JP2014123754A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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JP2014123754A JP2014013119A JP2014013119A JP2014123754A JP 2014123754 A JP2014123754 A JP 2014123754A JP 2014013119 A JP2014013119 A JP 2014013119A JP 2014013119 A JP2014013119 A JP 2014013119A JP 2014123754 A JP2014123754 A JP 2014123754A
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Ryusuke Kawakami
隆介 川上
Norihito Kawaguchi
紀仁 河口
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Abstract

【課題】2つのレーザ光源からのパルスレーザビームを同一の光路に案内してレーザ被照射体に照射する場合に、パルスレーザビーム毎の偏光状態の違いがレーザ照射体に与える影響を無くしまたは大幅に低減できるレーザ照射装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源3,4と、これらレーザ光源からのパルスレーザビームを同じ光路上に案内する光路合成光学素子7と、を備えるレーザ照射装置であって、光路合成光学素子7からのパルスレーザビームの偏光状態を制御する偏光制御素子9を備える。偏光制御素子9は、パルスレーザビームのビーム成分がそれぞれ通過する第1および第2の偏光制御部13、15を有する。第1の偏光制御部13を通過したビーム成分と、第2の偏光制御部15を通過したビーム成分とが、それぞれ互いに異なる偏光状態となる。互いに異なる偏光状態の前記ビーム成分同士をレーザ被照射体上のレーザ照射面で重ね合わせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、第1のレーザ光源からのパルスレーザビームと、第2のレーザ光源からのパ
ルスレーザビームを同一の光路に案内してレーザ被照射体に照射するレーザ照射装置に関
する。
従来において、所定の周波数でパルスレーザビームを射出するレーザ光源(レーザ共振
器)を2つ用いて、これらレーザ共振器からのパルスレーザビームをレーザ被照射体(例
えば、半導体基板)の所望の範囲に照射するレーザ照射装置が開発されている(例えば、
下記の特許文献1)。図9は、このようなレーザ照射装置の構成例を示している。図9に
示すように、レーザ照射装置は、2つのレーザ共振器31,32、パルス制御装置33、
光路合成光学部材35、ビームエキスパンダ37、シリンドリカルレンズアレイ39およ
びコンデンサレンズ41を備える。
第1のレーザ共振器31は、偏光方向が図9の紙面と垂直な方向である直線偏光のパル
スレーザビームを所定の周波数で射出し、第2のレーザ共振器32は、偏光方向が図9の
上下方向である直線偏光のパルスレーザビームを所定の周波数で射出する。
パルス制御装置33は、第1のレーザ共振器31からパルスレーザビームが射出される
タイミングと、第2のレーザ共振器32からパルスレーザビームが射出されるタイミング
とがずれるように、第1および第2のレーザ共振器31,32を制御する。
光路合成光学部材35は、第1および第2のレーザ共振器31,32からのパルスレー
ザビームの偏光方向が90度ずれていることを利用して、これらパルスレーザビームを同
一の光路へ案内する。光路合成光学部材35は、例えば、図9の紙面と垂直な方向に直線
偏光したパルスレーザビームを反射させるが、図9の上下方向に直線偏光したパルスレー
ザビームを透過させる偏光ビームスプリッタである。このように、光路合成光学部材35
により2つのレーザ共振器31,32からのパルスレーザビームを同一の光路に案内し、
これにより、パルスレーザビームの周波数を倍にし、パルスレーザビームのパワーを上げ
ることができる。
ビームエキスパンダ37は、光路合成光学部材35から各パルスレーザビームの形状を
横長に調節する。ビームエキスパンダ37を通過した各パルスレーザビームは、その進行
方向と垂直な断面形状がレーザ被照射体(例えば、半導体基板)上のレーザ照射面におい
て、横長(例えば、線状または矩形)になるように調節される。図9の例では、上記断面
形状が図9の上下方向に横長になるように調節される。
シリンドリカルレンズアレイ39は、入射されるパルスレーザビームを複数のビームに
分割し、コンデンサレンズ41は、これら分割された複数のビームをレーザ被照射体上の
レーザ照射面で重ね合わせる。なお、符号43は、図1の紙面と垂直な方向に関してパル
スレーザビームをレーザ照射面において集光させる短辺方向集光レンズを示す。
上述のレーザ照射装置によりパルスレーザビームが順次半導体基板表面に照射されてい
る時に、半導体基板を図9の紙面に垂直な方向へ搬送する。これにより、半導体基板表面
における所望の範囲にわたってパルスレーザビームが照射される。なお、特許文献1以外
