JP2014007808A - 回転電機のブラシ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スリップリングに付着したブラシの摩耗粉を除去することのできる回転電機のブラシ装置を提供する。
【解決手段】モータ等の回転電機の回転軸1に、円環形状のスリップリング2が、その穴2aに回転軸1を挿入するようにして設けられている。回転電機のケーシング3には、ブラシホルダ4が固定されており、ブラシホルダ4には、カーボン製のブラシ5がスリップリング2に接触するように固定されている。ブラシホルダ4には、誘電体である樹脂製の細長いファイバー部材6を複数束ねてハケ又は箒のような形状にした摩耗粉除去部材7が設けられている。摩耗粉除去部材7の先端部は、スリップリング2に接するように設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】モータ等の回転電機の回転軸1に、円環形状のスリップリング2が、その穴2aに回転軸1を挿入するようにして設けられている。回転電機のケーシング3には、ブラシホルダ4が固定されており、ブラシホルダ4には、カーボン製のブラシ5がスリップリング2に接触するように固定されている。ブラシホルダ4には、誘電体である樹脂製の細長いファイバー部材6を複数束ねてハケ又は箒のような形状にした摩耗粉除去部材7が設けられている。摩耗粉除去部材7の先端部は、スリップリング2に接するように設けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は、回転電機のブラシ装置に関する。
モータ等の回転電機は一般的に、ケーシングに固定されたステータと、ステータに対して相対回転可能なロータと、ロータに電力を供給するブラシ装置とを有している。ブラシ装置の一般的な構成は、例えば特許文献1に示されている。このブラシ装置は、回転軸の外周に複数個の電気絶縁体を挟んで交互にスリップリングを設けるとともにスリップリングにブラシを押し付けるように構成されている。ブラシはブラシホルダに固定されているのに対しスリップリングは回転軸とともに回転するので、回転電機の稼働中、ブラシとスリップリングとは擦れ合うこととなる。ブラシは一般的にカーボン製であり、スリップリングは金属であるので、両者が擦れ合うことにより、ブラシの摩耗粉が発生する。
特許文献1に記載のブラシ装置には、電気絶縁体の先端の一部が入る切り欠きが形成された集塵箱が設けられている。この切り欠きには、プラスチック等の可撓性繊維物を多数束ねて電気絶縁体に摺動接触する掃除具が設けられている。回転軸の回転とともに電気絶縁体も回転するので、電気絶縁体に付着した摩耗粉が可撓性繊維物によって取り払われる。
しかしながら、特許文献1に記載のブラシ装置では、電気絶縁体に付着した摩耗粉は除去できるものの、スリップリングに付着した摩耗粉は除去できないので、摩耗粉がブラシとスリップリングとの間に噛み込まれてブラシの摩耗が促進され、ブラシの寿命がさらに短くなってしまうといった問題点があった。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、スリップリングに付着したブラシの摩耗粉を除去することのできる回転電機のブラシ装置を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機のブラシ装置は、回転電機の回転軸とともに回転するように設けられたスリップリングと、スリップリングに接するように設けられた少なくとも1つのブラシと、スリップリングに接するように設けられた少なくとも1つの摩耗粉除去部材とを備える。
ブラシを固定するブラシホルダを備え、摩耗粉除去部材は、ブラシホルダに設けられた複数のファイバー部材を束ねて構成されてもよい。ファイバー部材は誘電体材料から形成されてもよい。また、ファイバー部材は導電性材料から形成されてもよい。
ブラシを固定するブラシホルダを備え、摩耗粉除去部材は、ブラシホルダに設けられた複数のファイバー部材を束ねて構成されてもよい。ファイバー部材は誘電体材料から形成されてもよい。また、ファイバー部材は導電性材料から形成されてもよい。
この発明によれば、回転軸とともに回転するスリップリングに接するように摩耗粉除去部材が設けられているので、スリップリングに付着したブラシの摩耗粉を除去することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、モータ等の回転電機の回転軸1に、真鍮からなる円環形状のスリップリング2が、その穴2aに回転軸1を挿入するようにして設けられている。回転電機のケーシング3には、ブラシホルダ4が固定されており、ブラシホルダ4には、カーボン製のブラシ5がスリップリング2に接触するように固定されている。ブラシホルダ4には、誘電体である樹脂製の細長いファイバー部材6を複数束ねてハケ又は箒のような形状にした摩耗粉除去部材7が設けられている。摩耗粉除去部材7の先端部は、スリップリング2に接するように設けられている。
