JP2014123251A - ディジタル信号処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号の区切りの単位(例えば映像や音声のフレーム、映像のフィールド、映像や画像のブロックやスライス)よりも細かい単位や適用するフィルタを変更することができるディジタル信号処理装置を提供すること。
【解決手段】ディジタル信号を取得する信号取得部と、ディジタル信号を分割した領域各々に対して適用すべきフィルタを示す識別情報からなる切替マップを取得する切替マップ取得部と、ディジタル信号の標本各々について、該標本が属する領域に対して適用すべきフィルタとして、切替マップが示すフィルタを適用するフィルタ部とを具備することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディジタル信号処理装置およびプログラムに関する。
画像、動画像、音声、その他の電気信号に対してノイズ除去や信号強調、特徴抽出を行うために、ディジタルフィルタが用いられている。ディジタルフィルタには、信号の時系列や空間的な配列に対して所定の係数を畳み込むフィルタや、これに加えてこれまでの処理結果をも演算に組み入れる再帰型フィルタなどが用いられる。また、これらのフィルタの他に、入力信号系列に対して非線形演算を施すものもある。
また、電波や音声などの信号等化に用いるフィルタには、ディジタルフィルタの係数や演算を可変とし、入力信号やこれまでの出力結果に応じて係数や演算方法を制御する適応ディジタルフィルタがある(例えば、特許文献1)。
また、複数系統のディジタルフィルタを備え、これらを適宜切り替えることにより時間によって係数の異なるフィルタを適用できるようにしたディジタルフィルタもある(例えば、特許文献2)
国際公開第2007/010849号 特許第4593743号公報
特許文献1、2に記載されている従来のディジタルフィルタは、入力信号の受ける劣化環境の変化に追随して処理結果が所望のものとなるようにフィルタ係数等のパラメータを入力して、制御している。しかし、入力信号の1標本に対して、必要なフィルタ係数などは複数である。このため、入力信号の区切りの単位(例えば映像や音声のフレーム、映像のフィールド、映像や画像のブロックやスライス)よりも細かい単位や標本単位などで、適用するフィルタを変化させると、フィルタ係数等のパラメータを入力する信号に要求される信号速度が入力信号よりも速くなってしまうことがある。入力信号が高解像度の映像信号である場合など、入力信号の信号速度が速い場合には、パラメータを入力する信号に要求される信号速度が速すぎてしまうため、より細かい単位で適用するフィルタを変更することができないことがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、入力信号の区切りの単位(例えば映像や音声のフレーム、映像のフィールド、映像や画像のブロックやスライス)よりも細かい単位や標本単位の細かさまで適用するフィルタを変更することができるディジタル信号処理装置およびプログラムを提供する。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、ディジタル信号を取得する信号取得部と、前記ディジタル信号を分割した領域各々に対して適用すべきフィルタを示す識別情報からなる切替マップを取得する切替マップ取得部と、前記ディジタル信号の標本各々について、該標本が属する領域に対して適用すべきフィルタとして、前記切替マップが示すフィルタを適用するフィルタ部とを具備することを特徴とするディジタル信号処理装置である。
(2)また、本発明の他の態様は、(1)に記載のディジタル信号処理装置であって、前記フィルタ部は、前記識別情報と該識別情が示すフィルタのパラメータとを対応付けて記憶するパラメータテーブル記憶部と、前記ディジタル信号の標本各々について、前記切替マップが示す識別情報が対応付けられたパラメータを前記パラメータテーブル記憶部から読み出すパラメータ読出し部と、前記ディジタル信号の標本各々に対して、前記パラメータ読出し部が読み出したパラメータを用いた演算を行う演算部とを具備することを特徴とする。
(3)また、本発明の他の態様は、(2)に記載のディジタル信号処理装置であって、前記演算部が行う演算は、畳み込みフィルタであり、前記パラメータは、前記畳み込みフィルタにおける係数を含むことを特徴とする。
