JP2014016156A - 清浄空気吹出装置 - Google Patents

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Takehito Suzuki
剛人 鈴木
Tomoyuki Kakinuma
朋之 柿沼
Tsunezo Nitta
恒造 新田
Yuki Fujishiro
祐樹 藤代
Kazuma Fukiura
和馬 吹浦
Takahiro Sato
卓広 佐藤
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Abstract

【課題】容易に設置することができる清浄空気吹出装置を提供する。
【解決手段】清浄空気吹出装置は、清浄化された一様空気流を吹き出す空気流吹出面を有するプッシュフード2を備えている。プッシュフード2は、プッシュフード2を設置すると形成されるプッシュフード2の空気流吹出面23の周縁方向において近接する周壁に対し、清浄空気の衝突気流を発生させるための側方空気吹出部28が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、清浄空気吹出装置に関する。
従来、局所的な作業空間の空気清浄度を向上させる装置としてクリーンベンチがしばしば用いられている。一般的なクリーンベンチは、作業台の手前の面だけが作業用の開口になっており、それ以外の面では清浄度を保つために囲いとなっている。このようなクリーンベンチでは、その囲い内に清浄空気吹き出し口が配置されており、作業者は手前の作業用の開口から手を入れて作業を行っている。
しかし、クリーンベンチの作業用の開口が狭いことから、作業者が精密機械の組立作業等を行う場合には、その作業性に問題がある。また、製造ラインのように、製品や製造部品の移動が伴う場合には、ライン全体をクリーンルーム内に入れる等の措置がとられてきたが、これでは設備が大規模になってしまうという問題がある。
このため、清浄化された空気の一様流を吹き出すことのできる一対のプッシュフード(清浄空気吹出装置)の空気流開口面を対向させて配置し、それぞれの空気流開口面からの空気流を衝突させることにより、一対のプッシュフード間の領域を他の領域に比較して高い清浄度を有する清浄空気空間とすることができる局所空気清浄化装置が提案されている(特許文献1)。
特開2008−275266号公報
ところで、局所空気清浄化装置の清浄空気を吹き出す清浄空気吹出装置を床置きする場合、清浄空気吹出装置と床面とが気密状態となるように密着させて設置しないと、気流に誘引されて清浄でない空気が、清浄空気吹出装置と床面との間から巻き込まれてしまうおそれがある。また、清浄空気吹出装置にガイドを付けて遠くまで清浄空気を搬送しようとする場合、清浄空気吹出装置とガイドとの接続部が気密状態となるように密着させないと、清浄でない空気が装置とガイドとの間から巻き込まれてしまうおそれがある。このように、局所空気清浄化装置の清浄空気吹出装置の設置に労力を要するおそれがある。このため、容易に設置することができる清浄空気吹出装置が求められている。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、容易に設置することができる清浄空気吹出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る清浄空気吹出装置は、
清浄化された一様空気流を吹き出す空気流吹出面を有するプッシュフードを備え、
前記プッシュフードは、当該プッシュフードを設置すると形成される該プッシュフードの空気流吹出面の周縁方向において近接する周壁に対し、清浄空気の衝突気流を発生させるための側方空気吹出部が設けられている、ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る清浄空気吹出装置は、
清浄化された一様空気流を吹き出す空気流吹出面を有するプッシュフードを備え、
前記プッシュフードは、前記空気流吹出面の全側面に、清浄化された一様空気流を吹き出す側方空気吹出部が設けられている、ことを特徴とする。
前記側方空気吹出部は、当該側方空気吹出部が設けられている面の前記空気流吹出面の周縁方向に渡って形成されていることが好ましい。
前記プッシュフードは、例えば、複数のプッシュフードを連結してなる。
前記空気流吹出面から吹き出される清浄化された一様空気流の流速は0.1〜1.0m/sであることが好ましい。
前記空気流吹出面から吹き出される清浄化された一様空気流の流速は0.2〜0.5m/sであることが好ましい。
本発明によれば、容易に設置することができる清浄空気吹出装置を提供することができる。