図1に示されるように、モータ等の回転電機の回転軸1に、真鍮からなる円環形状のスリップリング2が、その穴2aに回転軸1を挿入するようにして設けられている。回転電機のケーシング3には、ブラシホルダ4が固定されており、ブラシホルダ4には、カーボン製のブラシ5がスリップリング2に接触するように固定されている。ブラシホルダ4には、誘電体である樹脂製の細長いファイバー部材6を複数束ねてハケ又は箒のような形状にした摩耗粉除去部材7が設けられている。摩耗粉除去部材7の先端部は、スリップリング2に接するように設けられている。
次に、この発明の実施の形態に係る回転電機のブラシ装置の動作について説明する。
図示しない電源から供給された電力がブラシ5を介してスリップリング2に給電されることにより、回転軸1が回転する。回転軸1の回転とともにスリップリング2も矢印Aの方向に回転する。ブラシ5はスリップリング2に接触しているので、スリップリング2が回転することによりブラシ5とスリップリング2とが擦れ合い、カーボン製のブラシ5が摩耗して摩耗粉が発生する。発生した摩耗粉の少なくとも一部は、スリップリング2に付着して、スリップリング2とともに回転し、摩耗粉がブラシ5とスリップリング2との接触面に噛み込まれて、ブラシ5の摩耗を促進してしまう。
図示しない電源から供給された電力がブラシ5を介してスリップリング2に給電されることにより、回転軸1が回転する。回転軸1の回転とともにスリップリング2も矢印Aの方向に回転する。ブラシ5はスリップリング2に接触しているので、スリップリング2が回転することによりブラシ5とスリップリング2とが擦れ合い、カーボン製のブラシ5が摩耗して摩耗粉が発生する。発生した摩耗粉の少なくとも一部は、スリップリング2に付着して、スリップリング2とともに回転し、摩耗粉がブラシ5とスリップリング2との接触面に噛み込まれて、ブラシ5の摩耗を促進してしまう。
しかしながら、この実施の形態では、スリップリング2の回転方向に対してブラシ5とスリップリング2との接触面の直前に摩耗粉除去部材7が設けられていることにより、スリップリング2に付着した摩耗粉を摩耗粉除去部材7が払い落とすので、摩耗粉がブラシ5とスリップリング2との接触面に噛み込まれるのを防ぐことができる。
また、摩耗粉除去部材7を構成する各ファイバー部材6は、スリップリング2の回転によって動き、互いに擦れ合う。ファイバー部材6は、誘電体である樹脂で形成されているので、互いに擦れ合うことにより静電気が帯電する。すると、スリップリング2に付着した摩耗粉を払い落すだけではなく、静電気によってファイバー部材6に吸着することによってもスリップリング2から摩耗粉を除去するようになるので、スリップリング2からの摩耗粉の除去効果を向上することができる。
このように、回転軸1とともに回転するスリップリング2に接するように摩耗粉除去部材7が設けられているので、スリップリング2に付着したブラシ5の摩耗粉を除去することができる。
この実施の形態では、ファイバー部材6は樹脂製であったが、これに限定するものではない。ファイバー部材6は、互いに擦れ合ったときに静電気を帯電する誘電体材料から形成されていればよく、セラミックや雲母、人や動物の毛等でであってもよい。
また、この実施の形態では、摩耗粉除去部材7は、細長いファイバー部材6を複数束ねたハケ又は箒のような形状を有していたが、この形態に限定するものではない。スリップリング2に付着した摩耗粉を拭き取るような構成であってもよく、例えば、スポンジや布等をスリップリング2に押し付けるように設けてもよい。
また、この実施の形態では、摩耗粉除去部材7は、細長いファイバー部材6を複数束ねたハケ又は箒のような形状を有していたが、この形態に限定するものではない。スリップリング2に付着した摩耗粉を拭き取るような構成であってもよく、例えば、スポンジや布等をスリップリング2に押し付けるように設けてもよい。
この実施の形態では、ファイバー部材6は誘電体材料から形成されていたが、この形態に限定するものではない。金属等の導電性材料からファイバー部材6を形成してもよい。ただし、具体的な導電性材料を選ぶに際しては、ファイバー部材6がスリップリング2を傷つけてスリップリングの摩耗粉を発生することがないように、スリップリング2よりも柔らかい材料を選ぶべきである。そのような材料としては例えば、銀等が挙げられる。この形態では、ブラシ5だけではなくファイバー部材6も介してスリップリング2に電力を給電することができる。そうすると、スリップリング2の回転時に、振動によってスリップリング2とブラシ5とが瞬間的に離れてしまい、スリップリング2への電力の供給が瞬間的に遮断される可能性があるが、ファイバー部材6を介してもスリップリング2に電力を給電することができるので、電力の供給の瞬間的な遮断を防ぐことができる。
