JP2013209976A - 弁開閉時期制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部ロータ10の複数の区画部12の中間の内部ロータ20のベーン部22を嵌め込むように外部ロータ10と内部ロータ20とを回転軸芯Xを中心に回転自在に配置する。外部ロータ10と内部ロータ20とに回転軸芯X方向から当接するプレートを備え、このプレートと区画部12とを締結部材6で連結し、締結部材6を基準にして回転軸芯Xに近接する位置でプレートと区画部12とに係合する補強体15を備えた。
【選択図】図2
Description
従って、駆動側回転部材の区画部に対して従動側回転部材のベーン部を当接させる制御が行われる弁開閉時期制御装置において区画部の変形を抑制することにより、適正な制御を実現する弁開閉時期制御装置が構成された。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔基本構成〕
図1及び図2には本発明に拘わる弁開閉時期制御装置を示している。この弁開閉時期制御装置は、駆動側回転部材としての外部ロータ10と、従動側回転部材としての内部ロータ20を備えると共に、外部ロータ10と内部ロータ20との相対回転を阻止(拘束)するロック機構Lを備えている。外部ロータ10は、内燃機関としてのエンジンEのクランクシャフト1とタイミングチェーン2を介して同期回転する。内部ロータ20は、エンジンEの燃焼室の吸気弁を開閉するカムシャフト3に連結すると共に、外部ロータ10と相対回転自在となるように、外部ロータ10の回転軸芯X(カムシャフト3の軸芯と一致する)と同軸芯に配置されている。ロック機構Lは、外部ロータ10と内部ロータ20との相対回転を阻止(拘束)することにより、これらを予め設定された相対回転位相で保持する。
弁開閉時期制御装置は、前述した外部ロータ10と内部ロータ20とを前部位置のフロントプレート4と、これと反対側(エンジン側)のリヤプレート5とで挟み込み、フロントプレート4から外部ロータ10に挿通した締結部材としての連結ボルト6をリヤプレート5に螺合させる形態で連結(締結)している。
ロック機構Lは、内部ロータ20に形成された複数のベーン部22の1つに対して、回転軸芯Xと平行姿勢の軸芯に沿って出退自在に備えた拘束体としてのロックピン31と、このロックピン31が嵌合するようにリヤプレート5に形成した嵌合凹部32と、ロックピン31を係合方向(延出方向)に付勢するロックスプリング33とを備えて構成されている。
この弁開閉時期制御装置では、回転位相制御ユニット41での制御モードの1つとして、エンジンEの始動時のクランキングにおいて区画部12の当接面12Sにベーン部22を当接させることで相対回転位相を最遅角にセットし、この後に、所定時間だけ作動油を供給した後に燃焼室の点火を開始する等のシーケンスが設定されている。
本発明の補強体15は、前述したようにフロントプレート4と区画部12とに係合する構成に限るものではなく、図5に示すように、フロントプレート4と、区画部12と、リヤプレート5とに亘って補強体15が係合する構成であっても良い。
(a)区画部12において前述したものと同様の係合位置に係合孔12Aを形成し、リヤプレート5において係合孔12Aと一致する位置に係合孔5Aを形成し、これらに係合するように、補強体15を備える。このようにリヤプレート5と区画部12との間だけに補強体15を備えたものでも、区画部12の変形の抑制が可能となる。
このような構成から、エンジンEの始動時等においてベーン部22が区画部12の当接面12Sに対して繰り返し強く当接する状況が発生しても、区画部12の変形を補強体15が抑制する。従って、相対回転位相を最遅角とし、この後に最遅角を基準にして相対回転位相を目標とする位相まで変化させる制御を行う場合にも、基準となる最遅角位置が変動する不都合を抑制して長期に亘って高い精度での制御を実現する。これと同様に、相対回転位相を最進角に設定し、この後に最進角を基準にして相対回転位相を目標とする位相まで変化させる制御を行う場合にも、基準となる最進角位置が変動する不都合を抑制して長期に亘って高い精度での制御を実現する。
次に、第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では区画部12に備えられる補強体15に替えて、複数の区画部12の間に形成される油室(流体空間の一例)に保護体91が備えられる。基本構成、弁開閉時期制御装置の具体構成、ロック機構Lについては、上記第1の実施形態と同様であるので、以下で異なる点を中心に説明する。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
