JP2014149992A - 電池パック - Google Patents
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Abstract
【課題】電池モジュールの放熱性を向上させること。
【解決手段】電池パック30は、カウンタウェイト31を備えている。カウンタウェイト31は、鉛直方向に延びるウェイト本体32を備えている。ウェイト本体32の厚み方向の面32aには、良熱伝導部として機能する板部材38,39,40が設けられている。電池モジュール50は、板部材38,39,40と当接して設けられるとともに、ウェイト本体32から突出する底部33、第1の突出部34及び第2の突出部35に載置されている。
【選択図】図2
【解決手段】電池パック30は、カウンタウェイト31を備えている。カウンタウェイト31は、鉛直方向に延びるウェイト本体32を備えている。ウェイト本体32の厚み方向の面32aには、良熱伝導部として機能する板部材38,39,40が設けられている。電池モジュール50は、板部材38,39,40と当接して設けられるとともに、ウェイト本体32から突出する底部33、第1の突出部34及び第2の突出部35に載置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、電池モジュールを被設置体に設置した電池パックに関する。
電池モジュールを有する電池パックとしては、例えば、特許文献1に記載の二次電池装置が挙げられる。特許文献1に記載の二次電池装置は、複数の電池積層アッセンブリを備えている。電池積層アッセンブリは、床板と、床板から立設された背面板と、床板上に固定されたベース板とを有している。ベース板上には、電池モジュールが載置されている。電池モジュールは、背面板に当接している。ベース板の縁部には、電池モジュールを挟むように側面板が立設されている。電池モジュール上には、パッキンを介してベース板が設けられ、このベース板上に電池モジュールが載置されることで、電池モジュールが積層配置されている。
ところで、電池モジュールの温度が上昇すると、電池モジュールの寿命が短くなるおそれがあるため、電池モジュールの放熱性を向上させることが望まれている。
本発明の目的は、電池モジュールの放熱性を向上させることができる電池パックを提供することにある。
本発明の目的は、電池モジュールの放熱性を向上させることができる電池パックを提供することにある。
上記課題を解決する電池パックは、鉛直方向に立設された立設部と、前記立設部から鉛直方向と交わる方向に突出する載置部と、を有する被設置体と、複数の電池セルを有する電池モジュールと、を備え、前記電池モジュールは、前記立設部に当接するとともに前記載置部に載置され、前記立設部は、前記電池モジュールと当接する部分の少なくとも一部に、前記被設置体における前記電池モジュールと当接しない部分と比較して熱伝導性の良好な材料からなる良熱伝導部を有することを要旨とする。
これによれば、電池セルの充放電などに伴い、電池モジュールが発熱すると、この熱は、被設置体に伝導する。このとき、立設部の電池モジュールと当接する部分の少なくとも一部が良熱伝導部となることで、電池モジュールが発した熱は、被設置体に拡散しやすい。このため、電池モジュールの放熱性を高めることができる。また、熱伝導性の良好な材料は、脆弱性が高くなる傾向にあり、良熱伝導部にネジ留め等により電池モジュールを固定すると、良熱伝導部が電池モジュールの荷重を支えきれないおそれがある。本発明では、立設部から突出する載置部を設け、この載置部に電池モジュールを載置することで、電池モジュールを載置部でも支えることができる。このため、立設部の良熱伝導部に加わる荷重が少なくなる。したがって、電池モジュールの放熱性を向上させつつ、立設部から電池モジュールが脱落することを抑止することができる。
上記電池パックについて、前記良熱伝導部は、アルミニウム又は銅からなることが好ましい。
これによれば、良熱伝導部の熱伝導性を好適に向上させることができる。
これによれば、良熱伝導部の熱伝導性を好適に向上させることができる。
上記電池パックについて、前記被設置体は、産業車両に搭載されるカウンタウェイトを含み、前記立設部は、水平方向に延設する鉄製の底部から立設されることが好ましい。
これによれば、被設置体は、水平方向に延設する鉄製の底部を有する。熱伝導性の良好な材料は、軽量であるため、立設部の一部を良熱伝導部とすると、立設部の重量が軽くなり、カウンタウェイトとしての機能が不足するおそれがある。鉄製の底部を設けることで、カウンタウェイトとして機能するために必要な重量を確保しつつ、重心を低くすることができるため、立設部の一部を良熱伝導部としても、被設置体をカウンタウェイトとして用いることができる。