(4)また、本発明の他の態様は、(2)または(3)に記載のディジタル信号処理装置であって、前記演算部は、オフセット加算を行い、前記パラメータは、前記オフセット加算におけるオフセット値を含むことを特徴とする。
(5)また、本発明の他の態様は、(1)から(4)のいずれかに記載のディジタル信号処理装置であって、前記ディジタル信号は映像信号であり、前記標本は、前記映像信号が表す映像を構成する画素の画素値であることを特徴とする。
(6)また、本発明の他の態様は、コンピュータを、(1)から(5)のいずれかに記載のディジタル信号処理装置として機能させるためのプログラムである。
この発明によれば、入力信号の区切りの単位(例えば映像や音声のフレーム、映像のフィールド、映像や画像のブロックやスライス)よりも細かい単位や標本単位の細かさまで適用するフィルタを変化させることができる。
この発明の第1の実施形態による映像信号処理装置10の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態におけるパラメータテーブルの例を示すテーブル図である。 同実施形態における画素値読出し部133が読み出す画素値が表す画素の位置関係を示す図である。 同実施形態におけるフィルタ部103の動作を説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施形態によるフィルタ部103aの構成を示す概略ブロック図である。 この発明の第3の実施形態による映像信号処理装置10の構成を示す概略ブロック図である。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態による映像信号処理装置10の構成を示す概略ブロック図である。映像信号処理装置10は、映像信号と、該映像信号の画素各々に対して適用すべきフィルタを示す識別情報からなる切替マップとを取得し、該切替マップに従い、映像信号に対してフィルタを適用する。本実施形態では、フィルタとして、2次元の畳み込みフィルタと、オフセット加算とを用いる場合を説明するが、1次元や3次元の畳み込みフィルタ、複数の畳み込みフィルタを連鎖させたフィルタ、スカラー倍、絶対値演算、メディアンフィルタ、ガンマ補正など、その他のフィルタであってもよい。
図1に示すように映像信号処理装置10は、映像信号取得部101、フレームメモリ102、フィルタ部103、フレームメモリ104、映像信号出力部105、切替マップ取得部106、切替マップメモリ107を含んで構成される。また、フィルタ部103は、第1カウンタ131、第2カウンタ132、画素値読出し部133、演算部134、画素値書込み部135、切替マップ読出し部136、パラメータテーブル記憶部137、パラメータ読出し部138を含んで構成される。
映像信号取得部101は、外部から映像信号を取得し、該映像信号が表す映像の各画素値をフレームメモリ102に書き込む。フレームメモリ102は、映像信号取得部101により書き込まれた画素値を1フレーム分記憶する。フィルタ部103は、切替マップメモリ107が記憶する切替マップに従い、フレームメモリ102が記憶する各画素の画素値に対して、フィルタを適用する。フィルタ部103は、フィルタ適用後の画素値を、フレームメモリ104に書き込む。
フレームメモリ104は、フィルタ部103により書き込まれた画素値を1フレーム分記憶する。映像信号出力部105は、フレームメモリ104が記憶する画素値から映像信号を生成し、外部に出力する。切替マップ取得部106は、外部から切替マップを取得し、切替マップメモリ107に書き込む。切替マップ取得部106は、映像信号取得部101が取得する映像信号と時間同期して切替マップを入力する。なお、映像信号をフレームなど所定のブロック単位で区切り、切替マップ取得部106は、切替マップを該所定のブロック単位で入力するようにしてもよい。また、画素位置を表すデータと識別情報とを対にしたものを切替マップとして入力するようにしてもよい。切替マップメモリ107は、切替マップ取得部106により書き込まれた切替マップを、1フレーム分記憶する。
第1カウンタ131は、例えば、映像信号取得部101が取得する映像信号に同期したカウンタであり、1画素毎にカウントアップし、1フレームの画素数だけカウントアップすると、カウント値を「0」にリセットする。第2カウンタ132は、第1カウンタが1回カウントアップする間に、フィルタ部103が参照する画素数(本実施形態では「9」)の回数カウントアップし、該回数カウントアップするとカウント値を「0」にリセットする。第1カウンタ131のカウント値は、フィルタを適用する画素を示している。また、第2カウンタ132のカウント値は、フィルタを適用する画素各々について、参照する画素を示している。