また、図2に示されるように、スリップリング2に接するように2つのブラシ5を設け、各ブラシ5が固定された各ブラシホルダ4に、導電性材料からなるファイバー部材6を束ねて形成された摩耗粉除去部材7をスリップリング2に接するように設けてもよい。この形態では、各ブラシ5から並列に電流を供給することにより各ブラシ5から給電される電流値を下げることができるので、スリップリング2の回転によりブラシ5とスリップリング2とが擦れ合って発生するブラシ5の摩耗粉自体の量を減らすことができる。また、ファイバー部材6の先端ではなく、先端と他端との間でスリップリング2に接していることにより、スリップリングとファイバー部材6との接触が確実になるので、摩耗粉自体の量の減少の効果を確実に得ることができる。尚、ブラシ5の個数も2つに限定するものではなく、3つ以上であってもよい。
1 回転軸、2 スリップリング、4 ブラシホルダ、5 ブラシ、6 ファイバー部材、7 摩耗粉除去部材。
Claims (4)
- 回転電機のブラシ装置であって、
前記回転電機の回転軸とともに回転するように設けられたスリップリングと、
該スリップリングに接するように設けられた少なくとも1つのブラシと、
前記スリップリングに接するように設けられた少なくとも1つの摩耗粉除去部材と
を備える回転電機のブラシ装置。 - 前記ブラシを固定するブラシホルダを備え、
前記摩耗粉除去部材は、前記ブラシホルダに設けられた複数のファイバー部材を束ねて構成される、請求項1に記載の回転電機のブラシ装置。 - 前記ファイバー部材は誘電体材料からなる、請求項2に記載の回転電機のブラシ装置。
- 前記ファイバー部材は導電性材料からなる、請求項2に記載の回転電機のブラシ装置。
Priority Applications (1)
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| JP2012140364A JP2014007808A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 回転電機のブラシ装置 |
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Publications (1)
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Family
ID=50105101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2012140364A Pending JP2014007808A (ja) | 2012-06-22 | 2012-06-22 | 回転電機のブラシ装置 |
Country Status (1)
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Citations (5)
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|---|---|---|---|---|
| JPS501804U (ja) * | 1973-05-04 | 1975-01-09 | ||
| JPS58501297A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-08-04 | ナシヨナル・リサ−チ・デイベロツプメント・コ−ポレイシヨン | 整流子 |
| JPH0523475U (ja) * | 1991-08-08 | 1993-03-26 | 横河メデイカルシステム株式会社 | スリツプリング |
| JP2010509741A (ja) * | 2006-11-14 | 2010-03-25 | シュライフリング ウント アパラーテバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 摩耗屑除去部を有する滑り接触装置 |
| JP2011520415A (ja) * | 2008-05-09 | 2011-07-14 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 電気機械、特に整流子機械 |
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2012
- 2012-06-22 JP JP2012140364A patent/JP2014007808A/ja active Pending
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