JP2014016231A - pH計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 イオン感応性電界効果トランジスタを有するpH計において、ISFETチップと配線手段との接続が容易であり、かつ、センサ構成部をニードル状に非常に細長くすることが容易な構造を有するpH計を提供すること。
【解決手段】 フレキシブルプリント配線板10の第1配線パターン30と第2配線パターン35とが上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成されているので、フレキシブルプリント配線板10の長さが200mmと非常に長いのに対して、幅1.0mmとあたかも線条体のように長細いものとなっている。また、さらに、ISFETチップ60の図示していない電極をISFETチップ用端子33及び37にフェイスダウンボンディングすることによって、ISFETチップ60をフレキシブルプリント配線板10に実装するので、技術的困難性が低く、実装工程が非常に簡便になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、pH計に関し、特にISFET(イオン感応性電界効果トランジスタ)を有するpH計に関する。
図7は、従来技術に係るイオン濃度計を示す説明図である。図7において、70は基板、71はリード部、72は絶縁被膜、73は対極部、74は参照電極部、75は作用電極部、76はリード線、77はコネクタ、78はカバー、79はフィルタである。
この従来技術に係るセンサ構成部は、電極等を形成する基板70と、基板70をカバーするフィルタ79付きのカバー78と、図示しない計測装置と接続するリード線76から構成されている。基板70の表面に絶縁被膜72が形成され、その近傍に比較電極部75、参照電極部74、対極部73、リード部71が形成されている。計測装置とは、3つのリード部71にそれぞれ接続されたリード線76のワイヤとコネクタ77とを介して接続されている。
ところで、ISFET式のpH計は、センサ部がISFETチップで小型化に適しているので、特に医療電子工学分野やバイオセンサ分野で利用されることが多くなっている。これらの分野では、極微量サンプルの化学種の測定を可能とするために、センサ構成部を注射針のような細長い円筒状ケースに収納した構造とすることが求められている。
細長い円筒状ケースに収納するために、センサ構成部をニードル状に非常に細長いものにすると、リード線となる極細ワイヤをリード部にボンディングする必要がある。極細ワイヤのボンディングには、図7に示したリード線76のワイヤをボンディングするような一般的なワイヤボンディング装置では困難であり、高価な特殊装置を導入する必要がある。また、ボンディングした極細ワイヤに電気的絶縁を施し、製造工程において断線しないように特段の配慮も必要となる。さらに、ボンディング個所の電気的接続の目視検査もできないので、ボンディングで不具合が生じても、不具合があるものを次の工程に送り込んでしまうことになる。
また、別のボンディング法として、片面のフレキシブルプリント配線板(FPC)にISFETチップをフェイスダウンボンディングする方法がある。ボンディング工程は手作業も可能なほど簡便であり、電気的接続のチェックにも即応する利点がある。しかし、ISFETチップの電極部に接続される部分と、計測装置の回路基板に接続される部分との間は、2本又は3本の配線パターンを並列に形成する必要がある。よって、例えばISFETチップの幅が1.0mmであれば、フレキシブルプリント配線板の幅は2.5mm程度になるので、センサ構成部をニードル状に非常に細長くすることは困難である。
特開平7−140114公報
本発明は、上記課題を解決するために、イオン感応性電界効果トランジスタを有するpH計において、ISFETチップと配線手段との接続が容易であり、かつ、センサ構成部をニードル状に非常に細長くすることが容易な構造を有するpH計を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ISFETチップ及び回路基板を有するpH計において、上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成された複数の配線パターンと、前記複数の配線パターンの一方の端部に、前記ISFETチップに対してそれぞれ電気的に接続された接続端子と、前記複数の配線パターンの他方の端部に、前記回路基板に対してそれぞれ電気的に接続された接続端子とを備えたフレキシブルプリント配線板を有することを特徴とするpH計である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記フレキシブルプリント配線板は、前記ISFETチップに対する前記接続端子及び前記回路基板に対する前記接続端子は、前記