JP2014140832A - 洗浄装置 - Google Patents

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【課題】金属箔に付着した汚れ物質を除去できる洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄装置1は、超音波照射装置5と、マイクロナノバブル発生器7とを備えている。超音波照射装置5は、水W中に配置されると共に互いに対向する一対の超音波照射部10,12を有し、一対の超音波照射部10,12の間に位置し且つ液体に浸漬された金属箔Mの上面Ma及び下面Mbに超音波を照射する。マイクロナノバブル発生器7は、一対の超音波照射部10,12の対向方向及び金属箔Mの搬送方向に交差する方向に水Wの流れを発生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属箔の洗浄装置に関する。
従来から、板状の部材に付着した汚れを除去する洗浄方法として、例えば特許文献1に記載されているものが知られている。特許文献1に記載の洗浄方法では、マイクロナノバブルを含む水を洗浄液とし、この洗浄液に圧力加えて版に噴射している。
特開2010−194995号公報
二次電池に用いられる金属箔を製造する工程では、加工熱を抑制するために潤滑油が使用されている。そのため、電極を形成する塗工工程前の金属箔には、この潤滑油等を含む汚れ物質が付着している。汚れ物質は、金属箔に付着していると例えば電気抵抗となり得るため、二次電池の品質に影響を与える。したがって、二次電池に用いられる金属箔では、汚れ物質を洗浄して除去する必要がある。
本発明は、金属箔に付着した汚れ物質を除去できる洗浄装置を提供することを目的とする。
上記課題解決のため、本発明に係る洗浄装置は、帯状の金属箔を連続的に搬送しながら当該金属箔を洗浄する洗浄装置であって、液体を収容する洗浄槽と、液体中に配置されると共に互いに対向する一対の超音波照射部を有する超音波照射装置と、液体中にマイクロナノバブルを発生させると共に、洗浄槽内の液体に流れを形成するマイクロナノバブル発生器と、を備え、超音波照射装置は、液体に浸漬され且つ一対の超音波照射部の間において当該超音波照射部と対向する金属箔の両面に超音波を照射し、マイクロナノバブル発生器は、一対の超音波照射部の対向方向及び金属箔の搬送方向に交差する方向に液体の流れを形成することを特徴とする。
この洗浄装置では、超音波照射装置と、マイクロナノバブル発生器とを備えている。超音波照射装置は、対向する一対の超音波照射部により金属箔の両面に超音波を照射し、マイクロナノバブル発生器は、マイクロナノバブルを発生する。これにより、洗浄装置では、マイクロナノバブルを超音波の音圧により圧壊させることにより、キャビテーション効果を十分に作用させることができ、金属箔に付着した汚れを除去できる。また、洗浄装置では、マイクロナノバブル発生器は、一対の超音波照射部の対向方向及び金属箔の搬送方向に交差する方向に液体の流れを形成する。これにより、洗浄装置では、金属箔から剥離された汚れ物質が液流で流されるため、汚れ物質が再び金属箔に堆積することを防止できる。したがって、洗浄装置では、金属箔に付着した汚れ物質を除去できる。
一実施形態においては、一対の超音波照射部の間隔は、液体が流入する側から当該液体が流出する側に向うにつれて狭まっていることが好ましい。これにより、洗浄装置では、液体が流入する側から当該液体が流出する側に向うにつれて流速が大きくなるため、流速を失わずに汚れ物質を排出できる。
一実施形態においては、洗浄槽内において超音波照射装置とマイクロナノバブル発生器との間に配置され、一対の超音波照射部の対向方向及び金属箔の搬送方向に交差する方向に沿って延在する整流板を備えていてもよい。これにより、洗浄装置では、洗浄槽内に発生する液体の流れが整流板により整流されるため、液流による金属箔Mの破れ、撓み及び搬送ずれ等を抑制できる。
一実施形態においては、洗浄槽内において超音波照射装置とマイクロナノバブル発生器との間に配置され、金属箔の高さ位置で且つ金属箔の搬送方向に延在する整流部材を備えていてもよい。これにより、洗浄装置では、金属箔に直接的に液体の流れが当たることを抑制できる。したがって、洗浄装置では、液流による金属箔の破れ、撓み及び搬送ずれ等を抑制できる。
