JP2014013880A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】組付性に優れた半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】センターブラケット20における上面において半導体モジュール40,41,42、第1の板バネ50、第1のバネ押え部材60が配置され、第1の半導体モジュール40,41,42が冷却器30に圧接されると共に冷却器30が挟持されるように締結される。センターブラケット20の下面において第2の半導体モジュール80,81,82、板バネ90、バネ押え部材100が配置され、第2の半導体モジュール80,81,82が冷却器30に圧接されるように締結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子と冷却器を備えた半導体装置および半導体装置の製造方法に関するものである。
特許文献1に開示の沸騰冷却装置においては、冷媒槽の冷媒室に発熱体の発する熱で気化する冷媒が収容され、冷媒室と連通する放熱器において冷媒室で気化した気相冷媒が凝縮液化し、冷媒槽は、押し出し成形された押出材を使用して構成されている。冷媒槽の表面に発熱体としてのIGBTモジュールがネジ止めされている。
特開平9−167818号公報
ところで、冷却器としての冷媒槽に半導体素子をネジ止めするためには、半導体素子にはネジ止め用貫通孔を設ける必要があるとともに冷却器としての冷媒槽にもネジ止めするためのネジ孔等が必要となる。
本発明の目的は、組付性に優れた半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、少なくとも一方の面が冷却器の配置面となっている取付用フレーム部材と、前記取付用フレーム部材における第1の面に配置される冷却器と、前記取付用フレーム部材における第1の面側に前記冷却器と接触するように配置される第1の半導体素子と、前記取付用フレーム部材における第1の面側において前記第1の半導体素子の上に配置される第1の弾性体と、前記取付用フレーム部材における第1の面側において配置される第1の弾性体押え部材と、前記第1の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に前記第1の半導体素子が前記冷却器に圧接されると共に前記冷却器が挟持されるように締結する第1の締結部材と、を備えたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、取付用フレーム部材における第1の面に冷却器が配置されるとともに、取付用フレーム部材における第1の面側に第1の半導体素子、第1の弾性体、第1の弾性体押え部材が配置され、第1の締結部材により第1の弾性体押え部材が取付用フレーム部材に第1の半導体素子が冷却器に圧接されると共に冷却器が挟持されるように締結される。よって、組付性が向上する。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の半導体装置において、前記取付用フレーム部材における第2の面側に前記冷却器と接触するように配置される第2の半導体素子と、前記取付用フレーム部材における第2の面側において前記第2の半導体素子の上に配置される第2の弾性体と、前記取付用フレーム部材における第2の面側において配置される第2の弾性体押え部材と、前記第2の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に前記第2の半導体素子が前記冷却器に圧接されるように締結する第2の締結部材と、を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、取付用フレーム部材における第2の面側に第2の半導体素子、第2の弾性体、第2の弾性体押え部材が配置され、第2の締結部材により第2の弾性体押え部材が取付用フレーム部材に第2の半導体素子が冷却器に圧接されるように締結される。よって、冷却器の両面にそれぞれ半導体素子を配置して、冷却器の両側から同じ荷重を加えて半導体素子を圧接することが可能となり、部品の変形を防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載の半導体装置において、前記取付用フレーム部材は、冷却器変形防止用梁を有することを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、冷却器変形防止用梁により冷却器の変形を防止することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置において、前記取付用フレーム部材は、基板取付部が一体形成され、当該基板取付部に基板が取り付けられることを要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、基板が、取付用フレーム部材に一体形成された基板取付部に取り付けられるので、基板の位置決めが高精度となる。
請求項5に記載のように、請求項4に記載の半導体装置において、前記基板が前記冷却器の第1の面に対し交差するように配置されるとよい。
請求項6に記載の発明では、取付用フレーム部材における第1の面に、冷却器、前記冷却器と接触する第1の半導体素子、前記第1の半導体素子を前記冷却器に圧接する第1の弾性体、前記第1の弾性体を押える第1の弾性体押え部材を配置する第1の工程と、前記第1の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に対し前記第1の弾性体を挟んで前記冷却器を挟持するように締結する第2の工程と、を有することを要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、容易に請求項1に記載の半導体装置を製造することができる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、前記第2の工程の後に、前記取付用フレーム部材に一体形成された基板取付部に対し基板を取り付ける工程を更に有することを要旨とする。
