JP2014058617A - インクジェット用記録インク及びこれを用いた記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクにおいて、該顔料は、ノニオン系分散剤を用いて分散された顔料であり、更に、アニオン系界面活性剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーを含んでなることを特徴とするインクジェット用記録インク。
【選択図】図1
Description
近年、OA用プリンタの高速化、高画質化技術の向上に伴って画像品質、色相、彩度、光沢、耐久性(耐擦過性、耐マーカー性等)などへの要求が更に厳しくなってきている。
また、普通紙での高画質化のためにはインクの表面張力を下げ、普通紙への濡れ性を上げて発色性を向上させることが有効である。 また画像の耐久性を向上させるためには水不溶性樹脂の添加が有効である。
実際提案された処方では保存性、画像濃度、耐過性、吐出性、初期充填性のバランスが取れていない。
(1)「少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクにおいて、該顔料は、ノニオン系分散剤を用いて分散された顔料であり、更に、アニオン系界面活性剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーを含んでなることを特徴とするインクジェット用記録インク。」
(2)「前記アニオン系界面活性剤が、ジオクチルスルホサクシネートNa塩であることを特徴とする前記(1)項に記載のインクジェット用記録インク。」
(3)「前記ジオクチルスルホサクシネートNa塩の重量基準含有量が顔料1に対し0.001以上0.1以下であることを特徴とする前記(2)項に記載のインクジェット用記録インク。」
(4)「前記ノニオン系分散剤として、少なくとも下記一般式(1)で示される材料の一種を使用することを特徴とする前記(1)項乃至(3)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク;
(6)「前記ノニオン系分散剤の重量基準が顔料1に対し0.01以上2.0以下であることを特徴とする前記(1)項乃至(5)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。」
(7)「更にアニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂を含有することを特徴とする前記(1)項乃至(6)項のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。」
(8)「前記(1)項乃至(7)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを収容したことを特徴とするインクジェット用カートリッジ。」
(9)「前記(1)項乃至(7)項のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを吐出させて記録を行う方式のヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット用記録装置。」
(10)「少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクの製造方法において、少なくとも顔料、水、アニオン系界面活性剤およびノニオン系分散剤を用いて分散した顔料分散体に、有機溶剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーを混合する工程を有することを特徴とするインクジェット用記録インクの製造方法。」
シリコーン系添加剤やフッ素系添加剤を用いた低表面張力インクにおいて、該添加剤含有インク使用は、ノズルプレートが濡れやすく、吐出安定性の確保が困難という問題を誘発し勝ちであり、かつまた、インクの媒体液中に共存するときにはインクの低表面張力化に寄与するにしても媒体液蒸発後にはノズル吐出口付近でインク材料を硬く固化させる傾向が強いが、意外にも本発明においては、特定構造の添加剤が特定の分散剤や水性液媒体との相性よいこともあってか、このような傾向を著しく軽減させる。
上記のように本発明は、少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクにおいて、該顔料は、ノニオン系分散剤を用いて分散された顔料であり、更に、アニオン系界面活性剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した特定構造の直鎖状ブロックコポリマーを含んでなることを特徴とする。
本発明のアニオン系界面活性剤としては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルキルジアリールエーテルジスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ジオクチルスルホサクシネート塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル塩、グリセロールボレイト脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセロール脂肪酸エステル等が例示される。中でも特に、ジオクチルスルホサクシネート塩は、少量添加でも分散性良好を期待できる。アニオン系界面活性剤は分散時、インク調合時どちらの添加でも構わない。
