JP2014036623A - 水田作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】雨天時にも施肥ホッパ内に雨が入らないようにし、肥料が水分で塊になるのを防止し、また湿気のない肥料粒がスムーズに施肥ホッパから機体外部に排出される施肥装置を有する水田作業機を提供すること。
【解決手段】走行車体2上に開閉することなく肥料を施肥ホッパ60に投入する肥料投入口60aaを蓋部材60aに形成し、ホッパ60の下部に肥料の落下供給を停止させる肥料シャッタ63をスライド自在に設け、ホッパ60を繰出装置61に着脱自在に設けたので、雨天時に作業する際に施肥ホッパ60内に浸入する雨水を軽減することができるので、肥料が水分を吸収して塊になり、繰出装置61から圃場に供給されなくなることが防止され、肥料不足による苗の生育不良が防止され、水分により塊になって施肥ホッパ60内や繰出装置61に付着した肥料を取り除く作業が不要となるので、掃除やメンテナンス作業の労力が軽減される。
【選択図】図4
【解決手段】走行車体2上に開閉することなく肥料を施肥ホッパ60に投入する肥料投入口60aaを蓋部材60aに形成し、ホッパ60の下部に肥料の落下供給を停止させる肥料シャッタ63をスライド自在に設け、ホッパ60を繰出装置61に着脱自在に設けたので、雨天時に作業する際に施肥ホッパ60内に浸入する雨水を軽減することができるので、肥料が水分を吸収して塊になり、繰出装置61から圃場に供給されなくなることが防止され、肥料不足による苗の生育不良が防止され、水分により塊になって施肥ホッパ60内や繰出装置61に付着した肥料を取り除く作業が不要となるので、掃除やメンテナンス作業の労力が軽減される。
【選択図】図4
Description
この発明は、走行装置を有する機体の後部に施肥装置を備えた水田作業機に関する。
苗植付装置を機体後部に備えた水田作業機において、さらに苗植付装置の前側の機体に施肥装置を備えた水田作業機が知られている。
下記特許文献1記載の水田作業機は、施肥装置を中央部で分割し、作業終了後に肥料が残っているときは、施肥伝動機構の連結を解除し、左右の施肥ホッパ及び繰出装置を機体外側に回動させることによって、施肥ホッパの側方から肥料を排出できる構成としている。これにより、施肥ホッパ内に残った肥料を排出する際に施肥装置やブロアを駆動させるためにエンジンを入にする必要がなく、燃料の節約が図られると共に、施肥ホッパを傾けると肥料が重力によって一気に排出されるため、施肥ホッパから肥料の排出に要する時間が大幅に軽減される。
下記特許文献1記載の水田作業機は、施肥装置を中央部で分割し、作業終了後に肥料が残っているときは、施肥伝動機構の連結を解除し、左右の施肥ホッパ及び繰出装置を機体外側に回動させることによって、施肥ホッパの側方から肥料を排出できる構成としている。これにより、施肥ホッパ内に残った肥料を排出する際に施肥装置やブロアを駆動させるためにエンジンを入にする必要がなく、燃料の節約が図られると共に、施肥ホッパを傾けると肥料が重力によって一気に排出されるため、施肥ホッパから肥料の排出に要する時間が大幅に軽減される。
また、特許文献2の播種作業機は、施肥装置と播種装置を備え、圃場に種子を播きながら、播種箇所の周辺に肥料を供給するものである。
特許文献1記載の水田作業機の施肥装置では、肥料を補充する際には施肥ホッパの上部の蓋を開けて肥料を投入する構成は、従来の施肥装置と同じ構成であり、雨天作業中に肥料を施肥ホッパ内に補充する時は、施肥ホッパ内に雨水が浸入し、水分によって肥料が塊になり、繰出装置から圃場に肥料が落下供給されず、肥料が苗に供給されない区間が発生し、苗の生育が遅れる領域が生じる問題がある。
苗の生育が遅れる領域が生じると、その領域での苗の収穫適期を待っている間に他の領域が収穫適期を逸してしまうことがある。また、生育の遅れた領域の苗の収穫適期を待たずに収穫すると、品質が低いものが品質の優れた収穫物に混じってしまうため、収穫物の全体的な品質が低くなる問題がある。
また、肥料の排出作業時に雨が降っていると、施肥装置の施肥ホッパと繰出装置が接する箇所に水分が浸入し、ここに残っている肥料が水分を吸収して塊になり、除去作業に時間と労力を費やさなければならなくなるといった問題がある。
また、特許文献2記載の播種作業機は、施肥装置と播種装置を備えているので、圃場に種子を播きながら、播種箇所の周辺に肥料を供給できるが、肥料を貯留する肥料ホッパと、種子を貯留する種子ホッパは、いずれも蓋を開けて肥料及び種子を投入する構成であるため、特許文献1と同じく雨天時に肥料ホッパや種子ホッパに水分が浸入すると、肥料や種子のコーティング剤が塊となり、肥料や種子が圃場に供給されなくなる問題がある。
圃場に肥料が供給されない場合の問題は特許文献1記載の水田作業機と同じである。圃場に種子が供給されない場合は、未播種区間を放置した場合に収量が減少する問題がある。また、未播種区間の発生を防止するためには、作業者が手作業で種子を圃場に播く作業が必要となり、作業者の労力が増大する問題がある。
そして、特許文献1及び2の構成では、肥料ホッパ及び種子ホッパに肥料や種子を投入するときは、重量のある肥料や種子の貯留部材(袋や箱)を持って走行車体に近付く必要があるが、このとき補充作業者は重量物を持ったまま圃場に入るため、泥に足を取られやすく、作業能率が上がらない問題がある。
そこで、本発明の課題は、雨天時にも施肥ホッパ又は種子ホッパ内に雨が入らないようにし、肥料が水分で塊になるのを防止し、また湿気のない肥料粒又は種子がスムーズに施肥ホッパ又は種子ホッパから機体外部に排出される施肥装置又は種子装置を有する水田作業機を提供することである。
上記本発明の課題は次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に設けた昇降リンク機構(3)と、昇降リンク機構(3)の後部に設けた積載苗を圃場に植え付ける苗植付部(4)と、圃場に植え付けた苗に供給する肥料を貯留する開閉自在な蓋部材(60a)付きの施肥ホッパ(60)と施肥ホッパ(60)からの肥料を設定量ずつ送り出す繰出装置(61)を有する施肥装置(5)を備えた水田作業機において、
開閉することなく肥料を施肥ホッパ(60)に投入する肥料投入口(60aa)を蓋部材(60a)に形成し、施肥ホッパ(60)の下部に肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材(63)をスライド自在に設け、施肥ホッパ(60)を繰出装置(61)に着脱自在に設けた構成とすることを特徴とする水田作業機である。
請求項1記載の発明は、圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に設けた昇降リンク機構(3)と、昇降リンク機構(3)の後部に設けた積載苗を圃場に植え付ける苗植付部(4)と、圃場に植え付けた苗に供給する肥料を貯留する開閉自在な蓋部材(60a)付きの施肥ホッパ(60)と施肥ホッパ(60)からの肥料を設定量ずつ送り出す繰出装置(61)を有する施肥装置(5)を備えた水田作業機において、
開閉することなく肥料を施肥ホッパ(60)に投入する肥料投入口(60aa)を蓋部材(60a)に形成し、施肥ホッパ(60)の下部に肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材(63)をスライド自在に設け、施肥ホッパ(60)を繰出装置(61)に着脱自在に設けた構成とすることを特徴とする水田作業機である。
請求項2記載の発明は、圃場を走行する走行車(2)体と、走行車体(2)の後部に設けた昇降リンク機構(3)と、昇降リンク機構(3)の後部に設けた圃場に水稲の種子を播く播種部(81)と、種子を貯留し、開閉自在な蓋部材(85a)付きの種子ホッパ(85)と、種子ホッパ(85)から落下供給される種子を設定量ずつ送り出す繰出装置(87)からなる播種装置(82)とを備える水田作業機において、
開閉することなく肥料を種子ホッパ(85)に投入する種子投入口(85aa)を蓋部材(85a)に形成し、種子ホッパ(85)の下部に種子の落下供給を停止させる播種仕切部材(種子シャッタ)(83)をスライド自在に設けたことを特徴とする水田作業機である。
