JP2014000196A - 放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置 - Google Patents

放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線画像撮影装置に振動等が加わる等しても放射線の照射開始を誤検出することを的確に防止することが可能で、しかも、放射線画像撮影装置に対して、装置のポジショニングが完了し、放射線の照射開始の検出処理を開始することを自動的かつ的確に知らせることが可能な放射線画像撮影システムを提供する。
【解決手段】放射線画像撮影システム50は、撮影前に読み出し回路で読み出されたデータdleakに基づいて放射線の照射開始の検出処理を行う制御手段を備える放射線画像撮影装置1と、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知するための信号を発信する検知手段とを備え、放射線画像撮影装置1の制御手段は、検知手段から受信した信号に基づいて当該装置1のポジショニングが完了したと判断すると、読み出したデータdleakに基づく放射線の照射開始の検出処理を開始する。
【選択図】図7

Description

本発明は、放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置に係り、特に、装置自体で放射線の照射開始を検出することが可能な放射線画像撮影装置を用いた放射線画像撮影システムに関する。
照射されたX線等の放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型の放射線画像撮影装置や、照射された放射線をシンチレーター等で可視光等の他の波長の光に変換した後、変換され照射された光のエネルギーに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号(すなわち画像データ)に変換するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型の放射線画像撮影装置における検出素子や、間接型の放射線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせて放射線検出素子という。
このタイプの放射線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており、従来は支持台と一体的に形成された、いわゆる専用機型(固定型、据付型等ともいう。)として構成されていたが(例えば特許文献1参照)、近年、放射線検出素子等を筐体内に収納し、持ち運び可能とした可搬型の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献2、3参照)。
このような放射線画像撮影装置では、例えば後述する図3等に示すように、通常、複数の放射線検出素子7が、検出部P上に二次元状(マトリクス状)に配列され、各放射線検出素子7にそれぞれ薄膜トランジスター(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)等で形成されたスイッチ手段8が接続されて構成される。
そして、通常、放射線発生装置の放射線源から放射線画像撮影装置に対して、被撮影者の身体等すなわち被写体を介して放射線が照射されることで放射線画像撮影が行われる。そして、撮影後、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して、各TFT8を順次オン状態として、放射線の照射により各放射線検出素子7内で発生して蓄積された電荷を各信号線6に順次放出させて、各読み出し回路17で画像データDとしてそれぞれ読み出すように構成される。
ところで、このような放射線画像撮影装置を用いた従来の放射線画像撮影システムでは、放射線画像撮影装置と放射線発生装置との間で信号のやり取りを行って放射線画像撮影を行っていた。しかし、例えば、放射線画像撮影装置と放射線発生装置の製造元が異なっているような場合には、両者の間でインターフェースを構築することが必ずしも容易でない場合があり、或いは、インターフェースを構築できない場合もある。
このような場合、放射線画像撮影装置側から見ると、放射線源からどのようなタイミングで放射線が照射されるかが分からない。そのため、このような場合には、放射線画像撮影装置が、放射線源から放射線が照射されたことを装置自体で検出できるように構成される必要がある。そして、このように放射線画像撮影装置自体で放射線の照射開始を検出して撮影を行うことが可能な放射線画像撮影装置が種々開発されている。
例えば、特許文献4や特許文献5に記載の発明では、放射線画像撮影装置に対する放射線の照射が開始されて各放射線検出素子7内に電荷が発生すると、各放射線検出素子7から、各放射線検出素子7に接続されているバイアス線9(後述する図3等参照)に電荷が流れ出してバイアス線9を流れる電流が増加することを利用して、バイアス線9に電流検出手段を設けてバイアス線9内を流れる電流の電流値を検出し、その電流値に基づいて放射線の照射の開始等を検出することが提案されている。
しかし、上記のように構成すると、電流検出手段で発生するノイズが各放射線検出素子7内に蓄積される電荷量に悪影響を与え、各放射線検出素子7から読み出される画像データDに、除去することが必ずしも容易でないノイズが重畳される等の問題があることが分かってきた。
そこで、本発明者らが、放射線画像撮影装置自体で放射線が照射されたことを検出する別の手法について種々研究を重ねた結果、放射線画像撮影装置自体で放射線が照射されたことを的確に検出することが可能な手法を見出すことができた(例えば特許文献6、7参照)。
これらの新たな検出方法では、放射線画像撮影前に各読み出し回路17で読み出されたデータに基づいて放射線の照射が開始されたことを検出するように構成されるが、これらの点については、後で説明する。
そして、放射線画像撮影装置の制御手段は、上記のように各読み出し回路17で読み出されたデータを監視するように構成され、放射線が照射されたことによりデータが例えば設定された閾値以上に大きくなった時点で放射線の照射が開始されたことを検出するように構成される。
特開平9−73144号公報 特開2006−058124号公報 特開平6−342099号公報 米国特許第7211803号明細書 特開2009−219538号公報 国際公開第2011/135917号パンフレット 国際公開第2011/152093号パンフレット
ところで、本発明者らの研究では、上記のように構成された放射線画像撮影装置に衝撃や振動等が加わると、読み出されるデータの値が異常に大きくなる場合があることが分かってきた。
このような現象が生じる原因は、必ずしも明確に判明しているわけではないが、放射線検出素子7が形成された基板やシンチレーターが形成された基板に蓄積されている静電気の影響や、読み出し回路17が内蔵された読み出しIC16等のチップがフィルム上に組み込まれたフレキシブル回路基板(Chip On Film等ともいう。後述する図5の12参照)が振動すること等が原因として考えられている。
そして、上記のように、読み出したデータの値が大きな値になると、実際には放射線画像撮影装置に対して放射線が照射されていないにもかかわらず、読み出されたデータが閾値以上になる等して、放射線の照射が開始されたと誤検出されてしまう虞れがある。
そして、このような誤検出が生じると、放射線画像撮影装置は、後述するように自動的に電荷蓄積状態に移行し、画像データDの読み出し処理を行ってしまう。しかし、実際には放射線画像撮影装置には放射線が照射されておらず被写体が撮影されていないため、読み出された画像データDが無駄になり、放射線画像撮影装置では、無駄に読み出し処理を行った分だけ電力が無駄に消費されてしまうといった問題が生じる。
また、放射線画像撮影装置が上記の処理を行っている間、当該放射線画像撮影装置を次の撮影を行うことができなくなるため、放射線技師等の撮影者が、放射線画像撮影装置を操作する等して誤検出に基づく上記の一連の処理を強制的に停止させる等の処理が必要になる。しかし、これでは、この放射線画像撮影装置を含む放射線画像撮影システムの使い勝手が悪いものとなってしまう。
そこで、放射線画像撮影装置に最も衝撃や振動等が加わり易い放射線画像撮影装置のポジショニング、すなわち放射線画像撮影装置の患者の身体等に対する位置合わせが完了するまで、読み出されたデータの値に基づく放射線の照射開始の検出処理を行わず、放射線画像撮影装置のポジショニングが完了した時点から放射線の照射開始の検出処理を行うように構成することが可能である。
その際、放射線画像撮影装置に、ポジショニングが完了したこと、すなわち放射線の照射開始の検出処理を開始すべきことを知らせることが必要になるが、例えば、その通知を放射線技師等の撮影者が行うように構成すると、撮影者がいちいちポジショニングが完了したことを放射線画像撮影装置に通知することを煩わしく感じる虞れがある。
また、放射線画像撮影装置に通知するのを忘れてしまい、放射線の照射開始の検出処理を行っていない放射線画像撮影装置に対して放射線を照射してしまう可能性もある。このような事態になると、放射線画像撮影を行うことができず画像データDが得られないばかりでなく、再撮影が必要になるため、患者の被曝線量が大きくなり、患者にかかる負担が増大してしまう等の問題が発生する。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、装置自体で放射線の照射開始を検出可能な放射線画像撮影装置に振動等が加わる等しても、放射線画像撮影装置が放射線の照射開始を誤検出することを的確に防止することが可能で、しかも、放射線画像撮影装置に対して、装置のポジショニングが完了し、放射線の照射開始の検出処理を開始することを自動的かつ的確に知らせることが可能な放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置は、
複数の走査線および複数の信号線と、
二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
前記各走査線にオン電圧とオフ電圧とをそれぞれ切り替えて印加する走査駆動手段と、
前記各走査線に接続され、オン電圧が印加されると前記放射線検出素子に蓄積された電荷を前記信号線に放出させるスイッチ手段と、
前記放射線検出素子から放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路と、
放射線画像撮影前に、前記読み出し回路で読み出されたデータに基づいて放射線の照射開始の検出処理を行うとともに、放射線の照射開始の検出後に、少なくとも前記走査駆動手段と前記読み出し回路とを制御して、前記各放射線検出素子から放出された前記電荷をそれぞれ画像データとして読み出す制御手段と、
を備える放射線画像撮影装置と、
前記放射線画像撮影装置に放射線を照射する放射線源と、前記放射線源からの放射線の照射開始の指示を入力する曝射スイッチとを備える放射線発生装置と、
前記放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したことを検知するための信号を発信する検知手段と、
を備え、
