JP2013232013A - 信号を符号化する方法および信号を復号する方法 - Google Patents

信号を符号化する方法および信号を復号する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013232013A
JP2013232013A JP2013165706A JP2013165706A JP2013232013A JP 2013232013 A JP2013232013 A JP 2013232013A JP 2013165706 A JP2013165706 A JP 2013165706A JP 2013165706 A JP2013165706 A JP 2013165706A JP 2013232013 A JP2013232013 A JP 2013232013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
region
prediction
ltp
flag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013165706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5521097B2 (ja
Inventor
Dejun Zhang
チャン、デジュン
Lei Miao
ミャオ、レイ
Jianfeng Xu
シュ、ジァンフェン
Fengyan Qi
チ、フェンヤン
Qing Zhang
チャン、チン
Lixiong Li
リ、リション
Fuwei Ma
マ、フウェイ
Yang Gao
ガオ、ヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huawei Technologies Co Ltd
Original Assignee
Huawei Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huawei Technologies Co Ltd filed Critical Huawei Technologies Co Ltd
Publication of JP2013232013A publication Critical patent/JP2013232013A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5521097B2 publication Critical patent/JP5521097B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • G—PHYSICS
    • G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
    • G10L19/08—Determination or coding of the excitation function; Determination or coding of the long-term prediction parameters
    • G10L19/09—Long term prediction, i.e. removing periodical redundancies, e.g. by using adaptive codebook or pitch predictor
    • G—PHYSICS
    • G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
    • G—PHYSICS
    • G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/04—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
    • G10L19/08—Determination or coding of the excitation function; Determination or coding of the long-term prediction parameters
    • H—ELECTRICITY
    • H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M7/00—Conversion of a code where information is represented by a given sequence or number of digits to a code where the same, similar or subset of information is represented by a different sequence or number of digits
    • H03M7/30—Compression; Expansion; Suppression of unnecessary data, e.g. redundancy reduction
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50—Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • G—PHYSICS
    • G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L19/00—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis
    • G10L19/0017—Lossless audio signal coding; Perfect reconstruction of coded audio signal by transmission of coding error

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Audiology, Speech & Language Pathology (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

【課題】信号符号化・復号の方法および装置、ならびにそのシステムを提供する。
【解決手段】符号化方法は、第1領域の信号を第2領域の信号に変換すること、第2領域の信号についてLP処理およびLTP処理を行うこと、判断基準に従って長期フラグ値を獲得すること、長期フラグ値が第1の値であるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得すること、または、長期フラグ値が第2の値であるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得すること、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算すること、ならびに第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力することを含む。
【選択図】図1

Description

本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2008年12月31日に出願された「Method for Encoding Signal,and Method for Decoding Signal」という名称の中国特許出願第200810247427.6号、および2009年6月25日に出願された「Method for Encoding Signal,and Method for Decoding Signal」という名称の中国特許出願第200910151835.6号の優先権を主張するものである。
本開示は音声の符号化および復号に関し、詳細には、信号を符号化し、復号する方法、装置、およびシステムに関する。
音声符号化分野において広く適用される符号化モデルのうちの1つが符号励振線形予測(CELP:Code Excited Linear Prediction)である。CELPモデルはほぼ白色の励振信号を使用して2つの時間変化線形再帰型フィルタを励振する。励振信号は一般にガウス白色雑音シーケンスから成るコードブックの中から選択される。各フィルタのフィードバックループは予測器を含む。予測器の1つが長期予測器(またはピッチ予測器)であり、これはP(z)で表される。P(z)は発声された音声の音調構造(例えばスペクトルの微細な構造など)を生成するのに使用される。別の一般的な予測器が短期予測器であり、F(z)で表される。F(z)は音声の短期スペクトルエンベロープを回復するのに使用される。このモデルはその逆のプロセスに由来する。すなわち、F(z)は音声信号の近いサンプル点の冗長性を除去するのに使用され、P(z)は音声信号の遠いサンプル点の冗長性を除去するのに使用される。2つのレベルの予測により正規化された残差信号が獲得される。残差信号はおおよそ標準正規分布を示す。
CELPモデルが損失の多い圧縮分野に適用されるときには、音声信号x(i)をまず線形予測符号化(LPC:Linear Predictive Coding)解析して残差信号res(i)が獲得される。LPC残差信号res(i)がフレーム化された後で、各サブフレーム信号に長期予測(LTP:Long−Term Prediction)解析を施して、対応する適応コードブックおよび適応コードブック利得が獲得される。適応コードブックは、自己相関など、多くの方法において探索され得る。LPC残差信号res(i)の長期依存性が除去された後で、LTP残差信号x2(i)が獲得される。代数コードブックを使用してLTP残差信号x2(i)が特徴付けられ、または当てはめられた後で、全符号化プロセスが完了する。最後に、適応コードブックおよび固定コードブックが符号化されてビットストリームに書き込まれ、適応コードブック利得および固定コードブック利得についての結合ベクトル量子化(joint vector quantization)またはスカラ量子化が行われる。コードブックにおいて、適応コードブック利得または固定コードブック利得が最適な利得として選択される。最適な利得に対応するインデックスが復号器に送られる。全符号化プロセスは、パルス符号変調(PCM:Pulse Code Modulation)領域で行われる。
無損失圧縮の分野では、MPEG ALS(Moving Pictures Experts Group Audio Lossless Coding)装置は、予測のために音声信号の短期および長期の依存性も使用する。その予測プロセスは以下の通りである。まず、音声信号についてLPCが行われ、LPC係数にエントロピー符号化が施され、ビットストリームに書き込まれる。LTPのピッチおよびピッチ利得を獲得するためにLPC残差信号についてLTPが行われ、LPC残差信号がビットストリームに書き込まれる。LTPの後でLTP残差信号が獲得される。次いで、LTP残差信号にエントロピー符号化が施されてビットストリームに書き込まれ、全符号化プロセスが終了する。
前述の先行技術においては、音声信号の周期性が少ない場合、LTP処理の貢献度はほとんどない。この場合、LTP残差信号はそれでもなおビットストリームに書き込まれる。結果としてピッチ利得量子化は過度に多くのビットを消費し、符号器の圧縮性能が低下する。
本開示の実施形態はコーデックの圧縮性能を改善するように信号を符号化し、復号する方法、装置、およびシステムを提供する。
信号符号化方法は、
第1領域の信号を第2領域の信号に変換すること、
第2領域の信号についてLP(Linear Predictive)処理およびLTP処理を行うこと、
判断基準に従って長期フラグを獲得すること、
長期フラグが第1のフラグであるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグが第2のフラグであるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得すること、
第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算すること、ならびに
第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力すること
を含む。
信号復号方法は、
受け取ったビットストリームを復号して復号された第1領域の予測残差信号を獲得すること、
現在フレーム信号の第1のサンプル点を復号すること、
現在フレーム信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、
復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するステップと、
獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、
獲得される長期フラグが第1のフラグでない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、
第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、
現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップと
の各復号ステップを実行すること
を含む。
信号符号化装置は、
第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換するように適合された変換モジュールと、
第2領域の信号についてLP処理を行うように適合されたLPモジュールと、
第2領域の信号についてLTP処理を行うように適合されたLTPモジュールと、
判断基準に従って長期フラグを獲得するように適合された判断モジュールと、
長期フラグが第1のフラグであるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグが第2のフラグであるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得するように適合された第2領域の予測モジュールと、
第1領域の予測信号に従って第1領域の予測残差信号を計算するように適合された第1領域の予測残差モジュールと、
第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように適合された出力モジュールと
を含む。
信号復号装置は、
受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得するように適合されたビットストリーム復号モジュールと、
現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号するように適合された第1のサンプル点復号モジュールと、
復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するように適合されたLPモジュールと、
獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するように適合された第2領域の予測モジュールと、
第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換するように適合された変換モジュールと、
第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するように適合された現在サンプル点復号モジュールと、
第2領域の信号およびLP予測信号に従ってLP残差信号を獲得するように適合されたLP残差モジュールと
を含む。
信号コーデックシステムは、