開閉することなく肥料を種子ホッパ(85)に投入する種子投入口(85aa)を蓋部材(85a)に形成し、種子ホッパ(85)の下部に種子の落下供給を停止させる播種仕切部材(種子シャッタ)(83)をスライド自在に設けたことを特徴とする水田作業機である。
請求項3記載の発明は、施肥ホッパ(60)の施肥仕切部材(63)又は種子ホッパ(85)の種子仕切部材(83)を、施肥ホッパ(60)側又は種子ホッパ(85)側を仕切る上部仕切部材(63a,83a)と、繰出装置(61,87)側を仕切る下部仕切部材(63b,83b)でそれぞれ構成し、上部仕切部材(63a,83a)と下部仕切部材(63b,83b)は、個別にスライド可能に構成し、上部仕切部材(63a,83a)と下部仕切部材(63b,83b)の一側端部に、互いに噛み合う形状の凹部(63aa,83aa)と凸部(63ba,83ba)を各々形成し、上部仕切部材(63a,83a)または下部仕切部材(63b,83b)に操作把持部(63c,83c)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の水田作業機である。
請求項4記載の発明は、施肥ホッパ(60)又は種子ホッパ(85)の蓋部材(60a,85a)にそれぞれ凸部(60ab,85ab)を形成し、蓋部材(60a,85a)の凸部(60ab,85ab)に肥料投入口(60aa)又は種子投入口(85aa)を形成し、肥料投入口(60aa)又は種子投入口(85aa)にスライド自在な投入切替部材(60b,85b)を設け、投入切替部材(60b,85b)の上面に第1引掛け突起(60ba,85ba)を形成し、投入切替部材(60b,85b)の近傍の蓋部材(60a,85a)にそれぞれ第1引掛け溝(60ac,85ac)を形成し、 肥料を貯留する肥料サブホッパ(65)又は種子を貯留する種子サブホッパ(88)を施肥ホッパ(60)又は種子ホッパ(85)の上部に配置し、各サブホッパ(65,88)の底部に前記ホッパ(60,85)の蓋部材(60a,85a)の凸部(60ab,85ab)に対応する凹部(65a,88a)を形成し、各サブホッパ(65,88)の底部の凹部(65a,88a)に肥料又は種子を落下させる袋状部材(65b,88b)の開口部(65bc,88bc)を形成し、該開口部(65bc,88bc)に出入切替部材(66,89)を設け、出入切替部材(66,89)の下面に第2引掛け突起(66a,89a)を形成し、出入切替部材(66,89)の近傍の各サブホッパ(65,88)の底面にそれぞれ第2引掛け溝(65ba,88ba)を形成し、各ホッパ(60,85)の投入切替部材(60b,85b)の第1引掛け突起(60ba,85ba)を各サブホッパ(65,88)の底面の第2引掛け溝(65ba,88ba)に嵌め込むと共に、出入切替部材(66,89)の下面の第2引掛け突起(66a,89a)をホッパ(60,85)の蓋部材(60a,85a)の第1引掛け溝(60ac,85ac)に嵌め込み、各サブホッパ(65,88)を移動させると投入切替部材(60b,85b)と出入切替部材(66,89)が同時にスライドして各サブホッパ(65,88)の前記開口部(65bc,88bc)の下方に肥料投入口(60aa)又は種子投入口(85aa)が位置し、肥料又は種子をそれぞれのホッパ(60,85)に投入できる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の水田作業機である。
請求項5記載の発明は、施肥ホッパ(60)又は播種ホッパ(85)の機体左右どちらかの一側壁の頂部に蓋部材(60a,85a)を開閉する第1回動支軸(67,90)をそれぞれ設け、第1回動支軸(67,90)は、施肥ホッパ(60)又は播種ホッパ(85)の側壁頂部で機体の左右方向にスライド自在に支持され、蓋部材(60a,85a)の内側面は断面円弧状としたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の水田作業機である。
請求項6記載の発明は、第1回動支軸(67,90)を機体前後方向に回動させる第2回動支軸(68,91)を施肥ホッパ(60)又は播種ホッパ(85)の機体前後のどちらかの一側壁の頂部に設け、第1回動支軸(67,90)を支軸として蓋部材(60a,85a)を機体左右方向に回動させた後、第2回動支軸(68,91)を支軸として蓋部材(60a,85a)を前後方向に回動可能に構成したことを特徴とする請求項5に記載の水田作業機である。
請求項7記載の発明は、走行車体(2)の前側に一対の支持フレーム(95)を立設し、支持フレーム(95)の先端部に、走行車体(2)の上部を略全域に亘って覆い、雨や日光を防ぐ覆い部材(96)を設け、該覆い部材(96)の下方に環状のレール部材(97)を設け、該レール部材(97)に肥料又は種子を貯留した搬送体を設置する移動部材(98)を移動自在に設けたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の水田作業機である。
請求項1に記載の発明によれば、施肥ホッパ60の蓋部材60aに、蓋部材60aを開閉することなく肥料を施肥ホッパ60に投入できる肥料投入口60aaを形成したことにより、雨天時に作業する際に施肥ホッパ60内に浸入する雨水を軽減することができるので、肥料が水分を吸収して塊になり、繰出装置61から圃場に供給されなくなることが防止され、肥料不足による苗の生育不良が防止される。
また、水分により塊になって施肥ホッパ60内や繰出装置61に付着した肥料を取り除く作業が不要となるので、掃除やメンテナンス作業の労力が軽減される。
肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材63を設けたことにより、施肥仕切部材63で施肥ホッパ60の下部を塞ぐと、施肥ホッパ60を繰出装置61から取り外しても肥料がこぼれ落ちなくなるので、施肥ホッパ60から直接肥料を回収することが可能になり、作業能率が従来以上に向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が従来以上に向上する。
肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材63を設けたことにより、施肥仕切部材63で施肥ホッパ60の下部を塞ぐと、施肥ホッパ60を繰出装置61から取り外しても肥料がこぼれ落ちなくなるので、施肥ホッパ60から直接肥料を回収することが可能になり、作業能率が従来以上に向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が従来以上に向上する。
請求項2の記載の発明によれば、種子ホッパ85の蓋部材85aに、蓋部材85aを開閉することなく種子を種子ホッパ85に投入できる種子投入口85aaを形成したことにより、雨天時に作業する際に種子ホッパ85内に浸入する雨水を軽減することができるので、種子のコーティング剤が水分を吸収して塊になり、繰出装置87から圃場に供給されなくなることが防止され、圃場の未播種地点に作業者が手作業で種子を播く作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
水分により塊になって種子ホッパ85内や繰出装置87に付着した種子を取り除く作業が不要となるので、種子ホッパ85の掃除やメンテナンス作業の労力が軽減される。
種子の落下供給を停止させる種子仕切部材83を種子ホッパ85の下部に設けたことにより、種子仕切部材83で種子ホッパ85の下部を塞ぐと、種子ホッパ85を繰出装置87から取り外しても種子がこぼれ落ちなくなるので、種子ホッパ85から直接種子を回収することが可能になり、作業能率が向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が従来以上に向上する。
種子の落下供給を停止させる種子仕切部材83を種子ホッパ85の下部に設けたことにより、種子仕切部材83で種子ホッパ85の下部を塞ぐと、種子ホッパ85を繰出装置87から取り外しても種子がこぼれ落ちなくなるので、種子ホッパ85から直接種子を回収することが可能になり、作業能率が向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が従来以上に向上する。
