JP2014154199A - ディスク駆動装置 - Google Patents

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Takashi Ikeda
孝 池田
Masato Morimoto
正人 森本
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    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/2009Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
    • G11B19/2045Hubs

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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

【課題】ディスク駆動装置の内部から発生するパーティクルを低減できる構造のディスク駆動装置を提供する。
【解決手段】ディスク駆動装置は、ベースと、ベースに回転自在に支持され、記録ディスクが載置されるべきハブと、一端側がベースに固定的に設けられ他端側はハブを保持する軸受ユニットと、を備える。ハブは、非鉄金属材料から切削加工して形成された切削面を有し、切削面には表面の剥離を防止するために表面処理層が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディスク駆動装置、特に内部におけるパーティクルの発生を低減できるディスク駆動装置に関する。
コンピュータ等の記憶装置等に使用されるメディアとして、ハードディスクドライブ(HDD)が知られている。近年、HDDなどのディスク駆動装置は、流体動圧軸受を備えることにより回転精度が飛躍的に向上した(例えば、特許文献1参照)。それに伴いディスク駆動装置は、一層の高密度・大容量化が求められるようになった。
通常、ディスク駆動装置では記録トラックが形成された記録ディスクをブラシレスモータにより高速で回転させているが、記録トラックに対する磁気データの記録再生のために、記録ディスクの表面に記録再生ヘッドを僅かな隙間をもって配置する。
特開2007−198555号公報
上述したようなディスク駆動装置の大容量化を進めるひとつの手法として、記録トラックの幅を狭くするとともに、記録再生ヘッドを記録ディスクの表面に近づけるということが考えられる。しかし、記録再生ヘッドと記録ディスクの表面との間の隙間が狭い場合、記録ディスクの付近に0.1μm〜数μm程度の異物(以下、パーティクル「particle」という)が存在すると、そのパーティクルが記録再生ヘッドに接触してしまうことがある。記録トラックをトレース中の記録再生ヘッドにパーティクルが接触すると、その接触によって発生するエネルギーが信号にノイズとして重畳され、信号の読み出しや書き込みの精度を低下させてしまう場合がある。
発明者の検討の結果、ディスクを搭載するハブの表面から剥離した剥離物がパーティクルになりうることを見出した。特に、3.5インチハードディスク駆動装置のハブはアルミニウムを所定の割合で含むアルミニウム合金を切削加工して形成される。このようなハブは表面から剥離物が剥離してパーティクルになることがある。ハブは記録ディスクを収容する空間に露出しているから、ハブの露出している表面から剥離したパーティクルは容易に記録再生ヘッドや記録ディスクの表面に付着して、障害の原因となりうる。
このような課題は、アルミニウム合金製のハブに限らず、その他の材料から形成されるハブについても同様に生じうる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ディスク駆動装置の内部から発生するパーティクルを低減できる構造のディスク駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のディスク駆動装置は、ベースと、ベースに回転自在に支持され、記録ディスクが載置されるべきハブと、一端側がベースに固定的に設けられ他端側はハブを保持する軸受ユニットと、を備える。ハブは、非鉄金属材料から切削加工して形成された切削面を有し、切削面には表面の剥離を防止するために表面処理層が形成されていることを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ディスク駆動装置の内部から発生するパーティクルを低減できる構造のディスク駆動装置を提供する。
