JP2014155183A - 送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法 - Google Patents

送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014155183A
JP2014155183A JP2013025947A JP2013025947A JP2014155183A JP 2014155183 A JP2014155183 A JP 2014155183A JP 2013025947 A JP2013025947 A JP 2013025947A JP 2013025947 A JP2013025947 A JP 2013025947A JP 2014155183 A JP2014155183 A JP 2014155183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
power
transmission circuit
unit
output power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013025947A
Other languages
English (en)
Inventor
Eitaro Akashi
英太郎 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2013025947A priority Critical patent/JP2014155183A/ja
Publication of JP2014155183A publication Critical patent/JP2014155183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmitters (AREA)

Abstract

【課題】送信回路ごとに適当な対応データを作成する。
【解決手段】温度センサ(24)が検知した基板温度と、検波回路部(23)が検知した送信回路の出力電力との組合せを計測値収集部(32)が収集し、収集した組合せを用いて、基板温度の変化と、出力電力の設定電力に対する電力レベルの変化との傾きを傾き算出部(33)が算出し、算出した傾きに基づいて、テーブル作成部(34)が温度補正テーブルを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信回路を制御する送信回路制御装置に関するものである。具体的には、本発明は、上記送信回路制御装置において、上記送信回路またはその周囲の温度に依存する上記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データを作成することに関する。
携帯電話機、基地局等、無線通信を行う機器には、無線送信を行うための送信回路が設けられている。一般に、上記送信回路が生成したRF(Radio Frequency)送信用信号は、周囲の温度等の環境条件の変化、上記機器内の電源電圧の変動、使用部品の性能のバラツキに伴うシステムゲインのバラツキ等により、出力電力(送信電力)の変動が起こりうる。しかしながら、上記RF送信用信号の出力電力は、上記機器が用いられるRF通信システムに適用される規格により、所定の範囲内に抑える必要がある。
従って、上記RF送信用信号の出力電力を監視し、その変動を抑制するように負帰還をかけるAPC(Automatic Power Control)制御が行われており、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
また、上述のように、上記送信回路では、周囲の温度の変化によって出力電力の変動が起こりうる。従って、上記周囲の温度を検知し、検知した温度に基づいて上記負帰還を補正することが望ましい。この場合、上記周囲の温度と、上記負帰還の補正値との対応関係を予め求めて記憶する必要がある。
しかしながら、上記対応関係は、上記周囲の温度を変化させて求める必要がある。このため、従来は、恒温槽等を使用して上記機器の周囲の温度を変化させ、上記RF送信用信号の出力電力と、上記送信回路の周囲の温度(例えば、上記送信回路が設けられた基板の温度)とを測定し、当該測定の結果から、上記周囲の温度と上記補正値との対応関係を示す対応データを作成して、上記機器の記憶部に記憶している。
特開平10−22756号公報(1998年1月23日公開)
しかしながら、上記従来の手法では、上記恒温槽等を使用する必要がある。このため、上記対応データを上記機器の出荷前に作成することはできても、出荷後に作成することは困難である。従って、上記機器の使用期間または使用環境によって上記対応関係が変化すると、上記負帰還を適切に補正できなくなる虞がある。
