JP2014155308A - 充電装置 - Google Patents

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健介 佐々木
Hiroki Tanaka
大記 田中
Yuichi Shibukawa
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Abstract

【課題】絶縁性を確保するための重量の増加及び高コスト化を防ぐ充電装置を提供する。
【解決手段】交流電力供給源からの電力でバッテリ1を充電する充電装置において、多重巻線51,52を有するモータ50と、多重巻線のうち一方の巻線とバッテリとの間に接続され、入力された直流電力を交流電力に変換しモータに出力する第1インバータ31と、多重巻線のうち他方の巻線とバッテリとの間に接続され、入力された直流電力を交流電力に変換しモータに出力する第2インバータ32と、交流電力供給源から入力される交流電力の力率を改善する回路部40と、第1インバータ、第2インバータ及び回路部を制御する制御部100とを有し、制御部は、交流電力供給源を用いて第1インバータからの出力電力でバッテリを充電する場合には、回路部を用いて交流電力供給源から供給される電力を平滑して、回路部から前記第2インバータに電力を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電装置に関するものである。
二次電池の電力をインバータにより三相交流に変換し、モータを駆動する回路において、商用電源の一方の端子をモータ中性点に、他方の端子を、放電回路を構成する複数のダイオード及び複数のトランジスタを介して、バッテリの正極、負極に接続し、当該トランジスタと前記インバータのトランジスタをオン、オフ制御して、二次電池の電力を商用電源に変換する充電装置が開示されている(特許文献1)。
特開平10−117445号公報
しかしながら、上記の充電装置では、商用電源とバッテリとが直流的に接続されており、安全性を確保するためには、バッテリ、モータ、インバータ、及びコネクタの要素を、絶縁性の高いものにする必要がある。そのため、絶縁性を高くすることによる重量の増加及び高コストが問題となっていた。
本発明が解決しようとする課題は、絶縁性を確保するための重量の増加及び高コスト化を防ぐ充電装置を提供することである。
本発明は、交流電力供給源を用いて第1インバータからの出力電力でバッテリを充電する場合には、交流電力の力率を改善する回路部を用いて交流電力源から供給される電力を平滑して、回路部から第2インバータに電力を出力させて、第2インバータの複数のアーム回路のうち一のアーム回路を含む回路により回路部を構成する、ことによって上記課題を解決する。
本発明は、交流電源供給源を用いてバッテリを充電する場合に、モータ及びインバータを絶縁型DCDCコンバータとして動作させることにより、絶縁性を高めているので、絶縁性を確保するための重量の増加及び高コスト化を防ぐことができる。
本発明の実施形態に係る充電システムのブロック図である。 バッテリ充電時における、図1の等価回路である。 本発明の他の実施形態に係る充電システムのブロック図である。 バッテリ充電時における、図3の等価回路である。 本発明の他の実施形態に係る充電システムにおいて、バッテリ充電時における等価回路である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係る充電装置を含む充電システムのブロック図である。詳細な図示は省略するが、本例の電気自動車は、三相交流電力の永久磁石モータ5を走行駆動源として走行する車両であり、モータ50は電気自動車の車軸に結合されている。以下、電気自動車を例に説明するが、ハイブリッド自動車(HEV)にも本発明を適用可能であり、車両以外の装置にも本発明を適用可能である。また充電装置は車両に搭載されている。
本例の充電システムは、バッテリ1と、電圧センサ2と、インバータ31、32と、力率改善回路(PFC)40と、モータ50と、充電ポート7と、コントローラ100を備えている。
バッテリ1は、図示しないリレースイッチを介してインバータ31、32にそれぞれ接続されている。バッテリ1は、例えばリチウムイオン電池等の二次電池により構成され、モータ50の電力源となる。バッテリ1は、モータ50の回生制御による電力、及び、外部の商用電源等の交流電源8(図2を参照)からの電力により充電される。
電圧センサ2は、バッテリ1の端子間の電圧を検出するセンサであり、バッテリ1に接続されている。
