JP2014103486A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周期性判定部101は補間画素を含む所定領域において画素値の変動に周期性があるか否かを判定する。第一画素値生成部106は補間画素の候補画素値を第1の補間方法により生成し、第二画素値生成部107は補間画素の候補画素値を第2の補間方法により生成する。制御部103は周期性がある場合、第一画素値生成部106を選択し、そうでない場合、第二画素値生成部107を選択する。補間画素値挿入部104は選択された補間画素の候補画素値を補間画素の位置に挿入し、局所画素値更新部105は補間画素と近傍画素を含む局所領域の画素値を所定の補正量を用いて更新する。
【選択図】図1
Description
本発明の目的は、補間画素の周辺に存在する画素の画素値を所定の基準に基づいて変更することにより、補間画素と周辺画素との画素値の不連続さを緩和し、補間画素を目立たなくした画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
制御部103は、処理対象画像から画素値を挿入する対象である補間画素を設定する。補間画素は孤立した点、または点が連続する線として与える。補間画素の位置を決定する方法の例としては、事前にユーザーによって指定させる、本装置によって事前に検出しておく、補間画素を設定する際に逐次検出するなどがある。また、補間画素を検出する方法の例としては、予め指定された明るさや色の画素を見つけ出す方法、既知の画像を読み取った際の正解値からのズレ量の大きさを評価する方法、水平または鉛直方向の周期性が不連続となる位置を検出する方法などがある。
周期性判定部101は、処理対象画像の補間画素を含む所定のサイズの領域(判定領域)内で、画素値の変動に周期性があるか否かを判定する。図3(a)は、ステップ202の詳細なフローチャートを示す。まず、代表周期の推定を行い(S301)、続いて領域全体の周期性の判定を行う(S302)。その後、領域を補間画素の左側と右側に分割し、左側の部分領域で周期性の判定を行った後(S303)、右側の部分領域で周期性の判定を行う(S304)。尚、左右の部分領域は必ずしも判定領域を分割したものでなくてもよい。
判定領域は、補間画素を含む高さ1画素の領域(画像の1ライン)であってもよいし、補間画素を含む、ある高さを持った矩形領域であっても良い。領域のサイズは事前にユーザーによって与えられてもよいし、本装置によって動的に決定しても良い。尚、判定領域は補間画素を中心として上下および左右称な形状で与えられることが望ましい。
図3(b)は、ステップ302〜304の詳細なフローチャートを示す。画素値の変動に周期性があるか否かを判定する方法の例としては、判定領域内における画素値の変動周期を求め(S401)、その周期の信頼度を算出し(S402)、得られた信頼度を閾値処理して判断する(S403)方法がある。
一例としては、判定領域内において画素値が極大となる位置(ピーク位置)を記録し、あるピーク位置から次のピーク位置までの距離のヒストグラムを判定領域全体に渡って作成した上で、最頻値となる距離を代表周期として採用する方法が挙げられる。尚、極大となる位置ではなく、極小となる位置を用いても良い。但し、画素値を直接用いるこれらの方法はノイズ耐性が低いため、自己相関を用いる方法が推奨される。
一例としては、代表周期にその距離のヒストグラムの度数を乗算し、判定領域の画素数で割る方法がある。換言すれば、代表周期と同じピーク位置間の距離が判定領域全体のどの程度の割合を占めているかを信頼度として定義する。尚、代表周期にある程度の誤差を許容する観点から、代表周期±1の距離の度数を合計して利用しても良い。
信頼度が閾値よりも高ければ周期性があると判断し、そうでなければ周期性がないと判断する。信頼度の閾値は、予めユーザーによって与えられても良いし、本装置で動的に決定しても良い。
境界判定部102は、補間画素が周期領域と非周期領域との境界近傍に存在するか判断し、境界近傍に存在する際にそのどちらに属しているかを判別する。
境界近傍に存在するか否かを判断する方法の例としては、補間画素から所定の距離だけ左右に離れた位置に所定の大きさの参照領域を設定し、左右の参照領域で個別に画素値の分散を求め、左右の分散で一方だけが閾値以上であれば、補間画素が境界近傍に存在すると判断する方法がある。
参照領域は、補間画素を含む高さ1画素の領域(画像の1ライン)であってもよいし、補間画素を含む、ある高さを持った矩形領域であっても良い。領域のサイズは事前にユーザーによって与えられてもよいし、本装置によって動的に決定しても良い。また、分散は参照領域に属する画素の最大輝度値と最小輝度値との差で代替しても良い。