これによれば、被設置体は、水平方向に延設する鉄製の底部を有する。熱伝導性の良好な材料は、軽量であるため、立設部の一部を良熱伝導部とすると、立設部の重量が軽くなり、カウンタウェイトとしての機能が不足するおそれがある。鉄製の底部を設けることで、カウンタウェイトとして機能するために必要な重量を確保しつつ、重心を低くすることができるため、立設部の一部を良熱伝導部としても、被設置体をカウンタウェイトとして用いることができる。
上記電池パックについて、前記被設置体は、前記載置部を複数有し、前記載置部のそれぞれには、前記電池モジュールが載置され、鉛直方向上方に位置する前記良熱伝導部ほど体積が大きいことが好ましい。
これによれば、電池モジュールが発した熱は、鉛直方向上方に向けて熱移動するため、鉛直方向上方に位置する電池モジュールほど、この熱によって加熱されやすい。鉛直方向上方に位置する電池モジュールと接する良熱伝導部ほど体積を大きくすることで、鉛直方向上方に位置する電池モジュールの放熱性を向上させることができ、一部の電池モジュールの温度のみが過剰に上昇することが抑制される。
本発明によれば、電池モジュールの放熱性を向上させることができる。
以下、電池パックをフォークリフトに搭載される電池パックに具体化した一実施形態について説明する。以下の説明において「前」「後」「左」「右」「上」「下」は、フォークリフトの運転者がフォークリフトの前方を向いた状態を基準とした場合の「前」「後」「左」「右」「上」「下」を示すものとする。
図1に示すように、産業車両としてのフォークリフト10の車体11の前下部には駆動輪12が設けられているとともに、車体11の後下部には操舵輪13が設けられている。また、車体11の前部には、荷役装置が設けられている。荷役装置を構成するマスト14は、車体11の前部に立設されているとともに、当該マスト14にはリフトブラケット15を介して左右一対のフォーク16が設けられている。そして、フォーク16は、マスト14に連結されたリフトシリンダ17の駆動により、リフトブラケット15とともに昇降される。また、フォーク16は、マスト14に連結されたティルトシリンダ18の駆動により、マスト14とともに傾動される。フォーク16には、積荷19が搭載される。車体11には、駆動輪12の駆動源となる走行用モータM1と、フォーク16の駆動源となる荷役用モータM2が搭載されている。
また、車体11の中央には、運転室20が設けられている。運転室20には、作業者(運転者)が着座可能な運転シート21が設けられている。運転シート21の前方にはハンドル22が設けられている。運転室20の下部には、電池パック30が搭載されている。以下、電池パック30について詳細に説明を行う。
図2及び図3に示すように、電池パック30は、フォーク16に搭載される積荷19とつりあいをとるための被設置体としてのカウンタウェイト31を備えている。カウンタウェイト31は、本体37と、本体37に設けられた板部材38,39,40とからなる。本体37は、直方体状の底部33を有している。底部33は、水平方向に延設されている。底部33の短手方向一端33aからは、底部33の厚み方向に向けて矩形平板状のウェイト本体32が立設されている。換言すれば、底部33は、ウェイト本体32の基端からウェイト本体32の厚み方向に立設されている。ウェイト本体32は、矩形板状をなしている。ウェイト本体32の厚み方向の面32a(底部33が設けられる側の面)には、ウェイト本体32の厚み方向に突出する第1の突出部34、第2の突出部35及び第3の突出部36がウェイト本体32の短手方向に間隔を空けて設けられている。各突出部34,35,36は、ウェイト本体32から鉛直方向と交わる方向に突出している。
各突出部34,35,36は、矩形平板状をなしており、ウェイト本体32の長手方向全体にわたって延びている。各突出部34,35,36の長手方向は、ウェイト本体32の長手方向と一致し、短手方向は、面32aからの突出方向と一致する。本体37は、底部33,ウェイト本体32及び各突出部34,35,36からなる。底部33,ウェイト本体32及び各突出部34,35,36は、例えば、鋳造などの製法によって一体成形されている。本実施形態において、底部33,ウェイト本体32及び各突出部34,35,36は、鉄で製造されている。