インバータ31は、バッテリ1から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ50に供給するDC/ACインバータであり、バッテリ1とモータ50との間に接続されている。インバータ31は、直流側に平滑用のコンデンサ311と、複数のスイッチング素子(絶縁ゲートバイポーラトランジスタIGBT)Q1〜Q6と、各スイッチング素子Q1〜Q6に並列に接続され、スイッチング素子Q1〜Q6の電流方向とは逆方向に電流が流れる整流素子(還流ダイオード)D1〜D6とを有している。また、スイッチング素子とダイオードとの並列回路を、一対に直列に接続することでアーム回路が形成され、3つのアーム回路が、電源線P,N間で並列に接続されている。そして、各相のアーム回路の2つのスイッチング素子の接続点(U相の例では、スイッチング素子Q1のエミッタ端子と、スイッチング素子Q2のコレクタ端子との接続点)が、モータ50の三相入力部にそれぞれ接続されている。スイッチング素子Q1〜Q6は、コントローラ100から送信される駆動信号に基づきオン及びオフを切り替え、電力を変換する。
インバータ32は、バッテリ1から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ50に供給するDC/ACインバータであり、バッテリ1とモータ50との間に接続されている。またインバータ32は、力率改善回路40から入力される電力を交流電力に変換して、モータ50に供給するインバータである。インバータ32は、直流側に平滑用のコンデンサ321、322と、スイッチング素子Q7〜Q12と、整流素子D7〜D12を有している。
平滑コンデンサ321、322は直列に接続され、バッテリ1の両端に接続された電源線P、Nの間に接続され、インバータ32の複数のアーム回路(スイッチング素子Q7〜Q12及びダイオードD7〜D12)に対して並列に接続されている。スイッチング素子Q7〜Q12及びダイオードD7〜D12の接続回路は、インバータ31のスイッチング素子Q1〜Q6及びダイオードD1〜D6の接続回路と同様であるため、説明を省略する。
モータ50は、例えば多重巻線を有する同期モータ或いは誘導モータであって、インバータ31、32の交流側に接続されている。モータ50はバッテリ1からの電力で駆動する。モータ50は、インバータ31に接続された巻線51(第1巻線)と、インバータ32に接続された巻線52(第2巻線)とを備えている。
第1巻線51はスター状に結線した3つのコイル51u、51v、51wで構成され、第2巻線52はスター状に結線した3つのコイル52u、52v、52wで構成されている。3つのコイル51u、51v、51w及び3つのコイル52u、52v、52wは、インバータ31、32のu、v、w相のアーム回路と対応している。
第1巻線51と第2巻線52との間は、直流的には導通していないが、各相のコイル間で、磁気的に結合されている。そのため、交流電流が第2巻線に流れると、第1巻線51に誘導電流が発生し、誘導電流がインバータ31の交流側に流れる。すなわち、モータ50はトランスとして作用し、インバータ31、32は第1巻線51及び第2巻線52に対して独立したインバータになっている。これにより、本例は、第1巻線51と第2巻線52との間で、直流的な絶縁を確保している。
モータ50は発電機としても駆動し、モータ50の回生により発生する電力で、バッテリ1を充電することも可能である。なお、モータ50は、多重巻線を有したモータであれば、誘導モータ等の他の種類のモータであってもよい。
力率改善回路40は、交流電源8から供給される交流電力の力率を改善しつつ、当該交流電力を平滑して、インバータ32に直流電力を出力する回路である。力率改善回路40は、インバータ32とモータ50との間に接続されている。力率回線回路40は、スイッチング素子Q7、Q8とダイオードD7、D8と、平滑コンデンサ321、322と、リレースイッチ41と、平滑リアクトル42とを有している。
スイッチング素子Q7、Q8及びダイオードD7、D8は、インバータ32を構成する三相アーム回路のうち、u相のアーム回路である。また、スイッチング素子Q7、Q8及びダイオードD7、D8は、力率改善回路40の回路素子の一部にもなっている。すなわち、スイッチング素子Q7、Q8及びダイオードD7、D8は、インバータ32及び力率改善回路40の共通の回路素子である。
また、平滑コンデンサ321、322は、インバータ32の平滑用のコンデンサであり、力率改善回路40の回路素子の一部にもなっている。すなわち、平滑コンデンサ321、322も同様に、インバータ32及び力率改善回路40の共通の回路素子である。
