JP2014005659A - 窓開閉操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハンドルを容易に所定の姿勢にできる窓開閉操作装置を提供する。
【解決手段】 本発明では、スライド移動する障子3にワイヤロープ9とチェーン11からなる線条体を連結する。チェーン11をハンドルボックス12内のスプロケット18に掛けている。連結部24を介してハンドル25に連結されている回転軸23にスプロケット18が連結される。ハンドル25のボール33が連結部24の凹部38に係合した状態でハンドル25を回転させると、線条体9・11が駆動されて障子3が開閉する。障子3を全閉させた状態でハンドル25を障子3の閉じ方向に回転させ、または障子3を全開させた状態でハンドル25を障子3の開き方向に回転させると、ハンドル25のボール33が連結部24の凹部38から外れて、ハンドル25が空転する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の開口部に対して水平方向にスライド移動可能に配置した一または複数の障子を手動で開閉するための窓開閉操作装置に関するものである。
前記窓開閉操作装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に示すものがある。その特許文献1・2に記載の窓開閉操作装置では、無端状に構成したチェーンなどの線条体を一対の滑車やスプロケットなどに掛け渡すとともに障子に連結している。そして、前記一対の滑車やスプロケットなどのうち、一方の滑車やスプロケットなどにハンドルを連結して当該ハンドルを手動で回転することで、前記障子を水平方向にスライド移動させて窓を開閉するようになっている。
実公昭18−1537号公報 実開昭51−109635号公報
窓開閉操作装置では、窓を全閉または全開したときに前記ハンドルが、例えば垂下姿勢(所定の姿勢)になるように、設置(施工)の際に調節することになるが、その調節の手間が煩わしいことになる。また、窓の開閉を長期間繰り返すことで前記線条体が延びてしまい、窓を全閉または全開したときにハンドルが前記垂下姿勢にならない虞がある。この場合、ハンドルの姿勢の見栄えがよくないことになる。
本発明は、かかる不都合を解決することを目的とするものであり、ハンドルの姿勢の調節の手間を省略できるうえ、窓の開閉を繰り返しても確実にハンドルを所定の姿勢にできる窓開閉操作装置を提供することにある。
本発明は、前記不都合を解決するものである。すなわち本発明は、建物の開口部に配置している障子3を水平方向にスライド移動させて開閉操作する窓開閉操作装置であって、障子3には、線条体9・11を連結していて、線条体9・11は、ハンドル25によって回転駆動される回転駆動体18に掛けており、回転駆動体18およびその回転駆動体18とハンドル25との間に介在する回転軸23を、建物の適所に配置しているハンドルボックス12に回転自在に支持しており、回転軸23に円柱状の連結部24を連結しており、連結部24は、ハンドル25の回転中心に設けている嵌合孔28に空回り可能に嵌め込まれており、ハンドル25には、嵌合孔28の周面から嵌合孔28の径方向に延びる一または複数本の放射状孔32と、放射状孔32内において嵌合孔28側に配置しているボール33と、ボール33を連結部24側へ付勢する弾性体34とを有しており、連結部24の外周面には、ボール33が係合可能な複数個の凹部38を形成しており、ボール33が連結部24の凹部38に係合している状態でハンドル25を手動で回転操作すると、その回転力が回転駆動体18に伝達されて線条体9・11が駆動されて障子3が開閉し、障子3を全閉にした状態でハンドル25を障子3の閉じ方向に回転操作した場合、または障子3を全開にした状態でハンドル25を障子3の開き方向に回転操作した場合には、ハンドル25のボール33が連結部24の凹部38から外れて、ハンドル25が空転することを特徴とする。
