JP2013257510A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像全体の印刷濃度を下げた場合であっても、中間階調を表現する孤立画素群と孤立点とを適切に再現する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、画像データに基づき感光体ドラムを露光して静電潜像を形成し、静電潜像を現像し、現像された画像を記録媒体に転写する装置で、基準となる露光時間T1を変更することで印刷濃度を調整可能である。基準露光時間T1が所定値以下に設定されている場合に、孤立点P1及び孤立画素群P2を検出し、孤立点P1及び孤立画素群P2として検出された印字画素以外の通常印字画素P3を基準露光時間T1で露光し、孤立点P1及び孤立画素群P2として検出された印字画素を基準露光時間T1よりも長い露光時間T2,T3で露光するように構成されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、感光体を露光して形成した静電潜像を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ又は複合機などの画像形成装置として、感光体に光を照射して露光することにより感光体の表面に静電潜像を形成し、トナーを付着して静電潜像を現像し、現像した画像を記録紙等の記録媒体に転写することにより、記録媒体に画像を形成する装置が知られている。印刷対象となる画像は、トナーを付着させる印字画素(黒画素)と、トナーを付着させない非印字画素(白画素)との二種の画素(二値)で構成される。中間階調を有する画像を二値で表現するためには、ディザ処理や誤差拡散処理が施され、その結果、印刷対象となる画像には、印字画素が散在した領域と、印字画素が密集した領域とが含まれる。
このような画像を印刷するにあたり、例えば図6Aに示す周囲に印字画素(黒画素)がない印刷画素は、一般的に孤立点と呼ばれ、孤立点には、印字画素が密集する部位に比べてトナーが付着しにくい特性がある。全ての印刷画素の露光量(露光時間)を同一にした場合には、孤立点に十分にトナーがのらずに、孤立点が再現(印字)されないという問題がある。
かかる問題を解決するために、例えば特許文献1、2には、孤立点に対する露光量を、孤立点ではない通常の印字画素の基準露光量よりも相対的に大きくすることにより、孤立点を適切に再現(印字)する、いわゆる孤立点強調制御が開示されている。
特開2000−343744号公報 特開2008−049694号公報
ところで、上記孤立点強調制御を行う画像形成装置において、トナーの使用量を抑制するために、上記の基準露光量を変更可能することで、印刷画像全体の濃度を変更可能に構成することが考えられる。
ところが、印刷濃度を薄く設定して、基準露光量が所定値以下に設定された場合には、孤立点は上記孤立点強調制御によって適切に再現(印字)されるが、図7A,図7B及び図7Cに示すように、互いに隣接し且つ周囲に印字画素のない2点〜4点からなる孤立画素群は、孤立点と同様若しくは孤立点の次にトナーが付着しにくく、中間階調を表現する領域ともいえる孤立画素群に十分にトナーがのらず、中間階調が適切に再現(印字)されないという問題が生じる。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、画像全体の印刷濃度を下げた場合であっても、中間階調を表現する孤立画素群と孤立点とを適切に再現する画像形成装置を提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明の画像形成装置は、感光体と、複数の印字画素及び非印字画素で形成される画像データに基づき、前記感光体のうち各々の印字画素に対応する部位を予め定めた基準露光量を用いて露光して静電潜像を形成する露光制御部と、トナーを付着させて前記静電潜像を現像する現像部と、現像された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記基準露光量を設定する濃度設定部とを備え、前記濃度設定部を通じて前記基準露光量を変更することで印刷濃度を変更可能に構成された画像形成装置であって、