請求項7に記載の発明によれば、基板を高精度に位置決めすることができる。
請求項8に記載の発明では、請求項6に記載の半導体装置の製造方法において、前記取付用フレーム部材における第2の面に、前記冷却器と接触する第2の半導体素子、前記第2の半導体素子を前記冷却器に圧接する第2の弾性体、前記第2の弾性体を押える第2の弾性体押え部材を配置する第3の工程と、前記第2の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に対し前記第2の弾性体を挟んで締結する第4の工程と、を有することを要旨とする。
請求項8に記載の発明によれば、容易に請求項2に記載の半導体装置を製造することができる。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の半導体装置の製造方法において、前記第4の工程の後に、前記取付用フレーム部材に一体形成された基板取付部に対し基板を取り付ける工程を更に有することを要旨とする。
請求項9に記載の発明によれば、基板を高精度に位置決めすることができる。
請求項10に記載の発明では、請求項8または9に記載の半導体装置の製造方法において、前記取付用フレーム部材は、前記第2の面に、冷却器変形防止用梁を有することを要旨とする。
請求項10に記載の発明によれば、冷却器変形防止用梁により冷却器の変形を防止することができる。
本発明によれば、組付性に優れたものとすることができる。
(a)は第1の実施形態における半導体装置の平面図、(b)は(a)のA−A線での縦断面図、(c)は半導体装置の正面図、(d)は(a)のB−B線での縦断面図、(e)は半導体装置の右側面図。 (a)はセンターブラケットの斜視図、(b)はインサート電極の斜視図。 センターブラットと冷却器の分解斜視図。 センターブラケットに冷却器を配置した状態での斜視図。 半導体モジュールの斜視図。 センターブラケットに冷却器および上面側の半導体モジュールを配置した状態での斜視図。 (a)は板バネとバネ押え部材の分解斜視図、(b)は板バネとバネ押え部材の斜視図。 センターブラケットの上側の部品を配置した状態での斜視図。 センターブラケットの上側の部品を締結した状態での斜視図。 上側の半導体モジュールの端子をセンターブラケットに締結した状態での斜視図。 図10の状態から反転した状態での斜視図。 下面側の半導体モジュールを配置した状態での斜視図。 センターブラケットの下側の部品を配置した状態での斜視図。 センターブラケットの下側の部品を締結した状態での斜視図。 下側の半導体モジュールの端子をセンターブラケットに締結した状態での斜視図。 半導体装置の電気的構成を示す回路図。 (a)は第2の実施形態の半導体装置の平面図、(b)は半導体装置の正面図、(c)は半導体装置の右側面図。 第2の実施形態のセンターブラケットの斜視図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、半導体装置(インバータ)10は、取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20と、センターブラケット20に装着される冷却器30を備えている。冷却器30は、上下方向が薄い扁平な四角箱型をなしている。さらに、冷却器30の上面側に、第1の半導体モジュール40,41,42と、第1の弾性体としての第1の板バネ50と、第1の弾性体押え部材としての第1のバネ押え部材60と、第1の締結部材としてのボルト70を備える。また、冷却器30の下面側に、第2の半導体モジュール80,81,82と、第2の弾性体としての第2の板バネ90と、第2の弾性体押え部材としての第2のバネ押え部材100と、第2の締結部材としてのボルト110とを備える。
図16に示すように、半導体装置(インバータ)10は、直流を入力して三相交流にして出力する。半導体装置(インバータ)10は、第1の半導体モジュール40,41,42と第2の半導体モジュール80,81,82を備えている。半導体モジュール40,80によりU相における上下のアームを構成している。また、半導体モジュール41,81によりV相における上下のアームを構成している。さらに、半導体モジュール42,82によりW相における上下のアームを構成している。
各半導体モジュール40,41,42は、2つのパワートランジスタ(IGBT)Q1,Q2を備えている。また、各半導体モジュール80,81,82は、2つのパワートランジスタ(IGBT)Q3,Q4を備えている。各半導体モジュール40,41,42の内部において、2つのパワートランジスタQ1,Q2が直列接続されている。また、各半導体モジュール80,81,82の内部において、2つのパワートランジスタQ3,Q4が直列接続されている。各パワートランジスタ(IGBT)Q1,Q2,Q3,Q4にはダイオードDが並列に接続されている。
半導体モジュール40において並列接続された2つのパワートランジスタQ1,Q2の間の接続点と、半導体モジュール80において並列接続された2つのパワートランジスタQ3,Q4の間の接続点とはU相出力端子に接続される。同様に、半導体モジュール41において並列接続された2つのパワートランジスタQ1,Q2の間の接続点と、半導体モジュール81において並列接続された2つのパワートランジスタQ3,Q4の間の接続点とはV相出力端子に接続される。また、半導体モジュール42において並列接続された2つのパワートランジスタQ1,Q2の間の接続点と、半導体モジュール82において並列接続された2つのパワートランジスタQ3,Q4の間の接続点とはW相出力端子に接続される。
また、半導体モジュール40でのパワートランジスタQ1,Q2の直列回路の一端と、半導体モジュール80でのパワートランジスタQ3,Q4の直列回路の一端とは+入力端子に接続されるとともに、半導体モジュール40でのパワートランジスタQ1,Q2の直列回路の他端と、半導体モジュール80でのパワートランジスタQ3,Q4の直列回路の他端とは−入力端子に接続される。同様に、半導体モジュール41でのパワートランジスタQ1,Q2の直列回路の一端と、半導体モジュール81でのパワートランジスタQ3,Q4の直列回路の一端とは+入力端子に接続されるとともに、半導体モジュール41でのパワートランジスタQ1,Q2の直列回路の他端と、半導体モジュール81でのパワートランジスタQ3,Q4の直列回路の他端とは−入力端子に接続される。また、半導体モジュール42でのパワートランジスタQ1,Q2の直列回路の一端と、半導体モジュール82でのパワートランジスタQ3,Q4の直列回路の一端とは+入力端子に接続されるとともに、半導体モジュール42でのパワートランジスタQ1,Q2の直列回路の他端と、半導体モジュール82でのパワートランジスタQ3,Q4の直列回路の他端とは−入力端子に接続される。
