JP2014107559A - 薄膜型チップ素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】透磁率およびインピーダンス特性が向上し、良い外観を維持できる薄膜型チップ素子を提供する。
【解決手段】薄膜型チップ素子100は、基板110と、基板上に形成されたコイルパターン120と、コイルパターンの一部を露出させるキャビティを有するキャビティ定義パターン130と、キャビティに充填された充填層、および充填層の表面を覆う表面層を有する磁性層140を含む。前記充填層は前記表面層と隣接する表面に形成されたポア(pore)を有し、前記表面層は前記ポアを充填する。
【選択図】図1
【解決手段】薄膜型チップ素子100は、基板110と、基板上に形成されたコイルパターン120と、コイルパターンの一部を露出させるキャビティを有するキャビティ定義パターン130と、キャビティに充填された充填層、および充填層の表面を覆う表面層を有する磁性層140を含む。前記充填層は前記表面層と隣接する表面に形成されたポア(pore)を有し、前記表面層は前記ポアを充填する。
【選択図】図1
Description
本発明は、薄膜型チップ素子およびその製造方法に関し、より詳しくは、製造過程における外観の不良現象を防止し、透磁率とインピーダンス特性を向上させることができる薄膜型チップ素子およびその製造方法に関する。
最近、スマートフォンのような電子機器が高仕様化、多機能化、および小型化することにより、これらの電子機器には、差動伝送方式(differential transmission)を用いる高速インターフェースのような回路において、コモンモードノイズ(common mode noise)の除去のためのチップ部品の適用が必須である。これに応じるために、高性能であり小型化が可能な薄膜型コモンモードノイズフィルター(common mode noise filter:CMF)の開発が進行している。
一般的な薄膜型コモンモードノイズフィルターの製造工程は、大きく、フェライト基板上にコイルパターンを形成する工程と、コイルパターン上にコイルパターンの一部を露出させるキャビティを定義する電極パターンを形成する工程、およびフェライト充填材を前記キャビティに充填させる工程などを含む。前記充填工程は前記フィルターの透磁率およびインピーダンス特性を高めるためのものであり、前記充填材内のフェライト粒子の大きさが大きいほど、前記チップ部品の透磁率が増加する。
しかし、フェライト磁性層のフェライト粒子の大きさが大きいほど、チップ部品の製造過程において、前記充填層の表面から前記フェライト粒子が脱離する現象が発生する。このようなフェライト粒子の脱離現象により、前記磁性層の表面には不規則的な形態のポア(pores)が発生するようになる。特に、このようなポアは、前記フェライト粒子の大きさが45μmを超過する場合に発生頻度が非常に高くなる。前記フェライト磁性層は、透磁率に関与する構成であると共に外部に露出されるため、このようなポアの発生は、前記チップ部品の透磁率およびインピーダンス特性を低下させ、外観不良をもたらす。
本発明が解決しようとする課題は、透磁率およびインピーダンス特性を向上させた薄膜型チップ素子を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、フェライト磁性層の表面からフェライト粒子が脱離する現象によって透磁率およびインピーダンス特性が低下することを防止する薄膜型チップ素子を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、フェライト磁性層の表面からフェライト粒子が脱離する現象によって透磁率およびインピーダンス特性が低下することを防止する薄膜型チップ素子を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、透磁率およびインピーダンス特性が向上し、良い外観を維持できる薄膜型チップ素子を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、フェライト磁性層の表面からフェライト粒子が脱離する現象によって透磁率およびインピーダンス特性が低下することを防止できる薄膜型チップ素子の製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は、フェライト磁性層の表面からフェライト粒子が脱離する現象によって透磁率およびインピーダンス特性が低下することを防止できる薄膜型チップ素子の製造方法を提供することにある。
