JP2014158575A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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幸太郎 高橋
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真理 黒澤
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修司 会田
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Abstract

【課題】
排水性能を高め、全体の運転時間を短縮したドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】
筺体と、前記筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、前記外槽内に回転可能に支持され、洗濯物を収容するドラムと、前記外槽の周壁の下部に形成され、水を排水口へ導く水受部と、前記ドラムを回転駆動する駆動装置と、前記外槽内に給水する給水手段を備え、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を有するドラム式洗濯機において、前記水受部には、前記脱水工程時に前記ドラムが回転する向きへ進むにつれ回転軸からの距離が拡大する水受面を設け、前記外槽の周壁から前記水受面を介して排水ホースに至るまで滑らかに接続する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関するものである。
ドラム式洗濯機は、ドラム内の洗濯物が絡み合った状態で脱水工程に入ると、遠心力で洗濯物がドラム内周壁に張り付く際に偏り易い。しかも、脱水前の洗濯物は多量の水を含んでおり、乾燥したものに比べて5倍以上の重量になる場合もある。そのため、水を多く含む脱水工程の初期では洗濯物の不釣り合い量が大きくなりやすい。このような大きな不釣り合い量で脱水を開始してドラムが回転すると、外槽を含む振動部の振動共振点近傍で外槽の振動が大きくなり、騒音を発生することがある。
また、脱水工程時に外槽内および洗濯物に含まれる水の洗剤濃度が高いと、ドラムの回転や外槽の振動によって、水と洗剤がかき混ぜられて泡が発生しやすい。この泡が外槽内に充満すると、モータへの負荷が過大となり、脱水工程が完了できない場合もある。
したがって、脱水工程初期にドラムを低速回転または間欠回転させて、外槽の振動共振点を外したドラム回転速度で洗濯物の水や泡を取り除くことで、不釣り合いを低減して外槽の振動低減を図っており、また泡の過剰な発生を予防している。
しかし、洗濯物から水や泡を取り除き外槽から排水する能力は、投入する洗剤の種類やその量、洗濯物に付着した汚れの種類など、その時々の洗濯の対象物や使用環境などによって大きく異なるため、実際には、低速回転または間欠回転の時間が過剰になっている場合もあり、脱水所要時間の短縮化を阻んでいた。
そこで、下記特許文献1には、ドラムの底に洗濯水が溜まったり、ドラムと外槽との間に泡が充満したりした場合でも、洗濯水や泡を積極的に排水口へ案内する誘導体を設けることで、水が整流されて排出し易くする点が開示されている。
特開2006−130199号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたドラム式洗濯機では、外槽内周壁に沿って流れてきた水が、外槽下部に形成された排水溝に到達したところで急激にドラム径方向に壁面が拡大するため、水の流れが剥離して渦や逆流を発生させると共に急拡大による流速の乱れが生じ、さらには排水溝に空気が存在する場合にはこの空気が水流を乱すことで空気と共に排水口に流入することになり、水の流れる有効面積の減少から排水する流量の減少をもたらし、排水に余計な時間を要してしまう。特に、ドラムが回転していて排水溝に流入する水の流速が高い場合、水の流れが排水溝に流入する部分で剥離が生じやすくなり、排水時間が更に長くなる可能性もある。
また、上記特許文献1に記載された誘導体は、外槽内周面に沿って流れてきた水を、排水口近傍で急激に下方向へ曲げることになるので、排水の抵抗が大きくなり、外槽下部に水が溜まる要因となり、排水には時間を要してしまう。
本発明の目的は、排水性能を高め、全体の運転時間を短縮したドラム式洗濯機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、筺体と、前記筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、前記外槽内に回転可能に支持され、洗濯物を収容するドラムと、前記外槽の周壁の下部に形成され、水を排水口へ導く水受部と、前記ドラムを回転駆動する駆動装置と、前記外槽内に給水する給水手段を備え、洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を有するドラム式洗濯機において、前記水受部には、前記脱水工程時に前記ドラムが回転する向きへ進むにつれ回転軸からの距離が拡大する水受面を設け、前記外槽の周壁から前記水受面を介して排水ホースに至るまで滑らかに接続する。
本発明によれば、排水性能を高め、全体の脱水時間を短縮したドラム式洗濯機を提供できる。
ドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。(実施例1) 図1の1点鎖線で切断し矢印A−Aから見た外槽およびドラムの断面図である。(実施例1) ドラム式洗濯機を示すブロック図である。 ドラム式洗濯機の運転時のメイン制御を示すフローチャートである。 自動おそうじ工程の前半における制御を示すフローチャートである。 自動おそうじ工程の後半における制御を示すフローチャートである。 脱水工程における制御を示すフローチャートである。 各種給水電磁弁の開閉動作を示す全体工程表である。 図1の2点鎖線で切断し矢印B−Bから見た水受部の断面図である。(実施例1) 一般のドラム式洗濯機の脱水時におけるドラムの回転速度が上昇していく様子を示す図である。 ドラム式洗濯機の正面から見た水受部の拡大断面図である。(実施例1) ドラム式洗濯機の正面から見た水受部の拡大断面図である。(実施例1) ドラム式洗濯機の正面から見た水受部の拡大断面図である。(実施例1) ポンプを備えたドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。(実施例1) ドラム式洗濯機の右側面から見た水受部の模式図である。(実施例2) 図15の一点鎖線で切断し矢印C−Cから見た水受部の断面図である。(実施例2) ドラム式洗濯機の上側から見た水受部の拡大断面図である。(実施例2) ドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。(実施例3) ドラム式洗濯機の右側面から見た排水口近傍の拡大断面図である。(実施例3) 図18の2点鎖線で切断し矢印D−Dから見た排水口近傍を拡大して示す断面図である。(実施例3) ドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。(実施例4) 水受部に案内板を取り付ける際の平面の断面を右斜め上から見た分解図である。(実施例4) ドラム式洗濯機の上側から見た水受部の拡大断面図である。(実施例4) ドラム式洗濯機の上側から見た水受部の拡大断面図である。(実施例4) 水受部に案内板を取り付ける際の平面を右斜め上から見た断面図である。(実施例4)
以下、本発明の実施形態について、適宜図を参照しながら詳細に説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例におけるドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。図1に示すように、本実施の形態例に係るドラム式洗濯機は、その外郭を構成する筐体1を備えている。この筐体1の略中央には、洗濯物を出し入れするための投入口1aを備えており、この投入口1aにはドア2を開閉自在に取り付けてある。筐体1の上部中央にある操作パネル3は、運転を逐次制御するための制御装置4と電気的に接続されており、運転コースの設定や運転状態の表示を行う。
筐体1の内部には、水を溜める外槽23がサスペンション24や補助ばね25を介して防振支持されており、洗濯物を収納するためのドラム21を内包する。このドラム21は、背面を有する略円筒形に形成され、円筒部や背面に多数の貫通孔21cが設けられ、シャフト22aを介して回転自在に取り付けてある。このシャフト22aに、外槽23の背面に取り付けたモータ22が連結され、このモータ22によりドラム21は正転(洗濯機を正面から見て時計回り/右回り)、逆転(洗濯機を正面から見て反時計回り/左回り)の両方向に回転駆動される。ドラム21内周壁には、複数個のリフタ21bが設けられている。図1中に点線で示すドラム21の回転中心軸Azは、正面から背面に向けて下向きに傾斜させている。
外槽23は、背面(底壁面)と側面(周壁面)を有する略円筒に形成され、前面に洗濯物を出し入れするための開口部23aを備え、ドア2を開くことで、筐体1の投入口1a、外槽23の開口部23a、ドラム21の開口部21aを通してドラム21内に洗濯物を入れ、ドラム21内から洗濯物を取り出せるようにしてある。また、外槽23は、開口部23aを含む外槽カバ−23bと、モータ22が取り付けられる外槽本体である水槽23cとに分割することができる。
図2に示すように、排水するための貫通孔である排水口23eと、この排水口23eへ水を導く水受面23dと、を有する水受部が、外槽23の下部内側に形成されている。また、水受面23dは前後方向に延在し、その最下部に排水口23eが設けられ、排水口23eの上側には隔壁23gが前後方向に延在している。なお、排水口23eに流入する水や空気の抵抗を極力抑えるために、隔壁23gと水受面23dの内周壁との距離は、少なくとも排水口23eの直径よりも大きいものとする。隔壁23gは、必ずしも外槽23と一体して形成する必要はなく、排水口23eを覆う別部品でもよい。
図1に示すように、この排水口23eの外側には、略円筒形状の排水継ぎ手23fを介して排水ホース13が接続されている。この排水ホース13は、排水経路に排水弁13aを有しており、この排水弁13aを開くことで、外槽23内の水を排水する。外槽23には、給水ユニット11aおよび洗剤容器12を介して給水ホース11の一端が接続してあり、給水ユニット11aを開くことで、外槽23内に給水を行う。また、外槽23には、外槽23の水位を検知するための水位センサ33が設けてある。
洗剤容器12の後方(図1参照)に設けられた給水ユニット27(給水手段)は、5連の給水電磁弁Tや風呂水給水ポンプU、給水経路ユニット(図示せず)などを備えている。ここで、5連の給水電磁弁Tは、洗剤給水電磁弁27aと、仕上剤(ソフナー)給水電磁弁27bと、外槽給水電磁弁27cと、冷却水給水電磁弁27dと、槽洗浄給水電磁弁27eを有している。
洗剤給水電磁弁27aは、給水ホース接続口からの水道水を、図示しない給水経路を通って、洗剤容器12の洗剤投入室に給水する。洗剤投入室に注水された水道水は、投入された洗剤とともに、投入ホース(図示せず)を介して、外槽23内に注水される。
