並列方向D1における光学シート10の端部10bの第2の端面13bは、図2および図4に示されるように、凹面状になっているが、この第2の端面13bは平面状になっていてもよい。また、図3および図4に示される第2の端面13bの幅は、第1の端面13aの幅よりも広くなっているが、第2の端面13bの幅と第1の端面13aの幅は同じであってもよい。また、図3に示される光吸収部13は、第2の端面13bの幅がより広くなるように光透過性基材11の法線方向Nに対する光吸収部13の側面13cの上部における傾斜角度が側面13cの下部における傾斜角度より大きくなっている。光吸収部13は、図3に示される形状に限られず、例えば、光透過性基材11側に向けて先細る略台形状、略三角形状または略矩形状に形成されていてもよい。
被覆部14は、少なくとも光学シート10の端部10bに位置する光吸収部13の第2の端面13bを覆うように設けられている。被覆部14は、光学シート10の端部10bに位置する光吸収部13のみならず、全ての光吸収部13における第2の端面13bを覆うように設けられていてもよい。
粘着層15は、光学シート20を表示装置の表示部に接着させるためのものである。粘着層15に用いられる粘着剤は光を透過するとともに、適切に光学シート20を他に接着させることができれば、その材料は特に限定されるものではない。粘着剤としては、例えばアクリル系の共重合体を挙げることができる。
剥離層16は、取扱時に粘着層15が他に接触しないようにするためのものであり、粘着層6上に形成されている。剥離層16としては、特に限定されるものではないが、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂等が挙げられる。
このような光学シート10は、以下の方法によって製造することができる。図8および図9は本実施形態に係る光学シートの製造工程を模式的に示した図であり、図10は本実施形態に係る光透過部の形成工程を模式的に示した図であり、図11は本実施形態に係る光吸収部用組成物の供給工程を模式的に示した図である。図12は図11に示すダイヘッドをII−II線で切断したときの断面図であり、図13は図11に示すダイヘッドをIII−III線で切断したときの断面図である。
以下、本発明による光学シートを表示装置の表示部に取り付けた例について説明する。図17は本実施形態に係る光学シートを備えた表示装置の断面図である。図17に示される表示装置90は、上記した製造方法により製造された光学シート10を備えている。光学シート10は、光透過性基材11が観察者側となるように表示装置90の表示部91に接着層92を介して貼り付けられている。光学シート10の観察者側には、帯電防止性、反射防止性、防眩性等の機能を有する機能層93が配置されている。機能層93は複数層から構成されていてもよい。
ビスフェノールA―エチレンオキシド2モル付加物41質量部、イソホロンジイソシアネート14.0質量部を、およびウレタン化触媒としてビスマストリ(2−エチルヘキサノエート)(2−エチルヘキサン酸50%溶液))0.02質量部を加え、80℃で5時間反応させ、その後、2−ヒドロキシエチルアクリレート5質量部を加え、80℃で5時間反応させて得られたウレタンアクリレート系オリゴマーを、光硬化型プレポリマーとして用いた。このウレタンアクリレート系オリゴマー32、0質量部と、光硬化性モノマーとして、フェノキシエチルアクリレート(分子量192)10.0質量部、およびビスフェノールAのEO4モル付加物のジアクリレート(分子量512)30.0質量と、金型離型剤として、テトラデカノール−エチレンオキシド10モル付加物のリン酸エステル(モノエステル/ジエステル=モル比1/1)0.03質量部と、テアリルアミンエチレンオキシド15モル付加物0.02質量部、光重合開始剤として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、BASFジャパン株式会社製)3質量部と、を混合し、均一化して光透過部用組成物を得た。なお、この光透過部用組成物を厚さ10μmで塗工し、高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させ、多波長アッベ屈折計DR−M4(株式会社アタゴ製)を用いて589nmの屈折率を測定したところ、1.550であった。