ウェイト本体32の面32aには、矩形平板状の板部材38,39,40が設けられている。具体的にいえば、面32aにおいて、底部33と第1の突出部34との間には、第1の板部材38が設けられている。第1の板部材38は、短手方向の寸法が、底部33と第1の突出部34との間の寸法と同一となっている。また、面32aにおいて、第1の突出部34と第2の突出部35との間には、第2の板部材39が設けられている。第2の板部材39の短手方向の寸法は、第1の突出部34と第2の突出部との間の寸法と同一となっている。面32aにおいて、第2の突出部35と第3の突出部36との間には、第3の板部材40が設けられている。第3の板部材40の短手方向の寸法は、第2の突出部35と第3の突出部36との間の寸法と同一となっている。なお、各板部材38,39,40の短手方向の寸法は、同一寸法となっている。各板部材38,39,40は、ウェイト本体32の長手方向の全体に亘って延びている。
第3の板部材40は、第2の板部材39よりも厚く、第2の板部材39は、第1の板部材38よりも厚い。すなわち、各板部材38,39,40は、第3の板部材40>第2の板部材39>第1の板部材38の順に厚くなっており、鉛直方向上方に設けられる板部材38,39,40ほど厚くなっている。そして、各板部材38,39,40は、短手方向の寸法及び長手方向の寸法が同一であるため、最も厚い第3の板部材40の体積が最も大きく、第2の板部材39の体積が第3の板部材40の次に大きい。そして、第1の板部材38の体積が最も小さい。各板部材38,39,40は、アルミニウムから製造されている。アルミニウムは、鉄に比べて熱伝導性が良好であり、本実施形態では、各板部材38,39,40が良熱伝導部となる。ウェイト本体32と、各板部材38,39,40によって、立設部が構成されている。
図2に示すように、底部33の短手方向において、ウェイト本体32が設けられる短手方向一端33aとは反対側の短手方向他端33bには、ウェイト本体32から離間して設けられる逆U字状のフレーム41が底部33から立設されている。フレーム41は、底部33の上面における短手方向他端33bの2つの角部から立設された第1の柱部43及び第2の柱部44と、第1の柱部43及び第2の柱部44の上端部(底部33と接合される端部と反対側の端部)を繋ぐ基部42と、からなる。つまり、電池パック30は、底部33の短手方向他端33b側に、底部33とフレーム41によって囲まれた正面開口部30aを有する。なお、電池パック30において、この正面開口部30aは、矩形板状をなす蓋部材46によって閉塞されている。
各柱部43,44の立設方向への長さ(各柱部43,44の長手方向の長さ)は、底部33の上面から、ウェイト本体32の先端(ウェイト本体32の基端と反対側の端部)面までの最短の長さと同一となっており、フレーム41の上面とウェイト本体32の上面には、天板47が支持されている。この天板47によって、ウェイト本体32とフレーム41との間の開口部(図示せず)が閉塞されている。更に、電池パック30は、底部33の長手方向一端33c側に、ウェイト本体32と、底部33と、第1の柱部43と、天板47によって囲まれた一端側開口部30bを有する。また、電池パック30は、底部33の長手方向他端33d側に、ウェイト本体32と、底部33と、第2の柱部44と、天板47によって囲まれた他端側開口部30cを有する。なお、一端側開口部30b及び他端側開口部30cは、蓋部材45によって閉塞されている。
ウェイト本体32の面32aには、電池モジュール50が複数設けられている。電池モジュール50は、底部33、第1の突出部34、第2の突出部35のそれぞれに2個ずつ載置されている。すなわち、本実施形態では、底部33、第1の突出部34及び第2の突出部35が載置部として機能している。
第3の突出部36には、電池モジュール50の制御を行う制御機器(例えば、インバータ)が収容される収容ケース81及びリレーや配線などが収容されるジャンクションボックス82が載置されている。
図4及び図5に示すように、電池モジュール50は、電池セル(例えば、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素蓄電池などの二次電池)としての角型電池51が、電池ホルダ60に保持された状態で並設されるとともに、隣り合う角型電池51の間に伝熱プレート70が介装されている。電池モジュール50において、角型電池51の並設方向両端にはエンドプレート52が設けられている。一方のエンドプレート52には、ボルトB1が挿通されるとともに、このボルトB1が全ての電池ホルダ60を挿通した状態で、他方のエンドプレート52側でナットNに螺合されている。これにより、角型電池51及び電池ホルダ60は、エンドプレート52によって挟持されている。