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、各仕切部材63,83を上部仕切部材63a,83aと下部仕切部材63b,83bとで構成することにより、各ホッパ60,85を繰出装置61,87から取り外す際、各ホッパ60,85の下部と繰出装置61,87の上部を塞ぐことができるので、ホッパ60,85内に残った肥料又は種子の排出作業が容易かつ短時間で行え、作業能率の向上や作業者の労力の軽減が図られると共に、繰出装置61,87への雨水等の浸入を防止することができるので、雨天作業時に各ホッパ60,85を取り外しても繰出装置61,87内の肥料又は種子が水に触れて繰出装置61,87内に張り付くことが防止され、掃除に要する労力や時間が軽減される。
上部仕切部材63a,83aと下部仕切部材63b,83bの一側端部にそれぞれ形成した凹部63aa,83aaと凸部63ba,83baを噛み合わせると、各仕切部材63,83として一体にスライド自在となるので、各ホッパ60,85と繰出装置61,87の位置合わせが容易になり、メンテナンス後の組立作業の能率が向上する。
上部仕切部材63a,83aと下部仕切部材63b,83bに操作把持部63c,83cを形成したことにより、各ホッパ60,85から肥料又は種子の落下供給を停止させる際、各仕切部材63,83の操作が容易になり、作業能率が従来以上に向上する。
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、屋内で肥料サブホッパ65又は種子サブホッパ88にそれぞれ肥料又は種子を貯留しておき、各サブホッパ65,88を肥料ホッパ60又は種子ホッパ85上に載せてスライドさせると、各サブホッパ65,88の袋状部材65b,88bの開口部65bc,88bcと肥料投入口60aa又は種子投入口85aaを露出させることなく、肥料又は種子の各ホッパ60,85への供給を行うことができるので、雨天作業時に各ホッパ60,85内に雨水が浸入することがなく、肥料又は種子のコーティング剤が水分を吸収して塊になり、繰出装置61,87から圃場に供給されなくなることが防止され、肥料不足による苗の生育不良が防止されると共に、未播種地点に作業者が手作業で種子を播く作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
塊になって施肥ホッパ60内又は種子ホッパ85内に付着した肥料又は種子あるいは各繰出装置61,87に付着した肥料又は種子のコーティング剤を取り除く作業が不要となるので、掃除やメンテナンス作業の労力が従来技術より軽減される。
請求項5に記載の発明によれば、上記請求項1から4の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の機体左右どちらかの一側壁の頂部に設けた第1回動支軸67,90を回動支点として蓋部材60a,85aを機体左右方向に回動可能に構成したことにより、蓋部材60a,85aの端部を走行車体2の左右側端から外側に突出させることができるので、走行車体2を圃場端に寄せると圃場外から肥料又は種子の供給作業を行うことができ、圃場外の作業者は重量のある肥料袋又は種子袋を持って足を取られやすい圃場内に入る必要がなくなるため、肥料又は苗の補充作業の能率が向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
また、第1回動支軸67,90を左右方向にスライド自在に設けたことにより、各ホッパ60,85の左右方向に亘って肥料又は種子を均等に投入することができるので、手作業で投入した肥料又は種子を均等に振り分け直す作業が省略され、作業能率が向上する。また苗の植付条ごとに施肥量又は播種量がバラつくことが防止され、苗の生育や苗の量が場所によって乱れることが防止され、作物の収穫量の減少が防止されると共に、収穫時期が乱れて作物の品質が低下することが防止される。
請求項6に記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、蓋部材60a,85aを機体の左右方向だけでなく前後方向にも回動させることができるので、機体前側または後側からも肥料又は種子の投入が容易になり、作業能率が従来以上に向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
請求項7に記載の発明によれば、上記請求項1から5の何れか1項に記載の発明の効果に加えて、走行車体2の略全域を覆う覆い部材に環状のレール部材97を設け、このレール部材97に肥料又は種子を貯留した搬送体を設置する移動部材98を移動自在に設けたことにより、作業者は走行車体2の前部から移動部材98に搬送体を設置し、この移動部材98をレール部材97に沿って走行車体2の後部に移動させることができるので、施肥装置5又は播種装置82の近くに肥料又は種子を移動させる作業の労力が軽減される。
覆い部材96の下方にレール部材97を設けたことにより、移動中に肥料又は種子に水がかかりにくくなるため、肥料又は種子が塊になって圃場に供給されなくなることが防止され、苗の生育不良が防止されると共に、未播種区間の発生が防止される。
以下、図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1及び図2は作業車両の一実施例である乗用型水田作業機の側面図及び平面図である。この乗用型水田作業機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して作業部としての苗植付部4が昇降可能に装着されている。
図1及び図2は作業車両の一実施例である乗用型水田作業機の側面図及び平面図である。この乗用型水田作業機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して作業部としての苗植付部4が昇降可能に装着されている。
この乗用型水田作業機1は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。
また、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
さらに、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
さらに、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、静油圧式無段変速装置(HST)23などを介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ミッションケース12内の主変速装置及び副変速装置により変速された後、走行動力と外部取り出し軸に分離して取り出される。
エンジン20からHST23を介して伝達される走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13を経て前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ケース18,18を経て後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース(図示せず)に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動される。
エンジン20の上部には操縦席31が設置された操縦部33があり、該操縦部33にはHST23を操作して走行車体2の前後進、停止及び走行速度を変速する走行操作レバー(HST操作レバー)17と走行車体2の走行速度をチェンジにより複数段に変速するための副変速レバー16が配置されている。
操縦席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。フロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は多数の穴が設けられており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35上の後部は、後輪フェンダを兼ねるリアステップ36となっている。
