JP2014001036A - エレベータシステム - Google Patents

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田 真 一 永
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Abstract

【課題】エネルギ損失を低減させて、省エネ効率を向上させることができるエレベータシステムを提供する。
【解決手段】実施の形態によるエレベータシステム1は、昇降路2内を昇降自在なかご30と、昇降路2の上方に設けられた機械室3または昇降路2内に固定されたマシンビーム12と、を備えている。マシンビーム12に、かご30を昇降させる昇降駆動部10が取り付けられている。昇降駆動部10とマシンビーム12との間に、昇降駆動部10から発生して伝達される振動によって発電する発電部材13が介在されている。
【選択図】図2

Description

本発明の実施の形態は、エレベータシステムに関する。
従来より、エレベータのかごの質量と釣合錘の質量との関係により、かごが回生方向に走行した場合に発生する回生電力を蓄電して、かごの走行駆動に利用するエレベータシステムが確立されている。しかしながら、このようなエレベータシステムでは、かごの昇降に伴い発生する振動は、防振ゴムなどによって減衰または発散させている。このため、振動のエネルギが損失されており、省エネ化が不十分であるという問題がある。
また、釣合おもりを、バランス調整用おもりと動吸振器おもりとで構成し、バランス調整用おもりと動吸振器おもりとの間にアクチュエータを介在させているエレベータシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このアクチュエータは、かごの昇降に伴い発生した振動のエネルギにより発生する回生電力を蓄電装置に蓄電するとともに、蓄電装置から供給された電力を振動エネルギに変換して振動し、動吸振器おもりを、かごの縦振動を吸収するように振動させている。
特開2009−62179号公報
しかしながら、特許文献1に示すエレベータシステムでは、釣合おもりに発生する振動のエネルギだけが利用されている。このため、エレベータシステムにて発生する他の振動のエネルギの損失が依然として存在しており、省エネ化の余地が残されている。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、エネルギ損失を低減させて、省エネ効率を向上させることができるエレベータシステムを提供することを目的とする。
実施の形態によれば、昇降路内を昇降自在なかごと、前記昇降路の上方に設けられた機械室または前記昇降路内に固定されたマシンビームと、前記マシンビームに取り付けられ、前記かごを昇降させる昇降駆動部と、を備え、前記昇降駆動部と前記マシンビームとの間に、前記昇降駆動部から発生して伝達される振動によって発電する発電部材が介在されていることを特徴とするエレベータシステムが提供される。
また、実施の形態によれば、昇降路内を昇降自在なかごと、前記かごを、ロープを介して昇降させる昇降駆動部と、前記ロープの端部を固定するロープ固定部と、を備え、少なくとも一方の前記ロープ固定部は、前記ロープの前記端部に連結された第1抑え板と、前記昇降路の上方に設けられた機械室または前記昇降路内に固定され、前記第1抑え板を支持する第2抑え板と、を有し、前記第1抑え板と前記第2抑え板との間に、前記ロープから発生して伝達される振動によって発電する発電部材が介在されていることを特徴とするエレベータシステムが提供される。
さらに、実施の形態によれば、昇降路内を昇降自在なかごと、前記かごを昇降させる昇降駆動部と、を備え、前記かごは、かご本体と、前記かご本体を下方から支持するかご下枠と、を有し、前記かご本体と前記かご下枠との間に、前記かご本体から発生して伝達される振動によって発電する発電部材が介在されていることを特徴とするエレベータシステムが提供される。
図1は、実施の形態におけるエレベータシステムの全体構成を示す図である。 図2は、実施の形態におけるエレベータシステムの機械室を示す斜視図である。 図3は、実施の形態におけるエレベータシステムのかごを示す図である。 図4は、図3のA部を拡大して示す図である。
図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態におけるエレベータシステムについて説明する。
