JP2013257514A - トナーカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】円筒状のシーブを有する篩装置は、円筒状のシーブの内側領域から外側領域に粉体を送り出すため、シーブを通過した粉体を回収するために大きな空間を必要とする。トナーの粒径を規制するために、円筒状のシーブを有する篩装置を画像形成装置に搭載した場合には、装置が大型化するという課題が生じる。
【解決手段】トナーカートリッジ10は、フィルター122と交差する回転軸Zを中心にフィルター122に近接して回転するブレード131を備える。フィルター122を通過するトナーの移動方向はブレード131の回転軸Zの方向に絞り込まれるため、フィルター122を通過したトナーを回収するために大きな空間を確保する必要がなくなる。また、トナーカートリッジ10が、篩装置としての機能を兼ねるので、画像形成装置1内に別途篩装置を設けなくても良くなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、フィルターを用いて粉体から粗大粒子を篩い分ける発明に関する。
従来、複写機やプリンターなどの画像形成装置では、画像形成に伴い消費されるトナーを補充するため、画像形成装置に対して着脱可能なトナーカートリッジを用いることが知られている(特許文献1参照)。トナーカートリッジに充填されるトナーは、樹脂を含有するため、高温の環境下で保管されることにより凝集する場合がある。凝集により発生した粗大粒子を含むトナーを用いて画像を形成した場合には、画像データに基づいたトナー像が正確に得られなくなる。
そこで、トナーカートリッジから移送されるトナーの粒径を規制するために、画像形成装置内にメッシュを有する移送装置を設けることが知られている(特許文献2参照)。粒径の大きな粗大粒子はメッシュを通過することが規制されるので、この移送装置によって、粗大粒子を取り除いてトナーを移送することができる。ところが、移送装置にメッシュを設けただけでは、効率的にトナーがメッシュを通過しないという問題があった。
トナーが効率的にフィルターを通過するように、フィルターを超音波で振動させる技術が知られている(特許文献3参照)。ところが、フィルターを超音波で振動させた場合、フィルターの振動による摩擦熱でトナーが軟化してフィルターの目詰まりが発生したり、振動によるストレスでフィルターの目開きが拡大したりする問題があった。
フィルターを振動させずに粉体から粗大粒子を篩い分ける篩装置として、所定方向に配置された回転軸と、この回転軸と同軸状に配置される円筒状のシーブと、回転軸に取り付けられた回転羽根とを有するものが知られている(特許文献4参照)。この装置は、回転羽根を回転させることで上流から供給された粉体を円筒状のシーブの内側領域から外側領域に送り出す機構を有することにより、シーブを振動させずに粉体を篩い分けることができる。
しかしながら、円筒状のシーブを有する篩装置は、円筒状のシーブの内側領域から外側領域に粉体を送り出すため、シーブを通過した粉体を回収するために大きな空間を必要とする。トナーの粒径を規制するために、円筒状のシーブを有する篩装置を画像形成装置に搭載した場合には、装置が大型化するという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、画像形成装置で画像形成に用いられるトナーを収容するトナーカートリッジであって、収容された前記トナーを堆積させるフィルターと、前記画像形成装置に設けられた駆動手段と接続することにより、前記フィルターと交差する回転軸を中心に前記フィルターに近接して回転し、前記フィルターに堆積したトナーを攪拌する回転体と、前記回転体の回転に基づいて前記フィルターを通過したトナーを前記画像形成装置内に案内するガイド機構と、を有することを特徴とするトナーカートリッジである。
本発明のトナーカートリッジは、フィルターと交差する回転軸を中心にフィルターに近接して回転するブレードを備える。フィルターを通過するトナーの移動方向はブレードの回転軸の方向に絞り込まれるため、フィルターを通過したトナーを回収するために大きな空間を確保する必要がなくなる。また、トナーカートリッジが、篩装置としての機能を兼ねるので、画像形成装置内に別途篩装置を設けなくても良くなる。これにより、本発明のトナーカートリッジは、画像形成装置の大型化を抑制できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。 トナーカートリッジ及びカートリッジ装着部を示す斜視図である。 図2のトナーカートリッジを矢印B方向から見た上面図である。 図3のトナーカートリッジのA1−A1断面を示す断面図である。 図3のホルダーのA2−A2断面を示す断面図である。 図5のホルダーのB−B断面を示す断面図である。 ブレードのフィルターに対する角度を説明するための説明図である。 フィルターの斜視図である。 図6−1のブレードにおけるC−C断面の断面形状の具体例を示した断面図である。 図6−1のブレードにおけるD−D断面の断面形状の具体例を示した断面図である。 ブレードを3枚有する回転体の正面図である。 図10の回転体の上面図である。 ブレードを4枚有する回転体の正面図である。 図12の回転体の上面図である。 制御部のハードウェア構成図である。 トナーの篩い分けを行っている状態を示す概略図である。 トナーの篩い分けを行っている状態を示す概略図である。 トナーカートリッジを示す断面図である。
<<実施形態の全体構成>>
以下、図面を用いて、本発明の一実施形態について説明する。まず、図1を用いて、本実施形態の全体構成を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。画像形成装置1は、記録媒体の一例としての用紙にトナーを定着させることにより画像を形成する。なお、図1は、画像形成装置1がプリンターである例を示しているが、画像形成装置1は、トナーカートリッジに収容されたトナーを用いて画像を形成する装置であれば特に限定されず、複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機などであっても良い。