の他の先行技術文献としては、例えば下記特許文献2がある。
特開2007−110064号公報(図14) 特開2004−95792号公報
図9のレーザ照射装置を用いて、半導体基板に対しレーザ照射を行うことで、半導体基
板のレーザアニール処理を行う場合、パルスレーザビーム毎に偏光状態が異なることで、
パルスレーザビーム毎の偏光状態の違いがレーザ照射体に悪影響を与える可能性がある。
半導体基板表面のレーザ照射面に対してS偏光であるパルスレーザビームのみをこの非
晶質半導体基板の所望範囲に照射してレーザアニールを行った場合と、半導体基板表面の
レーザ照射面に対してP偏光であるパルスレーザビームのみをこの非晶質半導体基板の所
望範囲に照射してレーザアニールを行った場合とでは、結晶化された半導体の結晶粒の平
均寸法が異なる。ここでS偏光とは図9のレーザ照射面においてビームの電場方向が紙面
の上下方向に平行な偏光状態を指し,P偏光とはビームの電場方向が紙面の垂直方向に平
行な偏光状態を指す。図10は、この違いを示すグラフである。図10において、横軸は
、非晶質半導体基板の表面に照射されるパルスレーザビームのエネルギー密度を示し、縦
軸は、レーザアニールにより結晶化された半導体結晶粒の平均寸法を示し、正方形は、S
偏光であるパルスレーザビームのみをこの非晶質半導体基板に照射した場合の各測定結果
を示し、菱形は、P偏光であるパルスレーザビームのみをこの非晶質半導体基板に照射し
た場合の各測定結果を示している。図10から分かるように、S偏光のパルスレーザビー
ムにより成長した半導体結晶粒の寸法と、P偏光のパルスレーザビームにより成長した半
導体結晶粒の寸法とは異なる。従って、S偏光のパルスレーザビームとP偏光のパルスレ
ーザビームが交互に半導体基板に照射されると、S偏光のパルスレーザビームが照射され
た領域とP偏光のパルスレーザビームが照射された領域とが生じる場合がある。その結果
、結晶粒寸法が不均一になる可能性があり、安定した結晶性半導体が得られない可能性が
ある。このように、パルスレーザビーム毎の偏光状態の違いがレーザ照射体に悪影響を与
える可能性がある。
そこで、本発明の目的は、2つのレーザ光源からのパルスレーザビームを同一の光路に
案内してレーザ被照射体に照射する場合に、パルスレーザビーム毎の偏光状態の違いがレ
ーザ照射体に与える影響を無くしまたは大幅に低減できるレーザ照射装置を提供すること
にある。
上記目的を達成するため、本発明によると、偏光したパルスレーザビームを射出する第
1のレーザ光源と、
第1のレーザ光源からのパルスレーザビームと異なる偏光状態のパルスレーザビームを
射出する第2のレーザ光源と、
該第1および第2のレーザ光源からのパルスレーザビームを同じ光路上に案内する光路
合成光学部材と、を備えるレーザ照射装置であって、
前記光路合成光学部材からのパルスレーザビームの偏光状態を制御する偏光制御部材を
備え、
該偏光制御部材は、前記パルスレーザビームの進行方向と直交する配置方向に配置され
、前記パルスレーザビームのビーム成分がそれぞれ通過する第1および第2の偏光制御部
を有し、
第1の偏光制御部を通過した前記ビーム成分と、第2の偏光制御部を通過した前記ビー
ム成分とが、それぞれ互いに異なる偏光状態となるように、第1および第2の偏光制御部
が形成されており、
前記互いに異なる偏光状態の前記ビーム成分同士をレーザ被照射体上のレーザ照射面で
重ね合わせるビーム重ね合わせ光学部材を備える、ことを特徴とするレーザ照射装置が提
供される。
上記構成では、第1および第2のレーザ光源から射出された偏光状態が異なるパルスレ
ーザビームを同一の光路上に案内してレーザ被照射体に照射する場合に、第1および第2
のレーザ光源から射出されるパルスレーザビームのいずれも、偏光制御部材によりそれぞ
れ互いに異なる偏光状態(第1偏光状態と第2偏光状態)の複数のビーム成分に分離され
、ビーム重ね合わせ光学部材により前記互いに異なる偏光状態の前記ビーム成分同士がレ
ーザ被照射体上のレーザ照射面で重ね合わされるので、いずれのパルスレーザビームも、
レーザ照射面上で第1偏光状態と第2偏光状態とが混在した状態となる。これにより、パ
ルスレーザビーム毎の偏光状態の違いがレーザ照射体に与える影響を無くしまたは大幅に
低減できる。
本発明の好ましい実施形態によると、第1の偏光制御部を通過する前記ビーム成分のエ
ネルギー総量と、第2の偏光制御部を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量とが同じ
またはほぼ同じになるように、前記配置方向における第1の偏光制御部の長さ、および、
前記配置方向における第2の偏光制御部の長さが設定されている。
このように、第1の偏光制御部を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量と、第2の
偏光制御部を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量とが同じまたはほぼ同じになるよ
うに、前記配置方向における第1の偏光制御部の長さ、および、前記配置方向における第
2の偏光制御部の長さが設定されているので、第1および第2のレーザ光源から射出され
るパルスレーザビームのいずれについても、レーザ照射面上において、第1偏光状態のビ
