JP2014154577A - プリント配線板の認識マークおよびプリント配線板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、導電性ペーストを充填されたインナーバイアホールと導体回路との位置ズレ量が低減可能であるプリント配線板を実現し、プリント配線板の製造工程の歩留まりを向上させるプリント配線板の露光用アライメントマークおよびプリント配線板の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】プリプレグシート1に加工した貫通孔に導電性ペースト7を充填してなる露光アライメントのための位置認識用インナーバイアホール6を形成し、プリプレグシート1の外側に粗化処理済銅箔8を重ね合わせて加熱加圧して銅張積層板を形成し、加熱加圧された導電性ペーストを充填してなる露光アライメント位置認識用インナーバイアホール6を基準に位置合わせして導体回路を形成する工程にて、粗化処理された銅箔8の表面光沢違いを有した位置認識用マーク18を位置認識として使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器等に使用されるプリント配線板の認識マークおよびプリント配線板の製造方法に関するものである。
近年の電子機器製品は多機能かつ、軽薄短小化へと進んでいる。プリント配線板に実装される電子部品の表面実装化に伴い、プリント配線板においても高密度な配線を形成する技術が要求される。従来、プリント配線板の層間接続には超硬ドリルを用いたNC制御加工によって貫通穴を設け、その穴壁面に銅めっきを施すことで層間の接続を実現する貫通スルーホール法により行われていた。しかし、プリント配線板の回路構成が高密度になるにつれて、層間接続を必要とされる任意の層にのみ層間接続ができるようにインナーバイアホールを設け、その穴壁面に銅めっきしたりインナーバイアホールに導電性ペーストを充填したりするインナーバイアホール法により層間接続を行い、高密度な回路構成を実現している。
以下に従来の層間接続に導電性ペーストを用いた4層プリント配線板の製造方法について説明する。
図4は従来のプリント配線板の製造方法を示す工程断面図であり、図5は従来のX線認識用インナーバイアホールとアライメント穴との位置関係を示す図である。
(1)まず図4(a)に示すように、基材に樹脂を含浸した所定サイズのプリプレグ30にレーザー加工等の方法によって必要な位置に穴加工を行い、導電性ペーストを充填したインナーバイアホール31とX線認識用インナーバイアホール32、33を形成した層間絶縁用接着シート40を形成し、準備する。
(2)次に図4(b)に示すように、層間絶縁用接着シート40の両側に銅箔34を積層し、熱プレス機によって加熱加圧し、銅箔34と層間絶縁用接着シート40とを接着し、両面の銅張積層板を形成する。
(3)次に図4(c)に示すように、両面銅張積層板のX線認識用インナーバイアホール32の形成領域より広い範囲でX線認識装置を備えた穴加工機でアライメント穴35を加工する。なお、X線認識用インナーバイアホール32とアライメント穴35の形成領域の関係は図5に示す通りであり、アライメント穴35を点線で示す。
その後、この両面銅張積層板上に感光性エッチングレジストを形成し、上記のアライメント穴35を基準に、インナーバイアホール31に露光用マスクフィルムまたは直接描画法による露光機における内層導体回路形成の位置決めを行い、露光・現像にてエッチングレジストを形成し、塩化第2銅などの薬液を用いてエッチングを施し、内層導体回路36及び位置決めパターン37を形成して図4(d)に示すような内層基板41を準備する。
(4)次に図4(e)に示すように、(1)で形成した層間絶縁用接着シート40と同様の方法でインナーバイアホール31と端部の所定位置にレーザー加工等の方法によって穴加工を行い、位置決め穴39を形成した層間絶縁用接着シート40aを2枚準備する。
(5)次に図4(f)に示すように、内層基板41の位置決めパターン37と層間絶縁用接着シート40aの位置決め穴39を基準マークとしてCCDカメラ等の認識及び位置合わせのアライメント方式により位置決めを行い、内層基板41の外層両側に層間絶縁用接着シート40aを配置し、さらにその両外側に銅箔34を載置カシメにより仮止めする。それを熱圧着等の方法で仮圧着を行った後、熱プレス機によって加熱加圧して内層導体回路36を有する4層の銅張積層板を形成する。