前記露光制御部は、前記基準露光量が所定値以下に設定されている場合に、前記複数の印字画素のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素を孤立点として検出すると共に、互いに隣接する複数の印字画素からなる印字画素群のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素群を孤立画素群として検出し、前記孤立点及び孤立画素群として検出された印字画素以外の通常印字画素を前記基準露光量で露光し、孤立点及び孤立画素群として検出された印字画素を前記基準露光量よりも大きい露光量で露光するように構成されていることを特徴とする。
このように構成すれば、孤立画素群も孤立点と同様に、孤立画素群及び孤立点以外の通常印字画素の露光量である基準露光量よりも大きな露光量で露光されるので、全体の印刷濃度を下げた場合でも、中間階調を表現する孤立画素群並びに孤立点を適切に再現(印字)することが可能となる。
機器の特性や画像データに合わせて孤立画素群の強調具合を調整し、より適切に孤立画素群を再現(印字)するためには、前記孤立画素群を構成する印字画素の画素数を変更可能に構成されていることが好ましい。
機器の特性や画像データに合わせて孤立画素群の強調具合を調整し、より適切に孤立画素群を再現(印字)するためには、前記周囲の所定比較範囲の大きさを変更可能に構成されていることが望ましい。
上記露光制御部を実装する好適な具体構成として、前記露光制御部は、画像データを構成する各々の画素が、前記孤立点、前記孤立画素群に属する印字画素及び前記通常印字画素のいずれであるかを判別する画素種別判別部と、画素種別と露光量とを関連づけた露光値を設定する露光値設定部と、前記画素種別判別部で判別された画素種別および露光値設定部で設定された露光値に基づき各画素の露光量を決定し、各画素の露光量を示すプリントデータを出力する露光量決定部と、露光量決定部から出力されたプリントデータに基づき感光体を露光する光書込ユニットと、を有することが挙げられる。
本発明は、以上説明したように、孤立点だけではなく、互いに隣接する複数の印字画素からなる印字画素群のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素群を孤立印字画素群として検出し、孤立点及び孤立印字画素群の双方を強調するので、全体の印刷濃度を下げた場合でも、中間階調を表現する孤立印字画素群と孤立点とを適切に再現(印字)することが可能となる。したがって、トナー使用量を抑えつつプリント品質を向上させた画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の内部構成を模式的に示す概念断面図。 画像形成装置の全体構成を示す概念ブロック図。 図2におけるFPGAの構成を示す概念ブロック図。 図3における画素判別モジュールの構成を模式的に示す概念図。 図3におけるLPHモジュールの構成を模式的に示す概念ブロック図。 孤立点を検出するときに用いるパターンの一例を示す説明図。 孤立点を検出するときに用いるパターンの一例を示す説明図。 孤立点を検出するときに用いるパターンの一例を示す説明図。 2つの印字画素で構成される孤立画素群の一例を示す説明図。 3つの印字画素で構成される孤立画素群の一例を示す説明図。 4つの印字画素で構成される孤立画素群の一例を示す説明図。 2つの印字画素で構成される孤立画素群を検出するときに用いるパターンの一例を示す説明図。 2つの印字画素で構成される孤立画素群を検出するときに用いるパターンの一例を示す説明図。 2つの印字画素で構成される孤立画素群を検出するときに用いるパターンの一例を示す説明図。 2つの印字画素で構成される孤立画素群を検出するときに用いるパターンを示す説明図。 3つの印字画素で構成される孤立画素群を検出するときに用いるパターンを示す説明図。 4つの印字画素で構成される孤立画素群を検出するときに用いるパターンを示す説明図。 本発明の露光制御を模式的に示すフローチャート。 本発明の露光制御による動作結果を示す説明図。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置(複合機)を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、原稿読取部20で読み取った原稿の画像データに基づいて記録紙に画像形成などを行う複合機であり、その外形が本体ハウジング2により規定されている。本体ハウジング2内には、給紙部3、画像形成部4及び定着部5などが収容されている。