また、上記恒温槽等を使用する必要があるため、上記対応データを上記機器ごとに作成することは困難である。そこで、従来は、数台の上記機器を利用して代表的な上記対応データを作成し、これを、他の上記機器にも適用させている。しかしながら、上記代表的な対応データが、他の上記機器に適合するとは限らない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、送信回路ごとに適当な対応データを作成することが可能な送信回路制御装置などを提供することにある。
本発明の一態様に係る送信回路制御装置は、送信回路を制御する送信回路制御装置であって、上記課題を解決するために、前記送信回路またはその周囲の温度を検知する温度検知部と、該温度検知部が検知した温度に依存する前記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データであって、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルと前記温度との対応関係を示す対応データを記憶する記憶部と、前記出力電力を検知する電力検知部と、前記電力検知部が検知した出力電力と前記温度検知部が検知した温度との組合せを収集する収集手段と、該収集手段が収集した複数の組合せを用いて、前記温度の変化と前記電力レベルの変化との比率を算出する比率算出手段と、該比率算出手段が算出した比率に基づいて、前記対応データを作成し、前記記憶部に記憶された対応データを更新する対応データ作成手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る対応データ作成方法は、送信回路を制御する送信回路制御装置の記憶部に記憶され、前記送信回路またはその周囲の温度に依存する前記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データを作成する対応データ作成方法であって、上記課題を解決するために、電力検知部が検知した前記出力電力と温度検知部が検知した前記温度との組合せを収集する収集ステップと、該収集ステップにて収集された複数の組合せを用いて、前記温度の変化と、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルの変化との比率を算出する比率算出ステップと、該比率算出ステップにて算出された比率に基づいて、前記温度と前記電力レベルとの対応関係を示す対応データを作成し、記憶部に記憶された対応データを更新する対応データ作成ステップとを含むことを特徴としている。
本発明の一態様によれば、送信回路の出力電力と、該送信回路またはその周囲の温度との組合せを用いて、前記温度と、前記出力電力の設定電力に対する電力レベルとの対応関係を示す対応データが作成されるので、送信回路ごとに適切な対応データを作成できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る移動体通信機器におけるRF送信に関する構成を概略的に示すブロック図である。 基板温度の変化に対する電力レベルの推移を示すグラフである。 上記移動体通信機器において、温度補正テーブルを作成する処理の流れを示すフローチャートである。 上記移動体通信機器におけるモード切替の処理の流れを示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る移動体通信機器10において、RF(無線)送信に関する構成を概略的に示すブロック図である。移動体通信機器10の例としては、携帯電話機、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型PC(Personal Computer)、自動車電話機、PHS(Personal Handyphone System)端末などが挙げられる。なお、移動体通信機器10におけるその他の構成は、従来と同様であるので、その説明を省略する。
(RF送信に関する構成の概要)
図1に示すように、本実施形態に係る移動体通信機器10は、RF送信に関する構成として、制御部20、記憶部21、送信回路部(送信回路)22、検波回路部(電力検知部)23、および温度センサ(温度検知部)24を備えている。制御部20、記憶部21、検波回路部23、および温度センサ24が、送信回路部22を制御する送信回路制御装置を構成する。
制御部20は、移動体通信機器10内の各種構成を統括的に制御するものである。また、記憶部21は、各種データおよびプログラムを記憶するものである。なお、制御部20および記憶部21の詳細については後述する。
送信回路部22は、入力された送信用データを、RF送信に適した形式および電力レベル(信号強度)に変換するものである。送信回路部22にて変換された送信用信号は、アンテナに送信され、該アンテナから外部にRF送信される。なお、送信回路部22の詳細については後述する。
検波回路部23は、送信回路部22からの送信用信号を検波する検波回路を備えており、該検波回路が検波した電圧(検波電圧)から上記送信用信号の出力電力を検知するものである。検波回路部23は、検知した出力電力のデータを制御部20に送信する。
