JP2014001030A - 乗客コンベアの踏段清掃装置 - Google Patents

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Shingo Tada
信吾 多田
Tetsuya Kitagawa
哲也 北川
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Abstract

【課題】乗客コンベアの踏段を簡単に清掃できる乗客エレベータの踏段清掃装置を提供する。
【解決手段】エスカレータ10の下階側の乗降板48の下方に設けられた踏段清掃装置50であって、反転する踏段30に水蒸気を噴き出す噴き出し管54と、乗降板48に設けられた水蒸気の注入口58から噴き出し管54に水蒸気を送るための連結管56とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの踏段清掃装置に関するものである。
従来より、エスカレータの踏段清掃は、管理者が湿らした布、又はモップなどにより踏段を一段ずつ手作業にて清掃を実施していた。
また、踏段の塵や油などを排除するために、ブラシを機械的に動かし清掃する清掃装置も提案されている。
特開2008−285292号公報 特開2000−281272号公報
しかし、管理者が手によって清掃作業を行なうのは時間がかかる上、踏段のクリート及びライザのクリート溝とライザ溝の凹底部まで清掃することは難しいという問題点があった。また、回転式のブラシによって清掃する場合には、清掃装置をエスカレータに別途設置しなければならないという問題点があった。
そこで、本実施形態は、上記問題点に鑑み、乗客コンベアの踏段を簡単に清掃できる乗客エレベータの踏段清掃装置を提供することを目的とする。
本実施形態は、乗降板の下方に設けられ、反転する踏段へ洗浄用の液体又は気体を噴き出す噴き出し口が開口した噴き出し管と、前記液体又は前記気体を注入するために前記乗降板に設けられた注入口と、前記乗降板の下方に設けられ、前記注入口と前記噴き出し管を結ぶ連結管と、を有した乗客コンベアの踏段清掃装置である。
一実施形態のエスカレータの側面から見た全体説明図である。 下階側の乗降板の位置における拡大説明図である。 踏段清掃装置の平面図である。 噴き出し管の噴き出し口とクリート溝との関係を示す図である。 踏段清掃装置を用いて清掃を行うときの斜視図である。 同じく清掃が終わった状態の斜視図である。
以下、本実施形態の乗客コンベアの清掃装置について図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレータ10を用いて清掃装置50を説明する。
(1)エスカレータ10の構造
エスカレータ10の構造について図1に基づいて説明する。図1は、エスカレータ10の側面から見た全体説明図である。
エスカレータ10のトラス12は、建物の上階側の建物梁と下階側の建物梁との間に掛け渡されている。このトラス12は、上階側の水平トラス14、下階側の水平トラス16、両水平トラス14,16の間に設けられた斜めトラス18とより構成されている。
上階側の水平トラス14内部は機械室20であり、機械室20には、制御装置22、駆動源であるモータ24、上階側のスプロケット26が設けられている。
下階側の水平トラス16内部には、下階側のスプロケット28が設けられ、上階側スプロケット26と下階側スプロケット28の間には、不図示の踏段チェーンが掛け渡されている。この踏段チェーンには、複数の踏段30が取り付けられている。
踏段30は、クリート(踏板)32、ライザ34を有し、踏板32とライザ34とは踏段フレーム36に固定されている。踏段フレーム36の前側には、前輪38が回動可能に取り付けられ、後側には後輪40が回動可能に取り付けられている。クリート32、ライザ34は凹凸形状をなし、クリート溝33、ライザ溝35が形成されている。
トラス12の上面には、左右一対の欄干42,42が立設され、左右一対の欄干42,42には、それぞれ手摺りベルト44,44が設けられている。これら手摺りベルト44,44は、モータ24により踏段30と同期して移動する。
エスカレータ10の上階側の水平トラス14の上には取り外し自在な乗降板46が設けられ、下階側の水平トラス16の上面にも着脱自在な乗降板48が設けられている。この乗降板48は、下階側の水平トラス16の内部を点検するための出入口として、トラス12から取り外し可能な構造となっている。また、乗降板48の中央部分には、長方形状の凹部である取り付け面60が設けられ、その取り付け面60には長方形の文字プレート52が着脱自在に載置されている。この文字プレート52は、建物などの設置構造、階数表示、又は、製造社名を表示するものであるが、使用者の指定により表示内容が変わるため、乗降板48とは別部品であり、乗降板48に対し着脱自在である(図5参照)。また、下階側の乗降板48には、本実施形態の清掃装置50が設けられている。この踏段清掃装置50については後から詳しく説明する。