第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号についてLP処理およびLTP処理を行い、判断基準に従って長期フラグを獲得し、長期フラグが第1のフラグであるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグが第2のフラグであるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算し、第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように適合された信号符号化装置と、
受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号および長期フラグを獲得し、現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号し、現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するステップと、獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップとの各復号ステップを実行するように適合された信号復号装置と
を含む。
本開示の実施形態では、後続の符号化または復号プロセスが長期フラグに従って適応的に行われる。長期フラグが第2のフラグであるときにはLTP処理の結果を考慮する必要がなく、よってコーデックの圧縮性能が向上する。
本開示の第1の実施形態における信号符号化方法を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態における信号符号化方法を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態の信号符号化方法におけるフレーム化後のフレームの信号を示す図である。 本開示の第1の実施形態における信号復号方法を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態における信号復号方法を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態の信号復号方法におけるステップ404を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態の信号復号方法におけるステップ405を示す流れ図である。 本開示の一実施形態における信号符号化装置の構造を示す図である。 本開示の一実施形態における信号復号装置の構造を示す図である。 本開示の一実施形態における信号コーデックシステムの構造を示す図である。
以下、添付の図面および例示的実施形態を参照して本開示をより詳細に説明する。
図1は本開示の第1の実施形態における信号符号化方法の流れ図である。この方法は以下のステップを含む。
ステップ101:第1領域の信号を第2領域の信号に変換する。
ステップ102:第2領域の信号についてLP処理およびLTP処理を行う。
ステップ103:判断基準に従って長期フラグを獲得する。
ステップ104:長期フラグが第1のフラグであるときにはLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグが第2のフラグであるときにはLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得する。
ステップ105:第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号を計算する。
ステップ106:第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力する。
この実施形態では、長期フラグが判断基準に従って獲得され、長期フラグが第1のフラグであるときには第2領域の予測信号がLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って獲得され、長期フラグが第2のフラグであるときには第2領域の予測信号がLP処理の結果に従って獲得され、ビットストリームが第2領域の予測信号に従って獲得される。この実施形態では、後続の符号化プロセスは長期フラグに従って適応的に行われる。長期フラグが第2のフラグであるときには、LTP処理の結果を考慮する必要がなく、よってコーデックの圧縮性能が向上する。
図2は本開示の第2の実施形態における信号符号化方法の流れ図である。この実施形態では、第1領域は非線形領域であり、さらに第1領域はA−則またはμ−則とすることができ、第2領域はPCM領域であり、LP処理はLPC処理であり、LTP処理は長期予測処理である。
この実施形態の方法は以下のステップを含む。
ステップ201:非線形領域信号をPCM領域信号に変換する。
x(i)は非線形領域信号を表し、y(i)はPCM領域信号を表す。変換プロセスが精度損失を伴うと仮定すると、対応する後方変換プロセスは精度損失を伴わない。
ステップ202:PCM領域の全フレーム信号y(i)についてLPC処理を行ってLP処理の結果を獲得する。LP処理の結果は、次式で表すように、LP信号として働き、LP係数を含むLPC信号y’(i)を含む。
Figure 2013232013
式中、ajはLP係数であり、Lはフレーム長であり、lpc_orderはLP次数である。y’(0)=0であると仮定すると、i<0のとき、y(i)=0である。
ステップ203:PCM領域信号y(i)およびLPC信号y’(i)に従ってLP残差信号として機能するLPC残差信号res(i)を計算する。その場合LPC残差信号はLP処理の結果として理解され得る。
res(i)=y(i)−y’(i)、i=0,1,…,L−1 (2)
ステップ204:LTP残差信号res(i)についてフレーム化を行い、次いでLTP処理を行ってLTP処理の結果を獲得する。フレーム化操作は任意選択であり、適応的フレーム化操作とすることができる。LTP処理の結果はピッチおよびピッチ利得を含む。
具体的には、このステップのLTP処理は、LPC残差信号のピッチ探索を行うこと、LPC残差信号の最適のピッチを獲得すること、またはLPC残差信号の最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得することを含み得る。
具体的には、このステップは、フレーム化が行われない場合には、現在フレームのPCM領域信号のピッチ探索を行ってPCM領域信号の最適のピッチを獲得し、次いで、PCM領域信号の最適のピッチに従ってLPC残差信号の密探索を行ってLPC残差信号の最適のピッチを獲得し、またはLPC残差信号の最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得すること、フレーム化が行われる場合には、フレーム化操作の前に、現在フレームのPCM領域信号のピッチ探索を行ってPCM領域信号の最適のピッチを獲得し、現在フレームのPCM領域信号の最適のピッチを第1のサブフレームの最適のピッチとして使用し、最適のピッチに従ってLPC残差信号についてのフレーム化を行うこと、残差領域内の各サブフレームのピッチの密探索を行い、すなわち、前のサブフレームのピッチの前後の各サブフレームのピッチを探索し、よって、サブフレームピッチについての差分符号化を円滑化し、各サブフレームの最適のピッチを獲得し、または最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得すること、を含み得る。
前述のピッチを探索するプロセスでは、ピッチ利得が獲得されない場合、ピッチ利得は獲得された最適のピッチに従って適応的に選択され得る。
LPC処理では、最初の数サンプルの予測結果は一般に不正確である。LTP性能に影響を及ぼさないように、この実施形態では、Mを指定の数とする最初のMサンプルはLTP処理に関与しないものと規定する。ピッチ探索は、最初のMサンプル以外のサンプルのLPC残差信号res(i)について行われて、各サブフレームのピッチ、ピッチ利得およびLTP残差信号z(i)が獲得される。
図3に、本開示の第2の実施形態の信号符号化方法におけるフレーム化後のフレームの信号を示す。最初のMサンプルはフレーム化にもLTP処理にも関与せず、Mとlpc_orderとの関係は、0≦M≦lpc_orderである。T1は第1のサブフレームのピッチを表し、MからT1+M−1までのサンプルがバッファ内のサンプルである。n0=T1+Mであると仮定すると、n0からn1−1までのサンプルは第1のサブフレーム内のサンプルであり、第1のサブフレームの長さはN1=n1−n0である。類推により、nj−1からnj−1までのサンプルはサブフレームj内のサンプルであり、サブフレームjの長さはNj=nj−nj−1である。1フレーム内の信号のサンプルの総量はLである。
0からT1+M−1までのサンプルについて、以下の式が当てはまる。
z(i)=res(i)、i=0,1,…,T1+M−1 (3)
第1のサブフレームのサンプルについて、以下の式が当てはまる。
z(i)=res(i)−g1・res(i−T1)、i=n0,…,n1−1 (4)
式中、g1は第1のサブフレームのピッチ利得を表す。
サブフレームjのサンプルについて、以下の式が当てはまる。
zj(i)=resj(i)−gj・resj(i−Tj)、i=nj−1,…,nj−1 (5)
式中、Tjはサブフレームjのピッチを表し、gjはサブフレームjのピッチ利得を表す。
ステップ205:経験的係数とLTP処理を施されていないLPC残差信号res(i)のエネルギーの積がLTP処理を施されたLTP残差信号z(i)のエネルギーより大きいかどうか判断し、そうである場合にはステップ206に進み、そうでない場合にはステップ207に進む。
Figure 2013232013
Figure 2013232013
E1はLTP残差信号z(i)のエネルギーを表し、EはLPC残差信号res(i)のエネルギーを表し、kは0またはMとすることができる。このステップでは、E*facがE1より大きいかどうか判断し、facは経験的係数である。一般には、fac=0.94である。
別の実施形態では、このステップの代替として、経験的係数とLTP処理を施されていないLPC残差信号res(i)の絶対値の和の積がLTP処理を施されたLTP残差信号z(i)の絶対値の和より大きいかどうか判断し、そうである場合にはステップ206に進み、そうでない場合にはステップ207に進む。
ステップ206:長期フラグTflagに第1のフラグの値を割り当てる。具体的には、Tflagを1とする。ステップ208に進む。
長期フラグはLTPモジュールのトリガ信号とすることができる。Tflag=1である場合、それはLTPモジュールが有効化されることを示す。
ステップ207:長期フラグTflagに第2のフラグの値を割り当てる。具体的には、Tflagを0とする。ステップ210に進む。Tflag=0である場合、それはLTPモジュールが無効化されることを示す。
ステップ208:ピッチ、ピッチ利得およびLPC残差信号res(i)に従ってLTP寄与信号として機能するLTP寄与信号res’(i)を獲得する。このステップはステップ204にも含まれ得る。すなわちこのステップはLPC処理に含まれていてもよく、LTP処理の結果はさらに式(8)に表すLTP寄与信号res’(i)を含む。
res’(i)=g・res(i−T) (8)
ステップ209:式(9)に表すように、LPC信号y’(i)とLTP寄与信号res’(i)の和をPCM予測信号y’’(i)として使用し、ステップ211に進む。
y’’(i)=y’(i)+res’(i) (9)
ステップ210:式(10)に表すように、LPC信号y’(i)をPCM予測信号y’’(i)として使用し、ステップ211に進む。
y’’(i)=y’(i) (10)
ステップ211:式(11)に表すように、PCM予測信号y’’(i)を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
x’(i)=PCM2A[y’’(i)] (11)
関数PCM2A[]は、PCM領域信号をA−則信号に変換することを指す。
ステップ212:x(i)とx’(i)との差を計算して非線形領域予測残差信号を獲得し、非線形領域予測残差信号についてエントロピー符号化を行う。
ステップ213:非線形領域予測残差信号のエントロピー符号および長期フラグを含むビットストリームを出力する。具体的には、Tflag=0であるときには、ビットストリームはさらにLPC係数ajを含み、Tflag=1であるときには、ビットストリームはさらにLPC係数aj、ピッチ、およびピッチ利得を含む。
実施形態によっては、長さ変化符号化分野において、Tflag=0であるときには、LTPモジュールが無効化され、長期フラグを有するビットストリームが出力される必要はなく、Tflag=1であるときには、LTPモジュールが有効化され、長期フラグとして第1のフラグを含むビットストリームが出力され、このビットストリームはさらにLPC係数aj、ピッチ、およびピッチ利得を含む。
この実施形態では、経験的係数とLTP処理を施されていないLPC残差信号のエネルギーの積がLTP処理を施されたLTP残差信号のエネルギーより大きいかどうか判定することにより、システムは、LTPモジュールが有効化されるかそれとも無効化されるかを知る。音声信号があまり周期的でないとき、LTP処理はほとんど寄与せず、LTPモジュールは無効化される。したがって、LTP寄与信号を考慮する必要がない。すなわち消費されるビット数がより少なく、符号器の圧縮性能が向上する。
図4は本開示の第1の実施形態における信号復号方法の流れ図である。この方法は以下のステップを含む。
ステップ301:受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得する。
ステップ302:現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号する。
現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して以下の復号ステップ303〜306を行う。
ステップ303:復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号およびLP残差信号を計算する。
ステップ304:獲得された長期フラグが第1のフラグである場合には、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の信号を獲得し、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合には、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得する。
ステップ305:第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号する。
ステップ306:現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換する。
この実施形態では後続の復号プロセスが長期フラグに従って適応的に行われ、長期フラグが第2のフラグであるときには、LTP寄与信号を考慮する必要がなく、よって復号プロセスが簡略化される。
図5は本開示の第2の実施形態における信号復号方法の流れ図である。この実施形態の方法は第2の実施形態における信号符号化方法に対応させることができ、この実施形態における用語およびパラメータ式の定義は第2の実施形態のものと同じである。この実施形態の方法は以下のステップを含む。
ステップ401:受け取ったビットストリームを復号して非線形領域予測残差信号および長期フラグを獲得する。
実施形態によっては、ビットストリームが長期フラグを用いて符号化されたビットストリームを含む場合に、ビットストリームは長期フラグを獲得するために復号され得る。具体的には、長期フラグTflag=0であるときに、ビットストリームはさらにLPC係数ajを含み、Tflag=1であるときに、ビットストリームはさらにLPC係数aj、最適のピッチを含み、その上にピッチ利得も含み得る。ビットストリームがピッチ利得を含まない場合、この実施形態の方法はさらに、最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択することを含む。