ここでの線条体9・11には、ワイヤロープやチェーンなどが該当し、またワイヤロープやチェーンなどの複数種類の線条体を繋ぎ合わせた場合も該当する。回転駆動体18には、滑車やスプロケットなどが該当する。弾性体34には、コイルバネやゴムなどが該当する。ここでは、回転軸23を回転駆動体18の軸に直接固定した場合や、回転軸23を、歯車などを介して回転駆動体18に連結した場合などが該当する。回転軸23と連結部24との連結には、連結部24を回転軸23に直接固定(連結)した場合や、他の部材を介して連結した場合などが含まれる。
本発明の窓開閉操作装置は、ハンドル25のボール33が連結部24の凹部38に係合している状態でハンドル25を手動で回転させると、そのハンドル25の回転力が、ハンドル25のボール33、連結部24および回転軸23を介して回転駆動体18に伝達されて線条体9・11が駆動される。それによって障子3が水平方向にスライド移動して開閉される。
そして、障子3が閉じられることによって全閉して線条体9・11が駆動不能になった状態で、ハンドル25を障子3の閉じ方向に更に回転操作すると、前述の線条体9・11の駆動不能に伴って回転駆動体18が回転しないので、ハンドル25のボール33が弾性体34の付勢力に抗して連結部24の凹部38から外れ、ハンドル25が空転する。それによってハンドル25を所定の姿勢、例えば垂下姿勢にすることができる。
また、障子3が開かれることによって全開して線条体9・11が駆動不能になった状態で、ハンドル25を障子3の開き方向に更に回転操作した場合にも、回転駆動体18が回転しないために、前記ハンドル25のボール33が連結部24の凹部38から外れてハンドル25が空転し、それによってハンドル25を所定の姿勢にすることができる。
このように、障子3の全閉時および全開時には確実にハンドル25を所定の姿勢(例えば垂下姿勢)にすることができるので、施工などの際にハンドル25の姿勢を調節する手間を省略できるうえ、窓の開閉を繰り返しても確実にハンドル25を所定の姿勢にできて、ハンドル25の姿勢の見栄えをよくすることができる。
本発明の窓開閉操作装置に係るハンドルの要部を切断した正面図である。 図1のハンドルの要部の拡大図である。 図1のA−A線矢視断面図である。 窓開閉操作装置の全体図である。
本発明に係る窓開閉操作装置の一実施例を図1ないし図4に基づいて説明する。その窓開閉操作装置は、図4に示すように、建物の外壁の開口部に配置している片引き窓1をハンドル25によって開閉操作するものである。その片引き窓1は、2連1組の連窓として配置している。
各片引き窓1は、建物の開口部に配置してあって方形状に枠組みした窓枠2内に左右一対の障子3・4をそれぞれ配置しており、その一対の障子3・4のうち、一方の障子3を、窓枠2内において水平方向(図4では左右方向)にスライド移動自在に支持している。他方の障子4は窓枠2内に固定している。各障子3・4は、方形状に枠組みした框6の内方に板ガラス7を装着している。
前記一方の障子3・3の下端部には障子ブラケット8をそれぞれ取り付けており、各障子ブラケット8にワイヤロープ9の中間部をそれぞれ連結している。そのワイヤロープ9が駆動されることによって、各障子3がそれぞれ開閉される。ワイヤロープ9の両端は、それぞれターンバックル10・10を介してチェーン11の両端に連結しており、ワイヤロープ9とチェーン11とで無端状(環状)の線条体を形成している。
前記チェーン11の中間部は、図1および図3に示すハンドルボックス12内に導かれている。ハンドルボックス12は、図4に示すように、建物の内壁などの適所であって片引き窓1の横側(図4では右側)、かつ下方に配置(固定)している。ワイヤロープ9は、片引き窓1の横側(図4では左側)に配置しているコーナ滑車(回転従動体)14と、ハンドルボックス12の上側に配置している一対の転向滑車15・16とに架けた状態でターンバックル10・10に連結されている。
ハンドルボックス12の内部には、前記チェーン11に噛合するスプロケット(回転駆動体)18と、そのスプロケット18に対して同軸状に配置していてラップスプリングクラッチ(不図示)を介してスプロケット18に連結している第1歯車19と、その第1歯車19に噛合している第2歯車20と、その第2歯車20に噛合している歯車部22を有する回転軸23などを配置している。それにより、ワイヤロープ9とチェーン11とからなる線条体が、スプロケット18とコーナ滑車14とに亘って掛け渡されることになる。また、回転軸23が、スプロケット18とハンドル25との間に介在することになる。スプロケット18、第1歯車19、第2歯車20および回転軸23は、ハンドルボックス12内に回転自在に支持されている。