光硬化型プレポリマーとして、エチレンオキシド、2,2´−[(1−メチルエチリデン)ビス(4,1−フェニレンオキシメチレン)]ビス−、ホモポリマー、ジ−2−プロペノアート20.0質量部と、反応性希釈モノマーとして、2−フェノキシエチル=アクリラート20.0質量部、α−アクリロイル−ω−フェノキシポリ(オキシエチレン)20.0質量部、および2−{2−[2−(アクリロイルオキシ)(メチル)エトキシ](メチル)エトキシ}(メチル)エチル=アクリラート13.0質量部と、光吸収粒子として、平均粒径4.0μmのカーボンブラックを25%含有したアクリル架橋微粒子(ガンツ化成株式会社製)20.0質量部と、光重合開始剤として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、チバ・スペシャリティケミカルズ株式会社製)7.0質量部と、を混合し、均一化して光吸収部用組成物を得た。なお、この光吸収部用組成物を厚さ10μmで塗工し、高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させ、多波長アッベ屈折計DR−M4(株式会社アタゴ製)を用いて589nmの屈折率を測定したところ、1.540であった。
光硬化型プレポリマーとして、エチレンオキシド、2,2´−[(1−メチルエチリデン)ビス(4,1−フェニレンオキシメチレン)]ビス−、ホモポリマー、ジ−2−プロペノアート20.0質量部と、反応性希釈モノマーとして、2−フェノキシエチル=アクリラート20.0質量部、α−アクリロイル−ω−フェノキシポリ(オキシエチレン)20.0質量部、および2−{2−[2−(アクリロイルオキシ)(メチル)エトキシ](メチル)エトキシ}(メチル)エチル=アクリラート13.0質量部と、光重合開始剤として、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、チバ・スペシャリティケミカルズ株式会社製)7.0質量部と、を混合し、均一化して被覆部用組成物を得た。なお、この被覆部用組成物を厚さ10μmで塗工し、高圧水銀灯により800mJ/cm2の紫外線を照射して硬化させ、多波長アッベ屈折計DR−M4(株式会社アタゴ製)を用いて589nmの屈折率を測定したところ、1.540であった。
上記組成の光透過部用組成物をポリエチレンテレフタレート基材(東洋紡績株式会社、A4300、厚さ100μm、幅1400mm)上に供給し、光透過部用組成物を硬化させて、表面に複数の溝が並設された、幅が1400mmの光透過部を形成した。溝の開口面の幅は10μmであり、溝の底面の幅は4μmであり、溝の深さは94μmであった。また、ポリエチレンテレフタレート基材から溝の底面までの距離は25μmであった。
実施例に係る光学シートを作製する際、予めダイヘッドから吐出される光吸収部用組成物の吐出量を、吐出口におけるダイヘッドの長手方向の各位置において測定した。なお、マニホールドの中央部の直下には吐出口の中央部が位置し、マニホールドの端部の直下には、吐出口の端部が位置していた。
実施例に係る光学シートを用いて視野角特性評価を行った。視野角特性評価は、各視野角を変えながら相対輝度をプラズマディスプレイの画面中央部および画面端部においてそれぞれ測定し、測定結果から1/2視野角および1/3視野角となる角度を求めることにより行った。「視野角」とは、画面中央部においては画面中央部の中心からの法線に対する上下方向への傾き角を意味し、画面端部においては画面端部の中心からの法線に対する上下方向への傾き角を意味する。「相対輝度」とは、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置していない状態の輝度に対する光学シートを配置したときの輝度の割合(%)を意味する。なお、相対輝度は、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置していない状態において最も高い輝度を100%としている。「1/2視野角」とは、正面の相対輝度の1/2となる相対輝度が得られる視野角を意味し、「1/3視野角」とは、正面の相対輝度の1/3となる相対輝度が得られる視野角を意味する。輝度の測定は、自動変角光度計(村上色彩研究所製、GP−500)により各角度について行った。
実施例に係る光学シートを用いてコントラスト評価を行った。コントラスト評価は、プラズマディスプレイの画面中央部および画面端部においてそれぞれ行った。具体的には、まず、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置していない状態で、画面中央部に向けて45度の角度で、照度150lxとなるように外光を照射し、画面中央部の正面において、画面を白く表示させた場合の輝度(白輝度)と、黒く表示させた場合の輝度(黒輝度)を測定した。そして、白輝度を黒輝度で割った値を画面中央部におけるコントラストとした。