複数の配線パターンが延びる方向に沿ってそれぞれ配置されていることを特徴とするpH計である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記フレキシブルプリント配線板は、前記複数の配線パターンと、前記ISFETチップに対する前記接続端子及び前記回路基板に対する前記接続端子の一部とがスルーホールを介して電気的に接続されていることを特徴とするpH計である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記フレキシブルプリント配線板は、前記ISFETチップに対する前記接続端子と前記回路基板に対する前記接続端子とが上面と下面とに択一的に配置されていることを特徴とするpH計である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、さらに、前記フレキシブルプリント配線板と前記回路基板との間に介在する延長用フレキシブルプリント配線板を有し、前記延長用フレキシブルプリント配線板は、上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成された複数の延長用配線パターンと、前記複数の延長用配線パターンの一方の端部に、前記フレキシブルプリント配線板の前記他方の端部の前記接続端子に対してそれぞれ電気的に接続された接続端子と、前記複数の延長用配線パターンの他方の端部に、前記回路基板に対してそれぞれ電気的に接続された接続端子とを備えていることを特徴とするpH計である。
請求項1に記載の発明によれば、フレキシブルプリント配線板に備えている上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成された複数の配線パターンによって、ISFETチップと回路基板とを電気的に接続するので、フレキシブルプリント配線板を配線パターン1本分の幅とすることができ、ISFETチップと配線手段との接続が容易になり、かつ、センサ構成部をニードル状に非常に細長くすることが容易になる。
請求項2に記載の発明によれば、フレキシブルプリント配線板の両端の接続端子を複数の配線パターンが延びる方向に沿って配置しているので、フレキシブルプリント配線板の両端部を幅広にする必要がなく、フレキシブルプリント配線板を全長に渡って一定の幅にすることができる。ひいては、幅広の部分がないので、ニードル状のケースに収納することが容易になる。
請求項3に記載の発明によれば、スルーホールを介して電気的に接続するので、フレキシブルプリント配線板に形成する各接続端子の上面部の高さを揃えることができ、ISFETチップ及び回路基板との電気的接続を容易にすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ISFETチップと回路基板とのいずれか一方が裏面側に位置していても容易に電気的に接続することができる。
請求項5に記載の発明によれば、延長用フレキシブルプリント配線板を用いることによって、市場ニーズに応じてセンサ構成部をさらに長いものとすることができる。また、1つのフレキシブルプリント配線板でセンサ構成部をさらに長くする場合には、基盤となる絶縁樹脂層の面積を大きくする必要があるが、この絶縁樹脂層を大きくすることはセンサ構成部の製造コストを増大させる要因となる場合がある。しかし、2つのフレキシブルプリント配線板を用いてセンサ構成部をさらに長くする場合には、基盤となる絶縁樹脂層の面積を大きくせずに済む可能性が高くなり、製造コストの増大を一定程度防ぐことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は断面図である。 本発明の第4及び第5の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は第4及び第5の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板の断面、(b)は第5の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板の断面図である。 ISFET式のpH計における動作原理の説明図である。 従来技術に係るイオン濃度計を示す説明図である。
以下に、本発明の各実施の形態に係るpH計を図面に基づいて説明する。なお、図面にはセンサ構成部以外の部分の形状について特に記載していないが、この部分はニードル状とする必要なく、例えば電子体温計の本体部のような薄型の略直方体形状にするなど適宜選択できる。
まず、ISFET式のpH計の動作原理について、図6に基づいて説明する。図6は、ISFET式のpH計における動作原理の説明図である。60はISFETチップ、64は比較電極、65はドレイン電極、66はソース電極、67はP型基板、68はゲート絶縁膜、69は溶液である。