図1に示すように、エレベータシステム1は、昇降路2内を昇降自在なかご30と、ロープ5を介してかご30を昇降させる巻上機(昇降駆動部)10と、かご30にロープ5を介して連結された釣合おもり6と、を備えている。このうち、かご30は、ロープ5が巻き掛けられるかご側シーブ34(後述)を有し、釣合おもり6は、ロープ5が巻き掛けられるおもり側シーブ7を有している。ロープ5は、巻上機10のトラクションシーブ11にも巻き掛けられている。このようにして、巻上機10によりロープ5が巻き上げられて、昇降路2内においてかご30および釣合おもり6が昇降するようになっている。
次に、図2を用いて、巻上機10とマシンビーム12との間に取り付けられた発電部材について説明する。
本実施の形態においては、巻上機10は、昇降路2の上方に設けられた機械室3内に設置されている。具体的には、機械室3の機械室床4上に、マシンビーム12が固定され、当該マシンビーム12に、巻上機10が取り付けられている。巻上機10とマシンビーム12との間に、巻上機10から発生して伝達される振動によって発電する巻上機発電部材(発電部材)13が介在されている。また、巻上機10と巻上機発電部材13との間に、巻上機防振部材(防振部材)14が介在されている。なお、巻上機10と巻上機防振部材14との間には、トラクションシーブ11(図1参照)が取り付けられたシーブビーム15が介在されている。ここで、図2は、巻上機発電部材13、巻上機防振部材14、ヒッチ部発電部材26、ヒッチ部防振部材27を明瞭に示すために、これらの部材を分解図のようにして示している。
巻上機防振部材14は、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン等の弾性を有する高分子材料により形成されていることが好適である。このようにして、エレベータが稼働している間(すなわち、かご30が昇降している間)、巻上機10に発生する振動が、巻上機防振部材14に伝達されて、巻上機防振部材14が弾性変形することによって振動が部分的に吸収される。
巻上機発電部材13は、圧電素子により構成されていることが好適である。すなわち、巻上機10から伝達される振動は、巻上機防振部材14によって部分的に吸収されるが、巻上機防振部材14によって吸収されなかった振動が、巻上機発電部材13に伝達される。そして、圧電素子により構成された巻上機発電部材13は、伝達される振動エネルギを電気エネルギに変換して発電する。
機械室床4上には、巻上機10を制御する制御装置40と、制御装置40に接続された駆動用蓄電装置(蓄電装置)41と、が設けられている。このうち、駆動用蓄電装置41は、エレベータを稼動するための電力を蓄電して、この蓄電された電力を、通常稼動時または停電時などに制御装置40を介して巻上機10に供給するためのものである。この駆動用蓄電装置41に巻上機発電部材13が接続されている。すなわち、巻上機発電部材13は、駆動用蓄電装置41および制御装置40を介して巻上機10に接続されている。このようにして、巻上機発電部材13により発電された電力は、駆動用蓄電装置41に蓄電され、通常稼動時または停電時などに、制御装置40を介して巻上機10に供給されるようになっている。
巻上機発電部材13と駆動用蓄電装置41は、配線ダクト42内に収容された第1蓄電配線(配線)43によって接続されている。すなわち、機械室床4上に、巻上機発電部材13から駆動用蓄電装置41に延びる配線ダクト42が設けられており、巻上機発電部材13と駆動用蓄電装置41とを接続する第1蓄電配線43が、当該配線ダクト42内に収容されている。このことにより、点検時などで作業者が第1蓄電配線43に足を引っ掛けることを防止でき、作業者の安全を確保することができる。なお、巻上機発電部材13と配線ダクト42との間で露出される第1蓄電配線43の部分は、マシンビーム12などの部材に沿って配置させることが好ましい。このことにより、作業者の安全をより一層確保することができる。また、配線ダクト42は、巻上機10の近傍にまで延びており、制御装置40と巻上機10は、配線ダクト42内に収容された第1供給配線45によって接続されている。
次に、図2を用いて、ロープ5の端部を固定するヒッチ部(ロープ固定部)20に取り付けられた発電部材について説明する。
本実施の形態においては、図1および図2に示すように、機械室床4上に、ロープ5の端部を固定するヒッチ部20が設けられている。ヒッチ部20は、図2に示すように、ロープ5の端部に連結された上部抑え板(第1抑え板)21と、上部抑え板21を支持する下部抑え板(第2抑え板)22と、を有している。より詳細には、ロープ5の端部に、シャックルロッド23が固定され、シャックルロッド23の外周に、コイルバネ24が装着されている。このコイルバネ24は、シャックルロッド23に螺着された2つのナット25と、上部抑え板21との間で挟まれている。また、下部抑え板22は、機械室床4に固定されている。
