JP2014120404A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容量を保持しつつ、出力性能が高い二次電池を提供する。
【解決手段】二次電池は、集電箔(正極側集電箔24)及び該集電箔の一方面側に設けられた活物質層を有する電極体を備え、活物質層に含まれる金属の金属イオンを可動イオンとする二次電池であって、活物質層は少なくとも2層からなり、集電箔側の第1活物質層(第1正極層31)は、他方側の第2活物質層(第2正極層32)よりも高容量であり、集電箔が露出する貫通孔33が設けられ、第2活物質層は、第1活物質層よりも高出力であると共に、貫通孔を介して集電箔と電気的に接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は二次電池に関する。
従来、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等の電動車両に搭載されているモーター駆動用のバッテリとして、リチウムイオン二次電池等の二次電池が用いられている。リチウムイオン二次電池は、充放電時にリチウムイオンが可動イオンとして電極間を移動するものであり、充放電時に化学反応が生じないので電解液の濃度が変化しない。このように充電時に金属イオンが可動イオンとして電解液を移動するリチウムイオン二次電池は、ロッキングチェアー型の二次電池と呼ばれる。
ところで、電動車両に搭載される二次電池は、車両を登坂、加速及び低温駆動させるための大電流出力に応える優れた出力特性や、急速充電や回生時の大電流入力に応える優れた入力特性に加え、長時間駆動可能な高いエネルギー容量特性が求められる。
このようなリチウムイオン二次電池の入出力特性やエネルギー容量特性を向上させるために、正極板と負極板の抵抗比が所定範囲になるように電極材料を調整したリチウムイオン二次電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−187186号公報
しかしながら、このようなリチウムイオン二次電池を電気自動車に搭載したとしても、アクセルが全開となるなど高出力が要求された場合、十分な出力を発揮できない虞がある。他方で、リチウムイオン二次電池の出力のみを向上させるとすれば、リチウムイオン二次電池の容量が低下して、走行距離が短くなってしまう。
なお、このような問題は特に車載用のリチウムイオン二次電池で顕著な問題であるが、車載用の二次電池に限定されるものではなく、リチウムイオン二次電池に限定されるものでもない。
そこで、本発明の課題は、上記従来技術の問題点を解決することにあり、容量を保持しつつ、出力性能の高い二次電池を提供しようとするものである。
本発明の二次電池は、集電箔及び該集電箔の一方面側に設けられた活物質層を有する電極体を備え、前記活物質層に含まれる金属の金属イオンを可動イオンとする二次電池であって、前記活物質層は前記集電箔側の第1活物質層と前記集電箔とは他方側の第2活物質層の少なくとも2層からなり、前記第1活物質層は、前記集電箔が露出する貫通孔が設けられ、前記第2活物質層は、前記第1活物質層とは異なる特性を有し、かつ、前記貫通孔を介して前記集電箔と電気的に接続されていることが好ましい。第2活物質層は、前記貫通孔を介して前記集電箔と電気的に接続されていることで、第1活物質層が集電箔との間に介在しているとしても、この第2活物質層が有する出力特性を十分に発揮することができる。また、第1活物質層と第2活物質層とが異なる特性を有していることから、互いに特性を補うことができる。
また、前記第1活物質層は、前記第2活物質層よりも高容量であり、前記集電箔が露出する貫通孔が設けられ、前記第2活物質層は、前記第1活物質層よりも高出力であることが好ましい。このように構成されていることで、容量を保持しつつ、出力を向上させることができる。
本発明の好ましい実施形態としては、前記活物質層は、正極を構成する正極活物質が含有された正極活物質層であることや、前記開口には、前記第2活物質層を構成する部材が埋設されていることか、前記開口には、導電部材が埋設されていることが挙げられる。
本発明の二次電池によれば、容量を保持しつつ、出力性能が高いという優れた効果を奏し得る。
実施形態1にかかる二次電池を示す斜視図である。 実施形態1にかかる二次電池の(1)は図1のA−A’線での断面図であり、(2)は図1のB−B’線での断面図である。 実施形態1にかかる二次電池の(1)は電極体の一部拡大断面図であり、(2)は正極活物質層の一部拡大断面図である。 (1)(2)は実施形態1にかかる正極活物質層の製造過程を示す模式図である。 実施形態2にかかる正極活物質層の一部拡大断面図である。