前記回転軸23の先端(図3では左端)には、円柱状の連結部24を連結(固定)しており、その連結部24は回転軸23の同軸上に位置している。連結部24は、図2に示すように、前記ハンドル25の基端側である円柱状の回転軸部26に設けている円柱状の嵌合孔28に空回り可能に嵌め込まれている。なお、ハンドル25の先端部には、円柱状の握り29(図1)を設けている。
ハンドル25の回転軸部26には、前記嵌合孔28の周面から当該回転軸部26の外周面31へ向けて放射状に延びている六本の放射状孔32と、各放射状孔32内において嵌合孔28側に配置しているボール33と、各放射状孔32内に配置していてボール33を連結部24側へ付勢するコイルバネ(弾性体)34と、各放射状孔32の内周面に設けた雌ネジ(不図示)に螺合する六角穴付止めネジ36とを有している。コイルバネ34は、ボール33と六角穴付止めネジ36との間に配置している。
前記連結部24の外周面には、ハンドル25のボール33が係合可能な九個の半球状の凹部38を形成している。各凹部38は、連結部24の外周面の周方向に等間隔に並べて設けられている。ハンドル25の各放射状孔32の嵌合孔28側の開口は、連結部24の隣り合う凹部38・38どうしの間隔に等しい間隔でハンドル25の嵌合孔28の周方向に並んで配置している。それによって、全ての放射状孔32の嵌合孔28側の開口が、同時に連結部24の凹部38に対面可能になっており、その対面状態で各ボール33が連結部24の凹部38にそれぞれ係合する(図2の状態)。
そして、各ボール33が連結部24の凹部38にそれぞれ係合している状態で、ハンドル25を手動で回転させると、その回転力がボール33、連結部24、回転軸23、その回転軸23の歯車部22、第2歯車20および第1歯車19を介してスプロケット18に伝達されてチェーン11が駆動される。それにより、ワイヤロープ9を介して各片引き窓1の一方の障子3がそれぞれ開閉操作される。
前記ラップスプリングクラッチは、第1歯車19からスプロケット18への回転力の伝達を許容する一方で、第1歯車19が停止している状態でスプロケット18を回転させようとしてもそのスプロケット18の回転を阻止する。つまり、ハンドル25を使わずに一方の障子3を直接手などで開けようとした場合には、それに連動してチェーン11とワイヤロープ9とを介してスプロケット18が回転しようとするが、第1歯車19が停止しているので前述のようにスプロケット18の回転が阻止される。それにより、チェーン11とワイヤロープ9とが動くことができず、従って一方の障子3を開くことができない。その結果、例えば侵入者が、建物外から一方の障子3を手などで開いて建物内に侵入することを防止できる。
本発明の作用を説明すると、連結部24の凹部38にハンドル25のボール33が係合している状態(図1および図2の状態)でハンドル25を回転させると、ハンドル25の回転力がボール33を介して連結部24に伝わって当該連結部24が回転し、それに伴ってハンドルボックス12の回転軸23が回転する。それにより、チェーン11が駆動されてワイヤロープ9を介して各片引き窓1の一方の障子3がそれぞれ開閉される。なお、ハンドル25の回転方向に対応させて、片引き窓1の一方の障子3の開く方向または閉じる方向を定めている。ハンドル25のボール33が連結部24の凹部38に係合している状態は、ハンドル25のコイルバネ34の付勢力によって維持される。
片引き窓1が全閉または全開の状態になったときには、一方の障子3はそれ以上の移動ができなくなって停止するために、ワイヤロープ9およびチェーン11が駆動不能になって、スプロケット18および回転軸23の回転も停止する。その状態のときにハンドル25が所定の姿勢、例えば図1の垂下姿勢からずれて、傾いた姿勢(図1での時計方向または反時計方向)になっている場合に、ハンドル25を強制的に回転させることで、ハンドル25のボール33が、コイルバネ34の付勢力に抗して連結部24の凹部38の斜面に沿って迫り上がって放射状孔32内に退入し、連結部24の凹部38から外れ、ハンドル25が空転する。それによってハンドル25を前記垂下姿勢まで回転させることができる。