温度センサ24は、送信回路部22またはその周囲の温度を検知するものである。温度センサ24は、検知した温度のデータを制御部20に送信する。本実施形態では、温度センサ24は、送信回路部22が設けられた基板に設けられて、当該基板の温度(以下、「基板温度」と称する。)を検知している。
本実施形態の移動体通信機器10では、制御部20は、設定された電力(設定電力)の送信用信号を送信回路部22が出力するように、当該設定電力に対応する設定値を送信回路部22に指示する。また、記憶部21は、温度センサ24が検知する基板温度と、出力電力の上記設定電力に対する電力レベルとを対応付けた温度補正テーブルを記憶している。
また、制御部20は、記憶部21に記憶された温度補正テーブルを参照して、温度センサ24が検知した基板温度に対応する温度補正値を取得し、取得した温度補正値に基づいて温度補正された設定値を送信回路部22に指示する。これにより、送信回路部22は、上記基板温度が変化しても、送信用信号の出力電力を、設定電力に維持することができる。
さらに、制御部20は、検波回路部23が検知した出力電力と、温度センサ24が検知した基板温度との組合せを収集し、収集した組合せを用いて、上記基板温度の変化に対する上記電力レベルの変化の傾き(比率)aを算出し、算出した傾きaに基づいて、温度補正テーブルを作成し、記憶部21に記憶する。これにより、送信回路部22ごとに適切な温度補正テーブルを作成することができる。また、移動体通信機器10の使用期間、使用環境などにより、上記傾きaが変化しても、変化した傾きaに対応する温度補正テーブルを作成し利用することができる。
(RF送信に関する構成の詳細)
次に、制御部20、記憶部21、および送信回路部22の詳細について説明する。図1に示すように、制御部20は、AGC制御部(設定値指示手段)30、APC制御部(自動電力制御手段)31、計測値収集部(収集手段)32、傾き算出部(傾き算出手段)33、テーブル作成部(対応データ作成手段)34、温度補正部35、およびモード切替部36を備える構成である。また、記憶部21は、温度補正テーブル(対応データ)の初期値40と変更値41とを記憶している。また、送信回路部22は、信号処理部50、可変利得アンプ51、BPF(Band Pass Filter)52、およびパワーアンプ53を備える構成である。
送信回路部22において、入力された送信用データに対し、信号処理部50がRF送信に適した形式に変換し、可変利得アンプ51が電圧増幅し、BPF52が所定の周波数帯域に制限し、パワーアンプ53が電力増幅する。そして、パワーアンプ53が増幅した信号を送信用信号としてアンテナに送信する。なお、信号処理部50では、チャネル符号化処理、ベースバンド信号処理、データの変調処理、RF処理などが行われる。また、可変利得アンプ51およびパワーアンプ53の増幅度は、制御部20によって制御される。
記憶部21について、温度補正テーブル40・41は、温度センサ24が検知した基板温度と、該基板温度における上記電力レベルの変化量とを対応付けたものである。温度補正テーブルの初期値40は、移動体通信機器10の出荷前に制御部20によって作成されたものである。一方、温度補正テーブルの変更値41は、移動体通信機器10の出荷後に制御部20によって作成されるものである。温度補正テーブルは、通常は初期値40が利用され、所定の条件下で変更値41が利用される。なお、上記所定の条件については後述する。
なお、温度補正テーブルの初期値40は、上述のように、恒温槽を用いた従来の手法で作成してもよいが、制御部20が作成することが望ましい。この場合、送信回路部22ごとに適切な温度補正テーブルの初期値40を作成することができ、送信回路部22のバラツキに対応することができる。
制御部20において、AGC制御部30は、送信回路部22からの送信用信号の出力電力が設定電力となるよう、可変利得アンプ51にAGC制御電圧(設定値)を印加するものである。
APC制御部31は、検波回路部23が検知した上記送信用信号の出力電力に基づいて可変利得アンプ51の増幅度を制御することにより、パワーアンプ53の出力電力が設定電力を維持するように制御するものである。なお、APC制御部31は、信号処理部50の出力電圧を制御したり、パワーアンプ53の増幅度を制御したりすることにより、パワーアンプ53の出力電力を制御してもよい。
計測値収集部32は、AGC制御部30の上記AGC制御電圧が所定値である時に、検波回路部23から取得した上記送信用信号の出力電力のデータと、温度センサ24から取得した上記基板温度のデータとを組み合わせて収集するものである。計測値収集部32は、収集した上記出力電力および上記基板温度の組合せデータを傾き算出部33に送出する。
傾き算出部33は、計測値収集部32からの複数の組合せデータから、上記基板温度に対する上記電力レベルの変化量の傾きaを算出する。傾き算出部33は、算出した傾きaをテーブル作成部34に送出する。
上記傾きaの詳細について、図2を参照して説明する。図2は、上記基板温度tの変化に対する上記電力レベル差ΔPの推移を示すグラフである。