一実施形態においては、マイクロナノバブル発生器により形成される液体の流れ方向は、一対の超音波照射部の対向方向、及び、金属箔の搬送方向のそれぞれと直交することが好ましい。これにより、洗浄装置では、金属箔に付着した汚れ物質をより効果的に除去できると共に、除去された汚れ物質が金属箔に堆積することをより好適に抑制できる。
本発明によれば、金属箔に付着した汚れ物質を除去できる。
一実施形態に係る洗浄装置を示す模式図である。 図1におけるII−II線での断面構成を示す図である。 超音波照射装置を拡大して示す図である。 マイクロナノバブル発生器を示す図である。 他の実施形態に係る洗浄装置を示す模式図である。 他の実施形態に係る洗浄装置を示す模式図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る洗浄装置を示す模式図である。図2は、II−II線での断面構成を示す図である。以下の説明では、図1における左右方向をX方向、図2における左右方向をY方向、図1における上下方向をZ方向とする。
図1及び図2に示す洗浄装置1は、二次電池に用いられる帯状の金属箔Mを洗浄する装置である。洗浄対象である金属箔Mは、例えば厚みが5〜20μm程度、例えば幅が400mm程度である。図2に示すように、金属箔Mは、ロール状に巻回されている。
図1及び図2に示すように、洗浄装置1は、洗浄槽3と、超音波照射装置5と、マイクロナノバブル発生器7と、金属箔Mを搬送する搬送機構9と、を備えている。洗浄装置1は、金属箔Mを連続的に搬送しながら金属箔Mを洗浄する。
洗浄槽3は、水(液体)Wを収容する槽である。洗浄槽3は、底部3aと、底部3aの縁部に立設されX方向で対向する側部3b,3c及びY方向で対向する側部3d,3eにより、水Wを収容する空間を画成している。洗浄槽3には、水Wを排出する排出口(図示しない)に、金属箔Mから除去された汚れ物質(潤滑油等)を捕獲するフィルター(図示しない)が設けてある。洗浄槽3から排出された水は、例えばマイクロナノバブル発生器7に供給される。
超音波照射装置5は、金属箔Mに超音波を照射する。超音波の周波数は、超音波の周波数は、金属箔Mの汚れ具合により適宜調整すればよい。周波数は、通常40KHz近辺の周波数を用いれば十分であるが、頑固な汚れの場合には周波数を低くしてキャビテーションの力を強くすることが効果的であり、28kHz近辺の周波数を用いることが好ましい。また、繊細な汚れの場合には周波数を高くして洗浄ムラを少なくすることが効果的であり、100kHz以上の周波数を用いることが好ましい。これら周波数の値は、例えば、事前に予備実験など行うなどして、最適な値を適宜決定することが望ましい。
超音波照射装置5は、超音波照射部10,12を有している。超音波照射部10,12は、洗浄槽3内の側部3c側に配置されている。超音波照射部10,12は、Z方向において互いに対向しており、照射面10a,12aが水W中に位置している。金属箔Mは、互いに対向する超音波照射部10,12の間で超音波照射部10,12と接触しないように面方向がY方向に沿って搬送される。すなわち、超音波照射部10,12は、水Wに浸漬した金属箔Mの上面Maと下面Mbとのそれぞれ両面に超音波を照射する。
図3は、超音波照射部を拡大して示す図である。図3に示すように、超音波照射部10,12の照射面10a,12aの間隔は、洗浄槽3の側部3b側から側部3c側に向かって狭まっている。超音波照射部10,12との間には、洗浄槽3の側部3b側から水Wが流入する。すなわち、超音波照射部10,12の間隔は、水Wが流入する側から水Wが流出する側に向かうにつれて狭くなっている。
超音波照射部10,12の照射面10a,12aの側部3b側の間隔D1は、例えば150mm程度であり、側部3c側の間隔D2は、例えば20mm程度である。すなわち、超音波照射部10,12の照射面10a,12aは、テーパー形状(先細り)とされている。これにより、超音波照射部10,12の間を流れる水Wは、洗浄槽3の側部3c側に向かうにつれて流速が大きくなるため、流速を失わずに流れる。
図2に示すように、金属箔Mは、搬送機構9により、超音波照射部10,12の間をY方向に沿って通過するように搬送される。搬送機構9は、供給ロールKRから供給される金属箔MをガイドするガイドローラR1〜R4を備え、巻取ロールMRに金属箔Mを巻き取る。
搬送機構9により、金属箔Mは、供給ロールKRから供給されると、ガイドローラR1,R2を介して洗浄槽3の側部3d側から超音波照射部10,12の間に導かれる。超音波照射部10,12において洗浄された金属箔Mは、洗浄槽3の側部3e側からガイドローラR3,R4を介して巻取ロールMRに巻き取られる。なお、洗浄後の金属箔Mは、巻取ロールMRに巻き取らずに、図示しない塗工装置に直接搬送されてもよい。