本発明におけるジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーは疎水性のジメチルポリシロキサンと親水性のポリアルキレンオキサイドから構成されているもので非イオン系の界面活性剤ではあるが、下記の一般式(2)にその1例としての化学構造を示す(この例は、本発明で用いるジメチルポリシロキサン−ポリアルキレンオキサイドのブロックコポリマーの特性を説明するためのものであって、本発明を限定するためのものないのは勿論である)が、このようなブロックコポリマーは主骨格の鎖長が長く、しかも直鎖状の構造であることから特異な性質を持っている。ポリエーテル変性シリコーンオイルといわれるものであるが、(以降、ポリエーテル変性シリコーンオイルと記する。)、インクに添加するポリエーテル変性シリコーンオイルの親水親油バランスに着目したものを添加することにより、撥インク層へのインク固着を防止できることを見出した。疎水性のあるものは、該ポリエーテル変性シリコーンオイルの水不溶性樹脂への吸着が十分でなく、固着を引き起こしてしまい、逆に親水が強くなると、親水部の割合が相対的に小さくなるため水不溶性樹脂表面の親水化効果が小さく、やはり固着防止作用を発現しない。
(式中、aはジメチルシロキサン単位の数を表わす整数、bはエトキシ単位の数を表わす整数、cはプロピオキシ単位の数を表わす整数、dはジメチルシロキサンとポリアルキレンオキサイドからなるブロック単位数を表わす整数であり、xは2又は3を表わす。)
上記ポリエーテル変性シリコーンの市販品としては、FZ−2203,FZ−2207,FZ−2222,FZ2231(東レ・ダウコーニング製)などが挙げられる。勿論、本発明はこれらに限られるものではない。
本発明における顔料の使用される分散剤としてはブラック、カラー種別に応じて適宜選択できるが、ノニオン系界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリンエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンαナフチルエーテル、ポリオキシエチレンβナフチルエーテル、ポリオキシエチレンモノスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルナフチルエーテル、ポリオキシエチレンモノスチリルナフチルエーテル、ポリオキシエチレンジスチリルナフチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体等を用いることができる。
本発明における顔料に使用される分散剤はいかなるものでも良いが、一般式(1)に記載される材料を用いることにより平均粒径が小さく、又粒度分布に於ける標準偏差の小さい水系顔料インクを得ることができる。
(式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基、アリル基、アラルキル基を表し、lは0〜の整数を表し、nは平均繰返し単位を表わす20〜200の整数を表す。)
一般式(1)で示される分散剤で、nは好ましくは20以上200以下、より好ましくは30以上100以下である。nが20未満では分散安定性が低下する傾向があり、平均粒径が大きく、又粒度分布に於ける標準偏差の大きいインク液のため満足な彩度が得られない。また、nが200より大きいとインクの粘度が高くなり、インクジェット方式での印字が困難になる傾向がある。POE(n=40)(但し平均付加数)βナフチルエーテルが更に好ましい。
本発明において用いられるウレタン樹脂とは、主鎖がウレタン結合の連なるポリウレタン骨格を主体として構成される高分子を指す。本発明ではウレタン樹脂の中でも特に、水分散性のウレタン樹脂を用いる。このような水分散性のウレタン樹脂は、ポリウレタン骨格の主鎖中に、水に安定に分散させるために必要な親水成分を導入したり、あるいは外部乳化剤で分散することにより得られるポリウレタンの水分散体が一般的であるが、主鎖中に親水成分を導入した自己分散タイプ(自己乳化型)のものがより好ましい。
具体的には、ウレタンプレポリマーは、ジメチロールアルカン酸に由来する酸基を中和した後または中和しながら水延長またはジ若しくはトリアミン延長する。アミン延長の際に鎖伸長剤として使用するポリアミン類としては、通常ジアミン又はトリアミンが挙げられる。また、その具体例としてはヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、ヒドラジン、ピペラジン等が挙げられる。しかしながら鎖伸長剤としてポリアミン類を使用したウレタン系樹脂を用いると、記録液の保存安定性は良くない傾向にあることが判明した。これは、アミン延長したウレタン樹脂(ポリウレタンウレア部分を含むポリウレタン樹脂)は加水分解を生じやすいこと、さらに、加水分解によって生じたポリアミン類もまた顔料分散記録液中で凝集剤として働くことから、二重に悪い影響を与えていることが推測される。 ウレタン系樹脂は、Li、Na、K等のアルカリ金属塩、アンモニア、ジメチルアミン、(モノ、ジ、トリ)エタノールアミン等の有機アミン塩などの形で使用できる。これらは、前述の方法で得られたウレタン樹脂をさらに中和することにより得ることができる。この中和の際に使用する塩基としては、所望の塩のカウンターイオン等に応じて適宜選択することができ、例えば、ブチルアミン、トリエチルアミン等のアルキルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン、モルホリン、アンモニア、水酸化ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。 市販の樹脂エマルジョンとしては、SF460,SF460S,SF420SF110,SF300,SF361(ポリウレタン系樹脂エマルジョン、第一工業製薬社製)、W−6020,W−5025,W−5661,W−6010(ポリウレタン系樹脂エマルジョン、三井化学社製)などが挙げられる。アニオン性自己乳化型エーテル系ポリウレタン樹脂の酸価は40以上100以下が好ましい。