仕上剤給水電磁弁27bは、給水ホース接続口からの水道水を、図示しない給水経路を通って、洗剤容器12の仕上剤投入室に給水する。仕上剤投入室に注水された水道水は、投入された仕上剤とともに、投入ホースを介して、外槽23内に注水される。
外槽給水電磁弁27cは、給水ホース接続口からの水道水を、図示しない給水経路を通って、注水ホース(図示せず)から外槽23内に給水する。
冷却水給水電磁弁27dは、給水ホース接続口からの水道水を、図示しない給水経路を通って、除湿ダクト(図示せず)から外槽23内に給水する。
槽洗浄給水電磁弁27eは、給水ホース接続口からの水道水を、図示しない給水経路を通って、洗浄水給水ホース(図示せず)を介して外槽カバー23bの前側に設けられたノズル(図示せず)から、外槽カバー23bの内壁面へ向けて勢い良く吹き付けて洗浄する。
尚、風呂水給水ポンプUで汲み上げられた吸水ホース接続口からの風呂水は、図示しない給水経路を通って、注水ホースから外槽20内に給水される。
次に、本実施例の動作について説明する。まず、本実施形態のドラム式洗濯機の全体の構成について簡単に説明する。図3に示すように、制御装置(マイクロコンピュータ)4は、CPU、プログラムを記憶したROM、RAM、入出力回路などで構成され、各種スイッチ31b、31cに接続される操作ボタン入力回路32や、水位センサ33、温度センサ34、振動センサ35と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を取得する。尚、温度センサ34は、外気温度を検出する外気温度センサ、排水口23eの温度を検出する温度センサなどが含まれる。振動センサ35は、外槽23の下部に設けられて、アンバランスによる振動を検知する。
また、制御装置4は、各駆動回路36を介して、各給水電磁弁27a〜27e、風呂水給水ポンプU、排水弁13a、モータ22の回転速度(ドラム21の回転速度)を制御する。また、制御装置4は、使用者にドラム式洗濯機の動作状態を知らせるための表示機31dや発光ダイオード37、ブザー38を制御する。
制御装置4は、電源スイッチ31aが押されて電源が投入されると起動し、例えば、図4〜図8に示す洗濯の基本的な制御処理プログラムを実行する。
図4に示すように、制御装置4は、洗い工程(ステップS100)、すすぎ1工程(ステップS200)、すすぎ2工程(ステップS300)、自動おそうじ工程(ステップS400)、脱水工程(ステップS500)が順に実行される。尚、本実施例に限らず、液体濃縮洗剤を使用した場合など、電導度センサ(図示せず)で検出した水の電導度が閾値より小さい場合は、すすぎ回数を1回とし、すすぎの工程を1つにしても良い。
図8に示すように、洗い工程(S100)の布量センシング工程(S101)において、制御装置4は、ドラム21を回転させ、注水前の洗濯物について布量を算出する。尚、布量は、モータ22の回転速度と電流値に基づいて、ドラム21内の洗濯物の重量を算出することができる。
洗剤溶かし給水工程(S102)において、制御装置4は、洗剤給水電磁弁27aを開弁し、洗剤容器12の洗剤投入室に水道水を給水する。洗剤容器12に注水された水道水は、洗剤を溶かしながら、蛇腹ホース(図示せず)、外槽給水継手(図示せず)を介して外槽23内に注水される。尚、制御装置4は、洗剤給水電磁弁27aが開弁されてから所定時間経過後に閉弁する。
回転給水工程(S103)において、制御装置4は、洗剤給水電磁弁27aの開弁を維持した状態において、ドラム21を回転させながら、循環ポンプPを駆動して、洗濯水(高濃度の洗剤溶液)を循環させて洗濯物に洗濯水を散布しながら給水する。また、制御装置4は、回転給水終了後、洗剤給水電磁弁27aを閉じる。
前洗い工程(S104)において、制御装置4は、高濃度の洗剤溶液で衣類を洗う。
布質センシング工程(S105)において、制御装置4は、水を含んだ状態の洗濯物の重量を算出する。そして、制御装置4は、布量センシング工程(S101)で算出した洗濯物の重量と布質センシング工程(S105)で算出した水を含んだ状態の洗濯物の重量から、洗濯物の布質(吸水性)を判定する。判定された衣類の布質に従って以下の工程が実行される。
補給水工程(S106)において、制御装置4は、布量センシング工程(S101)で算出した洗濯物の重量と、布質センシング工程(S105)で判断した洗濯物の布質に合わせて、外槽給水電磁弁27cおよび槽洗浄給水電磁弁27eを開弁して、外槽23の内部に給水する。尚、給水終了後、制御装置4は、外槽給水電磁弁27cおよび槽洗浄給水電磁弁27eを閉弁する。この補給水工程において、槽洗浄給水電磁弁27eを開弁することにより、外槽カバー23bの前側に設けられたノズルの散水口から洗浄水が散水され、それまでの洗い工程で外槽カバー23b内の上部やドラム21の前端側面部などに付着した洗剤成分を流すことができる。
本洗い工程(S107)において、制御装置4は、ドラム21を正逆両方向に回転させながら洗濯物を洗う。このとき、ドラム21内の洗濯物は、ドラム21内周壁に設けられたリフタ21bによって回転方向に持ち上げられ、重力で落下する攪拌動作が繰り返されるため、洗濯物にはたたき洗いによって高い洗浄力が作用する。本洗いが終了すると、洗濯物のアンバランス状態を監視し、脱水に移行するか否かを判断する。
次に、すすぎ1工程(S200)に入る。まず、排水工程(S201)において、制御装置4は、排水弁13aを開弁し、外槽23内の洗濯水を排水する。このとき、外槽23内の水は、水受面23d、排水口23e、排水継ぎ手23f、排水ホース13および排水弁13aを介して、機外へ排水される。尚、排水の終了判定は、水位センサ33の検出値によって行われる。
脱水工程(S202)において、制御装置4は、排水終了後、ドラム21を高速で一方向(本実施例では左回りに)回転させて、例えば900r/min以上の所定の回転速度に達した後、所定時間回転させることで、洗濯物に含まれる洗濯水を脱水する。