pHセンサとなるISFETチップ60は、Nチャンネル型のISFETである。ISFETは、Ion‐Sensitive Field‐Effect Transistorという英語名の略称であり、ユニポーラトランジスタであるFETの構造をセンサに応用したものである。ゲート絶縁膜は、イオンに対して感応性があり、ISFETでは絶縁膜をこの性質を積極的に利用することで高性能なpHセンサを実現するものである。ISFETのゲート電極は、P型基板67の表面に作られた薄いゲート絶縁膜68の上に電解質の溶液69が接し、さらにこの溶液に比較電極64が接した構造からなっている。ISFETのデバイス動作は、この絶縁膜の下に形成される電荷チャンネルを利用するものであ。すなわち、上下2つのN型半導体層を形成し、それぞれをドレイン電極65とソース電極66とし、この間に電圧を引加する。この系において、電圧の印加でチャンネルという電流通路、つまりがN型半導体層間に電子の流れが形成されると、伝導電流が流れることになる。
この構造において、溶液69中で水素イオン濃度が増すと、P型半導体の主なキャリアである正孔はこれに反発してゲート絶縁膜68から遠ざかり、これとは反対に、通常はP型層内に少数派として存在する電子がゲート直下に引き寄せられる。その結果、ドレイン電極65とソース電極66との間にチャンネルという電流通路が形成される。このように、ゲート絶縁膜68に沿って蓄積した電子をこの図の上下方向へ流れるキャリア通路をゲート絶縁膜68に加えられるゲート電極の電位により制御できるのである。つまり、ゲート電極の電位によってドレイン電極65とソース電極66との間の電流をコントロールすることができる電位応答型センサとなる。したがって、水素イオン濃度が高いほどNチャネル層が厚くなって電流が多く流れるので、この電流値によってイオン濃度を検知できるのである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。図1において、10はフレキシブルプリント配線板、20は第1絶縁樹脂層、21は第2絶縁樹脂層、22は第3絶縁樹脂層、30は第1配線パターン、31は回路基板用端子、32はスルーホール、33はISFETチップ用端子、34はスルーホール、35は第2配線パターン、36は回路基板用端子、37はISFETチップ用端子、60はISFETチップ、60aは露出部、61は封止樹脂であり、その他の符号は図6と同じものを示す。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。図2において、図2で用いた符号は、すべて図1と同じものを示す。なお、図1において、フレキシブルプリント配線板10の中間部を省略しており、図2から図5においても同様に中間部を省略している。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部は、フレキシブルプリント配線板10をその構造の基盤としている。フレキシブルプリント配線板10は、ポリイミドフィルムで銅箔をサンドイッチした構造で、強度があり屈曲性に富んだ配線基板である。さらに、フレキシブルプリント配線板10は、いわゆる両面型のものであり、上下両面に回路パターンを形成したものである。フレキシブルプリント配線板10の第1絶縁樹脂層20、第2絶縁樹脂層21及び第3絶縁樹脂層22は、厚さ25μmポリイミドフィルムで下からこの順序で積層されている。さらに、これらの絶縁樹脂層は、長さ200mm、幅1.0mmに形成されている。
第1配線パターン30は、第1絶縁樹脂層20と第2絶縁樹脂層21との間に形成されており、厚さ25μm、幅0.5mmの圧延銅箔からなる。第1配線パターン30の回路基板に電気的に接続される側には、回路基板用端子31が形成されている。回路基板用端子31は、スルーホール32によって第2絶縁樹脂層21の上面側に露出していると共に、第1配線パターン30と導通している端子としたもので、図示していない回路基板に接続されている。さらに、第1配線パターン30のISFETチップ60側には、ISFETチップ用端子33が形成されている。ISFETチップ用端子33は、スルーホール34によって第2絶縁樹脂層21の上面側に露出していると共に、第1配線パターン30と導通している端子としたものである。