次に、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置した状態で、画面中央部に向けて45度の角度で、照度150lxとなるように外光を照射し、画面中央部の正面において、画面を白く表示させた場合の輝度(白輝度)と、黒く表示させた場合の輝度(黒輝度)を測定した。そして、白輝度を黒輝度で割り、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置した状態におけるコントラストを求めた。そして、画面中央部の正面における、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置していない状態のコントラストに対する光学シートを配置した状態のコントラストの割合(%)を求めた。なお、コントラストは、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置していない状態のコントラストを100%としている。同様の手法により、プラズマディスプレイの画面端部において、プラズマディスプレイの画面に光学シートを配置していない状態のコントラストに対する光学シートを配置した状態のコントラストの割合(%)を求めた。
10a…中央部
10b…端部
11…光透過性基材
12…光透過部
12a…単位光透過部
12b…溝
12c…中央部
12d…端部
13…光吸収部
13a…第1の端面
13b…第2の端面
14…被覆部
17…光吸収部用組成物
Claims (7)
- 光透過性基材と、シート面に沿って並列して設けられた複数の単位光透過部を有し、かつ前記光透過性基材上に設けられた光透過部と、前記単位光透過部間に設けられた複数の光吸収部とを備える光学シートであって、
前記各光吸収部が、光透過性基材側に位置する第1の端面と、前記第1の端面とは反対側に位置する第2の端面とを有し、
前記光透過性基材から前記各光吸収部における前記第1の端面までの距離がほぼ等しく、
前記単位光透過部の並列方向における前記光学シートの端部に位置する前記光吸収部の高さが、前記単位光透過部の並列方向における前記光学シートの中央部に位置する前記光吸収部の高さよりも低く、
少なくとも前記光学シートの前記端部に位置する前記光吸収部の前記第2の端面を覆い、光透過性樹脂からなり、かつ前記光透過部の屈折率よりも低い屈折率を有する被覆部をさらに備えることを特徴とする、光学シート。 - 前記光学シートの前記端部に位置する前記単位光透過部の表面から前記光学シートの前記端部に位置する前記光吸収部の前記第2の端面までの距離が、1μm以上10μm以下である、請求項1に記載の光学シート。
- 前記被覆部の屈折率が1.49以上1.58以下であり、前記光透過部の屈折率が1.51以上1.60以下である、請求項1または2に記載の光学シート。
- 表示部と、
前記表示部よりも観察者側に配置された請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光学シートと
を備えることを特徴とする、表示装置。 - 光透過性基材と、シート面に沿って並列して設けられた複数の単位光透過部を有し、かつ前記光透過性基材上に設けられた光透過部と、前記単位光透過部間に設けられた複数の光吸収部とを備える光学シートの製造方法であって、
光透過性基材上に設けられ、シート面に沿って並列して設けられた複数の単位光透過部と、前記単位光透過部間に設けられた複数の溝とを有し、かつ前記光透過性基材から前記溝の底面までの距離がほぼ等しい光透過部を用意する工程と、
前記光透過部の表面に、電離放射線硬化型樹脂組成物と光吸収粒子とを含む光吸収部用組成物を供給し、前記光透過部の表面上の前記光吸収部用組成物を掻き取ることにより、前記溝に前記光吸収部用組成物を充填させる工程と、
前記光吸収部用組成物を硬化させて、前記単位光透過部間に複数の光吸収部を形成する工程とを備え、
前記光吸収部用組成物の供給は、前記単位光透過部の並列方向における前記光透過部の中央部よりも前記単位光透過部の並列方向における前記光透過部の端部の方が前記光吸収部用組成物の供給量が少なくなるように行われる、光学シートの製造方法。 - 前記各光吸収部が、光透過性基材側に位置する第1の端面と、前記第1の端面とは反対側に位置する第2の端面とを有し、
前記光吸収部を形成した後、少なくとも前記光透過部の前記端部に位置する前記光吸収部の前記第2の端面を覆い、光透過性樹脂からなり、前記単位光透過部の屈折率よりも低い屈折率を有する被覆部を形成する工程をさらに備える、請求項5に記載の光学シートの製造方法。 - 前記被覆部の屈折率が1.49以上1.58以下であり、前記光透過部の屈折率が1.51以上1.60以下である、請求項6に記載の光学シートの製造方法。
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