JP2013233473A - シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法 - Google Patents

シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013233473A
JP2013233473A JP2012105307A JP2012105307A JP2013233473A JP 2013233473 A JP2013233473 A JP 2013233473A JP 2012105307 A JP2012105307 A JP 2012105307A JP 2012105307 A JP2012105307 A JP 2012105307A JP 2013233473 A JP2013233473 A JP 2013233473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogenated aromatic
aromatic compound
diisocyanate
cyclodextrin
organic medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012105307A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Kato
栄一 加藤
Kazuhiro Miyawaki
和博 宮脇
Mitsuru Akashi
満 明石
Toshiyuki Kida
敏之 木田
Shintaro Kawano
真太郎 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Neos Co Ltd
University of Osaka NUC
Original Assignee
Neos Co Ltd
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Neos Co Ltd, Osaka University NUC filed Critical Neos Co Ltd
Priority to JP2012105307A priority Critical patent/JP2013233473A/ja
Publication of JP2013233473A publication Critical patent/JP2013233473A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】有機媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着し、有機媒体からハロゲン化芳香族化合物を除去するあるいは濃縮することにより、ハロゲン化芳香族化合物のみの分解処理を容易にすることを可能とする選択固着剤を提供すること。
【解決手段】シクロデキストリン類と、ジイソシアネート化合物とを反応させて得たシクロデキストリン縮合ポリマーを含む、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤を使用する。
【選択図】なし

Description

本発明は、絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料及びインキ及びこれらの混合物等に代表される有機媒体中に含有されたハロゲン化芳香族化合物を捕集することのできる選択固着剤、及び、これを用いてハロゲン化芳香族化合物をほとんど含有しない有機媒体を得る方法に関する。より詳細には、シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とを縮合させて得られた新規な構造を有する縮合ポリマーを用いて、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着する方法に関する。さらに本発明は、上記の新規な構造を有するシクロデキストリンポリマーならびにその製造方法に関する。本発明に係るポリマーは、特徴的な三次元網目構造を有し、これにより有機媒体中に含有された各種化合物を選択的かつ効率的に固着することが出来る。
ハロゲン化芳香族化合物は、人体、動植物に対して強い毒性を示す化合物であり、特に催奇形性などのおそれから、有害物質として廃棄物の処理及び清掃に関する法律により指定されているものが多数ある。これら化合物が土壌、地下水、焼却灰、洗浄水、機械油等に存在する場合は、何らかの処理を施してこれらの濃度を基準値以下に減少させなければならないことが厳密に定められている。
従来、ハロゲン化芳香族化合物が含有された絶縁油等の有機媒体は、原姿のまま化学処理されていた(特許文献1、特許文献2)。ところが、近年、日本国内において、ポリクロロビフェニル類(以下、「PCB」と称する)の不含見解書又はPCB不含証明書のない再生油はもとより、PCB不含見解書又はPCB不含証明書のある絶縁油(新油、再生油)からも、極微量(0.5―100ppm程度、特に0.5〜10ppm程度)のハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体が次々と確認されている。このような大量の有機媒体を従来方法にて化学的に処理するには多大な時間と有用なエネルギーを要することから効率的そして経済的にも問題が残る。
一方、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体を焼却する方法もとりうるが、ダイオキシン対策等の困難な課題が多く、環境に対する安全性に疑問が残る。
現在、ハロゲン化芳香族化合物処理技術は、ハロゲン化芳香族化合物を微量に含有する媒体のみならず、ハロゲン化芳香族化合物自体を処理する技術も確立されており、ハロゲン化芳香族化合物及びハロゲン化芳香族化合物を高濃度(1%以上)に含有する高濃度含有媒体を直接処理するプロセス(以下「高濃度処理」と記載することとする)が稼働し始めている(特許文献3)。
そこで、極微量に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着することにより該ハロゲン化芳香族化合物を濃縮すれば、上述の高濃度処理によりハロゲン化芳香族化合物のみを効率的に処理することが可能となり、ハロゲン化芳香族化合物を除去した媒体は該不含有として用途の道が開けるとともに処理前の媒体の保管場所を節約することができる。
特許文献4には、修飾シクロデキストリンを用いて有機ハロゲン化合物包接錯体を形成する有機ハロゲン化合物の捕集方法が開示されている。しかし特許文献4に記載される方法は、親水性の該修飾シクロデキストリンを用いて水溶液に含まれる有機ハロゲン化合物を捕集する方法に関し、親油性でない該修飾シクロデキストリンを用いる当該方法を有機媒体系にそのまま適用することは困難である。
このような観点から、本発明者らは、特に有機媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用することによってハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着することができる化合物を鋭意探索し、シクロデキストリンと有機二塩基酸とを縮合させて得たポリマーを含有する選択固着剤を提案した(特許文献5)。シクロデキストリンと有機二塩基酸とを縮合させて得たポリマーを含有するポリマーは、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着することができ、これとハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体とを接触させることによりハロゲン化芳香族化合物をほとんど含有しない有機媒体を得ることが出来ることが実施例にて明らかにされている。しかしながら本先行技術では、ハロゲン化芳香族化合物をほとんど含有しない有機媒体の回収率がさほど高くないため(実施例では21〜34%)、有機媒体の回収率をより高めることのできる選択固着剤の開発が望まれる。
一方、特許文献6には、種々のシクロデキストリンポリマーの合成方法が開示されているが、これらを有機媒体と接触させ、含有されたハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着させることについては開示していない。