リレースイッチ41は、スイッチング素子Q7、Q8の接続点とコイル51uとの間の電流経路、及び、スイッチング素子Q7、Q8の接続点と平滑コイル42との間の電流経路を切り替え可能とするスイッチである。リレースイッチ41はa接点とb接点を有している。a接点は配線でコイル52uに接続され、b接点は配線
で平滑リアクトル42の一端に接続されている。
リレースイッチ41のa接点が閉じることで、インバータ32の三相のアーム回路とモータ50の三相のコイル52u、52v、52wとの間が導通する。一方、リレースイッチ41のb接点が閉じることで、インバータ32のU相のアーム回路と充電ポート7との間が導通し、スイッチング素子Q7、Q8の接続点からモータ50のU相の入力部への出力線は遮断する。
平滑リアクトル42は、リレースイッチ41と充電ポート7との間に接続されている。
充電ポート7は、外部充電施設の充電ケーブルを接続するためのコネクタである。充電ポート7は、リレースイッチ41及び平滑リアクトル42を介して配線によりスイッチング素子Q7、Q8の接続点に接続され、配線により平滑コンデンサ321、322の接続点(中点)にそれぞれ接続されている。これにより、充電ポート7は、スイッチング素子Q7、Q8の接続点とインバータ32との間に接続されている。
充電ポート7に接続される交流電源8(図2を参照)は、車両の外側に設けられた商用電源等の交流電力を供給する電源(交流電力供給源)であって、外部の電源となる。交流電源8は、バッテリ1を充電する際の電力源となる。
コントローラ100は、モータ5の駆動制御及びバッテリ1の充電制御を行う制御部である。コントローラ100はリレースイッチ41の接点を切り替える。コントローラ100は、電圧センサからの信号及び電流センサからの信号を読み込んで、インバータ31、32を制御する。
次に、バッテリ1の電力によるモータ50の駆動制御について、図1を用いて説明する。
車両を走行可能な状態にするためのメインスイッチがオンになると、コントローラ100は、バッテリ1とインバータ31、32との間のリレースイッチ(図示しない)をオンにし、リレースイッチ41のa接点を閉じる。バッテリ1の電力は、インバータ31を介してモータ50の第1巻線51に供給され、インバータ32を介してモータ50の第2巻線52に供給される。
コントローラ100は、バッテリ1からインバータ31、32に入力される電力に対して、モータ50から要求トルクを出力させるように、インバータ31、32のPWM制御を行う。
コントローラ100は、図示しない運転者によって操作されるアクセルの開度を検出するアクセルセンサの検出値等の車両情報に基づくトルク指令値、電圧センサ21、22の検出電圧、及び、モータ50の回転速度を検出するセンサ(図示しない)の検出値から電流指令値を算出する。そして、コントローラ100は、電流センサ(図示しない)からの信号を読み込み、相電流の検出値を電流指令値と一致させる指令値を算出し、当該指令値からインバータ31のスイッチング素子Q1〜Q6及びインバータ31のスイッチング素子Q7〜Q12を駆動させるPWM信号を生成して、各スイッチング素子Q1〜Q12に出力する。これにより、インバータ31、32の各スイッチング素子Q1〜Q12において、スイッチング動作が行われバッテリ1の電力でモータ50が駆動する。
次に、交流電源8の電力によるバッテリ1の充電について、図2を用いて説明する。図2は、交流電源8を用いて、バッテリ1を充電している場合の図1の等価回路である。
まず、交流電源8の電力でバッテリ1を充電する際の回路構成について、説明する。交流電源8の電力でバッテリ1を充電する場合には、リレースイッチ41のb接点は閉じた状態であり、a接点は開いた状態である。
リレースイッチ41のb接点が閉じられることで、リレースイッチ41の接点b、平滑リアクトル42、スイッチング素子Q7、Q8の接続点及び平滑コンデンサ321、322の接続点を含む閉回路が形成される。力率改善回路40内には、スイッチング素子Q7、Q8及びダイオードD7、D8のハーフブリッジ回路(インバータ31の1レグ)が形成され、当該ハーブブリッジ回路は、平滑コンデンサ321、322を介して、平滑コンデンサ321、322の接続点に接続されている。
すなわち、力率改善回路40は、インバータ32のスイッチング素子Q7、Q8、ダイオードD7、D8、及び平滑コンデンサ321、322を含む回路により構成されている。言い換えると、力率改善回路40は、インバータ32の回路構成であるスイッチング素子Q7、Q8、ダイオードD7、D8、及び平滑コンデンサ321、322を利用して、構成されている。そのため、本例は、力率改善回路40用に、別途スイッチング素子又はダイオードを設けていない。