図6に示すように、各エンドプレート52の外面(電池モジュール50と対向する面と反対側の面)には、ブラケット53が固定されている。そして、ブラケット53を挿通したボルトBが、板部材38,39,40を貫通してウェイト本体32に螺合されることで、電池モジュール50は、ウェイト本体32に熱的に結合された状態で設置されている。
図5に示すように、電池ホルダ60は、有底四角筒状をなすホルダ本体61と、ホルダ本体61の外面の4隅から突出する直方体状の脚部62とを有している。具体的にいえば、ホルダ本体61は、矩形平板状の第1の被覆部63と、第1の被覆部63の長手方向第1端部63aから第1の被覆部63の厚み方向に延設された矩形平板状の第2の被覆部64とを有している。また、第1の被覆部63の長手方向第2端部63bには、第1の被覆部63の厚み方向に延設された矩形平板状の第3の被覆部65が設けられている。第1の被覆部63の短手方向第1端部63cには、第1の被覆部63の厚み方向に延設された矩形平板状の第4の被覆部66が設けられている。第1の被覆部63の短手方向第2端部63dには、第1の被覆部63の厚み方向に延設された矩形平板状の第5の被覆部67が設けられている。各被覆部63〜67に囲まれる領域は、角型電池51が収容される収容部Sとなっている。第5の被覆部67の短手方向の寸法は、第4の被覆部66の短手方向の寸法よりも若干小さくなっている。
脚部62は、第2の被覆部64及び第3の被覆部65の長手方向両端からそれぞれの被覆部64,65の長手方向に突出している。脚部62には、ボルトB1が挿通される挿通孔62aが脚部62の長手方向に貫通して設けられている。
伝熱プレート70は、矩形平板状をなす本体部71と、本体部71の長手方向第1端部71aから本体部71の厚み方向に延びる矩形平板状の放熱部72とを有している。伝熱プレート70の放熱部72は、電池ホルダ60の第2の被覆部64を被覆する。これにより、電池モジュール50は、電池ホルダ60における第2の被覆部64側に、放熱部72が露出している。この放熱部72は、板部材38,39,40に当接している。また、伝熱プレート70は、本体部71が、角型電池51の厚み方向の面に接する。したがって、各電池モジュール50は、伝熱プレート70の放熱部72を介して板部材38,39,40(立設部)に当接している。
エンドプレート52は、矩形平板状をなすプレート本体54と、プレート本体54の四隅に設けられる挿通部55とからなる。挿通部55には、ボルトB1が挿通される挿通孔55aがエンドプレート52の厚み方向に貫通して設けられている。エンドプレート52と、電池ホルダ60は、挿通孔55aと挿通孔62aとが対向(連通)するように設けられる。
次に、本実施形態における電池パック30の作用について説明する。
走行用モータM1、荷役用モータM2を駆動させるために、各電池モジュール50の角型電池51が放電を行ったり、各角型電池51を充電するときには、角型電池51が発熱する。角型電池51が発熱すると、この熱は伝熱プレート70の本体部71に伝導し、本体部71に伝導した熱は、放熱部72からウェイト本体32に伝導する。このとき、伝熱プレート70の放熱部72は、ウェイト本体32(電池モジュール50が当接しない部分)よりも熱伝導性の良好な材料からなる板部材38,39,40と当接しているため、伝熱プレート70の放熱部72がウェイト本体32と直接接している場合と比べて、熱が拡散しやすい。そして、板部材38,39,40に拡散した熱は、ウェイト本体32に拡散していく。このように、角型電池51が発した熱を効率よくカウンタウェイト31(被設置体)に伝導することができ、電池モジュール50の放熱性を高めることができる。
走行用モータM1、荷役用モータM2を駆動させるために、各電池モジュール50の角型電池51が放電を行ったり、各角型電池51を充電するときには、角型電池51が発熱する。角型電池51が発熱すると、この熱は伝熱プレート70の本体部71に伝導し、本体部71に伝導した熱は、放熱部72からウェイト本体32に伝導する。このとき、伝熱プレート70の放熱部72は、ウェイト本体32(電池モジュール50が当接しない部分)よりも熱伝導性の良好な材料からなる板部材38,39,40と当接しているため、伝熱プレート70の放熱部72がウェイト本体32と直接接している場合と比べて、熱が拡散しやすい。そして、板部材38,39,40に拡散した熱は、ウェイト本体32に拡散していく。このように、角型電池51が発した熱を効率よくカウンタウェイト31(被設置体)に伝導することができ、電池モジュール50の放熱性を高めることができる。