本発明の清浄空気吹出装置を示す図である。 プッシュフードの構造を示す図である。 従来のプッシュフードと床面との間の空気流の流れを説明するための図である。 本発明のプッシュフードと床面との間の空気流の流れを説明するための図である。 他の実施の形態のプッシュフードの構造を示す図である。 他の実施の形態のプッシュフードの構造を示す図である。 ばらつき試験の測定位置を示す図である。 実施例1〜4及び比較例1〜8の装置及び測定位置を説明するための図である。 実施例5及び比較例9の装置及び測定位置を説明するための図である。 実施例6の測定位置を説明するための図である。
以下、本発明の清浄空気吹出装置について、図面を参照して説明する。
図1に本実施の形態の清浄空気吹出装置を示す。図1に示すように、本実施の形態の清浄空気吹出装置1は、プッシュフード2を備えている。
プッシュフード2は、基本的には、清浄化された一様空気流を吹き出す機構を有するものであればよく、従来からプッシュプル型換気装置に用いられているプッシュフードを基本的構造とし清浄用フィルタを内設した構造を採用することができる。ただし、後述するように、プッシュフード2は、プッシュフード2を設置すると形成されるプッシュフード2の空気流吹出面の周縁方向において近接する周壁、例えば、床面、ガイド、壁面などに対し、清浄空気の衝突気流を発生させるための側方空気吹出部が設けられている。
ここでいう一様空気流および一様流は、林太郎著「工場換気」(空気調和・衛生工学会 1982年発行)に記載の一様流と同義であり、一様に連続し、大きな渦部の生じない微風速の流れをいう。ただし、本発明は、空気の流速および速度分布を厳密に規定した空気吹き出し装置を提供しようとするものではない。一様空気流は、例えば、障害物がない状態での速度分布のバラツキが、その平均値に対して±50%以内、さらには±30%以内であるものが好ましい。
図2にプッシュフード2の構造を示す。図2に示すように、プッシュフード2のハウジング21は、略直方体状に形成され、その一面に空気流吸込面22が形成されている。空気流吸込面22は、例えば、ハウジング21の一面全体に複数の孔が形成された面からなる。空気流吸込面22では、この孔からプッシュフード2の外部の周辺空気である外気や室内空気を取り入れる。また、ハウジング21の空気流吸込面22と対向する他面には、空気吹出面23が形成されている。空気吹出面23は、例えば、ハウジング21の一面全体に複数の孔が形成された面からなる。空気吹出面23では、この孔からプッシュフード2内で形成された清浄空気の一様空気流がプッシュフード2の外部に吹き出される。プッシュフード2の空気流吹出面23の大きさは、特に限定されるものではないが、例えば、1050mm×850mmである。また、空気流吹出面23から吹き出される清浄化された一様空気流の流速は、0.1〜1.0m/sであることが好ましく、0.2〜0.5m/sであることがさらに好ましい。
ハウジング21内には、送風機構24と、高性能フィルタ25と、整流機構26とが配置されている。
送風機構24は、ハウジング21内の空気流吸込面22側に配置されている。送風機構24は、空気吹き出し用のファン等から構成されている。送風機構24は、プッシュフード2の周辺空気である外気や室内空気を空気流吸込面22から取り入れるとともに、空気流吹出面23から空気流を吹き出す。また、送風機構24は、ファンの吹き出し力を制御することにより、空気流吹出面23から吹き出される空気流の流速を可変できるように形成されている。
高性能フィルタ25は、送風機構24と整流機構26との間に配置されている。高性能フィルタ25は、取り入れた周辺空気をろ過するためのHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)やULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)等の清浄化レベルに応じた高性能フィルタから構成されている。高性能フィルタ25は、送風機構24によって取り入れた周辺空気を所望の洗浄化レベルの清浄空気に清浄化する。高性能フィルタ25により所望の洗浄化レベルに清浄された清浄空気は、送風機構24により整流機構26に送られる。
整流機構26は、高性能フィルタ25と空気流吹出面23との間に配置されている。整流機構26は、図示しない空気抵抗体を備えており、それはパンチングプレートや網部材などから形成されている。整流機構26は、高性能フィルタ25から送風され、空気流吹出面23全体に対して通気量に偏りのある送風空気を、空気流吹出面23全体に対して通気量に偏りのない均一化された空気流(一様空気流)に補正(整流)する。この整流された一様空気流が、送風機構24により、空気流吹出面23全体からプッシュフード2の外部に吹き出される。