本発明による薄膜型チップ素子は、基板と、前記基板上に形成されたコイルパターンと、前記コイルパターンの一部を露出させるキャビティを定義するキャビティ定義パターンと、前記キャビティに充填された充填層、および前記充填層の表面を覆う表面層を含む。
本発明の形態によれば、前記充填層は前記表面層と隣接する表面に形成されたポア(pore)を有し、前記表面層は前記ポアを充填してもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層は前記表面層と隣接する表面に形成されたポア(pore)を有し、前記表面層は前記ポアを充填してもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層と前記表面層は互いに同一の種類の磁性粒子を有し、前記表面層の磁性粒子は前記充填層の磁性粒子と同一の粒子大きさを有してもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層と前記表面層は互いに同一の種類の磁性粒子を有し、前記表面層の磁性粒子は前記充填層の磁性粒子に比べて小さい粒子大きさを有してもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層と前記表面層は互いに同一の種類の磁性粒子を有し、前記表面層の磁性粒子は前記充填層の磁性粒子に比べて小さい粒子大きさを有してもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層と前記表面層の各々は同一の種類の磁性粒子を有し、前記磁性粒子の粒子大きさは20μm〜45μmであってもよい。
本発明の形態によれば、前記表面層の厚さは100μm以下であってもよい。
本発明の形態によれば、前記表面層の厚さは80μm以下であってもよい。
本発明の形態によれば、前記表面層の厚さは100μm以下であってもよい。
本発明の形態によれば、前記表面層の厚さは80μm以下であってもよい。
本発明の形態によれば、前記基板はフェライト磁性基板であり、前記コイルパターンは多層構造を有してもよい。
本発明の形態によれば、前記表面層の表面は、前記キャビティ定義パターンの表面とコプラナー(coplanar)をなしてもよい。
本発明の形態によれば、前記キャビティ定義パターンは、前記コイルパターンと電気的に接続された外部電極であってもよい。
本発明の形態によれば、前記表面層の表面は、前記キャビティ定義パターンの表面とコプラナー(coplanar)をなしてもよい。
本発明の形態によれば、前記キャビティ定義パターンは、前記コイルパターンと電気的に接続された外部電極であってもよい。
本発明による薄膜型チップ素子の製造方法は、基板を準備するステップと、前記基板上にコイルパターンを形成するステップと、前記基板上に前記コイルパターンの一部を露出させるキャビティを定義するキャビティ定義パターンを形成するステップと、前記キャビティに充填層を形成するステップ、および前記充填層に表面層を形成するステップを含む。
本発明の形態によれば、前記表面層を形成するステップは、前記充填層の表面に形成されたポア(pore)を充填するステップを含んでもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層を形成させるステップは、前記キャビティに第1充填材を充填させるステップ、および前記キャビティ定義パターンを研磨停止膜にして前記第1充填材を平坦化するステップを含み、前記表面層を形成させるステップは、前記充填層上に第2充填材を形成させるステップ、および前記キャビティ定義パターンを研磨停止膜にして前記第2充填材を平坦化するステップを含んでもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層および前記表面層は20μm〜45μmの粒子大きさを有する磁性粒子を含み、前記充填層の磁性粒子としては前記表面層の磁性粒子と互いに同一の粒子大きさのフェライト粒子を用いてもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層および前記表面層は20μm〜45μmの粒子大きさを有する磁性粒子を含み、前記充填層の磁性粒子としては前記表面層の磁性粒子に比べて小さい粒子大きさのフェライト粒子を用いてもよい。