図2に示すグラフでは、横軸は基板温度t(単位:℃)である。一方、縦軸は、電力レベル差ΔP(単位:dB)であり、次式で表される。
ΔP=P(t)−P(t) ・・・(1)。
ここで、P(t)は、或る基板温度tにおける電力レベルである。また、P(t)は、基準となる基板温度t(図2の例では25℃)における電力レベルである。従って、t=25℃の場合、ΔP=0である。また、図2では、AGC制御電圧が或る値(AGC値1)である場合のグラフと、AGC制御電圧が別の値(AGC値2)である場合のグラフとが示されている。
図2を参照すると、基板温度tと電力レベル差ΔPとは良好な線形性を有していることが理解できる。従って、所定のAGC制御電圧における上記電力レベルおよび上記基板温度から、例えば最小自乗法を用いることにより、基板温度tに対する電力レベル差ΔPの傾きaを算出することができる。また、この傾きaは、AGC制御電圧に依存しないことが理解できる。従って、所定のAGC制御電圧において算出された傾きaは、任意のAGC制御電圧における傾きaに適用することができる。
テーブル作成部34は、傾き算出部33からの傾きaに基づいて、基板温度tと電力レベル差ΔPとを対応づけた温度補正テーブルを作成するものである。テーブル作成部34は、作成した温度補正テーブルで、記憶部21の温度補正テーブルの変更値41を更新する。そして、テーブル作成部34は、温度補正テーブルの変更値41を用いて温度補正を行うように温度補正部35に指示する。
本実施形態では、テーブル作成部34は、傾き算出部33からの傾きaが、出荷前に算出された傾きである初期値aに近い場合、すなわち初期値aから所定範囲内(例えば±10%)に含まれる場合、上記温度補正テーブルの作成を省略する。そして、テーブル作成部34は、温度補正テーブルの初期値40を用いて温度補正を行うように温度補正部35に指示する。これにより、テーブル作成部34における処理が簡略化される。
温度補正部35は、テーブル作成部34からの指示に基づき、記憶部21から読み出した温度補正テーブルの初期値40および変更値41の一方を参照して、温度センサ24からの基板温度tに対応する電力レベル差ΔPをAGC制御部30に送出するものである。これにより、AGC制御部30は、電力レベル差ΔPに基づいて、出力電力Pが設定電力Pになるように、AGC制御電圧を温度補正して、可変利得アンプ51を制御する。
例えば、基板温度tが25℃よりも低くなると、出力電力Pが設定電力Pよりも上昇するので、AGC制御部30は、該上昇分に応じてAGC制御電圧を降下させることになる。パワーアンプ53の出力電力Pは、パワーアンプ53に入力される信号の電力、すなわちAGC制御電圧に依存するので、AGC制御電圧を降下させることにより、出力電力Pも降下することになり、その結果、出力電力Pを設定電力Pに維持できる。
一方、基板温度tが25℃よりも高くなると、出力電力Pが設定電力Pよりも降下するので、AGC制御部30は、該降下分に応じてAGC制御電圧を上昇させることになる。これにより、出力電力Pも上昇することになり、その結果、出力電力Pを設定電力Pに維持できる。
従って、AGC制御部30が、基板温度tの変化に対応してAGC制御電圧を変化させることにより、上記送信用信号の出力電力Pを設定電力Pに維持することができる。
モード切替部36は、検波回路部23からの出力電力Pのデータに基づいて、APC制御部31による制御を行うAPC制御モードと、APC制御部31による制御を行わないAPC非制御モードとを切り替えるものである。
一般に、検波回路部23は、特性の同じ2つの検波ダイオードを用いるなど、温度によるばらつきを抑える構造になっている。従って、APC制御モードの場合、基板温度tが変化しても、検波回路部23は、検波電圧の変化が少ないので、出力電力Pを正確に検知することができる。しかしながら、出力電力Pが低いと、上記検波電圧の分解能が低くなり、送信回路部22を精度よく制御することができない。
そこで、本実施形態では、モード切替部36は、出力電力Pが所定値(例えば18dBm)以上の高電力である場合、APC制御モードとし、出力電力Pが所定値よりも小さい中・低電力である場合、APC非制御モードとしている。これにより、任意の出力電力Pについて、送信回路部22を精度よく制御することができる。
また、モード切替部36は、現在のモードがAPC制御モードである場合、APC制御部31に動作を行うように指示する一方、温度補正部35に動作を停止するように指示する。また、モード切替部36は、現在のモードがAPC非制御モードである場合、APC制御部31に動作を停止するように指示する一方、温度補正部35に動作を行うように指示する。
これにより、APC制御を行う場合には、AGC制御に対する温度補正を行わない一方、APC制御を行わない場合には、AGC制御に対する温度補正を行うことにより、動作の効率化を図ることができる。ただし、APC制御を行う場合でも送信開始時の初期送信電力(送信開始電力)にはAPC制御を行うことが不可能であるため、温度補正部35を動作させて適切な出力電力Pとなるよう制御する必要がある。