d(i)が非線形領域予測残差信号を表すものと仮定すると、以下の式が当てはまる。
d(i)=x(i)−x’(i)、i=0,1,…,L−1 (12)
したがって、非線形領域信号x(i)は、復号後に式(13)によって獲得され得る。
x(i)=d(i)+x’(i)、i=0,1,…,L−1 (13)
ステップ402:現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号する。
第1のサンプル点はLPC処理を施されていない。したがって、第1のサンプル点の非線形領域予測信号はx’(0)=0になる。式(13)は、非線形領域の第1のサンプル点が損失なしで復号され得ること、すなわちx(0)=d(0)であることを明らかにする。
後続の復号プロセスについて、この実施形態は第1のサンプル点のPCM領域信号y(0)およびLPC残差信号res(0)(すなわちLP残差信号)を保持する必要があり、その場合、
y(0)=A2PCM[x(0)]、res(0)=y(0) (14)
である。
関数A2PCM[]は、A−則信号をPCM領域信号に変換することを指す。
実施形態によっては、長さ変化符号化分野において、受け取ったビットストリームが復号されて、第2のフラグである長期フラグを獲得せずに、第1領域の予測残差信号が獲得される。復号結果が第1のフラグである長期フラグを含むときにはLTPモジュールが有効化されることを示し、そうでない場合にはLTPモジュールは無効化される。システムは、獲得された長期フラグが第1のフラグである場合には、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合にはLP信号に従って第2領域の予測信号を獲得する。
ステップ403:長期フラグの値が第1のフラグであるかどうか判断し、そうである場合にはステップ404〜405に進み、そうでない場合には、ステップ406〜408に飛ぶ。
LTPモジュールは2つの状態、すなわち有効状態(Tflag=1)と無効状態(Tflag=0)になる。このステップでは、システムは、Tflag=1であるかどうか判断する。代替としてシステムは、Tflag=0であるかどうか判断してLTPモジュールが有効化されるかどうか知ることもできる。LTPモジュールの異なる状態は異なる後続の復号プロセスに対応する。
この実施形態のステップ403が完了した後、続いて行われる復号プロセスは循環再帰プロセスである。以下の復号ステップは現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して行われる。
実施形態によっては、符号器側が第2のフラグである長期フラグの符号を出力しない場合に、システムは第1のフラグが長期フラグとして獲得されるかどうか判断し、そうである場合にはステップ404〜405が行われ、そうでない場合にはステップ406〜408が行われる。
ステップ404:第1のサンプル点を除く最初のT1+M−1サンプルを復号する。
この実施形態の方法は第2の実施形態の信号符号化方法に対応する。すなわち、符号化プロセスにおいて、現在フレームの最初のMサンプルはLTP処理に関与しない。したがってこの実施形態では、最初のMサンプルおよびバッファ内のサンプルがまず復号される。図6は本開示の第2の実施形態の信号復号方法におけるステップ404の流れ図である。ステップ404はさらに以下のステップを含み得る。
ステップ4041:式(15)により、復号されたサンプル点のPCM領域信号y(i)に従って現在サンプル点のLPC信号y’(i)を計算する。
Figure 2013232013
i≦0のとき、y(i)=0である。
例えば、現在サンプル点が現在フレームの信号の第2のサンプル点である場合、復号されたサンプル点は現在フレームの信号の第1のサンプル点である。この場合、ステップ402の復号結果が基準として使用される。
ステップ4042:現在のサンプルのLPC予測信号y’(i)に従ってPCM領域予測信号y’’(i)を獲得する。最初のT1+MサンプルはLTP処理に関与しないため、y’’(i)=y’(i)である。すなわち、現在サンプル点のLPC予測信号の値がPCM領域予測信号y’’(i)に割り当てられる。
ステップ4043:PCM領域予測信号y’’(i)を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
x’(i)=PCM2A[y’’(i)] (16)
ステップ4044:非線形領域予測信号x’(i)および非線形領域予測残差信号d(i)に従って式(13)により非線形領域信号x(i)を獲得する。
ステップ4045:後続のサンプルを復号するために、非線形領域信号x(i)をPCM領域信号y(i)に変換し、PCM領域信号y(i)およびLPC予測信号y’(i)に従ってLPC残差信号res(i)を獲得する。
res(i)=y(i)−y’(i)、i=0,1,…,T1+M−1 (17)
ステップ405:最初のT1+Mサンプルを除くすべてのサブフレーム信号を復号する。
図7は本開示の第2の実施形態の信号復号方法におけるステップ405の流れ図である。ステップ405は以下のステップを含み得る。
ステップ4051:式(18)により、復号されたサンプル点のPCM領域信号y(i)に従って現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)を計算する。
Figure 2013232013
i≦0のとき、y(i)=0である。
例えば、現在サンプル点が第1のサブフレームの第1のサンプル点である場合、復号されたサンプルは最初のT1+Mサンプルである。この場合、ステップ404の復号結果が基準として使用される。
ステップ4052:式(19)により、現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)に従ってPCM領域予測信号y’’(i)を計算する。
y’’(i)=y’(i)+res’(i)=y’(i)+g・res(i−T) (19)
ステップ4053:PCM領域予測信号y’’(i)を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
x’(i)=PCM2A[y’’(i)] (20)
ステップ4054:非線形領域予測信号x’(i)および非線形領域予測残差信号d(i)に従って式(13)により非線形領域信号x(i)を獲得する。
ステップ4055:後続のサンプルを復号するために、非線形領域信号x(i)をPCM領域信号y(i)に変換し、PCM領域信号y(i)およびLPC予測信号y’(i)に従ってLPC残差信号res(i)を獲得する。
res(i)=y(i)−y’(i)、i=n0,…,L−1 (21)
現在サンプル点の復号の完了後に、後続のサンプルを復号する過程において、ステップ4055で獲得されたLPC残差信号を使用して後続のサンプルのPCM領域予測信号が計算される。
ステップ406:式(22)により、復号されたサンプル点のPCM領域信号y(i)に従って現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)を計算する。
Figure 2013232013
i≦0のとき、y(i)=0である。
ステップ407:LPC予測信号y’(i)をPCM領域予測信号として使用し、PCM領域予測信号を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
LTPモジュールは無効であり、現在フレーム信号のサンプル点はLTP処理に関与しないため、y’’(i)=y’(i)であり、y’(i)はx’(i)に直接変換され得る。
ステップ408:非線形領域予測信号x’(i)および非線形領域予測残差信号d(i)に従って式(13)により非線形領域信号x(i)を獲得する。
この実施形態では、後続の復号プロセスが長期フラグに従って適応的に行われ、長期フラグが第2のフラグであるときには、LTP寄与信号を考慮する必要がなく、よって復号プロセスが簡略化される。
図8に、本開示の一実施形態における信号符号化装置の一構造を示す。この装置は、変換モジュール11、LPモジュール12、LTPモジュール13、判断モジュール14、第2領域の予測モジュール15、第1領域の予測残差モジュール16、および出力モジュール17を含む。変換モジュール11は、第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換するように適合されている。LPモジュール12は第2領域の信号についてLP処理を行うように適合されている。LTPモジュール13は第2領域の信号についてLTP処理を行うように適合されている。判断モジュール14は、判断基準に従って長期フラグを獲得するように適合されている。第2領域の予測モジュール15は、長期フラグが第1のフラグであるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグが第2のフラグであるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得するように適合されている。第1領域の予測残差モジュール16は、第1領域の予測信号に従って第1領域の予測残差信号を計算するように適合されている。出力モジュール17は第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように適合されている。
前述のLP処理の結果は、LP係数、LP信号およびLP残差信号を含み得る。前述のビットストリームはさらにLP係数を含み得る。
さらに、LTPモジュール13はLP残差信号のピッチ探索を行ってLP残差信号の最適のピッチまたは最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得し、LTP寄与信号を獲得することができる。LTP処理の結果は、最適のピッチまたは最適のピッチとピッチ利得の両方、LTP寄与信号、およびLTP残差信号を含み得る。
第2領域の予測モジュール15は、長期フラグが第1のフラグであるときに第2領域の予測信号としてLP残差信号とLTP寄与信号の和を使用し、長期フラグが第2のフラグであるときに第2領域の予測信号としてLP信号を使用するように適合されている。
判断モジュール14は、2つの判断基準に従って判断を行うことができる。すなわち、経験的係数とLP残差信号のエネルギーの積がLTP残差信号のエネルギーより大きいかどうか判断し、または、経験的係数とLP残差信号の絶対値の和の積がLTP残差信号の絶対値の和より大きいかどうか判断することができる。そうである場合、判断モジュール14は長期フラグに第1のフラグの値を割り当て、そうでない場合、判断モジュール14は長期フラグに第2のフラグの値を割り当てる。
この実施形態の装置は、獲得された最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択するピッチ利得モジュールをさらに含んでいてもよく、LP残差信号についてフレーム化を行うフレーム化モジュールをさらに含んでいてもよい。
この実施形態では、後続の符号化プロセスが長期フラグに従って適応的に行われ、長期フラグが第2のフラグであるときにはLTP処理の結果を考慮する必要がなく、よってコーデックの圧縮性能が向上する。
図9に、本開示の一実施形態における信号復号装置の一構造を示す。この装置は、ビットストリーム復号モジュール21、第1のサンプル点復号モジュール22、LPモジュール23、第2領域の予測モジュール24、変換モジュール25、現在サンプル点復号モジュール26、およびLP残差モジュール27を含む。ビットストリーム復号モジュール21は受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得するように適合されている。第1のサンプル点復号モジュール22は現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号するように適合されている。LPモジュール23は復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するように適合されている。第2領域の予測モジュール24は、獲得された長期フラグが第1のフラグである場合には、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合には、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するように適合されている。変換モジュール25は、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換するように適合されている。現在サンプル点復号モジュール26は、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するように適合されている。LP残差モジュール27は第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するように適合されている。
さらに、長期フラグが第1のフラグであり現在サンプル点が符号器におけるLTP処理に関与するときには、第2領域の予測モジュール24は第2領域の予測信号としてLP信号とLTP寄与信号の和を使用し、長期フラグが第1のフラグであり現在サンプル点が符号器におけるLTP処理に関与しないときには、第2領域の予測モジュール24は第2領域の予測信号としてLP信号を使用する。
この実施形態の装置はさらに、獲得された最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択するピッチ利得モジュールを含んでいてもよい。
この実施形態では、後続の復号プロセスが長期フラグに従って適応的に行われ、長期フラグが第2のフラグであるときにはLTP寄与信号を考慮する必要がなく、よって復号プロセスが簡略化される。
図10に本開示の一実施形態における信号コーデックシステムの一構造を示す。このシステムは信号符号化装置31と信号復号装置32とを含む。
信号符号化装置31は、第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号についてLP処理およびLTP処理を行い、判断基準に従って長期フラグを獲得し、長期フラグが第1のフラグであるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグが第2のフラグであるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算し、第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように適合されている。
信号復号装置32は、受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得し、現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号し、現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するステップと、獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得するステップ、または、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップとの各復号ステップを行うように適合されている。
さらに、この実施形態の信号符号化装置31は前述の各実施形態で説明したいずれかの信号符号化装置とすることができ、信号復号装置32は前述の各実施形態で説明したいずれかの信号復号装置とすることができる。