前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段から受信した前記信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断すると、読み出した前記データに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始することを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置によれば、放射線画像撮影装置のポジショニングを行っている最中には、放射線画像撮影装置の制御手段は放射線の照射開始の検出処理を行わない。そのため、ポジショニングの際に放射線画像撮影装置に振動等が加わっても、それによって放射線の照射開始が誤検出されてしまうことを的確に防止することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置のポジショニングが完了した後、放射線の照射が開始される前までには、検知手段から放射線画像撮影装置の制御手段に対して、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したことを検知するための信号が的確かつ自動的に発信される。そのため、放射線画像撮影装置に対して、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了し、放射線の照射開始の検出処理を開始すべきことを自動的かつ的確に知らせることが可能となる。
そして、放射線画像撮影装置1の制御手段は、放射線画像撮影装置1に対する放射線の照射が開始される前に、検知手段から受信した信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと的確に判断して、放射線の照射開始の検出処理を的確かつ自動的に開始することが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置に対して放射線の照射が開始された時点では、確実に放射線の照射開始の検出処理が開始されているため、放射線の照射が開始されたことを的確に検出することが可能となる。
放射線画像撮影装置の断面図である。 放射線画像撮影装置の基板の構成を示す平面図である。 放射線画像撮影装置の基本構成における等価回路を表すブロック図である。 検出部を構成する1画素分についての等価回路を表すブロック図である。 フレキシブル回路基板やPCB基板等が取り付けられた基板を説明する側面図である。 画像データの読み出し処理における電荷リセット用スイッチ、パルス信号、TFTのオン/オフのタイミングを表すタイミングチャートである。 撮影室等に構築された本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成例を示す図である。 回診車上に構築された本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成例を示す図である。 検出方法1でTFTを介して各放射線検出素子からリークした各電荷がリークデータとして読み出されることを説明する図である。 リークデータの読み出し処理における電荷リセット用スイッチやTFTのオン/オフのタイミングを表すタイミングチャートである。 読み出されるリークデータの時間的推移の例を表すグラフである。 検出手法1を採用した場合の放射線の照射開始の検出処理、電荷蓄積状態および画像データの読み出し処理において各走査線にオン電圧を印加するタイミング等を説明するタイミングチャートである。 読み出されるリークデータの時間的推移の例を表すグラフである。 検出手法2において放射線画像撮影前に照射開始検出用のデータの読み出し処理が繰り返し行われる際の各走査線にオン電圧を順次印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 スリープモードの継続時間τと可変させて設定される各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sとの関係を表すグラフである。 放射線画像撮影装置に取り付けられた検知手段としての圧力センサーの例を表す図である。 放射線画像撮影装置に取り付けられた検知手段としての振動センサーの例を表す図である。 放射線画像撮影装置に取り付けられた検知手段としての温度センサーの例を表す図である。 放射線発生装置の曝射スイッチに取り付けられた検知手段の例を表す図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムおよび放射線画像撮影装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、照射された放射線を可視光等の他の波長の光に変換して電気信号を得るいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
また、放射線画像撮影装置がいわゆる可搬型である場合について説明するが、支持台等と一体的に形成された、いわゆる専用機型の放射線画像撮影装置に対しても、本発明を適用することが可能である。
[放射線画像撮影装置]
本実施形態に係る放射線画像撮影装置の構成等について説明する。図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置の断面図であり、図2は、放射線画像撮影装置の基板の構成を示す平面図である。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、図1に示すように、放射線が照射される側の面である放射線入射面Rを有する筐体2内に、シンチレーター3や基板4等で構成されるセンサーパネルSPが収納されて構成されている。また、図1では図示を省略するが、本実施形態では、筐体2には、アンテナ41(後述する図3参照)が設けられている。
また、図1では図示を省略するが、本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、筐体2の側面等にコネクターを備えており、コネクターを介して有線方式で信号やデータ等をコンソール58等に送信することができるようになっている。そのため、このコネクターも放射線画像撮影装置1の通信手段として機能するようになっている。
図1に示すように、筐体2内には、基台31が配置されており、基台31の放射線入射面R側(以下、簡単に図中の上下方向にあわせて上面側等という。)に図示しない鉛の薄板等を介して基板4が設けられている。そして、基板4の上面側には、照射された放射線を可視光等の光に変換するシンチレーター3がシンチレーター基板34上に設けられ、シンチレーター3が基板4側に対向する状態で設けられている。
また、基台31の下面側には、電子部品32等が配設されたPCB基板33やバッテリー24等が取り付けられている。このようにして、基台31や基板4等でセンサーパネルSPが形成されている。また、本実施形態では、センサーパネルSPと筐体2の側面との間に緩衝材35が設けられている。
本実施形態では、基板4はガラス基板で構成されており、図2に示すように、基板4の上面(すなわちシンチレーター3に対向する面)4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。また、基板4の面4a上の複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域rには、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。
このように、走査線5と信号線6で区画された各小領域rに二次元状(マトリクス状)に配列された複数の放射線検出素子7が設けられた小領域rの全体、すなわち図2に一点鎖線で示される領域が検出部Pとされている。本実施形態では、放射線検出素子7はフォトダイオードが用いられているが、例えばフォトトランジスター等を用いることも可能である。
ここで、放射線画像撮影装置1の回路構成について説明する。図3は本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の等価回路を表すブロック図であり、図4は検出部Pを構成する1画素分についての等価回路を表すブロック図である。
各放射線検出素子7の第1電極7aには、スイッチ手段であるTFT8のソース電極8s(図3や図4の「S」参照)が接続されている。また、TFT8のドレイン電極8dおよびゲート電極8g(図3や図4の「D」および「G」参照)は信号線6および走査線5にそれぞれ接続されている。
そして、TFT8は、後述する走査駆動手段15から走査線5を介してゲート電極8gにオン電圧が印加されるとオン状態となり、ソース電極8sやドレイン電極8dを介して放射線検出素子7内に蓄積されている電荷を信号線6に放出させる。また、走査線5を介してゲート電極8gにオフ電圧が印加されるとオフ状態となり、放射線検出素子7から信号線6への電荷の放出を停止して、放射線検出素子7内に電荷を蓄積させるようになっている。
また、本実施形態では、図2や図3に示すように、基板4上で1列の各放射線検出素子7ごとに1本の割合で各放射線検出素子7の第2電極7bにそれぞれバイアス線9が接続されており、各バイアス線9は基板4の検出部Pの外側の位置で結線10に結束されている。
そして、結線10は入出力端子11(パッドともいう。図2参照)を介してバイアス電源14(図3や図4参照)に接続されており、バイアス電源14から結線10や各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bに逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
なお、本実施形態では、各入出力端子11には、図5に示すように、後述する読み出しIC16や走査駆動手段15のゲートドライバー15bを構成するゲートIC15d等のチップがフィルム上に組み込まれたフレキシブル回路基板12が、異方性導電接着フィルム(Anisotropic Conductive Film)や異方性導電ペースト(Anisotropic Conductive Paste)等の異方性導電性接着材料13を介して接続されている。
そして、フレキシブル回路基板12は、基板4の裏面4b側に引き回され、裏面4b側で前述したPCB基板33に接続されるようになっている。このようにして、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSPが形成されている。なお、図5では、電子部品32等の図示が省略されている。
一方、各走査線5は、それぞれ入出力端子11を介して走査駆動手段15のゲートドライバー15bにそれぞれ接続されている。走査駆動手段15では、配線15cを介して電源回路15aからゲートドライバー15bにオン電圧とオフ電圧が供給されるようになっており、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間でそれぞれ切り替えるようになっている。
また、各信号線6は、各入出力端子11を介して読み出しIC16内に内蔵された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。本実施形態では、読み出し回路17は、主に増幅回路18と相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、アナログマルチプレクサー21と、A/D変換器20とが設けられている。なお、図3や図4では、相関二重サンプリング回路19はCDSと表記されている。
本実施形態では、増幅回路18は、オペアンプ18aと、オペアンプ18aにそれぞれ並列にコンデンサー18bおよび電荷リセット用スイッチ18cが接続され、オペアンプ18a等に電力を供給する電源供給部18dを備えたチャージアンプ回路で構成されている。そして、増幅回路18のオペアンプ18aの入力側の反転入力端子に信号線6が接続されている。
また、増幅回路18の電荷リセット用スイッチ18cは、制御手段22に接続されており、制御手段22によりオン/オフが制御されるようになっている。なお、本実施形態では、オペアンプ18aと相関二重サンプリング回路19との間には、電荷リセット用スイッチ18cと連動して開閉するスイッチ18eが設けられており、スイッチ18eは、電荷リセット用スイッチ18cがオン/オフ動作と連動してオフ/オン動作するようになっている。