画素値読出し部133は、第1カウンタ131と第2カウンタ132のカウンタ値に応じた画素の画素値を、フレームメモリ102から読み出し、画素値ai,jとして演算部134に入力する。ここで、画素値ai,jの添え字iは第1カウンタのカウンタ値であり、添え字jは、第2カウンタ132のカウンタ値である。例えば、解像度が1920×1080であるとすると、カウンタ値iの範囲は、0から1920×1080−1の整数であり、カウンタ値jの範囲は0から8の整数である。映像の左上端を原点、右方向をX軸、下方向をY軸としたとき、画素値読出し部133は以下の式を用いて、画素値を読み出す画素の座標(X、Y)を決定する。なお、下記式におけるMod(a,b)は、a割るbの剰余を表し、演算子「/」は整数除算を表す。
X=Mod(i,1920)+Mod(j,3)−1
Y=i/1920+j/3−1
このようにして、画素値を読み出す画素の座標(X、Y)を決定するので、フィルタ部103は、いわゆるラスタスキャン順に画素を選択し、該画素に対してフィルタを適用している。
切替マップ読出し部136は、第1カウンタ131のカウンタ値に応じた画素に対して適用すべきフィルタを示す識別情報piを、切替マップメモリ106から読み出す。パラメータテーブル記憶部137は、識別情報と係数cj(jは0から8)およびオフセット値Dとを対応付けるパラメータテーブルを記憶する。パラメータ読出し部138は、切替マップ読出し部136が切替マップメモリ106から読み出した識別情報piに対応付けられた係数cjおよびオフセット値Dをパラメータテーブル記憶部137から読み出す。パラメータ読出し部138は、読み出した係数cjを係数ci,jとして、読み出したオフセット値Dをオフセット値Diとして、演算部134に入力する。
演算部134には、画素値読出し部133から画素値ai,jが入力され、パラメータ読み出し部138から係数ci,j、オフセット値Diが入力される。演算部134は、下記の式(1)に示すように、係数ci,j、画素値ai,jを用いて、畳み込みフィルタを適用した後、オフセット値Diを加算するオフセット加算を行い、フィルタ適用後の画素値diを算出する。
Figure 2014123251
なお、フィルタを適用する画素が、映像のいずれかの端にある場合など、式(1)のai,jのいずれかが得られないときは、該値を「0」など、所定の値で置き換えるようにしてもよいし、最近傍の画素の画素値を用いるようにしてもよい。
画素値書込み部135は、演算部134が算出した画素値diをフレームメモリ104に書き込む。
図2は、パラメータテーブルの例を示すテーブル図である。パラメータテーブルは、識別情報とパラメータ(係数とオフセット値)とを対応付けている。図2に示す例では、識別情報「0」には、9つの係数「0.1、0.1、0.1、0.1、0.2、0.1、0.1、0.1、0.1」とオフセット値「0」とを対応付けている。同様に、識別情報「1」には、9つの係数「0.2、0.2、0.2、0、0.4、0、0、0、0」とオフセット値「0」とを対応付けている。識別情報「2」には、9つの係数「0、0、0、0、0.4、0、0.2、0.2、0.2」とオフセット値「0」とを対応付けている。・・・識別情報「62」には、9つの係数「−1、0、0、−1、3.5、0、−1、0、0」とオフセット値「127」とを対応付けている。識別情報「63」には、9つの係数「0、0、−1、0、3.5、−1、0、0、−1」とオフセット値「127」とを対応付けている。
図3は、画素値読出し部133が読み出す画素値が表す画素の位置関係を示す図である。図3において、符号ai,0〜ai,8を付した矩形は、それぞれ画素値ai,0〜ai,8が表す画素を示す。画素ai,4は、フィルタを適用する画素であり、その左上に隣接する画素は画素ai,0である。画素ai,4の上に隣接する画素は画素ai,1であり、右上に隣接する画素は画素ai,2であり、左に隣接する画素は画素ai,3であり、右に隣接する画素は画素ai,5であり、左下に隣接する画素は画素ai,6であり、下に隣接する画素は画素ai,7であり、右下に隣接する画素は画素ai,8である。