ーム成分のエネルギーと第2偏光状態のビーム成分のエネルギーとを同じにできる。これ
により、一層安定したレーザ照射(例えば、半導体基板のレーザアニール)が可能となる
本発明の好ましい実施形態によると、第1の偏光制御部と第2の偏光制御部のすくなく
とも一方が、他方の全部または一部を前記配置方向に挟むように複数に分割されている。
このように、第1の偏光制御部と第2の偏光制御部のすくなくとも一方が、他方の全部
または一部を前記配置方向に挟むように複数に分割されていてもよい。この構成であって
も、上述と同様の効果が得られる。
本発明の好ましい実施形態によると、第1のレーザ光源と第2のレーザ光源とは、それ
ぞれ互いに偏光方向が90度ずれて直線偏光したパルスレーザビームを射出し、
第1の偏光制御部は、第1のレーザ光源および第2のレーザ光源からの前記ビーム成分
の偏光方向を90度回転させる1/2波長板であり、
第2の偏光制御部は第1のレーザ光源および第2のレーザ光源からの前記ビーム成分の
偏光状態を変えないように形成されている。
このように、第1の偏光制御部の1/2波長板により、これを通過したビーム成分は偏
光方向を90度回転し、第2の偏光制御部はこれを通過したビーム成分の偏光状態を変え
ない。これにより、各パルスレーザビームについて、第1の偏光制御部を通過した前記ビ
ーム成分と、第2の偏光制御部を通過した前記ビーム成分とを、それぞれ互いに異なる偏
光状態にすることができる。
好ましくは、第2の偏光制御部は、内部でパルスレーザビームが進行する光路長が第1
の偏光制御部と同じとなる材質で形成されている。
このように、第2の偏光制御部は、内部でパルスレーザビームが進行する光路長が第1
の偏光制御部と同じとなる材質で形成されているので、第1の偏光制御部内でビームが進
行する光路長と第2偏光制御部内でビームが進行する光路長との差が生じることがなく、
光路長の差による悪影響(例えば、レーザ照射面での結像位置エラー)を防止できる。
本発明の別の実施形態によると、第1のレーザ光源と第2のレーザ光源とは、それぞれ
互いに偏光方向が90度ずれて直線偏光したパルスレーザビームを射出し、
第1および第2の偏光制御部は、第1のレーザ光源からのパルスレーザビームの前記偏
光方向と第2のレーザ光源からのパルスレーザビームの前記偏光方向とのいずれにも45
度の角度をなす光学軸を持つ1/4波長板であり、
第1の偏光制御部の前記光学軸と第2の偏光制御部の前記光学軸とは互いに90度ずれ
ている。
1/4波長板の光学軸が直線偏光レーザの偏光方向と一方の側に45度の角度をなすと
、この1/4波長板は、通過する当該レーザを、偏光方向が第1方向に回転する円偏光に
する。1/4波長板の光学軸が直線偏光レーザの偏光方向と他方の側に45度の角度をな
すと、この1/4波長板は、通過する当該レーザを、偏光方向が前記第1方向と逆方向に
回転する円偏光にする。
従って、上記構成では、第1および第2の偏光制御部は、第1のレーザ光源からのパル
スレーザビームの前記偏光方向と第2のレーザ光源からのパルスレーザビームの前記偏光
方向とのいずれにも45度の角度をなす光学軸を持つ1/4波長板であり、第1の偏光制
御部の前記光学軸は第2の偏光制御部の前記光学軸とは互いに90度ずれているので、第
1の偏光制御部を通過したビーム成分と、第2の偏光制御部を通過したビーム成分とが、
互いに逆方向に偏光方向が回転する円偏光状態となる。これにより、第1の偏光制御部を
通過した前記ビーム成分と、第2の偏光制御部を通過した前記ビーム成分とを、それぞれ
互いに異なる偏光状態にすることができる。
上述した本発明によると、2つのレーザ光源からのパルスレーザビームを同一の光路に
案内してレーザ被照射体に照射する場合に、パルスレーザビーム毎の偏光状態の違いがレ
ーザ照射体に与える影響を無くしまたは大幅に低減できる。これにより、本発明のレーザ
照射装置を用いて、半導体基板にレーザ照射を行うことで、安定した結晶性半導体が得ら
れる。
本発明の第1実施形態によるレーザ照射装置の構成図である。 図1の部分IIの拡大図である。 レーザ照射面における各ビーム成分のエネルギー密度分布とこれらエネルギー密度分布を重ね合わせたエネルギー分布を示している。 第1実施形態により得られる効果を示すためのレーザ照射面の電子顕微鏡画像である。 第1実施形態により得られる効果を示すためのレーザ照射面の光学顕微鏡画像である。 図1の部分IIの拡大図であるが、本発明の第2実施形態の場合を示している。 本発明の他の実施形態による偏光制御部材の変形例を示している。 本発明のさらに別の実施形態による偏光制御部材とシリンドリカルレンズアレイの変形例を示している。 2つのレーザ共振器を用いたレーザ照射装置の構成図である。 半導体基板に対するレーザアニールにおいて、偏光方向による半導体結晶寸法の違いを示すグラフである。
本発明を実施するための最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図におい
て共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態によるレーザ照射装置10の構成図である。図2は図1
における「II」の部分の拡大図である。図1に示すように、レーザ照射装置10は、第
1および第2のレーザ光源3、4、パルス制御装置5、光路合成光学部材7、ビームエキ