第2配線パターン35は、第2絶縁樹脂層21と第3絶縁樹脂層22との間に形成されており、厚さ25μm、幅0.5mmの圧延銅箔からなる。第2配線パターン35は、第1配線パターン30の上方に、かつ、第1配線パターン30と平行に配置されている。したがって、フレキシブルプリント配線板10を平面的に見たときに、これらの配線パターンは、第2配線パターン35の両端部及びその近傍を除いて重なり合った状態となる。また、第2配線パターン35の回路基板に電気的に接続される側の先端部とその近傍は、第3絶縁樹脂層22に覆われずに露出した状態に形成されている。さらに、第2配線パターン35の回路基板に電気的に接続される側の先端部には回路基板用端子36が形成されており、回路基板用端子36は図示していない回路基板に接続されている。また、第1配線パターン30のISFETチップ60側も先端部とその近傍が露出しており、ISFETチップ60側の先端部には、ISFETチップ用端子37が形成されている。くわえて、回路基板用端子31、ISFETチップ用端子33、回路基板用端子36及びISFETチップ用端子37は、第1配線パターン30及び第2配線パターン35の長手方向の中心線に沿って列をなすように、かつ、これらの中心がこの中心線上に位置するように配置されている。
図1に示すように、ISFETチップ60は、略長方形板状に形成されると共に図示していない2極の電極が形成されており、ISFETチップ用端子33及び37に対してそれぞれフェイスダウンボンディングされている。さらに、ISFETチップ60は、ISFETチップ用端子33及び37に接続されている図示していない電極の周辺部分が封止樹脂61によって封止されている。封止樹脂61によって封止されていない露出部60aがP値hを計測するサンプルに浸潤又は挿入される部分となる。
以上の構成によれば、フレキシブルプリント配線板10の第1配線パターン30と第2配線パターン35とが上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成されているので、フレキシブルプリント配線板10の長さが200mmと非常に長いのに対して、幅1.0mmとあたかも線条体のように長細いものとなっている。また、さらに、ISFETチップ60の図示していない電極をISFETチップ用端子33及び37にフェイスダウンボンディングすることによって、ISFETチップ60をフレキシブルプリント配線板10に実装するので、技術的困難性が低く、実装工程が非常に簡便になる。また、フレキシブルプリント配線板の両端の接続端子を複数の配線パターンが延びる方向に沿って配置しているので、フレキシブルプリント配線板を全長に渡って配線パターン1本分の幅に切断白を加えた一定に形成することができる。さらに、スルーホール32とスルーホール34とを利用して回路基板用端子31とISFETチップ用端子33とを設けているので、回路基板用端子31、ISFETチップ用端子33、回路基板用端子36及びISFETチップ用端子37の高さを揃えることができ、ISFETチップ及び回路基板との電気的接続を容易にすることができる。
続けて、本発明の第2の実施の形態に係るpH計について説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。図3において、11はフレキシブルプリント配線板、23は第4絶縁樹脂層、38は第3配線パターン、39は回路基板用端子、40はスルーホール、41はISFETチップ用端子、42はスルーホールであり、その他の符号は図2と同じものを示す。
図3に示すように、本発明の第2の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部は、3極のISFETに対応するために、3つの配線パターンを形成したものである。まず、絶縁樹脂層については、第3絶縁樹脂層22の上に第4絶縁樹脂層23をさらに積層している。第1配線パターン30及び第2配線パターン35は、本発明の第1の実施の形態のフレキシブルプリント配線板10の第1配線パターン30及び第2配線パターン35とそれぞれ近似した形状及び構造を有するが、第2配線パターン35は第3絶縁樹脂層22と第4絶縁樹脂層23との間に形成されている。第3配線パターン38は、第2絶縁樹脂層21と第3絶縁樹脂層22との間に形成されており、厚さ25μm、幅0.5mmの圧延銅箔からなる。また、第3配線パターン38は、第1配線パターン30及び第2配線パターン35と平行に配置されている。したがって、フレキシブルプリント配線板10を平面的に見たときに、これら3つの配線パターンは、水平部分が重なり合った状態となる。また、第3配線パターン38の回路基板に電気的に接続される側には、回路基板用端子39が形成されている。回路基板用端子39は、スルーホール40によって第3絶縁樹脂層22の上面側に露出していると共に、第3配線パターン38と導通している端子としたもので、図示していない回路基板に接続されている。さらに、第3配線パターン38のISFETチップ60側には、ISFETチップ用端子41が形成されている。ISFETチップ用端子41は、スルーホール42によって第3絶縁樹脂層22の上面側に露出していると共に、第3配線パターン38と導通している端子としたものである。
以上のように、フレキシブルプリント配線板11は、3極の電極を有するISFETにおいても、本発明の第1の実施の形態のフレキシブルプリント配線板10と全く同様の作用効果が得られる。また、2層の配線パターンを形成したフレキシブルプリント配線板10と全く同じ幅に形成することが可能であり、ニードル状のケースに収納することが容易である。