回転シャワー工程(S203)において、制御装置4は、排水弁13aを閉弁し、外槽給水電磁弁27cを開弁して、外槽23にすすぎ水を供給する。また、ドラム21を回転させつつ、循環ポンプPを駆動して、すすぎ水をドラム21内の洗濯物に散布する。
脱水工程(S204)において、制御装置4は、ドラム21を高速で回転させつつ、循環ポンプPを停止させて、洗濯物からすすぎ水を脱水する。
回転シャワー工程(S205)において、制御装置4は、ドラム21を回転させつつ、再び循環ポンプPを駆動して、すすぎ水をドラム21内の洗濯物に散布する。
続いて、すすぎ2工程(S300)に入る。まず、排水工程(S301)において、制御装置4は、ドラム21および循環ポンプPを停止させて、排水弁13aを開弁し、外槽23内のすすぎ水を排水する。
脱水工程(S302)において、制御装置4は、排水終了後、ドラム21を高速で回転させて洗濯物に含まれる水(すすぎ水)を脱水する。
給水工程(S303)において、制御装置4は、排水弁13aを閉弁、槽洗浄給水電磁弁27eを開弁して、外槽23にすすぎ水を供給する。制御装置4は、給水終了後、槽洗浄給水電磁弁27eを閉弁する。給水工程において、槽洗浄給水電磁弁27eを開弁して給水を行うことにより、すすぎ工程時に、外槽カバー23bの上部などに付着した汚れを流すことができる。
仕上剤(ソフナー)給水工程(S304)において、制御装置4は、仕上剤給水電磁弁27bを開弁し、外槽23に仕上剤を含んだすすぎ水を供給する。制御装置4は、仕上剤給水終了後、仕上剤給水電磁弁27bを閉弁する。
回転給水・補給水工程(S305)において、制御装置4は、外槽給水電磁弁27cおよび槽洗浄給水電磁弁27eを開弁し、すすぎ水を外槽23内に給水する。また、制御装置4は、外槽23にすすぎ水を溜めた状態でドラム21を回転させて洗濯物を攪拌しつつすすぐ。尚、このときのドラム21の回転速度は、35〜45r/minに設定される。
次に、自動おそうじ工程(S400)の詳細について、図5および図6を用いて説明する。
まず、残水起動工程(S401)において、すすぎ2で外槽23内に溜めた水を排水せずに、そのままドラム21の回転速度を増加させる。そして、制御装置4は、ドラム21を、洗い工程時の回転速度(例えば、25r/min)よりも高く、脱水工程時の回転速度(例えば、1000r/min)よりも低い回転速度である80〜300r/minとする。
本実施例では、第1の槽洗浄回転速度として、100r/minで右回転させる。ここでの槽洗浄は、槽の下部の大きな汚れを落とすことを主とした暫定的な洗浄工程であるため、清水でなく、すすぎの水を利用し、しかも、ドラム21の回転速度を低めに設定している。そして、ドラム21が回転し、外槽23の底部に溜められた洗浄水(水道水)が上方へ巻き上げられることにより、水が巻き上げられる側の外槽23の内側左側半分の領域やドラム21の左側半分の領域が主に洗浄される。
続いて、制御装置4は、ドラム21を右回転させてから所定時間が経過したか否かを図示しないタイマによって判定する。その後、制御装置4は、所定時間100r/minでドラム21を左回転させる。これにより、右回転のときと同様に外槽23内に溜められた洗浄水が巻き上げられて、外槽23の内側の右側半分の領域やドラム21の右側半分の領域が主に洗浄される。
このような槽洗浄を実行することにより、ドラム21の外周壁面及び外槽23の内周壁面に汚れやゴミが付着して残るのを抑制できる。また、ドラム21を右回転と左回転させることにより、洗浄される領域に偏りが発生するのを防止できる。
そして、排水工程(S402)に入ると、制御装置4は、ドラム21の回転(左回転、100r/min)はそのまま維持した状態で、排水弁13aを開にして、排水を行う。これにより、槽洗浄で使用された外槽23内の使用済みの洗浄水が排水ホース13を介して機外に排出される。排水が完了したか否かは、水位センサ33の検出値に基づいて判定できる。
排水が完了すると、ドラム21の回転速度を増加させ、ドラム21の回転速度を380r/min程度とする。このとき、電導度センサで脱水度合いを確認し、洗濯物に含まれる水分が一定程度にまで減少したことを検知すると、ドラム21の回転速度を低下させる。また、この電導度センサは、外槽23の下部側面付近に配置されているので、排水が進んで外槽23内の水が僅かとなった状態であっても、感度良く脱水度合いを検知できる。
そして、電導度センサで脱水状態を検知した後に、ドラム21の回転速度を第2の槽洗浄回転速度である240r/min程度まで低下させ、更なる槽洗浄工程である槽洗浄シャワー1(S403)の動作を開始する。このときの槽洗浄は、図6に示すように、制御装置4が、排水弁13aを閉じ、槽洗浄給水電磁弁27eを開放して、外槽23内に洗浄水を溜める。洗浄水を溜めているときもドラム21の回転数は240r/minを維持する。
この動作により、外槽23の下部に溜まった水が、ドラム21の外側に存在する脱水孔等の凹凸によって掻き揚げられ、外槽23の底面や側面に当たって沿うように持ち上がる。しかも、また、この第2の槽洗浄回転速度240r/minは、残水起動(S401)における槽洗浄時の回転速度よりも高いので、残水起動(S401)における槽洗浄では届かない高い場所まで水を掻き揚げることができ、残水起動時の槽洗浄で落としきれない汚れを洗い流す。しかも、残水起動時の槽洗浄で利用するすすぎ水と異なり、清水を利用するため、粉末汚れ等の付着を防止することが可能となる。
また、ここでの槽洗浄では、槽洗浄給水電磁弁27eから、洗浄水供給ホース(図示せず)を介して、外槽カバー23bの前側に設けられたノズル(図示せず)へ給水される動作も行われる。そして、このノズルの散水口から水を吐出し、外槽カバー23bの内壁面やドラム21の側壁面に水を当てる。