本実施形態では、各板部材38,39,40の体積は、鉛直方向上方に位置する板部材38,39,40ほど大きい。すなわち、鉛直方向上方の載置部に載置される電池モジュール50と当接する板部材38,39,40ほど体積が大きい。各電池モジュール50(角型電池)が発熱し、各電池モジュール50の周囲の熱媒体が加熱されると、この熱媒体は、鉛直方向上方に向けて移動する。この結果、鉛直方向上方に位置する電池モジュール50の周囲の雰囲気温度は、鉛直方向下方に位置する電池モジュール50の周囲の雰囲気温度よりも高くなる。そして、鉛直方向上方に位置する電池モジュール50ほど温度が高くなりやすい。鉛直方向上方に位置する電池モジュール50と当接する板部材38,39,40ほど体積を大きくすることで、板部材38,39,40の熱容量が大きくなり、鉛直方向上方に位置する電池モジュール50ほど、板部材38,39,40に熱を吸収されやすい。このため、鉛直方向に積層配置される各電池モジュール50の一つが過剰に加熱されることが抑制され、電池モジュール50間の温度差を小さくすることができる。
ところで、熱伝導性の良好な材料は、熱伝導率が高くなるにつれ、脆弱性も高くなる傾向にある。例えば、ウェイト本体32の材料である鉄に対して、板部材38,39,40の材料であるアルミニウムは脆弱性が高い。底部33や各突出部34,35が設けられない場合、電池モジュール50の荷重は、板部材38,39,40に集中する。このとき、板部材38,39,40が電池モジュール50の荷重を支えきることができないと、板部材38,39,40が崩れ、電池モジュール50が脱落するおそれがある。また、板部材38,39,40の耐久力を考慮して電池モジュール50の荷重に制限をかけることも考えられるが、電池モジュール50が有する角型電池51の個数を減らさなければいけない場合もあり、電池モジュール50に求められる出力(電力)を確保できないおそれがある。
本実施形態のように、ウェイト本体32から底部33、第1の突出部34及び第2の突出部35を突出させ、これらに電池モジュール50を載置することで、電池モジュール50は底部33、第1の突出部34及び第2の突出部35によって支えられる。電池モジュール50の荷重は、板部材38,39,40だけでなく、これらの載置部にも分散されるため、板部材38,39,40にかかる荷重が低減される。
このため、電池モジュール50の放熱性を向上させるために板部材38,39,40を設けたときに生じる立設部の強度の低下を、底部33、第1の突出部34及び第2の突出部35によって補うことができる。
したがって、上記実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)カウンタウェイト31のウェイト本体32の面32aには、板部材38,39,40が設けられ、電池モジュール50は、この板部材38,39,40と接している。板部材38,39,40は、ウェイト本体32や底部33(電池モジュール50が当接していない部分)に比べて熱伝導性の良好な材料(アルミニウム)から製造されている。このため、電池モジュール50が発した熱は、板部材38,39,40に拡散しやすく、電池モジュール50の放熱性が向上されている。また、立設部は、電池モジュール50と当接する部分の少なくとも一部を板部材38,39,40とすることで、立設部の脆弱性が高くなるが、ウェイト本体32から突出する載置部を設けて、この載置部に電池モジュール50を載置することで、荷重を分散させている。このため、電池モジュール50の放熱性を向上させつつ、立設部から電池モジュール50が脱落することを抑止することができる。
(1)カウンタウェイト31のウェイト本体32の面32aには、板部材38,39,40が設けられ、電池モジュール50は、この板部材38,39,40と接している。板部材38,39,40は、ウェイト本体32や底部33(電池モジュール50が当接していない部分)に比べて熱伝導性の良好な材料(アルミニウム)から製造されている。このため、電池モジュール50が発した熱は、板部材38,39,40に拡散しやすく、電池モジュール50の放熱性が向上されている。また、立設部は、電池モジュール50と当接する部分の少なくとも一部を板部材38,39,40とすることで、立設部の脆弱性が高くなるが、ウェイト本体32から突出する載置部を設けて、この載置部に電池モジュール50を載置することで、荷重を分散させている。このため、電池モジュール50の放熱性を向上させつつ、立設部から電池モジュール50が脱落することを抑止することができる。
(2)底部33、突出部34,35が設けられることによって、カウンタウェイト31と電池モジュール50との接触面積が増加し、電池モジュール50に対する放熱性能が向上されている。また、底部33及び突出部34,35の分だけカウンタウェイト31の熱容量が増加しているため、電池モジュール50の放熱性が更に向上されている。