図3に示すように、冷却器30は、水平方向に延びるように配置され、上面での一方の端部には冷却水の入口パイプ31が設けられているとともに、他方の端部には冷却水の出口パイプ32が設けられている。また、冷却器30の内部にはフィンF(図1参照)が配置されている。また、冷却器30は上面には、水平方向に延びる鍔部30aが全周にわたり形成されている。そして、冷却水が入口パイプ31から冷却器30の内部に供給されて冷却器30の内部を通って出口パイプ32から排出される。また、長方形状の冷却器30の四隅には取付プレート部33が突設され、取付プレート部33にはボルトが通る貫通孔34が形成されている。
図2(a)に示すように、センターブラケット20は、全体として長方形の四角枠状をなしている。詳しくは、平行な一対の長辺部20a,20bと、平行な一対の短辺部20c,20dを有する。センターブラケット20は、樹脂よりなる。そして、四角枠状のセンターブラケット20の上側に冷却器30が配置される。このとき、冷却器30の鍔部30aがセンターブラケット20の長辺部20a,20bの上面に接触する。
また、センターブラケット20は端子台としても機能する。つまり、長方形の四角枠状をなすセンターブラケット20における一方の長辺部20bにはインサート電極(バスバー)21が9個埋設されている。即ち、四角枠部における一方の長辺となる部位には9個の電極21がインサート成形にて埋設されている。
インサート電極21は、図2(b)に示すように、四角柱状をなす立設部21aと、立設部21aの上下方向の中央部から水平方向に延びる水平板部21bとからなる。インサート電極21の立設部21aにはボルトが螺入されるネジ孔22が立設部21aを貫通するように形成されている。インサート電極21の水平板部21bには貫通孔23が形成され、外部機器と接続できるようになっている。
また、取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20は、平行な一対の長辺部20a,20bを架設するように冷却器変形防止用梁24a,24bが形成されている。詳しくは、一対の長辺部20a,20bにおける下面には冷却器変形防止用梁24a,24bが等間隔に、かつ、短辺部20c,20dと平行に形成されている。このように、センターブラケット20での四角枠部における枠内において2本の梁24a,24bが形成され、2本の梁24a,24bがバネ荷重による冷却器30の変形を防止する梁として機能する。即ち、図10に示すように、センターブラケット20の上面に板バネ50およびバネ押え部材60を配置してボルト70でバネ押え部材60をセンターブラケット20に締結した状態においては板バネ50によるバネ荷重が冷却器30に加わるが、このとき、冷却器変形防止用梁24a,24bによりバネ荷重による冷却器30の変形を防止することができる。
また、図2(a)において、長方形の四角枠状をなすセンターブラケット20における四隅部には、ボルトが螺入されるネジ孔25が形成されている。
取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20は、一方の面(上面)が冷却器30の配置面となっている。冷却器30は、図3,4に示すように、センターブラケット20における上面(第1の面)に配置される。
図6に示すように、第1の半導体素子としての半導体モジュール40,41,42は、センターブラケット20における上面(第1の面)側に冷却器30と接触するように配置される。図5に示すように、半導体モジュール40,41,42は、上下に薄い偏平なる四角形状をなし、センターブラケット20の長手方向に並べて配置される。各半導体モジュール40,41,42における一側面には3つの端子45が形成され、3つの端子45は、エミッタ端子、コレクタ端子およびアーム間接続端子である。各端子45は長方形の板材よりなり、水平方向に延び、かつ、水平方向に並べて配置されている。また、各端子45にはボルトが通る貫通孔46が形成されている。
図5に示すように、各半導体モジュール40,41,42の並設した端子45における両側に位置する端子の一側面には凸部45aが形成されている。凸部45aは、図6に示すように、センターブラケット20の凹部26と係合するようになっており、これによりセンターブラケット20に対し半導体モジュール40,41,42が位置決めされる。
図1(d)および図10に示すように、9個のボルト120が半導体モジュール40,41,42の端子45を貫通してセンターブラケット20のインサート電極21のネジ孔22に螺入され、半導体モジュール40,41,42の端子45が固定されている。これにより、半導体モジュール40,41,42の各端子45とセンターブラケット20の各インサート電極21とが電気的に接続されている。
図7(a)に示す第1の板バネ50は、センターブラケット20における上面(第1の面)側において半導体モジュール40,41,42の上に配置される。板バネ50は、ばね鋼板よりなる。板バネ50は、水平な中央部51の両側部52を斜め下方に広がるように曲げて構成される本体部53を3つ有する。そして、各本体部53には、水平な連結部54が並設されている。各本体部53は、板バネ50を半導体モジュール40,41,42の上部に配置した際に、各半導体モジュール40,41,42の中央部付近に押圧力を付与するように所定の間隔をあけて設けられている。