上記の特許文献4、特許文献5および特許文献6にも開示されているとおり、種々の化合物を包接することのできる化合物として、シクロデキストリンがよく知られている。シクロデキストリンは、6個、7個、または8個のグルコースが環状に結合した環状オリゴ糖であり、それぞれα−、β−またはγ−シクロデキストリンと称される。シクロデキストリンは、その環状空孔内に種々の化合物を包接する性質を有している。この性質により、シクロデキストリンに疎水性の物質を包接させて水に溶解させたり、あるいは各種吸着・分離の操作等に用いたりすることができる。しかしながらシクロデキストリンは水溶性が高いため、有機溶媒中での用途は限られている。そこでシクロデキストリンを水不溶性にする試みが種々行われている。
シクロデキストリンを水不溶性にする試みとして、高分子化する方法が挙げられる。これまでにクロロメチルポリスチレンにシクロデキストリン誘導体を反応させたものや、水不溶性高分子化合物にシクロデキストリンを固定化させたものが古くから知られている。またシクロデキストリンをエピクロロヒドリンで架橋させて高分子化合物としたものもよく知られている。
特許文献7は、シクロデキストリンと有機二塩基酸とを縮合させてハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するポリマーの製造について開示する。上にも述べたとおり、特許文献7で製造されるポリマーは、末端が二塩化フタル酸由来のカルボキシル基である。
特許文献6は、シクロデキストリンとテレフタル酸とを反応させ、高分子化することを開示している。特許文献6では、シクロデキストリンと二塩化テレフタロイルとを縮合させて、末端が二塩化テレフタロイル由来のカルボキシル基であるシクロデキストリンポリマーを製造する方法、シクロデキストリンとテレフタル酸ジメチルとを縮合させて、末端がテレフタル酸ジメチル由来のメチルエステルであるシクロデキストリンポリマーを製造する方法、ならびにシクロデキストリンと各種有機二塩基酸とを縮合させて架橋化シクロデキストリンポリマーを製造する方法についてそれぞれ開示している。特許文献6の実施例には、このように製造されたシクロデキストリンポリマーはフィルム状に成形することができ、特定の酵素によって分解することが記載されている。
さらに本発明者らは、特許文献8にて、シクロデキストリンと有機二塩基酸とを縮合させたポリマーの末端にアルコール類、アリールアルコール類またはフェノール類を反応させた、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する多孔質ポリマーを合成し、このポリマーについて各種ハロゲン化芳香族化合物の選択吸着能を検討した。
これらの文献で提案されたシクロデキストリンポリマーは、いずれもハロゲン化芳香族化合物を効率的に吸着するが、製造する上では以下のような問題があった:
(i)シクロデキストリンポリマーを製造する際には、シクロデキストリンのピリジン溶液に有機二塩基酸類を滴下する。一方、得られるシクロデキストリンポリマーは有機溶剤を吸収する性質を有するものであるから、滴下の工程において反応溶液を攪拌することが徐々に困難になりうる。攪拌効率を維持し続けるためには大量のピリジンを使用する必要がある。
(ii)ピリジンは特異な臭いをもつ物質であり、製造場所の近隣に悪臭を拡散させないための排気装置を備えた製造設備を使用することが必須である。
(iii)得られるシクロデキストリンポリマーは有機溶剤を大量に吸収する性質を有するため、洗浄溶媒を大量に必用とし、コストが高くなりうる。
特許第2611900号 特許第3247505号 特開2003-112034号 特開平5-31212号 特開2009−95792号 特許第3010602号 特開2009−95792号 国際出願PCT/JP2011/053163
本発明は、有機媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着し、有機媒体からハロゲン化芳香族化合物を除去するあるいは濃縮することにより、ハロゲン化芳香族化合物のみの分解処理を容易にすることを可能とする選択固着剤を提供することを目的とする。また本発明は、かかる選択固着剤を使用して、有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に捕集し、以ってハロゲン化芳香族化合物を含有しない有機媒体を高い回収率で得る方法を提供する。
本発明者らは、従来提案されてきたシクロデキストリンポリマーよりも、簡易かつ低コストで製造できるシクロデキストリン類とジイソシアネート化合物とを縮合させて得た、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するポリマーを含む選択固着剤として使用して、有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に捕集し、ハロゲン化芳香族化合物を含有しない有機媒体を高い回収率で得ることができることを見いだした。
本発明の態様は、以下の通りである:
[1]
シクロデキストリン類と、ジイソシアネート化合物とを反応させて得たシクロデキストリン縮合ポリマーを含む、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤。
[2]
ジイソシアネート化合物が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートからなる群から選択される1以上の化合物である、[1]に記載の選択固着剤。
[3]
ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーが、固体担体に固定化されていることを特徴とする選択固着剤を使用する、[1]または[2]に記載の選択固着剤。
[4]
ハロゲン化芳香族化合物が、ダイオキシン類、ポリクロロビフェニル類、またはポリクロロベンゼン類である、[1]〜[3]のいずれかに記載の選択固着剤。
[5]
有機媒体が、有機液体、絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料及びインキ及びこれらの混合物からなる群から選択される、[1]〜[4]のいずれかに記載の選択固着剤。
[6]
シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とを反応させて得た、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを含有する、ハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤と、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体とを接触させ、該有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を該ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーに固着させて、ハロゲン化芳香族化合物を含有しない有機媒体を得ることを特徴とする、方法。
[7]
ジイソシアネート化合物が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートからなる群から選択される1以上の化合物である、[6]に記載の方法。
[8]
ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーが、固体担体に固定化されていることを特徴とする選択固着剤を使用する、[6]または[7]に記載の方法。
[9]
ハロゲン化芳香族化合物が、ダイオキシン類、ポリクロロビフェニル類、またはポリクロロベンゼン類である、[6]〜[8]のいずれかに記載の方法。
[10]
有機媒体が、有機液体、絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料及びインキ及びこれらの混合物からなる群から選択される、[6]〜[9]のいずれかに記載の方法。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明のシクロデキストリンポリマーについて説明する。
本発明は、シクロデキストリン類と、ジイソシアネート化合物とを反応させて得たシクロデキストリン縮合ポリマーを含む、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤にかかる。ここでシクロデキストリンとは、6個、7個または8個のグルコースが環状に結合した環状オリゴ糖のことであり、それぞれα−、β−またはγ−シクロデキストリンと称される。
例えば、シクロデキストリンとは、