リレースイッチ63のa接点は開いているため、インバータ31のU相のアーム回路と、インバータ32のU相のアーム回路の間は、コイル51u、52uを介して、電気的に導通していない。一方、インバータ31のv、w相のアーム回路と、インバータ32のv、w相のアーム回路の間は、コイル51v、52v及びコイル51w、52wを介して、電気的に導通している。そのため、インバータ31、32及びモータ50は、1次側の2相分アーム、2つのトランス、及び2次側の2相アームの順を電力フローとする、絶縁DCDCコンバータ200を構成している。
交流電源8の電力によるバッテリ1の充電時のコントローラ100の制御について説明する。充電ケーブルが充電ポート7に接続されることで、交流電源8によりバッテリ1の充電が可能な状態になると、コントローラ100は、リレースイッチ41のb接点を閉じる。
コントローラ100は、スイッチング素子Q7を常時オフにしつつ、スイッチング素子Q8のオン、オフを切り替えるスイッチング動作、及び、スイッチング素子Q8を常時オフにしつつ、スイッチング素子Q7のオン、オフを切り替えるスイッチング動作を、交流電源8の交流電圧の極性に応じて、交互に行う。そして、電圧が、平滑リアクトル42及びダイオードD7、D8により平滑される。
また、コントローラ100は、スイッチング素子Q7、Q8のスイッチング周期を制御することで、交流電源8から力率改善回路40に入力される交流電力の力率を改善している。これにより、力率改善回路50は、力率の改善作用を有しつつ、整流作用も有している。
コントローラ100は、スイッチング素子Q9〜Q12のオン、オフを切り替える。インバータ32のv、w相は、スイッチング素子Q9〜Q12及びダイオードD9〜D12のフルブリッジ回路で構成されている。そして、当該フルブリッジ回路は、スイッチング素子Q9〜Q12のスイッチング動作により、力率改善回路から入力される直流電力を交流電力に変換して、コイル52v、52wに出力する。
コイル52v、52wに交流電流が流れると、コイル51v、51w、52v、52wがトランスとして作用し、コイル51v、51wに誘導電流が流れる。第1巻線51の誘導電流は、モータ50からインバータ31に流れる。
コントローラ100は、インバータ31のスイッチング素子Q3〜Q6のオン及びオフを切り替え、スイッチング素子Q1、Q2を常時オフとする。インバータ31のうちv、w相に相当するフルブリッジ回路は、スイッチング素子Q3〜Q6のスイッチング動作により、モータ50から入力される交流電力を直流電力に変換して、出力する。そして、インバータ31から出力される直流電力は、バッテリ1に供給される。これにより、バッテリ1が充電される。
また、コントローラ100は、電圧センサ2の検出電圧を用いて、バッテリ1の電圧と、交流電源8の交流電圧の波高値とを比較している。なお、交流電源8の交流電圧は、電圧センサを用いて検出すればよい。
そして、バッテリ1の電圧が、交流電源8の交流電圧の波高値の2倍以下である場合には、コントローラ100は、スイッチング素子Q3〜Q6、Q9〜Q12のスイッチング動作を制御して、絶縁DCDCコンバータ200の入力電圧を降圧することで、絶縁DCDCコンバータ200の出力電圧をバッテリ1の電圧まで抑える。これにより、バッテリ1には、寿命を低下させるような高電圧が印加されない。
上記ように、本例は、多重巻線を有するモータ50の第1巻線51にインバータ31を、第2巻線52にインバータ32を接続し、交流電源8を用いてインバータ31からの出力電力でバッテリ1を充電する場合には、力率改善回路40を用いて交流電源8から供給される電力を平滑して、インバータ31に出力する。
これにより、交流電源8を用いてバッテリ1を充電する場合には、モータ50及びインバータ31、32が絶縁型DCDCコンバータとして動作するため、絶縁性を高めることができ、絶縁性を確保するための重量の増加及び高コスト化を防ぐことができる。
ところで、本例とは異なり、バッテリ1と交流電源8が直流的に絶縁されていない場合には、バッテリ1、インバータ31、32、モータ50等を含んだ電動駆動要素と、これら電動駆動要素を収容する筐体との間で、絶縁性を強化した設計が必要となる。そして、車両用のバッテリ1は高出力であって、さらに絶縁性を確保するには、バッテリ1のサイズが大きくなってしまう、という問題もある。
しかしながら、本例は、上記のように、絶縁性の高いシステムであるため、バッテリ1を基礎絶縁相当の設計とすることができ、その結果として、バッテリ1のサイズを小さくすることができる。