上部抑え板21と下部抑え板22との間には、ロープ5から発生して伝達される振動によって発電するヒッチ部発電部材(発電部材)26が介在されている。また、上部抑え板21とヒッチ部発電部材26との間には、ヒッチ部防振部材(防振部材)27が介在されている。なお、本実施の形態においては、図1に示すように、ロープ5の両端が、機械室床4上に設けられたヒッチ部20にそれぞれ固定されているが、ヒッチ部発電部材26は、このうちの一方のヒッチ部20に取り付けられていてもよく、あるいは、両方のヒッチ部20に取り付けられていてもよい。
ヒッチ部防振部材27は、巻上機防振部材14と同様に、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン等の弾性を有する高分子材料により形成されていることが好適である。このようにして、エレベータが稼働している間、ロープ5に発生する振動が、コイルバネ24およびヒッチ部防振部材27に伝達されて、コイルバネ24およびヒッチ部防振部材27が弾性変形することによって振動が部分的に吸収される。
ヒッチ部発電部材26は、圧電素子により構成されていることが好適である。すなわち、ロープ5から伝達される振動は、コイルバネ24およびヒッチ部防振部材27によって部分的に吸収されるが、コイルバネ24およびヒッチ部防振部材27によって吸収されなかった振動が、ヒッチ部発電部材26に伝達される。そして、圧電素子により構成されたヒッチ部発電部材26は、伝達される振動エネルギを電気エネルギに変換して発電する。
ヒッチ部発電部材26は、上述した駆動用蓄電装置41に接続されている。すなわち、ヒッチ部発電部材26は、駆動用蓄電装置41および制御装置40を介して巻上機10に接続されている。このようにして、ヒッチ部発電部材26により発電された電力は、駆動用蓄電装置41に蓄電され、通常稼動時または停電時などには、制御装置40を介して巻上機10に供給されるようになっている。
ヒッチ部発電部材26と駆動用蓄電装置41は、上述した配線ダクト42内に収容された第2蓄電配線(配線)44によって接続されている。すなわち、配線ダクト42は、ヒッチ部発電部材26の近傍にまで延びており、ヒッチ部発電部材26と駆動用蓄電装置41とを接続する第2蓄電配線44が、当該配線ダクト42内に収容されている。このことにより、点検時などで作業者が第2蓄電配線44に足を引っ掛けることを防止でき、作業者の安全を確保することができる。なお、ヒッチ部発電部材26と配線ダクト42との間で露出される第2蓄電配線44の部分は、下部抑え板22などの部材に沿って配置させることが好ましい。このことにより、作業者の安全をより一層確保することができる。
次に、図3および図4を用いて、かご30に取り付けられた発電部材について説明する。
図3に示すように、かご30は、かご室を形成するかご本体31と、かご本体31のかご床31aを下方から支持するかご床受け枠(かご下枠)32と、かご床受け枠32から上方に延びてかご本体31を側方から支持するかご縦枠33と、を有している。このうち、かご床受け枠32に、ロープ5が巻き掛けかけられるかご側シーブ34(図1参照)が設けられている。また、かご本体31内には、かご室を照らす照明装置46が設けられている。
図4に示すように、かご本体31とかご床受け枠32との間に、かご本体31から発生して伝達される振動によって発電するかご発電部材(発電部材)35が介在されている。また、かご本体31とかご発電部材35との間に、かご防振部材(防振部材)36が介在されている。ここで、図4は、かご発電部材35、かご防振部材36を明瞭に示すために、これらの部材を分解図のようにして示している。
かご防振部材36は、巻上機防振部材14と同様に、天然ゴム、合成ゴム、ウレタン等の弾性を有する高分子材料により形成されていることが好適である。このようにして、エレベータが稼働している間、かご本体31に発生する振動が、かご防振部材36に伝達されて、かご防振部材36が弾性変形することによって振動が少なくとも部分的に吸収される。
かご発電部材35は、圧電素子により構成されていることが好適である。すなわち、かご本体31から伝達される振動は、かご防振部材36によって部分的に吸収されるが、かご防振部材36によって吸収されなかった振動が、かご発電部材35に伝達される。そして、圧電素子により構成されたかご発電部材35は、伝達される振動エネルギを電気エネルギに変換して発電する。
