JP2014058634A - ソルダレジスト保護用粘着テープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートを主成分として含有する基材フィルムと、基材フィルム上に形成され、アクリル系重合体を主成分として含有し、アクリル系重合体の70重量%以上がブチルアクリレートに由来し、50℃において4.6E+06Pa以上のせん断貯蔵弾性率を示す粘着剤層と、を備えるソルダレジスト保護用粘着テープによって、上記課題は解決される。粘着剤層は、硬化させる対象100重量部に対して12.5重量部以上のイソシアネート系硬化剤が加えられることで得られている。
【選択図】なし
Description
図1に示すように、本実施形態のソルダレジスト保護用粘着テープ1は、基材フィルム11と、基材フィルム11の片面に形成された粘着剤層12と、を備える。特に本実施形態では、ソルダレジスト保護用粘着テープ1は、粘着剤層12の基材フィルムとは反対側の面に貼付された離型フィルム13を任意の層としてさらに備える。
基材フィルム11は、ポリエチレンテレフタレート(PET)を主成分として含む。本明細書にて、「主成分として含む」とは、その成分を、50重量%以上含有することを意味し、好ましくは70重量%以上、80重量%以上、又は90重量%以上含有することを意味する。
粘着剤層12は、粘着剤100重量%(硬化させる対象100重量%)に対して、イソシアネート系硬化剤を12.5重量%以上の割合で加えて得られる。その結果、粘着剤層12は、50℃において、4.6E+06Pa以上のせん断貯蔵弾性率(G’)を示し、30〜70℃において1.0E+06〜2.0E+07Paのせん断貯蔵弾性率を示すことができる。粘着剤層12がこのようなせん断貯蔵弾性率を示すことで、粘着剤層12が変形しにくくなるので、フォトマスクからの圧力がソルダレジストに伝わりにくく、ソルダレジストの変色が抑制される。
本発明において任意に用いられる離型フィルム13としては、合成樹脂フィルムあるいはポリエチレンラミネートされた紙に離型処理を施したもの等が使用可能である。特に限定されるものではないが、中でも汎用のPETフィルムにシリコーン離型剤を用いて離型処理を施したものが好適に用いられる。また、汎用のポリエチレン(PE)フィルムの場合には、離型処理を施さなくても使用できる。
前記で説明した離型フィルム13は、ソルダレジスト保護用粘着テープ1をソルダレジスト表面23に貼付する前に、除去される。
以下に、ソルダレジスト保護用粘着テープの製造方法を説明する。
ソルダレジスト保護用粘着テープの使用方法は、特に限定されないが、例えば、次のようにして、プリント基板の製造工程において用いられる。
(実施例1)
粘着剤としてアクリル酸5重量部、アクリル酸ブチル95重量部を共重合させた粘着剤100重量部に対して(硬化させる対象100重量部に対して)、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン株式会社製,商品名「コロネートL−45」)を12.5重量部の割合で加えて得られる組成物を10%の重量濃度で含有するように調製したトルエン溶液を、厚さ12μmのPETフィルムに乾燥後の厚さが8μmとなるように塗布したあと乾燥させることで粘着剤層を形成し、離型フィルムとして厚さ30μmのポリエチレンフィルム(タマポリ株式会社製,商品名「GF−1」)を貼り合わせてソルダレジスト保護用粘着テープを得た。
イソシアネート系架橋剤の量を2.5重量部とした以外は、実施例1と同様の手順によってソルダレジスト保護用粘着テープを得た。
イソシアネート系架橋剤の量を5.0重量部とした以外は、実施例1と同様の手順によってソルダレジスト保護用粘着テープを得た。
イソシアネート系架橋剤の量を7.5重量部とした以外は、実施例1と同様の手順によってソルダレジスト保護用粘着テープを得た。
イソシアネート系架橋剤の量を10.0重量部とした以外は、実施例1と同様の手順によってソルダレジスト保護用粘着テープを得た。
(せん断貯蔵弾性率の測定)