(温度補正テーブルの作成処理)
次に、上記構成の移動体通信機器10における制御部20の処理動作について、図3および図4を参照して説明する。図3は、温度補正テーブルを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、計測値収集部32は、AGC制御電圧が所定値となるまで待機し(S10)、所定値となった場合、温度センサ24が検知した基板温度tと、検波回路部23が検知した送信用信号の出力電力Pとの組合せを収集する(S11、収集ステップ)。
次に、傾き算出部33は、傾きの算出条件を満たすか否かを判断する(S12)。当該算出条件の例としては、上記組合せの数が所定数(例えば5つなど)に到達しているという条件、前回の温度補正テーブルの作成から所定期間(例えば1日、1週間、1ヶ月など)を経過しているという条件、これらの条件の組合せ、などが挙げられる。上記傾きの算出条件を満たさない場合、ステップS10に戻って上記動作を繰り返す。
上記傾きの算出条件を満たす場合、傾き算出部33は、基板温度tおよび出力電力Pの組合せを用いて、基板温度tの変化に対する電力レベル差ΔPの変化の割合を示す傾きaを算出する(S13、傾き算出ステップ)。次に、テーブル作成部34は、次式を満たすか否か、すなわち、算出した傾きaが初期値aに近いか否かを判断する(S14)。ここで、δはaからの近似の範囲を示しており、例えばaの約10%である。
|a−a|≦δ ・・・(2)。
上記式(2)を満たさない場合、テーブル作成部34は、傾き算出部33が算出した傾きaから温度補正テーブルを作成し、作成した温度補正テーブルで、記憶部21における温度補正テーブルの変更値41を更新する(S15、対応データ作成ステップ)。次に、テーブル作成部34は、温度補正部35に対し、記憶部21における温度補正テーブルの変更値41を用いて温度補正を行うように指示する(S16)。その後、ステップS10に戻って上記動作を繰り返す。
一方、上記式(2)を満たす場合、テーブル作成部34は、温度補正テーブルを作成せずに、温度補正部35に対し、記憶部21における温度補正テーブルの初期値40を用いて温度補正を行うように指示する(S17)。その後、ステップS10に戻って上記動作を繰り返す。
(モード切替の処理)
図4は、モード切替部36におけるモード切替の処理の流れを示すフローチャートである。図示のように、検波回路部23が検知した送信用信号の出力電力Pが所定値P以上であるか否かを判断する(S20)。
出力電力Pが所定値P以上の高電力である場合、モード切替部36は、温度補正部35に対し、AGC制御部30におけるAGC制御への温度補正を停止するように指示する一方(S21)、APC制御部31に対し、APC制御を実行するように指示する(S22)。その後、ステップS20に戻って上記動作を繰り返す。
一方、出力電力Pが所定値Pよりも小さい中・小電力である場合、モード切替部36は、APC制御部31に対し、APC制御を停止するように指示する一方(S23)、温度補正部35に対し、AGC制御部30におけるAGC制御への温度補正を実行するように指示する(S24)。その後、ステップS20に戻って上記動作を繰り返す。
〔実施形態2〕
本発明の別の実施形態では、計測値収集部32は、AGC制御電圧、基板温度t、および出力電力Pの組合せを、所定期間ごとに収集するものである。また、傾き算出部33は、傾きaの算出条件を満たす場合(図3のS12)に、上記組合せの数が最も多いAGC制御電圧を特定し、特定したAGC制御電圧を含む組合せを抽出し、抽出した組合せに含まれる基板温度tおよび出力電力Pを用いて、上記傾きaを算出するものである。
本実施形態の場合、上記実施形態に比べて、収集する計測値の数が増加するが、AGC制御電圧が所定値である場合という、基板温度tおよび出力電力Pを収集する条件を決定する必要がない。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態では、計測値収集部32は、AGC制御電圧を固定し、基板温度tを変化させて、出力電力Pを収集するものである。本実施形態は、基板温度tの変化が容易であり、出力電力Pの変化が許容される製造工場内での実施に好適である。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
例えば、上記実施形態では、検波回路部23が検知する出力電力Pに温度依存性がないとしているが、温度依存性がある場合には、計測値収集部32、傾き算出部33、およびテーブル作成部34によって作成された温度補正テーブルに基づいて、APC制御部31に対し温度補正を行うことが望ましい。
また、上記実施形態では、記憶部21に記憶される温度補正テーブルは、基板温度tと電力レベル差ΔPとを対応付けたものであるが、基板温度tと、温度補正された設定値とを対応付けたものであってもよい。この場合、温度補正部35を省略することができる。