給紙部3は、記録紙を収容するための記録紙カセット31を備えており、記録紙カセット31内に設けられた支持板32上に、記録紙等の記録媒体を積層した状態で収容することができるようになっている。支持板32は、その一端部に設けられた支軸33を中心に回転可能となっており、支軸33側とは反対側の端部が上方へ付勢されることにより、最上部の記録紙が給紙ローラ34に対して押圧される。この状態で給紙ローラ34が回転されることにより、記録紙カセット31内に収容されている記録紙が、給紙ローラ34と図示しない分離パッドにより分離され、本体ハウジング2の内部に形成された搬送路6に1枚ずつ送り出される。
記録紙カセット31から搬送路6に送り出された記録紙は、搬送路6を通って画像形成部4側へ搬送される。そして、搬送路6にある記録紙を厚み方向両側から挟む位置に配置されたレジストローラ60によって、記録紙は画像形成部4の直前で一旦停止され、画像形成部4により記録紙に画像を形成するタイミングに合わせて、画像形成部4に送り出される。
画像形成部4は、感光体ドラム41、帯電器42、光書込ユニット43、現像装置44、転写器45及びクリーニング装置46を備え、電子写真方式により記録紙に画像を形成する。円筒状の感光体ドラム41の表面には感光体が形成されており、画像形成時には、回転する感光体ドラム41の表面が帯電器42により一様に帯電される。光書込ユニット43は、外部から入力される画像データや、原稿読取部20で読み取った画像データなどに基づいて、LED(Light-Emitting Diode)又はレーザ光源から光を出力する。本実施形態では、光書込ユニット43には、LEDプリントヘッド(LPH)を採用している。帯電器42により一様に帯電された感光体ドラム41の表面には、光書込ユニット43から出力される光で露光されることにより、静電潜像が形成される。
現像装置44は、非磁性一成分接触現像方式を採用しており、トナー貯留室441、トナー貯留室441内に設けられたアジテータ442、供給ローラ443、現像剤担持体としての現像ローラ444を備える。現像装置44は、トナーを収容するトナーカートリッジ47からトナーの供給を受ける。アジテータ442は回転し、これによってトナーをトナー貯留室441内で攪拌する。また、供給ローラ443も回転駆動されて、現像ローラ444と図示しない規制ブレードとの接触部においてトナーを摩擦帯電させ、現像ローラ444の表面にトナーを吸着させるように構成されている。
静電潜像が形成された感光体ドラム41の表面には、現像装置44から供給されるトナーが付着することによりトナー像が形成される。すなわち、現像部とも呼ばれる現像装置44は、感光体ドラム41にトナーを付着させて静電潜像を現像する。転写部とも呼ばれる転写器45は、現像された画像を記録紙等の記録媒体に転写する。転写後に感光体ドラム41の表面に残留したトナーは、クリーニング装置46により取り除かれる。転写器45によりトナー像が転写された記録紙は、搬送路6を通って定着部5へ搬送される。
定着部5には、所定の温度に加熱される加熱ローラ50と、加熱ローラ50に対して所定の圧力で接する加圧ローラ51とが備えられている。トナー像が転写された記録紙は、加熱ローラ50と加圧ローラ51の間を通過することによりトナーが定着された後、排出ローラ61を介して、本体ハウジング2の外部に形成された排出トレイ21上に排出される。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概念ブロック図である。図2に示すように、本装置1は、主としてCPU(Central Processing Unit)70、統合チップセット71、原稿読取部20を構成するスキャナユニット72、FPGA(Field Programmable Gate Array)73及び光書込ユニット43を備えている。
CPU70は、システムバス74を介して接続されたフラッシュROM(Read Only Memory)701に記録された制御プログラムを実行することにより、本装置1の動作を制御する。システムバス74には、CPU70及びフラッシュROM701の他に、SRAM(Static Random Access Memory)702、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)703、MODEM704、操作パネルユニット705、RTC(Real Time Clock)706が接続されている。SRAM702は、CPU70により更新及び参照されるデータを記憶する。MODEM704は、NCU(Network Control Unit) 基板707を通じて外部のファクシミリ装置へ送信するデータの送信信号を変調する処理及びNCU基板707により得られる受信信号を復調する処理を行う。SDRAM703は、MODEM704等により得られる画像データを記憶する。操作パネルユニット705は、人に操作される操作部であり、ユーザからの操作を受け付ける各種キーと、ユーザに対して情報を表示するLCD(液晶ディスプレイ)とを有する。RTC706は日時をカウントし、CPU70の要求に応じて、日時データをシステムバス74に出力する。