上述の通り作製したソルダレジスト保護用粘着テープの粘着剤層のせん断貯蔵弾性率を、動的粘弾性スペクトル測定装置(アイティ計測制御株式会社製、品番:DVA200)により、周波数1Hz、昇温速度3℃/分にて、−30℃〜+130℃の範囲で測定し、30℃〜70℃におけるせん断貯蔵弾性率G’を求めた。
tanδは、損失正接(=損失弾性率/貯蔵弾性率)であり、−30℃〜+130℃の測定温度範囲において、以下の条件で測定した動的粘弾性スペクトルから算出された。
粘着剤層のサンプルサイズ:厚み約1.0mm×8mm×5mm
設定昇温速度:5℃/分
測定周波数:10Hz
測定モード:せん断
(凝集力試験)
山本式平板型凝集力測定機(旭精工株式会社製)のステージに、平板型の金属製の被着体を固定した。ソルダレジスト保護用粘着テープを、粘着剤層が被着体に接するように被着体に貼り付けた。貼り付けられたソルダレジスト保護用粘着テープの基材フィルムを検出器に固定した。検出器が、被着体を一方向に、つまり粘着剤層と基材フィルムとをずらす方向に移動するように、検出器に荷重をかけた。荷重をかける前の検出器の位置と、荷重をかけてから30秒後の検出器の位置とを比較し、その変位量を測定した。さらに、荷重を除いてから15秒後の検出器の位置と、荷重をかける前の検出器の位置とを比較し、その変位量を測定した。
荷重 400g
温度 25℃
湿度 63%Rh
(変色評価試験)
ソルダレジスト保護用粘着テープを次のように評価した。
JIS−Z−0237に従い、25mm幅のテープをステンレス板に2kgのローラーで押圧して貼り合せ、剥離速度300mm/分、180度剥離することによって、テープの対SUS板粘着力を測定した。
(せん断貯蔵弾性率)
図3に示すように、50℃における実施例1の粘着剤層のせん断貯蔵弾性率G’は4.6E+06Paであった。また、30〜70℃におけるせん断貯蔵弾性率G’は1.9E+06〜1.9E+07Paであった。
図3に示すように、−30〜130℃における実施例1の粘着剤層のtanδピーク温度は、約40℃であった。
図4に示すように、実施例1の粘着テープでは、30秒負荷後の変位量及び除荷15秒後の変位量が共に小さく抑えられていた。
実施例1の粘着テープによると、ソルダレジスト層表面に変色は見られなかった。
表1に示すように、実施例1の粘着力は、0.10N/25mmであった。
厚さ35μmかつ15mm四方の銅箔をガラスエポキシ基板上に形成した。銅箔及びその周囲の基板を覆うように液状レジスト(太陽インキ製造製、「PSR−4000AUS−308」)を、乾燥後に25μmとなるようにスクリーン印刷した。75℃で30分乾燥を行い、ロールラミネーター(大成ラミネーター株式会社製、「VA−700H−PM」)を用いて、離型フィルムを剥離したソルダレジスト保護用粘着テープを、その粘着剤層が未露光ソルダレジストに接するように、温度50℃、圧力0.4MPa、速度0.5m/分の条件でラミネートした。この基板を、真空密着露光機(オーク製作所製、「HMW−532D」)を用いて真空度−90kPa、紫外線照度500mJの条件にて露光させた。
良好(○):粘着力が0.2N/15mm未満
手作業では作業可能だが自動剥離装置には適さず(×):粘着力が0.2N/15mm以上〜1.0N/15mm未満
不良(××):粘着力が1.0N/15mm以上
11 基材フィルム
12 粘着剤層
13 離型フィルム
21 コア基板
22 導電層
23 ソルダレジスト層
24 フォトマスク
Claims (1)
- ポリエチレンテレフタレートを主成分として含有する基材フィルムと、
前記基材フィルム上に形成され、アクリル系重合体を主成分として含有し、アクリル系重合体の70重量%以上がブチルアクリレートに由来し、50℃において4.6E+06Pa以上のせん断貯蔵弾性率を示す粘着剤層とを備え、
前記粘着剤層は、硬化させる対象100重量部に対して12.5重量部以上のイソシアネート系硬化剤が加えられることで得られ、
前記粘着剤層は、30〜70℃において1.0E+06〜2.0E+07Paのせん断貯蔵弾性率を示し、
−30〜130℃において、前記粘着剤層が最大のtanδを示す温度が、30℃以上である
ソルダレジスト保護用粘着テープ。
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