第1のバネ押え部材60は、センターブラケット20における上面(第1の面)側において板バネ50の上部に配置される。バネ押え部材60は、アルミ等の金属製板材よりなる。図7(a),(b)に示すように、バネ押え部材60は、平面視長方形の板状をなす本体部61を有し、本体部61の四隅には斜め外方に突出する取付部62が形成されている。各取付部62にはボルトが通る貫通孔63が形成されている。バネ押え部材60は、センターブラケット20のネジ孔25(図2参照)に取付部62の貫通孔63を通してボルト70を螺入することにより締結固定される。
また、バネ押え部材60の裏面には、図7(a)に示すように、板バネ50の保持部64が形成されている。保持部64は、各半導体モジュール40,41,42の上部に板バネ50を配置した状態で、それぞれの本体部53と対応する位置に本体部53を収納可能な3つの凹部60aを有する。また、保持部64は、板バネ50を配置した状態で、それぞれの連結部54と対応する位置に連結部54と接触する水平な接触部60bを有する。接触部60bは凹状に形成されており、その深さは凹部60aよりも浅く形成されている。板バネ50の連結部54とバネ押え部材60の接触部60bとは、図7(a)における各接触部60bのエッジ部Eで接触して板バネ50が各接触部60bのエッジ部E(6箇所)にて押し付けられる。
このようなバネ押え部材60の構成によれば、半導体モジュール40,41,42の上部に載置される板バネ50は、バネ押え部材60の裏面に形成した保持部64によって保持される。このとき、板バネ50は、バネ押え部材60がセンターブラケット20に締結固定されることにより、上方から押し付けられ、変形させられる。これにより、各半導体モジュール40,41,42および冷却器30は、板バネ50における下方への付勢力によって下方に押し付けられる。
ボルト70は、図1および図9に示すように、第1のバネ押え部材60をセンターブラケット20に第1の半導体モジュール40,41,42が冷却器30に圧接されると共に冷却器30を挟持するように締結する。詳しくは、4つのボルト70がバネ押え部材60の四隅部の貫通孔63、冷却器30の四隅の取付プレート部33の貫通孔34を貫通してセンターブラケット20の四隅部のネジ孔25に螺入されている。これによって、バネ押え部材60にて冷却器30、半導体モジュール40,41,42および板バネ50がセンターブラケット20に押し付けられる。
図11は図10に示す半導体装置を反転した状態を示し、この状態で図12に示すように第2の半導体素子としての半導体モジュール80,81,82は、センターブラケット20における下面(第2の面)側に冷却器30と接触するように配置される。半導体モジュール80,81,82は半導体モジュール40,41,42と同一の構成をなしているが、本実施形態では対向する半導体モジュール同士(端子45同士)が並列接続されるので、向かい合う端子45同士が、+入力端子と−入力端子と各相出力端子のうちで、同じ端子になる様に構成されている。図5を用いて説明したように、各半導体モジュール80,81,82は長方形の板材よりなる端子45を有し、端子45の一側面には凸部45aが形成されている。凸部45aはセンターブラケット20の凹部と係合するようになっており、これによりセンターブラケット20に対し半導体モジュール80,81,82が位置決めされる。
図1の第2の板バネ90は第1の板バネ50と同一の構成をなしている(図7(a)参照)。図7(a)に示す第2の板バネ90は、図12に示すセンターブラケット20における下面(第2の面)側において第2の半導体モジュール80,81,82の上に配置される。第2の板バネ90における各本体部53は、板バネ90を半導体モジュール80,81,82の上部に配置した際に、各半導体モジュール80,81,82の中央部付近に押圧力を付与するように所定の間隔をあけて設けられている。
図1の第2のバネ押え部材100は第1のバネ押え部材60と同一の構成をなしている(図7参照)。第2のバネ押え部材100は、図13に示すように、センターブラケット20における下面(第2の面)側において配置される。バネ押え部材100により、半導体モジュール80,81,82の上部に載置される板バネ90は、バネ押え部材100の裏面に形成した保持部64によって保持される。このとき、板バネ90は、バネ押え部材100がセンターブラケット20に締結固定されることにより、押し付けられ、変形させられる。これにより、各半導体モジュール80,81,82は、板バネ90における付勢力によって下方に押し付けられる。
ボルト110は、図1および図14に示すように、第2のバネ押え部材100をセンターブラケット20に第2の半導体モジュール80,81,82が冷却器30に圧接されるように締結する。詳しくは、図14に示すように、4つのボルト110がバネ押え部材100の四隅部の貫通孔63を貫通してセンターブラケット20の四隅部のネジ孔25に螺入されている。これによって、バネ押え部材100にて半導体モジュール80,81,82および板バネ90がセンターブラケット20に押し付けられる。
図1(d)および図15に示すように、9個のボルト130が半導体モジュール80,81,82の端子45を貫通してセンターブラケット20のインサート電極21のネジ孔22に螺入され、半導体モジュール80,81,82の端子45が固定されている。これにより、半導体モジュール80,81,82の各端子45とセンターブラケット20の各インサート電極21とが電気的に接続されている。
次に、半導体装置10の作用について説明する。
インバータの駆動に伴い、各相での上下のアームを構成する第1の半導体モジュール40,41,42のパワートランジスタQ1,Q2および第2の半導体モジュール80,81,82のパワートランジスタQ3,Q4がスイッチングされる。このスイッチング動作に伴い、第1の半導体モジュール40,41,42のパワートランジスタQ1,Q2および第2の半導体モジュール80,81,82のパワートランジスタQ3,Q4が発熱する。
図1において、冷却器30の上面において第1の半導体モジュール40,41,42が板バネ50により圧接されている。また、冷却器30の下面において第2の半導体モジュール80,81,82が板バネ90により圧接されている。
第1の半導体モジュール40,41,42のパワートランジスタQ1,Q2において生じた熱は冷却器30に伝達し、冷却器30において内部を流れる冷却液と熱交換される。同様に、第2の半導体モジュール80,81,82のパワートランジスタQ3,Q4において生じた熱は冷却器30に伝達し、冷却器30において内部を流れる冷却液と熱交換される。