スパンダ8、偏光制御部材9、ビーム重ね合わせ光学部材11を備える。
第1のレーザ光源3は、偏光したパルスレーザビームを所定の周波数で射出するレーザ
共振器である。第2のレーザ光源4は、第1のレーザ光源3からのパルスレーザビームと
異なる偏光状態のパルスレーザビームを所定の周波数で射出するレーザ共振器である。こ
の例では、第1のレーザ光源3がパルスレーザビームを射出する周波数は、第2のレーザ
光源4がパルスレーザビームを射出する周波数と同じである。本実施形態では、第1のレ
ーザ光源3は、偏光方向が図1、図2の紙面と垂直な方向である直線偏光(以下、第1直
線偏光状態という)のパルスレーザビームを所定の周波数で射出し、第2のレーザ光源4
は、偏光方向が図1、図2の上下方向である直線偏光(以下、第2直線偏光状態という)
のパルスレーザビームを所定の周波数で射出する。
パルス制御装置5は、第1のレーザ共振器3からパルスレーザビームが射出されるタイ
ミングと、第2のレーザ共振器4からパルスレーザビームが射出されるタイミングとがず
れるように、第1および第2のレーザ共振器3,4を制御する。
光路合成光学部材7は、第1および第2のレーザ光源3,4からのパルスレーザビーム
を同じ光路上に案内する。これにより、パルスレーザビームの周波数を倍にし、パルスレ
ーザビームのパワーを上げることができる。光路合成光学部材7は、図9に示す光路合成
光学部材35と同じものであってよい。図1の例では、光路合成光学部材7は、第1のレ
ーザ共振器3からのパルスレーザビームを反射し、第2のレーザ共振器4からのパルスレ
ーザビームを透過させる偏光ビームスプリッタである。
ビームエキスパンダ8は、光路合成光学部材7から各パルスレーザビームの形状を横長
になるように調節する。ビームエキスパンダ8を通過した各パルスレーザビームは、その
進行方向と垂直な断面形状がレーザ被照射体上のレーザ照射面において、横長(例えば、
線状または矩形)になるように調節される。図1、図2では、図1、図2の上下方向に横
長になるように調節される。
偏光制御部材9は、光路合成光学部材7、ビームエキスパンダ8からのパルスレーザビ
ームの偏光状態を制御する。偏光制御部材9は、パルスレーザビームの進行方向と直交す
る配置方向(図2の上下方向)に配置され、光路合成光学部材7からのパルスレーザビー
ムのビーム成分がそれぞれ通過する第1および第2の偏光制御部13、15を有する。第
1の偏光制御部13(図2において斜線で示される部分)を通過した前記ビーム成分と、
第2の偏光制御部15を通過した前記ビーム成分とが、それぞれ互いに異なる第1偏光状
態と第2偏光状態となるように、第1および第2の偏光制御部13,15が形成されてい
る。第1の偏光制御部13と第2の偏光制御部15のすくなくとも一方が、他方の全部ま
たは一部を前記配置方向に挟むように複数に分割されていてよい。図2の例では、第1の
偏光制御部13は3つの偏光制御要素13a,13b,13cに分割され、第2の偏光制
御部15は2つの偏光制御要素15a,15bに分割されており、偏光制御要素13a,
13bが前記配置方向に偏光制御要素15aを挟み、偏光制御要素13a,13cが配置
方向に偏光制御要素15bを挟み、偏光制御要素15a,15bが配置方向に偏光制御要
素13aを挟むようにこれらが配置されている。
本実施形態では、第1の偏光制御部13を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量と
、第2の偏光制御部15を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量とが同じまたはほぼ
同じになるように、前記配置方向における第1の偏光制御部13の長さ、および、前記配
置方向における第2の偏光制御部15の長さが設定されている。
また、本実施形態では、第1の偏光制御部13(偏光制御要素13a〜13c)は1/
2波長板であり、第2の偏光制御部15(偏光制御要素15a,15b)は通過するビー
ム成分の偏光状態を変えない波長板(全波長板)または石英板である。1/2波長板13
、13a〜13cは、第1のレーザ共振器3からのパルスレーザビームの偏光方向も第2
のレーザ共振器4からのパルスレーザビームの偏光方向も90度回転させるように配置さ
れる。即ち、1/2波長板の光学軸が、第1のレーザ共振器3からのパルスレーザビーム
の偏光方向に対し45度となるようにし、第2のレーザ共振器4からのパルスレーザビー
ムの偏光方向に対しても45度となるようにすることで、いずれのレーザ共振器3,4か
らのパルスレーザビームの偏光方向も1/2波長板13により、偏光方向が90度回転さ
せられる。これにより、第1直線偏光状態のビーム成分が、1/2波長板13を通過する
と第2直線偏光状態(第2偏光状態)となり、第2直線偏光状態のビーム成分が、1/2
波長板13を通過すると第1直線偏光状態(第1偏光状態)となる。
第2の偏光制御部15,15a,15bは、パルスレーザビームが透過し、内部でパル
スレーザビームが進行する光路長が第1の偏光制御部13と同じとなる材質で形成されて
いる。即ち、第2の偏光制御部15の材質は第1の偏光制御部13の材質と同じである。
例えば、第2の偏光制御部15は、全波長板または石英で形成された石英板であってよい
。従って、第1直線偏光状態のビーム成分が、第2の偏光制御部15を通過すると第1直