図1(a)、図1(b)は、実施の形態に係る回転機器を示す上面図および側面図である。 図1(a)のA−A線断面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、工程には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
実施の形態に係る回転機器は、ディスク駆動装置、特に磁気記録ディスクを搭載しそれを回転駆動するハードディスクドライブとして好適に用いられる。
(実施の形態)
本実施の形態に係る回転機器の概要は以下のとおりである。
本実施の形態に係る回転機器では、磁気記録ディスクをハブに固定するためのクランパをハブに固定するためのクランプネジ孔がハブに形成される。クランプネジ孔は貫通孔として形成される。このため、クランプネジ孔の加工は容易となる。また、本実施の形態に係る回転機器では、ヨークは、クランプネジ孔のベース側の端部を覆うように設けられる。このため、クランプネジ孔を通って記録ディスク側に流れる気化した潤滑剤の量が抑えられる。
図1(a)、図1(b)は、実施の形態に係るディスク駆動装置1を示す。図1(a)は、ディスク駆動装置1の上面図である。図1(a)では、ディスク駆動装置1の内側の構成を示すため、トップカバー2を外した状態が示される。図1(b)はディスク駆動装置1の側面図である。
ディスク駆動装置1は、シャフト26と、ハブ28と、クランパ36と、クランプネジ38と、磁気記録ディスク8と、データリード/ライト部10と、ベース4と、トップカバー2と、6つのネジ20と、を含む。
以降ベース4に対してハブ28が搭載される側を上側として説明する。
磁気記録ディスク8は、直径が約95mmのアルミ製の3.5インチ型磁気記録ディスクであり、その中央の孔の直径は約25mm、厚みは約1.27mmまたは約1.75mmである。磁気記録ディスク8は、ハブ28に載置され、ハブ28の回転に伴って回転する。
クランパ36は、クランプネジ38によってハブ28の上面に圧着されると共に、磁気記録ディスク8をハブ28のディスク載置面に押しつける。
ベース4はアルミニウムの合金をダイカストにより成型して形成される。ベース4は、ディスク駆動装置1の底部を形成する底板部4aと、磁気記録ディスク8の載置領域を囲むように底板部4aの外周に沿って形成された外周壁部4bと、を有する。外周壁部4bの上面4cには、6つのネジ穴22が設けられる。
データリード/ライト部10は、記録再生ヘッド(不図示)と、スイングアーム14と、ボイスコイルモータ16と、ピボットアセンブリ18と、を含む。記録再生ヘッドは、スイングアーム14の先端部に取り付けられ、磁気記録ディスク8にデータを記録し、磁気記録ディスク8からデータを読み取る。ピボットアセンブリ18は、スイングアーム14をベース4に対してヘッド回転軸Sの周りに揺動自在に支持する。ボイスコイルモータ16は、スイングアーム14をヘッド回転軸Sの周りに揺動させ、記録再生ヘッドを磁気記録ディスク8の上面上の所望の位置に移動させる。ボイスコイルモータ16およびピボットアセンブリ18は、ヘッドの位置を制御する公知の技術を用いて構成される。
シャフト26は回転軸Rに沿って延在する。シャフト26の上端はハブ28に対して後述のように固定される。
トップカバー2は、6つのネジ20を用いてベース4の外周壁部4bの上面4cに固定される。6つのネジ20は、6つのネジ穴22にそれぞれ対応する。特にトップカバー2と外周壁部4bの上面4cとは、それらの接合部分からディスク駆動装置1の内側へリークが生じないように互いに固定される。ベース4にトップカバー2が固定されて画定されるディスク空間には磁気記録ディスク8やデータリード/ライト部10が収納される。
図2は、図1(a)のA−A線断面図である。
ディスク駆動装置1はさらに、円筒状マグネット32と、ヨーク30と、フランジ52と、積層コア40と、コイル42と、スリーブ46と、プレート54と、潤滑剤48と、を含む。
実施の形態でハブ28は、アルミニウムやアルミニウム合金から切削加工することにより略カップ状の所定の形状に形成される。したがってハブ28は表面に切削加工面を有する。一例として、ディスクの中央孔が嵌合する円筒部の外周面や、ディスクが着座する着座面は高い精度に形成するため切削加工される。これらの切削面の一部はディスク駆動装置1の内側つまりディスク収納空間に露出している。ハブ28のディスク収納空間に露出している切削面には表面処理が施される。このように構成することによってハブ28のディスク収納空間に露出している切削面からのパーティクルの発生を抑制することができる。