カーボンブラックの平均一次粒子径は10.0nm〜30.0nmで、BET表面積は100m2/g〜400m2/gである。好ましくはカーボンブラッの平均一次粒子径は15.0nm〜20.0nmで、BET表面積は150m2/g〜300m2/gである。
本発明のインクジェット用記録インクの製造方法としては、最初に顔料とノニオン系分散剤、アニオン系界面活性剤、水や必要に応じて水溶性有機溶剤等の混合物を攪拌羽根やホモジナイザー、ビーズレス分散機でプレミックス後、サンドミル、ボールミル、ダイノーミル、ロールミル、ナノマイザー、ホモジナイザー等の公知の分散機で分散、その後必要に応じて顔料分散体とウレタン樹脂を混合する方法が望ましい。 顔料分散体とウレタン樹脂の混合前に他の材料を混合すると凝集、増粘することがある。
この際、混合順は分散体にインク材料を投入、あるいはインク材料に分散体を投入、のいずれも可能である。
また、顔料分散体および(または)インクをフィルター、遠心分離装置等で粗大粒子を濾過することで、インクの吐出安定性を確保することができる。
本発明のインクジェット用記録インクを収容したインクカートリッジを形成することができ、該インクカートリッジを収容したインクジェット装置で該インクに記録信号に応じてオリフィスから吐出させ、被記録材に画像形成を行い、画像形成物を得ることができる。
尚、本発明の顔料インクを用いて印字する手段としては、連続噴射型あるいはオンデマンド型の記録ヘッドを有する前記のインクジェット方式のプリンター(インクジェットプリンター)による印刷方式が挙げられる。尚、オンデマンド型としては、例えば、ピエゾ方式、サーマルインクジェット方式、静電方式等が例示される。
これらインクカートリッジの形成、インクジェット装置の形成、画像形成方法は、例えば特開2000−198958号公報に記載されたもの等、当技術分野に関する公知技術を適宜採用することができる。
また、本発明において記録媒体は、紙などのインク組成物に対して吸収性を有するもの、インク組成物に対して実質的に非吸収性のもののいずれであっても好適に用いられる。本発明によるインクジェット記録方法が適用可能な記録媒体の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリサルフォン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル等を基材とするプラスチックシート、黄銅、鉄、アルミニウム、SUS、銅等の金属表面または非金属の基材に蒸着等の手法により金属コーティング処理をした記録媒体、紙を基材として撥水処理などがなされた記録媒体、無機質の材料を高温で焼成した、いわゆるセラミックス材料からなる記録媒体などが挙げられる。
このうち、紙が経済性の点と画像の自然さの点で最も好ましい。
以下、実施例でも用いたインクジェット記録装置について概要を説明する。
キャリッジ(133)には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する4個のインクジェット記録用ヘッドからなる記録ヘッド(134)の複数のインク吐出口を、主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
このインクジェット記録装置においては、インクカートリッジ(200)中のインクを使い切ったときには、インクカートリッジ(200)における筐体を分解して内部のインク袋だけを交換することができる。また、インクカートリッジ(200)は、縦置きで前面装填構成としても、安定したインクの供給を行うことができる。したがって、装置本体(101)の上方が塞がって設置されているような場合、例えば、ラック内に収納したり、あるいは装置本体(101)の上面に物が置かれているような場合でも、インクカートリッジ(200)の交換を容易に行うことができる。
本発明のインクセットを構成する各インクは、容器に収容してインクカートリッジとして用いることができ、更に必要に応じて適宜選択したその他の部材を付設してもよい。
容器としては、特に制限はなく、目的に応じてその形状、構造、大きさ、材質等を適宜選択することができ、例えば、アルミニウムラミネートフィルム、樹脂フィルム等で形成されたインク袋などを有するものなどが好適に挙げられる。
本発明のインクカートリッジは、前述の本発明のインクジェット記録装置に着脱可能に装着して用いることが特に好ましい。
初めに、各実施例、比較例で用いた各種材料を纏めて示す。