次に、半導体装置10の製造方法(組み付け工程)について説明する。
まず、図2に示すセンターブラケット20において、四角枠部における枠内において2本の梁24a,24bが形成され、2本の梁24a,24bがバネ荷重による冷却器30の変形を防止する梁として機能する。また、四角枠部における一方の長辺となる部位には9個のインサート電極21がインサート成形にて埋設されている。
図2に示すセンターブラケット20に対し、図3に示すように、センターブラケット20の上側から冷却器30を配置して、図4に示すように、センターブラケット20における一方の面において冷却器30を所定の位置に配置する。このとき、冷却器30の下側にセンターブラケット20の梁24a,24bが位置している。
なお、このとき、センターブラケット20と冷却器30のうちの一方にピンを設けるとともに他方にピンが係合する貫通孔を設けてセンターブラケット20と冷却器30とを位置決めするようにしてもよい。
さらに、図5に示す半導体モジュール40,41,42を用意する。この半導体モジュール40,41,42の端子45には凸部45aが形成され、当該凸部45aがセンターブラケット20の凹部26と係合してセンターブラケット20に対し半導体モジュール40,41,42を位置決めできるようになっている。そして、図6に示すように、冷却器30における片面側、即ち、上面側において、3個の半導体モジュール40,41,42を配置する。このとき、半導体モジュール40,41,42は凸部45aによりセンターブラケット20に対し位置決めされる。
図7に示すようにバネ押え部材60と板バネ50とは、バネ押え部材60における凹部60aおよび接触部60bに板バネ50が係合する。このとき、バネ押え部材60にピンを設け、板バネ50にそのピンが係合する貫通孔を設けることでバネ押え部材60と板バネ50とを位置決めするとよい。
そして、図8に示すように、半導体モジュール40,41,42の上において板バネ50を所定の位置に配置するとともにその上においてバネ押え部材60を所定の位置に配置する。
なお、このとき、センターブラケット20とバネ押え部材60のうちの一方にピンを設けるとともに他方にピンが係合する貫通孔を設けてセンターブラケット20とバネ押え部材60とを位置決めするようにしてもよい。
そして、図9に示すように、第1のバネ押え部材60をボルト70にてセンターブラケット20に対し第1の板バネ50を挟んで冷却器30を挟持するように締結する。詳しくは、4つのボルト70を、バネ押え部材60の四隅部の貫通孔63および冷却器30の四隅部の貫通孔34を貫通してセンターブラケット20の四隅部のネジ孔25に螺入して、4箇所においてバネ押え部材60にて冷却器30、半導体モジュール40,41,42および板バネ50をまとめてセンターブラケット20に押し付けて固定する。つまり、バネ押え部材60と冷却器30をセンターブラケット20に対しボルト70にて共締めする。
さらに、図10に示すように、9個のボルト120を、半導体モジュール40,41,42の端子45の貫通孔46を貫通してセンターブラケット20のインサート電極21のネジ孔22に螺入して半導体モジュール40,41,42の端子45を固定する。これにより、半導体モジュール40,41,42の各端子45とセンターブラケット20の各インサート電極21とが電気的に接続される。
引き続き、図10に示す状態から、上面と下面とを反転して、図10における下面を図11に示すごとく上面にする。
さらに、図5に示す半導体モジュール80,81,82を用意する。この半導体モジュール80,81,82の端子45には凸部45aが形成され、当該凸部45aがセンターブラケット20の凹部と係合してセンターブラケット20に対し半導体モジュール80,81,82を位置決めできるようになっている。そして、図12に示すように、冷却器30におけるもう片側(図1における下側となる面)に、3個の半導体モジュール80,81,82を配置する。このとき、半導体モジュール80,81,82は凸部45aによりセンターブラケット20に対し位置決めされる。
図7に示すようにバネ押え部材100と板バネ90とは、バネ押え部材100における凹部60aおよび接触部60bに板バネ90が係合する。このとき、バネ押え部材100にピンを設け、板バネ90にそのピンが係合する貫通孔を設けることでバネ押え部材100と板バネ90とを位置決めするとよい。
そして、図13に示すように、半導体モジュール80,81,82の上において板バネ90を所定の位置に配置するとともにその上においてバネ押え部材100を所定の位置に配置する。そして、図14に示すように、第2のバネ押え部材100をボルト110にてセンターブラケット20に対し第2の板バネ90を挟んで締結する。詳しくは、4つのボルト110を、バネ押え部材100の四隅部の貫通孔63を貫通してセンターブラケット20の四隅部のネジ孔25に螺入して、4箇所においてバネ押え部材100にて半導体モジュール80,81,82および板バネ90をセンターブラケット20に押し付けて固定する。
さらに、図15に示すように、9個のボルト130を、半導体モジュール80,81,82の端子45の貫通孔46を貫通してセンターブラケット20のインサート電極21のネジ孔22に螺入して半導体モジュール80,81,82の端子45を固定する。これにより、半導体モジュール80,81,82の各端子45とセンターブラケット20の各インサート電極21とが電気的に接続される。
なお、半導体モジュール40,41,42,80,81,82とセンターブラケット20の電気的接続は片側毎に行ったが、両側まとめて行ってもよい。
このようにして、図1に示す半導体装置10が製造される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)半導体装置(インバータ)10は、センターブラケット20と冷却器30と第1の半導体モジュール40,41,42と第1の板バネ50と第1のバネ押え部材60とボルト70とを備える。そして、ボルト70により第1のバネ押え部材60をセンターブラケット20に第1の半導体モジュール40,41,42が冷却器30に圧接されると共に冷却器30が挟持されるように締結した。よって、組付性が向上する。