ハブ28の切削面にする表面処理に特別の制限はないが、実施の形態では、一例として表面にニッケルめっきが施される。例えば、ハブ28の切削面の不動態層を除去し、その後に下地処理を施し、さらにその後に無電解ニッケルめっきを施すことができる。この方法によればニッケルめっき層の密着性が向上する。
アルミニウムやアルミニウム合金から形成されたハブ28に無電解ニッケルめっき層を形成する工程の具体的な一例として以下のような工程を用いることができる。アルミニウムは両性金属でアルミニウムやアルミニウム合金はアルカリにも酸にも溶解するとともに酸化し易い特性がある。そのためまず、切削加工後に脱脂洗浄等したハブ28をエッチングをして表面酸化皮膜を除去するとともに密着性を確保するために表面に微細な凹凸を作る。次にハブ28を硝酸浴することによって表面にある不純物、例えば、マグネシウムなどを除去する。次に、亜鉛置換によりハブ28の表面に亜鉛を析出させる。次にハブ28を硝酸浴して前工程で析出させた亜鉛を一旦剥がし、別の亜鉛置換処理することで再度亜鉛を析出させる。このように処理することによってめっき層の密着性が向上する。次にハブ28を無電解ニッケルめっき液中に浸すことで亜鉛とニッケルを置換させてハブ28の表面にニッケルを析出させる。このように、下地処理として硝酸浴や亜鉛置換の工程を含むニッケルめっき工程によりハブ28の表面に、例えば、1μm〜4μmの厚みのニッケルめっき層を形成できる。
ハブ28は、シャフト26を環囲する環囲部28aと、環囲部28aの下端から半径方向(すなわち回転軸Rに直交する方向)外側に設けられスリーブ46を環囲する筒状部28bと、筒状部28bの下面28kから下側に突出してスリーブ46を環囲するハブ突出部28lと、を有する。筒状部28bは、上方に中径部28cを有し、中径部28cの下方に中径部28cよりも大径に形成された大径部28dを有する。筒状部28bは、さらに大径部28dの下方に中径部28cより小径に形成された小径部28eを有する。なお、中径部28cと小径部28eの径の大小関係は逆であってもよい。
中径部28cの外周面28fには磁気記録ディスク8の中央の孔が嵌り、大径部28dの上面であるディスク載置面28gに磁気記録ディスク8が載置される。
小径部28eの外周面28hと大径部28dの下面28iとによって、筒状部28bの下端外縁から半径方向内側に凹んだ肉ヌスミ部28jが形成される。肉ヌスミ部28jの半径方向内側の面は小径部28eの外周面28hであるため、磁気記録ディスク8の中央の孔が嵌る中径部28cの外周面28fより回転軸Rの近くに位置する。
筒状部28bには3つのクランプネジ孔34が回転軸Rの周りに120度間隔で設けられている。クランプネジ孔34は、筒状部28bを軸方向すなわち回転軸Rと平行な方向に貫通するよう設けられている。クランパ36は、3つのクランプネジ孔34に螺合される3つのクランプネジ38によってハブ28の筒状部28bの上面28nに圧着されると共に磁気記録ディスク8をハブ28のディスク載置面28gに圧着させる。
ヨーク30は鉄などの磁性材料の板をプレス加工することにより形成される。このため、ヨーク30は型押し面を有する。「型押し面を有する」とは、ヨーク30の表面にプレス金型のプレス面に応じた凹凸模様が形成されていることを指す。ヨーク30は、厚みが0.2mmから1.0mmの範囲となるよう形成される。ヨーク30は、円筒状のマグネット保持部30aとその上端から半径方向内側に延在する蓋部30bとを有する。蓋部30bは、クランプネジ孔34のベース4側の端部34aを覆うよう形成される。また、蓋部30bは、その軸方向投影領域が、コイル42の軸方向投影領域を覆うように形成される。軸方向投影領域とは、軸方向に投影したときに含まれる領域をいう。蓋部30bは、別の言い方をすれば、コイル42の上端42aの全体と軸方向に対向するよう形成される。蓋部30bは、ハブ28の小径部28eの下面28kに接着固定される。なお、蓋部30bは、ハブ突出部28lに、圧入または接着または圧入と接着との併用によって固定されてもよい。蓋部30bは、小径部28eの下面28kとハブ突出部28lの両方に固定されてもよい。