また、プッシュフード2は、図2に示すように、ハウジング21内の空気流吸込面22と送風機構24との間に、プレフィルタ27が配置されていることが好ましい。プレフィルタ27としては、例えば、中性能フィルタが挙げられる。空気流吸込面22と送風機構24との間にプレフィルタ27を配置することにより、空気流吸込面22を介してハウジング21内部に吸い込まれた周辺空気に含まれる比較的大きな粉塵を取り除くことができる。このように周辺空気に含まれる粉塵の大きさに応じて多段階で粉塵を取り除くことができるので、目詰まり等が生じやすい高性能フィルタ25の性能を長期間維持することができる。
プッシュフード2には、床面(周壁)に対し、清浄空気の衝突気流を発生させるための側方空気吹出部28が設けられている。側方空気吹出部28は、整流機構26により整流された一様空気流の一部をハウジング21の底面から床面に吹き出す構造のものであればよく、例えば、図2に示すように、整流機構26とハウジング21の底面とを連通する複数の孔から形成されている。
ここで、側方空気吹出部28の複数の孔は、側方空気吹出部28が設けられている面(図2の下面)の側方空気吹出部28の周縁方向(幅方向)に渡って形成されていることが好ましい。また、側方空気吹出部28から吹き出される空気流の風速は均一であることが好ましい。さらに、空気流吹出面23から吹き出される空気流の風速は、側方空気吹出部28から吹き出される空気流の風速と同一であることが好ましい。また、側方空気吹出部28から吹出した空気流が衝突する周壁と、プッシュフードの周壁と近接する面との距離は、一定であることが好ましい。このように構成することにより、側方空気吹出部28と床面との間の領域に周辺空気が進入しにくくなるためである。
このように構成されたプッシュフード2では、送風機構24によって取り入れた周辺空気がプレフィルタ27、及び、高性能フィルタ25によって所望の洗浄化レベルの清浄空気に清浄化される。そして、清浄化された清浄空気は整流機構26によって一様空気流に整流される。このように清浄化された一様空気流は空気流吹出面23全体からプッシュフード2の空気流吹出面23にほぼ垂直方向に外部へ向かって吹き出される。また、清浄化された一様空気流の一部が側方空気吹出部28からプッシュフード2の底面にほぼ垂直方向に床面へ向かって吹き出される。
特許文献1の局所空気清浄化装置では、清浄化された一様空気流を吹き出すプッシュフードが直に机などに設置されているが、防振ゴムなどを机と接する面に挟まないと、プッシュフードを稼動させたときの振動が机に伝わってしまう。このため、防振ゴムを挟んだ場合には、机とプッシュフードの間に隙間が生じやすい。このように、机とプッシュフードの間に隙間が生じると、図3に示すように、プッシュフードから吹き出す一様空気流に誘引されて、室内の清浄化されていない空気が、清浄化した一様空気流に巻き込まれてしまう。
これに対して、本発明のプッシュフード2は、その底面に整流機構26により整流された一様空気流の一部を吹き出す側方空気吹出部28が設けられているので、側方空気吹出部28から吹き出された一様空気流が床面と衝突する。図4に示すように、側方空気吹出部28から吹き出された一様空気流が床面と衝突すると、衝突した一様空気流の一部がぶつかった床面の外側へと流出しているので、プッシュフード2の空気流吸込面22側の空気(局所空気清浄化装置外部の周辺空気)が床面と側方空気吹出部28との間の領域に進入することがなくなる。このため、プッシュフード2の空気流吹出面23側の領域の洗浄度が保たれる。よって、清浄空気吹出装置1と床面とが気密状態となるように密着させて設置する必要がなく、清浄空気吹出装置1を容易に設置することができる。
ここで、床面(周壁)と側方空気吹出部28(プッシュフード2)との距離は、50mm以下であることが好ましく、20mm以下であることがさらに好ましい。かかる範囲とすることにより、プッシュフード2の空気流吸込面22側の空気が床面と側方空気吹出部28との間の領域に、さらに進入しにくくなり、プッシュフード2の空気流吹出面23側の領域の洗浄度が保たれるためである。
また、側方空気吹出部28から吹き出された一様空気流が床面(周壁)と衝突し、衝突した一様空気流が、空気流開口面23から吹き出す一様空気流と交わるときには、それぞれの風速が同程度となることが好ましい。そうなることにより、空気流開口面23から吹き出す一様空気流の一様性が保たれるからである。