線偏光状態(第1偏光状態)のままであり、第2直線偏光状態のビーム成分が、第2の偏
光制御部15を通過すると第2直線偏光状態(第2偏光状態)のままである。
ビーム重ね合わせ光学部材11は、第1偏光状態の前記ビーム成分と、第2偏光状態の
前記ビーム成分とを、レーザ被照射体上のレーザ照射面で重ね合わせる。本実施形態では
、ビーム重ね合わせ光学部材11は、シリンドリカルレンズアレイ17と、コンデンサレ
ンズ18とで構成される。シリンドリカルレンズアレイ17は、前記配置方向に配置され
た複数の凸シリンドリカルレンズ17aを有する。従って、シリンドリカルレンズアレイ
17に入射したパルスレーザビームは、複数の凸シリンドリカルレンズ17aにより複数
のビームに分割される。これら分割された複数のビームは、コンデンサレンズ18により
レーザ被照射体上のレーザ照射面で重ね合わされる。これにより、ビーム重ね合わせ光学
部材11を通過する前のパルスレーザビームが、不均一なエネルギー密度分布を持ってい
ても、レーザ被照射体上のレーザ照射面において、均一なまたは均一に近いエネルギー密
度分布を有するようになる。図2の例では、各偏光制御要素13a,13b,13c,1
5a,15dに対応して、これらと同数の凸シリンドリカルレンズ17aが設けられる。
これにより、各凸シリンドリカルレンズ17aを通過した各偏光制御要素からのビーム成
分は、コンデンサレンズ18によりレーザ照射面におけるレーザ照射領域全体に照射され
る。
なお、レーザ被照射体は、本実施形態では半導体基板である。半導体基板は、シリコン
ウエハなどの半導体で形成された基板や、絶縁性基板の表面に半導体膜が形成されたもの
を意味する。また、符号12は、図1の紙面と垂直な方向に関してパルスレーザビームを
レーザ照射面において集光させる短辺方向集光レンズを示す。
次に上述の構成を有するレーザ照射装置10の作用について説明する。偏光制御部材9
からの第1偏光状態のビーム成分と第2偏光状態のビーム成分が、そのエネルギー密度分
布がそれぞれレーザ照射面上においてレーザ照射領域全体にわたって引き延ばされるよう
にレーザ照射面に照射させる。これにより、レーザ照射領域の各位置において、第1偏光
状態と第2偏光状態とが混在した状態となる。
上述のように、第1直線偏光状態のビーム成分が、1/2波長板(偏光制御要素13a
〜13c)を通過すると第2直線偏光状態(第2偏光状態)となり、第2直線偏光状態の
ビーム成分が、1/2波長板を通過すると第1直線偏光状態(第1偏光状態)となる一方
、偏光制御要素15a,15bは通過するビーム成分の偏光状態を変えない。従って、第
1直線偏光状態のパルスレーザビームおよび第2直線偏光状態のパルスレーザビームのい
ずれも、偏光制御部材9を通過することで、第1偏光状態のビーム成分と第2偏光状態の
ビーム成分との両方を持つようになる。
図2において、偏光制御部材9を通過する前のパルスレーザビームのエネルギー密度分
布を、偏光制御要素13a〜13c、15a,15bの位置に対応させて示している。図
2に示すエネルギー密度分布を有する第1直線偏光状態のパルスレーザビームが、偏光制
御部材9を通過すると、各偏光制御要素13a,13b,13c,15a,15bを通過
したビーム成分のエネルギー密度分布は、それぞれ、ビーム重ね合わせ光学部材11の作
用により、レーザ照射面において図3の(a)〜(e)に示すエネルギー密度分布となる
。図3において、各縦軸は、レーザ照射面上における前記配置方向の位置を示し、各横軸
は、ビーム成分のエネルギー密度を示す。詳しく説明すると、図3において、(a)は偏
光制御要素13aを通過した第2偏光状態のビーム成分がレーザ照射面上において有する
エネルギー密度分布を示し、(b)は偏光制御要素13bを通過した第2偏光状態のビー
ム成分がレーザ照射面上において有するエネルギー密度分布を示し、(c)は偏光制御要
素13cを通過した第2偏光状態のビーム成分がレーザ照射面上において有するエネルギ
ー密度分布を示し、(d)は偏光制御要素15aを通過した第1偏光状態のビーム成分が
レーザ照射面上において有するエネルギー密度分布を示し、(e)は偏光制御要素15b
を通過した第1偏光状態のビーム成分がレーザ照射面上において有するエネルギー密度分
布を示し、(f)は、これら(a)〜(e)のエネルギー密度分布を重ね合わせた概略エ
ネルギー密度分布を示す。このようなエネルギー密度分布により、レーザ照射面上のレー
ザ照射領域の各位置で第1偏光状態と第2偏光状態とが混在した状態となる。
また、本実施形態では、図3において、(a),(b),(c)のエネルギー総量と(
d)、(e)のエネルギー総量とが同じになっている。
また、図2と図3は第1直線偏光状態のパルスレーザビームが偏光制御部材9を通過す
る場合を示したが、第2偏光状態のパルスレーザビームが偏光制御部材9を通過する場合
も同様である。この場合、図3において、(a)は偏光制御要素13aを通過した第1偏
光状態のビーム成分のエネルギー密度分布となり、(b)は偏光制御要素13bを通過し
た第1偏光状態のビーム成分のエネルギー密度分布となり、(c)は偏光制御要素13c
を通過した第1偏光状態のビーム成分のエネルギー密度分布となり、(d)は偏光制御要
素15aを通過した第2偏光状態のビーム成分のエネルギー密度分布となり、(e)は偏