(実施形態1)
本発明の第1の実施形態について、図1、2を用いて説明する。図1は、本実施形態にかかる二次電池(リチウムイオン二次電池)を示す斜視図であり、図2(1)は図1のA−A’線での断面図であり、図2(2)は図1のB−B’線での断面図である。
本発明の二次電池1は、例えば電動車両に搭載されるものである。二次電池1は、略直方体形状のケース11と、ケース11の開口部に配されてケース11を封止する蓋部12とを備える。図2に示すように、ケース11内には電極体13が収納されている。また、ケース11内部には電解液14が注入されており、電極体13は電解液14に浸漬されている。電極体13は、セパレータを介して正極板及び負極板が積層されたものを巻回して形成されたものであり、積層方向は、図中横方向となっている。
電解液14としては、通常用いられる溶媒、例えば環状炭酸エステルであるエチレンカーボネートやプロピレンカーボネートと、鎖状炭酸エステルであるジメチルカーボネートやエチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネートとの混合溶液に六フッ化リン酸リチウム(LiPF)を1リットル当たり1モル濃度程度溶解した有機電解液が挙げられる。
蓋部12には、正極端子15と負極端子16とが設けられている。この正極端子15には、正極集電部17が接続する。また、負極端子16には負極集電部18が接続する。正極集電部17及び負極集電部18は、それぞれ電極体13の正極板及び負極板に接続する。即ち、正極板と正極集電部17と正極端子15とは互いに電気的に接続されている。また、負極板と負極集電部18と負極端子16とは互いに電気的に接続されている。
電極体13は、セパレータを介して設けられた正極板と負極板とが巻回されて構成されている。図3(1)に示すように、電極体13は、セパレータ21を介して設けられた正極板22及び負極板23からなる。正極板22は、正極集電箔24と、正極集電箔24の両面に設けられ、それぞれ正極活物質を含有する正極活物質層25とからなる。負極板23は、負極集電箔26と、負極集電箔26の両面に設けられ、それぞれ負極活物質を含有する負極活物質層27とからなる。各集電箔は、銅や銀など通常配線として用いることができる金属からなり、本実施形態ではアルミニウムからなる。
負極活物質層27が含有する負極活物質としては、負極に通常用いられる活物質、例えば黒鉛、ソフトカーボン又はハードカーボン等の非晶質炭素材料を挙げることができる。また、黒鉛は人造黒鉛であっても天然黒鉛であっても良い。また、LiTi12等の酸化物系負極材料や、Al、Si、Ge、Sn等を含みリチウムイオンとの可逆な電気化学反応によりLiもしくはLiイオンに対して0ボルト近くでリチウム合金となりうるような合金系負極材料を用いることができる。さらに、本発明に適用可能な負極活物質はこれに限定されず、負極における電池反応を生じるものであればよい。例えば、その他の金属リチウム、金属酸化物、金属硫化物、金属窒化物等も用いることができる。金属酸化物としては、例えばスズ酸化物やケイ素酸化物などの不可逆性容量をもつものでもよい。
さらにまた、負極活物質層27には、アセチレンブラック等の導電性向上剤、電解質(例えば、リチウム塩(支持電解質)、イオン伝導性ポリマー等)が含まれていてもよい。また、イオン伝導性ポリマーが含まれる場合には、前記ポリマーを重合させるための重合開始剤が含まれてもよい。
正極活物質層25について図3(2)を用いて詳細に説明する。正極活物質層25は、それぞれ、正極集電箔24に形成された第1正極層(第1活物質層)31及び第1正極層31に形成された第2正極層(第2活物質層)32とからなる。第1正極層31は、第2正極層32に比べて高容量であるように構成されている。また、第2正極層32は、第1正極層31に比べて高出力となるように構成されている。
第1正極層31及び第2正極層32は、第1正極層31は第2正極層32に比べて高容量であるように、かつ、第2正極層32は第1正極層31に比べて高出力となるように構成されていればどのような構成でもよいが、活物質の出力特性及び容量特性と、活物質の平均粒径、各層厚みを考慮して適宜設定すればよい。
正極活物質について説明する。本実施形態では第2正極層32としては、ニッケル酸リチウムを含有し、第1正極層31としては、マンガン酸リチウムを有するものである。このような活物質から各層を構成することで、簡易に第1正極層31は第2正極層32に比べて高容量であるように、かつ、第2正極層32は第1正極層31に比べて高出力となるように構成することができる。