本発明の形態によれば、前記基板を準備するステップはフェライト基板を準備するステップを含み、前記基板上にコイルパターンを形成するステップは前記基板上に第1コイルパターンを形成するステップおよび前記第1コイルパターン上に第2コイルパターンを積層するステップを含んでもよい。
本発明の形態によれば、前記充填層に表面層を形成するステップは、前記表面層の表面が前記キャビティ定義パターンとコプラナーをなすように行われてもよい。
本発明による薄膜型チップ素子は、磁性層の表面を表面層でさらに覆い、前記磁性層の表面に発生するポアによって磁性層の機能が低下することを防止して、透磁率およびインピーダンス特性を向上させ、外観不良を防止することができる。
本発明による薄膜型チップ素子の製造方法は、磁性層の表面を表面層でさらに覆い、前記磁性層の表面に発生するポアによって前記磁性層の機能が低下することを防止して、透磁率およびインピーダンス特性が向上した構造を有し、外観不良を防止できる薄膜型チップ素子を製造することができる。
本発明の利点および特徴、そしてそれらを達成する技術などは、添付図面と共に詳細に後述している実施形態を参照すれば明らかになるであろう。但し、本発明は、以下にて開示される実施形態に限定されるものではなく、相異する様々な形態に実現されてもよい。本実施形態は、本発明の開示が完全になるようにすると共に、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されてもよい。明細書の全文にわたって同一の参照符号は同一の構成要素を示す。
本明細書に用いられた用語は、実施形態を説明するためのものであって、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数形は語句において特に言及しない限り複数形も含む。明細書に用いられる、「含む(comprise)」および/または「含んでいる(comprising)」に言及された構成要素、ステップ、動作、および/または素子は、一つ以上の他の構成要素、ステップ、動作、および/または素子の存在または追加を排除するものではない。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による薄膜型チップ素子およびその製造方法について詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態による薄膜型チップ素子を示す図面であり、図2および図3は図1のA領域を拡大した図面である。
図1は本発明の実施形態による薄膜型チップ素子を示す図面であり、図2および図3は図1のA領域を拡大した図面である。
図1を参照すれば、本発明の実施形態による薄膜型チップ素子100は、所定の電子機器に採択され、特定ノイズ(noise)をフィルタリング(filtering)するためのチップ部品であってもよい。一例として、前記薄膜型チップ素子100は、スマートフォンのような電子機器に備えられ、コモンモードノイズ(common mode noise)を除去するコモンモードノイズフィルター(common mode noise filter:CMF)であってもよい。
前記薄膜型チップ素子100は、基板110と、コイルパターン120と、キャビティ定義パターン130、および磁性層140を備えることができる。
前記基板110は、前記薄膜型チップ素子100の製造のためのベースであってもよい。前記基板110としてはフェライト磁性体の基板が用いられてもよい。
前記基板110は、前記薄膜型チップ素子100の製造のためのベースであってもよい。前記基板110としてはフェライト磁性体の基板が用いられてもよい。
前記コイルパターン120は多層構造を有してもよい。例えば、前記コイルパターン120は、第1コイルパターン122と、前記第1コイルパターン122上に積層された第2コイルパターン124とからなってもよい。前記第1および第2コイルパターン122,124は、互いに電気的に接続され、一つの複層構造のコイル形態をなしてもよい。
前記キャビティ定義パターン130は、前記基板110上において、前記コイルパターン120の一部領域を露出させるキャビティ132を定義することができる。前記キャビティ定義パターン130は、前記キャビティ132が前記コイルパターン120のほぼ中央領域に提供されるように、前記基板110の端部領域上に形成されてもよい。前記キャビティ定義パターン130は、前記コイルパターン120に電気的に接続される金属パターンであってもよい。この場合、前記キャビティ定義パターン130は、前記薄膜型チップ素子100を外部機器に電気的に接続させるための外部電極として用いられてもよい。