マイクロナノバブル発生器7は、マイクロナノバブルBを発生する。マイクロナノバブル発生器7は、洗浄槽3の側部3bに配置されている。マイクロナノバブルBは、例えば、粒径分布が100nm〜10μmの気泡である。
マイクロナノバブル発生器7は、マイクロナノバブルBを含む水Wを洗浄槽3の側部3b側から槽内に吐出する。これにより、洗浄槽3内には、側部3b側から側部3c側に向かうX方向の水Wの流れが発生する。すなわち、マイクロナノバブル発生器7は、洗浄槽3内の水Wに、超音波照射部10,12の対向方向及び金属箔Mの搬送方向に直交(交差)する方向の流れ(図1の矢印)を形成する。
図4は、マイクロナノバブル発生器7を示す図である。図4に示すように、マイクロナノバブル発生器7は、本体部15と、本体部15に水を導入する水導入口16と、本体部15に圧縮空気を導入する空気導入口17と、マイクロナノバブルBを含む水を吐出する吐出口18と、を備えている。本体部15は、断面が略円錐形状の内側面15aを有している。吐出口18は、洗浄槽3内と連通している。図1に示すように、吐出口18(洗浄槽3の側部3b)と超音波照射装置5の側部3c側の端部とのX方向での間の距離X2は、例えば1000mm程度である。
マイクロナノバブル発生器7では、本体部15の内部に導入された水は、図中の矢印に示すように、内側面15aに沿って旋回流を形成しながら収束方向に向かって流れる。そして、マイクロナノバブル発生器7では、本体部15の側部15bから内部に導入された圧縮空気は、本体部15内に形成されている旋回流の旋回中心に集められて帯状となる。マイクロナノバブル発生器7では、本体部15内に水と圧縮空気との気液二層旋回流が形成され、本体部15内の収束側に形成された吐出口18から水及び圧縮空気が導出されるときに、旋回流の旋回速度が急激に減衰して圧縮空気の帯が切断され、マイクロナノバブルBが形成される。
なお、本体部15に導入される気体は、圧縮空気の他に、例えばオゾン等であってもよい。また、マイクロナノバブル発生器7は、マイクロナノバブルBを発生する機構を有するものであればよく、マイクロナノバブルの発生方式は特に制限されない。マイクロナノバブル発生器7は、所望するマイクロナノバブルの粒径や発生量に応じて、適宜選択されればよい。
マイクロナノバブル発生器7から吐出されるマイクロナノバブルBを含む水の流量Yは、吐出口18の断面積をX1、吐出口18と超音波照射装置5の側部3b側の端部との間の距離をX2、本体部15において内側面15aにより画成される空間の容積をX3、マイクロナノバブルBの消滅時間をTとすると、
Y>(X1・X2/1000+X3)/T
の関係を満たすことが好ましい。なお、時間Tは、例えば10秒程度である。
マイクロナノバブル発生器7により発生されるマイクロナノバブルBの共振周波数は、超音波照射装置5の超音波の周波数に対して高くてもよく、超音波の周波数と同等であってもよい。洗浄装置1では、マイクロナノバブルBの共振周波数が超音波の周波数に対して高い場合には、音圧による水圧の急激な変化により、マイクロナノバブルBのキャビテーション効果が向上する。また、洗浄装置1では、マイクロナノバブルBの共振周波数と超音波の周波数が同等の場合には、共鳴により振動してマイクロナノバブルBが砕けることにより、キャビテーション効果が発揮される。
以上説明したように、本実施形態に係る洗浄装置1は、超音波照射装置5と、マイクロナノバブル発生器7とを備えている。超音波照射装置5は、対向する一対の超音波照射部10,12により金属箔Mの上面Ma及び下面Mbに超音波を照射し、マイクロナノバブル発生器7は、マイクロナノバブルBを発生する。
これにより、洗浄装置1では、マイクロナノバブルBを超音波の音圧により圧壊させることにより、キャビテーション効果を十分に作用させることができ、金属箔Mに付着した汚れを除去できる。また、洗浄装置1では、マイクロナノバブル発生器7は、超音波照射部10,12の対向方向及び金属箔Mの搬送方向に交差する方向に水Wの流れを発生させる。これにより、洗浄装置1では、金属箔Mから剥離された汚れ物質が再び金属箔Mに堆積することを防止できる。したがって、洗浄装置1では、金属箔Mに付着した汚れ物質を除去できる。