各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理の際には、図6に示すように、増幅回路18の電荷リセット用スイッチ18cがオフ状態とされた状態で、各放射線検出素子7のTFT8にオン電圧が印加されてオン状態とされると、各放射線検出素子7内から信号線6に電荷がそれぞれ放出されて、各読み出し回路17の増幅回路18のコンデンサー18bに流れ込んで蓄積される。そして、増幅回路18では、コンデンサー18bに蓄積された電荷量に応じた電圧値がオペアンプ18aの出力側から出力されるようになっている。
相関二重サンプリング回路19は、各放射線検出素子7から電荷が流れ込む前後の増幅回路18からの出力値の増加分をアナログ値の画像データDとして下流側に出力する。そして、出力された各画像データDがアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データDに順次変換されて記憶手段23に出力されて順次保存される。このようにして画像データDの読み出し処理が行われるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。
そして、制御手段22は、走査駆動手段15や読み出し回路17を制御して上記のように画像データDの読み出し処理を行わせるなど、放射線画像撮影装置1の各機能部の動作等を制御するようになっている。また、図3や図4に示すように、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶手段23が接続されている。
また、本実施形態では、制御手段22には、前述したアンテナ41を備える無線通信部42が接続されており、無線通信部42は、アンテナ41を介して外部装置と信号等の無線通信を行ったり、画像データD等を無線方式で後述するコンソール58(図7や図8参照)に送信したりするようになっている。制御手段22には、さらに、走査駆動手段15や読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に必要な電力を供給するバッテリー24が接続されている。
なお、本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、内蔵されているバッテリー24の消耗を避けるため、走査駆動手段15や読み出し回路17等の各機能部に電力を供給して放射線画像撮影を行うことができる状態である撮影可能モード(wake upモード等ともいう。)と、無線通信部42等の必要な機能部にのみ電力を供給し、放射線画像撮影を行うことができないスリープ(sleep)モードとの間で、放射線画像撮影装置1の電力消費モードを切り替えることができるようになっている。
[放射線画像撮影システム]
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の構成等について説明する。図7は、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の構成例を示す図である。図7では、放射線画像撮影システム50が撮影室R1内等に構築されている場合が示されている。
撮影室R1には、ブッキー装置51が設置されており、ブッキー装置51は、そのカセッテ保持部51aに上記の放射線画像撮影装置1を装填して用いることができるようになっている。なお、図7では、ブッキー装置51として、立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bが設置されている場合が示されているが、例えば一方のブッキー装置51のみが設けられていてもよい。
図7に示すように、撮影室R1には、被写体を介してブッキー装置51に装填された放射線画像撮影装置1に放射線を照射する放射線源52Aが少なくとも1つ設けられている。本実施形態では、放射線源52Aを移動させたり、放射線の照射方向を変えることで、立位撮影用のブッキー装置51Aと臥位撮影用のブッキー装置51Bのいずれにも放射線を照射することができるようになっている。
撮影室R1には、撮影室R1内の各装置等や撮影室R1外の各装置等の間の通信等を中継するための中継器(基地局等ともいう。)54が設けられている。なお、本実施形態では、中継器54には、放射線画像撮影装置1が無線方式で画像データDや信号等の送受信を行うことができるように、アクセスポイント53が設けられている。
また、中継器54は、放射線発生装置55やコンソール58と接続されており、中継器54には、放射線画像撮影装置1やコンソール58等から放射線発生装置55に送信するLAN(Local Area Network)通信用の信号等を放射線発生装置55用の信号等に変換し、また、その逆の変換も行う図示しない変換器が内蔵されている。なお、図7中の45d等については後で説明する。
前室(操作室、コンソール室等ともいう。)R2には、本実施形態では、放射線発生装置55の操作卓57が設けられており、操作卓57には、放射線技師等の撮影者が操作して放射線発生装置55に対して放射線の照射開始等の指示を入力するための曝射スイッチ56が設けられている。放射線発生装置55は、撮影者により曝射スイッチ56が操作されると、放射線源52から放射線を照射させるようになっている。また、適切な線量の放射線が照射されるように放射線源52を調整する等の種々の制御を行うようになっている。
図7に示すように、本実施形態では、コンピューター等で構成されたコンソール58が前室R2に設けられている。なお、コンソール58を撮影室R1や前室R2の外側や別室等に設けるように構成することも可能であり、適宜の場所に設置される。
そして、コンソール58は、放射線画像撮影装置1や放射線発生装置55等に必要な情報を送信したり、放射線画像撮影装置1を起動、停止させたり、或いはその電力消費モードを必要に応じてスリープモードと撮影可能モードとの間で遷移させるなど、撮影室R1や前室R2内の各装置を制御するようになっている。
また、コンソール58には、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成される表示部58aが設けられており、また、図示しないマウスやキーボード等の入力手段を備えている。また、コンソール58には、HDD(Hard Disk Drive)等で構成された記憶手段59が接続され、或いは内蔵されている。
一方、放射線画像撮影装置1は、図8に示すように、ブッキー装置51には装填されずに、いわば単独の状態で用いることもできるようになっている。例えば、患者Hが病室R3のベッドBから起き上がれず、撮影室R1に行くことができないような場合には、図8に示すように、放射線画像撮影装置1を病室R3内に持ち込み、ベッドBと患者の身体との間に差し込んだり患者の身体にあてがったりして用いることができる。
また、この場合、図8に示すように、いわゆるポータブルの放射線発生装置55が例えば回診車71に搭載される等して病室R3に持ち込まれる。そして、ポータブルの放射線発生装置55の放射線52Pは、任意の方向に放射線を照射できるように構成されており、ベッドBと患者の身体との間に差し込まれる等した放射線画像撮影装置1に対して、適切な距離や方向から放射線を照射することができるようになっている。
また、この場合、アクセスポイント53が設けられた中継器54が放射線発生装置55内に内蔵されており、上記と同様に、中継器54が放射線発生装置55とコンソール58との間の通信や、放射線画像撮影装置1とコンソール58との間の通信や画像データDの送信等を中継するようになっている。
そして、この場合も、コンソール58は、放射線画像撮影システム50内の放射線画像撮影装置1や放射線発生装置55等の各装置を制御するようになっている。
なお、図7に示すように、放射線画像撮影装置1を、撮影室R1の臥位撮影用のブッキー装置51B上に横臥した患者(図示省略)の身体と臥位撮影用のブッキー装置51Bとの間に差し込んだり、臥位撮影用のブッキー装置51B上で患者の身体にあてがったりして用いることも可能であり、その場合は、ポータブルの放射線52Pや、撮影室R1に据え付けられた放射線源52Aのいずれを用いることも可能である。
本実施形態では、コンソール58は画像処理装置としても機能するようになっており、放射線画像撮影装置1から画像データD等が送信されてくると、それらに基づいてオフセット補正やゲイン補正、欠陥画素補正、撮影部位に応じた階調処理等の精密な画像処理を行って、放射線画像を生成するようになっている。
[放射線の照射開始の検出方法について]
次に、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1において本発明者らが見出した新たな放射線の照射開始の検出方法について説明する。検出方法としては、例えば、下記の2つの検出方法のいずれかを採用することが可能である。
[検出方法1]
例えば、放射線画像撮影において放射線画像撮影装置1に放射線が照射される前に、リークデータdleakの読み出し処理を繰り返し行うように構成することも可能である。なお、この検出方法については、詳しくは前述した特許文献6を参照されたい。
ここで、リークデータdleakとは、図9に示すように、各走査線5にオフ電圧を印加した状態で、オフ状態になっている各TFT8を介して各放射線検出素子7からリークする電荷qの信号線6ごとの合計値に相当するデータである。
そして、リークデータdleakの読み出し処理では、図6に示した画像データDの読み出し処理の場合とは異なり、図10に示すように、走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加して各TFT8をオフ状態とした状態で、読み出し回路17に読み出し処理を行わせるようになっている。
具体的には、図10に示すように、走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加して各TFT8をオフ状態とした状態で、制御手段22から各読み出し回路17の相関二重サンプリング回路19(図3や図4のCDS参照)にパルス信号Sp1、Sp2を送信する。
相関二重サンプリング回路19は、制御手段22からパルス信号Sp1が送信されると、その時点で増幅回路18から出力されている電圧値Vinを保持する。そして、増幅回路18のコンデンサー18bに各TFT8を介して各放射線検出素子7からリークする電荷qが蓄積されて増幅回路18から出力される電圧値が上昇した時点で制御手段22からパルス信号Sp2が送信されると、相関二重サンプリング回路19は、その時点で増幅回路18から出力されている電圧値Vfiを保持する。
そして、相関二重サンプリング回路19が電圧値の差分Vfi−Vinを算出して出力した値が、リークデータdleakとなる。リークデータdleakが、その後、A/D変換器20でデジタル値に変換されること等は、前述した画像データDの読み出し処理の場合と同様である。このようにして、リークデータdleakの読み出し処理が行われるようになっている。
しかし、各放射線検出素子7内では、各放射線検出素子7自体の熱(温度)による熱励起等によりいわゆる暗電荷(暗電流ともいう。)が常時発生している。そのため、リークデータdleakの読み出し処理のみを繰り返し行うように構成すると、各TFT8がオフ状態のままとなり、各放射線検出素子7内で発生した暗電荷が各放射線検出素子7内に蓄積され続ける状態になる。
そのため、この検出方法1では、図11に示すように、各走査線5にオフ電圧を印加した状態で行うリークデータdleakの読み出し処理と、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して行う各放射線検出素子7のリセット処理とを交互に行うように構成することが望ましい。