図4は、フィルタ部103の動作を説明するフローチャートである。まず、第1カウンタ131は、カウント値をリセットして「0」にする(S1)。次に、第2カウンタ132は、カウント値をリセットして「0」にする(S2)。次に、切替マップ読出し部136は、第1カウンタ131のカウント値に応じた識別情報を切替マップメモリ107から読み出し、パラメータ読出し部138に入力する。パラメータ読出し部138は、入力された識別情報に対応付けられたパラメータをパラメータテーブルから読み出し、演算部134に入力する(S3)
次に、画素値読出し部133は、第1カウンタ131のカウント値と第2カウンタ132のカウント値とに応じた画素の画素値を、フレームメモリ102から読み出し、演算部134に入力する(S4)。次に、第2カウンタ132は、カウント値をカウントアップする(S5)。第2カウンタ132のカウント値が参照画素数「9」に達していないときは(S6−No)、ステップS4に戻る。
一方、第2カウンタ132のカウント値が参照画素数「9」であるときは(S6−Yes)、演算部134が、ステップS3で入力されたパラメータと、ステップS4で入力された画素値とを用いて、フィルタ演算を行う。画素値書込み部135は、該フィルタ演算の結果を、フレームメモリ104に書き込む(S7)。次に、第1カウンタ131は、カウント値をカウントアップする(S8)。第1カウンタ131のカウント値が1フレームの画素数に達していないときは(S9−No)、ステップS2に戻る。
一方、第1カウンタ131のカウント値が1フレームの画素数であり(S9−Yes)、フレームメモリ102に次のフレームが記憶されているときは(S10−Yes)、ステップS1に戻る。フレームメモリ102に次のフレームが記憶されていないときは、処理を終了する(S10−No)。
なお、本実施形態では、切替マップは、画素毎に識別情報を有しているが、所定の大きさのブロックや、映像中のオブジェクトなどの領域毎に識別情報を有し、該領域単位で適用するフィルタを変更するようにしてもよい。
また、本実施形態では、フィルタ処理する対象が3次元(x軸、y軸、時間軸)信号である映像信号である場合を説明したが、2次元信号である静止画の画像信号、1次元信号である音声信号などその他のディジタル信号を対象としてもよい。なお、映像信号や静止画の画像信号における標本は、各画素の画素値であるが、音声信号における標本は、各サンプリングタイミングのサンプリング値である。
また、本実施形態では、画素値読出し部133を1つのみ有し、第1カウンタ131、第2カウンタ132のカウンタ値に応じて、画素値を読み出す画素を変更しているが、第2のカウンタ132を備えず、9つの画素値読出し部133が第1カウンタ131のカウンタ値に応じた画素の画素値を同時に読み出すようにしてもよい。また、第1のカウンタ131および第2のカウンタ132を備えず、画素数分の画素値読出し部133、切替マップ読出し部136、パラメータ読出し部138、演算部134が、同時に動作して、それぞれ異なる画素にフィルタを適用するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、映像信号の各画素に対して適用すべきフィルタを示す識別情報からなる切替マップを取得し、該切替マップに従い、映像信号の画素各々についてフィルタを適用している。このため、切替マップは、映像信号と同程度の信号速度であればよい。したがって、映像信号が表す映像が高解像度である場合など、映像信号の信号速度が速くても、切替マップを転送し、映像信号の区切りの単位(例えば映像や音声のフレーム、映像のフィールド、映像や画像のブロックやスライス)よりも細かい単位や信号表現の最小単位である画素単位まで適用するフィルタを変更することができる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、畳み込みフィルタの係数と、オフセット加算のオフセット値を、切替マップに応じて切り替える場合を示した。第2の実施形態では、係数やオフセット値だけでなく、適用するフィルタの種類も切り替える例について説明する。本実施形態における映像信号処理装置10は、図1の映像信号処理装置10とは、フィルタ部103に変えてフィルタ部103aを有する点のみが異なる。
図5は、本実施形態におけるフィルタ部103aの構成を示す概略ブロック図である。同図において、図1の各部に対応する部分については、同一の符号(131〜133、135、136)を付し、説明を省略する。本実施形態におけるフィルタ部103aは、第1カウンタ131、第2カウンタ132、画素値読出し部133、N個の演算部134−1〜134−N、画素値書込み部135、切替マップ読出し部136、パラメータテーブル記憶部137a、パラメータ読出し部138a、切替部139を含んで構成される。