制御部103は、周期性判定部101と境界判定部102の結果に基づいて、第一画素値生成部106と第二画素値生成部107のいずれを用いて補間画素の候補画素値を生成するかを判断する。補間手法の決定方法の一例としては、周期性判定部101において周期性があると判断された場合に第一画素値生成部106を選択し、そうでない場合に第二画素値生成部107を選択する、という方法が挙げられる。
第一画素値生成部106は、補間画素の候補画素値を生成する。ここで用いる補間手法の一例として、パターンマッチング法が挙げられる。パターンマッチング法の具体例としては、テンプレートマッチングが挙げられる。テンプレートマッチングで用いるパターン間の一致度を測る尺度としては、SADやSSDなどの相違度、相関係数や共分散などの類似度が考えられる。テンプレートマッチングを用いて画素値を生成する手順の一例は以下の通りである。図3(c)は、ステップ205の詳細な処理フローチャートを示す。
テンプレートの幅は代表周期を基準として設定する。テンプレートの幅を代表周期と一致させても良いし、代表周期よりもやや大きめ又は小さめに設定しても良い。テンプレートの高さも代表周期と一致させても良いし、別の値であっても良い。
補間画素を含む1)で決定されたテンプレートのサイズの領域を処理対象画像から切り出し、テンプレートに設定する。尚、テンプレートは補間画素を中心とする左右および上下対称となる形状で設定されることが望ましい。これにより、補間画素を含むパターンの方向性に依存せずに探索を行うことが可能となる。
処理対象画像において、類似パターンを探索する範囲である探索範囲を設定する。探索範囲の幅や高さはS203において推定された代表周期に基づいて設定しても良いし、別の値であっても良い。探索範囲の幅と高さは同じ値であることが望ましい。これにより、探索範囲のパターンの方向性に依存せずに探索を行うことが可能となる。ただし、画像をバッファするメモリの制約などから高さを低く抑える場合には、その分幅を広く取ることが望ましい。
3)で決定された探索範囲内の各位置において2)で作成したテンプレートとの一致度を求め、最も一致度の高い(相違度が低い、又は類似度が高い)位置を類似パターンとして選択する。一致度の評価に際しては、補間画素の画素値が一致度に影響を与えないように補間画素を一致度の計算から除外するか、比較対象のパターンにおいて同じ位置にある画素値を用いて仮の画素値を設定しておくことが望ましい。尚、類似パターンは一致度の高い順に複数選択しても良い。
類似パターンにおいて、テンプレートにおける補間画素の位置に対応する位置の画素(対応画素)の画素値を処理対象画像から取得し、補間画素の候補画素値とする。類似パターンが複数ある場合には、前記基準によって複数の候補画素値を得て、その画素値を合成する。合成方法としては、一様な重みにより平均する方法や、類似パターンの一致度が高いほど大きな重みとなるように制御した上で加重平均しても良い。
第二画素値生成部107は補間画素の候補画素値を生成する。ここで用いる補間手法の一例として、内挿法が挙げられる。内挿法とは、ある画素の画素値を導出する際に周辺の画素値を用いる手法である。内挿法の例としては、最近傍補間(0次補間)、線形補間(1次補間)、放物線補間(2次補間)、キュービック補間(3次補間)、多項式補間、スプライン補間、ラグランジュ補間、などが挙げられる。また、前述の線形補間やキュービック補間を二次元に拡張したバイリニア補間やバイキュービック補間などを用いても良い。
補間画素値挿入部104は、前ステップにおいて生成された補間画素の候補画素値を補間画素の位置に挿入する。これにより補間画素一つ分の補間処理が完了する。
局所画素値更新部105は、前記補間画素とその近傍に位置する近傍画素とを含む局所領域の画素値を所定の基準に基づいて更新する。画素値を更新する方法の例としては、次のようなものが挙げられる。
局所領域の平均画素値が、局所領域の周辺に存在する同じ大きさの領域(周辺領域)の平均画素値に近づくように、近傍画素の画素値にオフセットを与える方法である。
・局所領域から上下ないし左右に代表周期の整数倍だけ離れた位置を採用する方法
・局所領域をテンプレートに設定し、テンプレートマッチングにより所定の範囲内から局所領域に類似するパターンを検出して採用する方法
などが挙げられる。尚、周辺領域は複数選択しても良く、また局所領域から見て左右ないし上下で1つずつ選択しても良い。
・近傍画素全てに対して等しく設定する方法
・補間画素から離れるほど小さくなるよう設定する方法