にあらわされるように、グルコースが環状に結合した構造をもっている。ここでグルコース中に存在する複数の置換基Rの少なくとも1つ以上が、水素またはメチル、エチル、プロピル、およびブチルから選択されるアルキル基であってよい。少なくとも1つ以上の置換基Rがアルキル基であるようなグルコース単位が6個、7個または8個環状に結合したシクロデキストリン類についても、本明細書では単に「シクロデキストリン類」と記載することとする。
ジイソシアネート化合物とは、分子内にイソシアナト基(−N=C=O)を2つ有する化合物のことを指す。本発明に使用できるジイソシアネート化合物として、例えば、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートからなる群から選択される1以上の化合物が挙げられる。ジイソシアネート化合物はシクロデキストリンに存在する水酸基(−OH)と反応して、ウレタン結合を形成し、ジイソシアネート化合物を介してシクロデキストリン類が3次元網目構造を形成する。
ここで、複数のシクロデキストリンとジイソシアネート化合物とが逐次縮合したものであれば、例えばシクロデキストリンとジイソシアネート化合物とが合計で数個〜10個程度縮合した、いわゆる一般的には「オリゴマー」と呼ばれるような化合物であっても、本明細書では全て「ポリマー」と総称するものとする。本発明のシクロデキストリンポリマーは、分子量の異なる重合体が混合した組成物であってもよい。
本発明で用いるシクロデキストリンポリマーの構造は、例えば以下の模式図で表されると考えられる:
この図において、シクロデキストリンの部分は、円錐台形で表されており、ジイソシアネート化合物として4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(4,4’−メチレンビス[フェニレンイソシアネート])が用いられている。シクロデキストリン中の水酸基とジイソシアネートとがウレタン結合により交互に結合する。
例えば、β−シクロデキストリンと、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートとを縮合させた場合、以下のようなスキームで反応が進行し、ポリマーを得ることができる:
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの一方のイソシアナト基(−N=C=O)は、β−シクロデキストリンの−CHOH基と反応し、ウレタン結合する。そしてもう一方のイソシアナト基は、別のβ−シクロデキストリンの−CHOH基と反応する。これを繰り返し、縮合ポリマーが得られる。シクロデキストリンには多数の水酸基が存在するが、縮合に関与する置換基は主に−CHOHの部分である。−CHOH基は、α−シクロデキストリンの場合6個、β−シクロデキストリンの場合7個、そしてγ−シクロデキストリンの場合8個分子内に存在する。
あるいは、−CHOH基と二級水酸基側2位の水酸基(−OH)がメチル基で置換されたβ−シクロデキストリンと、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートとを縮合させた場合、以下のようなスキームで反応が進行し、ポリマーを得ることができる:
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの一方のイソシアナト基(−N=C=O)は、β−シクロデキストリンの二級水酸基側3位の水酸基(−OH)とのみ反応し、ウレタン結合する。そしてもう一方のイソシアナト基は、別のβ−シクロデキストリンの3位の−OH基と反応する。これを繰り返し、縮合ポリマーが得られる。この場合、縮合に関与する置換基は3位−OH基の部分である。このような−OH基は、α−シクロデキストリンの場合6個、β−シクロデキストリンの場合7個、そしてγ−シクロデキストリンの場合8個分子内に存在する。
このような反応で得られる縮合体は、シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とが交互に縮合したもののほか、架橋構造や3次元網目構造となる場合がある。
次に本発明の選択固着剤について説明する。本発明は、シクロデキストリン類とジイソシアネート化合物とを、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン等の溶媒に溶解させ、次いで溶液を加熱して、好ましくは50〜100℃の温度でシクロデキストリン類とジイソシアネート化合物とを縮合させる。このようにして得たシクロデキストリンポリマーは、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する性質を有しており、これを有機媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤に使用することができる。
なお、本発明において「ハロゲン化芳香族化合物」とは、芳香族化合物にフッ素、塩素、臭素及びヨウ素が1以上置換した化合物全般を指す。本発明では、例えばポリクロロビフェニル類(PCB類)、ダイオキシン類、フロン類、ポリクロロナフタレン類およびポリクロロベンゼン類等を指す。PCB類とは、ビフェニル骨格に塩素原子が数個置換した化合物の総称であり、塩素原子の置換位置、置換数により多数の異性体が存在する。またダイオキシン類とは、狭義の意味ではダイオキシン類対策特別措置法で指定される特定の化合物を指すが、本発明では、いわゆる内分泌撹乱物質(環境ホルモン)として疑われるハロゲン化化合物を全て含む。
本発明においてハロゲン化芳香族化合物を含有する「有機媒体」とは、広く一般的に有機溶剤のことであり、特にハロゲン化芳香族化合物を良好に溶解する有機溶剤、さらに詳細には、使用の態様から、ハロゲン化芳香族化合物を含有する可能性の高い絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料及びインキ及びこれらの混合物等を意味する。本発明において「有機媒体」とは、その大部分(例えば6割以上)が前記の有機媒体であればよく、場合によっては水を含むことがあるが、当該ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体全体としての性質は、水溶液でなく、あくまで有機溶液のそれである。
また、固体物質(例えば紙、木材、焼却灰、岩石、土壌等)に含有されたハロゲン化芳香族化合物を分解処理するために、これら固体物質に含有されたハロゲン化芳香族化合物を抽出して有機媒体に移行させたものも、本発明の選択固着剤の処理対象となる「ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体」となりうる。
本明細書において「ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する」とは、上述のハロゲン化芳香族化合物と吸引的に(すなわち、斥力ではないことを意味する)相互作用することを意味し、このような特性を有する化合物を「ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物」と総称する。このような化合物は、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する環状部分、置換基、シーケンスなどを有する。本明細書において「ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物」のことを、場合により、単に「吸引的相互作用化合物」「相互作用化合物」あるいは「相互作用する化合物」などと省略して記載することがある。
本発明において、ハロゲン化芳香族化合物を「選択的に固着」するとは、有機媒体に溶解、分散等により含有されたハロゲン化芳香族化合物、あるいは当該ハロゲン化芳香族化合物を内部に含む有機媒体分子の会合体と相互作用して、これを取り込むあるいは定着させることをいう。本明細書において「固着」とは、化学的結合や接着、ならびに物理的吸着や吸引、あるいは単に引っかかった状態であるものなどを全て含み、必ずしも定常的に接着されていることを意味するものでない。たとえば、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用し、所定の時間ごく近距離に位置した状態となる場合や、吸引的な相互作用により所定の時間接触した状態であれば、広い意味で本明細書にいう「固着」した状態に該当するものとする。すなわち本発明の「選択固着剤」とは、選択固着剤に含有される活性成分が、有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物と吸引的に強く相互作用し、ハロゲン化芳香族化合物を活性成分分子構造内にしっかりと取り込むあるいは定着させるような薬剤のほか、かかる活性成分が、ハロゲン化芳香族化合物と少なくとも一時的に接触した状態にあるか、至近距離に位置した状態を維持することができる薬剤を意味する。