(6)次に、層間絶縁用接着シート40aに形成されたX線認識用インナーバイアホール33の位置にX線穴加工機で図4(g)に示すようなアライメント穴35aを加工形成する。
(7)この4層の銅張積層板上に感光性エッチングレジストを形成し、上記のアライメント穴35aを基準に露光用マスクフィルムの位置決めを行い、露光・現像にてエッチングレジストを形成し、塩化第2銅などの薬液を用いてエッチングを施し、外層導体回路37aを形成し、図4(h)に示すような4層のプリント配線板を形成し、ソルダレジストや部品配置図及び外形加工を施しプリント配線板を完成する。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1、2が知られている。
特開2000−232267号公報 特開2001−22098号公報
しかしながら、従来実施されている露光工程における上記アライメント方式では、X線穴加工機による露光認識穴35の形成が必要である。ワーク内に存在するX線穴加工機による露光認識穴35の寸法を測定し、その結果を露光工程に用いるフィルムマスクへ反映させている。この際、課題となるのがインナーバイアホール31とフィルムマスクとの位置合わせ精度である。位置合わせ精度へ影響を与える要因は、X線穴加工機のX線認識、穴加工機の加工位置、加工形状が挙げられ、この影響を極力抑える必要がある。影響が大きくなると、基板間のずれ量やゆがみの影響を補正吸収できず、図4(a)の層間絶縁用接着シート40内に加工されたインナーバイアホール31と内層導体回路36との合わせ精度が低くなるという問題点を有している。
また内層基板41の1ワーク毎にアライメントを取ることで、層間絶縁用接着シート40内に加工されたインナーバイアホール31と内層導体回路36および外層導体回路37aとの高い合致精度を実現する直接描画法による露光方式において、従来のプリント配線板ではインナーバイアホール31が導体下に隠れているため、画像認識による露光アライメントが不可能、もしくはX線認識用インナーバイアホール33を露出させるために事前のプリエッチング等の加工が必要であったため、工程が複雑となっていることも課題となっている。
さらに、上記従来のアライメントの方式ではX線穴加工機による露光アライメント穴35の形成が必要であるため、X線認識用インナーバイアホール32に対してX線穴加工を行う際に穴加工ずれ、穴加工仕上がり形状のばらつきが生じ、その結果層間絶縁用接着シート40内に加工されたインナーバイアホール31と内層導体回路36または外層導体回路37aとの合わせ精度が低くなるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点を解決するためのもので、導電性ペーストを充填されたインナーバイアホールと導体回路との位置ズレ量が低減可能であるプリント配線板を実現し、プリント配線板の製造工程の歩留まりを向上させるプリント配線板の露光用アライメントマークおよびプリント配線板の製造方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のプリント配線板の認識マークは、貫通孔に導電性ペーストを充填したプリプレグの少なくとも一方の面に銅箔を配置し、加熱加圧することによって得られるプリント配線板の認識マークであって、前記導電性ペーストが充填された前記貫通孔の直上部分とそれ以外の部分の前記銅箔表面の光沢違いにより構成されたことを特徴とするプリント配線板の認識マークであるので、導電性ペーストが充填されたインナーバイアホールと形成したい導体回路との位置合わせを行う際にこの認識マークを用いて導体回路形成を行う。
また本発明のプリント配線板の認識マークおよびプリント配線板の製造方法は、プリプレグに貫通孔及び認識マーク用貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔及び認識マーク用貫通孔に導電性ペーストを充填する工程と、前記プリプレグの少なくとも一方の面に銅箔を重ね合わせて加熱加圧して銅張積層板を形成すると共に、前記認識マーク用貫通孔の直上部分とそれ以外の部分の銅箔表面の光沢違いにより構成された認識マークを形成する工程と前記認識マークを基準に位置合わせすることにより前記銅張積層板に対して導体回路を形成することを特徴とするプリント配線板の製造方法で、複雑な工程を削減することを可能にするものである。