前述の方法実施形態の各ステップの全部または一部がプログラムによって命令されるハードウェアによって実施され得ることを当業者は理解することができる。このプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。実行されると、このプログラムは、前述の方法実施形態の各ステップを行う。記憶媒体は、例えば、読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、磁気ディスク、コンパクトディスクなど、プログラムコードを記憶するのに適した任意の媒体とすることができる。
本開示はいくつかの例示的実施形態によって説明されているが、本開示はそのような実施形態だけに限定されるものではない。当業者は、明らかに、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく本開示に改変および変形を加えることができる。本開示は、それらの改変および変形が添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される保護の範囲内に該当する限り、それらを包含するものである。
本出願は、参照により本明細書に組み込まれる、2008年12月31日に出願された「Method for Encoding Signal,and Method for Decoding Signal」という名称の中国特許出願第200810247427.6号、および2009年6月25日に出願された「Method for Encoding Signal,and Method for Decoding Signal」という名称の中国特許出願第200910151835.6号の優先権を主張するものである。
本開示は音声の符号化および復号に関し、詳細には、信号を符号化し、復号する方法、装置、およびシステムに関する。
音声符号化分野において広く適用される符号化モデルのうちの1つが符号励振線形予測(CELP:Code Excited Linear Prediction)である。CELPモデルはほぼ白色の励振信号を使用して2つの時間変化線形再帰型フィルタを励振する。励振信号は一般にガウス白色雑音シーケンスから成るコードブックの中から選択される。各フィルタのフィードバックループは予測器を含む。予測器の1つが長期予測器(またはピッチ予測器)であり、これはP(z)で表される。P(z)は発声された音声の音調構造(例えばスペクトルの微細な構造など)を生成するのに使用される。別の一般的な予測器が短期予測器であり、F(z)で表される。F(z)は音声の短期スペクトルエンベロープを回復するのに使用される。このモデルはその逆のプロセスに由来する。すなわち、F(z)は音声信号の近いサンプル点の冗長性を除去するのに使用され、P(z)は音声信号の遠いサンプル点の冗長性を除去するのに使用される。2つのレベルの予測により正規化された残差信号が獲得される。残差信号はおおよそ標準正規分布を示す。
CELPモデルが損失の多い圧縮分野に適用されるときには、音声信号x(i)をまず線形予測符号化(LPC:Linear Predictive Coding)解析して残差信号res(i)が獲得される。LPC残差信号res(i)がフレーム化された後で、各サブフレーム信号に長期予測(LTP:Long−Term Prediction)解析を施して、対応する適応コードブックおよび適応コードブック利得が獲得される。適応コードブックは、自己相関など、多くの方法において探索され得る。LPC残差信号res(i)の長期依存性が除去された後で、LTP残差信号x2(i)が獲得される。代数コードブックを使用してLTP残差信号x2(i)が特徴付けられ、または当てはめられた後で、全符号化プロセスが完了する。最後に、適応コードブックおよび固定コードブックが符号化されてビットストリームに書き込まれ、適応コードブック利得および固定コードブック利得についての結合ベクトル量子化(joint vector quantization)またはスカラ量子化が行われる。コードブックにおいて、適応コードブック利得または固定コードブック利得が最適な利得として選択される。最適な利得に対応するインデックスが復号器に送られる。全符号化プロセスは、パルス符号変調(PCM:Pulse Code Modulation)領域で行われる。
無損失圧縮の分野では、MPEG ALC(Moving Pictures Experts Group Audio Lossless Coding)装置は、予測のために音声信号の短期および長期の依存性も使用する。その予測プロセスは以下の通りである。まず、音声信号についてLPC解析が行われ、LPC係数にエントロピー符号化が施され、ビットストリームに書き込まれる。次に、LTPのピッチおよびピッチ利得を獲得するためにLPC残差信号についてLTPが行われ、LPC残差信号がビットストリームに書き込まれる。LTPの後でLTP残差信号が獲得される。最後に、LTP残差信号にエントロピー符号化が施されてビットストリームに書き込まれ、全符号化プロセスが終了する。
前述の先行技術においては、音声信号の周期性が少ない場合、LTP処理の貢献度はほとんどない。この場合、LTP残差信号はそれでもなおビットストリームに書き込まれる。結果としてピッチ利得量子化は過度に多くのビットを消費し、符号器の圧縮性能が低下する。
本開示の実施形態はコーデックの圧縮性能を改善するように信号を符号化し、復号する方法、装置、およびシステムを提供する。
第1の観点において、信号符号化方法が提供される。方法は、
第1領域の信号を第2領域の信号に変換すること、
第2領域の信号についてLP(Linear Predictive)処理およびLTP(Long−Term Prediction)処理を行うこと、
判断基準に従って長期フラグ値を獲得すること、
長期フラグ値が第1の値であるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得すること、または、長期フラグ値が第2の値であるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得すること、
第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算すること、ならびに
第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力すること
を含む。
第2の観点において信号復号方法が提供される。方法は、
受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得すること、
ビットストリームの現在フレームの第1のサンプル点を復号すること、
現在フレームの第2のサンプル点から始まる各サンプル点について連続して、
復号されたサンプル点の第2領域の信号に従ってサンプル点のLP(Linear Predictive)信号を計算するステップと、
獲得された長期フラグ値が第1の値である場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、
獲得される長期フラグ値が第1の値でない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、
第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、
現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップと
の各復号ステップを実行すること
を含む。
第3の観点において信号符号化装置が提供される。信号符号化装置は、
第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換するように構成された変換モジュールと、
第2領域の信号についてLP処理を行うように構成されたLP(Linear Predictive)モジュールと、
第2領域の信号についてLTP処理を行うように構成されたLTP(Long−Term Prediction)モジュールと、
判断基準に従って長期フラグ値を獲得するように構成された判断モジュールと、
長期フラグ値が第1の値であるときに第2領域のLP処理の結果および第2領域のLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグ値が第2の値であるときに第2領域のLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得するように構成された第2領域の予測モジュールと、
第1領域の予測信号に従って第1領域の予測残差信号を計算するように構成された第1領域の予測残差モジュールと、
第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように構成された出力モジュールと
を含む。
第4の観点において信号復号装置が提供される。信号復号装置は、
受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得するように構成されたビットストリーム復号モジュールと、
現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号するように構成された第1のサンプル点復号モジュールと、
復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するように構成されたLPモジュールと、
獲得された長期フラグ値が第1の値である場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグ値が第1の値でない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するように構成された第2領域の予測モジュールと、
第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換するように構成された変換モジュールと、
第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するように構成された現在サンプル点復号モジュールと、
第2領域の信号およびLP予測信号に従ってLP残差信号を獲得するように構成されたLP残差モジュールと
を含む。
第5の観点において信号コーデックシステムが提供される。信号コーデックシステムは、
第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号についてLP(Linear Predictive)処理およびLTP(Long−Term Prediction)処理を行い、判断基準に従って長期フラグ値を獲得し、長期フラグ値が第1の値であるときに第2領域のLP処理の結果および第2領域のLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグ値が第2の値であるときに第2領域のLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算し、第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように構成された信号符号化装置と、
受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号および長期フラグを獲得し、現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号し、現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するステップと、獲得された長期フラグ値が第1の値である場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグ値が第1の値でない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップとの各復号ステップを実行するように構成された信号復号装置と
を含む。
本開示の実施形態によれば、後続の符号化または復号プロセスが長期フラグ値に従って適応的に行われる。長期フラグ値が第2の値であるときにはLTP処理の結果を考慮する必要がなく、よってコーデックの圧縮性能が向上する。
本開示の第1の実施形態における信号符号化方法を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態における信号符号化方法を示す流れ図である。 本開示の第2の実施形態の信号符号化方法におけるフレーム化後のフレームの信号を示す図である。 本開示の第3の実施形態における信号復号方法を示す流れ図である。 本開示の第4の実施形態における信号復号方法を示す流れ図である。 本開示の第4の実施形態の信号復号方法におけるステップ404を示す流れ図である。 本開示の第4の実施形態の信号復号方法におけるステップ405を示す流れ図である。 本開示の第5の実施形態における信号符号化装置の簡易ブロック図を示す図である。 本開示の第6の実施形態における信号復号装置の簡易ブロック図を示す図である。 本開示の第7の実施形態における信号コーデックシステムの簡易ブロック図を示す図である。
以下、添付の図面および例示的実施形態を参照して本開示をより詳細に説明する。
図1は本開示の第1の実施形態における信号符号化方法の流れ図である。この方法は以下のステップを含む。
ステップ101:第1領域の信号を第2領域の信号に変換する。
ステップ102:第2領域の信号についてLP(Linear Predictive)処理およびLTP(Long−Term Prediction)処理を行う。
ステップ103:判断基準に従って長期フラグ値を獲得する。
ステップ104:長期フラグ値が第1の値であるときには第2領域のLP処理の結果および第2領域のLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグ値が第2の値であるときには第2領域のLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得する。
ステップ105:第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号を計算する。
ステップ106:第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力する。
この実施形態では、長期フラグ値が判断基準に従って獲得され、長期フラグ値が第1の値であるときには第2領域の予測信号がLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って獲得され、長期フラグ値が第2の値であるときには第2領域の予測信号がLP処理の結果に従って獲得され、ビットストリームが第2領域の予測信号に従って獲得される。この実施形態では、後続の符号化プロセスは長期フラグ値に従って適応的に行われる。長期フラグ値が第2の値であるときには、LTP処理の結果を考慮する必要がなく、よってコーデックの圧縮性能が向上する。
図2は本開示の第2の実施形態における信号符号化方法の流れ図である。この実施形態では、第1領域は非線形領域であり、さらに第1領域はA−則領域またはμ−則領域とすることができ、第2領域はPCM領域であり、LP処理はLPC(Linear Predictive Coding)処理であり、LTP処理は長期予測処理である。
この実施形態における方法は以下のステップを含む。
ステップ201:非線形領域信号をPCM領域信号に変換する。
入力信号はフレームの形式を有して良い。フレーム長Lはフレーム内のサンプル数により表される。x(i)は非線形領域信号を表し、y(i)はPCM領域信号を表すと仮定する。ここで、iはフレーム内のi番目のサンプルを指す。さらに、変換プロセスが精度損失を伴い、対応する後方変換プロセスは精度損失を伴わないと仮定する。