・補間画素の隣接画素は相対的に小さく、その後は相対的に大きく、ある程度離れると再度小さくなるように制御する方法
などが挙げられる。尚、オフセットは局所領域の平均画素値が周辺領域の平均画素値に近づくように設定するため、これらは必ずしも一致する必要はない。オフセット量を決定する際には、前者を後者にどの程度近づけるかは予め与えられた重み量を用いればよい。更に、画素値を更新する範囲は予め与えられた範囲を用いればよい。
局所領域の平均画素値が、局所領域の周辺に存在する同じ大きさの領域(周辺領域)の平均画素値に近づくように、補間画素と近傍画素の両方の画素値にオフセットを与える方法である。周辺領域の選択方法やオフセット量の設定方法は、前述の(a)に記載の方法を用いればよい。
局所領域に存在する画素の画素値に対して移動平均をかけることにより、画素値の変動を滑らかにする方法である。局所領域の平均画素値は変化しないが勾配が緩やかになる。
局所領域の画素値と周辺領域の画素値との加重平均を求め、この値で局所領域の画素値を更新する方法である。周辺領域の選択方法は前述の(a)に記載の方法を用いればよい。また、局所領域の画素値と周辺領域の画素値との加重平均に用いる重みは、前述の(a)のオフセット量の設定方法を参考に近傍画素ごとに変化させればよい。
(1)補間画素を設定する(S201)
(2)補間画素を含む領域の周期性を判定する(S202)
(3)補間画素を含む領域の境界性を判定する(S203)
(4)画素補間に用いる補間手法を決定する(S204)
(5)第一画素値生成部を用いて候補画素値を生成する(S205)
第一画素値生成部106は補間画素の候補画素値を生成する。ここで用いる補間手法の一例として、パターンマッチング法が挙げられる。パターンマッチング法の具体例としては、テンプレートマッチングが挙げられる。テンプレートマッチングで用いるパターン間の一致度を測る尺度としては、SADやSSDなどの相違度、相関係数や共分散などの類似度が考えられる。テンプレートマッチングを用いて画素値を生成する手順の一例は以下の通りである。
テンプレートの幅は代表周期を基準として設定する。テンプレートの幅を代表周期と一致させても良いし、代表周期よりもやや大きめ又は小さめに設定しても良い。テンプレートの高さも代表周期と一致させても良いし、別の値であっても良い。
補間画素を含む1)で決定されたテンプレートのサイズの領域を処理対象画像から切り出し、テンプレートに設定する。尚、テンプレートは補間画素を中心とする左右および上下対称となる形状で設定されることが望ましい。これにより、補間画素を含むパターンの方向性に依存せずに探索を行うことが可能となる。
処理対象画像において、類似パターンを探索する範囲である探索範囲を設定する。探索範囲の幅や高さはS203において推定された代表周期に基づいて設定しても良いし、別の値であっても良い。探索範囲の幅と高さは同じ値であることが望ましい。これにより、探索範囲のパターンの方向性に依存せずに探索を行うことが可能となる。ただし、画像をバッファするメモリの制約などから高さを低く抑える場合には、その分幅を広く取ることが望ましい。
3)で決定された探索範囲内の各位置において2)で作成したテンプレートとの一致度を求め、最も一致度の高い(相違度が低い、又は類似度が高い)位置を類似パターンとして選択する。一致度の評価に際しては、補間画素の画素値が一致度に影響を与えないように補間画素を一致度の計算から除外するか、比較対象のパターンにおいて同じ位置にある画素値を用いて仮の画素値を設定しておくことが望ましい。尚、類似パターンは一致度の高い順に複数選択しても良い。
類似パターンにおいて、テンプレートにおける補間画素の位置に対応する位置の画素(対応画素)の画素値を処理対象画像から取得し補間画素の候補画素値とする。類似パターンが複数ある場合には、前記基準によって複数の候補画素値を得て、その画素値を合成する。合成方法としては、一様な重みにより平均する方法や、類似パターンの一致度が高いほど大きな重みとなるように制御した上で加重平均しても良い。
テンプレートと類似パターンとを用いて、候補画素値に与える補正量を計算する。補正量の例としては次のようなものが挙げられる。
b)テンプレートの最大画素値と最小画素値の平均値と、類似パターンの最大画素値と最小画素値の平均値との差を用いる
c)補間画素の左右の画素の画素値の平均値と、対応画素の左右の画素の画素値の平均値との差を用いる
類似パターンが複数ある場合には、それぞれの類似パターンから得られた補正量を合成すればよい。合成方法は複数の候補画素値を合成する際に用いたものと同様である。
(7)補間画素に候補画素値を挿入する(S207)