各層を構成する正極活物質はこれに限定されるものではない。例えば、以下に記載する正極活物質の中から出力特性及び容量特性に鑑みて、第2正極層32が第1正極層31よりも高出力であり、かつ、第1正極層31が第2正極層32よりも高容量となるようにそれぞれ選択してもよい。
正極活物質としては、スピネル型の金属酸化物及び金属化合物、リン酸塩型の金属酸化物などが挙げられる。層状構造型の金属酸化物としては、リチウムニッケル系複合酸化物、リチウムコバルト系複合酸化物、三元系複合酸化物(LiCo1/3Ni1/3Mn1/3)が挙げられる。リチウムニッケル系複合酸化物としては、好ましくはニッケル酸リチウム(LiNiO)が挙げられる。リチウムコバルト系複合酸化物としては、好ましくはコバルト酸リチウム(LiCoO)が挙げられる。スピネル型の金属酸化物としては、マンガン酸リチウム(LiMn)等のリチウムマンガン系複合酸化物が挙げられる。リン酸塩型の金属酸化物としては、リン酸鉄リチウム(LiFePO)、リン酸マンガンリチウム(LiMnPO)等が挙げられる。
これらの正極活物質に関し、容量特性が高いか否かは、例えば、活物質の理論容量に基づき判断することができる。例えば、LiCoOの理論容量は274mAh/g、LiNiOの理論容量は274mAh/g、LiMnの理論容量は148mAh/g、LiFePOの理論容量は170mAh/gである。LiCoO及びLiNiOは、LiMn及びLiFePOと比較して理論容量が高いので、相対的に高容量の特性を有するものと判断できる。
また、活物質を出力特性及び容量特性に鑑みて選択し、かつ、以下説明する活物質の粒径や導電助剤の配合を調整して、第2正極層32が第1正極層31よりも高出力であり、かつ、第1正極層31が第2正極層32よりも高容量となるように構成しても良い。
第2正極層32に含有される活物質の平均粒径は、0.1〜100μmであることが好ましく、より好ましくは30μm以下であることが挙げられる。この範囲であることで、活物質の総表面積が増大し、これにより反応性が向上して出力が高くなるからである。第2正極層32は、さらに導電助剤を含む。導電助剤としては、アセチレンブラックやケッチェンブラックが挙げられる。本実施形態では、アセチレンブラックを含有する。第2正極層32には、導電助剤が3〜30質量%含有されていることが好ましく、より好ましくは導電助剤が20質量%以上となることが挙げられる。導電助剤を3〜30質量%含んでいることで、第2正極層32の出力特性を向上させることができる。第2正極層32は、その厚みは1〜100μmである。
第1正極層31に含有される正極活物質の平均粒径は、0.1〜200μmであることが好ましく、より好ましくは30μmよりも大きいことが挙げられる。この範囲であることで、容量特性を向上させることが可能である。第2正極層32は、さらに導電助剤を含んでいてもよい。本実施形態では、導電助剤としてアセチレンブラックを含有する。導電助剤は、0〜25質量%、好ましくは20質量%未満含んでいることが好ましい。導電助剤を0〜25質量%含んでいることで容量を低下させずに第1正極層31の容量特性を向上させることができる。第1正極層31は、その厚みが5〜300μmであり、好ましくは100μmよりも厚いことが挙げられる。
これらの活物質の出力特性及び容量特性と、活物質の平均粒径、導電助剤の配合や層厚みを考慮して、第2正極層32が第1正極層31よりも高出力であり、かつ、第1正極層31が第2正極層32よりも高容量とする。即ち、第2正極層32が第1正極層31よりも高出力であり、かつ、第1正極層31が第2正極層32よりも高容量となるように、第2正極層32の活物質はその平均粒径を小さくすればよいし、第1正極層31の活物質はその平均粒径を大きくすればよい。また、第2正極層32が第1正極層31よりも高出力であり、かつ、第1正極層31が第2正極層32よりも高容量となるように、容量性能を高める場合には厚みを厚く、出力性能を高める場合には厚みを薄くすればよい。
このように、本実施形態では、これらの活物質の出力特性及び容量特性と、活物質の平均粒径、層厚みを考慮して、第2正極層32が第1正極層31よりも高出力であり、かつ、第1正極層31が第2正極層32よりも高容量となるように第1正極層31及び第2正極層32を構成している。