したがって本発明の選択固着剤は、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用することによりこれらを固着することができる組成物を含む。かかる組成物の活性成分として、シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とを、例えば50〜100℃の温度で縮合させて得たシクロデキストリンポリマーが挙げられる。ここに例示するハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物は、分子構造内にハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用することが可能なシクロデキストリンの環状部分を分子内に有する化合物であり、この相互作用化合物は、有機媒体に少なくとも分散させることができる。相互作用化合物分子内に存在する吸引的に相互作用する部分、すなわちシクロデキストリンの環状部分と、ハロゲン化芳香族化合物とが相互作用することにより、ハロゲン化芳香族化合物を当該相互作用部分またはその近傍に固着させる。
本発明の選択固着剤は、前記のハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物を活性成分として含むほか、必要に応じて担体、基材、希釈剤等の助剤を含むことができる。また活性成分であるハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物は、場合により担体または基材に固定化されていても良い。たとえばシリカゲル、ポリマービーズ、イオン交換樹脂、ガラス、フィルタ、メンブレン、各種網状構造物又は格子状構造物、発泡体、多孔質物質などの固体担体にハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物を固定化させることができる。ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物の担体又は基材への固定化は、たとえば共有結合あるいはイオン結合などに代表される比較的強い化学結合の他、疎水性相互作用、ファンデルワールス力などの比較的弱い力での物理的相互作用によっても行うことができる。
最後に、本発明の選択固着剤を用いて、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を選択的に除去する方法を説明する。本発明は、シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とを縮合させて得た、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを含有する、ハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤と、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体とを接触させ、該有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を該ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーに固着させて、ハロゲン化芳香族化合物を含有しない有機媒体を得ることを特徴とする、方法に係る。
本発明に使用するハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体は、上述のハロゲン化芳香族化合物を少なくとも1種含有している。ハロゲン化芳香族化合物は、有機媒体中いかなる濃度で溶解していても良いが、特にハロゲン化芳香族化合物の含有量が0.5-1%程度の場合に「極微量」「微量」あるいは「低濃度で」含有していると称される。特にハロゲン化芳香族化合物を低濃度で含有する有機媒体は、処理すべきハロゲン化芳香族化合物は極少量であるのに、有機媒体自体の体積が非常に大きくなり、したがって貯蔵に困難をきたすとともに化学的に処理するには多大な時間を要する。よって、極微量に溶解しているハロゲン化芳香族化合物を有機媒体から濃縮分離して、処理すべきハロゲン化芳香族化合物と、再利用可能な有機媒体とに分けることができれば、ハロゲン化芳香族化合物の処理効率が上がる一方、かかる有機媒体の貯蔵の問題も解決することができる。
ハロゲン化芳香族化合物を特に含有しやすい有機媒体は、各種有機液体のほか、絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料、インク及びこれらの混合物である。ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体を反応容器に入れる。これら有機媒体を貯蔵する貯蔵容器をそのまま反応容器として使用しても良い。ここに、含有されているハロゲン化芳香族化合物に対して10倍−50倍、好ましくは50-200倍(モル基準)のハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物を含む本発明の選択固着剤を投入し、よく攪拌する。本発明の選択固着剤中の活性成分であるハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを含む組成物は、有機媒体中に分散し、有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物と接触する。ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマー中の吸引的相互作用部分との相互作用によりハロゲン化芳香族化合物が当該吸引的相互作用部分またはその近傍に固着される。処理する有機媒体の量やハロゲン化芳香族化合物の濃度、及び本発明の選択固着剤の量にもよるが、一般的には5時間〜数日間にわたり攪拌等による方法で接触させることができる。固着反応は常温で好適に行うことができ、必要に応じて加熱することもできる。例えば、50〜150℃、好ましくは60〜130℃、さらに好ましくは70〜100℃の温度にまで加熱することができる。本発明の選択固着剤に含まれるシクロデキストリンポリマーは、特に低温下でもハロゲン化芳香族化合物を固着することができる点が有利である。
このようにハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーに有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物が固着された後、ハロゲン化芳香族化合物が固着された当該ポリマー(または当該ポリマーを含む組成物)のみを分離する。分離は既存の固液分離技術を用いて行えばよく、例えば、遠心分離機、加圧濾過機を使用する方法があげられる。分離する際のフィルタは、市販のフィルタ、ガラスフィルタ、メンブレン、脱脂綿、金属、樹脂等を用いて行うことができる。本発明の選択固着剤に含まれる包接化合物類を分離することができる孔径のものであれば、いかなるフィルタ、メンブレンを用いても良いが、一般的な相互作用化合物の粒径を考慮して、孔径約0.1−100μmのものを使用することが好ましい。
分離により得たハロゲン化芳香族化合物を固着したシクロデキストリンポリマーは、必要に応じて固着したハロゲン化芳香族化合物のみを脱離し、吸引的相互作用化合物に固着されたハロゲン化芳香族化合物又は前記脱離操作により得たハロゲン化芳香族化合物を、必要に応じて希釈した後、例えば化学抽出分解法などの化学的処理方法により分解処理を行うことができる。
ハロゲン化芳香族化合物を固着したシクロデキストリンポリマーを分離した後に得られた有機媒体は、ハロゲン化芳香族化合物が実質的に完全に除去されている。したがって、ハロゲン化芳香族化合物が含まれているが故に従来は保管せざるをえなかった有機媒体を、再利用可能なものは再利用し、あるいは通常の方法、例えば焼却処分等により廃棄することができる。