前記磁性層140は、前記薄膜型チップ素子100の透磁率およびインピーダンス特性を高めるために、前記キャビティ132に所定の充填材を充填して形成されたものであってもよい。前記充填材は、所定の磁性粒子を含む樹脂組成物(resin composition)であってもよい。
前記磁性層140は、充填層142と、前記充填層142の表面を覆う表面層144とからなってもよい。前記充填層142は、前記キャビティ132内で大半を占めて厚い厚さを有するのに対し、前記表面層144は、前記充填層142を薄い厚さで覆う形態で提供されてもよい。前記充填層142は前記表面層144に隣接する表面(以下、「上部表面」という、143)を有し、前記上部表面143にはポア(pore:143a)が形成され得る。前記ポア143aは複数個であり得るし、このようなポア143aの各々は前記上部表面143に存在していた磁性体粒子が素子の製造過程で脱離して発生し得る。前記表面層144は前記ポア143aを充填して、前記ポア143aによる前記磁性層140の機能が低下することを防止することができる。
一方、前記充填層142は、第1磁性粒子142aおよび第1樹脂142bを含む充填材を前記キャビティ132に充填させて形成されたものであってもよい。前記第1磁性粒子142aとしてはフェライト磁性体粒子であってもよく、前記第1樹脂142bとしてはエポキシ樹脂(epoxy resin)であってもよい。前記表面層144は、第2磁性粒子144aおよび第2樹脂144bを含む充填材を前記充填層142の上部表面143に形成させたものであってもよい。前記表面層144の組成は、前記充填層142の組成とほぼ同一であってもよい。すなわち、前記第2磁性粒子144aとしては、前記第1磁性粒子142aと様々な磁性粒子との中から選択された同一種類の磁性粒子、例えばフェライト粒子であり、前記第2樹脂144bとしては、エポキシ樹脂であってもよい。
前記充填材に含まれる前記第1および第2磁性粒子142a,144aの粒子大きさは様々に調節されてもよい。例えば、前記第1および第2磁性粒子142a,144aは、略20μm〜45μmの粒子大きさを有してもよい。前記第1および第2磁性粒子142a,144aの粒子大きさが20μm未満である場合には、前記素子100の高周波特性は向上できるが、透磁率特性が顕著に低くなり得る。また、前記第1および第2磁性粒子142a,144aの粒子大きさが20μm未満である場合には、粒子の取り扱いが非常に困難であって前記充填材の製造工程性が劣り得る。これに対し、前記第1および第2磁性粒子142a,144aの粒子大きさが45μmを超過する場合には、透磁率特性は高くなり得るが、高周波特性が低下し、特に前記磁性体粒子が前記複合層140の表面から脱離する粒子の脱離現象が顕著に発生し得る。したがって、前記磁性体粒子の大きさは略20μm〜45μmに調節されることができる。但し、前記ポア143aの発生が生じない条件において、前記第1および第2磁性粒子142a,144aの大きさを最大化することが透磁率の面で好ましい。したがって、前記第1および第2磁性粒子142a,144aの大きさは略45μmに近く調節されることがより好ましい。
また、前記第2磁性粒子144aの粒子大きさは前記第1磁性粒子142aと同一であるか小さくてもよい。一例として、前記第2磁性粒子144aの粒子大きさは前記第1磁性粒子142aの粒子大きさとほぼ同一であってもよい。前記ポア143aは、前記第1磁性粒子142aが前記充填層142の上部表面143から脱離することによって発生するため、前記ポア143aのサイズは、前記第1磁性粒子142aの粒子大きさを基準に多少小さいか大きくなり得る。実際に前記ポア143aのサイズは10μm〜80μm程度で様々である。したがって、前記ポア143aのサイズが略20μm以上であると仮定すれば、前記第2磁性粒子144aの粒子大きさを前記第1磁性粒子142aと同一にして、前記第2磁性粒子144aが前記ポア143aを充填する場合、前記磁性層140が一つの同一サイズの磁性粒子を有するため、前記充填層142と前記表面層144が一つの完全な磁性層140として機能することができる。
または、他の例として、前記第2磁性粒子144aは、前記第1磁性粒子142aに比べて小さい粒子大きさを有してもよい。この場合、前記第2磁性粒子144aの粒子大きさが前記ポア143aに比べて小さいため、前記ポア143aに対する前記第2磁性粒子144aの充填効率が向上できる。但し、前記第2磁性粒子144aの粒子大きさが顕著に小さい場合には、前記素子100の透磁率特性が低下し得るため、前記第2磁性粒子144aの粒子大きさは、少なくとも20μm以上に維持することが好ましい。一例として、前記第1磁性粒子142aの平均粒径が40μm〜45μmである場合、前記第2磁性粒子144aの平均粒径は、略20μm以上40μm未満に調節されてもよい。