なお、第2正極層32及び第1正極層31で同一の活物質を用いたとしても、第1正極層の活物質の平均粒径を小さくすることで、又は導電助剤を増やすことで、第2正極層32の出力特性を第1正極層31よりも向上させると共に相対的に第1正極層31の容量特性を向上させることも可能である。
本実施形態では、正極活物質層をこのような異なる特性を有する2層の正極層から構成していることで、二次電池は高出力かつ高容量を実現することができる。即ち、正極層を第1正極層31又は第2正極層32のみから構成するとすれば、出力特性及び容量特性のいずれかしか満足することはできないので、本実施形態では、第1正極層31及び第2正極層32から正極層を構成しているのである。
ところで、出力時に第2正極層32から電子を正極集電箔24側に到達させようとすれば、電子は第1正極層31を通過しなければならず、これにより所望の出力性能を発揮できない虞があるので、これを防止する必要がある。そこで、本実施形態では、第1正極層31には、貫通孔33を設け、この貫通孔33から正極集電箔24が露出するようにし、この貫通孔33内部を第2正極層32と同一の材料で埋設して第2正極部34とし、この第2正極部34を介して第2正極層32と正極集電箔24とを電気的に接続している。
以下、この点について具体的に説明する。
本実施形態では、各第1正極層31には、複数の貫通孔33が設けられている。貫通孔33の形状は限定されないが、本実施形態では軸方向に同一径の円柱状である。各貫通孔33からは、正極集電箔24が露出している。この貫通孔33は、第2正極層32と同一材料で埋設され、これにより貫通孔33内に第2正極部34が構成されている。従って、第2正極層32と第2正極部34とは接続されており、第2正極部34は第2正極層32と同一であることから、第2正極層32と正極集電箔24とが直接接続している。
本実施形態では、このように第2正極部34が設けられていることで、第2正極層32の出力特性をより向上させることができる。即ち、第2正極部34が設けられていることで、出力特性の高い第2正極層32と正極集電箔24とが電気的に接続される。これにより、高出力が要求された場合に、第2正極層32の電子が第2正極部34を介して正極集電箔24に到達することから、第2正極層32からより応答性高く出力を得ることができる。
このように、本実施形態では、容量特性を保持しつつ出力特性を高めるために、高容量の第1正極層31と高出力の第2正極層32とを有し、かつ、第2正極層32と正極集電箔24とが電気的に接続されている。この場合に第2正極層32に存在する電子が第1正極層31を通過しないと正極集電箔24に到達できないとすれば第2正極層32の出力特性の高さを活かすことができないが、本実施形態では、第2正極層32の電子は、第1正極層31を介して正極集電箔24に到達するのではなく、第2正極部34を介して正極集電箔24に到達する。従って、電子は第1正極層31を通過する場合よりも移動しやすい。その結果、本実施形態の二次電池は第2正極層32の有する出力特性を発揮することができ、高出力要求に応答することができるのである。
なお、負極活物質層27、正極活物質層25は、それぞれさらにポリフッ化ビニリデン等のバインダーを含んでいてもよい。
かかる本実施形態の二次電池の正極板の作製方法について、図4を用いて説明する。初めに、図4(1)に示すように、正極集電箔24に対して、第1正極層31を形成するためのスラリーを調整し、これを塗布し乾燥して第1正極層31を形成する。その後、第1正極層31に貫通孔33を形成する。貫通孔33は、例えば、ドリルなどで物理的に第1正極層31の一部を除去して形成してもよいし、エッチングなどを用いても形成しても良い。これらの公知の除去方法により第1正極層31を除去して形成する。または、スラリーを塗布する前に治具や型枠を正極集電箔24の上に設け、この状態でスラリーを塗布することで不要部位を除去することなく直接貫通孔33が形成された第1正極層31を形成しても良い。その後、第2正極層32を形成するためのスラリーを調整し、これを塗布し乾燥して第2正極層32を形成する。第2正極層32を形成する場合に、貫通孔33に第2正極層32を形成するためのスラリーが入り込むので、貫通孔33内に第2正極部34が形成される。このように、本実施形態の二次電池の作製方法によれば、第2正極層32と第2正極部34とは同時に作製される。従って、簡易に本実施形態にかかる構成の正極活物質層25を形成することが可能である。なお、乾燥時には、加熱を行っても良いし、乾燥後にプレス工程を行っても良い。
(実施形態2)