以上説明したように、本実施の形態の局所空気清浄化装置1によれば、プッシュフード2の底面に整流機構26により整流された一様空気流の一部を吹き出す側方空気吹出部28が設けられているので、清浄空気吹出装置1の空気流吸込面22側(局所空気清浄化装置外部)の周辺空気が床面と側方空気吹出部28との間の領域に進入することがなくなる、このため、清浄空気吹出装置1と床面をはじめとする周壁とが気密状態となるように密着させて設置する必要がなく、清浄空気吹出装置1を容易に設置することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、プッシュフード2に近接する部材として、床の場合を例に本発明を説明したが、本発明はプッシュフード2に近接する部材と対向する面に側方空気吹出部28が設けられていればよく、例えば、図5に示すように、側方空気吹出部28が、プッシュフード2の床面と対向する位置のみならず、プッシュフード2に設けられたガイド3と対向する位置にも設けられていてもよい。この場合、プッシュフード2の底面に床面に向かって清浄化された一様空気流を吹き出す側方空気吹出部28が設けられているとともに、プッシュフード2の側面、プッシュフード2の上面に、ガイド3に向かって清浄化された一様空気流を吹き出す側方空気吹出部28が設けられている。
特許文献1のプッシュフードに(清浄化された一様空気流を遠くまで搬送するために)ガイドを設ける場合は、プッシュフードとガイドを気密状態で接続しないと、プッシュフードとガイドの隙間から清浄化されていない空気が混入してしまい、プッシュフードから吹き出す清浄化された一様空気流が汚染されてしまう。これに対して、本発明のプッシュフード2では、ガイド3と対向する面に側方空気吹出部28が設けられ、側方空気吹出部28から清浄化された空気が吹き出されている。このため、ガイド3と側方空気吹出部28との間から外側に押し流すように空気が流れ出し、プッシュフード2の空気流吹出面23から吹き出す清浄化された一様空気流が汚染されることがなくなる。このため、プッシュフード2とガイド3との接続部とが気密状態となるように密着させて設置する必要がなく、清浄空気吹出装置1を容易に設置することができる。
また、プッシュフード2(の側面)に壁が近接している場合、この壁と対向する面に側方空気吹出部28を設けてもよい。この場合、プッシュフード2と壁との接続部とが気密状態となるように密着させて設置する必要がなく、清浄空気吹出装置1を容易に設置することができる。
上記実施の形態では、プッシュフード2が1個のプッシュフードから構成されている場合を例に本発明を説明したが、プッシュフード2を構成するプッシュフードの数は、2個以上であってもよい。例えば、プッシュフード2が連結具により4個(縦2個×横2個)のプッシュフードが連結されていてもよい。また、プッシュフード2が連結具により9個(縦3個×横3個)のプッシュフードが連結されていてもよい。これらのようにプッシュフード2が連結される場合には、プッシュフードの空気流開口面が同一方向であって、プッシュフードの短辺どうし、長辺どうしがそれぞれ隣り合うように配列される。例えば、図6に示すように、プッシュフード2が、連結具により、9個のプッシュフードがその空気流開口面が同一方向であって、プッシュフードの短辺どうし、長辺どうしがそれぞれ隣り合うように配列して連結されている場合、設置される床面と対向する底面を有しないプッシュフード2d〜2iには、従来からプッシュプル型換気装置に用いられているプッシュフードを採用することができる。一方、プッシュフード2が設置される床面と対向する底面を有するプッシュフード2a〜2cには、従来のプッシュフードの構造に、さらに、床面に向かって清浄化された一様空気流を吹き出す側方空気吹出部28が設けられている。この場合にもプッシュフード2の底面と対向する位置に側方空気吹出部28が設けることにより、清浄空気吹出装置1を容易に設置することができる。
また、プッシュフード2は底面にキャスターを取付けた構造としてもよい。この場合、プッシュフード2を容易に移動させることが可能である。このプッシュフード2は、局所空気清浄化装置に利用するのみでなく、プッシュプル型換気装置のプッシュフードとして利用可能であることは言うまでもないことである。また、プッシュフード2の形状は略直方体に限るものではない。
以下、本発明の具体的な実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。
まず、プッシュフード2の側方空気吹出部28から空気流を吹き出すことにより空気流吹出面23から吹き出される空気流の風速にバラツキが生じるか否かを確認した。プッシュフード2の下面に設けられた側方空気吹出部28から床面に向かって空気流を吹き出した場合と吹き出さない場合について、風速0.2〜0.5m/sに変化させ、図7に示す測定位置の風速を測定した。このときのプッシュフード2の空気流吹出面23の大きさは、縦300mm、横500mmとした。また、側方空気吹出部28からの空気流の吹き出し幅は、10mmとした。なお、プッシュフード2には、床面と接する面に4箇所(図示しない)の防振ゴムが設けられており、床面とプッシュフード2の床面と近接する面との距離は約5mmとなっている。側方空気吹出部28から空気流を吹き出さない結果を表1に示し、側方空気吹出部28から空気流を吹き出した結果を表2に示す。