本実施形態では、超音波照射部10,12の間隔は、水Wが流入する側から水Wが流出する側に向かうにつれて狭くなっている。これにより、洗浄装置1では、水Wの流出側においても流速が失われないため、水Wの流出側でも金属箔Mから剥離した汚れ物質を確実に流し出すことができる。したがって、洗浄装置1では、金属箔Mから剥離された汚れが再び金属箔Mに堆積することをより確実に防止できる。
本実施形態では、マイクロナノバブル発生器7により形成される水Wの流れ方向(X方向)は、超音波照射部10,12の対向方向(Z方向)、及び、金属箔Mの搬送方向(Y方向)とのそれぞれと直交する。これにより、洗浄装置1では、金属箔Mに付着した汚れ物質を効果的に除去できると共に、除去された汚れ物質が金属箔Mに堆積することを好適に抑制できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。洗浄装置は、図5に示す構成であってもよい。図5は、他の実施形態に係る洗浄装置を模式的に示す図である。図5に示すように、洗浄装置1Aは、整流板20を備えている。整流板20は、マイクロナノバブル発生器7と超音波照射装置5との間に配置されている。整流板20は、水W中においてX方向及びY方向に沿って延在する板状部材であり、Z方向に所定の間隔をあけて複数(ここでは6枚)配置されている。整流板20は、水Wの流れがX方向となるように整流する。
洗浄装置1Aでは、整流板20により、金属箔Mの面方向に沿ったX方向の水Wの流れを形成できる。したがって、洗浄装置1Aでは、乱流により金属箔Mに破れが生じたり、搬送ずれが生じたりすることを防止できる。
図6は、他の実施形態に係る洗浄装置を模式的に示す図である。図6に示すように、洗浄装置1Bは、整流板20に加えて、整流部材22を備えている。整流部材22は、マイクロナノバブル発生器7と超音波照射装置5との間で、且つ、超音波照射装置5の近傍に配置されている。整流部材22は、金属箔Mが搬送される高さ位置に対応する位置に配置されている。整流部材22の厚みは、金属箔Mよりも大きい。
洗浄装置1Bでは、整流部材22により、金属箔Mに直接的に水Wの流れが当たることを抑制できる。したがって、洗浄装置1Bでは、水Wの水流による金属箔Mの破れや搬送ずれを抑制できる。なお、洗浄装置1Bでは、整流板20を設けなくてもよい。
1…洗浄装置、3…洗浄槽、5…超音波照射装置、7…マイクロナノバブル発生器、10,12…超音波照射部、20…整流板、22…整流部材、B…マイクロナノバブル、M…金属箔、Ma…上面、Mb…下面。

Claims (5)

  1. 帯状の金属箔を連続的に搬送しながら当該金属箔を洗浄する洗浄装置であって、
    液体を収容する洗浄槽と、
    前記液体中に配置されると共に互いに対向する一対の超音波照射部を有する超音波照射装置と、
    前記液体中にマイクロナノバブルを発生させると共に、前記洗浄槽内の前記液体に流れを形成するマイクロナノバブル発生器と、を備え、
    前記超音波照射装置は、前記液体に浸漬され且つ一対の前記超音波照射部の間において当該超音波照射部と対向する前記金属箔の両面に超音波を照射し、
    前記マイクロナノバブル発生器は、一対の前記超音波照射部の対向方向及び前記金属箔の搬送方向に交差する方向に前記液体の流れを形成することを特徴とする洗浄装置。
  2. 一対の前記超音波照射部の間隔は、前記液体が流入する側から当該液体が流出する側に向うにつれて狭まっていることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記洗浄槽内において前記超音波照射装置と前記マイクロナノバブル発生器との間に配置され、一対の前記超音波照射部の対向方向及び前記金属箔の搬送方向に交差する方向に沿って延在する整流板を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄装置。
  4. 前記洗浄槽内において前記超音波照射装置と前記マイクロナノバブル発生器との間に配置され、前記金属箔の高さ位置で且つ前記金属箔の搬送方向に延在する整流部材を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の洗浄装置。
  5. 前記マイクロナノバブル発生器により形成される前記液体の流れ方向は、一対の前記超音波照射部の対向方向、及び、前記金属箔の搬送方向のそれぞれと直交することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の洗浄装置。
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