統合チップセット71は、CPU70の指令に応じて、原稿を読み取るためのスキャナユニット72、印刷するための光書込ユニット43を駆動するFPGA73、および、外部のパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)などの通信機器と画像データの送受信を行うためのネットワーク基板74の駆動を制御する。また、統合チップセット71は、CPU70からプリント指示があると、印刷対象となる画像データをFPGA73に出力する。印刷対象となる画像データは、例えば、ネットワーク基板74を介して外部のパソコンなどの通信機器から受信した画像データ、スキャナユニット72で読み取った原稿を示す画像データ、MODEM704を介して受信した画像データなどが挙げられる。なお、統合チップセット71は、画像データを記憶するための第二のSDRAM711に接続されている。
画像データは、例えば図13に例示するように、複数の印字画素(黒丸で示す)及び複数の非印字画素(白空白で示す)をマトリックス状に配置して形成される。印字画素は、トナーを付着させる画素(黒画素)である。非印字画素は、トナーを付着させない画素(白画素)である。すなわち、画像データは、二値画像データである。中間階調を有する画像を二値で表現するためには、ディザ処理や誤差拡散処理が施され、その結果、印刷対象となる画像には、印字画素が散在した領域と、印字画素が密集した領域とが含まれる。印字画素にトナーを付着させるために、図1に示す感光体ドラム41のうち印字画素に対応する部位は、予め定めた基準露光量を用いて光書込ユニット43により露光される。本実施形態では、露光量は、光量を一定として露光時間の長さにより規定される。
図2に示すFPGA73は、画像データに基づき各画素の露光量(露光時間)を決定し、各画素の露光量を示すプリントデータを光書込ユニット43に出力する。すなわち、FPGA73及び光書込ユニット43によって、画像データに基づき、感光体ドラム41のうち各々の印字画素に対応する部位を予め定めた露光基準量を用いて露光して静電潜像を形成する露光制御部80が実現される。
また、ユーザによって印刷濃度を変更する操作がなされると、CPU70がこれを検知し、変更後の印刷濃度を示す濃度変更信号をFPGA73に入力する。FPGA73は、濃度変更信号を受けると、濃度変更信号に対応する露光量に上記基準露光量を変更する。すなわち、FPGAや各部によって、基準露光量を変更する濃度設定部81が実現され、濃度設定部81を通じて基準露光量を変更することで印刷濃度を変更可能に構成されている。
露光制御部80は、印字画素の配置パターンによってトナーの付着のしやすさが変わることから、適切にトナーを付着させるために、印字画素の配置パターンに応じて基準露光量を基準として露光量を変更する制御を行う。例えば、図6Aにおいて黒丸で示すように、周囲の所定範囲内(例えば1ドット)内に印字画素のない印字画素は、孤立点と呼ばれる。孤立点には、印字画素が密集している部位に比べてトナーが付着しにくい特性がある。また、図7A,図7B及び図7Cにおいて黒丸で示すように、周囲の所定範囲内(例えば1ドット)に印字画素のない2点〜4点からなる印字画素群を孤立画素群と呼ぶとすれば、孤立画素群は、孤立点と同様若しくは孤立点の次にトナーが付着しにくい特性がある。図13に示すように、周囲の所定範囲内(例えば1ドット)に印字画素がある印字画素を通常印字画素と呼ぶとすれば、通常印字画素には、孤立点及び孤立画素群に比してトナーが付着しやすい特性がある。この特性によって、特に印刷濃度を低く設定したときに、孤立点及び孤立画素群が適切に再現(印字)されない問題が生じる。この問題は、特に非磁性一成分接触現像方式の場合は顕著に表れる。
そこで、印刷濃度を低く設定したとき、すなわち基準露光量が所定値以下に設定されている場合に、図2に示す露光制御部80は、画像データを構成する複数の印字画素から孤立点と孤立画素群と検出し、孤立点及び孤立画素群として検出された印字画素以外の通常印字画素を基準露光量(露光時間T1)で露光すると共に、孤立点及び孤立画素群として検出された印字画素を基準露光量よりも大きな露光量(長い露光時間)で露光するように構成されている。