かご発電部材35は、かご本体31に設けられた照明用蓄電装置(蓄電装置)46を介して、照明装置46に接続されている。このうち照明用蓄電装置47は、かご本体31の上面に設けられており、照明装置46を駆動するための電力を蓄電して、通常稼動時または停電時などに照明装置46に供給するためのものである。このようにして、かご発電部材35により発電された電力は、照明用蓄電装置47に蓄電され、通常稼動時または停電時などに、照明装置46に供給されるようになっている。
かご発電部材35と照明用蓄電装置47は、かご床受け枠32およびかご縦枠33に沿って配置された第3蓄電配線(配線)48によって接続されている。このことにより、かご30が昇降している間、昇降路2内に設置された他の機器などに配線が引っ掛かり、第3蓄電配線48が断線することを防止できる。この場合、第3蓄電配線48は、かご床受け枠32の内側およびかご縦枠33の内側に配置されていることが好ましい。このことにより、第3蓄電配線48の断線をより一層防止できる。また、照明用蓄電装置47と照明装置46は、第2供給配線49によって接続されている。
次に、このような形態からなる本実施の形態の作用について説明する。
乗場(図示せず)に停止しているかご30を昇降させる場合、まず、図1および図2に示すように、制御装置40からの指令を受けて巻上機10がトラクションシーブ11を回転駆動する。このことにより、かご側シーブ34を介してかご30が昇降するとともに、おもり側シーブ7を介して釣合おもり6が昇降する。かご30および釣合おもり6が昇降している間、巻上機10、ロープ5、かご30のかご本体31に振動が発生する。
巻上機10に発生した振動は、図2に示すように、巻上機防振部材14に伝達されて、部分的に巻上機防振部材14に吸収される。そして、巻上機防振部材14によって吸収されなかった振動は、巻上機発電部材13に伝達され、巻上機発電部材13によって振動エネルギが電気エネルギに変換される。このようにして、巻上機発電部材13は巻上機10の振動によって発電する。発電により得られた電力は、駆動用蓄電装置41に蓄電される。
同様に、ロープ5に発生した振動は、コイルバネ24およびヒッチ部防振部材27に伝達されて、部分的にコイルバネ24およびヒッチ部防振部材27に吸収される。そして、コイルバネ24およびヒッチ部防振部材27によって吸収されなかった振動は、ヒッチ部発電部材26に伝達され、ヒッチ部発電部材26によって振動エネルギが電気エネルギに変換される。このようにして、ヒッチ部発電部材26はロープ5の振動によって発電する。発電により得られた電力は、駆動用蓄電装置41に蓄電される。
駆動用蓄電装置41に蓄電された電力は、通常稼動時または停電時などに、制御装置40を介して巻上機10に供給され、巻上機10の駆動に利用される。
また、かご本体31に発生した振動は、図3および図4に示すように、かご防振部材36に伝達されて、部分的にかご防振部材36に吸収される。そして、かご防振部材36によって吸収されなかった振動は、かご発電部材35に伝達され、かご発電部材35によって振動エネルギが電気エネルギに変換される。このようにして、かご発電部材35はかご本体31の振動によって発電する。発電により得られた電力は、かご本体31に設けられた照明用蓄電装置47に蓄電される。
照明用蓄電装置47に蓄電された電力は、通常稼動時または停電時などに、かご本体31内に設けられた照明装置46に供給され、照明装置46の駆動に利用される。
このように本実施の形態によれば、エレベータが稼働されている間、巻上機10とマシンビーム12との間に設けられた巻上機発電部材13が、巻上機10から発生して伝達される振動によって発電する。このため、巻上機10から発生した振動エネルギを電気エネルギに変換して利用することができる。この結果、エネルギ損失を低減させて、省エネ効率を向上させることができる。とりわけ、本実施の形態によれば、巻上機10と巻上機発電部材13との間に巻上機防振部材14が介在されている。このことにより、巻上機発電部材13を、巻上機防振部材14とマシンビーム12とで挟み込むことができ、巻上機防振部材14に伝達される振動を効率良く巻上機発電部材13に伝達することができる。このため、巻上機10にて発生した振動から効率良く発電することができる。
また、本実施の形態によれば、巻上機発電部材13は、駆動用蓄電装置41を介して巻上機10に接続されている。このことにより、巻上機発電部材13により発電された電力を、駆動用蓄電装置41に蓄電し、巻上機10に供給することができる。このため、巻上機10にて発生した振動から得られた電力を、有効に利用することができる。