また、本例において、力率改善回路40は、インバータ31の複数のアーム回路のうち、U相に相当する一のアーム回路を含む回路により構成されている。これにより、本例は、バッテリ1の充電に係る付帯部品数を削減することができる。
また本例において、力率改善回路40は、直列接続された複数のコンデンサを含む回路により構成されている。これにより、本例は、バッテリ1の充電に係る付帯部品数を削減することができ、充電装置のコストを抑制することができる。
また本例は、バッテリ1の電圧が交流電源8の交流電圧の波高値の2倍以下である場合には、インバータ31、32及び第1、第2巻線51、52で構成される絶縁DCDCコンバータ200を用いて、インバータ32に入力される交流電圧を降圧している。すなわち、本例は、絶縁DCDCコンバータ200をフォワードコンバータとして動作させることで、バッテリ1の負荷を低減しつつ、充電を行うことができる。その結果として、充電に伴うバッテリ1の寿命の低下を抑制することができる。
また、本例は、充電ポート7を、インバータ32のU相に相当するスイッチング素子Q7、Q8の接続点と、インバータ32との間に、接続する。これにより、スイッチング素子Q7、Q8のスイッチング動作によって、交流電源8の交流電力を平滑する際に、電流をダイオードD7、D8に流すことができる。その結果として、インバータ31の回路素子の一部であるダイオードD7、D8を、力率改善回路40の平滑回路に利用することができるため、付帯部品数を、削減することができる。
上記のインバータ31が本発明の「第1インバータ」に相当し、インバータ32が本発明の「第2インバータ」に相当し、力率改善回路40が本発明の「回路部」に相当し、コントローラ100が本発明の「制御部」に相当する。
《第2実施形態》
図3は、本発明の他の実施形態に係る充電装置を含む充電システムのブロック図である。本例では上述した第1実施形態に対して、平滑リアクトル42を設けていない点、及び力率改善回路40とモータ50との間の結線が異なる。これ以外の構成は上述した第1実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。
本例の充電システムは、第1実施形態に係る力率改善回路40の平滑リアクトル42を、モータ50の第2巻線52のu相のコイル52uで代用している。
リレースイッチ41は、スイッチング素子Q7、Q8の接続点とコイル52uとの間の電流経路、及び、スイッチング素子Q7、Q8の接続点と充電ポート7の一方の端子との間の電流経路を切り替え可能とするスイッチである。リレースイッチ41のa接点は配線でコイル52uに接続され、b接点は配線で充電ポート7の一方の端子に接続されている。
また、第1巻線52を構成するコイル52u〜52vの接続点と、平滑コンデンサ321、322の接続点とが、配線により接続されている。
充電ポート7は、リレースイッチ41を介してスイッチング素子Q7、Q8の接続点と第2巻線52のコイル52uとの間に接続されている。
次に、交流電源8の電力によるバッテリ1の充電について、図4を用いて説明する。図4は、交流電源8を用いて、バッテリ1を充電している場合の図3の等価回路である。
リレースイッチ41のb接点が閉じられることで、リレースイッチ41の接点b、コイル52u、コイル52u、52v、52wの接続点、平滑コンデンサ321、322の接続点、及びスイッチング素子Q7、Q8の接続点を含む閉回路が形成される。力率改善回路40内には、スイッチング素子Q7、Q8及びダイオードD7、D8のハーフブリッジ回路(インバータ32の1レグ)が形成され、当該ハーブブリッジ回路は、平滑コンデンサ321、322を介して、平滑コンデンサ321、322の接続点に接続されている。
すなわち、力率改善回路40は、インバータ32のスイッチング素子Q7、Q8、ダイオードD7、D8、及びコイル52uを含む回路により構成されている。言い換えると、力率改善回路40は、インバータ32の回路構成であるスイッチング素子Q7、Q8、ダイオードD7、D8、及びモータ50の構成であるコイル52uを利用して、構成されている。そのため、本例は、力率改善回路40用に、別途スイッチング素子又はダイオードを設けておらず、平滑リアクトルも設けていない。
そして、第1実施形態と同様に、インバータ32の回路構成のうち、力率改善回路40を構成しないスイッチング素子Q9〜Q12及びダイオードD9〜D12と、コイル51v、51w、52v、52wと、インバータ40のスイッチング素子Q3〜Q6及びダイオードD3〜D6が、絶縁DCDCコンバータ200を構成している。