図1に示されているように、画像形成装置1は、給紙部210と、搬送部220と、作像部230と、転写部240と、定着部250とを備えている。また、画像形成装置1には、画像形成装置1で画像形成に用いられるイエローのトナー(トナーY)、シアンのトナー(トナーC)、マゼンタのトナー(トナーM)、及び、ブラックのトナー(トナーK)のそれぞれを収容する各トナーカートリッジ(10Y,10C,10M,10K)が装着されている。なお、トナーカートリッジ(10Y,10C,10M,10K)のうち任意のトナーカートリッジを示す場合には「トナーカートリッジ10」を用いる。
給紙部210は、図1に示されるように、給紙される用紙が積載された給紙カセット211と、給紙カセット211に積載された用紙を一枚ずつ給紙する給紙ローラ212とを備えている。
搬送部220は、給紙ローラ212によって給紙された用紙を転写部240の方向へ搬送するローラ221と、ローラ221によって搬送された用紙の先端部を挟み込んで待機し、用紙を所定のタイミングで転写部240に送り出す一対のタイミングローラ222と、定着部250でトナーを定着させた用紙を排紙トレイ224に排紙する排紙ローラ223とを備えている。
作像部230は、所定の間隔をおいて、図1の左方から右方に向かって順に、トナーYを有した現像剤を用いて画像を形成する画像形成ユニットYと、トナーCを有した現像剤を用いる画像形成ユニットCと、トナーMを有した現像剤を用いる画像形成ユニットMと、トナーKを有した現像剤を用いる画像形成ユニットKと、露光器233とを備えている。なお、本実施形態では、画像形成ユニット(Y,C,M,K)のうち任意の画像形成ユニットを示す場合には「画像形成ユニット」を用いる。
図1において4つの画像形成ユニットは、それぞれに用いられる現像剤が異なるのみで、機械的な構成は実質的に同様である。それぞれの画像形成ユニットは、感光ドラム(231Y,231C,231M,231K)と、帯電器(232Y,232C,232M,232K)と、カートリッジ装着部(20Y,20C,20M,20K)と、現像装置(235Y,235C,235M,235K)と、除電器(236Y,236C,236M,236K)と、清掃器(237Y,237C,237M,237K)と、を備えている。
なお、本実施形態では、感光ドラム(231Y,231C,231M,231K)のうち任意の感光ドラムを示す場合には「感光ドラム231」を用いる。帯電器(232Y,232C,232M,232K)のうち任意の帯電器を示す場合には「帯電器232」を用いる。また、カートリッジ装着部(20Y,20C,20M,20K)のうち任意のカートリッジ装着部を示す場合には「カートリッジ装着部20」を用いる。また、現像装置(235Y,235C,235M,235K)のうち任意の現像装置を示す場合には「現像装置235」を用いる。また、除電器(236Y,236C,236M,236K)のうち任意の除電器を示す場合には「除電器236」を用いる。また、清掃器(237Y,237C,237M,237K)のうち任意の清掃器を示す場合には「清掃器237」を用いる。
感光ドラム231は、図1において時計回りに回転可能に設けられ、静電潜像及びトナー像を担持する。帯電器232は、感光ドラム231の表面を一様に帯電させる。カートリッジ装着部20には、トナーカートリッジ10が装着される。現像装置235は、露光器233によって感光ドラム231の表面に形成された静電潜像をトナーカートリッジ10から供給されたトナーを用いてトナー像に現像する。除電器236は、用紙にトナー像が一次転写された後の感光ドラム231の表面を除電する。清掃器237は、除電器236で除電された各感光ドラム231の表面に残った転写残トナーを除去する。
露光器233は、画像情報に基づいて光源233aから発せられたレーザ光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー(233bY,233bC,233bM,233bK)によって反射させて感光ドラム(231Y,231C,231M,231K)に照射する装置である。これにより画像情報に基づいた静電潜像が感光ドラム231に形成される。
転写部240は、駆動ローラ241及び従動ローラ242と、これらのローラに掛け渡され駆動ローラ241の駆動に伴い図1において反時計回りに回転可能な転写媒体としての中間転写ベルト243と、中間転写ベルト243を挟んで、感光ドラム231に対向して設けられた一次転写ローラ(244Y,244C,244M,244K)と、トナー像の用紙への転写位置において中間転写ベルト243を挟んで二次対向ローラ245に対向して設けられた二次転写ローラ246とを備えている。なお、一次転写ローラ(244Y,244C,244M,244K)のうち任意の一次転写ローラを示す場合には「一次転写ローラ244」を用いる。
転写部240では、一次転写ローラ244に一次転写バイアスがかけられることで、感光ドラム231の表面に形成された各トナー像が中間転写ベルト243上に転写(一次転写)される。また、二次転写ローラ246に二次転写バイアスがかけられることで、二次転写ローラ246と二次対向ローラ245とに挟み込まれた搬送中の用紙に、中間転写ベルト243上のトナー像が転写(二次転写)される。
定着部250は、ヒータが内部に設けられ、用紙をトナーの定着下限温度よりも高い温度に加熱する加熱ローラ251と、加熱ローラ251に回転可能に押し当てて加圧することにより接触面(ニップ部)を形成する加圧ローラ252とを備えている。なお、本実施形態において、定着下限温度とは、トナーが定着する下限の温度を意味する。
<<トナーカートリッジの構成>>
続いて、図2及び図3を用いてトナーカートリッジ10の全体構成について説明する。図2は、トナーカートリッジ10及びカートリッジ装着部20を示す斜視図である。図3は、図2のトナーカートリッジ10を矢印B方向から見た上面図である。