光制御要素15bを通過した第2偏光状態のビーム成分のエネルギー密度分布となる。
なお、レーザ照射装置10によりレーザ被照射体上のレーザ照射面にパルスレーザビー
ムを照射しながら、図示しない搬送装置によりレーザ被照射体を、図1、2の紙面と垂直
な方向に搬送する。これにより、レーザ被照射体上の所望の範囲にわたってパルスレーザ
ビームが照射される。
上述した本発明の第1実施形態によるレーザ照射装置10によると、第1および第2の
レーザ光源3,4から射出された偏光状態が異なるパルスレーザビームを同一の光路上に
案内してレーザ被照射体に照射する場合に、第1および第2のレーザ光源3,4から射出
されるパルスレーザビームのいずれも、偏光制御部材9によりそれぞれ互いに異なる偏光
状態(第1偏光状態と第2偏光状態)の複数のビーム成分に分離され、ビーム重ね合わせ
光学部材11により前記互いに異なる偏光状態の前記ビーム成分同士がレーザ被照射体上
のレーザ照射面で重ね合わされるので、いずれのパルスレーザビームも、レーザ照射面上
で第1偏光状態と第2偏光状態とが混在した状態となる。これにより、パルスレーザビー
ム毎の偏光状態の違いがレーザ照射体に与える影響を無くしまたは大幅に低減できる。
また、第1の偏光制御部13を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量と、第2の偏
光制御部15を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量とが同じまたはほぼ同じになる
ように、前記配置方向における第1の偏光制御部13の長さ、および、前記配置方向にお
ける第2の偏光制御部15の長さが設定されているので、第1および第2のレーザ光源3
,4から射出されるパルスレーザビームのいずれについても、レーザ照射面上において、
第1偏光状態のビーム成分のエネルギー総量と第2偏光状態のビーム成分のエネルギー総
量とを同じにできる。これにより、一層安定したレーザ照射(例えば、半導体基板のレー
ザアニール)が可能となる。
さらに、第2の偏光制御部15は、内部でパルスレーザビームが進行する光路長が第1
の偏光制御部13と同じとなる材質で形成されているので、第1の偏光制御部13内でビ
ームが進行する光路長と第2偏光制御部内でビームが進行する光路長さとの差が生じるこ
とがなく、光路長の差による悪影響(例えば、レーザ照射面での結像位置エラー)を防止
できる。
(実施例)
図4、図5は、第1実施形態により得られる効果を示すためのレーザ照射面の画像であ
る。図4は電子顕微鏡画像であり、図5は、光学顕微鏡画像である。
図4、図5の各々において、比較の対象となる上側の(A)〜(C)の画像は、偏光制
御部材9を用いずに半導体基板にレーザ照射して得られた半導体基板上のレーザ照射面の
画像であり、このうち、(A)は、P偏光のパルスレーザビームで照射した場合であり、
(B)は、S偏光のパルスレーザビームを照射した場合であり、(C)は、P偏光とS偏
光のパルスレーザビームを合成したものを照射した場合(即ち、図1において偏光制御部
材9を省略した構成でレーザ照射を行った場合)の低倍率の画像である。
一方、図4、図5の各々において、本実施形態に対応する下側の(D)〜(F)の画像
は、偏光制御部材9を用いて半導体基板にレーザ照射して得られた半導体基板上のレーザ
照射面の画像であり、このうち、(D)は、P偏光のパルスレーザビームで照射した場合
(即ち、図1において、第1および第2のレーザ光源3、4のうち第1のレーザ光源3を
使用した場合)であり、(E)は、S偏光のパルスレーザビームを照射した場合(即ち、
図1において、第1および第2のレーザ光源3、4のうち第2のレーザ光源4を使用した
場合)であり、(F)は、P偏光とS偏光のパルスレーザビームを合成したものを照射し
た場合(即ち、図1の構成でレーザ照射を行った場合)の低倍率の画像である。
比較すると、図4、図5において、(A)と(B)とでは偏光状態による違いがあるた
め、(C)のように、合成パルスレーザビームでは偏光状態の違いに起因するムラが発生
する。これに対し、本実施形態の場合には、(D)と(E)とでは偏光状態による違いが
ほとんど無いため、(F)のように、合成パルスレーザビームでは偏光状態の違いに起因
するムラが無くなる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態によるレーザ照射装置は、偏光制御部材の構成が第1実施形態の
偏光制御部材9の構成と異なる。第2実施形態の他の構成は、第1実施形態の場合と同じ
であってよい。図6は、図1における部分「II」の拡大図であるが、第2実施形態の構
成を示す。
偏光制御部材19の構成のうち第1実施形態と同様である部分について説明する。
図6に示すように、偏光制御部材19は、光路合成光学部材7からのパルスレーザビー
ムの偏光状態を制御する。偏光制御部材19は、前記配置方向(図4の上下方向)に配置
され、光路合成光学部材7からのパルスレーザビームのビーム成分がそれぞれ通過する第
1および第2の偏光制御部21,23を有する。第1の偏光制御部21を通過した前記ビ
ーム成分と、第2の偏光制御部23を通過した前記ビーム成分とが、それぞれ互いに異な
る第1偏光状態と第2偏光状態となるように、第1および第2の偏光制御部21,23が