なお、各ターンバックル10とチェーン11との間には、図4に示すように、ストッパー41・42をそれぞれ配置しており、例えば、片引き窓1が全閉状態になったときに、一方のストッパー41がハンドルボックス12の上面43に当接し(図1の状態)、片引き窓1が全開状態になったときに、他方のストッパー42がハンドルボックス12の上面43に当接するようにしている。
このように、片引き窓1が全閉になってもハンドル25を更に一方の障子3が閉じられる方向に回転させた場合、または片引き窓1が全開になってもハンドル25を更に一方の障子3が開く方向に回転させた場合にはハンドル25が空転するので、片引き窓1を全閉または全開したときにハンドル25が所定の姿勢(垂下姿勢)になっていないときに、前述のようにハンドル25を空転させることで、ハンドル25を確実に所定の姿勢にすることができる。
前記説明では、ハンドル25の全ての放射状孔32に、ボール33とコイルバネ34と六角穴付止めネジ36とを配置したが、少なくとも一つの放射状孔32に、ボール33とコイルバネ34と六角穴付止めネジ36とを配置したものであってもよい。また、六角穴付止めネジ36の締め込み量を調節して、コイルバネ34のボール33への付勢力を増減してもよい。
つまり、各片引き窓1が全閉または全開の状態になる前にハンドル25が空転したり、あるいは片引き窓1が全閉または全開の状態になったのちのハンドル25の空転が困難になったりしないように、ボール33とコイルバネ34と六角穴付止めネジ36との配置の数や、六角穴付止めネジ36の締め込み量が調節される。
前記説明では、ハンドル25の放射状孔32の本数は六本であったが、五本以下であってもよく、七本以上であってもよい。また、前記説明では、連結部24の凹部38は、九個であったが、八個以下であってもよく、十個以上であってもよい。
1 片引き窓
3 一方の障子
9 ワイヤロープ
11 チェーン
12 ハンドルボックス
18 スプロケット
23 回転軸
24 連結部
25 ハンドル
26 回転軸部
28 嵌合孔
32 放射状孔
33 ボール
34 コイルバネ
38 凹部

Claims (1)

  1. 建物の開口部に配置している障子(3)を水平方向にスライド移動させて開閉操作する窓開閉操作装置であって、
    前記障子(3)には、線条体(9・11)を連結していて、その線条体(9・11)は、ハンドル(25)によって回転駆動される回転駆動体(18)に掛けており、
    前記回転駆動体(18)およびその回転駆動体(18)とハンドル(25)との間に介在する回転軸(23)を、建物の適所に配置しているハンドルボックス(12)に回転自在に支持しており、
    前記回転軸(23)に円柱状の連結部(24)を連結しており、
    その連結部(24)は、前記ハンドル(25)の回転中心に設けている嵌合孔(28)に空回り可能に嵌め込まれており、
    前記ハンドル(25)には、前記嵌合孔(28)の周面から当該嵌合孔(28)の径方向に延びる一または複数本の放射状孔(32)と、その放射状孔(32)内において前記嵌合孔(28)側に配置しているボール(33)と、前記ボール(33)を前記連結部(24)側へ付勢する弾性体(34)とを有しており、
    前記連結部(24)の外周面には、前記ボール(33)が係合可能な複数個の凹部(38)を形成しており、
    前記ボール(33)が前記連結部(24)の凹部(38)に係合している状態で前記ハンドル(25)を手動で回転操作すると、その回転力が前記回転駆動体(18)に伝達されて前記線条体(9・11)が駆動されて前記障子(3)が開閉し、
    前記障子(3)を全閉にした状態で前記ハンドル(25)を前記障子(3)の閉じ方向に回転操作した場合、または前記障子(3)を全開にした状態で前記ハンドル(25)を前記障子(3)の開き方向に回転操作した場合には、前記ハンドル(25)のボール(33)が前記連結部(24)の凹部(38)から外れて、前記ハンドル(25)が空転することを特徴とする窓開閉操作装置。
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