また、本実施の形態によれば、エレベータが稼働されている間、ヒッチ部20の上部抑え板21と下部抑え板22との間に設けられたヒッチ部発電部材26が、ロープ5から発生して伝達される振動によって発電する。このため、ロープ5から発生した振動エネルギを電気エネルギに変換して利用することができる。この結果、エネルギ損失を低減させて、省エネ効率を向上させることができる。とりわけ、本実施の形態によれば、上部抑え板21とヒッチ部発電部材26との間にヒッチ部防振部材27が介在されている。このことにより、ヒッチ部発電部材26を、ヒッチ部防振部材27と下部抑え板22とで挟み込むことができ、ヒッチ部防振部材27に伝達される振動を効率良くヒッチ部発電部材26に伝達することができる。このため、ロープ5にて発生した振動から効率良く発電することができる。
また、本実施の形態によれば、ヒッチ部発電部材26は、駆動用蓄電装置41を介して巻上機10に接続されている。このことにより、ヒッチ部発電部材26により発電された電力を、駆動用蓄電装置41に蓄電し、巻上機10に供給することができる。このため、ロープ5にて発生した振動から得られた電力を、有効に利用することができる。
また、本実施の形態によれば、エレベータが稼働されている間、かご30のかご本体31とかご床受け枠32との間に設けられたかご発電部材35が、かご本体31から発生して伝達される振動によって発電する。このため、かご本体31から発生した振動エネルギを電気エネルギに変換して利用することができる。この結果、エネルギ損失を低減させて、省エネ効率を向上させることができる。とりわけ、本実施の形態によれば、かご本体31とかご発電部材35との間にかご防振部材36が介在されている。このことにより、かご発電部材35を、かご防振部材36とかご床受け枠32とで挟み込むことができ、かご防振部材36に伝達される振動を効率良くかご発電部材35に伝達することができる。このため、かご本体31にて発生した振動から効率良く発電することができる。
また、本実施の形態によれば、かご発電部材35は、照明用蓄電装置47を介して照明装置46に接続されている。このことにより、かご発電部材35により発電された電力を、照明用蓄電装置47に蓄電し、照明装置46に供給することができる。このため、かご本体31にて発生した振動から得られた電力を、有効に利用することができる。
なお、本実施の形態においては、昇降路2の上方に機械室3が設けられて、巻上機10およびヒッチ部20が機械室床4上に設置されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、昇降路2の上部に機械室3が設けられておらず、巻上機10が昇降路2の内壁に設置されている場合にも本発明を適用することができる。この場合、昇降路2の内壁にマシンビーム12が固定されて、このマシンビーム12に、図2に示す形態と同様にして、巻上機発電部材13を介して巻上機10が取り付けられるようにすればよい。また、ヒッチ部20は、昇降路2の内壁またはかご30の昇降を案内するガイドレール(図示せず)に設置されていていてもよい。この場合であっても、ヒッチ部20は、昇降路2の内壁またはガイドレールに、図2に示す形態と同様にして取り付けることができる。なお、駆動用蓄電装置41、制御装置40、配線ダクト42は、昇降路2の内壁に固定させることができる。
また、本実施の形態においては、巻上機発電部材13およびヒッチ部発電部材26によって発電された電力は、駆動用蓄電装置41に蓄電されて、巻上機10に供給される例について説明したが、これに限らず、他の負荷に供給してもよい。同様に、かご発電部材35によって発電された電力は、照明用蓄電装置47に蓄電されて、照明装置46に供給される例について説明したが、これに限らず、他の負荷に供給してもよい。
また、本実施の形態においては、巻上機10と巻上機発電部材13との間に巻上機防振部材14が介在されている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、巻上機防振部材14は、巻上機発電部材13とマシンビーム12との間に介在されていてもよい。さらには、巻上機10とマシンビーム12との間に巻上機防振部材14が介在されていなくてもよい。同様に、ヒッチ部防振部材27は、ヒッチ部発電部材26と下部抑え板22との間に介在されていてもよく、さらには、ヒッチ部防振部材27が、上部抑え板21と下部抑え板22との間に介在されていなくてもよい。また、かご防振部材36は、かご発電部材35とかご床受け枠32との間に介在されていてもよく、さらには、かご防振部材36が、かご本体31とかご床受け枠32との間に介在されていなくてもよい。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるエレベータシステムは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 エレベータシステム