上記のように放射線画像撮影前にリークデータdleakの読み出し処理と各放射線検出素子7のリセット処理とを交互に行うように構成した場合、前述した放射線源52(図7や図8参照)から放射線画像撮影装置1に対して放射線の照射が開始されると、シンチレーター3(図1参照)で放射線から変換された電磁波が、各TFT8に照射される。
このようにして電磁波が各TFT8に照射されると、それにより、各TFT8を介して各放射線検出素子7からリークする電荷q(図9参照)がそれぞれ増加することが本発明者らの研究で分かっている。
そして、例えば図12に示すように、放射線画像撮影前にリークデータdleakの読み出し処理と各放射線検出素子7のリセット処理とを交互に行う場合、図13に示すように、放射線画像撮影装置1に対する放射線の照射が開始された時点で読み出されたリークデータdleakが、それ以前に読み出されたリークデータdleakよりも格段に大きな値になる。
なお、図12および図13では、図12で走査線5のラインL4にオン電圧が印加されてリセット処理が行われた後の4回目の読み出し処理で読み出されたリークデータdleakが、図13の時刻t1におけるリークデータdleakに対応する。また、図12において、「R」は各放射線検出素子7のリセット処理を表し、「L」はリークデータdleakの読み出し処理を表す。
そこで、放射線画像撮影装置1の制御手段22で、放射線画像撮影前のリークデータdleakの読み出し処理で読み出されたリークデータdleakを監視するように構成し、読み出されたリークデータdleakが、例えば予め設定された所定の閾値dleak_th(図13参照)以上になった時点で、放射線の照射が開始されたことを検出するように構成することが可能である。
[検出方法2]
また、上記の検出方法1のように、放射線画像撮影前にリークデータdleakの読み出し処理を行うように構成する代わりに、図14に示すように、放射線画像撮影前に、走査駆動手段15のゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して、各放射線検出素子7から照射開始検出用のデータdの読み出し処理を行うように構成することも可能である。なお、この検出方法については、詳しくは前述した特許文献7を参照されたい。
この場合、照射開始検出用のデータdの読み出し処理における読み出し回路17の増幅回路18の電荷リセット用スイッチ18cのオン/オフや、相関二重サンプリング回路19へのパルス信号Sp1、Sp2の送信等は、図6に示した画像データDの読み出し処理における処理と同様に行われる。すなわち、照射開始検出用のデータdは、放射線画像撮影前に読み出される画像データに相当する。
そして、このように放射線画像撮影前に照射開始検出用のデータdの読み出し処理を行うように構成した場合、放射線画像撮影装置1に対する放射線の照射が開始されると、その時点で読み出された照射開始検出用のデータdが、前述した図13に示したリークデータdleakの場合と同様に、それ以前に読み出された照射開始検出用のデータdよりも格段に大きな値になる。
そこで、放射線画像撮影装置1の制御手段22で、放射線画像撮影前の読み出し処理で読み出された照射開始検出用のデータdを監視するように構成し、読み出された照射開始検出用のデータdが予め設定された所定の閾値dth以上になった時点で、放射線の照射が開始されたことを検出するように構成することが可能である。
[放射線の照射開始検出以降の処理について]
制御手段22は、上記のようにして、放射線の照射が開始されたことを検出すると、例えば上記の検出方法1を採用した場合の図12に示すように、その時点で各走査線5へのオン電圧の印加を停止して、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加させ、各TFT8をオフ状態にして、放射線の照射により各放射線検出素子7内で発生した電荷を各放射線検出素子7内に蓄積させる電荷蓄積状態に移行させるようになっている。
そして、本実施形態では、放射線の照射開始を検出してから所定時間が経過し、放射線の照射が終了した後、制御手段22は、例えば放射線画像撮影前のリークデータdleakの読み出し処理で放射線の照射が開始されたことを検出した時点の直前のリセット処理でオン電圧が印加された走査線5(図12の場合は走査線5のラインL4)の次にオン電圧を印加すべき走査線5(図12の場合は走査線5のラインL5)からオン電圧の印加を開始し、各走査線5にオン電圧を順次印加させて、画像データDの読み出し処理を行うようになっている。
なお、走査線5の最初のラインL1からオン電圧の印加を開始し、各走査線5にオン電圧順次印加させて画像データDの読み出し処理を行うように構成することも可能である。
一方、本実施形態では、図示を省略するが、制御手段22は、画像データDの読み出し処理後、図12に示した画像データDの読み出し処理までの処理シーケンスと同じ処理シーケンスを繰り返して、各放射線検出素子7からオフセットデータOを読み出すようになっている。
このオフセットデータOは、画像データDに重畳されている、暗電荷に起因するオフセット分が各放射線検出素子7ごとに読み出されたものであり、オフセットデータOの読み出し処理は、放射線画像撮影装置1に放射線を照射しない状態で行われるようになっている。
そして、制御手段22は、読み出した画像データDやオフセットデータO等をコンソール58(図7や図8参照)に送信するようになっている。また、コンソール58は、送信されてきた画像データD等に基づいて放射線画像やプレビュー画像等を生成し、必要に応じて表示部58a上に表示するようになっている。
なお、検出方法2を採用し、放射線画像撮影前に照射開始検出用のデータdを読み出すように構成した場合も同様に構成することが可能である。
[振動等による放射線の照射開始の誤検出を防止するための構成について]
前述したように、上記のように、検出方法1や検出方法2を採用して、放射線画像撮影前に、読み出したリークデータdleakや照射開始検出用のデータdに基づいて、放射線画像撮影装置1自体で放射線の照射開始を検出するように構成した場合、放射線画像撮影装置1に衝撃や振動等が加わると、読み出されるリークデータdleakや照射開始検出用のデータdの値が異常に大きくなる場合がある。
そして、このように、読み出したリークデータdleakや照射開始検出用のデータdの値が大きな値になって閾値dleak_th、dth以上になると、実際には放射線画像撮影装置1に対して放射線が照射されていないにもかかわらず、読み出されたリークデータdleak等に基づいて放射線の照射が開始されたと誤検出されてしまう虞れがある。
以下、このような問題が生じることを回避するための本実施形態に係る放射線画像撮影装置1や放射線画像撮影システム50における構成等について説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1や放射線画像撮影システム50の作用についてもあわせて説明する。
ここで、説明を分かり易くするために、以下では、一例として、放射線画像撮影装置1の電力消費モードがスリープモードから撮影可能モードに切り替えられた時点から時系列的に説明する。
本実施形態では、前述したように、コンソール58から放射線画像撮影装置1に覚醒信号を送信したり、或いは、放射線画像撮影装置1の図示しないスイッチを操作する等して、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードから撮影可能モードに遷移させることができるようになっている。
そして、放射線画像撮影装置1の電力消費モードが撮影可能モードに遷移された直後の時点では、各放射線検出素子7内で発生した暗電荷が各放射線検出素子7内に蓄積されている場合がある。そこで、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、このように撮影可能モードに遷移された時点で、走査駆動手段15のゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して各放射線検出素子7のリセット処理を行うようになっている。
その際、暗電荷は、前述したように、各放射線検出素子7自体の熱(温度)による熱励起等により発生し、一般的に、スイッチ手段であるTFT8がオフ状態とされている時間が長いほど各放射線検出素子7内に蓄積される暗電荷の量は多くなる。そして、放射線画像撮影装置1の電力消費モードがスリープモードに切り替えられる前の撮影可能モードでは、各放射線検出素子7のリセット処理が行われて、各放射線検出素子7内から暗電荷等の残存電荷が除去されていると考えられる。
そのため、放射線画像撮影装置1の電力消費モードが撮影可能モードに遷移された直後の時点では、スリープモードの継続時間に応じた量の暗電荷が各放射線検出素子7内に蓄積されていると考えられる。すなわち、スリープモードの継続時間が長いほど、より多くの暗電荷が各放射線検出素子7内に蓄積される。
なお、各放射線検出素子7内に蓄積される暗電荷の量が増えると言っても、暗電荷は、基本的に、各放射線検出素子7の熱(温度)により各放射線検出素子7内のより低いエネルギーレベルにあった電子がより高いエネルギーレベルに励起することにより生じる電子正孔対である。また、一旦、高いエネルギーレベルに励起して生じた電子正孔対が失活して再結合する現象も生じる。
そのため、上記のようにスリープモードの継続時間が長いほど、より多くの暗電荷が各放射線検出素子7内に蓄積されると言っても、スリープモードにおいて各放射線検出素子7内で発生する暗電荷すなわち電子正孔対の量が増え、発生する電子正孔対の量と失活して再結合する電子正孔対の量とが平衡に達した時点で、発生する暗電荷の量の増加は止まり、その後は、各放射線検出素子7での暗電荷の量は一定になる。
逆に、スリープモードの継続時間が短ければ、各放射線検出素子7内にはさほど多くの暗電荷が蓄積されておらず、より短い時間だけ各放射線検出素子7のリセット処理を行うだけで、各放射線検出素子7内から暗電荷を有効に除去することができる。
そのため、上記のように、少なくとも放射線画像撮影装置1の電力消費モードがスリープモードから撮影可能モードに遷移された直後に行われる各放射線検出素子7のリセット処理については、スリープモードの継続時間に応じて、各放射線検出素子7のリセット処理の回数、すなわち走査駆動手段15のゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を1回ずつ順次印加して行う各放射線検出素子7のリセット処理を1回のリセット処理という場合のリセット処理の回数を可変させるように構成することが可能である。
この場合、例えば図15のαに示すように、各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを、スリープモードの継続時間τに対して線形に可変させるように構成することが可能である。また、図15のβに示すように、スリープモードの継続時間τを複数の領域に分け、各領域に対して各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを割り当てておく等して、各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを、スリープモードの継続時間τに対応して階段状に可変させるように構成することも可能である。