このように、本実施例では、ノズルから散水されるシャワーを利用して、外槽カバー23bの内側等に汚れが残り難くし、このシャワーでは届かない領域、例えば、外槽23の後方の高い位置における内壁面付近の領域については、上述の通り、外槽23の下部に溜められた水を上方へ掻き揚げることで、汚れの付着を防ぐ。
次に、外槽23内に十分な洗浄水が給水されたら、槽洗浄給水電磁弁27eを閉弁するが、ドラム21の第2の槽洗浄回転速度はそのまま維持して(30秒)、外槽23に溜まった水の掻き揚げを継続し、洗浄される領域に偏りが発生するのを防止する。
その後、排水工程(S404)において、排水弁13aを開いて洗浄水を排水する。
そして、排水が完了したら、ドラム21の回転速度を維持した状態で、更に別の槽洗浄工程である槽洗浄シャワー2(S405)の動作を開始する。このとき、まず制御装置4が、排水弁13aを再度閉じ、槽洗浄給水電磁弁27eを再度開放して、水道水の給水を行う。このように、汚れの付着しやすい外槽23内部底面が、繰り返し清水で洗浄されるので、確実に汚れを落とすことができる。尚、ここでの槽洗浄工程でも、槽洗浄給水電磁弁27eからノズルへ給水して、外槽カバー23b等へ散水を行っている。
次に、外槽23内に十分な洗浄水が給水されたら、槽洗浄給水電磁弁27eを閉弁するが、ドラム21の槽洗浄回転速度はそのまま維持する(30秒)。
そして、所定時間が経過すると、脱水工程(S500)に入る。図7に示すように、まず、排水工程(S501)において、ドラム21の回転速度を維持したまま、排水弁13aを開いて洗浄水を排水する。更に、排水が完了したら、脱水工程(S502)へ進み、最終脱水工程を所定時間実行した後、運転を完了する。
このように、自動おそうじ工程(S400)から脱水工程(S500)に移行する際に、ドラム21の回転を維持したまま脱水へ移行することで、運転時間の短縮を図ることができる。すなわち、脱水前にドラム21の回転を停止させてしまうと、脱水を開始する際に、ドラム21のバランスをとりながら回転速度を上昇させることが必要になり、脱水に対応した回転速度に上昇するまでに時間がかかることになる。本実施例のように、自動おそうじ工程でドラム21の回転を停止させないようにすることで、上述したバランス取りの時間を省略することができ、運転時間の短縮を図ることが可能になる。
次に、本実施例における脱水、すなわち、中間脱水である、S202、S204およびS302と、最終脱水であるS502について、詳細に説明する。これらの脱水時には、ドラム21内の洗濯物に含まれる水が、遠心力でドラム21の貫通孔21eから飛び出し、ドラム21の接線方向に速度を持って進み、外槽23内周壁で受け止められて、外槽23内周壁に沿って流れて行く。外槽23内周壁に沿って流れる水は、重力やドラム21の回転で発生した空気の流れによる摩擦力を受けて、正面から見て外槽23の左半分ではドラム21の回転方向と同じ方向に流れて水受面23dで受け止められる。一方、正面から見て外槽23の右半分では、ドラム21の回転速度に応じて、左半分と同様にドラム21の回転方向と同じ方向に流れる水と、重力によりドラム21の回転方向と逆方向に流れる水があるが、全て水受面23dで受け止められる。このようにして水受面23dに流入した水は、再び外槽23e内周面に循環しないよう隔壁23gで上部を覆い、排水口23eから排水される。
ここで、本実施例の外槽23の周壁の下部の水受部に形成され、水を排水口23eへ導く水受面23dの構造について詳細に説明する。図2に示すように、外槽23の水受面23dの内周壁とドラム21の回転中心軸Azとの距離Rは、半径R0を支点として、脱水時のドラム21の回転方向(左回り)と同一の向きへ進むにつれ、一定の長さを維持するか、または徐々に拡大するように設けられている。水受面23dは、外槽23内周面の半径よりも大きな半径の円弧が前後方向に連続することにより構成され、外槽23と水受面23dとの境界線で接線が一致するように滑らかに接続されている。これにより、外槽23内周壁から排水口23eまでの流水経路に凹凸が無くなり、水受面23d内周壁からの剥離による逆流や渦を防いで排水する流量の減少を極力抑えることができ、短時間で排水することが可能になる。
また、上述の距離Rが拡大していく範囲は、隔壁23g近傍から、脱水時のドラム21の回転する向きに、水受面23dの最下部が排水口23eの最下部23hと同じ高さになるまでの範囲とすることで、水受面23dに水が溜まるのを防ぐことができる。この排水口23eの最下部23hは、外槽23の貫通孔である排水口23eと円筒部である排水継ぎ手23fの接続部上にある。尚、距離Rが拡大していく範囲の起点を、隔壁23g近傍よりも手前側の位置へ広げた場合であっても、外槽23の正面から見て左側かつドラム回転中心軸Azより下側の位置から拡大していくような構造であれば、ほぼ同等の排水効果が得られるだけでなく、筺体1と外槽23との距離が最も狭くなる左右方向について外槽23の寸法の増加を抑えることができる。
また、図1のように、排水口23eの開口部が筺体1の側面を向くように設けることで、図9のように、水受面23dに流入した水の一部が、流れ方向を曲げることなく排水口23eに進入し、その流れに引き込まれるように周りの水も排水口23eへ向かうため、排水する時間の短縮を図ることができる。水受面23dの内周壁のうち、外槽カバー23b側の傾斜面26が前側から後側に向けて拡大するように設けられているため、排水口23eに向かう流れが発生し、渦や逆流を極力抑えて排水口23eに導くことができる。