トナーカートリッジ10は、ホルダー100とボトル101とを有する。ボトル101は、収容手段の一例であって、画像形成に用いられるトナーを収容する。ボトル101には、外側から内側に向けて突出するスクリュー状の突起101Tが、その円周面に沿うようにエンボス加工されている。また、ボトル101の先端部は、ボトル101本体よりも小径な円筒形状になっており、その小径円筒の先端に開口101Kが形成されている(図3参照)。小径円筒の周面の端部には、引掛部101Hが形成されている。また、小径円筒の周面の中間部からはボトルギヤ101Gが歯車状に形成されている。本実施形態では、ボトル101は、剛性の高い樹脂材料により構成されている。
ホルダー100は、ボトル101の開口101Kを覆うように、ボトル101を保持する。ボトル101の引掛部101Hは、ホルダー100側の供給口121aの外周を乗り越えるようにホルダー100内に挿入される。これにより、ボトル101およびホルダー100の内部が繋がった状態で、ボトル101がホルダー100に対して回転自在に接続する。
ホルダー100の装着方向(矢印A方向)側の端面には後述の回転子22bを受け入れる回転子受入口121cと、後述のノズル23aを受け入れるノズル受入口121dと、後述のフィルター122を受け入れるフィルター受入口121fとが形成されている(図2参照)。回転子受入口121cとノズル受入口121dとは、トナーカートリッジ10の装着方向(矢印A方向)と平行に形成されている。これにより、トナーカートリッジ10を装着するときに、回転子受入口121cとノズル受入口121dとは、それぞれ、回転子22b、ノズル23aを受け入れ可能となる。
一方、トナーカートリッジ10が装着される画像形成装置1のカートリッジ装着部20には、ボトル駆動手段21と、ブレード駆動手段22と、移送手段23とが設けられている(図2参照)。ボトル駆動手段21は、ボトル駆動用モータ21aと、ボトル駆動用モータ21aの作動に伴い図2の矢印A方向と平行な回転軸を中心に回転する回転子21bと、回転子21bの先端に取り付けられたボトル駆動用ギヤ21cとを有する。トナーカートリッジ10がカートリッジ装着部20に装着されると、ボトル駆動用ギヤ21cと、ボトルギヤ101Gとが接続して噛み合い、ボトル駆動手段21は、ボトル101を回転駆動することが可能となる。
ブレード駆動手段22は、ブレード駆動用モータ22aと、ブレード駆動用モータ22aの作動に伴い回転する回転子22bと、回転子22bの先端に取り付けられたブレード駆動用ギヤ22cと、を有する。トナーカートリッジ10がカートリッジ装着部20に装着されるとき、回転子22bが回転子受入口121cに受け入れられるように、回転子22bの回転軸は、矢印A方向と平行になるよう設けられている。
移送手段23は、ノズル23aと、移送管23bとを有する。トナーカートリッジ10がカートリッジ装着部20に装着されたときに、ノズル23aがノズル受入口121dに受け入れられるように、ノズル23aは、矢印A方向と平行に設けられている。また、ノズル23aには、トナーをノズル23a内に導入するための導入口が形成されている。これにより、ノズル23aは、ホルダー100内のトナーをノズル23a内に導入可能となる。移送管23bは、ノズル23a内に導入されたトナーを現像装置235に移送する。ノズル23aの構成部材としては、トナーを現像装置235に導入することにより供給できるものであれば特に制限はないが、例えばステンレス管が挙げられる。
<ホルダー>
続いて、図4乃至図13を用いて、トナーカートリッジ10のホルダー100の篩機構について説明する。図4は、図3のトナーカートリッジ10のA1−A1断面を示す断面図である。図5は、図3のホルダーのA2−A2断面を示す断面図である。図6−1は、図5のホルダーのB−B断面を示す断面図である。図6−2は、ブレード131aのフィルター122に対する角度を説明するための説明図である。図7は、フィルターの斜視図である。図8は、図6−1のブレード131におけるC−C断面の断面形状の具体例を示した断面図である。図9は、図6−1のブレード131におけるD−D断面の断面形状の具体例を示した断面図である。図10は、ブレード131を3枚有する回転体の正面図である。図11は、図10の回転体の上面図である。図12は、ブレード131を4枚有する回転体の正面図である。図13は、図12の回転体の上面図である。
ホルダー100は、ホルダー100の外枠となるフレーム121と、ホルダー100を篩装置として機能させるために設けられたフィルター122と、回転体130と、ベアリング142とを有してなり、更に必要に応じて、適宜選択したその他の手段や部材を有してなる。ホルダー100は、通常は、立てて設置させた状態で用いることが好ましいが、傾けて設置してもよい。
−フレーム−
ホルダー100の外枠となるフレーム121には、ボトル101内のトナーをフレーム121内に供給するための供給口121aと、供給口121aを通過したトナーを収容する収容部121bと、トナーカートリッジ10内のトナーをノズル受入口121d側に案内するガイド機構の一例としてのガイド部121eが形成されている。
フレーム121の形状は、トナーを収容できるものであれば特に制限はない。フレーム121の大きさとしては、画像形成装置1に装着できるものであれば、特に制限はない。フレーム121の材質としては、例えばステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属、ABS、FRP、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の樹脂などが挙げられる。フレーム121の構造としては、単一部材で形成されていてもよいし、二以上の部材で形成されていてもよい。
−フィルター−
フィルター122としては、フレーム121内の収容部121bに供給されたトナーに含まれる粗大粒子を篩い分けできるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。適用可能なフィルター122の形態としては、例えば、直交網目状、斜交網目状、蛇行網目状、亀甲状等の網目の形態、不織布のような三次元に隙間を構成する形態、或いは、多孔質材料、中空糸のように実質的に粗粒が通過不可能な形態等が挙げられる。これらの中でも、網目によるフィルター122を用いることが、篩別効率が良好である点で好ましい。