さらに、本発明の第3の実施の形態に係るpH計について説明する。図4は、本発明の第3の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は断面図である。図4において、12はフレキシブルプリント配線板、24は第1絶縁樹脂層、25は第2絶縁樹脂層、26は第3絶縁樹脂層、43は第1配線パターン、44は回路基板用端子、45はISFETチップ用端子、46はスルーホール、47は第2配線パターン、48は回路基板用端子、49はスルーホール、50はISFETチップ用端子であり、その他の符号は図2と同じものを示す。
図4に示すように、本発明の第3の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部は、2極のISFETに対応するもので、本発明の第1の実施の形態のフレキシブルプリント配線板10に近い構成を有するが、回路基板用端子44及び48が下面側に設けられている点が異なる。すなわち、下から第1絶縁樹脂層24、第2絶縁樹脂層25、第3絶縁樹脂層26の順に積層し、第1絶縁樹脂層24と第2絶縁樹脂層25との間に第1配線パターン43が形成され、第2絶縁樹脂層25と第3絶縁樹脂層26との間に第2配線パターン47が形成されている。第1配線パターン43のISFETチップ用端子45及びスルーホール46は、本発明の第1の実施の形態のフレキシブルプリント配線板10と全く同様の構成である。回路基板側は、下面側に露出した回路基板用端子44が設けられている。第2配線パターン47のISFETチップ用端子50は、本発明の第1の実施の形態のフレキシブルプリント配線板10と全く同様の構成である。回路基板側は、下面側にスルーホール49によって設けた回路基板用端子48が露出している。なお、フレキシブルプリント配線板12を上下反転させれば、ISFETチップと回路基板との上下関係が逆の場合にも対応できる。
以上のように、フレキシブルプリント配線板12は、ISFETチップと回路基板とのいずれか一方がフレキシブルプリント配線板12の裏面側に位置していても容易に電気的に接続することができる。
さらに、本発明の第4及び第5の実施の形態に係るpH計について説明する。図5は、本発明の第4及び第5の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板を示し、(a)は第4及び第5の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板の断面、(b)は第5の実施の形態に係るpH計のフレキシブルプリント配線板の断面図である。図5において、13及び14は延長用フレキシブルプリント配線板、51は第1配線パターン、52は接続端子、53はスルーホール、54は接続端子、55はスルーホール、56は第2配線パターン、57及び58は接続端子、62及び63は封止樹脂であり、その他の符号は図2と同じものを示す。
本発明の第4の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部は、図5(a)に示すように、本発明の第1の実施の形態のフレキシブルプリント配線板10に対して、延長用フレキシブルプリント配線板13を接続している。すなわち、延長用フレキシブルプリント配線板13は、3層の絶縁樹脂層を設けており、第1配線パターン51の両端部に、接続端子52及びスルーホール53と、接続端子54及びスルーホール55とを設け、第2配線パターン56の両端部に接続端子57と接続端子58とを設けている。接続端子54と接続端子58とは、回路基板用端子31と回路基板用端子36とにそれぞれ接続されている。また、接続端子52と接続端子57とは、図示していない回路基板に接続される。さらに、フレキシブルプリント配線板10と延長用フレキシブルプリント配線板13とは封止樹脂62で接続部を保護している。
本発明の第5の実施の形態に係るpH計のセンサ構成部は、図5(b)に示すように、本発明の第4の実施の形態に係る構成に対して、延長用フレキシブルプリント配線板14を追加した構成となっている。延長用フレキシブルプリント配線板14は、延長用フレキシブルプリント配線板13と同じ構成を有している。また、延長用フレキシブルプリント配線板13と延長用フレキシブルプリント配線板14とは封止樹脂63で接続部を保護している。
以上説明した本発明の第4及び第5の実施の形態に係るpH計では、例えば延長用フレキシブルプリント配線板13及び14を長さ50mmとし、フレキシブルプリント配線板10と組み合わせることによって、センサ構成部を長さ200mm、250mm、300mmの3種類とすることができる。なお、延長用フレキシブルプリント配線板を3枚以上使用することも勿論可能である。また、これらのフレキシブルプリント配線板をすべて100mmの長さに統一することなども可能である。したがって、1種類又は2種類の長さのフレキシブルプリント配線板を製造するだけで、様々な長さのセンサ構成部を提供することが可能となる。