広義には、取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20は、少なくとも一方の面が冷却器の配置面となっている。そして、センターブラケット20における第1の面としての上面に冷却器30を配置するとともにセンターブラケット20における上面側に第1の半導体モジュール40,41,42と第1の板バネ50と第1のバネ押え部材60を配置しボルト70で締結した。よって、センターブラケット20の上面側において組付性が向上する。
(2)さらに、半導体装置(インバータ)10は、第2の半導体モジュール80,81,82と第2の板バネ90と第2のバネ押え部材100とボルト110とを備える。そして、冷却器30の両面にそれぞれ半導体モジュール40,41,42,80,81,82を配置して、冷却器30の両側から同じバネ荷重を加えて半導体モジュール40,41,42,80,81,82を圧接することが可能となり、部品の変形を防止することが可能となる。
(3)半導体装置の構造として、冷却器30の両側に半導体モジュール40,41,42,80,81,82を配置したので、冷却器30の有効利用による装置の小型化およびコストダウンを図ることができる。即ち、1つの冷却器30の一方の面に半導体モジュール40,41,42を配するとともに他方に半導体モジュール80,81,82を配する構成とすることにより、半導体モジュール毎に冷却器を圧接する方式に比べ小型化およびコストダウンを図ることができる。
また、半導体モジュールの放熱面を冷却器に圧接する方式として、バネでセンターブラケットに対し挟持する方式を採用したことにより半導体モジュールを冷却器に容易に圧接することができる。
(4)冷却器30両側から同じ力(バネ荷重)で半導体モジュール40,41,42,80,81,82を圧接するので、力がつり合い、部品の変形を防ぐことが可能となる。
(5)板バネ50,90およびバネ押え部材60,100は、両側共通部品にすることが可能となり、これにより、コストダウンを図ることができる。
(6)センターブラケット20は、冷却器変形防止用梁24a,24bを有するので、冷却器変形防止用梁24a,24bによりバネ荷重による冷却器30の変形を防止することができる。
(7)半導体モジュール40,41,42,80,81,82は冷却器30に対しネジ止めされていないので、半導体モジュール毎のネジ止め部を不要にでき、小型化が可能である。
(8)センターブラケット20に対し、冷却器30、半導体モジュール40,41,42,80,81,82、板バネ50,90およびバネ押え部材60,100を位置決めして固定することにより、組付け性を向上させることができる。
(9)半導体装置の製造方法として、第1の工程と、第2の工程とを有する。第1の工程においては、取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20における第1の面に、冷却器30、冷却器30と接触する第1の半導体モジュール40,41,42、第1の半導体モジュール40,41,42を冷却器30に圧接する第1の弾性体としての第1の板バネ50、第1の板バネ50を押える第1の弾性体押え部材としての第1のバネ押え部材60を配置する。第2の工程においては、第1のバネ押え部材60をボルト70にてセンターブラケット20に対し第1の板バネ50を挟んで冷却器30を挟持するように締結する。これにより、(1)の半導体装置10を容易に製造することができる。
(10)さらに、半導体装置の製造方法として、第3の工程と、第4の工程とを有する。第3の工程においては、センターブラケット20における第2の面に、冷却器30と接触する第2の半導体モジュール80,81,82、第2の半導体モジュール80,81,82を冷却器30に圧接する第2の弾性体としての第2の板バネ90、第2の板バネ90を押える第2の弾性体押え部材としての第2のバネ押え部材100を配置する。第4の工程においては、第2のバネ押え部材100をボルト110にてセンターブラケット20に対し第2の板バネ90を挟んで締結する。これにより、(2)の半導体装置10を容易に製造することができる。
(11)半導体装置10の製造方法として、取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20は、第2の面に、冷却器変形防止用梁24a,24bを有するので、冷却器30の変形を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、図1、図2(a)に代わり、図17,18に示す構成としている。
図17,18において、センターブラケット20には基板取付部140が一体形成され、センターブラケット20から延設された基板取付部140に基板150が取り付けられている。基板150には、半導体モジュール(IBGT)40〜42,80〜82を駆動するためのドライブ回路(駆動回路)が搭載される。なお、ドライブ回路を介して半導体モジュール(IBGT)40〜42,80〜82を制御する部品は基板150に搭載してもよいし、あるいは、基板150に重ねられるように配置した別の基板に搭載してもよい。また、基板取付部140には位置決めピン(突起)143が2箇所にわたり設けられ、位置決めピン143が基板150を貫通している。半導体モジュール(IBGT)40〜42,80〜82の信号ピン(ゲート信号ピン等)Psが基板150を貫通している。
以下、詳しく説明する。
図18に示すように、本実施形態ではセンターブラケット20はアルミよりなり、端子台27が、アルミ製本体部28に対し別体であり、ネジ29により端子台27がアルミ製本体部28に締結されている。端子台27は、樹脂で図2(b)に示したインサート電極21をインサート成形したものである。アルミ製の基板取付部140は、コ字状の支柱(フレーム)141と、5つのボス142と、2つの位置決めピン143を有する。