下記のそれぞれの処方でプレミックスし、混合スラリーを得た。ディスクタイプのメディアミル(寿工業社UAM型)で0.015mmジルコニアビーズ、充填率70%を用いて、周速6m/s、液温10℃で特定の平均粒径まで循環分散し、その後、遠心分離機(久保田商事(株)製Model−7700)で粗大粒子を遠心分離したのち、1.2μの径を有するフィルターを用いて濾過し、各顔料分散体を調製した。
・黒顔料(顔料種α) 250部
・ノニオン系分散剤(分散剤V) 50部(比率:0.2)
・アニオン系界面活性剤A 5部(比率:0.02)
・蒸留水 残り(合計:1000部)
・イエロー顔料(顔料種β) 200部
・ノニオン分散剤(分散剤V) 75部(比率:0.375)
・アニオン系界面活性剤A 5部(比率:0.025)
・蒸留水 残り(合計:1000部)
・マゼンタ顔料(顔料種γ) 200部
・ノニオン分散剤(分散剤V) 75部(比率:0.375)
・アニオン系界面活性剤A 5部(比率:0.025)
・蒸留水 残り(合計:1000部)
・シアン顔料(顔料種δ) 200部
・ノニオン分散剤(分散剤V) 75部(比率:0.375)
・アニオン系界面活性剤A 5部(比率:0.025)
・蒸留水 残り(合計:1000部)
上記黒色顔料分散体を用い、下記インク処方により顔料インクを調製し、30分攪拌後孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過、真空脱気して、濾過、実施例1のインクNo.1を得た。
顔料 5.0部
グリセリン 7.5部
ジエチレングリコール 15.0部
2―エチル−1,3−ヘキサンジオール 3.0部
2−ピロリドン 3.0部
ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム 5部
添加剤その1 0.1部
樹脂a 2.0部
蒸留水 残り(合計:100部)
上記イエロー顔料分散体を用い、上記インク処方により顔料インクを調製し、30分攪拌後孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過、真空脱気して、濾過、実施例2のインクNo.2を得た。
上記マゼンタ顔料分散体を用い、上記インク処方により顔料インクを調製し、30分攪拌後孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過、真空脱気して、濾過、実施例3のインクNo.3を得た。
上記シアン顔料分散体を用い、上記インク処方により顔料インクを調製し、30分攪拌後孔径0.8μmのメンブランフィルターでろ過、真空脱気して、濾過、実施例4のインクNo.4を得た。
黒顔料インクNo.1で使用したアニオン系界面活性剤をBにする以外同様にして黒顔料インクNo.5(実施例5)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用したアニオン系界面活性剤をCにする以外同様にしてイエロー顔料インクNo.6(実施例6)を得た。
シアン顔料インクNo.4で使用したアニオン系界面活性剤をDにする以外同様にしてシアン顔料インクNo.7(実施例7)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用したアニオン系界面活性剤をEにする以外同様にしてマゼンタ顔料インクNo.8(実施例8)を得た。
黒顔料インクNo.1で使用したジオクチルスルホサクシネートNa塩の添加量を0.25部(比率0.001)にする以外同様にして黒顔料インクNo.9(実施例9)を得た。
黒顔料インクNo.1で使用したジオクチルスルホサクシネートNa塩の添加量を25部(比率0.1)にする以外同様にして黒顔料インクNo.10(実施例10)を得た。
黒顔料インクNo.1で使用したジオクチルスルホサクシネートNa塩の添加量を0.20部(比率0.0008)にする以外同様にして黒顔料インクNo.11(実施例11)を得た。
黒顔料インクNo.1で使用したジオクチルスルホサクシネートNa塩の添加量を0.26部(比率0.104)にする以外同様にして黒顔料インクNo.12(実施例12)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用したノニオン系分散剤種を、IIIにする以外同様にしてイエロー顔料インクNo.13(実施例13)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用したノニオン系分散剤種を、IVにする以外同様にしてイエロー顔料インクNo.14(実施例14)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用したノニオン系分散剤種を、Iにする以外同様にしてイエロー顔料インクNo.15(実施例15)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用したノニオン系分散剤種を、IIにする以外同様にしてイエロー顔料インクNo.16(実施例16)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用したノニオン系分散剤の添加量を2.0部(比率0.01)にする以外同様にしてマゼンタ顔料インクNo.17(実施例17)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用したノニオン系分散剤の添加量を400部(比率2.0)にする以外同様にしてマゼンタ顔料インクNo.18(実施例18)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用したノニオン系分散剤の添加量を1.5部(比率0.008)にする以外同様にしてマゼンタ顔料19(実施例19)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用したノニオン系分散剤の添加量を401部(比率2.01)にする以外同様にしてマゼンタ顔料インクNo.20(実施例20)を得た。