形成されている。第1の偏光制御部21と第2の偏光制御部23のすくなくとも一方が、
他方の全部または一部を前記配置方向に挟むように複数に分割されていてよい。図6の例
では、第1の偏光制御部21は3つの偏光制御要素21a〜21cに分割され、第2の偏
光制御部23は2つの偏光制御要素23a,23bに分割されており、偏光制御要素21
a,21bが配置方向に偏光制御要素23aを挟み、偏光制御要素21a,21cが配置
方向に偏光制御要素23bを挟み、偏光制御要素23a,23bが配置方向に偏光制御要
素21aを挟むようにこれらが配置されている。
また、第1の偏光制御部21を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量と、第2の偏
光制御部23を通過する前記ビーム成分のエネルギー総量とが同じまたはほぼ同じになる
ように、前記配置方向における第1の偏光制御部21の長さ、および、前記配置方向にお
ける第2の偏光制御部23の長さが設定されている。
偏光制御部材19の構成のうち第1実施形態と異なる部分について説明する。
第2実施形態によると、偏光制御部材19の第1および第2の偏光制御部21,23は
、第1のレーザ光源3からのパルスレーザビームの前記偏光方向(図6の紙面と垂直な方
向)と第2のレーザ光源4からのパルスレーザビームの前記偏光方向(図6の上下方向)
とのいずれにも45度の角度をなす光学軸を持つ1/4波長板である。第1の偏光制御部
21の前記光学軸と第2の偏光制御部23の前記光学軸とは互いに90度ずれている。
従って、第1のレーザ共振器3からの第1直線偏光状態のビーム成分が、第1の偏光制
御部21を通過すると、偏光方向が図6の矢印Aの向きに回転する円偏光(第1偏光状態
)のビーム成分となる。図6は、第1直線偏光状態のパルスレーザが偏光制御部材19に
入射する場合を示しているが、第2のレーザ共振器4からの第2直線偏光状態のビーム成
分が、第1の偏光制御部21を通過した場合には、偏光方向が図6の矢印Aと逆向きであ
る図6の矢印Bの向きに回転する円偏光(第2偏光状態)のビーム成分となる。一方、第
1のレーザ共振器3からの第1直線偏光状態のビーム成分が、第2の偏光制御部23を通
過すると、偏光方向が図6の矢印Aと逆向きである矢印Bの向きに回転する円偏光(第2
偏光状態)のビーム成分となる。図6は、第1直線偏光状態のパルスレーザが偏光制御部
材19に入射する場合を示しているが、第2のレーザ共振器4からの第2直線偏光状態の
ビーム成分が、第2の偏光制御部23を通過した場合には、偏光方向が図6の矢印Aの向
きに回転する円偏光(第1偏光状態)のビーム成分となる。
上述した第2実施形態のレーザ照射装置よると、第1および第2のレーザ光源3,4か
ら射出されるパルスレーザビームのいずれも、光路合成光学部材7により第1偏光状態の
ビーム成分と第2偏光状態のビーム成分とに分離され、ビーム重ね合わせ光学部材11に
より第1偏光状態の前記ビーム成分と第2偏光状態の前記ビーム成分とをレーザ被照射体
上のレーザ照射面で重ね合わされるので、いずれのパルスレーザビームも、レーザ照射面
上で第1偏光状態と第2偏光状態とが混在した状態となる。これにより、パルスレーザビ
ーム毎の偏光状態の違いがレーザ照射体に与える影響を無くしまたは大幅に低減できる。
この効果以外について、第1実施形態において上述したレーザ照射装置10の効果、作
用と同様の効果、作用が第2実施形態でも得られる。
[他の実施形態]
第1実施形態または第2実施形態において、以下の変形例を採用することができる。以
下において、第1実施形態の変形例について説明するが、第2実施形態においても同じ変
形例を採用できる。
第1実施形態の偏光制御部材9は、図7(A)〜(C)のように、偏光制御要素13a
,13bと偏光制御要素15a,15b,15cとにより構成されていてもよい。(A)
では、偏光制御部材9は、2つの偏光制御要素13a,13bと1つの偏光制御要素15
aを有し、(B)では、偏光制御部材9は、1つの偏光制御要素13aを有し1つの偏光
制御要素15aを有し、(C)では、偏光制御部材9は、2つの偏光制御要素13a、1
3bを有し3つの偏光制御要素15a,15b,15cを有する。図7(A)〜(C)に
おいて、前記配置方向における偏光制御要素13a,13bを合わせた第1の偏光制御部
13の長さ、および、前記配置方向における偏光制御要素15a,15b,15cを合わ
せた第2の偏光制御部15の長さは、上述のように、第1の偏光制御部13を通過する前
記ビーム成分のエネルギー総量と、第2の偏光制御部15を通過する前記ビーム成分のエ
ネルギー総量とが同じまたはほぼ同じになるように設定される。
また、第1実施形態において、図8に示すように、第1の偏光制御部13は、1つの偏
光制御要素13aにより構成され、第2の偏光制御部15も1つの偏光制御要素15aに
より構成されている。偏光制御要素13aの前記配置方向における幅Wa1および偏光制
御要素15bの前記配置方向における幅Wa2(図8では、Wa1=Wa2)を、シリン
ドリカルレンズアレイ17の凸シリンドリカルレンズ17aの幅Wbのn倍(ただし、n
は2以上の整数)にすることができる。この場合、偏光制御部材9へのパルスレーザビー
ムの入射面における当該ビームの前記配置方向の幅Wcを、凸シリンドリカルレンズ17