本発明の選択固着剤として、活性成分である、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを、たとえばシリカゲル、ポリマービーズ、イオン交換樹脂、発泡体、フィルム、メンブレン、各種格子状構造物及び網状構造物、多孔質物質などの担体に固定化させたものを好適に使用することができる。たとえばシリカゲル、ポリマービーズ又はイオン交換樹脂等の固体担体に本発明のシクロデキストリンポリマーを担持させたものをカラム内に積層し、ここにハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体を常圧下または加圧下にて流し、当該シクロデキストリンポリマーと相互作用させ、有機媒体中に含有されたハロゲン化芳香族化合物を効果的に除去することが可能となる。あるいはフィルタ、メンブレンなどの固体担体に本発明のシクロデキストリンポリマーを担持させたものを用いて、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体を常圧または減圧濾過することにより、有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物をメンブレン又はフィルタに固着させて、ハロゲン化芳香族化合物を除去することが可能となる。あるいは発泡体、網状構造物、格子状構造物、多孔質物質などの固体担体に本発明の吸引的相互作用化合物を担持させたものをハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体中に投入して、当該固体担体の網状部分、格子状部分、あるいは孔部分に有機媒体を吸収させ、含有されたハロゲン化芳香族化合物を固着させ、ついで必要に応じて当該固体担体に圧力をかけて(たとえば搾る等の操作を行って)、ハロゲン化芳香族化合物が除かれた有機媒体を得ることができる。
このように本発明のハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを固体担体に固定化させた組成物は、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体からバッチ処理にてハロゲン化芳香族化合物を除去する方法に用いられる他、連続的に処理する方法にも非常に好適に用いられる。
本発明の選択固着剤として、活性成分である、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマー自体を、カラムなどに充填し、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体を常圧下または加圧下に流すことによって、有機媒体からハロゲン化芳香族化合物を除去することもまた可能である。
このように本発明の選択固着剤は、有機媒体中に含有されたハロゲン化芳香族化合物を選択的に固着し、これを有機媒体中から除去することができる。本発明の選択固着剤を使用することにより、微量のハロゲン化芳香族化合物が溶解しているが故に保管せざるを得なかった有機媒体から、厳密な分解処理が必要なハロゲン化芳香族化合物のみを除去、濃縮することができるので、ハロゲン化芳香族化合物の分解処理効率が飛躍的に高まる一方、効率よく回収された安全な有機媒体は通常の方法で処理するか、再利用することが可能となる。本発明の選択固着剤を使用して、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を除去する方法は、有機媒体中に選択固着剤を投入・分散させ、攪拌などによりハロゲン化芳香族化合物を固着させ、これを分離するという比較的容易な方法であり、常温で行うことも可能であるため、ハロゲン化芳香族化合物が大気中に拡散するおそれのない、安全な方法である。本発明の選択固着剤として、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物を各種固体担体に固定化させた物質を用いると、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を連続的に除去することが可能となる。
本発明の選択固着剤の活性成分としての、シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とを縮合させて得たシクロデキストリンポリマーは、例えば以下のような方法で製造することができる:
メチル−β−シクロデキストリン(2,6−ジ−O−メチル−β−シクロデキストリンと2,3,6−トリ−O−メチル−β−シクロデキストリンの混合物)(以下、「DM−β−CD−TCI」と称する。)を有機溶媒(例えばN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、1,4−ジオキサン等。好ましくはN,N−ジメチルホルムアミド)に分散させる。ついでこの分散液に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを加えて溶解させる。50〜100℃の湯浴に反応器をつけて、反応液を撹拌する。反応終了後、湯浴をはずし、反応液を冷水に滴下する。得られた沈殿物を分離して、アルコール類、水、アセトンなどの洗浄液体で洗浄し、乾燥すると、本発明のシクロデキストリンポリマーを得ることができる。縮合の際に使用する有機溶媒の量を増減することにより、粒状、粉末状、ゲル状等、種々の形態のシクロデキストリンポリマーを得ることができる。
本発明の選択固着剤に含まれるシクロデキストリンポリマーは、上に例示したDM−β−CD−TCIの他、置換基Rが水素であるα−、β−及びγ−シクロデキストリン、あるいは置換基Rがメチル基以外のアルキル基、例えばエチル基、プロピル基、またはブチル基であるシクロデキストリン類を用いても、同様のポリマーを形成することができる。本明細書では、このように得たポリマーを「ポリ−[β−CD]−MDI」(β−CDとジフェニルメタンジイソシアネートとを縮合させて得たシクロデキストリンポリマー)、「ポリ−[DM−β−CD]−MDI」(DM−β−CDとジフェニルメタンジイソシアネートとを縮合させて得たシクロデキストリンポリマー)、「ポリ[DM−β−CD]−TDI」(DM−β−CDとトルエンジイソシアネートとを縮合させて得たシクロデキストリンポリマー)等と略称することがあるが、いずれも本願発明で使用する、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用する化合物である、シクロデキストリンポリマーのことである。得られたポリマーの同定は赤外吸収により行うことができ、形態の観察は電子顕微鏡で行うことができる。
上記のような方法で製造したシクロデキストリンポリマーは、通常は三次元網目構造を有しており、シクロデキストリンポリマー中の環状構造部分と、有機媒体中に含有されるハロゲン化芳香族化合物とが接触しやすい構造を有している。よってこのような方法で得たハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを、そのまま選択固着剤として使用することができ、また必要に応じて各種添加剤または助剤を加えた選択固着剤組成物とすることができる。本発明で使用するシクロデキストリンポリマーを有機液体中に含有される化合物の分離のために使用する場合は、該ポリマーを例えばカラムなどに充填し、ここに有機液体を流通させることにより簡便に所望の化合物を分離することができる。
[合成例1]
100mLの二つ口ナスフラスコ中、窒素雰囲気下で乾燥2,6−ジ−O−メチルシクロデキストリン(少量の2,3,6−トリ−O−メチルシクロデキストリンを含む)(以下、「DM−β−CD−TCI」と称する、2.0g、1.5mmol、東京化成工業)と、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(1.13g、4.51mmol、和光純薬工業)を脱水N,N−ジメチルホルムアミド(20mL、和光純薬工業)に溶解し、湯浴(70℃)により反応器内温度を70℃に維持して12時間撹拌した。反応終了後、200mLの冷水に反応溶液を滴下することで、沈殿物を得た。沈殿物を遠心分離法により分離後、水で3回洗浄した。得られた固体を凍結乾燥した。2.2gのポリマー(以下、「ポリ[DM−β−CD]−MDI−1」と称する。)が得られた。
IR: 3417, 1710, 1670, 1635, 1599, 1510, 1409 cm-1
[合成例2]
100mLの二つ口ナスフラスコ中、窒素雰囲気下で乾燥2,6−ジ−O−メチル−β−シクロデキストリン(以下、「DM−β−CD−NT」と称する、4.0g、3.0mmol、ナカライテスク)と4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(2.26g、9.01mmol、和光純薬工業)とを脱水N,N−ジメチルホルムアミド(40mL、和光純薬工業)に溶解し、湯浴(70℃)により反応器内温度を70℃に維持して12時間撹拌した。反応終了後、400mLの冷水に反応溶液を滴下することで、沈殿物を得た。沈殿物を遠心分離法により分離後、水で3回洗浄した。得られた固体を凍結乾燥した。3.7gのポリマー(以下、「ポリ−[DM−β−CD]−MDI−2」と称する。)が得られた。