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c,38d)を設けても良い。予備苗枠38は機体に支持された支持枠体49に第3予備苗載台38cと第2、第3移動リンク部材39b,39cを取り付け、第2、第3移動リンク部材39b,39cで第2予備苗載台38bを支持し、さらに第1、第2移動リンク部材39a,39bと第2予備苗載台38bで第1予備苗載台38aを支持している。第1、第2、第3移動リンク部材39a,39b,39cは支持枠体49に取り付けられた第2移動リンク部材39bの回動中心軸に設けられた図示しないモータからなる回動機構70で回動して、第1予備苗載台38a,第2予備苗載台38b,第3予備苗載台38cを前後ほぼ同一平面状に展開する展開状態と上下に段状に配置される積層状態に変更することができる。
また、苗植付部4の昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降用油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
また、苗載せ台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65bと支持ローラ65aからなる枠体構造物65をレール状にして左右方向にスライドする構成である。
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a,…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を圃場に植え付ける苗植付爪52aを備えた苗植付装置52,…、次工程における機体の進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ184等を備えている。
なお、機体の前部左右両側には、隣接条に植え付けられた苗の上方に位置し続け、作業者が機体を走行させる目安とする左右一対のサイドマーカ75,75を備えている。前記線引きマーカ184,184は圃場面を削って直進走行の目安となる線を形成するものであるが、土質が柔らかいと、溝が時間の経過によって自然に埋まったり、線引きマーカ184,184が巻き上げた泥で溝が見えなくなったりすることがある。このときは、サイドマーカ75,75と既に植えた隣接条の苗を合わせながら走行すると、隣接条の苗の植え付けにあわせた苗の植え付けが可能となるので、苗の植え付け方向が乱れることがなく、植付精度が向上する。
また、苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。
これらフロート55,56,56を、圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植え付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動がフロート傾斜角センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降用油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
これらフロート55,56,56を、圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植え付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動がフロート傾斜角センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降用油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
苗植付部4には整地装置の一例であるロータ27(27a,27b)が取り付けられている。整地ロータ27a,27bの後ろ上方には、ロータカバー28を設け、フロート55,56上に泥がかからないようにしている。
施肥装置5は、肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61,…によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62,…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず),…まで導き、施肥ガイド,…の前側に設けた作溝体64(図1),…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア58で発生させたエアが左右方向に長いエアチャンバ59を経由して施肥ホース62に吹き込まれ、施肥ホース62内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
操縦席31の前方下部に設けられた副変速レバー16はレバーガイド(図示せず)に沿って回動操作することにより、図示しない副変速装置が「路上走行速」、「中立」、「植付速」のいずれかに手動で切り換わるように構成されている。そして、副変速レバー16の基部側に設けた副変速レバーセンサ(レバー16の操作角度を検出するポテンショメータなど)(図示せず)によって副変速レバー16の操作位置を検出することができる。
図4の施肥ホッパ60の側面図に示すように、圃場に植え付けた苗に供給する肥料を貯留する開閉自在な蓋部材60a付きの施肥ホッパ60と該施肥ホッパ60に開閉することなく肥料を投入する肥料投入口60aaを蓋部材60aに形成し、施肥ホッパ60の下部に肥料の落下供給を停止させる肥料シャッタ63をスライド自在に設け、施肥ホッパ60を繰出装置61に着脱自在に設けた構成とすることができる。
施肥ホッパ60の蓋部材60aに、蓋部材60aを開閉することなく肥料を施肥ホッパ60に投入できる肥料投入口60aaを形成したことにより、雨天時に作業する際に施肥ホッパ60内に浸入する雨水を軽減することができるので、肥料が水分を吸収して塊になり、繰出装置61から圃場に供給されなくなることが防止され、肥料不足による苗の生育不良が防止される。
また、水分により塊になって施肥ホッパ60内や繰出装置61に付着した肥料を取り除く作業が不要となるので、掃除やメンテナンス作業の労力が軽減される。
肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材63を設けたことにより、施肥仕切部材63で施肥ホッパ60の下部を塞ぐと、施肥ホッパ60を繰出装置61から取り外しても肥料がこぼれ落ちなくなるので、施肥ホッパ60から直接肥料を回収することが可能になり、作業能率が向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が向上する。
肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材63を設けたことにより、施肥仕切部材63で施肥ホッパ60の下部を塞ぐと、施肥ホッパ60を繰出装置61から取り外しても肥料がこぼれ落ちなくなるので、施肥ホッパ60から直接肥料を回収することが可能になり、作業能率が向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が向上する。
現行の施肥装置では、施肥ホッパ60内に肥料が残っているときは、繰出装置61に肥料を落下させ、圃場への施肥ホース62への供給経路を閉じて排出ホース62に肥料が移動するようにし、この排出ホース62から機外に肥料が排出される構成としている。そのため、施肥ホッパ60内に残った肥料の量が多いと、肥料排出作業に時間がかかり、また、前記肥料排出作業は施肥装置5を作動させる必要があり、水田作業機をアイドリング状態で作動させておく必要があるため、肥料排出作業が長引くほど燃料を消費することになる。
次に図3の水田作業機の全体側面図、図4の種子ホッパ85の側面図に示すように、昇降リンク機構3の後部に設けた圃場に水稲の種子を播く播種部81と、種子を貯留し、開閉自在な蓋部材85a付きの種子ホッパ85と、種子ホッパ85から落下供給される種子を設定量ずつ送り出す繰出装置87からなる播種装置82とを備えた水田作業機の場合について説明する。なお、図4(a)にはシャッタを閉じた状態を示し、図4(b)にはシャッタを開いた状態を示し、図4(c)には肥料ホッパ60、種子ホッパ85を外して繰出部61,87をシャッタ63bで閉じた状態を示す。