(8)補間画素と近傍画素の画素値を更新する(S208)
局所画素値更新部105は、前記補間画素とその近傍に位置する近傍画素とを含む局所領域の画素値を、補正量を用いて所定の基準に基づいて更新する。画素値を更新する方法の例としては、次のようなものが挙げられる。
補間画素の画素値が真の値から外れているという仮定の元で、補正量によりこれを改善する方法である。
a)の方式では補間画素の画素値と近傍画素の画素値とが不連続となる可能性があるため、補正量を局所領域に分散して与える方法である。補正量を分散して与える際の重みの設定方法は、実施例1に記載したものを用いればよい。
102 境界判定部
103 制御部
104 補間画素値挿入部
105 局所画素値更新部
106 第一画素値生成部
107 第二画素値生成部
Claims (9)
- 所定の画像中の補間画素の画素値を所定の補間方法により生成する画像処理装置において、前記補間画素を含む画像領域が周期的な画素値の変動を伴う周期領域であるか否かを判定する判定手段と、第1の補間方法を用いて前記画像の補間画素の候補画素値を生成する第1の生成手段と、第2の補間方法を用いて前記画像の補間画素の候補画素値を生成する第2の生成手段と、前記判定手段が周期領域であると判定したとき、前記第1の生成手段が生成する候補画素値を選択し、周期領域でないと判定したとき、前記第2の生成手段が生成する候補画素値を選択する制御手段と、前記選択された候補画素値を前記補間画素に挿入する挿入手段と、前記補間画素の候補画素値と前記補間画素の近傍に存在する近傍画素の画素値を、所定の補正量を用いて更新する更新手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
- 前記更新手段は、前記補間画素と近傍画素とを含む局所領域の画素値と、前記局所領域の周辺に存在する局所領域と同じ大きさの周辺領域の画素値とを用いて前記補正量を算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記更新手段は、前記局所領域の平均画素値と前記周辺領域の平均画素値に基づいて前記補正量を算出することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記更新手段は、前記補間画素を含む基準パターンと類似する類似パターンをパターンマッチングによって検出し、前記基準パターンの平均画素値と前記類似パターンの平均画素値との差を補正量として算出することを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
- 前記局所領域は前記基準パターンであり、前記周辺領域は前記類似パターンであることを特徴とする請求項3または4記載の画像処理装置。
- 前記更新手段は、前記補正量に所定の重みを重畳した値を用いて前記補間画素の候補画素値と前記近傍画素の画素値を更新し、前記補間画素と近傍画素とで重みが異なることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 所定の画像中の補間画素の画素値を所定の補間方法により生成する画像処理方法において、前記補間画素を含む画像領域が周期的な画素値の変動を伴う周期領域であるか否かを判定する判定工程と、第1の補間方法を用いて前記画像の補間画素の候補画素値を生成する第1の生成工程と、第2の補間方法を用いて前記画像の補間画素の候補画素値を生成する第2の生成工程と、前記判定工程が周期領域であると判定したとき、前記第1の生成工程が生成する候補画素値を選択し、周期領域でないと判定したとき、前記第2の生成工程が生成する候補画素値を選択する制御工程と、前記選択された候補画素値を前記補間画素に挿入する挿入工程と、前記補間画素の候補画素値と前記補間画素の近傍に存在する近傍画素の画素値を、所定の補正量を用いて更新する更新工程を備えたことを特徴とする画像処理方法。
- 請求項7記載の画像処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- 請求項7記載の画像処理方法をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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| JP2017166930A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社東芝 | レーダ装置、観測方法およびプログラム |
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