フィルター122の外形状については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば円形、楕円形、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形などが挙げられる。これらの中でも、円形であることが、効率的に篩い分けを実行できる点で特に好ましい。また、篩い分け操作を多段で行う場合は、目開きの異なるフィルター122を直列に設置しても良い。
フィルター122の目開きについては、トナーの粒径に応じて適宜選択することができるが、10μm以上が好ましく、15μm以上がより好ましく、20μm以上が更に好ましい。フィルター122の目開きが小さすぎると、時間当たりの処理能力が低下しやすく、所望の粒径のトナーを効率良く得ることが困難になることがあり、また、目詰まりを生じやすい傾向がある。ここで、フィルター122の目開きとは、フィルター122の開孔の大きさを意味し、開孔が円形の場合は直径を、多角形の場合は内接円の直径を意味する。フィルター122の目開きの上限としては、特に限定されないが、5mm以下であることが好ましい。フィルターの目開きが5mmを超えると、ブレード131aの回転を停止させたときに目開き上をトナーで橋渡しすることができなくなり、トナーの排出が継続する場合がある。
フィルター122の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属,ナイロン等のポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂等の樹脂;綿布等の天然繊維;などが挙げられる。これらの中でも、長時間使用しても、耐久性に優れる点で、ステンレススチール、ポリエステル樹脂が特に好ましい。
従来の超音波篩において、樹脂製のフィルターを用いた場合、その弾性によりフィルターの振動をトナーに効率的に伝えることができなかった。また、従来の円筒状のフィルターを有する篩装置は、フィルター内側領域から外側領域に遠心力によって粉体を送り出す機構を有するため、樹脂製のフィルターを用いた場合には耐久性が不足する問題が生じた。本実施形態のトナーカートリッジ10は、ブレード131aを回転させることにより、フィルター122を振動させずにトナーを篩い分けることができる。このため、本実施形態のトナーカートリッジ10には、樹脂製のフィルター122が好適に用いられる。この場合、トナーと同じ極性の樹脂により形成されたフィルター122を選択することにより、フィルター122へのトナーの付着が抑制される。
また、設置されるフィルター122は、枠などの形状を保つ機構によって支持され、しわ及びたるみが少ないことが好ましい。しわ及びたるみがあると、フィルター122の破損を招く場合があるだけでなく,均一な篩い分けが困難になる場合がある。また、フィルター122が枠により支持されている場合(図7参照)、枠ごと図4の矢印Aと平行方向にスライドさせることにより、フィルター122をフィルター受入口121fから着脱することができる。これにより、フィルター122の交換が容易になるので、トナーカートリッジ10のメンテナンス性が向上する。
−回転体−
本実施形態において、回転体130はブレード131aと、シャフト132と、回転体ギヤ133とを有する。シャフト132は、収容部121bと、回転子受入口121cとの間のフレーム121を貫通して設けられている。シャフト132の収容部121b側の先端にはブレード131aが取り付けられており、回転子受入口121c側の先端には回転体ギヤ133が取り付けられている。また、シャフト132は、回転子受入口121c側のフレーム121に設けられたベアリング142によって支持されている。これにより、ブレード131aは、フィルター122と交差する回転軸Zを中心に回転する。
シャフト132の大きさ、形状、構造、材質等については、特に制限はなく、ホルダー100の大きさ、形状、構造等に応じて適宜選択することができる。シャフト132の材質としては、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属、ABS、FRP、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の樹脂などが挙げられる。シャフト132は、単一部材で形成されていてもよいし、2以上の部材で形成されていてもよい。シャフト132の形状としては、例えば、棒状、角柱状、などが挙げられる。
回転体ギヤ133は、トナーカートリッジ10がカートリッジ装着部20に装着されたときに、ブレード駆動用ギヤ22cと接続して噛み合うように配置される。これにより、回転体ギヤ133は、図4における矢印A方向の回転軸を中心とするブレード駆動用ギヤ22cの回転の動力を、フィルター122と交差する回転軸を中心とする回転の動力に変換して回転体130に伝達する変換手段として機能する。本実施形態では、ブレード駆動用ギヤ22cと回転体ギヤ133とは、異なる回転軸を中心に回転するため、それぞれ、かさ歯車によって構成されている。
本実施形態において、ブレード131の材質、構造、大きさ、形状等については、特に制限はなく、収容部121bの大きさ、形状、構造等に応じて適宜選択される。なお、本実施形態において任意の形状のブレードを表す場合には「ブレード131」を用いる。ブレード131の外形状としては、特に制限はなく、例えば、平板状、棒状、角柱状、角錐状、円柱状、円錐状、羽根状などが挙げられる。ブレード131の断面形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。本実施例において、ブレード131の断面形状は、図8及び図9の断面形状A〜Gのような左右非対称な形状であっても、H〜Jのような左右対称な形状であってもよく、これらのA〜Jのいずれの形状も好適に用いることができる。ブレード131のC−C断面の形状とD−D断面の形状とは、例えば、いずれも図8のCの形状である場合のように、同一であっても良い。
ブレード131の材質としては、ステンレススチール、アルミニウム、鉄等の金属、ABS、FRP、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂等の樹脂などが挙げられる。これらの中でも、強度からいうと材質は金属が好ましい。また、トナーを扱うため、防爆という観点から帯電防止剤、静電気防止剤を含有できる樹脂が好ましい。ブレード131は、単一部材で形成されていてもよいし、2以上の部材で形成されていてもよい。