3 カムシャフト
4 プレート(フロントプレート)
4A 係合孔
5 プレート(リヤプレート)
5A 係合孔
6 締結部材(連結ボルト)
10 駆動側回転部材(外部ロータ)
11 外周部(外殻部)
15 補強体
12 区画部
12A 係合孔
20 従動側回転部材(内部ロータ)
21 内周部(本体部分)
22 ベーン部
91 保護体
92 円弧状部
D1 距離
D2 距離
E 内燃機関(エンジン)
R1 進角室
R2 遅角室
X 回転軸芯
Claims (6)
- 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材の回転軸芯と同軸芯上に配置され前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと同期回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材の径方向に延在する面のうち少なくとも1つの面と対向する位置に設けられるプレートとを備え、
前記駆動側回転部材の外周部から内方に延出する複数の区画部の間に形成される流体空間に対して、前記従動側回転部材の内周部から外方に延出するベーン部を嵌め込むことで前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材とが前記ベーン部の移動可能な範囲内において相対回転自在に構成されると共に、前記流体空間を前記ベーン部で分割することで、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の相対回転位相を遅角側に変化させる遅角室と、前記相対回転位相を進角側に変化させる進角室とが形成され、
前記プレートが、前記駆動側回転部材の前記区画部に締結部材により固定され、
前記区画部のうち、前記相対回転位相が最遅角位相または最進角位相のときに前記ベーン部が当接する当接面を有する前記区画部には、前記回転軸芯から前記締結部材までの距離より短い距離において補強体が係合されている弁開閉時期制御装置。 - 前記プレートと前記区画部とに対して前記回転軸芯と平行姿勢となる係合孔が形成され、各々の係合孔に係合するように前記補強体がピン状に構成されている請求項1記載の弁開閉時期制御装置。
- 前記プレートが、前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材とを前記回転軸芯に沿う方向から挟み込むように一対備えられると共に、一対の前記プレートが前記締結部材により前記区画部に固定され、一対の前記プレートと前記区画部とに対して前記回転軸芯と平行姿勢となる係合孔が形成され、これらの係合孔に係合するように前記補強体がピン状に構成されている請求項1記載の弁開閉時期制御装置。
- 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材の回転軸芯と同軸芯上に配置され前記内燃機関の弁開閉用のカムシャフトと同期回転する従動側回転部材と、前記駆動側回転部材の径方向に延在する面のうち少なくとも1つの面と対向する位置に設けられるプレートとを備え、
前記駆動側回転部材の外周部から内方に延出する複数の区画部の間に形成される流体空間に対して、前記従動側回転部材の内周部から外方に延出するベーン部を嵌め込むことで前記駆動側回転部材と前記従動側回転部材とが前記ベーン部の移動可能な範囲内において相対回転自在に構成されると共に、前記流体空間を前記ベーン部で分割することで、前記駆動側回転部材に対する前記従動側回転部材の相対回転位相を遅角側に変化させる遅角室と、前記相対回転位相を進角側に変化させる進角室とが形成され、
前記プレートが、前記駆動側回転部材の前記区画部に締結部材により固定され、
前記遅角室の少なくとも1つ及び前記進角室の少なくとも1つの夫々の前記回転軸芯から前記締結部材までの距離より短い距離の位置に、前記相対回転位相が最遅角位相または最進角位相のときに前記ベーン部が当接する保護体が備えられてある弁開閉時期制御装置。 - 前記保護体が前記回転軸芯と平行な軸芯を有する円柱状に形成され、前記ベーン部における前記保護体に対向する面に、前記保護体の外周面の曲率よりも小さい曲率を有し、前記保護体の少なくとも一部を収容可能な円弧状部が形成されてある請求項4に記載の弁開閉時期制御装置。
- 前記保護体は、同一の前記流体空間における前記遅角室及び前記進角室に備えられてある請求項4又は5に記載の弁開閉時期制御装置。
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