前記表面層144の厚さは略100μm以下であってもよい。前記表面層144は前記ポア143aを前記第2磁性粒子144aで充填するためのものであるため、前記表面層144の厚さは、前記ポア143aを充填する条件を満足しつつ、最小の厚さで提供されることが好ましい。一例として、図2に示すように、前記表面層144は、前記ポア143aを充填すると共に、一定の厚さで前記充填層142の上部表面143を覆ってもよい。この場合、前記ポア143aの大きさは略10μm以上80μm程度であるため、前記表面層144の厚さT1は略100μm以下であってもよい。他の例として、図3に示すように、前記表面層144は、前記ポア143aだけを選択的に充填する形態で提供されてもよい。この場合、前記表面層144の厚さT1は略80μm以下であってもよい。
また、前記表面層144の表面は、前記キャビティ定義パターン130の表面とほぼ同一の高さを有してもよい。一例として、前記表面層144の表面と前記キャビティ定義パターン130の表面はコプラナー(coplanar)をなしてもよい。このような表面層144は、前記キャビティ定義パターン130と同一の面を共有しつつ前記ポア143aを充填してなめらかな表面を有することにより、美観上、良い外観を実現することができる。
上述したように、本発明の実施形態による薄膜型チップ素子100は、基板110上において、コイルパターン120の一部を露出させるキャビティ132を有するキャビティ定義パターン130および前記キャビティ132を充填する磁性層140を備えるが、前記磁性層140は、前記キャビティ132の大半を充填する充填層142と前記充填層142の上部表面143を覆う表面層144とからなってもよい。前記表面層144は、前記充填層142の上部表面143に発生したポア143aを磁性粒子で充填することにより、前記ポア143aによる前記磁性層140の機能低下を防止することができる。これにより、本発明による薄膜型チップ素子は、磁性層の表面を表面層でさらに覆い、前記磁性層の表面に発生するポアによって磁性層の機能が低下することを防止して、透磁率およびインピーダンス特性を向上させ、外観不良を防止することができる。
次に、本発明の実施形態による薄膜型チップ素子の製造方法について詳細に説明する。ここで、前述した薄膜型チップ素子100に関して重複する内容は省略するか簡素化する。
図4は本発明の実施形態による薄膜型チップ素子の製造方法を示すフローチャートであり、図5〜図7は本発明の実施形態による薄膜型チップ素子の製造過程を説明するための図面である。
図4および図5を参照すれば、基板110を準備する(S110)。前記基板110としては磁性を帯びる材料からなる基板を用いることができる。一例として、前記基板110としてはフェライト磁性体基板が用いられてもよい。
図4および図5を参照すれば、基板110を準備する(S110)。前記基板110としては磁性を帯びる材料からなる基板を用いることができる。一例として、前記基板110としてはフェライト磁性体基板が用いられてもよい。
前記基板110上に多層構造のコイルパターン120を形成することができる(S120)。例えば、フォトレジスト工程およびメッキ工程などを行って第1コイルパターン122を形成し、前記第1コイルパターン122が形成された結果物上に前記工程を再度行って第2コイルパターン124を形成することができる。本実施形態では、複層構造のコイルパターン120を有する場合を例に挙げて説明したが、前記コイルパターン120の層数は様々に調節されてもよい。
前記基板110上に前記コイルパターン120の一部を露出させるキャビティ132を定義するキャビティ定義パターン130を形成することができる(S130)。前記キャビティ定義パターン130を形成するステップは、前記コイルパターン120が形成された結果物上に金属膜を形成した後、前記金属膜の一部を選択的に除去してなり得る。このようなキャビティ定義パターン130は、前記コイルパターン120を外部機器と電気的に接続させるための外部電極として用いられてもよい。