開閉することなく肥料を種子ホッパ85に投入する種子投入口85aaを蓋部材85aに形成し、種子ホッパ85の下部に種子の落下供給を停止させる種子シャッタ83をスライド自在に設けた。
このように、種子ホッパ85の蓋部材85aに、蓋部材85aを開閉することなく種子を種子ホッパ85に投入できる種子投入口85aaを形成したことにより、雨天時に作業する際に種子ホッパ85内に浸入する雨水を軽減することができるので、種子のコーティング剤が水分を吸収して塊になり、繰出装置87から圃場に供給されなくなることが防止され、圃場の未播種地点に作業者が手作業で種子を播く作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
水分により塊になって種子ホッパ85内や繰出装置87に付着した種子を取り除く作業が不要となるので、種子ホッパ85の掃除やメンテナンス作業の労力が軽減される。また、種子の落下供給を停止させる種子仕切部材83を種子ホッパ85の下部に設けたことにより、種子仕切部材83で種子ホッパ85の下部を塞ぐと、種子ホッパ85を繰出装置87から取り外しても種子がこぼれ落ちなくなるので、種子ホッパ85から直接種子を回収することが可能になり、作業能率が向上すると共に、排出作業に要する燃料の消費が抑えられ、燃費が従来以上に向上する。
薄く水を張った圃場での播種作業に用いられる種子は、発芽を促すために水に触れると酸素を発生させるカルパー剤(過酸化カルシウム)でコーティングされている。このカルパー剤は水分が多いと粘つき、塊になりやすいという問題があるので、播種前の種子ホッパ85内には水分が入らないようにする必要がある。
図4に示すように、施肥ホッパ60の施肥仕切部材63又は種子ホッパ85の種子仕切部材83を、施肥ホッパ60側又は種子ホッパ85側を仕切るアッパーシャッタ63a,83aと、繰出装置61,87側を仕切るロワーシャッタ63b,83bでそれぞれ構成し、アッパーシャッタ63a,83aとロワーシャッタ63b,83bは、個別にスライド可能に構成し、アッパーシャッタ63a,83aとロワーシャッタ63b,83bの一側端部に、互いに噛み合う形状の凹部63aa,83aaと凸部63ba,83baを各々形成し、アッパーシャッタ63a,83aまたはロワーシャッタ63b,83bに取手63c,83cを設けている。
こうして各仕切部材63,83をアッパーシャッタ63a,83aまたはロワーシャッタ63b,83bとで構成することにより、各ホッパ60,85を繰出装置61,87から取り外す際、各ホッパ60,85の下部と繰出装置61,87の上部を塞ぐことができるので、ホッパ60,85内に残った肥料又は種子の排出作業が容易かつ短時間で行え、作業能率の向上や作業者の労力の軽減が図られると共に、繰出装置61,87への雨水等の浸入を防止することができるので、雨天作業時に各ホッパ60,85を取り外しても繰出装置61,87内の肥料又は種子が水に触れて繰出装置61,87内に張り付くことが防止され、掃除に要する労力や時間が軽減される。
アッパーシャッタ63a,83aまたはロワーシャッタ63b,83bの一側端部にそれぞれ形成した凹部63aa,83aaと凸部63ba,83baを噛み合わせると、各仕切部材63,83として一体にスライド自在となるので、各ホッパ60,85と繰出装置61,87の位置合わせが容易になり、メンテナンス後の組立作業の能率が向上する。
アッパーシャッタ63a,83aまたはロワーシャッタ63b,83bに操作把持部63c,83cを形成したことにより、各ホッパ60,85から肥料又は種子の落下供給を停止させる際、各仕切部材63,83の操作が容易になり、作業能率が向上する。
図5には施肥ホッパ又は種子ホッパの一方の側面図(図5(a))、平面図(図5(b))、他方の側面図(図5(c))を示し、図6にはサブ施肥ホッパ又はサブ種子ホッパがそれぞれ施肥ホッパ又は種子ホッパ上をスライドする状態を示す一方の側面図(図6(a))、サブ施肥ホッパ又はサブ種子ホッパの側面図(図6(b))、サブ施肥ホッパ又はサブ種子ホッパの底面図(図6(c))を示す。
施肥ホッパ60又は種子ホッパ85の蓋部材60a,85aにそれぞれ凸部60ab,85abを形成し、蓋部材60a,85aの凸部60ab,85abに肥料投入口60aa又は種子投入口85aaを形成し、肥料投入口60aa又は種子投入口85aaにスライド自在な投入シャッタ60b,85bを設け、投入シャッタ60b,85bの上面に第1引掛け突起60ba,85baを形成し、投入シャッタ60b,85bの近傍のホッパ、60,85の蓋部材60a,85aにそれぞれ第1引掛け溝60ac,85acを形成し、肥料を貯留する肥料サブホッパ65又は種子を貯留する種子サブホッパ88を施肥ホッパ60又は種子ホッパ85の上部に配置し、各サブホッパ65,88の底部に蓋部材60a,85aの凸部60ab,85abに対応する凹部65a,88aを形成し、各サブホッパ65,88の底部の凹部65a,88aに肥料又は種子を落下させる開口部65bc,88bcを有する袋状部材65b,88bを形成し、該65b,88bに出入シャッタ66,89を挿脱自在に設け、出入シャッタ66,89の下面に第2引掛け突起66a,89aを形成し、出入シャッタ66,89の近傍の各サブホッパ65,88の底面にそれぞれ第2引掛け溝65ba,88baを形成し、投入シャッタ60b,85bの第1引掛け突起60ba,85baを各サブホッパ65,88の底面の袋状部材65b,88bの第2引掛け溝65ba,88baに嵌め込むと共に、出入シャッタ66,89の下面の第2引掛け突起66a,89aをホッパ60,85の蓋部材60a,85aの第1引掛け溝60ac,85acに嵌め込み、各サブホッパ65,88を移動させると投入シャッタ60b,85bと出入シャッタ66,89が同時にスライドして各サブホッパ65,88の袋状部材65b,88bの開口部65bc,88bcの下方に肥料投入口60aa又は種子投入口85aaが位置し、肥料又は種子をそれぞれのホッパ60,85に投入できる構成とした。
上記構成により、屋内で肥料サブホッパ65又は種子サブホッパ88にそれぞれ肥料又は種子を貯留しておき、各サブホッパ65,88を肥料ホッパ60,85又は種子ホッパ88上に載せてスライドさせると、各サブホッパ65,88の開口部65b,88bと肥料投入口60aa又は種子投入口85aaを露出させることなく、肥料又は種子の各ホッパ60,85への供給を行うことができるので、雨天作業時に各ホッパ60,85内に雨水が浸入することがなく、肥料又は種子のコーティング剤が水分を吸収して塊になり、繰出装置61,87から圃場に供給されなくなることが防止され、肥料不足による苗の生育不良が防止されると共に、未播種地点に作業者が手作業で種子を播く作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
また、塊になって施肥ホッパ60内又は種子ホッパ85内に付着した肥料又は種子あるいは各繰出装置61,87に付着した肥料又は種子のコーティング剤を取り除く作業が不要となるので、掃除やメンテナンス作業の労力が従来技術より軽減される。
図7には別実施例の施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の構成を示す斜視図(図7(a))、一方の側面図(図7(b))、他方の側面図(図7(c)を示す。
施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の機体左右どちらかの一側壁の頂部に蓋部材60a,85aを開閉する第1回動支軸67,90をそれぞれ設け、第1回動支軸67,90は、施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の側壁頂部に設けたレール71に沿って機体の左右方向にスライド自在に支持されている。
施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の機体左右どちらかの一側壁の頂部に蓋部材60a,85aを開閉する第1回動支軸67,90をそれぞれ設け、第1回動支軸67,90は、施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の側壁頂部に設けたレール71に沿って機体の左右方向にスライド自在に支持されている。