(2)踏段清掃装置50の構造
次に、踏段清掃装置50の構造について図2〜図3に基づいて説明する。
踏段清掃装置50は、高圧の水蒸気によって踏段30を清掃するものであり、噴き出し管54、連結管56、注入口58とを有している。
注入口58は、文字プレート52を取り外した取り付け面60に開口している。注入口58には、市販の高圧洗浄機64の噴射ノズル66の先端が差し込め、高圧の水蒸気を注入できる。
噴き出し管54は、乗降板48の下方に固定されている。噴き出し管54は、踏段30の幅方向に設置され、所定間隔毎に噴き出し口62がやや下方を向いて開口している。
連結管56は、注入口58と噴き出し管54の中央部とを結ぶ手段であり、ホース又はパイプより構成されている。
さらに、この文字プレート52の取り付け面60には、高圧洗浄機64の電源プラグを差し込むためのコンセント70が設けられている。
噴き出し管54の取り付け位置について更に詳しく説明する。噴き出し管54の取り付け位置下方には、不図示の反転レールによって踏段30が反転する。この踏段30の反転する姿勢は、図2に示すように、クリート32が外側に位置すると共にクリート32の端部からライザ34が下向きに設けられている。なお、踏段30の姿勢は、エスカレータ10が上昇方向であっても下降方向であっても変わることがない。そして、噴き出し管54は、乗降板48の下方であって、かつ、踏段30のクリート32とライザ34との接合部付近に向かって噴き出し口62から水蒸気を噴き出す。また、この噴き出し口62の位置は、図3に示すように、クリート32とライザ34のクリート溝33とライザ溝35に向かって噴き出す。これによって、クリート溝33とライザ溝35の凹底部まで水蒸気が届く。
一方、上階側の踏段30の反転方向は、図1に示すように、クリート32の上部からライザ34が設けられた姿勢となっているため、仮に乗降板46の下方に噴き出し管54を取り付け、噴き出し口62から水蒸気を噴射しても、ライザ34に水蒸気が直接当たらない可能性がある。そのため、本実施形態では下階側の反転部分に噴き出し管54を設けている。
(3)踏段清掃装置50の使用方法
次に、エスカレータ10の管理者が、踏段清掃装置50を用いて踏段30を清掃する方法について説明する。
まず、図5に示すように、管理者は乗降板48から文字プレート52を取り外し、高圧洗浄機64の噴射ノズル66を注入口58に差し込む。また、高圧洗浄機64の電源プラグ68をコンセント70に差し込む。
次に、管理者はエスカレータ10を点検動作のモードで移動させる。この場合に踏段30は上昇方向でも下降方向でもよい。
次に、管理者は高圧洗浄機64のスイッチをON状態にして水蒸気を高圧で噴き出す。図2と図3に示すように、噴射ノズル66から噴射された高圧の水蒸気は、連結管56を通って噴き出し管54に至り、噴き出し口62から踏段30のクリート32とライザ34に向かって噴き出される。このときに、噴き出し口62はクリート溝33とライザ溝35に対応して設けられているため、図4に示すように、クリート溝33とライザ溝35の凹底部まで水蒸気が届き、埃、塵、油などを取り除くことができる。これによって、踏段30の隅々まで水蒸気によって清掃できる。踏段30を清掃した水蒸気は、水平トラス16内部に設けられている不図示の油受け部に流れ込み回収できる。
最後に、踏段30の清掃が終了すると、高圧洗浄機64のスイッチを切り、コンセント70から電源プラグ68を外して、図6に示すように、取り付け面60に文字プレート52を被せる。これによって、踏段30の清掃が終了する。
(4)効果
上記実施形態の踏段清掃装置50においては、噴き出し管54の噴き出し口62から噴射された水蒸気によって踏段30を隅々まで掃除できる。この場合に、管理者は高圧洗浄機64の噴射ノズル66を注入口58に差し込むだけでよく、従来のように手作業したり、清掃装置を踏段30の上に設置したりする手間がない。
また、下階側の乗降板48の下方に噴き出し管54が設けられているため、踏段30が反転するときにクリート32とライザ34の両方を一度に清掃できる。