図10は、一般のドラム式洗濯機において、脱水時にドラムの回転速度を上昇させていくときの様子を示している。ドラムを所望の最高回転速度まで上昇させる際には、大きな振動を生じさせる一次共振点や二次共振点となる回転速度を通過する必要がある。そこで、これらの共振点を短時間で通過させるべく、所定の増加率でドラムの回転速度を上昇させることにより、振動の発生を極力抑制している。しかし、このような増加率でドラムの回転速度を増加させ続けた場合、排水口からの排水が間に合わず、モータへの負荷が増大してしまう可能性があるため、途中で水抜き工程を設けている。本実施例によれば、この水抜き工程の時間を短くしても十分に排水でき、最終脱水等の工程で従来40秒程度要していた水抜き工程自体を完全に無くすことも可能であるため、脱水に要する時間が短くなり、結果的に運転全体の時間短縮にもつながる。
更に、中間脱水や最終脱水における脱水工程においては、ドラム21の最高回転速度が1000r/min以上にも達する場合があるが、このような回転速度まで高速化されたときには、衣類に含まれる水の多くは既に貫通孔21cを介して絞り出されている。ただし、保水力の高いタオル等の衣類の場合、ドラム21が高速回転していても衣類から水が飛び出す可能性がある。その場合、ドラム21の回転方向と同一の方向に流れて水受面23dに流入する水の速度は速くなり、水受面23d内周壁からの剥離が生じ易くなる傾向となる。しかしながら、本実施例では、外槽23の周壁から水受面23dを介して排水ホース13に至るまで連続的な勾配で接続されているので、貫通孔21eから飛び出した水が短時間で排水口23eまで到達し、排水時間を短縮することが可能となる。
また、本実施例では、自動おそうじコースが設定され、槽洗浄シャワー工程(S403、S405)で溜まった水を、洗い工程よりも速い速度(240r/min)でドラム21を回転させながら排水(S404、S501)を行っている。このとき、水受面23dに流入する水は、流量と流速が共に大きいが、本実施例の水受部の構造によれば、水受面23dに流入する水の渦や逆流を極力抑えて排水口23eに導くことができるため、効率良く排水できる。
なお、残水起動(S401)においてドラム21を100r/minの回転速度で回転させて暫定的な攪拌洗浄運転を行った後、そのままのドラム回転速度で排水(S402)を行う場合にも、多量の水が入った状態でドラム21が回転する。このため、流速は遅くとも流量が大きいが、本実施例によれば、排水抵抗が少ないため、外槽23に溜まるのを防ぎ、スムーズな排水が実現できる。
また、図11のように、外槽23の水受面51dの内周壁とドラム21の回転中心軸が、脱水時のドラム21の回転方向と同一の向きへ進むにつれ、徐々に拡大するように設け、水受部51dの最下部と排水口51eの最下部51gとが略同一の高さとなる位置から、排水口51eまで範囲は、水受面51dの下部の正面から見た断面が水平とした場合でも、ドラム21の回転により排水口51eの方向に空気が流れているため、水受部51dの残水を抑えることができる。
さらに、図12のように、水受面52dの最下部に備えた排水口52eに対して、下側に傾斜する傾斜面53を有する排水継ぎ手52fを設けることで、重力の作用で排水口52eから排水継ぎ手52fに水が流れることになり、水受面52dの水が静止する場合でも残水を極力減らすことができる。また、図13のように、水受面54dから外槽23に向かう面にある排水口54eと排水継ぎ手54fを下側に向けて設ける場合も、同様の効果がある。
また、図14のように、排水ホース13の排水経路の途中に排水弁13aとポンプ13bを備え、ポンプ13bを用いて排水弁13aよりも高い位置に水を持ちあげて排水するドラム式洗濯機においても、排水時に水と共に水受面23dの空気がポンプ13bに流入するのを抑制し、排水する流量の低下を防ぐことから、排水性能の向上を図ることができる。
なお、本実施例では、脱水工程時にドラム21を左回りに回転させ、右方へ延びるに従って外径が広がる水受面に対して、排水ホース13を右側から取り付けるドラム式洗濯機について説明したが、これに限らない。すなわち、脱水工程時にドラム21を右回りに回転させ、左方へ延びるに従って外径が広がる水受面に対して、排水ホース21を左側から取り付けるドラム式洗濯機であっても良い。
<実施例2>
図15は、本実施例における外槽23下部に設けた水受面61dおよび排水口61e近傍の側面図であり、図16は、図15の一点鎖線で切断し矢印C−Cから見た断面図である。実施例1と同様に、外槽23の内周壁とドラム21の回転中心軸との距離は、脱水時のドラム21の回転方向と同一の向きへ進むにつれ、徐々に拡大するように設けられている。外槽23内の下部の水受部には、水受面61dが設けられている。この水受面61dには、外槽23の分割面近傍の水槽23cに排水口61eを備え、この排水口61eには排水継ぎ手61fを設けてある。このように外槽23の内径が最大となる分割面近傍に排水口61eを設けることで、ドラム21の回転中心軸Azが洗濯物の重量で略水平になる場合や、ドラム21が空の状態で回転中心軸Azが略水平となるようにドラム21を設ける場合においても、排水口61eを外槽23の最下部に位置させることができる。尚、排水口61eおよび排水継ぎ手61fの開口部は、筐体1の側面を向くように、水受面61dから外槽23に向かう面に設けられている。また、図16のように、水受面61dの外槽カバー23b側の内壁には、拡大面62aが設けられており、水受面61dの水槽23c側の内壁には、拡大面62bが設けられている。拡大面62aおよび拡大面62bは、外槽23の分割面に対して鋭角となるように勾配が設けられてあり、水受面61dに流入した水を拡大面61eに収集できるようになっている。他の構成は、実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成によると、排水口61eが水受面61dに流入した水の流れの最下流かつ最下部に位置することから、図16に示す矢印のように、水受面61dに流入した水は、外槽23の分割面とほぼ平行になる流速方向であり、外槽23の分割面に対して鋭角に設けられた拡大面62aおよび拡大面62bにより、渦や逆流による流れの乱れを極力抑えながら排水口61eに導いて排水の流量の減少を防ぐことができるので、所定のすすぎ性能および脱水性能の確保、そして脱水時間の短縮を実現させることが可能となる。