IR: 3397, 1710, 1670, 1636, 1597, 1510, 1410 cm-1
[合成例3]
100mLの二つ口ナスフラスコ中、窒素雰囲気下で乾燥2,6−ジ−O−メチルシクロデキストリン(2,6−ジ−O−メチルシクロデキストリン(少量の2,3,6−トリ−O−メチルシクロデキストリンを含む)(DM−β−CD−TCI、1.0g、0.75mmol、東京化成工業)と4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(0.56g、2.25mmmol、和光純薬工業)とを脱水N,N−ジメチルホルムアミド(5 mL、和光純薬工業)に溶解し、湯浴(70℃)により反応器内温度を70℃に維持して12時間撹拌した。溶媒を包含したゲルが得られた。反応終了後、200mLの冷水に得られた固体を入れることで、溶媒置換を行った。沈降物を吸引濾過した後、得られた固体をすりつぶし、水(200mL)中で撹拌することで洗浄した。吸引濾過して得られた固体を凍結乾燥した。0.8gのポリマー(以下、[ポリ−[DM−β−CD]−MDI−3」と称する。)が得られた。
IR: 3397, 1709, 1635, 1598, 1510, 1408 cm-1
[実施例1]有機媒体に含有されたジクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を、3mLのサンプル管に入れた後、100ppmに調整しておいた4,4’−ジクロロビフェニル(以下、「4,4’−DICBP」と称する。)を含有する絶縁油(300mg)をそのサンプル管に加えた。そのサンプル管を25℃の水温に設定しておいた振とう器にとりつけ、振とうした。24時間後、先が綿詰めされた注射器に溶液を流し込み、注出したところ45mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の4,4’−DICBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、45ppmに低減していた。
[実施例2]有機媒体に含有されたトリクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を、3mLのサンプル管に入れた後、100ppmに調整しておいた3,4,4’−トリクロロビフェニル(以下、「3,4,4’−TRICBP」と称する。)を含有する絶縁油(300mg)をそのサンプル管に加えた。そのサンプル管を25℃の水温に設定しておいた振とう器にとりつけ、振とうした。24時間後、先が綿詰めされた注射器に溶液を流し込み、注出したところ、36mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の3,4,4’−TRICBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、47ppmに低減していた。
[実施例3]有機媒体に含有されたテトラクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を、3mLのサンプル管に入れた後、100ppmに調整しておいた3,3’,5,5’−テトラクロロビフェニル(以下、「3,3’,5,5’−TECBP」と称する。)を含有する絶縁油(300mg)をそのサンプル管に加えた。そのサンプル管を25℃の水温に設定しておいた振とう器にとりつけ、振とうした。24時間後、先が綿詰めされた注射器に溶液を流し込み、注出したところ33mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の3,3’,5,5’−TECBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、68ppmまで低減していた。
[実施例4]有機媒体に含有されたヘキサクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を、3mLのサンプル管に入れた後、100ppmに調整しておいた2,2’,3,3’,5,5’−ヘキサクロロビフェニル(以下、「2,2’,3,3’、5,5’−HECBP」と称する。)を含有する絶縁油(300mg)をそのサンプル管に加えた。そのサンプル管を25℃の水温に設定しておいた振とう器にとりつけ、振とうした。24時間後、先が綿詰めされた注射器に溶液を流し込み、注出したところ33mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の2,2’,3,3’、5,5’−HECBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、58ppmまで低減していた。
[実施例5]有機媒体に含有されたジクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を充填したステンレスカラム(内径4.6mm×長さ100mm)を温度制御付オーブン内に取り付け、そのカラム内に100ppmに調整しておいた4,4’−DICBPを含有する絶縁油(600mg)を窒素ガスで流し込み、25℃で注出したところ、180mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の4,4’−DICBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、4,4’−DICBPは検出されなかった。
[実施例6]有機媒体に含有されたトリクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を充填したステンレスカラム(内径4.6mm×長さ100mm)を温度制御付オーブン内に取り付け、そのカラム内に100ppmに調整しておいた3,4,4’−TRICBPを含有する絶縁油(600mg)を窒素ガスで流し込み、25℃で注出したところ、258mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の3,4,4’−TRICBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、3,4,4’−TRICBPは検出されなかった。
[実施例7]有機媒体に含有されたテトラクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を充填したステンレスカラム(内径4.6mm×長さ100mm)を温度制御付オーブン内に取り付け、そのカラム内に100ppmに調整しておいた3,3’,5,5’−TECBPを含有する絶縁油(600mg)を窒素ガスで流し込み、25℃で注出したところ、96mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の3,3’,5,5’−TECBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、34ppmに低減していた。
[実施例8]有機媒体に含有されたヘキサクロロビフェニルの選択固着性
合成例2で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−2(180mg)を充填したステンレスカラム(内径4.6mm×長さ100mm)を温度制御付オーブン内に取り付け、そのカラム内に100ppmに調整しておいた2,2’,3,3’,5,5’−HECBPを含有する絶縁油(600mg)を窒素ガスで流し込み、25℃で注出したところ、84mgの絶縁油が得られた。その絶縁油の2,2’,3,3’,5,5’−HECBPの濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、63ppmまで低減していた。
実施例1〜8の結果を、以下の表に示す:
[実施例9]