なお、放射線画像撮影装置1の電力消費モードがスリープモードである場合、前述したように、放射線画像撮影装置1内では例えば無線通信部42等の限られた機能部にしか電力が供給されていない。そのため、例えばスリープモードへの遷移が指示された時点で、制御手段22から、無線通信部42内のマイコン等のスリープモードでも電力が供給される機能部のマイコンに対してスリープモードの継続時間τのカウントの開始を指示する。
そして、当該マイコンでスリープモードの継続時間τをカウントし、放射線画像撮影装置1の電力消費モードがスリープモードから撮影可能モードに遷移された時点で、電力が供給されて起動した制御手段22に対して当該マイコンから継続時間τの情報を通知する。そして、制御手段22は、通知されたスリープモードの継続時間τに応じて、例えば図15に示した関係に従ってリセット処理の回数Sを決定して、各放射線検出素子7のリセット処理を行わせるように構成される。
一方、このようにして撮影可能モードへの遷移後の各放射線検出素子7のリセット処理を行った後で、すぐに例えば上記の放射線の照射開始の検出処理を開始するように構成すると、放射線画像撮影装置1のポジショニング、すなわち放射線画像撮影装置1の患者の身体等に対する位置合わせの際に、患者の身体等が放射線画像撮影装置1にぶつかったり、或いは放射線画像撮影装置1がベッドにぶつかる等して、放射線画像撮影装置1に衝撃や振動等が加わる。
そして、放射線画像撮影装置1に振動等が加わると、読み出したリークデータdleak(上記の検出方法1の場合)や照射開始検出用のデータd(上記の検出方法2の場合)の値が大きな値になって閾値dleak_th、dth以上になり、実際には放射線画像撮影装置1に対して放射線が照射されていないにもかかわらず、放射線の照射が開始されたと誤検出されてしまう虞れがあることは前述した通りである。
そこで、本実施形態では、上記のように、撮影可能モードへの遷移後の各放射線検出素子7のリセット処理等を行った後で、すぐには読み出したリークデータdleakや照射開始検出用のデータdに基づく放射線の照射開始の検出処理を開始しないようになっている。
なお、検出処理は開始しないが、リークデータdleakや照射開始検出用のデータdの読み出し動作を行うように構成することは可能である。すなわち、この場合、リークデータdleakや照射開始検出用のデータdを読み出すが、読み出したリークデータdleak等が閾値dleak_th等以上になったか否かの判定処理(すなわち検出処理)は行わない。
しかし、このように、読み出したリークデータdleak等に基づく放射線の照射開始の検出処理を開始しないと、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了し、放射線技師等の撮影者が放射線発生装置55の曝射スイッチ56(図7や図8参照)を操作して放射線画像撮影装置1に放射線を照射しても、放射線画像撮影装置1でそれを検出することができなくなってしまう。
そのため、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、撮影者らによる当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した時点で、上記の検出方法1や検出方法2を用いた放射線の照射開始の検出処理を開始するように構成されている。
そして、これを実現するためには、放射線画像撮影装置1の制御手段22に対して、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを知らせることが必要になるが、その際、放射線画像撮影装置1にポジショニングが完了したことを放射線技師等の撮影者が行うように構成すると、撮影者がいちいち通知しなければならないことを煩わしく思ったり、放射線画像撮影装置1に通知するのを忘れてしまう虞れもある。
そこで、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50では、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知するための信号を、撮影者の手を借りずに自動的に発信する検知手段が設けられるようになっている。そして、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段から受信した信号に基づいて当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したか否かを判断し、ポジショニングが完了したと判断すると、その時点で初めて、読み出したリークデータdleakに基づく放射線の照射開始の検出処理を開始するように構成されている。
このように、放射線画像撮影装置1の制御手段22に対して当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知するための信号を発信する検知手段としては、種々の検知手段を採用することが可能である。以下、検知手段の様々な構成例について説明する。
なお、例えば、これらの検知手段のうちの1つの検知手段のみを採用することも可能である。また、例えば、複数種類の検知手段を設けておき、それらの検知手段が発信する各信号に基づいてそれぞれ放射線画像撮影装置1の制御手段22が、ポジショニングが完了したか否かを判断するように構成することも可能である。
[検知手段の構成例1]
検知手段としては、図16に示すように、例えば放射線画像撮影装置1の筐体2の放射線入射面R(図1参照)の内側等、すなわち放射線入射面RとセンサーパネルSPとの間の部分等に、圧力センサー45aを取り付けるように構成することが可能である。そして、この場合は、検知手段としての圧力センサー45aから出力される信号すなわち圧力値が放射線画像撮影装置1の制御手段22に入力されるように構成される。
このように、検知手段として圧力センサー45aを用いるように構成すると、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1のポジショニングを行っている間は、放射線画像撮影装置1に患者の身体が触れたり離れたりするため、圧力センサー45aが出力する信号すなわち圧力値が時間的に変動する。そして、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると、圧力センサー45aから出力される圧力値がほぼ一定になる。
そこで、上記のように検知手段として圧力センサー45aを用いるように構成する場合、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段である圧力センサー45aから受信した圧力の信号(すなわち圧力値)の揺らぎが収束した時点で、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと判断するように構成することが可能である。
[検知手段の構成例2]
また、検知手段として、図17に示すように、例えば放射線画像撮影装置1の筐体2内の四隅の部分や、センサーパネルSPの四隅の部分等に、放射線画像撮影装置1に加わる振動を検知する振動センサー(ショックセンサー等ともいう。)45bを取り付けるように構成することが可能である。
そして、この場合は、検知手段としての振動センサー45bから出力される振動の信号すなわち放射線画像撮影装置1に加わった振動の大きさが放射線画像撮影装置1の制御手段22に入力されるように構成される。
このように、検知手段として振動センサー45bを用いるように構成すると、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1のポジショニングを行っている間は、放射線画像撮影装置1に患者の身体が触れたり離れたりするため、振動センサー45bが出力する信号すなわち振動の大きさが時間的に変動する。そして、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると、振動センサー45bから出力される振動の大きさがほぼ0になる。
そこで、上記のように検知手段として振動センサー45bを用いるように構成する場合、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段である振動センサー45bから受信した振動の信号(すなわち振動の大きさ)の揺らぎが収束してほぼ0になった時点で、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと判断するように構成することが可能である。
[検知手段の構成例3]
また、検知手段として、例えば放射線画像撮影装置1の筐体2内に、放射線画像撮影装置1の筐体2に患者の身体が接触することによる筐体2の温度上昇を検知する温度センサー45cを取り付けるように構成することが可能である。
この場合、例えば図16に示した圧力センサー45aと同様に、温度センサー45cを筐体2の放射線入射面Rの内側等に取り付けるように構成することも可能であり、また、例えば図18に示すように、筐体2のうち、患者の身体に接触する頻度が他の部分より高いと考えられる筐体2の放射線入射面R側の4つの辺の内側部分に、それぞれ温度センサー45cを取り付けるように構成することも可能である。
そして、この場合は、検知手段としての温度センサー45cから出力される信号すなわち温度の情報が放射線画像撮影装置1の制御手段22に入力されるように構成される。
このように、検知手段として温度センサー45cを用いるように構成すると、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1のポジショニングを行い、患者の身体が放射線画像撮影装置1に患者の身体が触れている間に、温度センサー45cが出力する信号すなわち温度が時間的に上昇する。そして、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了する頃には、一旦大きく上昇した温度が、緩やかに上昇する、或いはほとんど上昇しなくなる状態になる。
そこで、上記のように検知手段として温度センサー45cを用いるように構成する場合、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段である温度センサー45cから受信した温度の信号の上昇分が一旦増大した後、僅かな値に設定された所定の上昇分まで低下した時点で、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと判断するように構成することが可能である。
[検知手段の構成例4]
一方、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると、放射線技師等の撮影者は、放射線画像撮影に向けて患者に対して「撮影します」や「動かないでください」等の言葉をかける。
そこで、例えば、検知手段として、例えば撮影室R1(図7参照)内やポータブルの放射線発生装置55やコンソール58(図8参照)等に音声認識装置(図示省略)を設けるように構成することが可能である。
そして、音声認識装置は、上記の「撮影します」や「動かないで」等の特定のキーワードを認識すると信号を発信するように構成され、その信号が放射線画像撮影装置1の制御手段22に入力されるように構成される。
その際、音声認識装置から放射線画像撮影装置1に無線通信等により直接入力されるように構成してもよく、また、コンソール58等を経由して入力されるように構成することも可能である。この点は、以下の検知手段の構成例においても同様である。
このように、検知手段として音声認識装置を用いるように構成すると、上記のように、放射線技師等の撮影者が特定のキーワードを発声するのは放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後であるため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段である音声認識装置から上記の信号を受信した時点で、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと的確に判断することが可能となる。