ステップ202:PCM領域の全フレーム信号y(i)についてLPC処理を行ってLP処理の結果を獲得する。LP処理の結果は、次式で表すように、LP信号として働き、LP係数で表されるLPC予測信号y’(i)を含む。
Figure 2013232013
式中、ajはLP係数であり、Lはフレーム長であり、lpc_orderはLP次数である。y’(0)=0であると仮定すると、i<0のとき、y(i)=0である。
ステップ203:PCM領域信号y(i)およびLPC予測信号y’(i)に従ってLP残差信号として機能するLPC残差信号res(i)を計算する。その場合LPC残差信号はLP処理の結果として理解され得る。
res(i)=y(i)−y’(i)、i=0,1,…,L−1 (2)
ステップ204:LTP残差信号res(i)についてフレーム化を行い、次いでLTP処理を行ってLTP処理の結果を獲得する。フレーム化操作は任意選択であり、適応的フレーム化操作とすることができる。LTP処理の結果はピッチおよびピッチ利得を含む。
具体的には、このステップのLTP処理は、LPC残差信号のピッチ探索を行うこと、LPC残差信号の最適のピッチを獲得すること、またはLPC残差信号の最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得することを含み得る。
具体的には、このステップは、フレーム化が行われない場合には、現在フレームのPCM領域信号のピッチ探索を行ってPCM領域信号の最適のピッチを獲得し、次いで、PCM領域信号の最適のピッチに従ってLPC残差信号の密探索を行ってLPC残差信号の最適のピッチを獲得し、またはLPC残差信号の最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得すること、フレーム化が行われる場合には、フレーム化操作の前に、現在フレームのPCM領域信号のピッチ探索を行ってPCM領域信号の最適のピッチを獲得し、現在フレームのPCM領域信号の最適のピッチを第1のサブフレームの最適のピッチとして使用し、最適のピッチに従ってLPC残差信号についてのフレーム化を行うこと、残差領域内の各サブフレームのピッチの密探索を行い、すなわち、前のサブフレームのピッチの前後の各サブフレームのピッチを探索し、よって、サブフレームピッチについての差分符号化を円滑化し、各サブフレームの最適のピッチを獲得し、または最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得すること、を含み得る。
前述のピッチを探索するプロセスでは、ピッチ利得が獲得されない場合、ピッチ利得は獲得された最適のピッチに従って適応的に選択され得る。
LPC処理では、最初の数サンプルの予測結果は一般に不正確である。LTP性能に影響を及ぼさないように、この実施形態では、Mを指定の数とする最初のMサンプルはLTP処理に関与しないものと規定する。ピッチ探索は、最初のMサンプル以外のサンプルのLPC残差信号res(i)について行われて、各サブフレームのピッチ、ピッチ利得およびLTP残差信号z(i)が獲得される。
図3に、本開示の第2の実施形態の信号符号化方法におけるフレーム化後のフレームの信号を示す。最初のMサンプルはフレーム化にもLTP処理にも関与せず、Mとlpc_orderとの関係は、0≦M≦lpc_orderである。T1は第1のサブフレームのピッチを表し、MからT1+M−1までのサンプルがバッファ内のサンプルである。n0=T1+Mであると仮定すると、n0からn1−1までのサンプルは第1のサブフレーム内のサンプルであり、第1のサブフレームの長さはN1=n1−n0である。類推により、nj−1からnj−1までのサンプルはサブフレームj内のサンプルであり、サブフレームjの長さはNj=nj−nj−1である。1フレーム内の信号のサンプルの総量はLである。
0からT1+M−1までのサンプルについて、以下の式が当てはまる。
z(i)=res(i)、i=0,1,…,T1+M−1 (3)
ここで、z(i)は、LTP残差信号である。
第1のサブフレームのサンプルについて、以下の式が当てはまる。
z(i)=res(i)−g1・res(i−T1)、i=n0,…,n1−1 (4)
式中、g1は第1のサブフレームのピッチ利得を表す。
サブフレームjのサンプルについて、以下の式が当てはまる。
zj(i)=resj(i)−gj・resj(i−Tj)、i=nj−1,…,nj−1 (5)
式中、Tjはサブフレームjのピッチを表し、gjはサブフレームjのピッチ利得を表す。
ステップ205:経験的係数とLTP処理を施されていないLPC残差信号res(i)のエネルギーの積がLTP処理を施されたLTP残差信号z(i)のエネルギーより大きいかどうか判断し、そうである場合にはステップ206に進み、そうでない場合にはステップ207に進む。
Figure 2013232013
Figure 2013232013
E1はLTP残差信号z(i)のエネルギーを表し、EはLPC残差信号res(i)のエネルギーを表し、kは0またはMとすることができる。このステップでは、E*facがE1より大きいかどうか判断し、facは経験的係数である。一般には、fac=0.94である。
別の実施形態として、このステップの代替として、経験的係数とLTP処理を施されていないLPC残差信号res(i)の絶対値の和の積がLTP処理を施されたLTP残差信号z(i)の絶対値の和より大きいかどうか判断し、そうである場合にはステップ206に進み、そうでない場合にはステップ207に進む。
ステップ206:長期フラグTflagに第1の値を割り当てる。具体的には、Tflagを1とする。ステップ208に進む。
長期フラグはLTP処理のためのトリガ信号とすることができる。Tflag=1である場合、LTP処理が行われることを示す。
ステップ207:長期フラグTflagに第2の値を割り当てる。具体的には、Tflagを0とする。ステップ210に進む。Tflag=0である場合、LTP処理が行われないことを示す。
ステップ208:ピッチ、ピッチ利得およびLPC残差信号res(i)に従ってLTP寄与信号res’(i)を獲得する。このステップはステップ204にも含まれ得る。すなわちこのステップはLTP処理に含まれていてもよく、LTP処理の結果はさらに式(8)に表すLTP寄与信号res’(i)を含む。
res’(i)=g・res(i−T) (8)
ステップ209:式(9)に表すように、LPC予測信号y’(i)とLTP寄与信号res’(i)の和をPCM予測信号y’’(i)として使用し、ステップ211に進む。
y’’(i)=y’(i)+res’(i) (9)
ステップ210:式(10)に表すように、LPC予測信号y’(i)をPCM予測信号y’’(i)として使用し、ステップ211に進む。
y’’(i)=y’(i) (10)
ステップ211:式(11)に表すように、PCM予測信号y’’(i)を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
x’(i)=PCM2A[y’’(i)] (11)
関数PCM2A[]は、PCM領域信号をA−則領域信号に変換することを指す。
ステップ212:x(i)とx’(i)との差を計算して非線形領域予測残差信号を獲得し、非線形領域予測残差信号についてエントロピー符号化を行う。
ステップ213:非線形領域予測残差信号のエントロピー符号および長期フラグ値を含むビットストリームを出力する。具体的には、Tflag=0であるときには、ビットストリームはさらにLPC係数ajを含み、Tflag=1であるときには、ビットストリームはさらにLPC係数aj、ピッチ、およびピッチ利得を含む。
場合によっては、長さ変化符号化分野において、Tflag=0であるときには、LTP処理が行われず、ビットストリームに長期フラグ値を含める必要はなく、Tflag=1であるときには、LTP処理が行われ、長期フラグ値がビットストリームに含まれ、このビットストリームはさらにLPC係数aj、ピッチ、およびピッチ利得を含む。
この実施形態では、経験的係数と(LTP処理を施されていない)LPC残差信号のエネルギーの積が(LTP処理を施された)LTP残差信号のエネルギーより大きいかどうか判定することにより、システムは、LTP処理が行われるかそれとも行われないかを知る。音声信号があまり周期的でないとき、LTP処理はほとんど寄与せず、LTP処理は行われない。したがって、LTP寄与信号を考慮する必要がない。すなわち消費されるビット数がより少なく、符号器の圧縮性能が向上する。
図4は本開示の第3の実施形態における信号復号方法の流れ図である。この実施形態における方法は、第1の実施形態における信号符号化方法に対応しており、本実施形態における用語およびパラメータ式の定義は第1の実施形態と同様である。この方法は以下のステップを含む。
ステップ301:受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得する。
ステップ302:現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号する。
現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して以下の復号ステップ303〜306を行う。
ステップ303:復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号およびLP残差信号を計算する。
ステップ304:獲得された長期フラグ値が第1の値である場合には、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の信号を獲得し、獲得された長期フラグ値が第1の値でない場合には、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得する。
ステップ305:第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号する。
ステップ306:現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換する。
この実施形態では後続の復号プロセスが長期フラグ値に従って適応的に行われ、長期フラグ値が第2の値であるときには、LTP寄与信号を考慮する必要がなく、よって復号プロセスが簡略化される。
図5は本開示の第4の実施形態における信号復号方法の流れ図である。この実施形態の方法は第2の実施形態における信号符号化方法に対応させることができ、この実施形態における用語およびパラメータ式の定義は第2の実施形態のものと同じである。この実施形態の方法は以下のステップを含む。
ステップ401:受け取ったビットストリームを復号して非線形領域予測残差信号および長期フラグ値を獲得する。
場合によっては、ビットストリームが長期フラグ値を用いて符号化されたビットストリームである場合に、ビットストリームは長期フラグ値を獲得するために復号され得る。具体的には、長期フラグ値Tflag=0であるときに、ビットストリームはさらにLPC係数ajを含み、Tflag=1であるときに、ビットストリームはさらにLPC係数aj、最適のピッチを含み、その上にピッチ利得も含み得る。ビットストリームがピッチ利得を含まない場合、この実施形態の方法はさらに、最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択することを含む。
d(i)が非線形領域予測残差信号を表すものと仮定すると、以下の式が当てはまる。
d(i)=x(i)−x’(i)、i=0,1,…,L−1 (12)
したがって、非線形領域信号x(i)は、復号後に式(13)によって獲得され得る。
x(i)=d(i)+x’(i)、i=0,1,…,L−1 (13)
ステップ402:現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号する。
第1のサンプル点はLPC処理を施されていない。したがって、第1のサンプル点の非線形領域予測信号はx’(0)=0になる。式(13)は、非線形領域の第1のサンプル点が損失なしで復号され得ること、すなわちx(0)=d(0)であることを明らかにする。
後続の復号プロセスについて、この実施形態は第1のサンプル点のPCM領域信号y(0)およびLPC残差信号res(0)(すなわちLP残差信号)を保持する必要があり、その場合、
y(0)=A2PCM[x(0)]、res(0)=y(0) (14)
である。
関数A2PCM[]は、A−則領域信号をPCM領域信号に変換することを指す。
場合によっては、長さ変化符号化分野において、受け取ったビットストリームが復号されて、第2の値である長期フラグ値を獲得せずに、第1領域の予測残差信号が獲得される。復号結果が第1の値である長期フラグ値を含むときにはLTPモジュールが有効化されることを示し、そうでない場合にはLTPモジュールは無効化される。システムは、獲得された長期フラグ値が第1の値である場合には、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグ値が第1の値でない場合にはLP信号に従って第2領域の予測信号を獲得する。
ステップ403:長期フラグ値が第1の値であるかどうか判断し、そうである場合にはステップ404〜405に進み、そうでない場合には、ステップ406〜408に飛ぶ。
LTP処理は2つのオプション、すなわち実行される(Tflag=1)と実行されない(Tflag=0)になる。このステップでは、システムは、Tflag=1であるかどうか判断する。代替としてシステムは、Tflag=0であるかどうか判断してLTP処理が実行されるかどうか知ることもできる。LTP処理の異なる状態は異なる後続の復号プロセスに対応する。
この実施形態のステップ403が完了した後、続いて行われる復号プロセスは循環再帰プロセスである。以下の復号ステップは現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して行われる。
場合によっては、符号器側が第2の値である長期フラグ値の符号を出力しない場合に、システムは第1の値が長期フラグ値として獲得されるかどうか判断し、それが第1の値である場合にはステップ404〜405が行われ、そうでない場合にはステップ406〜408が行われる。
ステップ404:第1のサンプル点を除く最初のT1+M−1サンプルを復号する。
この実施形態の方法は第2の実施形態の信号符号化方法に対応する。すなわち、符号化プロセスにおいて、現在フレームの最初のMサンプルはLTP処理に関与しない。したがってこの実施形態では、最初のMサンプルおよびバッファ内のサンプルがまず復号される。図6は本開示の第4の実施形態の信号復号方法におけるステップ404の流れ図である。ステップ404はさらに以下のステップを含み得る。
ステップ4041:式(15)により、復号されたサンプル点のPCM領域信号y(i)に従って現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)を計算する。
Figure 2013232013
i≦0のとき、y(i)=0である。
例えば、現在サンプル点が現在フレームの信号の第2のサンプル点である場合、復号されたサンプル点は現在フレームの信号の第1のサンプル点である。この場合、ステップ402の復号結果が基準として使用される。
ステップ4042:現在のサンプルのLPC予測信号y’(i)に従ってPCM領域予測信号y’’(i)を獲得する。最初のT1+MサンプルはLTP処理に関与しないため、y’’(i)=y’(i)である。すなわち、現在サンプル点のLPC予測信号の値がPCM領域予測信号y’’(i)に割り当てられる。
ステップ4043:PCM領域予測信号y’’(i)を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
x’(i)=PCM2A[y’’(i)] (16)
ステップ4044:非線形領域予測信号x’(i)および非線形領域予測残差信号d(i)に従って式(13)により非線形領域信号x(i)を獲得する。