図4および図6を参照すれば、キャビティ132に充填層142を形成することができる(S140)。前記充填層142を形成するステップは、所定の充填材を製造し、これを前記キャビティ132に充填させた後、前記充填材を平坦化してなり得る。前記充填材は、第1磁性粒子142aと第1樹脂142bとからなるエポキシ樹脂組成物であってもよい。前記第1磁性粒子142aとしては、略20μm〜45μmの粒子大きさを有するフェライト粒子が用いられてもよい。前記充填材を平坦化するステップは、前記キャビティ132に充填された前記エポキシ樹脂組成物に対し、キャビティ定義パターン130を研磨停止膜にする研磨工程を行ってなり得る。これにより、前記キャビティ132内にキャビティ定義パターン130の表面高さとほぼ同一の厚さを有する前記充填層142が形成されることができる。
一方、前記のような研磨工程を進行する過程において、前記充填層142の上部表面143から前記第1磁性粒子142aが脱離する現象が発生し得る。これにより、前記充填層142の表面にはポア143aが発生し得る。前記ポア143aは略10μm〜80μmの深さを有し、前記充填層142の表面に不規則に分布し得る。
図4および図7を参照すれば、充填層142上に表面層144を形成することができる(S150)。前記表面層144は、前記充填層142の表面143に形成されたポア143aを磁性体で充填するためのものあってもよい。前記表面層144を形成するステップは、表面処理材を製造した後、これを前記表面143に薄膜形態で形成させ、前記表面処理材を平坦化してなり得る。前記表面処理材としては、第2磁性粒子144aと第2樹脂144bとからなるエポキシ樹脂組成物が用いられてもよい。
前記表面処理材を平坦化するステップは、前記表面処理材に対してキャビティ定義パターン130を研磨停止膜にする研磨工程を行ってなり得る。これにより、前記充填層142上には、前記ポア143aを充填しつつ前記充填層142を均一な厚さで覆い、キャビティ定義パターン130の表面とコプラナーをなす表面を有する表面層144が形成されることができる。
上述したように、本発明の実施形態による薄膜型チップ素子の製造方法は、基板110上に多層構造のコイルパターン120を形成し、前記基板110上にキャビティ132を定義するキャビティ定義パターン130を形成した後、前記キャビティ132に磁性層140を充填させるが、前記磁性層140の充填工程は、前記キャビティ132に充填層142を形成する工程と前記充填層142上に表面層144をさらに形成する工程とを含んでもよい。前記表面層144は、前記充填層142の製造過程において、前記上部表面143に発生するポア143aを磁性粒子で充填し、前記ポア143aの発生による透磁率およびインピーダンス特性の低下を防止するためのものであってもよい。これにより、本発明による薄膜型チップ素子の製造方法は、磁性層の表面を表面層でさらに覆い、前記磁性層の表面に発生するポアによって前記磁性層の機能が低下することを防止して、透磁率およびインピーダンス特性が向上した構造を有し、外観不良を防止できる薄膜型チップ素子を製造することができる。
以上の詳細な説明は本発明を例示するためのものである。また、前述した内容は、本発明の好ましい実施形態を示し説明するものに過ぎず、本発明は、様々な他の組み合わせ、変更、および環境において用いられてもよい。すなわち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、記述した開示内容と均等な範囲および/または当業界の技術または知識の範囲内で変更または修正が可能である。前述した実施形態は、本発明を実施するための最善の状態を説明するためのものであり、本発明と同様な他の発明を利用するのに、当業界で知られた他の状態への実施、そして発明の具体的な適用分野および用途に求められる様々な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は、開示された実施状態に本発明を制限しようとする意図ではない。また、添付された特許請求の範囲は他の実施状態も含むものとして解釈しなければならない。
100 薄膜型チップ素子
110 基板
120 コイルパターン
122 第1コイルパターン
124 第2コイルパターン
130 キャビティ定義パターン
140 磁性層
142 充填層
142a 第1磁性粒子
142b 第1樹脂
144 表面層
144a 第2磁性粒子
144b 第2樹脂
110 基板
120 コイルパターン
122 第1コイルパターン
124 第2コイルパターン
130 キャビティ定義パターン
140 磁性層
142 充填層
142a 第1磁性粒子
142b 第1樹脂
144 表面層
144a 第2磁性粒子