ブレード131は、図6−1の矢印E方向又は逆矢印方向にフィルター122の上部の近傍を、シャフト132を中心に回転可能に構成されている。これにより、ブレード131aは、収容部121bに収容されたトナーを攪拌し流動化させる。本実施形態では、超音波や振動波によってフィルター122を振動させることなく篩い分け処理を実行できるので、摩擦熱によって軟化または凝集したトナーによるフィルター122の目詰まりの発生や、摩擦のストレスによるフィルター122の目開きの拡大を抑制できる。ブレード131の回転軸Zとフィルター122とが交差して形成される角度は、特に限定されないが、フィルター122とブレード131との距離を一定に保ち、接触を防ぐため、90度であることが好ましい。
本実施形態において、ブレード131がフィルター122に近接するとは、ブレード131の回転により発生した渦がフィルター122に到達する程度に、それぞれが近くにある状態を意味する。なお、本実施形態において、渦とは、流体中で固体を動かした時にその後方に交互及びランダムに発生する流体の流れを意味する。ただし、「近接」には、ブレード131が、回転軌道の全体でフィルター122と接している状態は含まれない。ブレード131およびフィルター122の対向面の回転軸Zと平行な二点間の距離(図5中、D1)は、0mmより大きく5mm以下が好ましく、0.01mm以上、5mm以下がより好ましく、0.5mm以上、2mm以下が更に好ましい。なお、ブレード131の回転軌道上の位置や測定点によって回転軸Zと平行な二点間の距離が変わる場合には、距離(D1)は、ブレード131のすべての回転軌道上の位置におけるすべての測定点の中で距離が最も短くなる二点間の距離を意味する。ブレード131とフィルター122との間の距離が5mmを超えると、ブレード131の回転によって発生する渦がフィルター122の面上に到達せず、クリーニングが行われなくなる場合がある。また、フィルター122に堆積させたトナーを十分に流動化できなくなることがある。なお、ブレード131とフィルター122との間の距離が0mmである場合には、ブレード131の下方のトナーがフィルター122に堆積した状態から上方へ移動することが制限されるために、トナーを十分に流動化できなくなることがある。
本実施形態において、特に制限はされないが、ブレード131の端部はフレーム121に近接していることが好ましい。ブレード131の端部がフレーム121に近接しているとは、ブレード131の端部とフレーム121との間の距離(図5中、D2)が好ましくは5.0mm以下の状態であって、より好ましくは2.0mm以下の状態であって、更に好ましくは0.5mm〜1.5mmの状態である。なお、ブレード131の回転軌道上の位置や測定点によってブレード131の端部とフレーム121との間の距離が変わる場合には、距離(D2)は、ブレード131のすべての回転軌道上の位置におけるすべての測定点の中で距離が最も短くなる二点間の距離を意味する。ブレード131の端部とフレーム121との間の距離が5.0mmを超えると、ブレード131の回転による遠心力によって、トナーがフレーム121方向に流れてしまい、渦流はブレード131周辺にしか影響しないため、フレーム121側から粉体が排出されにくくなることがある。
ブレード131がホルダー100に配置された場合に、回転軸Zに対して平行方向のブレード131の長さ(図5のDzで示されるブレード131の厚み)は、強度が確保できる範囲内で薄い方が好ましい。なお、ブレード131の厚み(Dz)は、ブレード131の対向面の回転軸Zと平行な二点間の距離に基づいて定められる。測定点によって回転軸Zと平行な二点間の距離が変わる場合には、ブレード131の厚み(Dz)は、すべての測定点の中で距離が最も短くなるときの二点間の距離を意味する。ブレード131の厚み(Dz)としては、例えば、0mm〜10.0mmとすることができ、0mm〜5.0mmが好ましく、0mm〜3.0mmがより好ましい。ブレード131の厚み(Dz)が5.0mmを超えると、ブレード131後方で発生する渦が少なくなり、フィルター122の面上のクリーニング性が低下する。また、厚みが10.0mmを超えると、トナーに与えられるブレード131の回転方向へのエネルギー(トナーの周方向の速度)が大きくなり、トナーのフィルター122を通過する方向(回転軸Zと平行な方向)への動きを阻害することがある。加えて、回転体130のブレード駆動用モータ22aへの負荷が大きくなり、より多くのエネルギーを必要とすることがある。
ブレード131の強度を保つために、ブレード131の厚さ(Dz)は、回転軸Zを中心に回転するときの回転方向のブレード131の長さ(図6−1のDx)よりも小さい方が好ましい。なお、ブレード131の長さ(Dx)は、ブレード131の対向面の、回転方向の二点間の距離に基づいて定められる。測定点によって回転方向の二点間の距離が変わる場合には、ブレードの長さ(Dx)は、すべての測定点の中で距離が最も短くなるときの二点間の距離を意味する。ブレード131の厚さ(Dz)がブレード131の長さ(Dx)よりも大きいと、ブレード131の回転時のトナーによる抵抗によってブレード131の強度が低下する場合がある。また、ブレード131がトナーに回転方向の速度を与えすぎてしまい、トナーがフィルター122を通過する運動を妨げる場合がある。
同一平面上に配置されるブレード131の枚数は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択される。ブレード131の枚数は、例えば、2枚(図3乃至図6−1参照)であっても、3枚(図10および図11参照)であっても、4枚(図12および図13参照)であっても良い。なお、図10および図11によって示される回転体130は、各ブレード131とシャフト132とがハブ134によって固定された例である。ブレード131の枚数としては、1枚〜8枚が好ましく、1枚〜4枚がより好ましく、2枚が特に好ましい。ブレード131の枚数が8枚を超えると、ブレード131がトナーのフィルター122からの落下を阻害するおそれがあり、メンテナンス性も低下する。