円筒状マグネット32は、ヨーク30のマグネット保持部30aの内周面30fに接着固定される。円筒状マグネット32は、例えば、希土類磁石材料やフェライト磁石材料によって形成される。本実施の形態ではフェライト磁石材料によって形成される。円筒状マグネット32にはその周方向(回転軸Rを中心とし回転軸Rに垂直な円の接線方向)に8極の駆動用着磁が施される。円筒状マグネット32の表面には電着塗装やスプレー塗装などによる表面層形成処理が施され、例えば、発錆が抑制される。円筒状マグネット32は、積層コア40の12本の突極と半径方向に対向する。
積層コア40は円環部40aとそこから半径方向外側に伸びる12本の突極40bとを有し、ベース4の上面4d側に固定される。積層コア40は、8枚の薄型電磁鋼板を積層しカシメにより一体化して形成される。積層コア40の表面には電着塗装や粉体塗装などによる絶縁塗装が施される。12本の突極40bはそれぞれ、円環部40aから半径方向外側に伸びる中間部40cと、中間部40cの円環部40aとは反対側に設けられる先端部40dと、を有する。それぞれの中間部40cにはコイル42が巻回される。このコイル42に3相の略正弦波状の駆動電流が流れることにより突極に沿って駆動磁束が発生する。
ベース4は、回転軸Rを中心とした円筒状のベース突出部4eを有する。ベース突出部4eは、スリーブ46を環囲するようにハブ28側に突出する。積層コア40はベース突出部4eの外周面4gに圧入されもしくは隙間ばめによって接着固定される。
シャフト26、フランジ52、スリーブ46、プレート54、および潤滑剤48は、ベース4に取り付けられ、ハブ28を回転自在に支持する軸受ユニットを構成する。シャフト26の上端は、ハブ28の中心に設けられた孔28mであってハブ28の回転軸Rと同軸に設けられた孔28mに圧入と接着とを併用した状態で固着される。シャフト26の下端にはフランジ52が圧入状態で固着される。
スリーブ46は円環状の部材であり、ベース突出部4eの内周面すなわちベース4に設けられた回転軸Rを中心とする貫通孔4fに接着により固定される。スリーブ46にはシャフト26が収まる。スリーブ46は、内側下面46a、中間下面46bおよび外側下面46cの3つの下面を有し、この順に半径方向内側から並んでいる。中間下面46bは内側下面46aより下側に位置し、外側下面46cは中間下面46bより下側に位置する。
スリーブ46は、その上端にスリーブテーパ部46hを有する。シャフト26は、スリーブテーパ部46hと対向するシャフトテーパ部26cを有する。スリーブテーパ部46hはシャフトテーパ部26cを環囲する。スリーブテーパ部46hとシャフトテーパ部26cとの間には、スリーブテーパ部46hの内周面46iとシャフトテーパ部26cの外周面26dとの間の隙間74が上方に向けて徐々に広がるテーパシール部76が形成される。特に、スリーブテーパ部46hの内周面46iおよびシャフトテーパ部26cの外周面26dの両方が上側となるほど小径となるよう形成され、スリーブテーパ部46hの内周面46iの縮径の割合がシャフトテーパ部26cの外周面26dの縮径の割合よりも小さいことによりテーパシール部76のテーパ形状が実現される。シャフト26の回転時には、テーパシール部76内の潤滑剤48に、遠心力起因の半径方向外向きの力が働く。スリーブテーパ部46hの内周面46iは上側となるほど小径となるよう形成されるので、その力は潤滑剤48を吸い込むよう作用する。また、テーパシール部76は潤滑剤48の気液界面78を有し、毛細管現象により潤滑剤48の漏れ出しを抑止する。
プレート54は、スリーブ46の下側の端部を塞ぐようにスリーブ46の中間下面46bに接着により固定される。プレート54の上面54aとスリーブ46の内側下面46aとの間にはフランジ52が収まるフランジ空間60が形成される。
シャフト26およびフランジ52と、スリーブ46およびプレート54との間には潤滑剤48が充填される。
スリーブ46の内周面には、上下に互いに離間した、ヘリングボーン形状の第1ラジアル動圧溝50および第2ラジアル動圧溝51が形成される。フランジ52の上面52aには、ヘリングボーン形状の第1スラスト動圧溝56が、フランジ52の下面52bには、ヘリングボーン形状の第2スラスト動圧溝58が形成される。ハブ28の回転時には、これらの動圧溝が潤滑剤48に生成する動圧によって、ハブ28は半径方向および軸方向に支持される。第1ラジアル動圧溝50、第2ラジアル動圧溝51、第1スラスト動圧溝56、第2スラスト動圧溝58は、いずれかがスパイラル形状に形成されてもよい。