144b 第2樹脂
Claims (17)
- 基板と、
前記基板上に形成されたコイルパターンと、
前記コイルパターンの一部を露出させるキャビティを定義するキャビティ定義パターンと、
前記キャビティに充填された充填層、および
前記充填層の表面を覆う表面層を含む薄膜型チップ素子。 - 前記充填層は前記表面層と隣接する表面に形成されたポア(pore)を有し、
前記表面層は前記ポアを充填する、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。 - 前記充填層と前記表面層は互いに同一の種類の磁性粒子を有し、
前記表面層の磁性粒子は前記充填層の磁性粒子と同一の粒子大きさを有する、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。 - 前記充填層と前記表面層は互いに同一の種類の磁性粒子を有し、
前記表面層の磁性粒子は前記充填層の磁性粒子に比べて小さい粒子大きさを有する、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。 - 前記充填層と前記表面層の各々は同一の種類の磁性粒子を有し、
前記磁性粒子の粒子大きさは20μm〜45μmである、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。 - 前記表面層の厚さは100μm以下である、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。
- 前記表面層の厚さは80μm以下である、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。
- 前記基板はフェライト磁性基板であり、
前記コイルパターンは多層構造を有する、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。 - 前記表面層の表面は、前記キャビティ定義パターンの表面とコプラナー(coplanar)をなす、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。
- 前記キャビティ定義パターンは、前記コイルパターンと電気的に接続された外部電極である、請求項1に記載の薄膜型チップ素子。
- 基板を準備するステップと、
前記基板上にコイルパターンを形成するステップと、
前記基板上に前記コイルパターンの一部を露出させるキャビティを定義するキャビティ定義パターンを形成するステップと、
前記キャビティに充填層を形成するステップ、および
前記充填層に表面層を形成するステップを含む薄膜型チップ素子の製造方法。 - 前記表面層を形成するステップは、前記充填層の表面に形成されたポア(pore)を充填するステップを含む、請求項11に記載の薄膜型チップ素子の製造方法。
- 前記充填層を形成させるステップは、
前記キャビティに第1充填材を充填させるステップ、および
前記キャビティ定義パターンを研磨停止膜にして前記第1充填材を平坦化するステップを含み、
前記表面層を形成させるステップは、
前記充填層上に第2充填材を形成させるステップ、および
前記キャビティ定義パターンを研磨停止膜にして前記第2充填材を平坦化するステップを含む、請求項11に記載の薄膜型チップ素子の製造方法。 - 前記充填層および前記表面層は、20μm〜45μmの粒子大きさを有する磁性粒子を含み、
前記充填層の磁性粒子としては、前記表面層の磁性粒子と互いに同一の粒子大きさのフェライト粒子を用いる、請求項11に記載の薄膜型チップ素子の製造方法。 - 前記充填層および前記表面層は、20μm〜45μmの粒子大きさを有する磁性粒子を含み、
前記充填層の磁性粒子としては、前記表面層の磁性粒子に比べて小さい粒子大きさのフェライト粒子を用いる、請求項11に記載の薄膜型チップ素子の製造方法。 - 前記基板を準備するステップは、フェライト基板を準備するステップを含み、
前記基板上にコイルパターンを形成するステップは、
前記基板上に第1コイルパターンを形成するステップ、および
前記第1コイルパターン上に第2コイルパターンを積層するステップを含む、請求項11に記載の薄膜型チップ素子の製造方法。 - 前記充填層に表面層を形成するステップは、前記表面層の表面が前記キャビティ定義パターンとコプラナーをなすように行われる、請求項11に記載の薄膜型チップ素子の製造方法。
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