また、上記実施形態では、記憶部21には、温度補正テーブルが記憶されているが、傾き算出部33が算出した傾きaと、基準の温度t(=25℃)とを記憶してもよい。この場合、温度補正部35は、記憶部21から読み出した傾きaおよび基準の温度tによって規定される一次方程式ΔP=a×(t−t)に対し、温度センサ24からの基板温度tを代入することにより、電力レベル差ΔPを算出することができ、算出した電力レベル差ΔPをAGC制御部30に送出することができる。
また、上記実施形態では、移動体通信機器10に本発明を適用しているが、携帯電話システムの基地局、無線LANのアクセスポイントなど、無線送信を行う任意の機器に適用することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
移動体通信機器10の制御ブロック(特に制御部20)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、移動体通信機器10は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る送信回路制御装置は、送信回路を制御する送信回路制御装置であって、前記送信回路またはその周囲の温度を検知する温度検知部と、該温度検知部が検知した温度に依存する前記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データであって、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルと前記温度との対応関係を示す対応データを記憶する記憶部と、前記出力電力を検知する電力検知部と、前記電力検知部が検知した出力電力と前記温度検知部が検知した温度との組合せを収集する収集手段と、該収集手段が収集した複数の組合せを用いて、前記温度の変化と前記電力レベルの変化との比率を算出する比率算出手段と、該比率算出手段が算出した比率に基づいて、前記対応データを作成し、前記記憶部に記憶された対応データを更新する対応データ作成手段とを備えている。
上記の構成によれば、電力検知部が検知した送信回路の出力電力と、温度検知部が検知した前記送信回路またはその周囲の温度との組合せが収集され、収集された複数の組合せを用いて、前記温度の変化と、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルの変化との比率が算出され、算出された比率に基づいて、前記温度と前記電力レベルとの対応関係を示す対応データが作成されて、記憶部に記憶された対応データが更新される。従って、前記送信回路ごとに適切な対応データを作成することができる。
なお、前記対応データは、テーブル形式であってもよいし、前記比率と、前記温度の変化を算出する基準となる基準値との組合せであってもよい。
本発明の態様2に係る送信回路制御装置は、上記態様1において、前記収集手段は、前記設定電力またはその対応値が所定値である時に、前記出力電力と前記温度との組合せを収集してもよい。
ところで、前記出力電力は前記設定電力および前記温度に依存するが、前記設定電力が一定である場合、前記比率は前記設定電力に依存しないことが、実験により判明している。そこで、上記の構成によれば、前記設定電力に関係なく前記組合せを収集する場合に比べて、収集する組合せの数を著しく減らすことができ、当該組合せを一時記憶する記憶装置の使用リソースが少なくてすむ。
なお、電力検知部における分解能の観点から、前記出力電力はある程度大きいことが望ましいので、前記組合せを収集する前記設定電力は、例えば携帯電話機であれば、18dBm程度以上であることが好ましい。
本発明の態様3に係る送信回路制御装置は、上記態様1において、前記収集手段は、前記設定電力またはその対応値と、前記出力電力と、前記温度との組合せを収集しており、前記比率算出手段は、組合せの数が最も多い設定電力またはその対応値を特定し、特定した設定電力またはその対応値を含む組合せを用いて、前記比率を算出してもよい。
上記の構成によれば、上記態様2に比べて、収集する計測値の数が増加するが、設定電力またはその対応値が所定値である場合という、前記温度および前記出力電力を収集するための条件を設定する必要がない。
本発明の態様4に係る送信回路制御装置は、上記態様1において、前記収集手段は、前記設定電力またはその対応値を固定し、前記温度を変化させて前記出力電力を収集してもよい。この場合、前記温度の変化が容易であり、前記出力電力の変化が許容される製造工場内での実施に好適である。
本発明の態様5に係る送信回路制御装置は、上記態様1から4までの何れかにおいて、前記記憶部は、前記比率が初期値である場合の対応データをさらに記憶しており、前記対応データ作成手段は、前記比率算出手段が算出した比率が、前記初期値から所定範囲内に含まれる場合、前記比率が初期値である場合の対応データが、前記補正に利用されてもよい。この場合、前記対応データ作成手段が前記対応データを作成することを省略できるので、前記対応データの更新までの処理を迅速に行うことができる。