シアン顔料インクNo.4で使用した樹脂をbにする以外同様にしてシアン顔料インクNo.21(実施例21)を得た。これら各インク処方は纏めて表6に示される。
黒顔料インクNo.1で使用した分散剤種をVIにする以外同様にして黒顔料インクNo.22(比較例1)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用した分散剤種をVIにする以外同様にしてイエロー顔料インクNo.23(比較例2)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用した分散剤種をVIにする以外同様にしてマゼンタ顔料インクNo.24(比較例3)を得た。
シアン顔料インクNo.4で使用した分散剤種をVIにする以外同様にしてシアン顔料インクNo.25(比較例4)を得た。
黒顔料インクNo.1で使用したアニオン系界面活性剤を未添加にすること以外同様にして黒顔料インクNo.26(比較例5)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用したアニオン系界面活性剤を未添加にすること以外同様にしてイエローインクNo.27(比較例6)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用したアニオン系界面活性剤を未添加にすること以外同様にしてマゼンタインクNo.28(比較例7)を得た。
シアン顔料インクNo.4で使用したアニオン系界面活性剤を未添加にすること以外同様にしてシアンインクNo.29(比較例8)を得た。
黒顔料インクNo.1で使用した添加剤その1を添加剤その2にすること以外同様にして黒顔料インクNo.30(比較例9)を得た。
イエロー顔料インクNo.2で使用した添加剤その1を添加剤その2にすること以外同様にしてイエロー顔料インクNo.31(比較例10)を得た。
マゼンタ顔料インクNo.3で使用した添加剤その1を添加剤その2にすること以外同様にしてマゼンタ顔料インクNo.32(比較例11)を得た。
シアン顔料インクNo.4で使用した添加剤その1を添加剤その2にすること以外同様にしてシアン顔料インクNo.33(比較例12)を得た。これらインク処方は纏めて表6に示される。
註(2);インク100部中、他に、グリセリン7.5部、ジエチレングリコール15.0部、2−エチル−1,3−へキサンジオール3.0部、2−ピロリドン3.0部、ポリオキシエチレン(3)アルキル(C13)エーテル酢酸ナトリウム0.5部を含む。インク100部中の残部は蒸留水)。
画像の鮮明性(彩度)とは画像サンプルのベタ画像の測色をXrite濃度計にて行い、色度図上にプロットし、色度図上の原点からの距離を言う。より詳しくは色度図上のa値、b値について、次の計算式(1)の値を言う。
(イエロー顔料インク 彩度)
○:彩度80以上
△:彩度75以上 80未満
×:彩度75未満
○:彩度70以上
△:彩度65以上 70未満
×:彩度65未満
○:彩度55以上
△:彩度50以上 55未満
×:彩度50未満
○:1.30以上
△:1.20以上1.30未満
×:1.20未満
株式会社リコー製インクジェットプリンター IPSiO GX 5000を恒温恒湿槽に入れ、槽内の環境を温度32℃、湿度30%RHに設定、以下の印刷パターンチャートを20枚連続で印字後、20分間印字を実施しない休止状態にし、これを50回繰り返し、累計で1,000枚印写後、ノズルチェックパターンを打って抜けの数で判断した。
印刷パターンは、画像領域中、印字面積が、紙面全面積中、各色印字面積が5%であるチャートにおいて、各インクを100%dutyで印字した。印字条件は、記録密度は300dpi、ワンパス印字とした。
○:抜けなし
△:抜け10箇所以内
×:抜け10箇所より多い
各インクをポリエチレン容器に入れ密封し、70℃3週間保存した後の粒径、表面張力、粘度を測定し初期物性との変化率により下記のように評価した。
○:10%以内
△:30%以内
×:50%を超える
各インク10 mlを所定のシリンダー(L480,φ65mm,目盛0〜1,000ml,目量10ml)に入れ規定温度(25℃)に加温する。次いで空気導入管をシリンダー底面に接するように取り付け,空気を吹き込む(流量94ml/min×5min)。通気を止めて10分間放置後の泡の高さを評価した。
○:高さ50ml以内
△:高さ50mlより大きく、100ml以内
×:高さ100mlより大きく
全ての実施例を比較例と比較して、本発明の少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクにおいて、該顔料は、ノニオン系分散剤を用いて分散された顔料であり、更に、アニオン系界面活性剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーを含んでなることを特徴とするインクジェット用記録インクは、本発明の前記目的を基本的に達成するものであった。