2 昇降路
3 機械室
4 機械室床
5 ロープ
6 釣合おもり
7 おもり側シーブ
10 巻上機
11 トラクションシーブ
12 マシンビーム
13 巻上機発電部材
14 巻上機防振部材
15 シーブビーム
20 ヒッチ部
21 上部抑え板
22 下部抑え板
23 シャックルロッド
24 コイルバネ
25 ナット
26 ヒッチ部発電部材
27 ヒッチ部防振部材
30 かご
31 かご本体
31a かご床
32 かご床受け枠
33 かご縦枠
34 かご側シーブ
35 かご発電部材
36 かご防振部材
40 制御装置
41 駆動用蓄電装置
42 配線ダクト
43 第1蓄電配線
44 第2蓄電配線
45 第1供給配線
46 照明装置
47 照明用蓄電装置
48 第3蓄電配線
49 第2供給配線

Claims (12)

  1. 昇降路内を昇降自在なかごと、
    前記昇降路の上方に設けられた機械室または前記昇降路内に固定されたマシンビームと、
    前記マシンビームに取り付けられ、前記かごを昇降させる昇降駆動部と、を備え、
    前記昇降駆動部と前記マシンビームとの間に、前記昇降駆動部から発生して伝達される振動によって発電する発電部材が介在されていることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記昇降駆動部と前記発電部材との間に、防振部材が介在されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記発電部材に、蓄電装置を介して前記昇降駆動部が接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記発電部材と前記蓄電装置は、配線ダクト内に収容された配線によって接続されていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータシステム。
  5. 昇降路内を昇降自在なかごと、
    前記かごを、ロープを介して昇降させる昇降駆動部と、
    前記ロープの端部を固定するロープ固定部と、を備え、
    少なくとも一方の前記ロープ固定部は、前記ロープの前記端部に連結された第1抑え板と、前記昇降路の上方に設けられた機械室または前記昇降路内に固定され、前記第1抑え板を支持する第2抑え板と、を有し、
    前記第1抑え板と前記第2抑え板との間に、前記ロープから発生して伝達される振動によって発電する発電部材が介在されていることを特徴とするエレベータシステム。
  6. 前記第1抑え板と前記発電部材との間に、防振部材が介在されていることを特徴とする請求項5に記載のエレベータシステム。
  7. 前記発電部材に、蓄電装置を介して前記昇降駆動部が接続されていることを特徴とする請求項5または6に記載のエレベータシステム。
  8. 前記発電部材と前記蓄電装置は、配線ダクト内に収容された配線によって接続されていることを特徴とする請求項7に記載のエレベータシステム。
  9. 昇降路内を昇降自在なかごと、
    前記かごを昇降させる昇降駆動部と、を備え、
    前記かごは、かご本体と、前記かご本体を下方から支持するかご下枠と、を有し、
    前記かご本体と前記かご下枠との間に、前記かご本体から発生して伝達される振動によって発電する発電部材が介在されていることを特徴とするエレベータシステム。
  10. 前記かご本体と前記発電部材との間に、防振部材が介在されていることを特徴とする請求項9に記載のエレベータシステム。
  11. 前記かごは、前記かご本体内に設けられた照明装置を有し、
    前記発電部材に、蓄電装置を介して、前記照明装置が接続されていることを特徴とする請求項9または10に記載のエレベータシステム。
  12. 前記かごは、前記かご下枠から上方に延び、前記かご本体を側方から支持するかご縦枠を有し、
    前記発電部材と前記蓄電装置は、前記かご下枠および前記かご縦枠に沿って配置された配線によって接続されていることを特徴とする請求項11に記載のエレベータシステム。
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