具体的には、図3に示すように、露光制御部80は、画像データを構成する各々の画素が、孤立点、孤立画素群に属する印字画素及び通常印字画素のいずれであるかを判別する画素種別判別部82と、画素種別と露光量とを関連づけた露光値を設定する露光値設定部83と、前記画素種別判別部82で判別された画素種別および露光値設定部83で設定された露光値に基づき各画素の露光量(露光時間)を決定し、各画素の露光量を示すプリントデータを出力する露光量決定部84と、露光量決定部84から出力されたプリントデータに基づき感光体を露光する光書込ユニット43と、を有する。
上記各部80〜84は、下記の具体的な構成により実現される。
図3に示すように、FPGA73は、ビデオモジュール730と、MPU(Micro Processor Unit)731と、タイミングジェネレータ732と、イメージモジュール733と、画素判別モジュール734と、LPHモジュール735とを有する。MPU731は、CPU70とシリアル通信を行うと共に、各モジュール730・734・735へのレジスタアクセスを行う。MPU731は、画素種別と露光量(露光時間)とを関連づけた露光値を、CPU70からの濃度変更信号に応じてLPHモジュール735の濃度基準値設定レジスタ7351にセットする(図5参照)。タイミングジェネレータ732は、1ライントリガ信号を生成して各モジュール733・734・735に入力する。ビデオモジュール730は、統合チップセット71からの画像データをイメージモジュール733へ中継する役割を担う。イメージモジュール733は、画像データに対して左右印字位置調整処理やマスク処理等を施し、処理後の画像データを画素判別モジュール734に入力する。
画素判別モジュール734は、画像データに基づき各画素の画素種別を判別し、画素種別信号をLPHモジュール735に入力する。画素判別モジュール734は、図4に模式的に示すように、マトリックス状に配置された複数のD−フリップフロップとラインメモリとで構成される比較対象の画素データを保持する画素データ保持部7341と、比較対象の画素データと予め設定されたパターンとを比較するパターンマッチングにより、注目画素の画素種別を判別し、画素判別信号を出力する画素種別判別部82としての画素種別判別回路7342とを有する。
画素種別判別回路7342は、MPU731から入力される検出マトリクスサイズ切替信号に応じて、孤立点及び孤立画素群を検出する際に用いる、注目画素の周囲の所定比較範囲の大きさを変更可能に構成されている。例えば、孤立点の判別では、比較範囲の主走査及び副走査のサイズを、図6Aに示す3×3、図6Bに示す5×3、図6Cに示す7×3のいずれかに切り替え可能である。孤立画素群での比較範囲は、図8Aに示す主走査に周囲1ドット、図8Bに示す主走査方向に周囲2ドット、及び図8Cに示す主走査方向に周囲3ドットのいずれかに切り替え可能である。孤立画素群での比較範囲は副走査方向に周囲1ドットで固定である。
また、図4に示す画素種別判別回路7342は、MPU731から入力される画素数切替信号に応じて、孤立画素群を検出する際に用いる、孤立画素群を構成する印字画素の数を変更可能に構成されている。この画素数は、孤立画素群を構成する各々の印字画素は互いに隣接する関係にあるため、図7A、図7B及び図7Cに示す2〜4のいずれかを取り得る。例えば、孤立画素群が2点の場合は、図9に示す8パターンがあり、3点の場合は図10に示す12パターンがあり、4点の場合は図11に示す4パターンとなる。
そして、図4に示す画素種別判別回路7342には、孤立画素群を構成する画素数と、比較範囲の大きさとを組み合わせた複数のパターンを記憶している。例えば、孤立点の判別には、比較範囲が3×3の場合は図6Aに示すパターンを使用し、比較範囲が5×3の場合には図6Bに示すパターンを使用し、比較範囲が7×3の場合には図6Cに示すパターンを使用する。また、孤立画素群の判別において比較範囲が主走査に1ドット、副走査に1ドットで、画素数が2の場合には、図9に示すパターンを使用し、画素数が3の場合には、図10に示すパターンを使用し、画素数が4の場合には、図11に示すパターンを使用する。比較範囲が主走査に2〜3ドットの場合も、上記パターンの余白を増やしたパターンを使用することになる。