ステップ4045:後続のサンプルを復号するために、非線形領域信号x(i)をPCM領域信号y(i)に変換し、PCM領域信号y(i)およびLPC予測信号y’(i)に従ってLPC残差信号res(i)を獲得する。
res(i)=y(i)−y’(i)、i=0,1,…,T1+M−1 (17)
ステップ405:最初のT1+Mサンプルを除くすべてのサブフレーム信号を復号する。
図7は本開示の第4の実施形態の信号復号方法におけるステップ405の流れ図である。ステップ405は以下のステップを含み得る。
ステップ4051:式(18)により、復号されたサンプル点のPCM領域信号y(i)に従って現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)を計算する。
Figure 2013232013
i≦0のとき、y(i)=0である。
例えば、現在サンプル点が第1のサブフレームの第1のサンプル点である場合、復号されたサンプルは最初のT1+Mサンプルである。この場合、ステップ404の復号結果が基準として使用される。
ステップ4052:式(19)により、現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)に従ってPCM領域予測信号y’’(i)を計算する。
y’’(i)=y’(i)+res’(i)=y’(i)+g・res(i−T) (19)
ステップ4053:PCM領域予測信号y’’(i)を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
x’(i)=PCM2A[y’’(i)] (20)
ステップ4054:非線形領域予測信号x’(i)および非線形領域予測残差信号d(i)に従って式(13)により非線形領域信号x(i)を獲得する。
ステップ4055:後続のサンプルを復号するために、非線形領域信号x(i)をPCM領域信号y(i)に変換し、PCM領域信号y(i)およびLPC予測信号y’(i)に従ってLPC残差信号res(i)を獲得する。
res(i)=y(i)−y’(i)、i=n0,…,L−1 (21)
現在サンプル点の復号の完了後に、後続のサンプルを復号する過程において、ステップ4055で獲得されたLPC残差信号を使用して後続のサンプルのPCM領域予測信号が計算される。
ステップ406:式(22)により、復号されたサンプル点のPCM領域信号y(i)に従って現在サンプル点のLPC予測信号y’(i)を計算する。
Figure 2013232013
i≦0のとき、y(i)=0である。
ステップ407:LPC予測信号y’(i)をPCM領域予測信号として使用し、PCM領域予測信号を非線形領域予測信号x’(i)に変換する。
LTPモジュールは無効であり、現在フレーム信号のサンプル点はLTP処理に関与しないため、y’’(i)=y’(i)であり、y’(i)はx’(i)に直接変換され得る。
ステップ408:非線形領域予測信号x’(i)および非線形領域予測残差信号d(i)に従って式(13)により非線形領域信号x(i)を獲得する。
この実施形態では、後続の復号プロセスが長期フラグ値に従って適応的に行われ、長期フラグ値が第2の値であるときには、LTP寄与信号を考慮する必要がなく、よって復号プロセスが簡略化される。
図8に、本開示の第5の実施形態における信号符号化装置の簡略構造を示す。この装置は、変換モジュール11、LPモジュール12、LTPモジュール13、判断モジュール14、第2領域の予測モジュール15、第1領域の予測残差モジュール16、および出力モジュール17を含む。変換モジュール11は、第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換するように構成されている。LPモジュール12は第2領域の信号についてLP処理を行うように構成されている。LTPモジュール13は第2領域の信号についてLTP処理を行うように構成されている。判断モジュール14は、判断基準に従って長期フラグ値を獲得するように構成されている。第2領域の予測モジュール15は、長期フラグ値が第1の値であるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグ値が第2の値であるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得するように構成されている。第1領域の予測残差モジュール16は、第1領域の予測信号に従って第1領域の予測残差信号を計算するように構成されている。出力モジュール17は第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように構成されている。
前述のLP処理の結果は、LP係数、LP信号およびLP残差信号を含み得る。前述のビットストリームはさらにLP係数を含み得る。
さらに、LTPモジュール13はLP残差信号のピッチ探索を行ってLP残差信号の最適のピッチまたは最適のピッチとピッチ利得の両方を獲得し、LTP寄与信号を獲得することができる。LTP処理の結果は、最適のピッチまたは最適のピッチとピッチ利得の両方、LTP寄与信号、およびLTP残差信号を含み得る。
第2領域の予測モジュール15は、長期フラグ値が第1の値であるときに第2領域の予測信号としてLP残差信号とLTP寄与信号の和を使用し、長期フラグ値が第2の値であるときに第2領域の予測信号としてLP信号を使用するように構成されている。
判断モジュール14は、2つの判断基準のいずれかに従って判断を行うことができる。すなわち、(a)経験的係数とLP残差信号のエネルギーの積がLTP残差信号のエネルギーより大きいかどうか判断するか、または、(b)経験的係数とLP残差信号の絶対値の和の積がLTP残差信号の絶対値の和より大きいかどうか判断することができる。経験的係数とLP残差信号のエネルギーの積がLTP残差信号のエネルギーより大きい場合、または、経験的係数とLP残差信号の絶対値の和の積がLTP残差信号の絶対値の和より大きい場合、判断モジュール14は長期フラグに第1のフラグの値を割り当て(長期フラグ値が第1の値であり)、そうでない場合、判断モジュール14は長期フラグに第2のフラグの値を割り当てる(長期フラグ値が第2の値である)。
この実施形態の装置は、獲得された最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択するピッチ利得モジュールをさらに含んでいてもよく、LP残差信号についてフレーム化を行うフレーム化モジュールをさらに含んでいてもよい。
この実施形態では、後続の符号化プロセスが長期フラグ値に従って適応的に行われ、長期フラグ値が第2の値であるときにはLTP処理の結果を考慮する必要がなく、よってコーデックの圧縮性能が向上する。
図9に、本開示の第6実施形態における信号復号装置の簡略構造を示す。この装置は、ビットストリーム復号モジュール21、第1のサンプル点復号モジュール22、LPモジュール23、第2領域の予測モジュール24、変換モジュール25、現在サンプル点復号モジュール26、およびLP残差モジュール27を含む。ビットストリーム復号モジュール21は受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得するように構成されている。第1のサンプル点復号モジュール22は現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号するように構成されている。LPモジュール23は復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するように構成されている。第2領域の予測モジュール24は、獲得された長期フラグ値が第1の値である場合には、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグ値が第1の値でない場合には、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するように構成されている。変換モジュール25は、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換するように構成されている。現在サンプル点復号モジュール26は、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するように構成されている。LP残差モジュール27は第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するように構成されている。
さらに、長期フラグ値が第1の値であり現在サンプル点が符号器におけるLTP処理に関与するときには、第2領域の予測モジュール24は第2領域の予測信号としてLP信号とLTP寄与信号の和を使用し、長期フラグ値が第1の値であり現在サンプル点が符号器におけるLTP処理に関与しないときには、第2領域の予測モジュール24は第2領域の予測信号としてLP信号を使用する。
この実施形態の装置はさらに、獲得された最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択するピッチ利得モジュールを含んでいてもよい。
この実施形態では、後続の復号プロセスが長期フラグに従って適応的に行われ、長期フラグが第2のフラグであるときにはLTP寄与信号を考慮する必要がなく、よって復号プロセスが簡略化される。
図10に本開示の第7の実施形態における信号コーデックシステムの簡略構造を示す。このシステムは信号符号化装置31と信号復号装置32とを含む。
信号符号化装置31は、第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号についてLP処理およびLTP処理を行い、判断基準に従って長期フラグ値を獲得し、長期フラグ値が第1の値であるときにLP処理の結果およびLTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、長期フラグ値が第2の値であるときにLP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換して第1領域の予測残差信号を計算し、第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように構成されている。
信号復号装置32は、受け取ったビットストリームを復号して第1領域の予測残差信号を獲得し、現在フレームの信号の第1のサンプル点を復号し、現在フレームの信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するステップと、獲得された長期フラグ値が第1の値である場合に、LP信号と、復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得するステップ、または、獲得された長期フラグ値が第1の値でない場合に、LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号および第1領域の予測信号に従って現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、現在サンプル点の第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の信号およびLP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップとの各復号ステップを行うように構成されている。
さらに、この実施形態の信号符号化装置31は前述の各実施形態で説明したいずれかの信号符号化装置とすることができ、信号復号装置32は前述の各実施形態で説明したいずれかの信号復号装置とすることができる。
前述の方法実施形態の各ステップの全部または一部がプログラムによって命令されるハードウェアによって実施され得ることを当業者は理解することができる。このプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。実行されると、このプログラムは、前述の方法実施形態の各ステップを行う。記憶媒体は、例えば、読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、磁気ディスク、コンパクトディスクなど、プログラムコードを記憶するのに適した任意の媒体とすることができる。
本開示はいくつかの例示的実施形態によって説明されているが、本開示はそのような実施形態だけに限定されるものではない。当業者は、明らかに、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく本開示に改変および変形を加えることができる。本開示は、それらの改変および変形が添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される保護の範囲内に該当する限り、それらを包含するものである。

Claims (25)

  1. 第1領域の信号を第2領域の信号に変換すること、
    前記第2領域の信号についてLP(Linear Prediction)処理およびLTP(Long−Term Prediction)処理を行いLP処理の結果およびLTP処理の結果を取得すること、
    判断基準に従って長期フラグを獲得すること、
    前記長期フラグが第1のフラグであるときに前記LP処理の結果および前記LTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、前記長期フラグが第2のフラグであるときに前記LP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得すること、
    前記第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号を計算すること、ならびに
    前記第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力すること
    を含む信号符号化方法。
  2. 前記LP処理の結果がLP信号を含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記LP処理の結果がLP係数およびLP残差信号をさらに含み、前記ビットストリームが前記LP係数を含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記LTP処理の結果がLTP寄与信号を含む請求項1〜3いずれか一項に記載の方法。
  5. 前記LTP処理の結果が前記LP残差信号の最適のピッチまたは前記LP残差信号の前記最適のピッチと前記LP残差信号のピッチ利得の両方をさらに含み、ゆえに前記LTP処理を行うことが、
    前記LP残差信号のピッチ探索を行うこと、
    前記LP残差信号の前記最適のピッチまたは前記LP残差信号の前記最適のピッチと前記LP残差信号の前記ピッチ利得の両方を獲得すること、ならびに
    前記LP残差信号、および前記LP残差信号の前記最適のピッチと前記LP残差信号の前記ピッチ利得のうちの少なくとも1つに従ってLTP寄与信号を獲得すること
    を含む請求項3または4に記載の方法。
  6. LP処理を行う前に、
    前記第2領域の信号のピッチ探索を行うこと、および
    前記第2領域の信号の最適のピッチを獲得すること
    をさらに含む請求項1または2に記載の方法。
  7. LTP処理を行うことが、
    前記第2領域の信号の前記最適のピッチに従ってLP残差信号の密探索を行うこと、
    前記LP残差信号の最適のピッチまたは前記LP残差信号の前記最適のピッチと前記LP残差信号のピッチ利得の両方を獲得すること、ならびに
    前記LP残差信号、および前記LP残差信号の前記最適のピッチと前記LP残差信号の前記ピッチ利得のうちの少なくとも1つに従ってLTP寄与信号を獲得すること