(3)カウンタウェイト31は、鉄製の底部33を有している。立設部の一部を良熱伝導部とした場合には、良熱伝導部を鉄で製造する場合に比べて、立設部の重量が軽くなる。底部33を鉄で製造することで、カウンタウェイト31の重量を増加させるとともに、重心を低くすることができる。
(4)板部材38,39,40は、鉛直方向上方に位置する板部材38,39,40ほど、体積が大きい。このため、鉛直方向上方に位置する電池モジュール50ほど板部材38,39,40に熱を吸収させやすく、各電池モジュール50間の温度差を小さくすることができる。各電池モジュール50間の温度差が大きいと、電池パック30の寿命が短くなるおそれがある。したがって、各電池モジュール50間の温度差を小さくすることで、電池パック30の寿命が短くなることが抑制される。
(5)被設置体としてカウンタウェイト31を用いている。カウンタウェイト31は、フォークリフト10に元から備わっている部材であり、この部材を被設置体として用いることで、被設置体を別途用意する必要がない。このため、部品点数が増加することが抑制されている。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、板部材38,39,40(良熱伝導部)は、カウンタウェイト31における電池モジュール50が当接する部分の一部に設けられていてもよい。
○ 実施形態において、板部材38,39,40(良熱伝導部)は、カウンタウェイト31における電池モジュール50が当接する部分の一部に設けられていてもよい。
○ 実施形態において、ウェイト本体32全体をアルミニウムや銅などから製造して、ウェイト本体32全体を良熱伝導部としてもよい。この場合、板部材38,39,40を設ける必要がない。また、載置部をアルミニウムや銅などから製造してもよい。
○ 実施形態において、底部33,各突出部34,35の上にも熱伝導性の良好な材料からなる板部材38,39,40を設けてもよい。電池モジュール50から発した熱が、底部33,各突出部34,35に拡散するときには、板部材38,39,40を介して熱が拡散しやすく、電池モジュール50の放熱性が更に向上される。
○ 実施形態において、板部材38,39,40を銅で製造してもよい。また、アルミニウムや銅以外の材料から製造してもよく、例えば、鉄よりも熱伝導性の良好な、銀、金などを用いてもよい。
○ 実施形態において、被設置体としてカウンタウェイト31以外を用いてもよい。例えば、筐体に電池モジュール50を固定して電池パック30を構成する場合には、筐体が被設置体となり、鉛直方向に延びる筐体の側壁に載置部を形成してもよい。
○ 実施形態において、底部33,各突出部34,35,36の形状は、どのような形状であってもよい。同様に、ウェイト本体32の形状も、どのような形状であってもよい。例えば、平面視円形状や、三角形状や四角形状などの多角形状であってもよい。
○ 実施形態において、各突出部34,35,36は、ウェイト本体32と別体として設けられていてもよい。この場合、各突出部34,35,36は、例えば、ボルト締結や、接着材などによってウェイト本体32に固定される。
○ 実施形態において、電池セルとして角型電池51以外の円筒形電池や、ラミネート型の電池を用いてもよい。
○ 実施形態において、角型電池51は、電池ホルダ60に保持されていなくてもよい。すなわち、電池モジュール50は、電池ホルダ60を備えていなくてもよい。また、電池モジュール50は、伝熱プレート70を備えていなくてもよい。この場合、角型電池51が板部材38,39,40に接してもよい。
○ 実施形態において、角型電池51は、電池ホルダ60に保持されていなくてもよい。すなわち、電池モジュール50は、電池ホルダ60を備えていなくてもよい。また、電池モジュール50は、伝熱プレート70を備えていなくてもよい。この場合、角型電池51が板部材38,39,40に接してもよい。
○ 実施形態において、各突出部34,35,36は、ウェイト本体32から、鉛直方向と交わる方向に突出していればよく、電池モジュール50を載置できる範囲内で、鉛直方向の上方や下方に若干傾いていてもよい。
○ 実施形態において、電池モジュール50は、一つであってもよい。この場合、載置部の数も一つとなる。また、電池モジュール50の数を増やしてもよい。この場合には、電池モジュール50の数に合わせて載置部の数も変更させる。
○ 実施形態において、鉛直方向に立設されたウェイト本体32は、鉛直方向に対して若干傾斜して立設されていてもよい。また、水平方向に延設された底部33は、水平方向に対して若干傾斜して延設されていてもよい。