図5に示すように、LPHモジュール735は、画素種別信号を中継する濃度修正値出力回路7351と、画素種別と露光量(露光時間)とを関連づけた露光値が設定される濃度基準値設定レジスタ7352と、画素種別および露光値に基づき各画素の露光量(露光時間;STB(STroBe)時間)を算出により決定し、各画素の露光量を示すプリントデータを出力する露光量決定部84とも呼べる濃度算出回路7353とを有する。画素種別は、フラグで示され、露光時間はNビットのデータで表されている。例えば、画素種別が「0;通常印字画素」である露光時間はT1(基準露光時間)に設定され、画素種別が「1;孤立点」である露光時間はT2に設定され、画素種別が「2;孤立画素群」である露光時間はT3に設定されており、T1<T2及びT1<T3の関係が成立するように、各露光時間が設定されている。
上記構成の画像形成装置の動作を説明する。ここでは、図13に示す画像データをプリントする例を挙げて説明する。孤立画素群の画素数は2つに、比較範囲は主走査及び副走査共に1ドットに設定されているものとする。
図12に示すように、ユーザによって印刷濃度が通常又は通常よりも濃く設定され(ST0参照)、基準露光量(基準露光時間T1)が所定値よりも大きい値に設定されている場合(ST1:NO参照)には、孤立点、孤立画素群及び通常印刷画素の露光時間を基準露光時間T1にセットする(ST2参照)。トナーを付着させて現像し、現像した画像を記録紙に転写するプリント動作を行う(ST3参照)。
一方、ユーザによって印刷濃度が通常よりも薄く設定され(図12のST0参照)、基準露光量(基準露光時間T1)が所定値以下に設定された場合(図12のST2:YES参照)には、図13に示すように、画像データから孤立点P1及び孤立画素群P2をパターンマッチングにより検出する(図12のST4参照)。孤立点P1として検出された印字画素の露光時間をT2に設定し、孤立画素群P2として検出された印字画素の露光時間をT3に設定する(図12のST5参照)。孤立点P1及び孤立画素群P2として検出された印字画素以外の通常印字画素P3の露光時間をT1に設定する(図12のST6参照)。この設定に基づき光書込ユニット43で感光体ドラム41を露光し、トナーを付着させて現像し、現像した画像を記録紙に転写するプリント動作を行う(図12のST3参照)。
以上のように、本実施形態の画像形成装置は、感光体である感光体ドラム41と、複数の印字画素及び非印字画素で形成される画像データに基づき、感光体ドラム41のうち各々の印字画素に対応する部位を予め定めた基準露光量(基準露光時間T1)を用いて露光して静電潜像を形成する露光制御部80と、トナーを付着させて静電潜像を現像する現像部たる現像装置44と、現像された画像を記録媒体に転写する転写部たる転写器45と、基準露光量(基準露光時間T1)を設定する濃度設定部81とを備え、濃度設定部81を通じて基準露光量(基準露光時間T1)を変更することで印刷濃度を変更可能に構成された画像形成装置1であって、
露光制御部80は、基準露光量(基準露光時間T1)が所定値以下に設定されている場合に、複数の印字画素のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素を孤立点P1として検出すると共に、互いに隣接する複数の印字画素からなる印字画素群のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素群を孤立画素群P2として検出し、孤立点P1及び孤立画素群P2として検出された印字画素以外の通常印字画素P3を基準露光量(基準露光時間T1)で露光し、孤立点P1及び孤立画素群P2として検出された印字画素を基準露光量(基準露光時間T1)よりも大きい露光量(露光時間T2,T3)で露光するように構成されている。
このように構成すれば、孤立画素群P2も孤立点P1と同様に、孤立画素群P2及び孤立点P1以外の通常印字画素の露光時間である基準露光時間T1よりも長い露光時間T3で露光されるので、全体の印刷濃度を下げた場合でも、中間階調を表現する孤立画素群P2と孤立点P1とを適切に再現(印字)することが可能となる。
さらに、本実施形態では、孤立画素群P2を構成する印字画素の画素数を変更可能に構成されているので、機器の特性や画像データに合わせて孤立画素群の強調具合を調整でき、より適切に孤立画素群を再現することが可能となる。
さらに、本実施形態では、周囲の所定比較範囲の大きさを変更可能に構成されているので、機器の特性や画像データに合わせて孤立画素群の強調具合を調整でき、より適切に孤立画素群を再現することが可能となる。