図18に示すようにコ字状の支柱141は、四角形状の基板150の外形よりも若干小さく形成されている(図17(b)参照)。支柱141は、立設部141a,141bと、立設部141a,141bの先端同士を繋ぐ架設部141cからなり、立設部141a,141bの基端が、水平方向に延びるアルミ製本体部28における一側面において立設されている。つまり、支柱141の立設部141a,141bは上下方向に延びるように配置されている。支柱141にはボス142が5箇所にわたり配置されている。詳しくは、架設部141cの両端部および中央部、立設部141a,141bの基端部にボス142が形成されている。各ボス142は円筒状をなし、ネジ160が螺入できるようになっている。図17に示すように、ネジ160が基板150を貫通してボス142に螺入され、基板150がセンターブラケット20(基板取付部140)に固定されている。このとき、基板150が冷却器30の上下面に対し直交(広義には交差)するように配置される。
図18に示すように、位置決めピン143は四角形状の基板150の対角となる角部に対応する位置に形成されている。詳しくは、立設部141aの基端部および立設部141bの先端部に形成されている。位置決めピン143は断面円形の柱状をなしている。
次に、半導体装置10の製造方法(組み付け工程)について説明する。
製造の際には、図18に示すように、アルミ製の本体部28に対しネジ29により端子台27を組み付ける。そして、センターブラケット20に対し冷却器30を配するとともに冷却器30の上面側の半導体モジュール40,41,42、板バネ50、バネ押え部材60を配する。このとき、半導体モジュール40,41,42は端子台27を介してセンターブラケット20に位置決めされる。そして、ボルト70で締結する。また、ボルト120を螺入して半導体モジュール40〜42の端子45を固定する。
その後、冷却器30の下面側の半導体モジュール80,81,82、板バネ90、バネ押え部材100を配する。このとき、半導体モジュール80,81,82は端子台27を介してセンターブラケット20に位置決めされる。そして、ボルト110で締結する。また、ボルト130を螺入して半導体モジュール80〜82の端子45を固定する。
その後において、センターブラケット20に一体形成された基板取付部140に対し、位置決めピン143に基板150を挿入するとともに半導体モジュール40,41,42,80,81,82の信号ピンPsに基板150を挿入し、この状態でネジ160にて基板150を基板取付部140(センターブラケット20)に固定する。
なお、冷却器30の片面のみに半導体モジュール40,41,42を配置する場合には次のようにする。本体部28に対しネジ29により端子台27を組み付けた後、センターブラケット20に対し冷却器30、半導体モジュール40,41,42、板バネ50、バネ押え部材60を配し、ボルト70で締結する。また、ボルト120を螺入して半導体モジュール40〜42の端子45を固定する。その後において、センターブラケット20に一体形成された基板取付部140に対し、位置決めピン143に基板150を挿入するとともに半導体モジュール40,41,42の信号ピンPsに基板150を挿入し、この状態でネジ160にて基板150を基板取付部140(センターブラケット20)に固定する。
本実施形態によれば、第1の実施形態での(1)〜(11)に加えて以下のような効果を得ることができる。
(12)半導体装置の構成として、取付用フレーム部材としてのセンターブラケット20は、基板取付部140が一体形成され、基板取付部140に基板150が取り付けられる。よって、センターブラケット20とは別体の基板取付部品を用意する場合には、センターブラケット20に対し基板取付部品を組付けてから基板取付部品に対し基板を取り付けることになる。この場合にはセンターブラケットと基板取付部品との間の取付公差が生じ、さらに基板取付部品と基板との間に取付公差が生じ、センターブラケットと基板との取付公差が大きくなってしまう。よって、センターブラケットに対して位置決めされる半導体モジュールの信号ピンと基板との接続が困難になる。
これに対し本実施形態ではセンターブラケット20に基板取付部140が一体形成されており(基板取付部をセンターブラケットに一体にしており)、介在する部品が少ないので半導体モジュール40,41,42,80,81,82の信号ピンPsと基板150の位置精度が向上する(組付け精度が向上する)。このようにして基板150が、センターブラケット20に一体形成された基板取付部140に取り付けられるので、位置決めが高精度となる。また、基板150が冷却器30の第1の面としての上面に対し交差するように配置されるので、基板150をコンパクトに配置できる。さらに、基板取付部140をセンターブラケット20に一体にすることにより、組付け工数を低減でき、コストダウンを図ることができる。
(13)半導体装置の製造方法として、第1の実施形態での上記(10)における第4の工程の後に、センターブラケット20に一体形成された基板取付部140に対し基板150を取り付ける(固定する)工程を更に有するので、基板150を高精度に位置決めすることができる。
あるいは、第1の実施形態での上記(9)における第2の工程の後に、センターブラケット20に一体形成された基板取付部140に対し基板150を取り付ける(固定する)工程を更に有するとしてもよい。この場合にも基板150を高精度に位置決めすることができる。
なお、基板150の固定のためのネジ160の数は「5」であったが、「5」に限るものではない。また、基板150の固定はネジ止めに限らず適宜変更してもよく、例えばクリップ等で固定してもよい。また、半導体モジュール40〜42,80〜82を水平に配置するとともに基板150を垂直に配置したが(半導体モジュールと直角に基板150を配置したが)、基板150を水平に配置してもよい。つまり、基板150を冷却器30の第1の面に対し交差する方向(垂直)に固定したが、基板150を冷却器30の第1の面に対し平行に固定してもよい。この場合半導体モジュールの信号ピンPsを適宜曲げれば、信号ピンPsと基板150を接続することが可能である。また、図17においてアルミ製のセンターブラケットを用いてアルミ製の基板取付部140を一体形成する場合について説明したが、図2(b)のように樹脂製のセンターブラケットを用いて樹脂製の基板取付部を一体形成してもよい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・前述の実施形態における半導体モジュール40,41,42,80,81,82の数については、用途に応じて適宜変更することができる。