[検知手段の構成例5]
また、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると、放射線技師等の撮影者は、放射線発生装置55の放射線源52(図7や図8参照)から照射される放射線の照射野の位置確認のために、放射線源52から可視光を照射させる場合が多い。
そこで、例えば、検知手段として、例えば放射線発生装置55や放射線源52に、放射線源52からの照射野の位置確認のために照射される可視光が照射されたことを検知する検知手段(図示省略)を設けるように構成することが可能である。そして、検知手段は、放射線源52から上記の可視光が照射されたことを検知すると信号を発信するように構成される。
このように、検知手段として、照射野の位置確認のための可視光が照射されたことを検知する検知手段を用いるように構成すると、上記のように、放射線技師等の撮影者がこのような可視光を照射するのは放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後であるため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段から上記の信号を受信した時点で、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと的確に判断することが可能となる。
[検知手段の構成例6]
また、放射線画像撮影システム50が図7に示したように撮影室R1や前室R2に構築されている場合には、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると、放射線技師等の撮影者は、撮影室R1と前室R2との間のドアDo(図7参照)を通りドアDoを閉めた後で、前室R2内の曝射スイッチ56を操作して放射線を照射させる。
そこで、例えば、検知手段として、図7に示すように、撮影室R1と前室R2との間のドアDoの近傍に、当該ドアDoが閉められたことを検知する検知手段45dを設けるように構成することが可能である。そして、検知手段45dは、当該ドアDoが閉められたことを検知すると信号を発信するように構成される。
このように、検知手段として、撮影室R1と前室R2との間のドアDoが閉められたことを検知する検知手段45dを用いるように構成すると、上記のように、放射線技師等の撮影者が当該ドアDoを閉めるのは放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後であるため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段45dから上記の信号を受信した時点で、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと的確に判断することが可能となる。
[検知手段の構成例7]
また、放射線技師等の撮影者は、図7に示した場合は勿論、図8に示した場合でも、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了して放射線を照射する際には、自らが被曝しないようにするために、放射線を照射する前に放射線画像撮影装置1から遠ざかる。
そこで、例えば、検知手段として、放射線画像撮影装置1にタグリーダー(図示省略)を取り付け、このタグリーダーで放射線技師等の撮影者の手首等に携帯されたRFID(Radio Frequency Identification)タグから情報を読み取るように構成することが可能である。
なお、この他にも、NFC(near field communication)等の技術を用いるように構成することも可能である。この点は、下記の構成例8の場合も同様である。また、この構成例7では、放射線画像撮影装置1での電力消費を避けるため、放射線画像撮影装置1側にRFIDタグを設け、放射線技師等の撮影者がタグリーダーを携帯するように構成することも可能である。
そして、検知手段としてのタグリーダー等のセンサーは、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1に接近して放射線画像撮影装置1のポジショニングを行っている間は、RFIDタグ等から情報を読み取ることができるが、撮影者が放射線画像撮影装置1から遠ざかると、それまで読み取ることができていた情報をRFID等から読み取ることができなくなる。
そこで、検知手段としてのタグリーダー等のセンサーは、このように、一旦読み取ることができるようになった情報が読み取れなくなった時点で、放射線画像撮影装置1から撮影者が遠ざかったことを検知するように構成される。そして、センサーは、撮影者が遠ざかったことを検知すると信号を発信するように構成される。
このように、検知手段として、放射線画像撮影装置1から撮影者が遠ざかったことを検知するタグリーダー等のセンサーを用いるように構成すると、上記のように、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1から遠ざかるのは放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後であるため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、センサーから上記の信号を受信した時点で、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと的確に判断することが可能となる。
[検知手段の構成例8]
また、放射線技師等の撮影者は、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了して放射線を照射する際には、上記のように放射線画像撮影装置1から遠ざかるとともに、コンソール58や曝射スイッチ56(図7や図8参照)に近づく。
そこで、例えば、検知手段として、今度は、コンソール58側や曝射スイッチ56側にタグリーダー等のセンサー(図示省略)を取り付けるように構成することが可能である。そして、検知手段としてのタグリーダー等のセンサーは、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1のポジショニングを完了してコンソール58や曝射スイッチ56に近づいてくると、RFIDタグ等から情報を読み取ることができるようになる。
そのため、検知手段としてのコンソール58側や曝射スイッチ56側に設けられたタグリーダー等のセンサーは、このように、RFIDタグ等から情報を読み取ることができるようになった時点で、撮影者が近づいたことを検知するように構成される。そして、センサーは、撮影者が近づいたことを検知すると信号を発信するように構成される。
このように、検知手段として、コンソール58側や曝射スイッチ56側に撮影者が近づいたことを検知するタグリーダー等のセンサーを用いるように構成すると、上記のように、放射線技師等の撮影者がコンソール58側や曝射スイッチ56側に近づくのは放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後であるため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、センサーから上記の信号を受信した時点で、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと的確に判断することが可能となる。
[検知手段の構成例9]
また、放射線技師等の撮影者は、図7に示した場合は勿論、図8に示した場合でも、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了して放射線を照射する際には、放射線発生装置55の曝射スイッチ56を必ず握る。
そこで、例えば、検知手段として、図19に示すように、例えば放射線発生装置55の曝射スイッチ56の握り56aの部分にタッチセンサー等の検知手段45eを取り付けるように構成することが可能である。そして、放射線技師等の撮影者が曝射スイッチ56を握ると、撮影者の手がタッチセンサー等の検知手段45eに触れる。
そのため、検知手段45eは、このように、撮影者の手が触れて撮影者により曝射スイッチ56が握られたことを検知すると信号を発信するように構成される。
このように、検知手段として、曝射スイッチ56が握られたことを検知すると信号を発信する検知手段45eを用いるように構成すると、上記のように、放射線技師等の撮影者が曝射スイッチ56を握るのは放射線を照射させるためであり、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後であるため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、センサー45eから上記の信号を受信した時点で、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと的確に判断することが可能となる。
そして、上記のいずれの構成例を採用した場合でも、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段が発信するポジショニングが完了したことを検知するための信号に基づいて当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを的確かつ自動的に判断することが可能となる。
そして、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、上記のようにしてポジショニングが完了したと判断すると、その時点で初めて、前述したように読み出したリークデータdleakや照射開始検出用のデータdに基づく放射線の照射開始の検出処理を開始するように構成される。
そのため、放射線画像撮影装置1のポジショニングを行っている最中には放射線の照射開始の検出処理は行われないため、ポジショニングの際に放射線画像撮影装置1に振動等が加わっても、それによって放射線の照射開始が誤検出されてしまうことを的確に防止することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後、放射線の照射が開始される前までには、検知手段45a〜45e等から放射線画像撮影装置1の制御手段22に対して、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知するための信号が的確かつ自動的に発信される。そのため、放射線画像撮影装置1に対して、装置1のポジショニングが完了し、放射線の照射開始の検出処理を開始すべきことを自動的かつ的確に知らせることが可能となる。
そして、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、放射線画像撮影装置1に対する放射線の照射が開始される前に、検知手段から受信した信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと的確に判断して、放射線の照射開始の検出処理を的確かつ自動的に開始することが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置1に対して放射線の照射が開始された時点では、確実に放射線の照射開始の検出処理が開始されているため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、放射線の照射が開始されたことを的確に検出することが可能となり、放射線画像撮影を的確に行うことが可能となる。