図6−1及び図6−2のX軸方向に見たときのブレード131aのフィルター122に対する角度αは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、フィルター122に対して−3度〜10度が好ましく、0度〜10度がより好ましく、0度(水平)が特に好ましい。ブレード131のフィルター122に対する角度が、10度を超えると、ブレード131の後方で発生する渦が少なくなり、クリーニング性が低下する。また、トナーに与える周方向のエネルギーが大きくなり、トナーのフィルター122方向への動きを阻害することがある。加えて回転体130のブレード駆動用モータ22aへの負荷が大きくなることがある。
ブレード131が回転することで生じる軌跡の面積Xと、フィルター122の網部の面積Yとの比率〔(X/Y)×100〕〕は、60%〜150%が好ましく、80%〜100%がより好ましい。比率〔(X/Y)×100〕〕が、60%未満であると、フィルター122の全面にブレード131の回転に伴うエネルギーが行き渡らないおそれがある。また、ブレード131の回転による遠心力によって、トナーがフレーム121側に集まり、ブレード131がトナーへエネルギーを与えることができなくなることがある。比率が150%を超えると、ブレード131の回転による遠心力によって、トナーがフィルター122より外側へ移動し、フィルター122上のトナーが減少し、篩えないことがある。
<制御部>
本実施形態の画像形成装置1は、画像形成装置1の全体の動作を制御する制御部500を有する。図14を用いて制御部500について説明する。なお、図14は、制御部のハードウェア構成図である。
本実施形態において、制御部500は、CPU501、ROM502、RAM503、および、不揮発性メモリ(NVRAM)504を有する。CPU501は、画像形成装置1全体の動作を制御する。ROM502は、画像形成装置1を動作させるためのプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。NVRAM504は、制御部500の電源が遮断されている間も画像形成装置1の動作の設定条件などのデータを保持する。バスライン520は、上記各構成要素を図12に示されているように電気的に接続する。なお、I/Oポート507は、ボトル駆動用モータ21a及びブレード駆動用モータ22aを作動させるための電力を供給する。
<トナー>
本実施形態のトナーカートリッジ10に収容されるトナーは、特に限定されないが、下記(1)〜(4)から選択されるいずれかの混合物としても良い。
(1)少なくとも結着樹脂、及び着色剤からなる混合物
(2)少なくとも結着樹脂、着色剤、及び帯電制御剤からなる混合物
(3)少なくとも結着樹脂、着色剤、帯電制御剤、及びワックスからなる混合物
(4)少なくとも結着樹脂、磁性剤、帯電制御剤、及びワックスからなる混合物
結着樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、熱可塑性樹脂が好適である。熱可塑性樹脂としては、例えば、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオール樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ポリエステル樹脂、ポリオール樹脂が特に好ましい。
着色剤としては、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、黒色、白色、または、カラーの顔料または染料が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ワックスは、トナーに離型性を持たせるために添加され、特に制限はなく、公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、例えば低分子量のポリエチレン、ポリプロピレン等の合成ワックス;カルナウバワックス、ライスワックス、ラノリン等の天然ワックスなどが挙げられる。ワックスの含有量は、トナー100質量部に対し、1質量%〜20質量%が好ましく、3質量%〜10質量%がより好ましい。
帯電制御剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニグロシン、アセチルアセトン金属錯体、モノアゾ金属錯体、ナフトエ酸、脂肪酸金属塩(サリチル酸の金属塩、サリチル酸誘導体の金属塩)、トリフェニルメタン系染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体又はその化合物、タングステンの単体又はその化合物、フッ素系活性剤、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。帯電制御剤の含有量は、トナー100質量部に対し、0.1質量%〜10質量%が好ましく、0.5質量%〜5質量%がより好ましい。
磁性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ヘマタイト、鉄粉、マグネタイト、フェライト、などが挙げられる。磁性剤の含有量は、トナー100質量部に対し、5質量%〜50質量%が好ましく、10質量%〜30質量%がより好ましい。
更に、トナーには、流動性を付与するために、シリカ微粉末、酸化チタン微粉末等の無機微粉末を外添させることできる。
トナーの個数平均粒径としては、3.0μm〜10.0μmが好ましく、4.0μm〜7.0μmがより好ましい。また、トナーの重量平均粒径と個数平均粒径との比(重量平均粒径/個数平均粒径)は、1.03〜1.5が好ましく、1.06〜1.2がより好ましい。ここで、トナーの個数平均粒径、及び、重量平均粒径と個数平均粒径との比(重量平均粒径/個数平均粒径)は、例えば、「コールターカウンターマルチサイザー」;ベックマンコールター社製を用いて測定することができる。
<<<実施形態の動作>>>
次に、図15及び図16を用いて、トナーカートリッジ10の動作について説明する。図15及び図16は、トナーの篩い分けを行っている状態を示す概略図である。