また、図17のように、水受面63dに拡大面64aおよび64bを設け、水受面63dのうち外槽カバー23b側に排水口63eおよび排水継ぎ手63fを設ける場合においても、上述の外槽23の分割面近傍の水槽23cに拡大面62aを設けた場合とほぼ同様の効果が得られる。なお、外槽23の分割面近傍に排水口61eおよび排水継ぎ手61fを設ける場合、分割面に開口部を含むため水封が難しいが、前述のように外槽カバー23bまたは水槽23cに排水口61eを設ける構成であれば水封がしやすい。
<実施例3>
図18は、本実施例におけるドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。図19は、ドラム式洗濯機の右側面から見た排水口71e近傍の拡大断面図である。図20は、図18の1点鎖線で切断し矢印D−Dから見た排水口71e近傍を拡大して示す断面図である。実施例1および実施例2と同様に、外槽71の内周壁とドラム21の回転中心軸との距離は、脱水時のドラム21の回転方向と同一の向きへ進むにつれ、徐々に拡大するように設けられており、外槽71内の下部には水受面71dを備える。水受面71dから外槽71に向かう面には、排水口71eを介して排水継ぎ手71fが設けられており、排水口71eの開口部は筐体1の後ろ側に向けてある。図19のように、ドラム21の回転中心軸Azは前側から後側にかけて傾斜しているため、拡大面72a、拡大面72b、排水口71e、排水継ぎ手71fの順に前側から後側にかけて下向きに傾斜しており、水受面71dの最下部に排水口71eが位置する。また、図20のように、水受面71dの外槽カバ−71b側の内壁には、拡大面72aが前側から後側にかけて拡大するように設けられてある。他の構成は、実施例1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成によると、図19および図20に示す矢印のように、排水口71eに進入する水の流れの一部は、拡大面72aで排水口71eの開口部に略直交するように整流され、排水口71eに向かって周りの水を引き込みながら流れていく。水受面71dに流入してから排水口71eに到達するまでの流れ方向の変化は、拡大面72aおよび拡大面72bで曲げる1回であり、流れ方向の変化に伴う水の流れの乱れを極力抑えて排水口71eに導くことができる。さらに、最も水が集まり排水経路が急激に狭くなる排水口71eで流れの方向変化をするのではなく、拡大面72aおよび拡大面72bの前後方向に広い範囲で方向変化するため、排水口71eにおける流れの方向変化を極力抑えることができ、所定のすすぎ性能および脱水性能の確保、そして脱水時間の短縮を実現させることが可能となる。また、本実施例では、水受け面71dに流入してから排水口71eに到達するまで排水経路を曲げているものの、変曲点がないように排水経路を形成しているため、排水の抵抗は小さく、水が流路の壁面を伝わって一様に流れる。
また、一般に、外槽23は左右方向の振動が大きくなり易いので、実施例1および実施例2のように横方向に排水ホース13を接続する場合は、振動により排水ホース13と筺体1とが干渉しないように、筺体1と外槽23との左右方向の隙間に余裕を持たせる必要がある。しかしながら、本実施例では、脱水工程時にドラム21が回転する向きへ進むにつれ拡大する第1の水受面71dと、この第1の水受面71dで周方向に流れる水を外槽23の底壁へと導く第2の水受面である拡大面72aおよび72bを備え、この第2の水受面に対して、スペース的に余裕のある後側から排水ホース13が取り付けられるので、据付性が高い。
<実施例4>
図21は、本実施例におけるドラム式洗濯機の内部構造を示す右側面の模式図である。図22は、図21の1点鎖線で切断した断面を斜め上から見た図であり、外槽81の下部に設けた水受面81dに案内板83を取り付ける際の分解図である。実施例1、2および3と同様に、外槽81の内周壁とドラム21の回転中心軸との距離は、脱水時のドラム21の回転方向と同一の向きへ進むにつれ、徐々に拡大するように設けられており、外槽81の下部には水受面81dを備える。案内板83は、水受面81dに流入した水を排水口81eに誘導するための誘導面83a有しており、水受面81dに装着可能となるように前面に複数のねじ穴が設けられている。案内板83を水槽81cに取り付ける際、この水槽81cの前面に設けた複数のねじ穴にねじで留めることにより固定する。図23のように、さらに外槽カバ−81bを水槽81cにねじで留めることにより、案内板83の誘導面83aと外槽カバ−81bの拡大面82とが連続した面となる。他の構成は、第1の実施形態と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成によれば、図23の矢印のように、水受面81dに流入した水は、拡大面82と誘導面83aにより排水口eの方向に収集されるため、流れ方向の変化に伴う水の流れの乱れを極力抑えて排水口81eに導くことができ、所定のすすぎ性能および脱水性能の確保、そして脱水時間の短縮を実現させることが可能となる。
さらに、図24のように、案内板84に曲率を持った誘導面84aを設けることで、排水口81eと外槽カバ−81bの拡大面82とをより滑らかにつなぐ面が形成でき、水受面81dに流入した水はより少ない損失で排水口81eに導くことができる。