なお、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、リークデータdleak等に基づく放射線の照射開始の検出処理を開始した後は、前述したように、読み出したリークデータdleakが閾値dleak_th以上になった時点で放射線の照射開始を検出する(図13の時刻t1参照)。
そして、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、上記のようにして、放射線の照射が開始されたことを検出すると、図12に示したように、走査駆動手段15のゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加させて電荷蓄積状態に移行させる。そして、所定時間が経過した時点で、画像データDの読み出し処理を行う。
また、その後、オフセットデータOの読み出し処理を行う等して、読み出した画像データDやオフセットデータO等をコンソール58(図7や図8参照)に送信する。
また、本実施形態では、コンソール58は、送信されてきた画像データD等に基づいて表示部58a上に図示しないプレビュー画像を表示させたり、送信されてきた画像データD等に基づいてオフセット補正やゲイン補正、欠陥画素補正、撮影部位に応じた階調処理等の精密な画像処理を行って、放射線画像を生成する。これらの点については前述した通りである。
なお、本実施形態では、上記のようにして、放射線画像撮影装置1で放射線の照射開始の検出処理が、放射線技師等の撮影者の動作を必要とせずに、自動的に開始される。しかし、そのために、撮影者は、逆に、放射線画像撮影装置1で的確に放射線の照射開始の検出処理が開始されているか否かを確認する術がない。
そこで、例えば、放射線画像撮影装置1の制御手段22が、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと判断して、読み出したリークデータdleak等に基づく放射線の照射開始の検出処理を開始した時点で、コンソール58に開始信号を送信するように構成し、開始信号を受信したコンソール58がその表示部58a(図7や図8参照)上に、放射線画像撮影装置1が検出処理を開始した旨を表示するように構成することが可能である。
なお、この表示は、コンソール58の表示部58a上で行う代わりに、或いはそれと併用して、撮影室R1内に設けた図示しない表示部や、撮影者が携帯する図示しない携帯端末の表示部等に表示するように構成することも可能である。
そして、上記のように構成すれば、放射線技師等の撮影者は、表示部58a上の表示を見て、放射線画像撮影装置1が放射線の照射開始の検出処理を開始したか否かを的確かつ簡便に確認することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了していないにもかかわらず、放射線画像撮影装置1で放射線の照射開始の検出処理が開始されてしまったような場合や、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了して検出処理が正常に開始されたが、何らかの理由で撮影者がその検出処理を停止したい場合には、撮影者が放射線画像撮影装置1に指示して検出処理を停止させることができるように構成されていることが望ましい。
そこで、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと判断して、読み出したリークデータdleakに基づく放射線の照射開始の検出処理を開始した後で、放射線技師等の撮影者から当該検出処理の停止が指示された場合には、当該検出処理を停止するように構成されることが望ましい。
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50や放射線画像撮影装置1によれば、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段45a〜45e等から、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知するための信号を受信すると、受信した信号に基づいて当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと判断する。そして、その時点で初めて読み出したリークデータdleak(上記の検出方法1の場合)や照射開始検出用のデータd(上記の検出方法2の場合)に基づく放射線の照射開始の検出処理を開始するように構成した。
そのため、放射線画像撮影装置1のポジショニングを行っている最中には、放射線画像撮影装置1の制御手段22は放射線の照射開始の検出処理を行わない。そのため、ポジショニングの際に放射線画像撮影装置1に振動等が加わっても、それによって放射線の照射開始が誤検出されてしまうことを的確に防止することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了した後、放射線の照射が開始される前までには、検知手段45a〜45e等から放射線画像撮影装置1の制御手段22に対して、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知するための信号が的確かつ自動的に発信される。そのため、放射線画像撮影装置1に対して、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了し、放射線の照射開始の検出処理を開始すべきことを自動的かつ的確に知らせることが可能となる。
そして、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、放射線画像撮影装置1に対する放射線の照射が開始される前に、検知手段から受信した信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと的確に判断して、放射線の照射開始の検出処理を的確かつ自動的に開始することが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置1に対して放射線の照射が開始された時点では、確実に放射線の照射開始の検出処理が開始されているため、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、放射線の照射が開始されたことを的確に検出することが可能となり、放射線画像撮影を的確に行うことが可能となる。
このように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50や放射線画像撮影装置1によれば、放射線画像撮影装置1では、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了するまでは放射線の照射開始の検出処理が行われず、当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると自動的かつ的確に放射線の照射開始の検出処理が開始される。
そして、放射線技師等の撮影者が放射線画像撮影装置1をこのように適切に動作させるための特別な動作を行う必要がなく、放射線画像撮影における通常の動作を行うだけで、放射線画像撮影装置1が自動的に放射線の照射開始の検出処理を開始するため、放射線画像撮影装置1を含む放射線画像撮影システム50が、撮影者にとって使い勝手が良いものとなる。
なお、上記の実施形態では、検知手段の構成例についていくつかの構成例を挙げて説明したが、検知手段は、上記の各構成例で示したもののみに限定されず、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したことを検知することができるものであれば、他の形態の検知手段を採用することも可能である。
例えば、[検知手段の構成例5]で説明したように、放射線技師等の撮影者は、放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了すると、放射線発生装置55の放射線源52(図7や図8参照)から照射される放射線の照射野の位置確認のために、放射線源52から可視光を照射させる。
また、それと同時に、照射野の位置合わせのために、すなわち放射線が正しい位置に照射されるように、放射線源52の位置の調整等を行う場合が多い。そこで、例えば、放射線源52にその位置の変動を検知する検知手段(図示省略)を設け、その検知手段から、放射線画像撮影装置1の制御手段22に直接、或いはコンソール58を経由して、放射線源52の位置が変動されたことを表す信号を発信するように構成することも可能である。
また、例えば、放射線発生装置55の曝射スイッチ56が、不使用時に図示しないホルダーに収容されているタイプである場合には、例えば曝射スイッチ56がホルダーから取り出されたことを検知して信号を発信する検知手段を設けるように構成することも可能である。
そして、上記のように構成しても、放射線画像撮影装置1の制御手段22は、検知手段から受信した信号に基づいて当該放射線画像撮影装置1のポジショニングが完了したと適切に判断して、読み出したリークデータdleak等に基づく放射線の照射開始の検出処理を適切に開始することが可能となる。
一方、上記の実施形態の説明の中で、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードから撮影可能モードに遷移させた際に行われる各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを、スリープモードの継続時間τに依存して可変させるように構成することが可能であることについて説明した(図15参照)。
その際、そのスリープモードに入る前の撮影可能モードであった期間を考慮した場合、撮影可能モードの期間が短いと、各放射線検出素子7のリセット処理が十分に行われておらず、各放射線検出素子7内に電荷が多く残存する状態でスリープモードに遷移した可能性がある。
そして、このように撮影可能モードの期間が短く、各放射線検出素子7内に電荷が多く残存している場合、その後のスリープモードの継続時間τが短かったからといって、各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを少なくしてしまうと、各放射線検出素子7のリセット処理が十分に行われないために各放射線検出素子7内の電荷の残存量が多くなってしまう可能性がある。
そこで、上記のように、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードから撮影可能モードに遷移させた際に行われる各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを、スリープモードの継続時間τだけでなく、その前の撮影可能モードの期間の長さにも依存して可変させるように構成することが可能である。
その際、スリープモードに遷移する前の撮影可能モードの期間の長さが各放射線検出素子7内の電荷の残存量に影響するのは、一般的に、撮影可能モードの期間が非常に短かった場合だけである。すなわち、撮影可能モードがある一定期間以上継続された場合には、各放射線検出素子7のリセット処理が十分に行われていると考えられ、各放射線検出素子7内には電荷はほとんど残存していない。
そのため、上記の場合、例えば、スリープモードに遷移する前の撮影可能モードの期間が、短い時間に設定される所定の期間以内であった場合に、上記のようにしてスリープモードの継続時間τに基づいて設定される回数Sに所定の回数を加算した回数として、各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを可変させるように構成することが可能である。