なお、本発明は以上に説明した内容に限定されるものではなく、例えば絶縁樹脂層の厚さ又は長さや配線パターンの厚さ又は長さは適宜変更可能である。また、各フレキシブルプリント配線板の長さや幅も適宜変更可能である。さらに、以上の各実施の形態に係るpH計の構成を適宜組み合わせるなど各請求項に記載した範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を加えることが可能である。
10 フレキシブルプリント配線板
11 フレキシブルプリント配線板
12 フレキシブルプリント配線板
13 延長用フレキシブルプリント配線板
14 延長用フレキシブルプリント配線板
20 第1絶縁樹脂層
21 第2絶縁樹脂層
22 第3絶縁樹脂層
23 第4絶縁樹脂層
24 第1絶縁樹脂層
25 第2絶縁樹脂層
26 第3絶縁樹脂層
30 第1配線パターン
31 回路基板用端子
32 スルーホール
33 ISFETチップ用端子
34 スルーホール
35 第2配線パターン
36 回路基板用端子
37 ISFETチップ用端子
38 第3配線パターン
39 回路基板用端子
40 スルーホール
41 ISFETチップ用端子
42 スルーホール
43 第1配線パターン
44 回路基板用端子
45 ISFETチップ用端子
46 スルーホール
47 第2配線パターン
48 回路基板用端子
49 スルーホール
50 ISFETチップ用端子
51 第1配線パターン
52 接続端子
53 スルーホール
54 接続端子
55 スルーホール
56 第2配線パターン
57 接続端子
58 接続端子
60 ISFETチップ
60a 露出部
61 封止樹脂
62 封止樹脂
63 封止樹脂
64 比較電極
65 ドレイン電極
66 ソース電極
67 P型基板
68 ゲート絶縁膜
69 溶液
70 基板
71 リード部
72 絶縁被膜
73 対極部
74 参照電極部
75 作用電極部
76 リード線
77 コネクタ
78 カバー
79 フィルタ

Claims (5)

  1. ISFETチップ及び回路基板を有するpH計において、
    上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成された複数の配線パターンと、
    前記複数の配線パターンの一方の端部に、前記ISFETチップに対してそれぞれ電気的に接続された接続端子と、
    前記複数の配線パターンの他方の端部に、前記回路基板に対してそれぞれ電気的に接続された接続端子とを備えたフレキシブルプリント配線板を有することを特徴とするpH計。
  2. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記ISFETチップに対する前記接続端子及び前記回路基板に対する前記接続端子は、前記複数の配線パターンが延びる方向に沿ってそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項1に記載のpH計。
  3. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記複数の配線パターンと、前記ISFETチップに対する前記接続端子及び前記回路基板に対する前記接続端子の一部とがスルーホールを介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のpH計。
  4. 前記フレキシブルプリント配線板は、前記ISFETチップに対する前記接続端子と前記回路基板に対する前記接続端子とが上面と下面とに択一的に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のpH計。
  5. さらに、前記フレキシブルプリント配線板と前記回路基板との間に介在する延長用フレキシブルプリント配線板を有し、
    前記延長用フレキシブルプリント配線板は、上下方向において重なり合うように、かつ、平行に形成された複数の延長用配線パターンと、
    前記複数の延長用配線パターンの一方の端部に、前記フレキシブルプリント配線板の前記他方の端部の前記接続端子に対してそれぞれ電気的に接続された接続端子と、
    前記複数の延長用配線パターンの他方の端部に、前記回路基板に対してそれぞれ電気的に接続された接続端子とを備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のpH計。
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