トナーカートリッジ10から現像装置235へのトナーの供給を開始する場合、I/Oポート507は、制御部500の制御に基づいて、ブレード駆動用モータ22aへ、所定量の電力を供給する。これにより、ブレード駆動用モータ22aは作動し、回転子22bが回転する。回転子22bの回転の動力は、ブレード駆動用ギヤ22cおよび回転体ギヤ133によって伝達されて、シャフト132の先端に取り付けられたブレード131が回転軸Zを中心にフィルター122に近接して回転する。
ブレード131の回転速度(周速)は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、3m/s〜30m/s、あるいは、500rpm〜4,000rpmが好ましい。ブレード131の周速が、3m/s未満あるいは500rpm未満であると、ブレード131がトナーへ与えるエネルギーが少なく、トナーの流動化が不十分となることがあり、30m/sあるいは4,000rpmを超えると、トナーにエネルギーを与えすぎて、トナーの周方向の速度が大きくなり、トナーのフィルター122面方向への落下を阻害する恐れがある。また、過剰にトナーを流動化すると、フィルター122を通過するトナーの質量が小さくなることがある。
本実施形態では、ボトル101からホルダー100の収容部121bへのトナーの供給を開始する前にブレード131を回転させておくことで、先の操作でフィルター122上に残された粗大粒子を流動化させることができる。これにより、フィルター122面がクリーニングされるので、ボトル101からトナーの供給を開始したときに、篩い分け処理を効率的に実行することができる。
続いて、制御部500の制御に基づいてI/Oポート507は、ボトル駆動用モータ21aに所定量の電力を供給する。これにより、ボトル駆動用モータ21aは作動し、回転子21bが回転する。回転子21bの回転の動力は、ボトル駆動用ギヤ21cおよびボトルギヤ101Gよって伝達されて、ボトル101が回転する。ボトル101が回転すると、ボトル101内のトナーがスクリュー状の突起101Tに沿ってボトル101の底側から先端側に向けて移動する。これにより、ボトル101内のトナーが供給口121aを経てホルダー100の収容部121bに供給される。
供給されたトナーは、フィルター122上に堆積する。このとき、ブレード131の攪拌の影響の及ばない場所では、トナーPは、お互いに支え合って(ブリッジ)、フィルター122上に堆積する。ブレード131は、フィルター122上に堆積したトナー中を回転することにより、トナーPを攪拌し流動化させる(攪拌工程)。このとき、流体としてのトナーP中でブレード131が速度を持つことで、ブレード131の進行方向に対し後方に渦Vが発生する(図16参照)。この渦Vによって空気が混ぜ合わされて流動化したトナーPfは、嵩密度が低くなる。これにより、トナーPfが自重により落下したときに、小粒径のトナーPsが、低ストレスな状態で効率良くフィルター122を通過する。
また、フィルター122に堆積した粗大粒子Pcは、ブレード131と接触して解砕されるとともに、ブレード131の回転により発生した渦Vによって巻き上げられる(図16参照)。これにより、フィルター122面がクリーニングされて(クリーニング作用)、小粒径のトナーPsは更にフィルター122を通過しやすくなる。フィルター122を通過したトナーは、ガイド部121eでノズル受入口121d側に案内される。トナーカートリッジ10をカートリッジ装着部20に装着したときに、ノズル受入口121dにはノズル23aが装着されるので、トナーはノズル23aの導入口からノズル23a内に導入され、移送管23bを介して現像装置235に移送される。
続いて、トナーカートリッジ10から現像装置235へのトナーの供給を停止する処理について説明する。まず、制御部500の制御に基づいて、I/Oポート507からブレード駆動用モータ22aへの電力の供給を停止する。これにより、回転子22bの回転が停止するとともに、ブレード131の回転が停止する。ブレード131の回転が停止すると、収容部121b内のトナーはフィルター122に堆積(ブリッジ)することにより、トナーカートリッジ10によるトナーの供給が停止する。この場合、ブレード131の回転を停止させた後、トナーの供給が直ちに停止するので、トナーカートリッジ10によるトナーの供給を定量的に行うことができる。さらに、制御部500の制御に基づいて、I/Oポート507からボトル駆動用モータ21aへの電力の供給を停止する。これにより、ボトル101の回転が停止するとともに、ボトル101からホルダー100へのトナーの供給も停止する。
〔実施形態の補足〕
以上、各実施形態のトナーカートリッジ10について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更しても差支えない。例えば、ブレード駆動用モータ22aをカートリッジ装着部20に設ける構成に変えて、図17に示したように、小型のモータ141をカートリッジのホルダー100内に設けても良い。なお、図17は、トナーカートリッジ10を示す断面図である。この場合、カートリッジ装着部20側には、ブレード駆動手段22に変えて、電源を供給するための差込プラグ24が設けられる。これにより、トナーカートリッジ10が画像形成装置1に装着されたときに、モータ141と差込プラグ24とが接続し、モータ141に電力を供給することが可能となるので、上記実施形態と同様に、トナーカートリッジ10を作動させることができる。
また、ホルダー100のフレーム121には、ガイド部121eに堆積したトナーを検知するトナーセンサが設けられていても良い。これにより、トナーセンサがトナーを検知した場合には、トナーカートリッジ10によるトナーの供給を停止するなどして、トナーの供給を制御することが可能となる。
〔実施形態の効果〕
上記実施形態に係るトナーカートリッジ10は、フィルター122と交差する回転軸Zを中心にフィルター122に近接して回転するブレード131を備える。これにより、ブレード131の回転に基づいてトナーがフィルター122を通過するときのトナーの移動方向が回転軸Z方向に絞り込まれるので、ガイド部121eを省スペース化できる。また、トナーカートリッジ10が、篩装置としての機能を兼ねるので、画像形成装置1内に別途篩装置を設けなくても良くなる。これにより、トナーカートリッジ10は、画像形成装置1の大型化を抑制できるという効果を奏する。