室温中、合成例1で合成したポリ[DM−β−CD]−MDI−1(200mg)を充填したポリプロピレンシリンジカラム(内径5.5mm×長さ55mm)内に66種類、7.5ppmのポリクロロビフェニル類(以下「PCB類」と称する。)を含有するイソオクタン溶液(COMPREHENSIVE NATIVE PCB MIXTURE,EC−5433; 各0.02ppmの2−モノクロロビフェニル (「2−CB」、以下、化合物の標記において「クロロビフェニル」を「CB」と記載することとする。)2,2’−ジCB、2,4’−ジCB、2,5’−ジCB、2,6’−ジCB、3,3’−ジCB、3,4−ジCB、4,4’−ジCBと、各0.01ppmの2,2’,5−トリCB、2,2’,6−トリCB、2,4,4’−トリCB、2,4’,5−トリCB、2’3,4−トリCB、3,3’4−トリCB、3,4,4’−トリCB、3,4,5−トリCB、2,2’3,5−テトラCB、2,2’,4,5’−テトラCB、2,2’,5,5’−テトラCB、2,2’,6,6’−テトラCB、2,3,3’,5−テトラCB、2,3’,4,4’−テトラCB、2,3’4’,5−テトラCB、2,4,4’,5−テトラCB、3,3’,4,4’−テトラCB、3,3’,4,5−テトラCB、3,3’,4,5’−テトラCB、3,4,4’,5−テトラCB、2,2’,3,4,5’−ペンタCB、2,2’,3,5’,6−ペンタCB、2,2’,4,4’,5−ペンタCB、2,2’,4,5,5’−ペンタCB、2,2’,4,6,6’−ペンタCB、2,3,3’,4,4’−ペンタCB、2,3,3’,4’,6−ペンタCB、2,3,3’,5,5’−ペンタCB、2,3,4,4’,5−ペンタCB、2,3’,4,4’,5−ペンタCB、2’,3,4,4’,5−ペンタCB、3,3’,4,4’,5−ペンタCB、2,2’,3,4,4’,5’−ヘキサCB、2,2’,3,4’,5’,6−ヘキサCB、2,2’,4,4’,5,5’−ヘキサCB、2,2’,4,4’,6,6’−ヘキサCB、2,3,3’,4,4’,5−ヘキサCB、2,3,3’,4,4’,5−ヘキサCB、2,3,3’,4’,5,5’−ヘキサCB、2,3’,4,4’,5,5’−ヘキサCB、3,3’,4,4’,5,5’−ヘキサCB、2,2’,3,3’,4,4’,5−ヘプタCB、2,2’,3,3’,4,5,5’,6−ヘプタCB、2,2’,3,3’,5,5’,6−ヘプタCB、2,2’,3,4,4’,5,5’−ヘプタCB、2,2’,3,4’,5,5’,6−ヘプタCB、2,2’,3,4’,5,6,6’−ヘプタCB、2,3,3’,4,4’,5,5’−ヘプタCB、2,2’,3,3’,4,4’,5,5’−オクタCB、2,2’,3,3’,4,4’,5,6−オクタCB、2,2’,3,3’,4,5,6,6’−オクタCB、2,2’,3,3’,5,5’,6,6’−オクタCB、2,2’,3,4,4’,5,5’,6−オクタCB、2,3,3’,4,4’,5,5’,6−オクタCB、2,2’,3,3’,4,4’,5,5’,6−ノナCB、2,2’,3,3’,4,5,5’,6−ノナCB、デカCB、0.05mL)を加え、さらにイソオクタン(3.57mL)で通液 (イソオクタン溶液合計2,50g)し、手動によるシリンジ型ピストンで圧力をかけ、注出したところ3.2mL(2.20g)のイソオクタン溶液が得られた。そのイソオクタン溶液のPCB類の濃度をガスクロマトグラフィーで測定したところ、これらの化合物は検出されなかった。

Claims (10)

  1. シクロデキストリン類と、ジイソシアネート化合物とを反応させて得たシクロデキストリン縮合ポリマーを含む、有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤。
  2. ジイソシアネート化合物が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートからなる群から選択される1以上の化合物である、請求項1に記載の選択固着剤。
  3. ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーが、固体担体に固定化されていることを特徴とする選択固着剤を使用する、請求項1または2に記載の選択固着剤。
  4. ハロゲン化芳香族化合物が、ダイオキシン類、ポリクロロビフェニル類、またはポリクロロベンゼン類である、請求項1〜3のいずれかに記載の選択固着剤。
  5. 有機媒体が、有機液体、絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料及びインキ及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の選択固着剤。
  6. シクロデキストリンとジイソシアネート化合物とを反応させて得た、ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーを含有する、ハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤と、ハロゲン化芳香族化合物を含有する有機媒体とを接触させ、該有機媒体に含有されたハロゲン化芳香族化合物を該ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーに固着させて、ハロゲン化芳香族化合物を含有しない有機媒体を得ることを特徴とする、方法。
  7. ジイソシアネート化合物が、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、オクタメチレンジイソシアネートおよびイソホロンジイソシアネートからなる群から選択される1以上の化合物である、請求項6に記載の方法。
  8. ハロゲン化芳香族化合物と吸引的に相互作用するシクロデキストリンポリマーが、固体担体に固定化されていることを特徴とする選択固着剤を使用する、請求項6または7に記載の方法。
  9. ハロゲン化芳香族化合物が、ダイオキシン類、ポリクロロビフェニル類、またはポリクロロベンゼン類である、請求項6〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 有機媒体が、有機液体、絶縁油、機械油、熱媒体、潤滑油、可塑剤、塗料及びインキ及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項6〜9のいずれかに記載の方法。
JP2012105307A 2012-05-02 2012-05-02 シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法 Pending JP2013233473A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012105307A JP2013233473A (ja) 2012-05-02 2012-05-02 シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012105307A JP2013233473A (ja) 2012-05-02 2012-05-02 シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013233473A true JP2013233473A (ja) 2013-11-21

Family

ID=49760032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012105307A Pending JP2013233473A (ja) 2012-05-02 2012-05-02 シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013233473A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019504178A (ja) * 2016-01-21 2019-02-14 アテン・ポラス・ライフサイエンシズ シクロデキストリンを主体とするポリマー、その方法、組成物、及び応用
CN114015127A (zh) * 2019-02-14 2022-02-08 赛克洛珀股份有限公司 带有电荷的环糊精聚合物材料以及其制造和使用方法
WO2022259964A1 (ja) 2021-06-08 2022-12-15 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン変性シクロデキストリン化合物及びこれを含有する化粧料
WO2022264943A1 (ja) 2021-06-18 2022-12-22 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン変性シクロデキストリン化合物及びその製造方法、ならびにこれを含有する化粧料
US12186737B2 (en) 2023-01-12 2025-01-07 Cyclopure, Inc. Regeneration of polymeric cyclodextrin adsorbents

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001504879A (ja) * 1996-11-22 2001-04-10 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア シクロデキストリンポリマー分離材