踏段清掃装置50を構成する噴き出し管54、連結管56及び注入口58は、全て乗降板48に設けられているため、従来この踏段清掃装置50を有していなかったエスカレータ10であっても、乗降板48を交換するだけで、新たに踏段清掃装置50を取り付けることができる。
噴き出し管54の噴き出し口62が、クリート32とライザ34のクリート溝33とライザ溝35に対応して開口しているため、クリート溝33とライザ溝35の凹底部まで清掃できる。
注入口58とコンセント70は、着脱自在な文字プレート52の取り付け面60に設けられているため、清掃作業が終了した後に文字プレート52を取り付け面60に被せると、注入口58とコンセント70が乗客から隠すことができる。
(5)変更例
上記実施形態では、注入口58には高圧洗浄機64の噴射ノズル66を差し込み可能にしたが、これに限らず、空気を噴き出すエアコンプレッサのノズルを差し込み可能にして、高圧の空気によって清掃を行なってもよい。
また、高圧洗浄機64やエアコンプレッサを接続せず、ホースなどによって洗浄液や洗浄気体を注入口58から注入してもよい。
また、高圧洗浄機64からは、水蒸気ではなく洗浄液を噴き出してもよい。
また、上階側の乗降板46の下方に、本実施形態の踏段清掃装置50を設けてもよい。
また、上記実施形態では、乗客コンベアとしてはエスカレータ10で説明したが、動く歩道の乗降板の下方に踏段清掃装置50を設けてもよい。
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10・・・エスカレータ、12・・・トラス、14・・・上階側の水平トラス、16・・・下階側の水平トラス、30・・・踏段、32・・・クリート、33・・・クリート溝、34・・・ライザ、48・・・下階側の乗降板、50・・・踏段清掃装置、52・・・文字プレート、54・・・噴き出し管、56・・・連結管、58・・・注入口、60・・・取り付け面、62・・・噴き出し口、64・・・高圧洗浄機、66・・・噴射ノズル、68・・・電源プラグ、70・・・コンセント
本実施形態は、乗降板の下方に設けられ、反転する踏段へ洗浄用の液体又は気体を噴き出す噴き出し口が開口した噴き出し管と、前記液体又は前記気体を注入するために前記乗降板に設けられた注入口と、前記乗降板の下方に、かつ、前記乗降板に沿って設けられ、前記注入口と前記噴き出し管を結ぶ連結管と、を有した乗客コンベアの踏段清掃装置である。

Claims (8)

  1. 乗降板の下方に設けられ、反転する踏段へ洗浄用の液体又は気体を噴き出す噴き出し口が開口した噴き出し管と、
    前記液体又は前記気体を注入するために前記乗降板に設けられた注入口と、
    前記乗降板の下方に設けられ、前記注入口と前記噴き出し管を結ぶ連結管と、
    を有した乗客コンベアの踏段清掃装置。
  2. 前記乗客コンベアがエスカレータであり、
    前記噴き出し管、前記注入口、前記連結管とが前記エスカレータの下階側に設けられている、
    請求項1に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
  3. 前記噴き出し管、前記連結管とが、前記注入口が開口した前記乗降板の下方に一体に固定されている、
    請求項1又は2に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
  4. 前記噴き出し管は、前記踏段の幅方向に設けられ、
    前記噴き出し口は、前記踏段のクリート溝及びライザ溝に対応して前記噴き出し管に開口している、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
  5. 前記乗降板に開口した前記注入口に板状の蓋が着脱自在に被せてある、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
  6. 前記注入口には、前記液体又は前記気体を噴射する高圧洗浄機の噴射ノズルが差し込み可能である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
  7. 前記注入口には、前記気体を噴射するエアーコンプレッサの噴射ノズルが差し込み可能である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
  8. 前記高圧洗浄機の電源プラグ、又は、前記エアーコンプレッサの電源プラグを差し込むためのコンセントを有する、
    請求項6又は7に記載の乗客コンベアの踏段清掃装置。
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