・前述の実施形態における冷却器30は水冷構造になっているが,空冷構造でもよい。
・前述の実施形態におけるバネは、板バネとしているが、皿バネ等でもよい。
・前述の実施形態における冷却器30は、片側のバネ押え部材60と、ボルト70にて共締めしているが共締めでなくてもよい。つまり、バネ押え部材60および冷却器30をセンターブラケット20に対して共締めしたが、必ずしも共締めする必要はない。
・前述の実施形態におけるセンターブラケット20には冷却器変形防止用の梁24a,24bが設けられているが,冷却器30の変形が無ければ不要としてもよい。
・前述の実施形態における各部品の形状については,用途に応じて適宜変更すればよい。
・締結はネジ止め以外、例えば、カシメでもよい。
・半導体モジュールの端子45とインサート電極21との電気的接続は溶接等でもよい。
・各半導体モジュール40,41,42,80,81,82のパワートランジスタQ1,Q2,Q3,Q4は、IGBT以外にも、例えば、MOSFET等でもよい。
・半導体モジュール40と半導体モジュール80、半導体モジュール41と半導体モジュール81、半導体モジュール42と半導体モジュール82は、それぞれ並列接続して、全体として1つの3相インバータを形成したが、半導体モジュール40〜42と半導体モジュール80〜82で2つの3相インバータを形成しても良い。この場合インサート電極21は不要となるが、端子45に他のバスバー等が接続可能にセンターブラケット20と一体的に端子台を設けると良い。
10…半導体装置、20…センターブラケット、24a,24b…冷却器変形防止用梁、30…冷却器、40,41,42…第1の半導体モジュール、50…第1の板バネ、60…第1のバネ押え部材、70…ボルト、80,81,82…第2の半導体モジュール、90…第2の板バネ、100…第2のバネ押え部材、110…ボルト、140…基板取付部、150…基板。

Claims (10)

  1. 少なくとも一方の面が冷却器の配置面となっている取付用フレーム部材と、
    前記取付用フレーム部材における第1の面に配置される冷却器と、
    前記取付用フレーム部材における第1の面側に前記冷却器と接触するように配置される第1の半導体素子と、
    前記取付用フレーム部材における第1の面側において前記第1の半導体素子の上に配置される第1の弾性体と、
    前記取付用フレーム部材における第1の面側において配置される第1の弾性体押え部材と、
    前記第1の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に前記第1の半導体素子が前記冷却器に圧接されると共に前記冷却器が挟持されるように締結する第1の締結部材と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記取付用フレーム部材における第2の面側に前記冷却器と接触するように配置される第2の半導体素子と、
    前記取付用フレーム部材における第2の面側において前記第2の半導体素子の上に配置される第2の弾性体と、
    前記取付用フレーム部材における第2の面側において配置される第2の弾性体押え部材と、
    前記第2の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に前記第2の半導体素子が前記冷却器に圧接されるように締結する第2の締結部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記取付用フレーム部材は、冷却器変形防止用梁を有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記取付用フレーム部材は、基板取付部が一体形成され、当該基板取付部に基板が取り付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記基板が前記冷却器の第1の面に対し交差するように配置されることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 取付用フレーム部材における第1の面に、冷却器、前記冷却器と接触する第1の半導体素子、前記第1の半導体素子を前記冷却器に圧接する第1の弾性体、前記第1の弾性体を押える第1の弾性体押え部材を配置する第1の工程と、
    前記第1の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に対し前記第1の弾性体を挟んで前記冷却器を挟持するように締結する第2の工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記第2の工程の後に、前記取付用フレーム部材に一体形成された基板取付部に対し基板を取り付ける工程を更に有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記取付用フレーム部材における第2の面に、前記冷却器と接触する第2の半導体素子、前記第2の半導体素子を前記冷却器に圧接する第2の弾性体、前記第2の弾性体を押える第2の弾性体押え部材を配置する第3の工程と、
    前記第2の弾性体押え部材を前記取付用フレーム部材に対し前記第2の弾性体を挟んで締結する第4の工程と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第4の工程の後に、前記取付用フレーム部材に一体形成された基板取付部に対し基板を取り付ける工程を更に有することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記取付用フレーム部材は、前記第2の面に、冷却器変形防止用梁を有することを特徴とする請求項8または9に記載の半導体装置の製造方法。
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