JP2006083379A (ja) * 2004-08-20 2006-03-30 Meiwa Kasei Kk 球状シクロデキストリンポリマー、その製造方法及びそれが含まれた吸着剤
JPWO2011102346A1 (ja) * 2010-02-16 2013-06-17 株式会社ネオス 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001504879A (ja) * 1996-11-22 2001-04-10 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア シクロデキストリンポリマー分離材
JP2006083379A (ja) * 2004-08-20 2006-03-30 Meiwa Kasei Kk 球状シクロデキストリンポリマー、その製造方法及びそれが含まれた吸着剤
JPWO2011102346A1 (ja) * 2010-02-16 2013-06-17 株式会社ネオス 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019504178A (ja) * 2016-01-21 2019-02-14 アテン・ポラス・ライフサイエンシズ シクロデキストリンを主体とするポリマー、その方法、組成物、及び応用
CN114015127A (zh) * 2019-02-14 2022-02-08 赛克洛珀股份有限公司 带有电荷的环糊精聚合物材料以及其制造和使用方法
CN114015127B (zh) * 2019-02-14 2022-07-19 赛克洛珀股份有限公司 带有电荷的环糊精聚合物材料以及其制造和使用方法
US11512146B2 (en) 2019-02-14 2022-11-29 Cyclopure, Inc. Charge-bearing cyclodextrin polymeric materials and methods of making and using same
JP2022183241A (ja) * 2019-02-14 2022-12-08 サイクロピュア, インコーポレイテッド 電荷を有するシクロデキストリンポリマー材料ならびにその製造法及び使用法
US11965042B2 (en) 2019-02-14 2024-04-23 Cyclopure, Inc. Charge-bearing cyclodextrin polymeric materials and methods of making and using same
JP7607347B2 (ja) 2019-02-14 2024-12-27 サイクロピュア, インコーポレイテッド 電荷を有するシクロデキストリンポリマー材料ならびにその製造法及び使用法
WO2022259964A1 (ja) 2021-06-08 2022-12-15 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン変性シクロデキストリン化合物及びこれを含有する化粧料
KR20240017902A (ko) 2021-06-08 2024-02-08 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 오가노폴리실록산 변성 시클로덱스트린 화합물 및 이것을 함유하는 화장료
WO2022264943A1 (ja) 2021-06-18 2022-12-22 信越化学工業株式会社 オルガノポリシロキサン変性シクロデキストリン化合物及びその製造方法、ならびにこれを含有する化粧料
KR20240023604A (ko) 2021-06-18 2024-02-22 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 오가노폴리실록산 변성 시클로덱스트린 화합물, 그 제조 방법 및 이것을 함유하는 화장료
US12186737B2 (en) 2023-01-12 2025-01-07 Cyclopure, Inc. Regeneration of polymeric cyclodextrin adsorbents

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5532359B2 (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法
JP5747379B2 (ja) シクロデキストリンポリマーの製造方法ならびにこれを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法
JP4836087B2 (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法
Raoov et al. Removal of 2, 4-dichlorophenol using cyclodextrin-ionic liquid polymer as a macroporous material: characterization, adsorption isotherm, kinetic study, thermodynamics
JP2005524724A (ja) 汚染物質除去用のシクロデキストリンをベースとする架橋ポリマー
Topuz et al. Poly-cyclodextrin cryogels with aligned porous structure for removal of polycyclic aromatic hydrocarbons (PAHs) from water
Zeng et al. Anisole-modified hyper-cross-linked resins for efficient adsorption of aniline from aqueous solution
JP2013233473A (ja) シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法
CN107376875A (zh) 一种具有快速吸附能力的β‑环糊精多孔材料的制备及应用
CN104853841A (zh) 含有载持环糊精的聚合物的有机氟类化合物吸附剂
Crini et al. Sorption of 4-n-nonylphenol, 4-n-octylphenol, and 4-tert-octyphenol on cyclodextrin polymers
JP5147070B2 (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法
JP5725502B2 (ja) シリカ含有シクロデキストリンポリマーを利用して媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物を選択的に吸着除去する方法
JP5569914B2 (ja) シクロデキストリンポリマーを用いた残留性有機汚染物質の選択固着方法
JP2010247083A (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法
JP2003080225A (ja) シクロデキストリン類固定化吸着剤による土壌浄化方法
JP4893891B2 (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着剤及び選択固着方法
Landy et al. Cyclodextrins for remediation technologies
JP4950397B2 (ja) インプリントポリマーの製造方法、物質の分離方法および物質の無毒化方法
JPWO2015146769A1 (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の低温選択固着方法
JP2017006865A (ja) シクロデキストリンポリマーの製造方法
JP2016068014A (ja) 連続的、若しくは逐次的な加圧方法によるハロゲン化芳香族化合物の吸着処理方法
JP2016168580A (ja) ハロゲン化芳香族化合物の吸着処理方法
JP2015211936A (ja) 媒体に含有されるハロゲン化芳香族化合物の選択固着方法
JP2013208549A (ja) 遠心分離法を用いたハロゲン化芳香族化合物の選択固着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160524