また、本実施形態では、露光制御部80は、画像データを構成する各々の画素が、孤立点P1、孤立画素群P2に属する印字画素及び通常印字画素P3のいずれであるかを判別する画素種別判別部82と、画素種別と露光量とを関連づけた露光値を設定する露光値設定部83と、画素種別判別部82で判別された画素種別および露光値設定部83で設定された露光値に基づき各画素の露光量を決定し、各画素の露光量を示すプリントデータを出力する露光量決定部84と、露光量決定部84から出力されたプリントデータに基づき感光体ドラム41を露光する光書込ユニット43と、を有する。この構成によれば、従来の孤立点のみを強調する制御に、孤立画素群を強調する制御をコストを抑えて組み込むことができ、実装しやすい構成を提供することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施形態では、感光体として感光体ドラムを用いているが、感光体ベルトを用いてもよい。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
41…感光体ドラム(感光体)
44…現像装置(現像部)
45…転写器(転写部)
80…露光制御部
81…濃度設定部
82…画素種別判別部
83…露光値設定部
84…露光量決定部
T1…基準露光時間(基準露光量)
T2,T3…露光時間
P1…孤立点
P2…孤立画素群

Claims (4)

  1. 感光体と、複数の印字画素及び非印字画素で形成される画像データに基づき、前記感光体のうち各々の印字画素に対応する部位を予め定めた基準露光量を用いて露光して静電潜像を形成する露光制御部と、トナーを付着させて前記静電潜像を現像する現像部と、現像された画像を記録媒体に転写する転写部と、前記基準露光量を設定する濃度設定部とを備え、前記濃度設定部を通じて前記基準露光量を変更することで印刷濃度を変更可能に構成された画像形成装置であって、
    前記露光制御部は、前記基準露光量が所定値以下に設定されている場合に、前記複数の印字画素のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素を孤立点として検出すると共に、互いに隣接する複数の印字画素からなる印字画素群のうち周囲の所定比較範囲内に印字画素のない印字画素群を孤立画素群として検出し、前記孤立点及び孤立画素群として検出された印字画素以外の通常印字画素を前記基準露光量で露光し、孤立点及び孤立画素群として検出された印字画素を前記基準露光量よりも大きい露光量で露光するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記孤立画素群を構成する印字画素の画素数を変更可能に構成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記周囲の所定比較範囲の大きさを変更可能に構成されている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記露光制御部は、画像データを構成する各々の画素が、前記孤立点、前記孤立画素群に属する印字画素及び前記通常印字画素のいずれであるかを判別する画素種別判別部と、画素種別と露光量とを関連づけた露光値を設定する露光値設定部と、前記画素種別判別部で判別された画素種別および露光値設定部で設定された露光値に基づき各画素の露光量を決定し、各画素の露光量を示すプリントデータを出力する露光量決定部と、露光量決定部から出力されたプリントデータに基づき感光体を露光する光書込ユニットと、を有する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016071097A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置およびトナー濃度制御方法
JP2017138371A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理システム
US9817330B2 (en) 2014-06-05 2017-11-14 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method to form an image based on image data including a pattern

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