演算部134−1〜134−Nの各々は、切替部139から画素値ai,jとパラメータとを入力されると、これらを用いて、それぞれ異なる種別のフィルタ処理を行う。フィルタ処理の種別としては、例えば、畳み込みフィルタ、メディアンフィルタ、ガンマ補正などがある。演算部134−1〜134−Nは、フィルタ処理の結果を、画素値書込み部135に入力する。パラメータテーブル記憶部137aは、識別情報と対応付けて、演算部134−1〜134−Nのうちのいずれかを示すフィルタ種別情報と、該フィルタ種別情報が示す演算部に応じたパラメータとを記憶する。各種別のフィルタのパラメータとしては、例えば、メディアンフィルタであれば、参照する画素の範囲を示すパラメータがある。また、ガンマ補正であれば、ガンマ特性を示すLUT(Look Up Table)を指定するパラメータがある。
パラメータ読出し部138aは、切替マップ読出し部136が読み出した識別情報と対応付けられたフィルタ種別情報と、パラメータとを、パラメータテーブル記憶部137aから読み出す。パラメータ読出し部138aは、読み出したフィルタ種別情報と、パラメータとを切替部139に入力する。切替部139は、演算部134−1〜134−Nのうち、パラメータ読出し部138aから入力されたフィルタ種別情報が示す演算部に、パラメータ読出し部138aから入力されたパラメータと、画素値読出し部133から入力された画素値とを入力する。
なお、参照する画素の位置および画素数を示す情報も、識別情報と対応付けてパラメータテーブルに記憶しておき、切替マップから読み出した識別情報に応じた画素の画素値を、画素値読出し部133が読み出すようにしてもよい。
このように、本実施形態の映像信号処理装置10は、パラメータテーブルから読み出したフィルタ種別情報に応じて、画素値を入力する演算部を変更するので、第1の実施形態と同様の効果を得るとともに、フィルタのパラメータだけでなく、フィルタの種別も画素単位で変更することができる。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。図6は、本実施形態による映像伝送システム20の構成を示す概略ブロック図である。映像伝送システム20は、映像符号化装置200と、映像復号装置300とを含んで構成される。映像符号化装置200は、映像信号を符号化して符号化済み映像信号を生成するとともに、該映像信号に適した切替マップを生成し、符号化済み映像信号と、切替マップとを出力する。映像復号装置300は、映像符号化装置200が出力した符号化済み映像信号と、切替マップとを、伝送路を介して受信する。映像復号装置300は、受信した符号化済み映像信号を復号して復号映像信号を生成し、該復号映像信号に対して、切替マップに従いフィルタ処理を適用し、該適用結果を出力映像信号として出力する。
映像符号化装置200は、符号化部201、復号部202、第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−M、比較部204を含んで構成される。映像復号装置300は、復号部301、映像信号処理装置10を含んで構成される。符号化部201は、映像符号化装置200に入力された映像信号を符号化して、符号化済み映像信号を生成する。該符号化には、MPEG(Moving Picture Experts Group)−2、MPEG−4、H.264/MPEG−4 AVCなどの公知の符号化方式を用いることができる。
復号部202は、符号化部201が生成した符号化済み映像信号を復号する。第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−Mは、復号部202が復号した映像信号に対して、それぞれ異なるパラメータを用いてフィルタ処理を行う。比較部204は、映像符号化装置200に入力された映像信号と、第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−Mの各々の処理結果とを画素毎に比較し、第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−Mのうち、処理結果が映像符号化装置200に入力された映像信号に最も近いものを示す識別情報を、該画素に対応する位置に配置した切替マップを生成する。