このため、施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の機体左右どちらかの一側壁の頂部に設けた第1回動支軸67,90を回動支点として蓋部材60a,85aを機体左右方向に回動可能に構成したことにより、蓋部材60a,85aの端部を走行車体2の左右側端から外側に突出させることができるので、走行車体2を圃場端に寄せると圃場外から肥料又は種子の供給作業を行うことができ、圃場外の作業者は重量のある肥料袋又は種子袋を持って足を取られやすい圃場内に入る必要がなくなるため、肥料又は苗の補充作業の能率が向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
また、図7(b)に示すように、第1回動支軸67,90をホッパ60,85の側壁に設けたレール71に一端を指示された摺動片67a,90aに取り付けているため、該第1回動支軸67,90は機体左右方向にスライド自在に設けたことにより、各ホッパ60,85の左右方向に亘って肥料又は種子を均等に投入することができるので、手作業で投入した肥料又は種子を均等に振り分け直す作業が省略され、作業能率が向上する。また苗の植付条ごとに施肥量又は播種量がバラつくことが防止され、苗の生育や苗の量が場所によって乱れることが防止され、作物の収穫量の減少が防止されると共に、収穫時期が乱れて作物の品質が低下することが防止される。
図8に示すように、蓋部材60a,85aを機体前後方向に回動させる第2回動支軸68,91を施肥ホッパ60又は播種ホッパ85の機体前後のどちらかの一側壁のレール71に摺動自在に設け、第2回動支軸68,91を支軸として蓋部材60a,85aを機体前後方向に回動可能に構成することができる。
このため、蓋部材60a,85aを機体の左右方向だけでなく前後方向にも回動させることができるので、機体前側または後側からも肥料又は種子の投入が容易になり、作業能率が従来以上に向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
図9には水田作業機の要部正面図(図9(a))、要部平面図(図9(b))、全体概略側面図(図9(c))を示す。
本実施例は走行車体の前側に一対の支持フレーム95を立設し、支持フレーム95の先端部に、走行車体2の上部を略全域に亘って覆い、雨や日光を防ぐ覆い部材(サンバイザ、レインバイザ)96を設け、該覆い部材96の下方に環状のレール部材97を設け、該レール部材97に肥料又は種子を貯留した袋、箱など搬送体(サブホッパも含む)を設置する移動フックを有する移動台98を移動自在に設けた。
本実施例は走行車体の前側に一対の支持フレーム95を立設し、支持フレーム95の先端部に、走行車体2の上部を略全域に亘って覆い、雨や日光を防ぐ覆い部材(サンバイザ、レインバイザ)96を設け、該覆い部材96の下方に環状のレール部材97を設け、該レール部材97に肥料又は種子を貯留した袋、箱など搬送体(サブホッパも含む)を設置する移動フックを有する移動台98を移動自在に設けた。
このように、走行車体2の略全域を覆う覆い部材に環状のレール部材97を設け、このレール部材97に肥料又は種子を貯留した搬送体を設置する移動部材98を移動自在に設けたことにより、作業者は走行車体2の前部から移動部材98に搬送体を設置し、この移動部材98をレール部材97に沿って走行車体2の後部に移動させることができるので、施肥装置5又は播種装置82の近くに肥料又は種子を移動させる作業の労力が軽減される。
覆い部材96の下方にレール部材97を設けたことにより、移動中に肥料又は種子に水がかかりにくくなるため、肥料又は種子が塊になって圃場に供給されなくなることが防止され、苗の生育不良が防止されると共に、未播種区間の発生が防止される。
本発明の一実施例として、図10(a)に水田作業機前側部分の要部側面図と図10(b)に水田作業機正面から見た機体の正面図、図10(c)に予備苗枠38eの平面図と図10(d)に予備苗枠38eの下側の正面図を示す。
走行車体2の前側下部に、予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を回動可能に支持する一対の補助支持フレーム80,80と該一対の補助支持フレーム80,80を受ける苗枠支持枠体49を設けている。予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)は図1などに示す構成と同じく、図10に示す予備苗載せ台38a,38b,38cを上下に配置した積載状態と予備苗載せ台38a,38b,38cを平面上に展開する展開状態にすることができるが、一対の補助支持フレーム80,80は予備苗載せ台38aより上段に取り付ける第2補助苗載せ台38eを支持する高さまで伸びている。
第2補助苗載せ台38eには一対の補助支持フレーム80,80を差し込むことができる一対の孔38eaを2組備えているので、この一対の孔38eaにそれぞれ補助支持フレーム80,80の先端を差し込むことで容易に第2補助苗載せ台38eを取り付けることができる。
また、第2補助苗載せ台38eの下側では図10(d)の正面図に示すように予備苗載せ台38a,38b,38cの左右の立壁(例:38ax)の内側に入り込む幅としているので、予備苗載せ台38a,38b,38cを展開状態にしたときに、これらの上側に第2補助苗載せ台38eを載せても板材38ebが予備苗載せ台38a,38b,38cの左右の立壁より内側に保持された状態で載せることができ、予備苗載せ台38a,38b,38cから落下するのを防止できる。
水田作業機の一実施例の正面から見た機体左側部分の正面図を図11に示す。予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を回動可能に支持する補助支持フレーム80に支持される構成は図10と同様であり、また、予備苗載せ台38a,38b,38cの上にもう一段の第3補助苗載せ台38fを取り外し自在に設けた構成も図10の場合と同様である。しかし、第3補助苗載せ台38fの具体的な構造は図12(a)の平面図と図12(b)の側面略図に示すように図10のものとは異なる。
第3補助苗載せ台38fの平面板の長手方向の中央に大きな溝38faを設け、4つの側面にはそれぞれ立壁38fxを設けている。そして前記大きな溝38faの両端の平面板部分は開口部38faaを設けている。そのため図12(d)の正面略図に示すように前記溝38faに肥料袋Hを立てた状態で配置でき、また図12(b)に示す肥料袋Hの両端は平面板の開口部38faaに位置することになり、この状態で第3補助苗載せ台38fを肥料ホッパ60の近傍に運び、肥料袋Hの前記開口部38faaに位置する部分の下側を破ることで肥料を肥料ホッパ60に供給することができる。
図12(d)は第3補助苗載せ台38fに苗箱Nを載置した場合の正面略図である。
他の実施例の水田作業機について、図13にはその要部正面図、図14(a)には苗枠を展開した場合の要部側面図、図14(b)には苗枠を積載状にした場合の要部側面図、図15には図14(a)の平面図、図16には台車レールに肥料袋を載せた台車を載置した場合の斜視図を示す。
他の実施例の水田作業機について、図13にはその要部正面図、図14(a)には苗枠を展開した場合の要部側面図、図14(b)には苗枠を積載状にした場合の要部側面図、図15には図14(a)の平面図、図16には台車レールに肥料袋を載せた台車を載置した場合の斜視図を示す。
図10,図11に示す予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を回動可能に支持する補助支持フレーム80,80と同様の補助支持フレーム80,80を水田作業機の両側に設けているが、水田作業機の両側の前後一対の補助支持フレーム80,80の頂点部分を互いに掛け渡して一体化し、それぞれ逆U字状のブリッジとして強度のある苗枠支持体を構成する。そしてこの補助支持フレーム80,80の前後いずれかの補助支持フレーム80に、その高さとほぼ同じ高さのレール体95を回動支点80cで支持させる。
そして苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を展開した場合(図14(a)と図15)にはレール体95も横方向に回動させ、苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を積載状にした場合(図14(b))はレール体95も縦方向に回動させる。