表1及び表2に示すように、側方空気吹出部28から空気流を吹き出すか否かにかかわらず、空気流吹出面23から吹き出される空気流の風速にバラツキが生じないことが確認できた。
(実施例1〜4、比較例1〜8)
図8に示すように、テーブルT上に、本発明の清浄空気吹出装置1をプッシュフード2の空気流吹出面23が対向するように配置し、風速及びプッシュフード2間の距離Lを変化させた場合について、A面(L/2)、B面(L/3)、C面(L/6)で清浄度の測定を行った。本例では、空気流吹出面23から空気流を吹き出すとともに、プッシュフード2の下面に設けられた側方空気吹出部28から床面に向かって空気流を吹き出している。各面では、3分割した中点の計9点について清浄度の測定を行った。清浄度の測定は、PMS社製のLASAIR−IIを用い、粒子径0.3μmの粉塵数(個/CF)を測定した。清浄度は、300個/CF以下の場合を高い清浄度であると評価した。結果を表3〜6に示す。また、側方空気吹出部28から空気流を吹き出さない場合(比較例1〜4)を表7〜10に示す。
表7〜10に示すように、プッシュフード2の側方空気吹出部28から空気流を吹き出さないと、プッシュフード2間の距離Lが550mmで、A面〜C面の全ての下部領域で洗浄度の結果が悪くなるのに対し、表3〜6に示すように、プッシュフード2の側方空気吹出部28から空気流を吹き出すことにより、プッシュフード2間の距離Lをさらに広げても、洗浄度が良好な結果になることを確認した。このため、清浄空気吹出装置1を容易に設置できることを確認した。
(実施例5、比較例9)
図9に示すように、プッシュフード2に長さ12mのガイド3が設けられ、プッシュフード2の空気流吹出面(正面吹出面)23の全側面(側面吹出面(上)、側面吹出面(下)、側面吹出面(左)、及び、側面吹出面(右))に側方空気吹出部28が設けられた清浄空気吹出装置1を用いた場合について、プッシュフード2から6mの位置(面)で清浄度の測定を行った。本例では、9個(縦3個×横3個)のプッシュフード2をその空気流開口面が同一方向であって、プッシュフード2aの短辺どうし、長辺どうしがそれぞれ隣り合うように配列して連結している。また、本例では、空気流吹出面23から空気流を吹き出すとともに、側方空気吹出部28から空気流を吹き出している。空気流の風速は、0.2m/sとした。測定位置は、全体高さの1/2(上)、及び、全体高さの1/6(下)の高さの3分割した中点の計6点とした。清浄度の測定は、実施例1〜4と同様である。この結果を表11に示す。また、側方空気吹出部28から空気流を吹き出さない場合(比較例5)を表12に示す。
表11及び表12に示すように、側方空気吹出部28から空気流を吹き出すことにより、洗浄度が良好な結果になることを確認した。このため、清浄空気吹出装置1のプッシュフード2にガイド3が設けられていても、清浄空気吹出装置1を容易に設置できることを確認した。
(実施例6)
実施例5と同様に、図9に示す清浄空気吹出装置1を用いた場合について、プッシュフード2とガイド3との間の図10に示すガイド3内の側方上部(測定点1)、側方下部(測定点2)の2点の清浄度の測定を行った。本例では、空気流吹出面23から空気流を吹き出すとともに、側方空気吹出部28から空気流を吹き出している。空気流の風速は、0.3m/sとした。なお、比較のため、清浄空気吹出装置1外(ガイド外)の側方上部(測定点3)、側方下部(測定点4)についても清浄度の測定を行った。清浄度の測定は、実施例1〜5と同様である。また、測定点1、2での風速の測定を行った。これらの結果を表13に示す。
表13に示すように、プッシュフード2とガイド3との間についても洗浄度が良好な結果になることを確認した。また、空気流の風速について変化が生じないことを確認した。このため、清浄空気吹出装置1のプッシュフード2にガイド3が設けられていても、清浄空気吹出装置1を容易に設置できることを確認した。
本発明は清浄空気吹出装置に有用である。
1 清浄空気吹出装置
2 プッシュフード
21 ハウジング
22 空気流吸込面
23 空気吹出面
24 送風機構
25 高性能フィルタ
26 整流機構
27 プレフィルタ
28 側方空気吹出部

Claims (1)

  1. 清浄化された一様空気流を吹き出す空気流吹出面を有するプッシュフードを備え、
    前記プッシュフードは、当該プッシュフードを設置すると形成される該プッシュフードの空気流吹出面の周縁方向において近接する周壁に対し、清浄空気の衝突気流を発生させるための側方空気吹出部が設けられている、ことを特徴とする清浄空気吹出装置。
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