また、図25のように、案内板87の誘導面87aおよび外槽カバ−85bの拡大面86を、排水口85eの一部を略同心円状で覆うように曲面で形成することで、水受面85dに流入した水の流速が速い場合においても、誘導面87aおよび拡大面86で排水口85eより上側に流れることを防ぎ、排水口85eに流れやすくなる。
なお、上述の実施例1〜4では、乾燥機能のないドラム式洗濯機について説明したが、洗濯から乾燥まで行うドラム式洗濯乾燥機であっても良い。
21 ドラム
23 外槽
23b 外槽カバー
23c 水槽
23d 水受面
23e 排水口
23f 排水継ぎ手
23g 隔壁

Claims (7)

  1. 筺体と、
    前記筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転可能に支持され、洗濯物を収容するドラムと、
    前記外槽の周壁の下部に形成され、水を排水口へ導く水受部と、
    前記ドラムを回転駆動する駆動装置と、
    前記外槽内に給水する給水手段を備え、
    洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を有するドラム式洗濯機において、
    前記水受部は、前記脱水工程時に前記ドラムが回転する向きへ進むにつれ回転軸からの距離が拡大する水受面を有し、
    前記外槽の周壁から前記水受面を介して排水ホースに至るまで連続的な勾配で接続されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 筺体と、
    前記筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転可能に支持され、洗濯物を収容するドラムと、
    前記外槽の周壁の下部に形成され、水を排水口へ導く水受部と、
    前記ドラムを回転駆動する駆動装置と、
    前記外槽内に給水する給水手段を備え、
    洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を有し、
    前記脱水工程時に前記ドラムを左回りに回転させるドラム式洗濯機において、
    前記水受部は、右方へ延びるに従って外径が広がる水受面を備え、
    前記水受面に、排水ホースが右側から取り付けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 筺体と、
    前記筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転可能に支持され、洗濯物を収容するドラムと、
    前記外槽の周壁の下部に形成され、水を排水口へ導く水受部と、
    前記ドラムを回転駆動する駆動装置と、
    前記外槽内に給水する給水手段を備え、
    洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を有し、
    前記脱水工程時に前記ドラムを右回りに回転させるドラム式洗濯機において、
    前記水受部は、左方へ延びるに従って外径が広がる水受面を備え、
    前記水受面に、排水ホースが左側から取り付けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 筺体と、
    前記筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、
    前記外槽内に回転可能に支持され、洗濯物を収容するドラムと、
    前記外槽の周壁の下部に形成され、水を排水口へ導く水受部と、
    前記ドラムを回転駆動する駆動装置と、
    前記外槽内に給水する給水手段を備え、
    洗い工程、すすぎ工程及び脱水工程を有するドラム式洗濯機において、
    前記水受部は、前記脱水工程時に前記ドラムが回転する向きへ進むにつれ回転軸からの距離が拡大する第1の水受面と、
    前記第1の水受面で周方向に流れる水を前記外槽の底壁へと導く第2の水受面を備え、
    前記第2の水受面に対して、排水ホースが後側から取り付けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記給水手段により前記外槽内に所定量の水を溜めた状態で、前記ドラムを所定回転速度で所定時間回転させた後、前記ドラムが回転している間に排水を開始することを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 請求項2又は3のいずれかにおいて、
    前記外槽は、外槽本体と外槽カバーとを有し、
    前記外槽本体と前記外槽カバーとの接続部分近傍であって、前記外槽本体または前記外槽カバーに前記排水ホースが取り付けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  7. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記水受面が、前記外槽に装着固定されていることを特徴とするドラム式洗濯機。
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CN112195620A (zh) * 2019-06-19 2021-01-08 青岛海尔滚筒洗衣机有限公司 一种滚筒洗衣机及其控制方法
WO2024002343A1 (zh) * 2022-07-01 2024-01-04 无锡小天鹅电器有限公司 一种衣物处理设备

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