なお、第1ラジアル動圧溝50および第2ラジアル動圧溝51の少なくとも一方をシャフト26に形成してもよい。また、第1スラスト動圧溝56をスリーブ46の内側下面46aに形成してもよく、第2スラスト動圧溝58をプレート54の上面54aに設けてもよい。
以上のように構成されたディスク駆動装置1の動作を説明する。磁気記録ディスク8を回転させるために、3相の駆動電流がコイル42に供給される。その駆動電流がコイル42を流れることにより、12本の突極に沿って磁束が発生する。この磁束によって円筒状マグネット32にトルクが与えられ、ハブ28およびそれに嵌合された磁気記録ディスク8が回転する。同時にボイスコイルモータ16がスイングアーム14を揺動させることによって、記録再生ヘッドが磁気記録ディスク8上の揺動範囲を行き来する。記録再生ヘッドは磁気記録ディスク8に記録された磁気データを電気信号に変換して制御基板(不図示)へ伝え、また制御基板から電気信号の形で送られてくるデータを磁気記録ディスク8上に磁気データとして書き込む。
本実施の形態に係るディスク駆動装置1によると、クランプネジ孔34はハブ28を貫通するよう形成される。このため、クランプネジ孔34を容易に加工できる。また、加工時などにクランプネジ孔34に溜まった異物を容易に取り除くことができる。また、ヨーク30の蓋部30bは、クランプネジ孔34のベース側の端部34aを覆う。このため、クランプネジ孔34を通って磁気記録ディスク8側に流れ、磁気記録ディスク8に異物として付着しうる潤滑剤48の量を低減できる。つまり、クランプネジ孔34を貫通させて生産性を向上させつつ、クランプネジ孔34を貫通孔にしたことに起因するリード/ライトエラーの増大を抑止できる。
また、本実施の形態に係るディスク駆動装置1によると、積層コア40は、円環部40aの半径方向の厚み、円環部40aの外径D1に対する中間部40cの周方向の厚みt2、および、円環部40aの外径D1に対する隣り合う先端部40dの距離L1のそれぞれが、比較例の積層コア140のそれらより大きくなるよう形成される。これにより、コギングトルクに起因した機械的な振動が抑えられ、その結果ディスク駆動装置1の騒音が低減される。
以上、実施の形態に係る回転機器の構成と動作ついて説明した。これらの実施の形態は例示であり、各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、円筒状マグネットが積層コアの外側に位置する、いわゆるアウターロータ型の回転機器について説明したが、これに限られない。たとえば円筒状マグネットが積層コアの内側に位置する、いわゆるインナーロータ型の回転機器に本実施の形態の技術的思想を適用してもよい。
実施の形態では、ベースに直接軸受ユニットが取り付けられる場合について説明したが、これに限られない。例えば、ハブ、円筒状マグネット、ヨーク、軸受ユニット、積層コア、コイルおよびベースからなるブラシレスモータを別途形成した上で、そのブラシレスモータをシャーシに取り付ける構成としてもよい。
実施の形態では積層コアを用いる場合について説明したが、コアは積層コアでなくてもよい。
実施の形態では、ベース4はアルミニウムダイカストにより成型して形成される場合について説明したが、これに限られない。例えば、ベース4はアルミニウム板や鉄板などの金属板からプレス加工によって形成されてもよい。この場合は、ベース4の一方の面には押し上げられて凸部が形成され、他方の面には当該凸部に対応して凹部が形成されるエンボス部を設けるようにしてもよい。所定の部位にエンボス部を設けることによりベース4の変形を抑制しうる。また、この場合ベース4にはめっきや樹脂コーティングなどの表面処理を施すようにしてもよい。例えば、鉄板からプレス加工によって形成した後、ニッケルめっき層とエポキシ樹脂の表面層とを設けるようにしてもよい。
ベース4は、アルミニウム板や鉄板などの金属板からプレス加工によって形成される板金部と、アルミニウムダイカストにより成型して形成されるダイカスト部を組み合わせて構成しても良い。例えば、底板部4aは板金部を含んで構成し、外周壁部4bはダイカスト部を含んで構成してもよい。このように構成することによって、ネジ穴22の剛性の低下を抑制できる。このようなベース4を製造する方法の例としては、形成済みの板金部をアルミニウムダイカスト用の金型に組み込んだ状態でアルミニウムダイカストによりダイカスト部を形成する方法がある。このような製造方法によると、板金部とダイカスト部の結合の手間が抑制され、板金部とダイカスト部の寸法精度が向上しうる。あるいは、板金部とダイカスト部とを結合するための別部材を小さくまたはなくすことが可能になり、この結果、ベース4を薄く構成することが容易になる。