本発明のプリント配線板の認識マークにより、直接描画露光装置を使用すると、基板毎に認識マークを基準に位置合わせすることが可能になるので、導電性ペーストを充填したインナーバイアホールと導体回路との位置ズレ量を低減し、基板間・生産ロット間の寸法のばらつきを解消することによりプリント配線板の製造工程における歩留まりとプリント配線板の品質を向上させることができる。
また本発明の製造方法によって、露光ガイド穴加工を行う必要がなくなり、直接描画法による露光アライメントの際に、プリエッチング等により位置認識用インナーバイアホールの露出を行う必要もなくなるため、製造工程を簡略化できる。
さらに、X線穴加工機による露光認識穴の形成が必要で、ワーク内に存在するX線穴加工機による露光認識穴の寸法を測定し、その結果を露光工程に用いるフィルムマスクへ反映させている従来に比べ、インナーバイアホールとの位置合わせ精度へ影響を与える要因の、X線穴加工機のX線認識、穴加工機の加工位置、加工形状の影響を排除することができ、位置合わせ精度が向上する。
つまり、銅箔表面の光沢違いを直接認識するため、インナーバイアホールに対するX線穴加工を必要とせず、X線穴加工を行う際に生じる穴加工ずれがインナーバイアホールと導体回路との位置合わせに影響することはないので当該合わせ精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態におけるプリント配線板の露光用アライメントマークを示す図 本発明の実施の形態におけるプリント配線板の露光用アライメントマークを示す図 本発明の実施の形態におけるプリント配線板の製造方法を示す断面図 従来のプリント配線板の製造方法を示す断面図 従来のプリント配線板のX線認識用インナーバイアホールとアライメント穴との位置関係を示す図
本発明の具体的な事例を以下に説明する。
図1および図2は本発明の実施の形態におけるプリント配線板の露光用アライメントマークを示す図である。なお、図1に多層プリント配線板17の全体の平面図を示し、図2(B)に図1に記載された4隅の表面光沢違いを有した位置認識用マーク18の拡大平面図、図2(C)にその断面図を示す。
また、図1、図2において示された表面光沢違いを有した位置認識用マーク18は、後述する図3の製造工程で示す多層の銅張積層板における位置認識用インナーバイアホール6の平面図を示したものであり、導体回路形成前の2層銅張積層板13および4層銅張積層板16における位置認識用インナーバイアホール6を上下面および正面から見た図である。
ここで、本発明の一実施の形態である貫通孔に導電性ペーストを充填したプリプレグの少なくとも一方の面に銅箔を配置し、加熱加圧することによって得られるプリント配線板の認識マークであって、前記導電性ペーストが充填された前記貫通孔の直上部分とそれ以外の部分の前記銅箔表面の光沢違いにより構成されたことを特徴とするプリント配線板の認識マークが形成される過程としてのプリント配線板の製造工程について、以下に説明する。
プリント配線板の製造工程は少なくとも以下の図3(A)〜(H)の工程を備えたものである。
まず従来技術と同様、図3(A)の工程に示すようにプリプレグシート1の両面に離型性フィルム2をラミネートし、図3(B)の工程に示すようにレーザー加工等の方法を用いて所定の貫通孔の加工位置データに基づいて、導通用インナーバイアホール貫通孔3と、プリプレグシート1の4隅に位置認識用インナーバイアホール貫通孔4を多点打ちし、形成する。ここでの多点打ちは、位置認識用インナーバイアホール貫通孔4の形状を安定させるために行うものである。なお、多点打ちを行った位置認識用インナーバイアホール6の形状は、図2(A)に示すような実施例が考えられる。
次に図3(C)に示すように導通用インナーバイアホール貫通孔3および位置認識用インナーバイアホール貫通孔4に導電性ペースト7を充填し、離型性フィルム2を両面から剥離した後、インナーバイアホール5および位置認識用インナーバイアホール6を備えた層間接着シート12を作製する。