上述した実施形態1では、第2正極部34により正極集電箔24と第2正極層32とを電気的に接続したが、本実施形態では、図5に示すように、導電部材35Aにより正極集電箔24Aと第2正極層32Aとを電気的に接続する点が異なる。なお、本実施形態では説明のためセパレータ側の集電箔及び正極活物質層は省略している。
本実施形態では、第1正極層31Aには貫通孔33Aが設けられており、この貫通孔33A内部は、導電部材35Aにより埋設されている。従って、本実施形態では、第2正極層32Aと正極集電箔24Aとは導電部材35Aを介して接続されている。導電部材35Aとしては、導電性を発揮することができれば特に限定されるものではなく、導電性の高い物質、例えば金や銅など通常配線として用いることができる金属や、アセチレンブラックなどの導電性材料を含んでいることが挙げられる。本実施形態では、アセチレンブラックを用いている。
このように本実施形態では、容量特性を保持しつつ出力特性を高めるために、高容量の第1正極層31Aと高出力の第2正極層32Aとを有し、かつ、第2正極層32Aと正極集電箔24Aとが電気的に接続されている。この場合に第2正極層32Aに存在する電子が第1正極層31Aを通過しないと正極集電箔24Aに到達できないとすれば第2正極層32の出力特性の高さを活かすことができないこともあるが、本実施形態では、第2正極層32Aの電子は、第1正極層31Aを介して正極集電箔24Aに到達するのではなく、導電部材35Aを介して正極集電箔24Aに到達する。従って、電子は第1正極層31Aを通過する場合よりも移動しやすい。その結果、本実施形態の二次電池は第2正極層32Aの有する出力特性を発揮することができ、高出力要求に応答することができるのである。
上述した各実施形態では、貫通孔33、33Aは軸方向に同一径の円柱状であったが、これに限定されない。軸方向において同一径でなくてもよく、角柱状、また、溝状であってもよい。また、貫通孔同士が一部で互いに接続され溝状となっていてもよい。
また、上述した実施形態では、第1正極層31及び第2正極層32を積層したが、これに限定されない。第1正極層31及び第2正極層32の間に密着層を形成してもよいし、また、第1正極層31と集電箔24との間に密着層を形成してもよい。また、第2正極層32の上にさらに別の表層を設けることも可能である。
上述した実施形態では、第1正極層31は第2正極層32に比べて高容量であるように、かつ、第2正極層32は第1正極層31に比べて高出力となるように構成されていたが、これに限定されない。第1正極層31と第2正極層32とで異なる特性を有していればよい。例えば、第1正極層31が第2正極層32に比べて高出力であってもよい。この場合であっても、導電部材により第1正極層31が介在しても第2正極層32からの出力を高くすることができる。
11 ケース
12 蓋部
13 電極体
14 電解液
15 正極端子
16 負極端子
17 正極集電部
18 負極集電部
21 セパレータ
22 正極板
23 負極板
24 正極集電箔
25 正極活物質層
26 負極集電箔
27 負極活物質層
31 第1正極層
32 第2正極層
33 貫通孔
34 第2正極部

Claims (5)

  1. 集電箔及び該集電箔の一方面側に設けられた活物質層を有する電極体を備え、前記活物質層に含まれる金属の金属イオンを可動イオンとする二次電池であって、
    前記活物質層は前記集電箔側の第1活物質層と前記集電箔とは他方側の第2活物質層の少なくとも2層からなり、
    前記第1活物質層は、前記集電箔が露出する貫通孔が設けられ、
    前記第2活物質層は、前記第1活物質層とは異なる特性を有し、かつ、前記貫通孔を介して前記集電箔と電気的に接続されていることを特徴とする二次電池。
  2. 前記第1活物質層は、前記第2活物質層よりも高容量であり、前記集電箔が露出する貫通孔が設けられ、
    前記第2活物質層は、前記第1活物質層よりも高出力であることを特徴とする請求項1記載の二次電池。
  3. 前記活物質層は、正極を構成する正極活物質が含有された正極活物質層であることを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池。
  4. 前記開口には、前記第2活物質層を構成する部材が埋設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の二次電池。
  5. 前記開口には、導電部材が埋設されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の二次電池。
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