実施の形態では、ハブ28はアルミニウムやアルミニウム合金にニッケルめっきする場合について説明したが、これに限られない。例えば、黄銅など銅合金から形成されたハブに無電解ニッケルめっき層を形成するようにしてもよい。黄銅などの銅合金はニッケルよりもイオン化傾向が小さいためそのままの状態ではニッケルが析出しない。このためパラジウムなどの貴金属触媒を付与することでニッケルメッキが可能になる。まず、切削加工後に脱脂洗浄等したハブ28をアルカリ浴によって表面にできた酸化皮膜の除去する。次に、例えばパラジウム触媒付与液に浸けて表面に触媒となる貴金属を付着させる。次にハブ28を無電解ニッケルめっき液中に浸すことで触媒の作用によりハブ28の表面にニッケルを析出させる。このような工程によりハブ28の表面にめっき厚が、例えば、1μm〜4μmのニッケルめっき層を形成できる。
実施の形態では、非鉄金属製のハブ28にめっきをする場合について説明したが、これに限られない。例えば、硫酸浴中にハブ28を陽極にして電流を流すことにより表面に、例えば、5μm〜20ミクロンのアルマイトの皮膜を形成してもよい。またハブは、例えば、カチオン電着塗装などのEDコートを施して樹脂コーティング層を形成してもよい。あるいはハブの表面処理は、製品の仕様に対応して、フッ化炭素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)入り無電解ニッケルメッキ、各種3価クロメートの亜鉛メッキ、亜鉛ニッケル合金メッキ、亜鉛メッキ上にカチオン電着塗装、リン酸亜鉛処理などの化成被膜処理などを施してもよい。
1 回転機器、 4 ベース、 8 磁気記録ディスク、 10 データリード/ライト部、 26 シャフト、 28 ハブ、 32 円筒状マグネット、 40 積層コア、 42 コイル、 46 スリーブ、 48 潤滑剤。

Claims (8)

  1. ベースと、
    前記ベースに回転自在に支持され、記録ディスクが載置されるべきハブと、
    一端側が前記ベースに固定的に設けられ他端側は前記ハブを保持する軸受ユニットと、を備え、
    前記ハブは、非鉄金属材料から切削加工して形成された切削面を有し、前記切削面には表面の剥離を防止するために表面処理層が形成されていることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記ハブは、エッチング処理されて表面に存在する表面酸化皮膜が除去されるとともに表面に微細な凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 前記ハブは、亜鉛置換されて析出亜鉛層を有することを特徴とする請求項1または2に記載のディスク駆動装置。
  4. 前記ハブは、金属めっき層を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  5. 前記ハブは、ニッケルめっき層を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  6. 前記ハブは、アルミニウムまたはアルミニウム合金から形成されてアルマイト層を有することを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  7. 前記ハブは、樹脂コーティング層を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のディスク駆動装置。
  8. ベースと、
    前記ベースに回転自在に支持され、記録ディスクが載置されるべきハブと、
    一端側が前記ベースに固定的に設けられ他端側は前記ハブを保持する軸受ユニットと、を備え、
    前記ハブは、鉄鋼材料から切削加工して形成された切削面を有し、前記切削面には表面の剥離を防止するために表面処理層を有することを特徴とするディスク駆動装置。
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