aの幅Wbのm倍(ただし、mは2以上の整数)にすることが好ましい。これにより、偏
光制御要素13a,15aの数を少なくできるだけでなく、各偏光制御要素13a,15
aを通過したビーム成分が、前記配置方向に関して、レーザ照射面上におけるレーザ照射
領域全体にわたって照射されるようにできる。これにより、偏光制御要素13a,15a
の数を少なくしても、レーザ照射領域において第1偏光状態または第2偏光状態のエネル
ギー密度が相対的に高くなる部分が生じることを防げる。図8の例では、偏光制御要素1
3および偏光制御要素15がそれぞれ1つずつ設けられた場合であるが、他の数の偏光制
御要素を設ける場合も、Wa1=n1×Wb,Wa2=n2×Wb、Wc=m×Wb(た
だし、n1,n2,mは2以上の整数)とすることで、同様の効果が得られる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更
を加え得ることは勿論である。
例えば、図2の上下方向に、第1の偏光制御部13(偏光制御要素13a〜13c)と
第2の偏光制御部15(偏光制御要素15a、15b)を配列したが、本発明はこれに限
定されない。例えば、図2において、偏光制御部材9に入射するパルスレーザビームのそ
の進行方向と垂直な断面形状が、図2の紙面と垂直な方向にも広がりを持つ場合には、第
1の偏光制御部13(偏光制御要素13a〜13c)と第2の偏光制御部15(偏光制御
要素15a、15b)を図2の上下方向と同様に図2の紙面と垂直な方向にも配列してよ
い。図6など他の場合も同様である。
3・・・第1のレーザ共振器(第1のレーザ光源)、4・・・第2のレーザ共振器(第2
のレーザ光源)、5・・・パルス制御装置、7・・・光路合成光学部材、8・・・ビーム
エキスパンダ、9・・・偏光制御部材、10・・・レーザ照射装置、11・・・ビーム重
ね合わせ光学部材、12・・・短辺方向集光レンズ、13・・・第1の偏光制御部、13
a,13b,13c・・・偏光制御要素、15・・・第2の偏光制御部、15a,15b
・・・偏光制御要素、17・・・シリンドリカルレンズアレイ、17a・・・凸シリンド
リカルレンズ、18・・・コンデンサレンズ、19・・・偏光制御部材、21・・・第1
の偏光制御部、21a,21b,21c・・・偏光制御要素,23・・・第2の偏光制御
部、23a,23b・・・偏光制御要素

Claims (3)

  1. 第1のレーザ光源から直線偏光した第1のパルスレーザビームを射出し、
    第2のレーザ光源から、前記第1のパルスレーザビームの偏光方向と90度異なる偏光方向を有する直線偏光した第2のパルスレーザビームを射出し、
    前記第1のパルスレーザビームおよび前記第2のパルスレーザビームを同じ光路上に合成し、
    前記合成されたパルスレーザビームを第1の偏光制御部および第2の偏光制御部を通過させ、
    前記通過したパルスレーザビームを半導体膜のレーザ照射面で重ね合わせる半導体装置の作製方法であって、
    前記第1の偏光制御部および前記第2の偏光制御部は、前記第1のパルスレーザビームの偏光方向および前記第2のパルスレーザビームの偏光方向のいずれにも45度の角度をなす光学軸を有する1/4波長板であり、
    前記第1の偏光制御部の前記光学軸と前記第2の偏光制御部の前記光学軸とは互いに90度ずれていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 第1のレーザ光源から直線偏光した第1のパルスレーザビームを射出し、
    第2のレーザ光源から、前記第1のパルスレーザビームの偏光方向と90度異なる偏光方向を有する直線偏光した第2のパルスレーザビームを射出し、
    前記第1のパルスレーザビームおよび前記第2のパルスレーザビームを同じ光路上に合成し、
    前記合成されたパルスレーザビームを第1の偏光制御部および第2の偏光制御部を通過させ、
    前記通過したパルスレーザビームを半導体膜のレーザ照射面で重ね合わせる半導体装置の作製方法であって、
    前記第1の偏光制御部および前記第2の偏光制御部は、前記第1のパルスレーザビームの偏光方向および前記第2のパルスレーザビームの偏光方向のいずれにも45度の角度をなす光学軸を有する1/4波長板であり、
    前記第1の偏光制御部と前記第2の偏光制御部の少なくとも一方が他方の全部または一部を挟むように複数に分割されており、
    前記第1の偏光制御部の前記光学軸と前記第2の偏光制御部の前記光学軸とは互いに90度ずれていることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 第1のレーザ光源から偏光した第1のパルスレーザビームを射出し、
    第2のレーザ光源から、前記第1のパルスレーザビームの偏光方向と異なる偏光方向を有する偏光した第2のパルスレーザビームを射出し、
    前記第1のパルスレーザビームおよび前記第2のパルスレーザビームを同じ光路上に合成し、
    前記合成されたパルスレーザビームを第1の偏光制御部および第2の偏光制御部を通過させ、
    前記通過したパルスレーザビームを半導体膜のレーザ照射面で重ね合わせる半導体装置の作製方法。
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