○ パワーショベル(産業車両)に設けられるカウンタウェイトを壁部材としてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の電池パックを搭載した産業車両。
10…フォークリフト、30…電池パック、31…カウンタウェイト、32…ウェイト本体、33…底部、34…第1の突出部、35…第2の突出部、38…第1の板部材、39…第2の板部材、40…第3の板部材、50…電池モジュール、51…角型電池。
Claims (4)
- 鉛直方向に立設された立設部と、前記立設部から鉛直方向と交わる方向に突出する載置部と、を有する被設置体と、
複数の電池セルを有する電池モジュールと、を備え、
前記電池モジュールは、前記立設部に当接するとともに前記載置部に載置され、
前記立設部は、前記電池モジュールと当接する部分の少なくとも一部に、前記被設置体における前記電池モジュールと当接しない部分と比較して熱伝導性の良好な材料からなる良熱伝導部を有することを特徴とする電池パック。 - 前記良熱伝導部は、アルミニウム又は銅からなることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
- 前記被設置体は、産業車両に搭載されるカウンタウェイトを含み、
前記立設部は、水平方向に延設する鉄製の底部から立設されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電池パック。 - 前記被設置体は、前記載置部を複数有し、
前記載置部のそれぞれには、前記電池モジュールが載置され、
鉛直方向上方に位置する前記良熱伝導部ほど体積が大きいことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電池パック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013018626A JP2014149992A (ja) | 2013-02-01 | 2013-02-01 | 電池パック |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2013018626A JP2014149992A (ja) | 2013-02-01 | 2013-02-01 | 電池パック |
Publications (1)
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| JP2014149992A true JP2014149992A (ja) | 2014-08-21 |
Family
ID=51572806
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2013018626A Pending JP2014149992A (ja) | 2013-02-01 | 2013-02-01 | 電池パック |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2014149992A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017014046A1 (ja) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | 株式会社豊田自動織機 | 電池モジュール及び電池パック |
| WO2017026151A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 株式会社豊田自動織機 | 電池パック |
| JP2017041317A (ja) * | 2015-08-18 | 2017-02-23 | 株式会社豊田自動織機 | 電池パック |
| JP2019009033A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 積水化学工業株式会社 | 蓄電池ユニット |
| EP3705631A1 (de) * | 2019-03-08 | 2020-09-09 | Wacker Neuson Linz GmbH | Arbeitsmaschine mit elektroantrieb und kühlvorrichtung |
-
2013
- 2013-02-01 JP JP2013018626A patent/JP2014149992A/ja active Pending
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