上記実施形態に係るブレード駆動手段22の回転子22bの回転軸は、トナーカートリッジ10の装着方向(矢印A方向)と平行に設けられている。これにより、トナーカートリッジ10をカートリッジ装着部20に装着するときに、トナーカートリッジ10の回転子受入口121cは、回転子22bを受け入れることが可能となる。
また、上記実施形態では、ブレード駆動用ギヤ22cと回転体ギヤ133とは、それぞれ、かさ歯車によって構成されている。これにより、トナーカートリッジ10の装着方向(矢印A方向)とは異なる方向に、回転体130の回転軸Zを設けることが可能となるので、トナーカートリッジ10のレイアウトの自由度が向上する。
また、上記実施形態では、フィルター122は平板状に構成されており(図7参照)、図4の矢印A方向にスライドさせることによりフィルター受入口121fから着脱可能に構成されている。これにより、フィルター122の交換が容易になるので、トナーカートリッジ10のメンテナンス性が向上する。
上記実施形態に係るトナーカートリッジ10のブレード131を回転させると、トナーPが流動化し、流動化したトナーPfが自重により落下するときに、小粒径のトナーPsが低ストレスな状態で効率良くフィルター122を通過する。これにより、トナーカートリッジ10における、篩い分け機構を小型化できるので、装置の大型化を抑制できるという効果を奏する。
1 画像形成装置
10 トナーカートリッジ
20 カートリッジ装着部
21 ボトル駆動手段
21a ボトル駆動用モータ
21b,22b 回転子
21c ボトル駆動用ギヤ
22 ブレード駆動手段
22a ブレード駆動用モータ
22c ブレード駆動用ギヤ
23 移送手段
23a ノズル
23b 移送管
24 差込プラグ
100 ホルダー
101 ボトル
101G ボトルギヤ
101H 引掛部
101T 突起
121 フレーム
121a 供給口
121b 収容部
121c 回転子受入口
121d ノズル受入口
121e ガイド部
121f フィルター受入口
122 フィルター
130 回転体
131,131a, ブレード
132 シャフト
133 回転体ギヤ
134 ハブ
141 モータ
142 ベアリング
210 給紙部
211 給紙カセット
212 給紙ローラ
220 搬送部
221 ローラ
222 タイミングローラ
223 排紙ローラ
224 排紙トレイ
230 作像部
231 感光ドラム
232 帯電器
233 露光器
235 現像装置
236 除電器
237 清掃器
240 転写部
241 駆動ローラ
242 従動ローラ
243 中間転写ベルト
244 一次転写ローラ
245 二次対向ローラ
246 二次転写ローラ
250 定着部
251 加熱ローラ
252 加圧ローラ
500 制御部
501 CPU
507 ポート
520 バスライン
Pc 粗大粒子
V 渦
Z 回転軸
特開2006−58698号公報 特開2002−287497号公報 特開2006−23782号公報 特開2009−90167号公報

Claims (7)

  1. 画像形成装置で画像形成に用いられるトナーを収容するトナーカートリッジであって、
    収容された前記トナーを堆積させるフィルターと、
    前記画像形成装置に設けられた駆動手段と接続することにより、前記フィルターと交差する回転軸を中心に前記フィルターに近接して回転し、前記フィルターに堆積したトナーを攪拌する回転体と、
    前記回転体の回転に基づいて前記フィルターを通過したトナーを前記画像形成装置内に案内するガイド機構と、
    を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 前記回転体の前記駆動手段との接続部には、前記駆動手段の動力を、前記フィルターと交差する回転軸を中心とする回転の動力に変換する変換手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記フィルターは、交換可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 請求項1に記載のトナーカートリッジを装着させたときに、前記回転体と接続する駆動手段と、
    前記トナーカートリッジに収容されたトナーを用いて静電潜像を現像する現像手段と、
    前記現像手段によって現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段によって転写された前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記駆動手段は、前記トナーカートリッジの当該画像形成装置への装着方向と平行な回転軸を中心に回転する回転子を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置で画像形成に用いられるトナーを収容するトナーカートリッジであって、
    収容された前記トナーを堆積させるフィルターと、
    前記フィルターと交差する回転軸を中心に前記フィルターに近接して回転し、前記フィルターに堆積させたトナーを攪拌する回転体と、
    前記画像形成装置から電力の供給を受けて作動し、前記回転体を回転させる第2の駆動手段と、
    前記回転体の回転に基づいて前記フィルターを通過した前記トナーを前記画像形成装置内に案内するガイド機構と、
    を有することを特徴とするトナーカートリッジ。
  7. 請求項6に記載のトナーカートリッジにおける前記第2の駆動手段に電力を供給する電源と、
    前記トナーカートリッジに収容されたトナーを用いて静電潜像を現像する現像手段と、
    前記現像手段によって現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段によって転写された前記トナー像を前記記録媒体に定着する定着手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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