本発明の態様6に係る移動体通信機器は、前記送信回路と、上記態様1から5までの何れかにおける送信回路制御装置とを備えてもよい。この場合、上述と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る送信回路制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記送信回路制御装置が備える各手段として動作させることにより上記送信回路制御装置をコンピュータにて実現させる送信回路制御装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の態様7に係る対応データ作成方法は、送信回路を制御する送信回路制御装置の記憶部に記憶され、前記送信回路またはその周囲の温度に依存する前記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データを作成する対応データ作成方法であって、電力検知部が検知した前記出力電力と温度検知部が検知した前記温度との組合せを収集する収集ステップと、該収集ステップにて収集された複数の組合せを用いて、前記温度の変化と、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルの変化との比率を算出する比率算出ステップと、該比率算出ステップにて算出された比率に基づいて、前記温度と前記電力レベルとの対応関係を示す対応データを作成し、記憶部に記憶された対応データを更新する対応データ作成ステップとを含んでいる。
上記の方法によれば、上述と同様に作用するので、前記送信回路ごとに適切な対応データを作成することができる。
本発明は、送信回路の出力電力と、該送信回路またはその周囲の温度との組合せを用いて、前記温度と、前記出力電力の設定電力に対する電力レベルとの対応関係を示す対応データが作成されることにより、送信回路ごとに適切な対応データを作成できるので、温度依存性を有する任意の送信回路に本発明を適用することができる。
10 移動体通信機器
20 制御部
21 記憶部
22 送信回路部(送信回路)
23 検波回路部(電力検知部)
24 温度センサ(温度検知部)
30 AGC制御部
31 APC制御部
32 計測値収集部(収集手段)
33 傾き算出部(比率算出手段)
34 テーブル作成部(対応データ作成手段)
35 温度補正部
36 モード切替部
40・41 温度補正テーブル(対応データ)
50 信号処理部
51 可変利得アンプ
52 BPF
53 パワーアンプ
P 出力電力
t 基板温度
ΔP 電力レベル差

Claims (5)

  1. 送信回路を制御する送信回路制御装置であって、
    前記送信回路またはその周囲の温度を検知する温度検知部と、
    該温度検知部が検知した温度に依存する前記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データであって、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルと前記温度との対応関係を示す対応データを記憶する記憶部と、
    前記出力電力を検知する電力検知部と、
    前記電力検知部が検知した出力電力と前記温度検知部が検知した温度との組合せを収集する収集手段と、
    該収集手段が収集した複数の組合せを用いて、前記温度の変化と前記電力レベルの変化との比率を算出する比率算出手段と、
    該比率算出手段が算出した比率に基づいて、前記対応データを作成し、前記記憶部に記憶された対応データを更新する対応データ作成手段とを備えることを特徴とする送信回路制御装置。
  2. 前記収集手段は、前記設定電力またはその対応値が所定値である時に、前記出力電力と前記温度との組合せを収集することを特徴とする請求項1に記載の送信回路制御装置。
  3. 前記収集手段は、前記設定電力またはその対応値と、前記出力電力と、前記温度との組合せを収集しており、
    前記比率算出手段は、組合せの数が最も多い設定電力またはその対応値を特定し、特定した設定電力またはその対応値を含む組合せを用いて、前記比率を算出することを特徴とする請求項1に記載の送信回路制御装置。
  4. 前記収集手段は、前記設定電力またはその対応値を固定し、前記温度を変化させて前記出力電力を収集することを特徴とする請求項1に記載の送信回路制御装置。
  5. 送信回路を制御する送信回路制御装置の記憶部に記憶され、前記送信回路またはその周囲の温度に依存する前記送信回路の出力電力を設定電力に補正するために利用される対応データを作成する対応データ作成方法であって、
    電力検知部が検知した前記出力電力と温度検知部が検知した前記温度との組合せを収集する収集ステップと、
    該収集ステップにて収集された複数の組合せを用いて、前記温度の変化と、前記出力電力の前記設定電力に対する電力レベルの変化との比率を算出する比率算出ステップと、
    該比率算出ステップにて算出された比率に基づいて、前記温度と前記電力レベルとの対応関係を示す対応データを作成し、記憶部に記憶された対応データを更新する対応データ作成ステップとを含むことを特徴とする対応データ作成方法。