また、放射線画像撮影装置1の電力消費モードをスリープモードから撮影可能モードに遷移させた際に行われる各放射線検出素子7のリセット処理の回数Sを、スリープモードの継続時間τ等に基づいて可変させる処理は、上記の実施形態のように、リークデータdleak等に基づいて装置自体で放射線の照射開始の検出処理を行うように構成されている放射線画像撮影装置1に適用することができるが、このような放射線画像撮影装置1に適用する場合に限定されない。
すなわち、例えば、放射線画像撮影装置と放射線発生装置55との間で信号等のやり取りを行い、連携して放射線画像撮影を行うように構成されている放射線画像撮影システム等にも適用することが可能である。そして、このような放射線画像撮影システムでも、コンソール58が放射線画像撮影装置の電力消費モードをスリープモードから撮影可能モードに切り替えた際に、上記のようにして可変されて設定された回数Sだけ各放射線検出素子7のリセット処理が行われるように構成される。
なお、本発明が上記の実施形態や変形例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置
5 走査線
6 信号線
7 放射線検出素子
8 TFT(スイッチ手段)
15 走査駆動手段
17 読み出し回路
22 制御手段
45a〜45e 検知手段
45a 圧力センサー(検知手段)
45b 振動センサー(検知手段)
45c 温度センサー(検知手段)
50 放射線画像撮影システム
52 放射線源
55 放射線発生装置
56 曝射スイッチ
58 コンソール
58a 表示部
D 画像データ
d 照射開始検出用のデータ
dleak リークデータ(データ)
Do ドア
q 電荷
R1 撮影室
R2 前室

Claims (16)

  1. 複数の走査線および複数の信号線と、
    二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
    前記各走査線にオン電圧とオフ電圧とをそれぞれ切り替えて印加する走査駆動手段と、
    前記各走査線に接続され、オン電圧が印加されると前記放射線検出素子に蓄積された電荷を前記信号線に放出させるスイッチ手段と、
    前記放射線検出素子から放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路と、
    放射線画像撮影前に、前記読み出し回路で読み出されたデータに基づいて放射線の照射開始の検出処理を行うとともに、放射線の照射開始の検出後に、少なくとも前記走査駆動手段と前記読み出し回路とを制御して、前記各放射線検出素子から放出された前記電荷をそれぞれ画像データとして読み出す制御手段と、
    を備える放射線画像撮影装置と、
    前記放射線画像撮影装置に放射線を照射する放射線源と、前記放射線源からの放射線の照射開始の指示を入力する曝射スイッチとを備える放射線発生装置と、
    前記放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したことを検知するための信号を発信する検知手段と、
    を備え、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段から受信した前記信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断すると、読み出した前記データに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始することを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、
    放射線画像撮影前に、前記走査駆動手段から前記各走査線にオフ電圧を印加して前記各スイッチ手段をオフ状態とした状態で前記各スイッチ手段を介して前記各放射線検出素子からリークした前記電荷をリークデータとして読み出すリークデータの読み出し処理を行わせ、読み出した前記リークデータに基づいて放射線の照射開始の検出処理を行うように構成されており、
    前記検知手段から受信した前記信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断すると、読み出した前記リークデータに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、
    放射線画像撮影前に、前記走査駆動手段から前記各走査線にオン電圧を順次印加して照射開始検出用のデータの読み出し処理を行わせ、読み出した前記照射開始検出用のデータに基づいて放射線の照射開始の検出処理を行うように構成されており、
    前記検知手段から受信した前記信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断すると、読み出した前記照射開始検出用のデータに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記検知手段は、前記放射線画像撮影装置に取り付けられた圧力センサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記圧力センサーから受信した圧力の前記信号の揺らぎが収束した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記検知手段は、前記放射線画像撮影装置に取り付けられた振動センサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記振動センサーから受信した振動の前記信号の揺らぎが収束した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記検知手段は、前記放射線画像撮影装置に取り付けられた温度センサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記温度センサーから受信した温度の前記信号の上昇分が一旦増大した後、所定の上昇分まで低下した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記検知手段は、音声認識装置であり、かつ、特定のキーワードを認識すると信号を発信するように構成されており、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記音声認識装置から前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記検知手段は、前記放射線発生装置の前記放射線源からの放射線の照射野の位置確認のために照射される可視光が照射されたことを検知すると信号を発信するように構成されており、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段から前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記放射線画像撮影装置および前記放射線発生装置の前記放射線源が撮影室内にあり、前記放射線発生装置の前記曝射スイッチが前室にある場合において、
    前記検知手段は、前記撮影室と前記前室との間のドアが閉められたことを検知すると信号を発信するように構成されており、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段から前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記検知手段は、
    前記放射線画像撮影装置から撮影者が遠ざかったことを検知すると信号を発信する、前記放射線画像撮影装置に設けられたセンサー、または、前記撮影者が携帯するセンサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記センサーから前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  11. システム内の各装置を制御するコンソールを備え、
    前記検知手段は、撮影者が前記コンソールに近づいたことを検知すると信号を発信する、前記コンソール側に設けられたセンサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記センサーから前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  12. 前記検知手段は、撮影者が前記曝射スイッチに近づいたことを検知すると信号を発信する、前記曝射スイッチ側に設けられたセンサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記センサーから前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  13. 前記検知手段は、前記曝射スイッチに設けられ、前記曝射スイッチが握られたことを検知すると信号を発信するセンサーであり、
    前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、前記検知手段である前記センサーから前記信号を受信した時点で、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  14. 表示部を有し、システム内の各装置を制御するコンソールを備え、
    前記コンソールは、前記放射線画像撮影装置の前記制御手段が、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断して、読み出した前記データに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始すると、その旨を前記表示部上に表示することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  15. 前記放射線画像撮影装置の前記制御手段は、当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断して、読み出した前記データに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始した後で、当該検出処理の停止が指示された場合には、当該検出処理を停止することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  16. 複数の走査線および複数の信号線と、
    二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、
    前記各走査線にオン電圧とオフ電圧とをそれぞれ切り替えて印加する走査駆動手段と、
    前記各走査線に接続され、オン電圧が印加されると前記放射線検出素子に蓄積された電荷を前記信号線に放出させるスイッチ手段と、
    前記放射線検出素子から放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路と、
    放射線画像撮影前に、前記読み出し回路で読み出されたデータに基づいて放射線の照射開始の検出処理を行うとともに、放射線の照射開始の検出後に、少なくとも前記走査駆動手段と前記読み出し回路とを制御して、前記各放射線検出素子から放出された前記電荷をそれぞれ画像データとして読み出す制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したことを検知するための信号を受信すると、当該信号に基づいて当該放射線画像撮影装置のポジショニングが完了したと判断して、読み出した前記データに基づく前記放射線の照射開始の検出処理を開始することを特徴とする放射線画像撮影装置。
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