そして補助支持フレーム80に肥料袋Hを載せた台車96の取り付け部を摺動自在に配置する。こうして肥料袋Hを載せた台車96がレール体95に沿って前後に容易に移動できるようになる。
こうして支持レール95と台車96を用いて畦から肥料ホッパ60の手前まで肥料袋Hを楽に運ぶことができる。また支持レール95は補助支持フレーム80とほぼ同じ形状であるので、収納が容易となる。
図17(a)には水田作業機の苗枠部分の要部側面図、図17(b)には図17(a)の平面図、図17(c)には図17(b)の要部正面図を示す。
予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を回動可能に支持する一対の補助支持フレーム80,80の基部を走行車体2に対して回動自在に取り付け、その頂部には肥料袋用載置台38gを回動自在に取り付けている。
予備苗枠38(予備苗載せ台38a,38b,38c)を回動可能に支持する一対の補助支持フレーム80,80の基部を走行車体2に対して回動自在に取り付け、その頂部には肥料袋用載置台38gを回動自在に取り付けている。
そして一対の補助支持フレーム80,80の中間部を橋渡しするパイプ97を取り付け、該パイプ97の一端は一方の補助支持フレーム80に固定し、他方の先端にはストッパ97aを取り付けている。さらにパイプ97の中間部を折り曲げ自在として図17(c)に示すように折曲部97aを把持部とすることができる。図17(a)に示すように鉛直状の一対の補助支持フレーム80,80を前後に傾けるとパイプ97のストッパ97aが一方の補助支持フレーム80に当接して一対の補助支持フレーム80,80の間隔を保持しながら強度も保つことができる。
本発明は、苗植付部を搭載した乗用型水田作業機に限らず、他の作業車両にも利用可能である。
1 施肥装置付き乗用型水田作業機 2 走行車体
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 施肥装置 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 14 コ字状のフレーム
15 メインフレーム 16 副変速レバー
17 走行操作レバー 18 後輪ケース
20 エンジン
23 静油圧式無段変速装置(HST)
26 植付伝動軸
27(27a,27b) 整地ロータ 28 ロータカバー
30 エンジンカバー 31 操縦席
32 フロントカバー(ボンネット) 33 操縦部
34 ハンドル 35 フロアステップ
36 リアステップ
38 予備苗枠(38a,38b,38c)
38d 第1補助苗載せ台 38e 第2補助苗載せ台
38f 第3補助苗載せ台 38fa 溝
38faa 溝開口部 38g 肥料袋用載置台
39a,39b,39c 移動リンク部材
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降用油圧シリンダ
49 苗枠支持枠体 50 伝動ケース
51 苗載台 51a 苗取出口
51b 苗送りベルト 52 苗植付装置
52a 苗植付爪 53 ブロア用電動モータ
55 センターフロート 56 サイドフロート
58 ブロア 59 エアチャンバ
60 肥料ホッパ 60a 蓋部材
60b,85b 投入シャッタ
61 繰出部 62 施肥ホース
63,83 仕切部材(シャッタ)
63a,83a 上部仕切部材(アッパーシャッタ)
63b,83b 下部仕切部材(ロワーシャッタ)
63c,83c 操作把持部
64 作溝体 65,88 サブホッパ
66,89 出入シャッタ 67,90 第1回動支軸
67a,90a 第1回動支軸支持具 68,91 第2回動支軸
70 回動機構 71 レール
75 サイドマーカ 80 補助支持フレーム
80c 回動支点 81 播種部
82 播種装置
83 種子仕切部材(種子シャッタ)
85 種子ホッパ 87 繰出装置
95 支持フレーム
96 覆い部材(サンバイザ、レインバイザ)
97 環状のレール部材 98 移動台(移動部材)
95 レール体 96 台車
97 パイプ 97a ストッパ(把持部)
184 線引きマーカ
3 昇降リンク装置 4 苗植付部
5 施肥装置 10 前輪
11 後輪 12 ミッションケース
13 前輪ファイナルケース 14 コ字状のフレーム
15 メインフレーム 16 副変速レバー
17 走行操作レバー 18 後輪ケース
20 エンジン
23 静油圧式無段変速装置(HST)
26 植付伝動軸
27(27a,27b) 整地ロータ 28 ロータカバー
30 エンジンカバー 31 操縦席
32 フロントカバー(ボンネット) 33 操縦部
34 ハンドル 35 フロアステップ
36 リアステップ
38 予備苗枠(38a,38b,38c)
38d 第1補助苗載せ台 38e 第2補助苗載せ台
38f 第3補助苗載せ台 38fa 溝
38faa 溝開口部 38g 肥料袋用載置台
39a,39b,39c 移動リンク部材
40 上リンク 41 下リンク
42 リンクベースフレーム 43 縦リンク
44 連結軸 46 昇降用油圧シリンダ
49 苗枠支持枠体 50 伝動ケース
51 苗載台 51a 苗取出口
51b 苗送りベルト 52 苗植付装置
52a 苗植付爪 53 ブロア用電動モータ
55 センターフロート 56 サイドフロート
58 ブロア 59 エアチャンバ
60 肥料ホッパ 60a 蓋部材
60b,85b 投入シャッタ
61 繰出部 62 施肥ホース
63,83 仕切部材(シャッタ)
63a,83a 上部仕切部材(アッパーシャッタ)
63b,83b 下部仕切部材(ロワーシャッタ)
63c,83c 操作把持部
64 作溝体 65,88 サブホッパ
66,89 出入シャッタ 67,90 第1回動支軸
67a,90a 第1回動支軸支持具 68,91 第2回動支軸
70 回動機構 71 レール
75 サイドマーカ 80 補助支持フレーム
80c 回動支点 81 播種部
82 播種装置
83 種子仕切部材(種子シャッタ)
85 種子ホッパ 87 繰出装置
95 支持フレーム
96 覆い部材(サンバイザ、レインバイザ)
97 環状のレール部材 98 移動台(移動部材)
95 レール体 96 台車
97 パイプ 97a ストッパ(把持部)
184 線引きマーカ
Claims (7)
- 圃場を走行する走行車体(2)と、走行車体(2)の後部に設けた昇降リンク機構(3)と、昇降リンク機構(3)の後部に設けた積載苗を圃場に植え付ける苗植付部(4)と、圃場に植え付けた苗に供給する肥料を貯留する開閉自在な蓋部材(60a)付きの施肥ホッパ(60)と施肥ホッパ(60)からの肥料を設定量ずつ送り出す繰出装置(61)を有する施肥装置(5)を備えた水田作業機において、
開閉することなく肥料を施肥ホッパ(60)に投入する肥料投入口(60aa)を蓋部材(60a)に形成し、施肥ホッパ(60)の下部に肥料の落下供給を停止させる施肥仕切部材(63)をスライド自在に設け、施肥ホッパ(60)を繰出装置(61)に着脱自在に設けた構成とすることを特徴とする水田作業機。 - 圃場を走行する走行車(2)体と、走行車体(2)の後部に設けた昇降リンク機構(3)と、昇降リンク機構(3)の後部に設けた圃場に水稲の種子を播く播種部(81)と、種子を貯留し、開閉自在な蓋部材(85a)付きの種子ホッパ(85)と、種子ホッパ(85)から落下供給される種子を設定量ずつ送り出す繰出装置(87)からなる播種装置(82)とを備える水田作業機において、
開閉することなく肥料を種子ホッパ(85)に投入する種子投入口(85aa)を蓋部材(85a)に形成し、種子ホッパ(85)の下部に種子の落下供給を停止させる播種仕切部材(種子シャッタ)(83)をスライド自在に設けたことを特徴とする水田作業機。 - 施肥ホッパ(60)の施肥仕切部材(63)又は種子ホッパ(85)の種子仕切部材(83)を、施肥ホッパ(60)側又は種子ホッパ(85)側を仕切る上部仕切部材(63a,83a)と、繰出装置(61,87)側を仕切る下部仕切部材(63b,83b)でそれぞれ構成し、上部仕切部材(63a,83a)と下部仕切部材(63b,83b)は、個別にスライド可能に構成し、上部仕切部材(63a,83a)と下部仕切部材(63b,83b)の一側端部に、互いに噛み合う形状の凹部(63aa,83aa)と凸部(63ba,83ba)を各々形成し、上部仕切部材(63a,83a)または下部仕切部材(63b,83b)に操作把持部(63c,83c)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の水田作業機。