JP2013025947A 2013-02-13 2013-02-13 送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法 Pending JP2014155183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013025947A JP2014155183A (ja) 2013-02-13 2013-02-13 送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013025947A JP2014155183A (ja) 2013-02-13 2013-02-13 送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014155183A true JP2014155183A (ja) 2014-08-25

Family

ID=51576613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013025947A Pending JP2014155183A (ja) 2013-02-13 2013-02-13 送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014155183A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090303A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機
WO2016185515A1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 株式会社東芝 制御装置、および無線モジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090303A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社鷺宮製作所 液体検知ユニット、圧縮機及び空気調和機
WO2016185515A1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 株式会社東芝 制御装置、および無線モジュール

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8185066B2 (en) Multimode power amplifier with predistortion
KR101497248B1 (ko) 변조 방식 및 전송 전력 피드백에 기초하여 조정된 증폭기 바이어스를 가지는 무선 트랜시버
CN108964794B (zh) 一种信道校准方法、终端及计算机可读存储介质
EP2728747A1 (en) Amplification output control device and amplification output control method
JP2014155183A (ja) 送信回路制御装置および該装置における対応データ作成方法
JP2011228774A (ja) 電力制御装置および、電力制御方法
JP2012199716A (ja) 増幅器、送信装置およびゲート電圧決定方法
JP5069211B2 (ja) 温度補償回路および温度補償方法
CN105900334A (zh) 用于调节峰值功率能力的方法和装置
JP4284400B2 (ja) 携帯電話機、方法及びプログラム
JP2017192065A (ja) 増幅装置及び無線装置
WO2016177161A1 (zh) 下行载波平坦度补偿方法及装置
JP5251343B2 (ja) 歪補償装置、無線通信装置、歪補償方法および無線通信方法
JP4304296B2 (ja) 送信電力制御回路および送信電力制御回路を備えた無線通信装置
JPWO2015083296A1 (ja) 電力調整方法、電力調整プログラム、電力調整装置及び半導体集積回路
KR20100098832A (ko) 이동통신 시스템에서 알에프 팜 이득 스테이트 조절 장치 및 방법
JP2015139166A (ja) 調整情報補正装置、調整情報補正方法、および通信装置
JP5370223B2 (ja) 無線端末及びデバイスの冷却方法
JP6269011B2 (ja) 無線装置及び無線通信システム
JP4631489B2 (ja) 無線端末及びそれに用いるapc制御方法
CN109981187A (zh) 图传校准方法、装置、存储介质及电子设备
KR100897917B1 (ko) 집적 회로를 온도에 대해 캘리브레이션하는 방법 및 그장치
JP2017028535A (ja) 送信回路及び送信回路の制御方法
JP5985931B2 (ja) 受信装置及びその制御方法
JP2013172225A (ja) 無線通信装置の調整方法