    を含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記LP残差信号の探索を行い、前記LP残差信号の前記最適のピッチを獲得するときに、
    前記獲得された最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択すること
    をさらに含む請求項6に記載の方法。
  9. 前記LP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得することが、
    前記第2領域の予測信号として前記LP信号を使用すること
    を含む請求項2に記載の方法。
  10. 前記LP処理の結果および前記LTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得することが、
    前記第2領域の予測信号として前記LP信号と前記LTP寄与信号の和を使用すること
    を含む請求項2に記載の方法。
  11. 前記LTP処理の結果がLP残差信号をさらに含み、判断基準に従って長期フラグを獲得することが、
    前記LP残差信号のエネルギーと経験的係数の積がLTP残差信号のエネルギーより大きいかどうか判断すること、および
    前記LP残差信号のエネルギーと経験的係数の積がLTP残差信号のエネルギーより大きい場合に前記長期フラグに前記第1のフラグの値を割り当てること、または
    前記LP残差信号のエネルギーと経験的係数の積がLTP残差信号のエネルギー以下である場合に前記長期フラグに前記第2のフラグの値を割り当てること
    を含む請求項3に記載の方法。
  12. 前記LTP処理の結果がLP残差信号をさらに含み、判断基準に従って長期フラグを獲得することが、
    前記LP残差信号の絶対値の和と経験的係数との積がLTP残差信号の絶対値の和より大きいかどうか判断すること、および
    前記LP残差信号の絶対値の和と経験的係数との積がLTP残差信号の絶対値の和より大きい場合に前記長期フラグに前記第1のフラグの値を割り当てること、または
    前記LP残差信号の絶対値の和と経験的係数との積がLTP残差信号の絶対値の和以下である場合に前記長期フラグに前記第2のフラグの値を割り当てること
    を含む請求項3に記載の方法。
  13. 前記LPC残差信号のピッチ探索を行う前に、
    前記LP残差信号をフレームに分割すること
    をさらに含む請求項5または7に記載の方法。
  14. 受け取ったビットストリームを復号して復号された第1領域の予測残差信号を獲得すること、
    現在フレーム信号の第1のサンプル点を復号すること、
    前記現在フレーム信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、
    前記復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP(Linear Prediction)信号を計算するステップと、
    獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、前記LP信号と、前記復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得される長期予測(Long−Term Prediction)寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、
    獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合に、前記LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、
    前記第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、前記第1領域の予測残差信号および前記第1領域の予測信号に従って前記現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、
    前記現在サンプル点の前記第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、前記第2領域の信号および前記LP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップと
    の各復号ステップを行うこと
    を含む信号復号方法。
  15. 前記LP信号およびLTP寄与信号に従って第2領域の予測信号を獲得することが、
    符号器側の前記現在サンプル点がLTP処理に関与する場合に、前記第2領域の予測信号として前記LP残差信号と前記LTP寄与信号の和を使用すること、
    符号器側の前記現在サンプル点がLTP処理に関与しない場合に、前記第2領域の予測信号としてLPC予測信号を使用すること
    を含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記ビットストリームが最適のピッチとピッチ利得の両方を含み、または前記ビットストリームが前記最適のピッチおよびピッチ利得を含み、ゆえに、
    前記最適のピッチに従って適応的に前記ピッチ利得を選択すること
    をさらに含む請求項13または14に記載の方法。
  17. 第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換するように適合された変換モジュールと、
    前記第2領域の信号についてLP(Linear Prediction)処理を行いLP処理の結果を取得するように適合されたLPモジュールと、
    前記第2領域の信号についてLTP(Long−Term Prediction)処理を行いLTP処理の結果を取得するように適合されたLTPモジュールと、
    判断基準に従って長期フラグを獲得するように適合された判断モジュールと、
    前記長期フラグが第1のフラグであるときに前記LP処理の結果および前記LTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、前記長期フラグが第2のフラグであるときに前記LP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得するように適合された第2領域予測モジュールと、
    第1領域の予測信号に基づいて第1領域の予測残差信号を計算するように適合された第1領域予測モジュールと、
    符号化された前記第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力するように適合された出力モジュールと、
    を含む信号符号化器。
  18. 前記LP処理の結果がLP係数、LP信号、およびLP残差信号を含み、前記ビットストリームが前記LP係数を含み、
    前記LTPモジュールは、
    前記LP残差信号のピッチ探索を行い、前記LP残差信号の最適のピッチ、または前記LP残差信号の前記最適のピッチと前記LPC残差信号のピッチ利得の両方を獲得し、LTP寄与信号を獲得する、ように適合されている
    請求項17に記載の信号符号化器。
  19. 前記獲得された最適のピッチに従って適応的にピッチ利得を選択するように適合されているピッチ利得モジュールをさらに含む請求項17または18に記載の信号符号化器。
  20. 第2領域予測モジュールは、
    前記長期フラグが第1のフラグであるときに前記第2領域の予測信号として前記LP残差信号と前記LTP寄与信号の和を使用し、
    前記長期フラグが第2のフラグであるときに前記第2領域の予測信号としてLPC予測信号を使用する、
    ように適合されている請求項18に記載の信号符号化器。
  21. 前記LTP処理の結果がLP残差信号をさらに含み、
    前記判断モジュールが、
    前記LP残差信号のエネルギーと経験的係数の積が前記LTP残差信号のエネルギーより大きいかどうか判断し、前記LP残差信号のエネルギーと経験的係数の積が前記LTP残差信号のエネルギーより大きい場合に前記長期フラグに前記第1のフラグの値を割り当て、前記LP残差信号のエネルギーと経験的係数の積がLTP残差信号のエネルギー以下である場合に前記長期フラグに前記第2のフラグの値を割り当てるか、または、
    前記LP残差信号の絶対値の和と経験的係数との積がLTP残差信号の絶対値の和より大きいかどうか判断し、前記LP残差信号の絶対値の和と経験的係数との積がLTP残差信号の絶対値の和より大きい場合に前記長期フラグに前記第1のフラグの値を割り当て、前記LP残差信号の絶対値の和と経験的係数との積がLTP残差信号の絶対値の和以下である場合に前記長期フラグに前記第2のフラグの値を割り当てる、ように適合されている、
    請求項17または19に記載の信号符号化器。
  22. 受け取ったビットストリームを復号して復号された第1領域の予測残差信号を獲得するように適合されたビットストリーム複合モジュールと、
    現在フレーム信号の第1のサンプル点を復号するように適合された第1サンプル点複合モジュールと、
    前記復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP(Linear Prediction)信号を計算するLPモジュールと、
    獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、前記LP信号と、前記復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP(Long−Term Prediction)寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得し、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合に、前記LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するように適合された第2領域予測モジュールと、
    前記第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、前記現在サンプル点の前記第1領域の信号を第2領域の信号に変換するように適合された変換モジュールと、
    前記第1領域の予測残差信号および前記第1領域の予測信号に従って前記現在サンプル点の第1領域の信号を復号する現在サンプル点復号モジュールと、
    前記現在サンプル点の前記第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、前記第2領域の信号および前記LP信号に従ってLP残差信号を獲得するLP残差モジュールと、を含む信号復号器。
  23. 前記長期フラグが第1のフラグであり、符号器側の前記現在サンプル点がLTP処理に関与する場合に、前記第2領域の予測信号として前記LP残差信号と前記LTP寄与信号の和が使用され、
    前記長期フラグが第1のフラグであり、符号器側の前記現在サンプル点がLTP処理に関与しない場合に、前記第2領域の予測信号としてLPC予測信号が使用されること、
    を含む請求項22に記載の信号復号器。
  24. 前記最適のピッチに従って適応的に前記ピッチ利得を選択するように適合されたピッチ利得モジュールをさらに含む請求項22または23に記載の信号復号器。
  25. 第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、前記第2領域の信号についてLP(Linear Prediction)処理およびLTP(Long−Term Prediction)処理を行い、判断基準に従って長期フラグを獲得し、前記長期フラグが第1のフラグであるときに前記LP処理の結果および前記LTP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、前記長期フラグが第2のフラグであるときに前記LP処理の結果に従って第2領域の予測信号を獲得し、前記第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、第1領域の予測残差信号を計算し、前記第1領域の予測残差信号を含むビットストリームを出力する、ように適合された信号符号化器と、
    受け取られた前記ビットストリームを復号して前記第1領域の予測残差信号および前記長期フラグを獲得し、現在フレーム信号の第1のサンプル点を復号し、前記現在フレーム信号の第2のサンプル点の各現在サンプル点について連続して、前記復号されたサンプル点の第2領域の信号に従って現在サンプル点のLP信号を計算するステップと、獲得された長期フラグが第1のフラグである場合に、前記LP信号と、前記復号されたサンプル点のLP残差信号に従って獲得されるLTP寄与信号とに従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、獲得された長期フラグが第1のフラグでない場合に、前記LP信号に従って第2領域の予測信号を獲得するステップと、前記第2領域の予測信号を第1領域の予測信号に変換し、前記第1領域の予測残差信号および前記第1領域の予測信号に従って前記現在サンプル点の第1領域の信号を復号するステップと、前記現在サンプル点の前記第1領域の信号を第2領域の信号に変換し、前記第2領域の信号および前記LP信号に従ってLP残差信号を獲得するステップとの各復号ステップを行うように適合された信号復号器と、
    を含む信号コーデックシステム。
JP2013165706A 2008-12-31 2013-08-09 信号を符号化する方法および信号を復号する方法 Active JP5521097B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN200810247427.6 2008-12-31
CN200810247427 2008-12-31
CN200910151835.6 2009-06-25
CN2009101518356A CN101615395B (zh) 2008-12-31 2009-06-25 信号编码、解码方法及装置、系统

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543970A Division JP5436576B2 (ja) 2008-12-31 2009-12-30 信号を符号化する方法および信号を復号する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013232013A true JP2013232013A (ja) 2013-11-14
JP5521097B2 JP5521097B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=41495006

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543970A Active JP5436576B2 (ja) 2008-12-31 2009-12-30 信号を符号化する方法および信号を復号する方法
JP2013165706A Active JP5521097B2 (ja) 2008-12-31 2013-08-09 信号を符号化する方法および信号を復号する方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011543970A Active JP5436576B2 (ja) 2008-12-31 2009-12-30 信号を符号化する方法および信号を復号する方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8515744B2 (ja)