上記のように、本例において、力率改善回路40は、u相に相当するアーム回路と、第2巻線52の複数のコイル(巻線)のうちu相に相当するアーム回路に接続されたコイル52uとを含む回路により構成されている。これにより、本例は、バッテリ1の充電に係る付帯部品数を削減することができ、充電装置のコストを抑制することができる。
また本例は、充電ポート7を、インバータ32のU相に相当するスイッチング素子Q7、Q8の接続点と、モータ50の第2巻線52との間に、接続する。これにより、スイッチング素子Q7、Q8のスイッチング動作によって、交流電源8の交流電力を平滑する際に、電流をダイオードD7、D8に流すことができる。その結果として、インバータ31の回路素子の一部であるダイオードD7、D8を、力率改善回路40の平滑回路に利用することができるため、付帯部品数を、削減することができる。
《第3実施形態》
図5は、本発明の他の実施形態に係る充電装置を含む充電システムにおいて、交流電源8を用いて、バッテリ1を充電している場合の等価回路である。本例では上述した第2実施形態に対して、降圧コンバータを設ける点が異なる。これ以外の構成は上述した第2実施形態と同じであるため、その記載を適宜、援用する。
降圧コンバータ60は、双方向の降圧コンバータであって、インバータ31のスイッチング素子Q3〜Q6及びダイオードD3〜D6と、バッテリ1との間に接続されている。降圧コンバータ40は、リレースイッチ61と、平滑リアクトル62と、平滑コンデンサ63とを有している。
リレースイッチ61は、a接点とb接点とを有している。a接点は、配線でコイル51uに接続され、b接点は、平滑リアクトル62を介して、バッテリ1の入力側に接続されている。
リレースイッチ61のa接点が閉じることで、インバータ31のu相のアーム回路とコイル51uとの間が導通する。一方、リレースイッチ61のb接点が閉じることで、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とバッテリ1とが導通し、インバータ31のu相のアーム回路とコイル51uとの間が遮断する。
平滑リアクトル62は、リレースイッチ61のb接点と電源線Pとを接続する配線に設けられている。平滑コンデンサ63は、バッテリ1とリレースイッチ9との間で、電源線P,N間に接続されている。
リレースイッチ9は、バッテリ1とインバータ31との間を、導通、遮断するためのスイッチである。バッテリ1の電力でモータ50を駆動させる場合には、リレースイッチ9はオンとなる。一方、交流電源8でバッテリ1を充電する場合には、リレースイッチ9はオフになる。
次に、交流電源8の電力によるバッテリ1の充電について、説明する。力率改善回路40及び絶縁DCDCコンバータ200と、コントローラ100による力率改善回路40及び絶縁DCDCコンバータの制御は、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
コントローラ100は、交流電源8でバッテリ1を充電する際に、リレースイッチ61のb接点を閉じる。リレースイッチb接点が閉じられることで、スイッチング素子Q1、ダイオードD2、平滑リアクトル62及び平滑コンデンサ63の閉回路が形成される。そして、この閉回路は、降圧チョッパ回路となり、絶縁DCDCコンバータ60からの入力電圧を降圧して、バッテリ1へ出力することが可能となる。
コントローラ100は、電圧センサ2の検出電圧を用いて、バッテリ1の電圧と、交流電源8の交流電圧の波高値とを比較し、バッテリ1の電圧が交流電源8の交流電圧の波高値の2倍以下である場合には、スイッチング素子Q2を常時オフとし、スイッチング素子Q1のオン、オフを切り替えることで、降圧コンバータ60を動作させる。
これにより、絶縁DCDCコンバータ200の出力電圧をバッテリ1の電圧まで抑える。また、インバータ31のu相のアーム回路を利用して、降圧コンバータを構成することができる。
上記のように、本例は、インバータ31のu相のアーム回路を含む回路で降圧コンバータ60を構成し、バッテリ1の電圧が交流電源8の交流電圧の波高値の2倍以下である場合には、降圧コンバータ60に入力電圧を降圧してバッテリ1に出力する。これにより、降圧コンバータを用いてバッテリ1の充電装置を構築する際に、付帯部品数を削減することができ、充電装置のコストを抑制することができる。