次に図3(D)に示すように、層間接着シート12の両側に粗化処理された銅箔8を積層する。この粗化処理された銅箔8とは、銅箔の両側に粗化処理を実施した銅箔である。この時、図3(D)の上下銅箔の外側にSUS板を配置し、熱プレス機によって加熱加圧し、粗化処理された銅箔8と層間接着シート12とを接着して、基板4隅に多点打ちした位置認識用インナーバイアホール6上の銅箔部分とそれ以外の部分にかかる圧力差により、多点打ちした位置認識用インナーバイアホール6上の粗化処理された銅箔8に周囲と光沢違い部分を有する。そして、図2(B)のような構造をした位置認識用インナーバイアホール6を持つ2層銅張積層板13を形成する。
実施例では銅箔に両側に粗化処理したものを用いたが、一方に粗化処理のない光沢性を有する銅箔を用いても、両側に粗化処理した銅箔と同様に位置認識用インナーバイアホール6上と周辺の銅箔表面とに光沢差が得られる。
次に、この2層銅張積層板13上に感光性エッチングレジストを形成し、上記の多点打ちした位置認識用インナーバイアホール6上の光沢違いを有した銅箔表面を基準に、CCDカメラによる画像認識により露光用マスクフィルムまたは直接描画法の露光機における導体回路形成の位置決めを行う。
その後、露光・現像にて形成したい導体回路パターンのエッチングレジストマスクを形成し、塩化第2銅などの薬液を用いてエッチングを施し、図3(E)に示すような導体回路9および位置決めパターン10を形成する。
以上が本発明の一実施形態であり、従来の層間絶縁用接着シートに導電性ペーストを充填したインナーバイアホールと回路パターンとの位置ズレ量は従来の方法と比較し品質を安定させることができる。
本発明にかかるプリント配線板の認識マークおよびプリント配線板の製造方法は、インナーバイアホールと導体回路との位置合わせ精度を向上することが可能になるので、電子機器等に使用されるプリント配線板等として有用である。
1 プリプレグシート
2 離型性フィルム
3 導通用インナーバイアホール貫通孔
4 位置認識用インナーバイアホール貫通孔
5 インナーバイアホール
6 位置認識用インナーバイアホール
7 導電性ペースト
8 銅箔
9 導体回路
10 位置決めパターン
11 位置決め穴
12 層間接着シート
13 2層銅張積層板
14 2層内層基板
15 層間接着シート
16 4層銅張積層板
17 多層プリント配線板
18 位置認識用マーク

Claims (6)

  1. 貫通孔に導電性ペーストを充填したプリプレグの少なくとも一方の面に銅箔を配置し、加熱加圧することによって得られるプリント配線板の認識マークであって、前記導電性ペーストが充填された前記貫通孔の直上部分とそれ以外の部分の前記銅箔表面の光沢違いにより構成されたことを特徴とするプリント配線板の認識マーク。
  2. 銅箔は表面が粗化された銅箔であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板の認識マーク。
  3. 銅箔の光沢違いは、表面粗さの違いによって現れることを特徴とする請求項2に記載のプリント配線板の認識マーク。
  4. プリプレグに貫通孔及び認識マーク用貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔及び認識マーク用貫通孔に導電性ペーストを充填する工程と、前記プリプレグの少なくとも一方の面に銅箔を重ね合わせて加熱加圧して銅張積層板を形成すると共に、前記認識マーク用貫通孔の直上部分とそれ以外の部分の銅箔表面の光沢違いにより構成された認識マークを形成する工程と前記認識マークを基準に位置合わせすることにより前記銅張積層板に対して導体回路を形成することを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  5. 銅箔の外側にSUS板を配置して加熱加圧することを特徴とする請求項4に記載のプリント配線板の製造方法。
  6. SUS板と銅箔外側界面に接触する、貫通孔に導電性ペーストを充填した直上部分とそれ以外の部分で、それぞれに加わる圧力差を利用することにより銅箔表面の光沢の違いを形成することを特徴とする請求項4に記載のプリント配線板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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