これに対し、上記全要件のうちいずれかの要件を欠く比較例は少なくとも1つの評価において劣るものであった。
また、前記要件に加えて更に前記(2)項〜(7)項記載の要件をも満たすインクジェット用記録インクは、それぞれさらに好ましい結果を示した。
すなわち、実施例1〜4と実施例5〜8との比較結果から、前記アニオン系界面活性剤としてジオクチルスルホサクシネートNa塩を用いた場合には、泡立ち評価において優れたものであった。
また、前記ジオクチルスルホサクシネートNa塩の重量基準含有量が顔料1に対し0.001以上0.1以下である場合について見ると、実施例9〜10の前記ジオクチルスルホサクシネートNa塩の重量基準含有量が顔料1に対し0.001以上0.1以下である場合、実施例11〜12との比較結果から、実施例11の画像評価及び泡立ち評価結果よりも優れ、また実施例12の泡立ち評価結果よりも優れたものであった。
さらに、ノニオン系分散剤として、前記一般式(1)で示される化合物材料の一種を使用した実施例13〜14は、実施例15〜16との比較の結果から、実施例15の場合よりインク保存評価が優れ、実施例16の場合より吐出性評価が優れた結果を示した。
また、ノニオン系分散剤が特にPOE(n=40)βナフチルエーテルである場合について見ると、実施例2は、実施例15と比較してインク保存評価が優れたものであった。
また、ノニオン系分散剤の重量基準量が特に、顔料1に対し0.01以上2.0以下である場合について見ると、実施例17〜18は、実施例19よりもインク保存評価の点で優れた結果を示し、実施例20よりも吐出性評価の点で優れた結果を示した。
また、アニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂を更に含有する場合、例えば、実施例4は、実施例21と比較してインク保存評価が優れたものであった。
101 装置本体
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
105 操作部
111 上カバー
112 前カバーの前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
141 用紙載置部
142 用紙
143 給紙コロ
144 分離パッド
145 ガイド
151 搬送ベルト
152 カウンタローラ
153 搬送ガイド
154 押さえ部材
155 加圧コロ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 テンションローラ
161 ガイド部材
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
182 手差し給紙部
200 インクカートリッジ
(図3、図4について)
200 インクカートリッジ
241 インク袋
242 インク注入口
243 インク排出口
244 カートリッジケース
Claims (10)
- 少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクにおいて、該顔料は、ノニオン系分散剤を用いて分散された顔料であり、更に、アニオン系界面活性剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーを含んでなることを特徴とするインクジェット用記録インク。
- 前記アニオン系界面活性剤が、ジオクチルスルホサクシネートNa塩であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット用記録インク。
- 前記ジオクチルスルホサクシネートNa塩の重量基準含有量が顔料1に対し0.001以上0.1以下であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット用記録インク。
- 前記ノニオン系分散剤がPOE(n=40)βナフチルエーテルであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット用記録インク。
- 前記ノニオン系分散剤の重量基準が顔料1に対し0.01以上2.0以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のインクジェット用記録インク。
- 更にアニオン性自己乳化型のエーテル系ポリウレタン樹脂を含有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
- 前記請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを収容したことを特徴とするインクジェット用カートリッジ。
- 前記請求項1乃至7のいずれかに記載のインクジェット用記録インクを吐出させて記録を行う方式のヘッドを備えたことを特徴とするインクジェット用記録装置。
- 少なくとも、水、顔料、有機溶剤を含有するインクジェット用記録インクの製造方法において、少なくとも顔料、水、アニオン系界面活性剤およびノニオン系分散剤を用いて分散した顔料分散体に、有機溶剤、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドが交互に繰り返し結合した直鎖状のブロックコポリマーを混合してインク組成物を得る工程を有することを特徴とするインクジェット用記録インクの製造方法。
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