また、本例は、バッテリ1の充電時に2次側として作用するインバータ31のu相のアーム回路を利用して、双方降圧コンバータを構成することで、絶縁DCDCコンバータ200の出力電圧を降圧して、バッテリ1に供給することができる。さらに、バッテリ1の負荷を低減しつつ、充電を行うことができる。その結果として、充電に伴うバッテリ1の寿命の低下を抑制することができる。
1…バッテリ
2…電圧センサ
7…充電ポート
8…交流電源
9…リレースイッチ
31、32…インバータ
311、321、322…平滑コンデンサ
40…力率改善回路
41…リレースイッチ
42…平滑リアクトル
50…モータ
51、52…巻線
60…降圧コンバータ
61…リレースイッチ
62…平滑リアクトル
63…平滑コンデンサ
Q1〜Q12…スイッチング素子
D1〜D12…ダイオード
P、N…電源線

Claims (6)

  1. 交流電力供給源からの電力でバッテリを充電する充電装置において、
    多重巻線を有するモータと、
    前記多重巻線のうち一方の巻線と前記バッテリとの間に接続され、入力された直流電力を交流電力に変換し前記モータに出力する第1インバータと、
    前記多重巻線のうち他方の巻線と前記バッテリとの間に接続され、入力された直流電力を交流電力に変換し前記モータに出力する第2インバータと、
    前記交流電力供給源から入力される交流電力の力率を改善する回路部と、
    前記第1インバータ、前記第2インバータ及び前記回路部を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記交流電力供給源を用いて前記第1インバータからの出力電力で前記バッテリを充電する場合には、前記回路部を用いて前記交流電力供給源から供給される電力を平滑して、前記回路部から前記第2インバータに電力を出力し、
    前記第2インバータは、
    スイッチング素子及びダイオードの並列回路を、一対に直列接続したアーム回路を複数有し、
    前記回路部は、
    前記複数のアーム回路のうち一のアーム回路を含む回路により構成されている
    ことを特徴とする充電装置。
  2. 請求項1記載の充電装置であって、
    前記第2インバータは、
    前記複数のアーム回路に対して並列で、直列接続された複数のコンデンサを有し、
    前記回路部は、
    前記複数のコンデンサを含む回路により構成されている
    ことを特徴とする充電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の充電装置であって、
    前記他方の巻線は、
    前記複数のアーム回路に対応して、それぞれ接続された複数の巻線により構成され、
    前記回路部は、
    前記複数の巻線のうち、前記一のアーム回路に接続された巻線を含む回路により構成されている
    ことを特徴とする充電装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の充電装置であって、
    前記制御部は、
    前記バッテリの電圧が前記交流電力供給源の交流電圧の波高値の2倍以下である場合には、前記第1インバータ、前記多重巻線、及び前記第2インバータで構成されるコンバータを用いて、前記第2インバータに入力される交流電圧を降圧する
    ことを特徴とする充電装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の充電装置であって、
    前記バッテリと前記第1インバータとの間に接続され、電圧を降圧する降圧コンバータをさらに備え、
    前記第1インバータは、
    スイッチング素子及びダイオードの並列回路を、一対に直列接続したアーム回路を複数有し、
    前記降圧コンバータは、
    前記第1インバータの前記複数のアーム回路のうち一のアーム回路を含む回路により構成され、
    前記制御部は、
    前記バッテリの電圧が前記交流電力供給源の交流電圧の波高値の2倍以下である場合には、前記降圧コンバータへの入力電圧を降圧して前記バッテリに出力する
    ことを特徴とする充電装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の充電装置であって、
    前記交流電力供給源と電気的に接続されるコネクタをさらに備え、
    前記コネクタは、
    前記一のアーム回路に含まれる前記複数のスイッチング素子の接続点と前記第2インバータとの間、又は、前記接続点と前記他方の巻線との間に、接続されている
    ことを特徴とする充電装置。
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