EP (2) EP2680444A1 (ja)
JP (2) JP5436576B2 (ja)
KR (1) KR101350285B1 (ja)
CN (1) CN101615395B (ja)
BR (1) BRPI0923887A2 (ja)
RU (1) RU2486610C2 (ja)
WO (1) WO2010075792A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101615395B (zh) * 2008-12-31 2011-01-12 华为技术有限公司 信号编码、解码方法及装置、系统
WO2011083849A1 (ja) 2010-01-08 2011-07-14 日本電信電話株式会社 符号化方法、復号方法、符号化装置、復号装置、プログラムおよび記録媒体
EP2551848A4 (en) 2010-03-23 2016-07-27 Lg Electronics Inc METHOD AND APPARATUS FOR PROCESSING AUDIO SIGNAL
CN104347067B (zh) 2013-08-06 2017-04-12 华为技术有限公司 一种音频信号分类方法和装置
CN107452390B (zh) * 2014-04-29 2021-10-26 华为技术有限公司 音频编码方法及相关装置
US10304472B2 (en) * 2014-07-28 2019-05-28 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Method, device and recording medium for coding based on a selected coding processing
WO2020146867A1 (en) 2019-01-13 2020-07-16 Huawei Technologies Co., Ltd. High resolution audio coding
MY208172A (en) 2019-02-01 2025-04-22 Beijing Bytedance Network Tech Co Ltd Signaling of in-loop reshaping information using parameter sets
CN113574889B (zh) * 2019-03-14 2024-01-12 北京字节跳动网络技术有限公司 环路整形信息的信令和语法
CN113632476B (zh) 2019-03-23 2024-03-19 北京字节跳动网络技术有限公司 默认的环内整形参数
CN113129913B (zh) * 2019-12-31 2024-05-03 华为技术有限公司 音频信号的编解码方法和编解码装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995016260A1 (en) * 1993-12-07 1995-06-15 Pacific Communication Sciences, Inc. Adaptive speech coder having code excited linear prediction with multiple codebook searches
JPH07239699A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Hitachi Ltd 音声符号化方法およびこの方法を用いた音声符号化装置
JP2004517348A (ja) * 2000-10-17 2004-06-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非音声のスピーチの高性能の低ビット速度コード化方法および装置
JP2012514225A (ja) * 2008-12-31 2012-06-21 華為技術有限公司 信号を符号化する方法および信号を復号する方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9006717U1 (de) * 1990-06-15 1991-10-10 Philips Patentverwaltung GmbH, 22335 Hamburg Anrufbeantworter für die digitale Aufzeichnung und Wiedergabe von Sprachsignalen
JP3232701B2 (ja) 1992-10-15 2001-11-26 株式会社日立製作所 音声符号化方法
US5659698A (en) 1994-11-01 1997-08-19 Motorola, Inc. Method and apparatus for generating a circular buffer address in integrated circuit that performs multiple communications tasks
US5652903A (en) * 1994-11-01 1997-07-29 Motorola, Inc. DSP co-processor for use on an integrated circuit that performs multiple communication tasks
JP3137176B2 (ja) * 1995-12-06 2001-02-19 日本電気株式会社 音声符号化装置
US5978756A (en) * 1996-03-28 1999-11-02 Intel Corporation Encoding audio signals using precomputed silence
FI964975A7 (fi) * 1996-12-12 1998-06-13 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja laite puheen koodaamiseksi
US7072832B1 (en) * 1998-08-24 2006-07-04 Mindspeed Technologies, Inc. System for speech encoding having an adaptive encoding arrangement
US6240386B1 (en) * 1998-08-24 2001-05-29 Conexant Systems, Inc. Speech codec employing noise classification for noise compensation
US7031926B2 (en) * 2000-10-23 2006-04-18 Nokia Corporation Spectral parameter substitution for the frame error concealment in a speech decoder
JP3426207B2 (ja) * 2000-10-26 2003-07-14 三菱電機株式会社 音声符号化方法および装置
DE10124420C1 (de) 2001-05-18 2002-11-28 Siemens Ag Verfahren zur Codierung und zur Übertragung von Sprachsignalen
JP4622164B2 (ja) * 2001-06-15 2011-02-02 ソニー株式会社 音響信号符号化方法及び装置
US20040167772A1 (en) * 2003-02-26 2004-08-26 Engin Erzin Speech coding and decoding in a voice communication system
ATE368279T1 (de) 2003-05-01 2007-08-15 Nokia Corp Verfahren und vorrichtung zur quantisierung des verstärkungsfaktors in einem breitbandsprachkodierer mit variabler bitrate
US7613606B2 (en) * 2003-10-02 2009-11-03 Nokia Corporation Speech codecs
GB0326263D0 (en) * 2003-11-11 2003-12-17 Nokia Corp Speech codecs
FI118835B (fi) * 2004-02-23 2008-03-31 Nokia Corp Koodausmallin valinta
US7933767B2 (en) * 2004-12-27 2011-04-26 Nokia Corporation Systems and methods for determining pitch lag for a current frame of information
TWI276047B (en) 2005-12-15 2007-03-11 Ind Tech Res Inst An apparatus and method for lossless entropy coding of audio signal
EP1852848A1 (en) 2006-05-05 2007-11-07 Deutsche Thomson-Brandt GmbH Method and apparatus for lossless encoding of a source signal using a lossy encoded data stream and a lossless extension data stream
RU2319222C1 (ru) * 2006-08-30 2008-03-10 Валерий Юрьевич Тарасов Способ кодирования и декодирования речевого сигнала методом линейного предсказания
CN101197577A (zh) * 2006-12-07 2008-06-11 展讯通信(上海)有限公司 一种用于音频处理框架中的编码和解码方法
CN101197576A (zh) * 2006-12-07 2008-06-11 上海杰得微电子有限公司 一种音频信号编码、解码方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995016260A1 (en) * 1993-12-07 1995-06-15 Pacific Communication Sciences, Inc. Adaptive speech coder having code excited linear prediction with multiple codebook searches
JPH07239699A (ja) * 1994-02-28 1995-09-12 Hitachi Ltd 音声符号化方法およびこの方法を用いた音声符号化装置
JP2004517348A (ja) * 2000-10-17 2004-06-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド 非音声のスピーチの高性能の低ビット速度コード化方法および装置
JP2012514225A (ja) * 2008-12-31 2012-06-21 華為技術有限公司 信号を符号化する方法および信号を復号する方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101615395A (zh) 2009-12-30
KR20110110262A (ko) 2011-10-06
JP5436576B2 (ja) 2014-03-05
US8712763B2 (en) 2014-04-29
US8515744B2 (en) 2013-08-20
EP2385522A4 (en) 2011-11-09
EP2385522A1 (en) 2011-11-09
KR101350285B1 (ko) 2014-01-10
US20130304460A1 (en) 2013-11-14
JP2012514225A (ja) 2012-06-21
CN101615395B (zh) 2011-01-12
RU2011132152A (ru) 2013-02-20
JP5521097B2 (ja) 2014-06-11
BRPI0923887A2 (pt) 2015-07-28
EP2680444A1 (en) 2014-01-01
WO2010075792A1 (zh) 2010-07-08
US20110313761A1 (en) 2011-12-22
RU2486610C2 (ru) 2013-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5521097B2 (ja) 信号を符号化する方法および信号を復号する方法
CN101305423B (zh) 自适应的基于时间/频率的音频编码和解码设备和方法
RU2437172C1 (ru) Способ кодирования/декодирования индексов кодовой книги для квантованного спектра мдкп в масштабируемых речевых и аудиокодеках
US8332213B2 (en) Multi-reference LPC filter quantization and inverse quantization device and method
RU2554554C2 (ru) Способ кодирования, кодер, способ определения величины периодического признака, устройство определения величины периодического признака, программа и носитель записи
CN102341844B (zh) 编码方法、解码方法、编码装置、解码装置
RU2005137320A (ru) Способ и устройство для квантования усиления в широкополосном речевом кодировании с переменной битовой скоростью передачи
JP2002328700A (ja) フレーム消去の隠蔽およびその方法
KR100647290B1 (ko) 합성된 음성의 특성을 이용하여 양자화/역양자화를선택하는 음성 부호화/복호화 장치 및 그 방법
JP5544370B2 (ja) 符号化装置、復号装置およびこれらの方法
US7318024B2 (en) Method of converting codes between speech coding and decoding systems, and device and program therefor
JPWO2014034697A1 (ja) 復号方法、復号装置、プログラム、及びその記録媒体
KR101996307B1 (ko) 부호화 장치, 복호 장치, 이들의 방법, 프로그램 및 기록 매체
US9620139B2 (en) Adaptive linear predictive coding/decoding
JP3874851B2 (ja) 音声符号化装置
JP4438654B2 (ja) 符号化装置、復号装置、符号化方法及び復号方法
KR20060039320A (ko) 상호부호화기의 연산량 감소를 위한 피치 검색 방법
JPH05341800A (ja) 音声符号化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5521097

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250