復号部301は、映像符号化装置200が出力した符号化済み映像信号を復号して、復号映像信号を生成する。映像信号処理装置10は、第1の実施形態における映像信号処理装置10であり、映像符号化装置200が出力した切替マップに従い、復号映像信号に対してフィルタを適用する。ただし、映像信号処理装置10のパラメータテーブルは、第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−M各々の識別情報と、該識別情報のフィルタが用いるパラメータとを対応づけている。
これにより、第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−Mのうち、フィルタ処理の結果が、入力された映像信号に最も近くなったものと同じフィルタ処理を、映像信号処理装置10が適用することができる。
なお、映像信号処理装置10として、第2の実施形態における映像信号処理装置10を用い、第1フィルタ203−1〜第Mフィルタ203−Mはパラメータだけでなく、適用するフィルタの種別も異なっていてもよい。
また、図1における映像信号処理装置10の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより映像信号処理装置10を実現するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
10…映像信号処理装置
20…映像伝送システム
101…映像信号取得部
102…フレームメモリ
103、103a…フィルタ部
104…フレームメモリ
105…映像信号出力部
106…切替マップ取得部
107…切替マップメモリ
131…第1カウンタ
132…第2カウンタ
133…画素値読出し部
134、134−1、134−2、134−N…演算部
135…画素値書込み部
136…切替マップ読出し部
137、137a…パラメータテーブル記憶部
138、138a…パラメータ読出し部
139…切替部
200…映像符号化装置
201…符号化部
202…復号部
203−1…第1フィルタ
203−2…第2フィルタ
203−M…第Mフィルタ
204…比較部
300…映像復号装置
301…復号部

Claims (6)

  1. ディジタル信号を取得する信号取得部と、
    前記ディジタル信号を分割した領域各々に対して適用すべきフィルタを示す識別情報からなる切替マップを取得する切替マップ取得部と、
    前記ディジタル信号の標本各々について、該標本が属する領域に対して適用すべきフィルタとして、前記切替マップが示すフィルタを適用するフィルタ部と
    を具備することを特徴とするディジタル信号処理装置。
  2. 前記フィルタ部は、
    前記識別情報と該識別情が示すフィルタのパラメータとを対応付けて記憶するパラメータテーブル記憶部と、
    前記ディジタル信号の標本各々について、前記切替マップが示す識別情報が対応付けられたパラメータを前記パラメータテーブル記憶部から読み出すパラメータ読出し部と、
    前記ディジタル信号の標本各々に対して、前記パラメータ読出し部が読み出したパラメータを用いた演算を行う演算部と
    を具備することを特徴とする請求項1に記載のディジタル信号処理装置。
  3. 前記演算部が行う演算は、畳み込みフィルタであり、
    前記パラメータは、前記畳み込みフィルタにおける係数を含むこと
    を特徴とする請求項2に記載のディジタル信号処理装置。
  4. 前記演算部は、オフセット加算を行い、
    前記パラメータは、前記オフセット加算におけるオフセット値を含むこと
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載のディジタル信号処理装置。
  5. 前記ディジタル信号は映像信号であり、
    前記標本は、前記映像信号が表す映像を構成する画素の画素値であること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のディジタル信号処理装置。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディジタル信号処理装置として機能させるためのプログラム。
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