- 施肥ホッパ(60)又は種子ホッパ(85)の蓋部材(60a,85a)にそれぞれ凸部(60ab,85ab)を形成し、蓋部材(60a,85a)の凸部(60ab,85ab)に肥料投入口(60aa)又は種子投入口(85aa)を形成し、肥料投入口(60aa)又は種子投入口(85aa)にスライド自在な投入切替部材(60b,85b)を設け、投入切替部材(60b,85b)の上面に第1引掛け突起(60ba,85ba)を形成し、投入切替部材(60b,85b)の近傍の蓋部材(60a,85a)にそれぞれ第1引掛け溝(60ac,85ac)を形成し、 肥料を貯留する肥料サブホッパ(65)又は種子を貯留する種子サブホッパ(88)を施肥ホッパ(60)又は種子ホッパ(85)の上部に配置し、各サブホッパ(65,88)の底部に前記ホッパ(60,85)の蓋部材(60a,85a)の凸部(60ab,85ab)に対応する凹部(65a,88a)を形成し、各サブホッパ(65,88)の底部の凹部(65a,88a)に肥料又は種子を落下させる袋状部材(65b,88b)の開口部(65bc,88bc)を形成し、該開口部(65bc,88bc)に出入切替部材(66,89)を設け、出入切替部材(66,89)の下面に第2引掛け突起(66a,89a)を形成し、出入切替部材(66,89)の近傍の各サブホッパ(65,88)の底面にそれぞれ第2引掛け溝(65ba,88ba)を形成し、各ホッパ(60,85)の投入切替部材(60b,85b)の第1引掛け突起(60ba,85ba)を各サブホッパ(65,88)の底面の第2引掛け溝(65ba,88ba)に嵌め込むと共に、出入切替部材(66,89)の下面の第2引掛け突起(66a,89a)をホッパ(60,85)の蓋部材(60a,85a)の第1引掛け溝(60ac,85ac)に嵌め込み、各サブホッパ(65,88)を移動させると投入切替部材(60b,85b)と出入切替部材(66,89)が同時にスライドして各サブホッパ(65,88)の前記開口部(65bc,88bc)の下方に肥料投入口(60aa)又は種子投入口(85aa)が位置し、肥料又は種子をそれぞれのホッパ(60,85)に投入できる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の水田作業機。
- 施肥ホッパ(60)又は播種ホッパ(85)の機体左右どちらかの一側壁の頂部に蓋部材(60a,85a)を開閉する第1回動支軸(67,90)をそれぞれ設け、第1回動支軸(67,90)は、施肥ホッパ(60)又は播種ホッパ(85)の側壁頂部で機体の左右方向にスライド自在に支持され、蓋部材(60a,85a)の内側面は断面円弧状としたことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の水田作業機。
- 第1回動支軸(67,90)を機体前後方向に回動させる第2回動支軸(68,91)を施肥ホッパ(60)又は播種ホッパ(85)の機体前後のどちらかの一側壁の頂部に設け、第1回動支軸(67,90)を支軸として蓋部材(60a,85a)を機体左右方向に回動させた後、第2回動支軸(68,91)を支軸として蓋部材(60a,85a)を前後方向に回動可能に構成したことを特徴とする請求項5に記載の水田作業機。
- 走行車体(2)の前側に一対の支持フレーム(95)を立設し、支持フレーム(95)の先端部に、走行車体(2)の上部を略全域に亘って覆い、雨や日光を防ぐ覆い部材(96)を設け、該覆い部材(96)の下方に環状のレール部材(97)を設け、該レール部材(97)に肥料又は種子を貯留した搬送体を設置する移動部材(98)を移動自在に設けたことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の水田作業機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012181007A JP2014036623A (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012181007A JP2014036623A (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 水田作業機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014036623A true JP2014036623A (ja) | 2014-02-27 |
Family
ID=50285255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012181007A Pending JP2014036623A (ja) | 2012-08-17 | 2012-08-17 | 水田作業機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014036623A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016059362A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
| CN105557160A (zh) * | 2014-11-04 | 2016-05-11 | 井关农机株式会社 | 施肥装置 |
| CN108019483A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-05-11 | 赣州牛研科技有限公司 | 一种农田水利用水动力驱动自行进施肥设备 |
| CN112690072A (zh) * | 2021-01-26 | 2021-04-23 | 江苏华粮机械有限公司 | 开沟扶苗覆土机构 |
| CN120435962A (zh) * | 2025-07-11 | 2025-08-08 | 山西八建集团有限公司 | 一种高标准农田建设施工用土壤改良装置及方法 |
-
2012
- 2012-08-17 JP JP2012181007A patent/JP2014036623A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016059362A (ja) * | 2014-09-22 | 2016-04-25 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
| CN105557160A (zh) * | 2014-11-04 | 2016-05-11 | 井关农机株式会社 | 施肥装置 |
| TWI625093B (zh) * | 2014-11-04 | 2018-06-01 | 井關農機股份有限公司 | 施肥裝置 |
| CN108019483A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-05-11 | 赣州牛研科技有限公司 | 一种农田水利用水动力驱动自行进施肥设备 |
| CN108019483B (zh) * | 2018-01-19 | 2020-04-17 | 蔡镇海 | 一种农田水利用水动力驱动自行进施肥设备 |
| CN112690072A (zh) * | 2021-01-26 | 2021-04-23 | 江苏华粮机械有限公司 | 开沟扶苗覆土机构 |
| CN112690072B (zh) * | 2021-01-26 | 2023-06-27 | 江苏华粮机械有限公司 | 开沟扶苗覆土机构 |
| CN120435962A (zh) * | 2025-07-11 | 2025-08-08 | 山西八建集团有限公司 | 一种高标准农田建设施工用土壤改良装置及方法 |
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